JPH05156665A - 建設機械の制御装置 - Google Patents

建設機械の制御装置

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JPH05156665A
JPH05156665A JP3324773A JP32477391A JPH05156665A JP H05156665 A JPH05156665 A JP H05156665A JP 3324773 A JP3324773 A JP 3324773A JP 32477391 A JP32477391 A JP 32477391A JP H05156665 A JPH05156665 A JP H05156665A
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electric actuator
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作パターンの切換を低コストで実現するとと
もに切換の信頼性向上を図る。 【構成】複数の操作レバー41…の種類(左、右)およ
び操作方向A、B、C、D…に対応する電動アクチュエ
ータ1L、1R…およびスイッチ回路20L、20R…
の異なる複数の組み合わせが予め設定され、これら複数
の組み合わせのうち一の組み合わせが操作パターン選択
スイッチ15により選択される。コントローラ内のCP
U12はこの選択結果を受け取り、選択された組み合わ
せに対応する電動アクチュエータ1L、1R…を駆動制
御するとともに、対応するスイッチ回路20L、20R
…をオフ(遮断)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作レバーの操作パタ
ーンを任意に選択することができる建設機械の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械では、キャブ内に設けられた左
右の操作レバーを適宜操作することにより所望の作業が
行われる。ここで左右操作レバーの操作パターンは、適
用機種等に応じて種々のものがあり、たとえば図6
(a)、(b)にそれぞれ示すような2種類のものがあ
る。同図に示すごとく(a)に示すパターンのもので
は、左操作レバーを矢印A方向に操作したとき「左旋
回」動作をするのに対して、(b)に示すパターンのも
のでは同じA方向に操作したとき「アーム堀削」動作を
するという具合に、同じ操作であっても実際の動作が異
なったものとなる。なお、同図における操作パターンの
中心黒丸印はニュートラル(中立)位置を示している。
ところで、かかる操作パターンをユーザ、オペレータの
レベルで異なるものに任意に切り換えることができるよ
うにとの要請があり、この要請を満足すべく操作パター
ンの切換装置が種々考えられている。
【0003】図7は建設機械の制御装置の構成を概念的
に示すものであり、操作レバー91、92の変位は信号
線93を介してコントローラ90に加えられる。コント
ローラ90は各作業機を駆動するための駆動指令を作成
して信号線94を介してソレノイドバルブ群95に出力
する。該ソレノイドバルブ群95は電気信号を油圧に変
換してこれを油圧管路96を介して各作業機に対応する
油圧操作弁97に供給して各作業機を駆動する。
【0004】まず、操作パターンの切換をHの部分で、
つまり油圧管路96を切り換えることにより行うことが
考えられる。この場合にはPPC油圧を切り換えるいわ
ゆるロータリ切換バルブが使用される。また、操作パタ
ーンの切換をGの部分、つまり信号線96を切り換える
ことにより行うことも考えられる。この場合には電気的
に多接点を切り換えるロータリスイッチ等が使用され
る。
【0005】また、従来より建設機械のフェールセーフ
を目的とした特許出願等が本出願人により種々なされて
おり、たとえば図4に示す構成のものがある(特開昭6
3ー142130号公報)。同図に示すように操作レバ
ー3の左右方向L、Rの変位VIはポテンショメータ4
で検出され、制御演算部10に加えられる。そして操作
レバー3がいずれの方向に操作されたか、あるいはニュ
ートラル位置にあるか否かは左側の被動体7R、接点8
Rからなるセンサ5および右側の被動体7L、接点8L
からなるセンサ5´で検出され、それぞれから検出信号
NR、NLが出力される。
【0006】図5(b)はかかる検出信号NR、NLを
示したものであり、操作レバー3がたとえばL側に操作
されると、接点8Rは閉じられ、信号NRは‘1’レベ
ルとなるとともに、接点8Lは開かれ、信号NLは
‘0’レベルとなる。
【0007】検出信号NL、NRは信号線8a、8bを
介してスイッチ回路20L、20Rにそれぞれ加えられ
る。スイッチ回路20L、20Rは検出信号NL、NR
が‘0’レベルのときにオン状態となる。このため、ス
イッチ回路20Lでは、制御演算部10から出力され
る、たとえば左側L操作に対応する駆動信号VOL を導
通させ、アンプ30Lを介して電動アクチュエータ1L
を付勢させ、左側L操作に対応するたとえば左旋回用の
作業機を駆動させる(左旋回)。逆に‘1’レベルのと
きにはスイッチ回路20L、20Rはオフ状態となる。
これにより操作レバー3がR側に操作されると、スイッ
チ回路20Lがオフとなり駆動信号VOLが遮断され、
