JPH05156263A - 新規な水素化転化法 - Google Patents

新規な水素化転化法

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JPH05156263A
JPH05156263A JP13962592A JP13962592A JPH05156263A JP H05156263 A JPH05156263 A JP H05156263A JP 13962592 A JP13962592 A JP 13962592A JP 13962592 A JP13962592 A JP 13962592A JP H05156263 A JPH05156263 A JP H05156263A
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マヘンドラ・ソマブハイ・パテル
Dennis Joseph Rao
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    • C10G47/02Cracking of hydrocarbon oils, in the presence of hydrogen or hydrogen- generating compounds, to obtain lower boiling fractions characterised by the catalyst used

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 重質炭化水素油を、(i)担体上に金属を担
持させた固体不均一系触媒及び(ii)油溶性金属化合物
触媒と、水素及び含硫化合物の存在下に接触させて、該
重質炭化水素油中の約1,000°F 以上の沸点をもつ
成分を低沸点炭化水素に水素化転化する方法。金属とし
ては、(i)(ii)ともモリブデンが好ましい。 【効果】 約1,000°F 以上の沸点をもつ成分の低
沸点炭化水素への水転化率及び炭化水素油中のヘテロ原
子の除去率が、きわめて高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重質炭化水素油の転化
に関する。より詳細には、本発明は沸点1,000°F
以上の仕込油の低沸点生成物への増加した転化率を得る
ことを可能にする水素化処理触媒系に関する。
【0002】
【従来の技術】当業者によく知られているように、石油
精製業者は、減圧蒸留残油のような高沸点留分を、より
容易に取扱うことができ、及び/又は市場性のある、よ
り低い沸点の留分に転化することを望んでいる。膨大な
量の先行技術の特許の例は、この問題を以下のような流
れに導いている。
【0003】米国特許第4,579,646号明細書
は、炭化水素原料を部分的にコークス化し、該コークス
を仕込原料中で、周期律表第IVB族、第VB族、第VII
B族又は第VIII族の金属の油溶性金属化合物と接触させ
て、水素化転化触媒を得る、残油ビスブレーキング水素
化転化法を開示している。
【0004】米国特許第4,724,069号明細書
は、アルミナ、シリカ又はシリカ−アルミナ上に担持さ
れた周期律表第VIB族、第VII B族又は第VIII族金属の
担持触媒の存在下でのハイドロファイニングを開示して
いる。そこでは、原料油とともに、添加剤としてCo又
はFeのナフテン酸塩が導入される。
【0005】米国特許第4,567,156号明細書
は、水溶性の脂肪族ポリヒドロキシ化合物(たとえばグ
リセリン)をクロム酸に加えたクロム触媒の存在下に、
それに炭化水素を加え、混合物を硫化水素の存在下に加
熱してスラリーを得る水素化転化法を開示している。
【0006】米国特許第4,564,441号明細書
は,炭化水素含有供給流と混合した金属(銅、亜鉛、周
期律表第III B族、IVB族、VIB族、VII B族又はVIII
族)の分解性化合物の存在下に水素化精製を行い、つい
で混合物をアルミナのような「適切な溶解しにくい無機
物質」と接触させることを開示している。
【0007】米国特許第4,557,823号明細書
は、周期律表第IVB族金属の分解性化合物及び周期律表
第VIB族、VII B族及び第VIII族の金属を含有する担持
触媒の存在下における水素化精製を開示している。
【0008】米国特許第4,557,824号明細書
は、原料と、Zr、Co又はFeのリン酸塩を含有する
不均一系触媒とに加えられた、周期律表第VIB族、第VI
I B族又は第VIII族の金属の分解性化合物の存在下にお
ける脱金属を開示している。
【0009】米国特許第4,551,230号明細書
は、原料と、アルミナ上のNiAsxを含有する不均一
系触媒とに加えられた、周期律表第IVB族、第V B族、
第VIB族、第VII B族又は第VIII族の金属の分解性化合
物の存在下における脱金属を開示している。
【0010】米国特許第4,430,207号明細書
は、原料と、Zr又はCrのリン酸塩を含有する不均一
系触媒とに加えられた、周期律表第V B族、第VIB族、
第VIIB族又は第VIII族の金属の分解性化合物の存在下
における脱金属を開示している。
【0011】米国特許第4,389,301号明細書
は、加えた分散水素化触媒(代表的にはモリブデン酸ア
ンモニウム)及び加えた多孔性接触粒子(代表的にはF
CC触媒微粉末、アルミナ、又は天然由来の粘土)の存
在下における水素下処理を開示している。
【0012】米国特許第4,352,729号明細書
は、極性溶媒中のモリブデンブルーの存在下に炭化水素
原料を導入する水素化処理を開示している。
【0013】米国特許第4,338,183号明細書
は、担持されていない微粉砕金属触媒の存在下における
石炭の液化を開示している。
【0014】米国特許第4,298,454号明細書
は、周期律表第IVB族、第V B族、第VIB族、第VII B
族又は第VIII族の金属、好ましくはモリブデンの存在下
における石炭油混合物の水素化分解を開示している。
【0015】米国特許第4,134,825号明細書
は、原料に加えられた周期律表第IVB族、第V B族、第
VIB族又は第VIII族の金属の油溶性化合物の存在下にお
ける、化合物が水素の存在下に加熱されて、固体の、コ
ロイド状でない形状に転化される水素化転化を開示して