電動アクチュエータ1Lが消勢され、対応する作業機が
停止する(左旋回停止)。
【0008】かかる構成にあって、制御演算部10では
操作レバー部2の異常を判定している。
【0009】すなわち、図5(a)に示すようにしきい
値V1 、V2 、V3 (最大レバーストローク)が設定さ
れる。そして、 1)ポテンショメータ4の検出信号VIが|VI|>V
3 となった場合には、レバーハーネスの断線等の異常で
あると判定する。
【0010】2)また、検出信号NR、NLが‘1’か
ら‘0’あるいは‘0’から‘1’に切り替わったと
き、|V1 |<|V2 |<|V3 |が成立していなけれ
ば、ポテンショメータ4あるいはセンサ5、5´の故障
による操作レバー部2の異常事態であると判断する。
【0011】ところで、図4の構成のものでは、制御演
算部10等の故障によりオペレータが作業機の異常を感
知した場合に、操作レバー3をニュートラル位置または
逆方向に操作することで作業機が安全側に作動するよう
になっている。
【0012】3)すなわち、たとえば、操作レバー3を
R側に変位させた状態で作業機がR側に暴走する異常が
発生したとする。この際、オペレータが操作レバー3を
L側に変位させる逆レバー操作を行ったとすると、信号
NRは‘1’となり(図5(b)参照)、暴走側のスイ
ッチ回路20Rがオフされる。これにより、暴走側のア
クチュエータ1Rに対しては駆動信号VOR の供給が遮
断され、暴走側のアクチュエータに駆動信号が供給され
続けられることによる不測の事態が回避される。また、
特開昭63ー142129号公報にも駆動信号を遮断し
て作業機を安全側に作動させる技術が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】さて、近年、建設機械
では、製品の付加価値を高めるためにコントローラ内の
演算処理により種々の制御を行うものが主流となってい
る。この種の制御の一つとしてたとえば「優先モード」
があり、これはたとえばパワーショベルのブーム、アー
ム、旋回のいずれの作業機に対して供給油量を増大させ
るかを指示する制御モードである。
【0014】この種の建設機械に上述の操作パターン切
換技術を適用した場合、コントローラは常に切り換えら
れたパターンを認識している必要があり、単にコントロ
ーラ後段の切換接点以外にコントローラに切換の情報を
伝達するための接点を必要とする。したがって、図7の
Gで切換を行う場合、接点が9ch(4ポジション)と
多数必要となり、現実的には高コスト、信頼性低下等の
問題が招来する。また、図7のHで切換を行う場合は、
油圧のロータリバルブに連結された電気的接点を必要と
するので、これも高コストとなる。
【0015】また、かかる操作パターン切換技術と上述
の3)の駆動信号遮断技術とを組み合わせて実施した場
合も、単にコントローラ90後段の電気信号線94ある
いは油圧管路96の切換のみならず、レバーの各操作方
向ごとに設けられたスイッチ回路20L、20L…の切
換をも同時に行う必要があり、多数の接点による高コス
ト、低信頼性を招来することが必至である。
【0016】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、コントローラ内で切り換えられた操作パタ
ーンを認識することが制御上不可欠な装置および操作レ
バーの所定操作によって駆動信号が安全のため遮断され
る装置で操作パターンの切換を行う場合に低コストで信
頼性高く実施できるようにすることをその目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の第1発
明では、操作レバーの操作方向および変位をそれぞれ検
出し、該検出された操作方向に対応する電動アクチュエ
ータを前記検出された変位に応じて駆動制御するコント
ローラを有した建設機械の制御装置において、前記操作
レバーの操作方向に対応する前記電動アクチュエータの
異なる複数の組み合わせを予め設定しておき、これら複
数の組み合わせのうち一の組み合わせを選択する選択手
段を設け、前記選択手段の選択内容を前記コントローラ
に入力させ、該コントローラにより選択された組み合わ
せに応じて電動アクチュエータを駆動制御するようにし
ている。
【0018】また、本発明の第2発明では、操作レバー
の操作方向および変位をそれぞれ検出し、該検出された
操作方向に対応する電動アクチュエータを前記検出され
た変位に応じて駆動制御するコントローラと、該コント
ローラから各電動アクチュエータへの各出力ラインに各
別に配され、前記検出結果に基づきニュートラル位置と
なっている前記操作レバーに対応する電動アクチュエー
タ、あるいは操作方向とは逆の操作方向に対応する電動
アクチュエータに供給される駆動指令信号を遮断する指
令信号遮断手段とを有した建設機械の制御装置におい
て、前記操作レバーの操作方向に対応する前記電動アク
チュエータおよび前記指令信号遮断手段の異なる複数の
組み合わせを予め設定しておき、これら複数の組み合わ
せのうち一の組み合わせを選択する選択手段を設け、前
記選択手段の選択内容を前記コントローラに入力させ、
該コントローラにより前記選択手段によって選択された
組み合わせに応じて電動アクチュエータを駆動制御する
とともに、指令信号遮断手段を作動させるようにしてい
る。
【0019】
【作用】かかる第1発明の構成によれば、操作レバーの
操作方向に対応する電動アクチュエータの異なる複数の
組み合わせが予め設定され、これら複数の組み合わせの
うち一の組み合わせが選択手段により選択される。コン
トローラはこの選択結果を受け取り、選択された組み合
わせに対応する電動アクチュエータを駆動制御する。
【0020】また、本発明の第2発明では、操作レバー
の操作方向に対応する前記電動アクチュエータおよび指
令信号遮断手段の異なる複数の組み合わせが予め設定さ
れ、これら複数の組み合わせのうち一の組み合わせが選
択手段で選択される。コントローラはこの選択結果を受
け取り、選択された組み合わせに基づき対応する電動ア
クチュエータを駆動制御するとともに、対応する指令信
号遮断手段を作動させる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る建設機械
の制御装置の実施例について説明する。
【0022】図1は実施例の構成を示す図であり、CP
U12とロジックIC部13とを中心として構成される
コントローラを有している。操作パターン選択スイッチ
15はコントローラの外部にあり、オペレータの操作容
易な場所に配設されている。なお、実施例では左操作レ
バーのみを代表して説明する。
【0023】電源回路14は装置全体の電源であり、
A、B方向(図6(a)参照)の操作量を検出するレバ
ー変位検出部40およびC、D方向(同図(a)参照)
の操作量を検出するレバー変位検出部45に電圧が印加
され、左操作レバー41の操作量に応じた電気信号を発
生させる。また、操作パターン選択スイッチ15にも電
圧が印加される。操作パターン選択スイッチ15では、
オペレータの選択によって4種類の接点15a、15
b、15c、15dのうちいずれかが切り換えられる
と、発光素子(たとえばLED)16a、16b、16
c、16dのうち、対応するいずれかの発光素子が点灯
する。これと同時に信号線17a、17b、17c、1
7dのうち、切り換えられた接点に対応するいずれかの
信号線を介して選択された操作パターンを示すパターン
選択信号がCPU12に出力されるともに、ロジックI
C部13に出力される。
【0024】ところで選択されるべき操作パターンとし
ては上記4つの接点15a〜15dにそれぞれ対応して
異なる4種類のものがあり、たとえば接点15aには図
6(a)に示すパターン(以下第1のパターンという)
が、接点15bには図6(b)に示すパターン(以下第
2のパターンという)がそれぞれ対応しているものとす
る。したがって、接点15aが選択されると、第1のパ
ターンを示す信号‘1’が信号線17aを介してCPU
13に出力されることになり、他の信号線17b〜17
dの信号は‘0’となる。このためロジックIC部13
には「1000」(信号線17a〜17dの順)という
論理構造のパターンデータが入力されることになる。
【0025】レバー変位検出部40は、2つの抵抗4
3、44の摺動位置に応じた電圧を出力するものであ
り、この摺動位置は左操作レバー41に連結された連結
部材42の移動位置によって決定される。すなわち、操
作レバー41がA方向に操作されたものとすると、この
操作に連動して連結部材42が移動する。連結部材42
は2つの抵抗43、44上の摺動子として作用してそれ
ぞれの抵抗43、44による発生電圧を大きくさせる。
逆にB方向に操作レバー41が操作されると、抵抗4
3、44による発生電圧を小さくさせる。レバー検出部
45も同様に構成されており、C、D方向の操作はA、
B方向の操作と同じ関係となっている。抵抗43、44
の摺動位置変化に応じた電圧はCPU12に出力される
とともに、一方の抵抗44による電圧は比較器50、5
1に出力される。
【0026】比較器50は抵抗44の摺動位置に応じた
電圧が所定のしきい値以上であるか否かを判定するもの
である。すなわち、操作レバー41がニュートラル位置
からA方向に操作された場合に、電圧は上記しきい値以
上となり、A方向に操作されたことを示す信号‘1’を
出力する。一方、操作レバー41がニュートラル位置あ
るいはB方向に操作された場合に、電圧は上記しきい値
よりも小さくなり、ニュートラル位置またはB方向に操
作されたことを示す信号‘0’を出力する。
【0027】比較器51も同様に抵抗44の摺動位置に
応じた電圧が所定のしきい値以上であるか否かを判定す
るものである。すなわち、操作レバー41がニュートラ
ル位置あるいはA方向に操作された場合に、電圧は上記
しきい値以上となり、ニュートラル位置またはA方向に
操作されたことを示す信号‘0’を出力する。一方、操
作レバー41がB方向に操作された場合に、電圧は上記
しきい値よりも小さくなり、B方向に操作されたことを
示す信号‘1’を出力する。
【0028】レバー変位検出部45に対応する比較器5
2、53も比較器50、51と同様な構成となってお
り、レバー41のC、D方向(ニュートラル位置含む)
操作に応じて比較器52、53から出力される信号は、
レバー41のA、B方向(ニュートラル位置)操作に応
じて比較器50、51から出力される信号と同じ関係と
なっている。
【0029】したがって、操作レバー41がA方向に操
作されたものとすると、比較器50から信号‘1’が、
他の比較器51、52、53から信号‘0’が出力され
ることになり、ロジックIC部13には「1000」
(操作方向A、B、C、Dの順)という論理構造の操作
方向データが入力されることになる。
【0030】CPU12は、レバー変位検出部40の各
抵抗43、44から出力される電圧信号を比較すること
により後述するようレバー部分の異常判定を行ってい
る。レバー変位検出部45の各抵抗に基づいても同様な
異常判定が行われる。また、CPU12は信号線17a
〜17dを介して入力されるパターンデータの論理構造
に基づいて操作パターン選択スイッチ15の異常判定が
行われるが、これについても後述する。
【0031】CPU12は異常であると判定した場合に
該異常をオペレータに警告すべくブザー18を鳴動する
処理またはランプ19を点灯する処理を行い、安全を図
っている。そして、レバー部分の異常の場合は、異常で
あると判定されたレバー変位検出部40、45に対応す
る電動アクチュエータに供給される駆動信号を強制的に
零にする処理を行い、安全を図っている。
【0032】また、ロジックIC部13ではパターンデ
ータの論理構造が所定の論理構造の場合に操作パターン
選択スイッチ15の異常を検出し、異常が検出された場
合にすべてのスイッチ回路30R、30L…をオフさせ
る信号をディレイ回路60、61…に出力して、安全を
図っている。
【0033】さて、電動アクチュエータ1L、1Rは、
旋回用の作業機を駆動する電動アクチュエータであり、
1Lは「左旋回」に、1Rは「右旋回」に対応してい
る。電動アクチュエータ1Lにはスイッチ回路20L、
アンプ30Lを介してCPU12から駆動信号が入力さ
れる。スイッチ回路20Lはディレイ回路60を介して
入力される信号‘1’、‘0’に応じてそれぞれオン、
オフとなり、駆動信号を導通、遮断する。電動アクチュ
エータ1Rに対応するディレイ回路61、スイッチ回路
20R、アンプ30Rも同様の構成となっている。
【0034】また、電動アクチュエータ11L、11R
は、アームを駆動する電動アクチュエータであり、11
Lは「アームダンプ」に、11Lは「アーム堀削」に対
応している。電動アクチュエータ11Lに対応するディ
レイ回路62、スイッチ回路21L、アンプ31Lおよ
び電動アクチュエータ11Rに対応するディレイ回路6
3、スイッチ回路21R、アンプ31Rも同様に構成さ
れている。
【0035】ディレイ回路60はロジックIC部13か
ら信号‘1’が入力されている場合に信号‘1’を出力
するが、入力信号が‘1’から‘0’に変化するとき、
所定時間tdだけ遅延されてから信号‘0’を出力する
(図3(c)参照)。他のディレイ回路61、62、6
3についても同様である。
【0036】以下、CPU12で行われる処理およびロ
ジックIC部13で行われる処理について説明する。
【0037】さて、操作パターン選択スイッチ15で接
点15aに切り換えられて第1のパターンが選択される
と、CPU12では、パターンデータ「1000」の論
理構造から操作方向A、B、C、Dと電動アクチュエー
タ1L、1R、11L、11Rとの対応づけが行われ
る。
【0038】「1000」のときは、A=1L(左旋
回)、B=1R(右旋回)、C=11L(アームダン
プ)、D=11R(アーム堀削) …(1) という対応づけがなされる(図6(a)参照)。
【0039】また、接点15bに切り換えられ、第2の
パターンが選択されるとパターンデータ「0100」が
入力され、このデータ「0100」に対して、A=11
R(アーム堀削)、B=11L(アームダンプ)、C=
1L(左旋回)、D=1R(右旋回) …(2) という対応づけがなされる(図6(b)参照)。
【0040】他のパターンが選択されたとき、つまり接
点15c、15dに切り換えられ「0010」、「00
01」という論理構造のデータが入力されたときにも、
上記(1)、(2)式に示したものと同様に、論理構造
の内容に応じて予め定められた対応づけがなされること
になる。ロジックIC部13でも、入力されるパターン
データに基づき比較器50〜53とディレイ回路60〜
63との対応づけがなされる。ここで比較器50、5
1、52、53はそれぞれレバー41がA、B、C、D
方向に操作されたときに当該方向に操作された信号
‘1’を出力する、それぞれA、B、C、D操作方向用
の比較器である。一方、ディレイ回路60、61、6
2、63はそれぞれ「左旋回」、「右旋回」、「アーム
ダンプ」、「アーム堀削」の各アクチュエータに対応し
ているディレイ回路である。
【0041】よって、パターンデータ「1000」のと
きは、上記(1)式に対応して、比較器50(A)=デ
ィレイ回路60(左旋回)、比較器51(B)=ディレ
イ回路61(右旋回)、比較器52(C)=ディレイ回
路62(アームダンプ)、比較器53(D)=ディレイ
回路63(アーム堀削) …(3) という対応づけがなされる。
【0042】また、パターンデータ「0100」のとき
は、上記(2)式に対応して、比較器50(A)=ディ
レイ回路63(アーム堀削)、比較器51(B)=ディ
レイ回路62(アームダンプ)、比較器52(C)=デ
ィレイ回路60(左旋回)、比較器53(D)=ディレ
イ回路61(右旋回) …(4) という対応づけがなされる。
【0043】他のパターンが選択されたとき、つまり接
点15c、15dに切り換えられ「0010」、「00
01」という論理構造のデータが入力されたときにも同
様な対応づけがなされることになる。
【0044】そこで、いま第1のパターンが選択され、
オペレータは「左旋回」をすべく操作レバー41をA方
向に操作した場合を想定する。まず、接点15aがオン
となり、発光素子16aが点灯する。 これによりオペ
レータは第1のパターンが選択されていることを認識す
ることができる。
【0045】レバー41のA方向操作に伴い比較器50
から信号‘1’が出力され、この信号‘1’がロジック
IC部13を介してディレイ回路60に加えられる(上
記(3)式参照)。他の比較器51、52、53から出
力される信号‘0’はロジックIC部13を介してそれ
ぞれディレイ回路61、62、63に加えられる。
【0046】これによって、ディレイ回路60から信号
‘1’が出力され、スイッチ回路20Lがオンされ、C
PU12からA操作方向に対応するアクチュエータ1L
に対して駆動信号VOL が供給される。他のディレイ回
路61〜63からは信号‘0’が出力され、スイッチ回
路20R〜21Rがオフされ、A操作方向とは異なる操
作方向B、C、Dに対応するアクチュエータ1R〜11
Rへの駆動信号供給路が遮断される(上記(3)式参
照)。
【0047】CPU12では変位検出部40の検出電圧
が上昇していることをもって操作レバー41がA方向に
操作されていることを検出して、検出電圧の大きさに応
じた駆動信号VOL を作成して、これを現在オンとなっ
ているスイッチ回路20L、アンプ30Lを介してA操
作方向に対応するアクチュエータ1Lに供給する(上記
(1)式参照)。このため、建設機械は操作レバーの操
作量に応じた速度で左方向に旋回する。一方、変位検出
部40の検出電圧が上昇していることでB方向には操作
されていないことが検出されるとともに、変位検出部4
5の検出電圧がニュートラル位置を指示していることが
検出され、A操作方向と異なる操作方向B、C、Dに対
応するアクチュエータ1R、11L、11Rに対する駆
動信号供給がオフされる(上記(1)式参照)。
【0048】また、CPU12では種々の制御モードを
入力されたパターンデータに基づいて行っている。たと
えば、「優先モード」を実行する場合、現在旋回用モー
タに対して供給油量を増加させることが指示されていれ
ば、パターンデータから「旋回」に対応する操作方向が
A、Bであることがわかるので(上記(1)式)、レバ
ー41がA、Bに操作されたとき、対応するアクチュエ
ータ1L、1Rに対して供給油量を増大させる駆動信号
を出力する。
【0049】かかる状態でオペレータが異常を感知した
場合、オペレータとしては危険回避のため操作レバー4
1をニュートラル位置あるいは現在のA操作方向とは逆
のB方向に操作する。操作レバー41をニュートラル位
置に復帰させる操作を行うと比較器50の出力信号が
‘1’から‘0’に変化する。ディレイ回路60からは
入力信号‘1’→‘0’の変化時点からtd時間遅れて
‘1’から‘0’に変化する信号が出力される。このた
め、スイッチ回路20Lがゆっくりとオフされることと
なり、左旋回動作の停止がショックを伴うことなくゆっ
くりと行われる。また、たとえば操作レバー41をA方
向側に変位させた状態で旋回用の作業機が左側に暴走す
る異常が発生したとする。この際、オペレータが操作レ
バー41をB側に変位させる逆レバー操作を行ったとす
るとディレイ回路60の出力信号は上記遅延時間td遅
れて‘0’になるとともに、ディレイ回路61の出力信
号は‘1’になる。
【0050】この結果、暴走側のスイッチ回路20Lが
ゆっくりとオフされ、暴走側のアクチュエータ1Lに対
しては駆動信号VOL の供給がゆっくりと遮断されると
ともに、逆側のアクチュエータ1Rに対して操作レバー
41の変位に対応した駆動信号VOR が供給される。し
かして、作業機は暴走方向と逆側に駆動され、作業機の
暴走を速やかに減速させ、停止させることができる。
【0051】CPU12は、レバー変位検出部40の各
抵抗43、44の摺動位置に応じた両電圧を取り込み、
当該レバー変位検出部40の異常判定を行っている。
【0052】すなわち、レバー変位検出部40が正常に
動作しているならば、上記両電圧の値は同一か、所定の
偏差内に収まっている。そこで、上記両電圧の偏差が所
定のしきい値以上である場合に、レバー変位検出部40
に故障等の異常が発生したと判定する。異常であると判
定された場合には、CPU12はレバー変位検出部40
に対応する電動アクチュエータ1L、1Rに供給する駆
動信号VOL 、VORを零にして電動アクチュエータ1
L、1Rを消勢させ、旋回動作を安全のため強制停止さ
せる。また、ブザー18またはランプ19を動作させる
処理を行いオペレータに異常が知らせる。
【0053】この点、従来のレバー部の異常判定は、図
4で前述したようにニュートラル位置センサ5、5´の
出力信号が‘1’から‘0’または‘0’から‘1’に
変化するニュートラル位置の近傍でしか異常の判定を行
うことができない。しかし、実施例ではレバー41が変
位するすべての範囲にわたって異常の判定がなされるこ
とになり、異常検出の確実性が向上することとなる。
【0054】なお、CPU12はレバー変位検出部45
の各出力電圧に基づいても同様の異常検出を行ってお
り、異常であると判定された場合にレバー変位検出部4
5の操作方向C、Dに対応するアクチュエータ11L、
11Rを消勢させ、アーム駆動を停止させるとともに、
ブザー18またはランプ19を動作させてレバー変位検
出部45の異常をオペレータに知らしめる。
【0055】つぎに、オペレータの選択により操作パタ
ーン選択スイッチ15が接点15bに切り換えられ、第
2のパターンが選択されたとする。この結果、接点15
bがオンとなり、発光素子16bが点灯して、オペレー
タは第2のパターンが選択されていることを認識するこ
とができる。
【0056】第2のパターンでは、オペレータは「アー
ム堀削」をすべくレバー41をA方向に操作している。
この操作に伴い比較器50から信号‘1’が出力され、
この信号‘1’がロジックIC部13を介してディレイ
回路63に加えられる(上記(4)式参照)。他の比較
器51、52、53から出力される信号‘0’はロジッ
クIC部13を介してそれぞれディレイ回路62、6
0、61に加えられる。これによって、ディレイ回路6
3から信号‘1’が出力され、スイッチ回路21Rがオ
ンされ、CPU12からA操作方向に対応するアクチュ
エータ11Rに対して駆動信号が供給される。他のディ
レイ回路60、61、62からは信号‘0’が出力さ
れ、スイッチ回路20L、20R、21Lがオフされ、
A操作方向とは異なる操作方向C、D、Bに対応するア
クチュエータ1L、1R、11Lへの駆動信号供給路が
遮断される(上記(4)式参照)。
【0057】CPU12では操作レバー41がA方向に
操作されていることを検出して、検出電圧の大きさに応
じた駆動信号を作成して、これをオンとなっているスイ
ッチ回路21R、アンプ31Rを介してA操作方向に対
応するアクチュエータ11Rに供給する(上記(2)式
参照)。このため、操作レバーの操作量に応じた速度で
アームが堀削方向に駆動される。一方、変位検出部40
の検出電圧に基づきB方向には操作されていないことが
検出されるとともに、変位検出部45の検出電圧に基づ
きニュートラル位置となっていることが検出され、A操
作方向と異なる操作方向C、D、Bに対応するアクチュ
エータ1L、1R、11Lに対する駆動信号供給がオフ
される(上記(2)式参照)。 ここで「優先モード」
として現在アームシリンダに対して供給油量を増加させ
ることが指示されていれば、パターンデータから「アー
ム」に対応する操作方向がA、Bであることがわかるの
で(上記(2)式)、レバー41がA、Bに操作された
とき、対応するアクチュエータ11R、11Lに対して
供給油量を増大させる駆動信号が出力される。
【0058】かかる状態でオペレータが異常を感知した
場合、オペレータとしては危険回避のため操作レバー4
1をニュートラル位置あるいは現在のA操作方向とは逆
のB方向に操作する。操作レバー41をニュートラル位
置に復帰させる操作を行うと比較器50の出力信号が
‘1’から‘0’に変化する。ディレイ回路63からは
入力信号‘1’→‘0’の変化時点からtd時間遅れて
‘1’から‘0’に変化する信号が出力される。このた
め、スイッチ回路21Lがゆっくりとオフされることと
なり、アーム堀削動作の停止がショックを伴うことなく
ゆっくりと行われる。また、たとえば操作レバー41を
A方向側に変位させた状態でアームが堀削方向側に暴走
する異常が発生したとする。この際、オペレータが操作
レバー41をB側に変位させる逆レバー操作を行ったと
するとディレイ回路63の出力信号は上記遅延時間td
遅れて‘0’になるとともに、ディレイ回路62の出力
信号は‘1’になる。
【0059】この結果、暴走側のスイッチ回路21Rが
ゆっくりとオフされ、暴走側のアクチュエータ11Rに
対しては駆動信号の供給がゆっくりと遮断されるととも
に、逆側のアクチュエータ11Lに対して操作レバー4
1の変位に対応した駆動信号が供給される。しかして、
アームは暴走方向と逆側のダンプ方向に駆動され、アー
ムの暴走を速やかに減速させ、停止させることができ
る。
【0060】また、CPU12では、レバー変位検出部
40の各抵抗43、44の摺動位置に応じた両電圧に基
づき当該レバー変位検出部40の異常判定を行ってい
る。
【0061】すなわち、上記両電圧の偏差が所定のしき
い値以上である場合に、異常であると判定してレバー変
位検出部40に対応する電動アクチュエータ11R、1
1Lに供給する駆動信号を零にして電動アクチュエータ
11R、11Lを消勢させ、アーム駆動を安全のため強
制停止させる。また、ブザー18またはランプ19を動
作させてオペレータに異常が知らされる。レバー変位検
出部45の各出力電圧に基づいても同様の異常検出を行
っており、異常であると判定された場合にレバー変位検
出部45の操作方向C、Dに対応するアクチュエータ1
L、1Rを消勢させ、旋回動作を停止させるとともに、
ブザー18またはランプ19を動作させてレバー変位検
出部45の異常をオペレータに知らしめる。
【0062】なお、操作パターン選択スイッチ15によ
って他のパターンが選択された場合も同様な処理が行わ
れる。
【0063】このように実施例によれば、操作パターン
の選択に応じて、操作レバーの操作方向と各アクチュエ
ータとの対応付けが自動的になされ、駆動信号の供給お
よび遮断並びに異常判定が正確かつ確実になされること
となる。
【0064】ところで、接点やハーネスの不良等により
操作パターン選択スイッチ15自体が故障等の異常状態
になることがある。
【0065】しかし、実施例では選択すべき4つの操作
パターンに各対応して4つの発光素子16a〜16dが
設けられており、冗長性がある。このため、4つの発光
素子16a〜16dの点灯状態からオペレータは容易か
つ確実に選択スイッチ15の異常を判断することができ
る。たとえば、一のパターンを選択したにもかかわら
ず、2以上の発光素子が点灯したり、いずれも点灯しな
いような場合には異常であると判断する。
【0066】また、パターンデータはロジックIC部1
3に入力され、2以上のパターンが選択されていること
を示す論理構造(たとえば「1100」)、あるいはい
ずれのパターンも選択されていない論理構造(「000
0」)である場合には、操作パターン選択スイッチ15
の異常であると判定して、安全のため各電動アクチュエ
ータ1L〜11Rを消勢させるべく、各スイッチ回路2
0L〜21Rをオフさせる信号‘0’が各ディレイ回路
60〜63に出力される。
【0067】CPU12でも入力されるパターンデータ
に基づき同様に異常を判定しており、異常と判定された
場合はオペレータに警告すべく、ブザー18またはラン
プ19を動作させる処理がなされる。さらに、安全のた
め、レバー41の操作状態のいかんにかかわらず駆動信
号を強制的にオフさせる処理を行う。
【0068】なお、図1に示す構成のものに限定される
ことなく種々の変形例が考えられる。たとえば、レバー
操作に応じて両電圧が同時に増大(または減少)する図
1のレバー変位検出部40の替わりに、図2(a)に示
すようにレバー操作に応じて両抵抗43、44で発生す
る電圧がそれぞれ増大、減少するように構成したレバー
変位検出部46を使用する実施も可能である。レバー変
位検出部40では、2つの出力電圧が同方向に変化する
ので、2つの電圧が同じ量だけずれた場合の異常を検出
することができないことがある。しかし、レバー変位検
出部46では2つの電圧の同じ量だけずれたとしても変
化する方向が互いに逆であるので、これを検出すること
が可能になるという利点がある。
【0069】また、同図(b)に示すように駆動信号を
遮断する処理をオペレータの判断に委ねて実行させる実
施も可能である。
【0070】同図(b)において切換スイッチ70は駆
動信号遮断処理を実行させるか否かを選択するスイッチ
である。そこで、同処理を実行させるべくスイッチ70
が接点70aに切り換えられると、信号‘0’がオア回
路71、72…の一方の入力端子に加えられる。このた
め、ディレイ回路60、61…からスイッチ回路20
L、20Rをオフさせる信号‘0’が出力されて、オア
回路71、72…の他方の入力端子に加えられている
と、オア回路71、72…からはスイッチ回路20L、
20R…をオフさせる信号‘0’が出力されて、駆動信
号供給路が遮断される。
【0071】一方、オペレータの判断で上記駆動信号遮
断処理を実行しない選択がなされ、接点70bに切り換
えられると、信号‘1’がオア回路71、72…の一方
の入力端子に加えられ、オア回路71、72…からは常
に信号‘1’が出力されることになり、スイッチ回路2
0L、20R…をオンさせ、駆動信号供給路が遮断され
ることはなくなる。
【0072】なお、切換スイッチ70は操作レバーのグ
リップ部分等即座に操作可能な場所に配設でき、これに
よりオペレータが操作レバーを操作中の場合にのみ切換
スイッチ70を作動させることができるようになり、レ
バー操作中以外に接点70bに切り換えられ、安全が損
なわれる事態を避けることができる。
【0073】また、実施例のレバー変位検出部40、4
5の替わりに図4に示す操作レバー部2のセンサを使用
する実施も可能である。
【0074】また、場合によっては、オペレータ警告用
のブザー18、ランプ19を省略する実施も可能であ
る。同様に、ディレイ回路60〜63を適宜省略する実
施も可能である。
【0075】また、駆動信号遮断処理を行わない実施も
可能であり、この場合はロジックIC13、スイッチ回
路20L…等を省略することができる。
【0076】また、操作パターンの選択それ自体をも行
わない実施も可能であり、この場合には、比較器50…
とディレイ回路60…との対応づけが固定されるので、
ロジックIC部13を省略することができる。
【0077】さらに、この実施例に開示されたものと特
開昭63ー142129号公報記載の安全技術とを適宜
組み合わせて実施することも可能である。
【0078】さらに、特開昭63ー142130号公報
記載の構成(図4)に対して実施例で開示された技術と
を適宜組み合わせる実施も可能である。たとえば、図4
の信号線8a、8b上、E部に、図3(b)に示すよう
にディレイ回路60と同様なディレイ回路80、81を
介在させて同様なゆっくりとした停止動作を行わせるよ
うにしてもよい。この場合、同図3(b)に示すよう
に、たとえば、L側が暴走等して操作レバー3がニュー
トラル位置またはR側に操作されると、センサ5´から
信号‘1’が出力される(時刻t0 )。すると、時間t
dだけ遅れた時刻t1 でディレイ回路80、81から信
号‘1’が出力されることとなり、異常側のスイッチ回
路20Lがゆっくりとオフされ、同異常側のアクチュエ
ータ1Lがゆっくりと消勢されることとなる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作パターンの選択内容をコントローラに入力して選択内
容に応じた制御を行うようにしたので、選択された操作
パターンを認識することが制御上不可欠な装置および操
作レバーの所定操作によって駆動信号が安全のため遮断
される装置への適用が容易になるとともに、コントロー
ラ後段で信号線の切換を行う従来のものに較べて切換ス
イッチの簡略化が可能となり、コストが低減されるとと
もに、故障に対する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る建設機械の制御装置の実施
例の構成を示す図である。
【図2】図2(a)、(b)は図1に示す実施例の一部
を他の構成のものに置換した例を示す図である。
【図3】図3(a)は図4のE部にディレイ回路を挿入
した例を示す図で、同図(b)はその場合のディレイ回
路の入力信号と出力信号との関係を示すタイムチャート
である。同図(c)は図1のディレイ回路の入力信号と
出力信号との関係を示すタイムチャートである。
【図4】図4は従来の技術の構成を示す図である。
【図5】図5は図4に示す装置の動作を示すグラフであ
る。
【図6】図6(a)、(b)は操作パターンを例示した
図である。
【図7】図7はいわゆる電気/油圧変換バルブが用いら
れる建設機械の制御装置の構成を概念的に示したもの
で、従来技術を説明するために用いた図である。
【符号の説明】
1L 電動アクチュエータ 1R 電動アクチュエータ 11L 電動アクチュエータ 11R 電動アクチュエータ 12 CPU 13 ICロジック部 15 操作パターン選択スイッチ 20L スイッチ回路 20R スイッチ回路 21L スイッチ回路 21R スイッチ回路 40 レバー変位検出部 45 レバー変位検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーの操作方向および変位を
    それぞれ検出し、該検出された操作方向に対応する電動
    アクチュエータを前記検出された変位に応じて駆動制御
    するコントローラを有した建設機械の制御装置におい
    て、 前記操作レバーの操作方向に対応する前記電動アクチュ
    エータの異なる複数の組み合わせを予め設定しておき、
    これら複数の組み合わせのうち一の組み合わせを選択す
    る選択手段を設け、 前記選択手段の選択内容を前記コントローラに入力さ
    せ、該コントローラにより選択された組み合わせに応じ
    て電動アクチュエータを駆動制御するようにした建設機
    械の制御装置。
  2. 【請求項2】 操作レバーの操作方向および変位を
    それぞれ検出し、該検出された操作方向に対応する電動
    アクチュエータを前記検出された変位に応じて駆動制御
    するコントローラと、該コントローラから各電動アクチ
    ュエータへの各出力ラインに各別に配され、前記検出結
    果に基づきニュートラル位置となっている前記操作レバ
    ーに対応する電動アクチュエータ、あるいは操作方向と
    は逆の操作方向に対応する電動アクチュエータに供給さ
    れる駆動指令信号を遮断する指令信号遮断手段とを有し
    た建設機械の制御装置において、 前記操作レバーの操作方向に対応する前記電動アクチュ
    エータおよび前記指令信号遮断手段の異なる複数の組み
    合わせを予め設定しておき、これら複数の組み合わせの
    うち一の組み合わせを選択する選択手段を設け、 前記選択手段の選択内容を前記コントローラに入力さ
    せ、該コントローラにより前記選択手段によって選択さ
    れた組み合わせに応じて電動アクチュエータを駆動制御
    するとともに、指令信号遮断手段を作動させるようにし
    た建設機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーの変位を検出するセ
    ンサを設けるとともに、前記操作レバーが一方の側へ変
    位したときおよびニュートラル位置にあるとき第1の検
    出信号を出力し、操作レバーが他方の側へ変位したとき
    およびニュートラル位置にあるとき第2の検出信号を出
    力するニュートラル検出手段を設け、 前記コントローラは、前記センサおよび前記ニュートラ
    ル検出手段の出力に基づき操作レバーの異常判定を行う
    ものであり、 前記指令信号遮断手段は、前記ニュートラル検出手段か
    ら第1および第2の検出信号が出力されている場合、対
    応する電動アクチュエータに供給される駆動指令信号を
    遮断するよう動作するものである請求項2記載の建設機
    械の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記操作レバーのレバー操作に連動
    してレバーの変位を操作方向ごとに検出する2つの変位
    センサを設け、 前記コントローラは、前記2つの変位センサの出力に基
    づき操作レバーの異常判定を行うものであり、 前記指令信号遮断手段は、前記2つの変位センサのうち
    少なくとも一方の変位センサの出力に基づきニュートラ
    ル位置となっている操作レバーに対応する電動アクチュ
    エータ、あるいは操作方向とは逆の操作方向に対応する
    電動アクチュエータに供給される駆動指令信号を遮断す
    るよう動作するものである請求項2記載の建設機械の制
    御装置。
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