いる。
【0016】米国特許第4,125,455号明細書
は、周期律表VIB族金属の脂肪酸塩、代表的にはオクタ
ン酸モリブデンの存在下における水素化処理を開示して
いる。
【0017】米国特許第4,077,867号明細書
は、周期律表第V B族、第VIB族、第VII B族又は第VI
II族の金属の油溶性化合物に加えて、水素ドナー溶媒の
存在下における石炭の水素化転化を開示している。
【0018】米国特許第4,067,799号明細書
は、金属フタロシアニンに加えて、分散した鉄粒子の存
在下における水素化転化を開示している。
【0019】米国特許第4,066,530号明細書
は、(i)鉄成分;及び(ii)油溶性金属化合物を油に
溶解させ、油中の該金属化合物を対応する触媒活性金属
成分に転化することによって製造された触媒活性な鉄以
外の金属成分の存在下における水素化転化を開示してい
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、とく
に増加した転化率が得られることを特徴とする新規な水
素化転化法を提供することである。他の目的は、当業者
には明瞭になるであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴のいくつか
によると、本発明は、かなりの量の約1,000°F 以
上の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を、
(i)水素化処理成分として、担体上の周期律表第IVB
族、第VIB族、第VIB族、第VII B族又は第VIII族の金
属を含有する固体不均一系触媒;及び(ii)油溶性触媒
として、転化帯域中の周期律表第IVB族、第V B族、第
VIB族、第VII B族又は第VIII族の金属の化合物と接触
させ;該かなりの量の約1,000°F 以上の沸点をも
つ成分を含有する原料炭化水素油を、該約1,000°
F 以上の沸点をもつ成分のかなりの部分が1,000°
F 以下の沸点をもつ成分に転化されるように、水素及び
含硫化合物の存在下に転化条件の該転化帯域に維持し、
そのことによってかなりの部分の約1,000°F以下
の沸点をもつ成分を含有する生成物を形成し;そしてか
なりの部分の約1,000°F 以下の沸点をもつ成分を
含有する該生成物を回収することを含む、かなりの量の
約1,000°F 以上の沸点をもつ成分を含有する原料
炭化水素油を、そのかなりの部分を1,000°F 以下
の沸点をもつ成分に転化する接触水素化転化法を指向す
る。
【0022】本発明の方法で処理される原料は、代表的
には約650°F 以上の初留点(ibp)を有する高沸点炭
化水素を包含する。この方法は、かなりの量の約1,0
00°F 以上の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素
油を、そのかなりの部分を1,000°F 以下の沸点を
もつ成分に転化するための処理に、とくに有用である。
【0023】これらの供給油の代表的なものは、重質原
油、常圧蒸留残油、減圧蒸留残油、アスファルテン、タ
ール、石炭液、ビスブレーカー塔底油などである。これ
らの原料供給油の例は、Alaska North Slope原油(59
容量%)、Arabia中質原油(5容量%)、Arabia重質原
油(27容量%)及びBonny 軽質原油(9容量%)から
の減圧蒸留残油を混合して得た減圧蒸留残油であってよ
く、表Iに列挙したような特性を有している。
【0024】
【表1】
【0025】これらの原料炭化水素の特徴は、それらが
窒素(1重量%までの量、代表的には0.2〜0.8重
量%、例えば約0.52重量)、硫黄(10重量%まで
の量、代表的には2〜6重量%、たとえば約3.64重
量%)、及びNi、V、Fe、Cr、Naなどを包含す
る金属(900重量%までの量、代表的には40〜40
0重量ppm 、たとえば約198重量ppm)で代表される望
ましくない成分を含有することである。原料炭化水素
の、望ましくないアスファルテン含有量は、22重量%
まで高くてもよく、代表的には8〜16重量%、たとえ
ば11.97重量%である(n−ヘプタン不溶成分とし
て分析される)。
【0026】原料のAPI比重は−5まで低くてもよ
く、代表的には−5〜+35、たとえば約5.8であ
る。約1,000°F 以上の沸点をもつ成分の含有量は
100重量%まで高くてもよく、代表的には50〜98
+重量%、例えば93.1重量%である。Alcoa MCR 炭
素含有量は30重量%まで高くてもよく、代表的には1
5〜25重量%、たとえば19.86重量%である。
【0027】本発明の方法を実施するには、原料炭化水
素油が水素化転化の操作を通されて、そこで、約500
〜5,000psig、好ましくは約1,500〜2,50
0psig、たとえば2,000psigの水素分圧下で、70
0〜850°F 、好ましくは約750〜810°F 、た
とえば800°F の温度を包含する転化条件で、液相で
転化反応が起こる。
【0028】本発明の方法の特徴は、原料炭化水素油に
(好ましくは水素化転化するに先立って)、触媒効果を
示す量の、油混合性の、好ましくは油溶性の、周期律表
の第IVB族、第V B族、第VIB族、第VII B族又は第VI
II族の金属の触媒化合物を転化することである。
【0029】金属が第IV族金属のとき、それはチタン
(Ti)、ジルコニウム(Zr)又はハフニウム(H
f)であってよい。金属が第V族金属のとき、それはバ
ナジウム(V)、ニオブ(Nb)又はタンタル(Ta)
であってよい。金属が第VI族金属のとき、それはクロム
(Cr)、モリブデン(Mo)又はタングステン(W)
であってよい。金属が第VII 族金属のとき、それはマン
ガン(Mn)又はレニウム(Re)であってよい。
【0030】金属が第VIII族金属のとき、それは鉄(F
e)、コバルト(Co)又はニッケル(Ni)のような
非貴金属であってもよく、あるいはルテニウム(R
u)、ロジウム(Rh)パラジウム(Pd)、オスミウ
ム(Os)、イリジウム(Ir)又は白金(Pt)のよ
うな貴金属であってもよい。
【0031】好ましくは、金属は第VI族金属であり、最
も好ましくはモリブデン(Mo)である。
【0032】金属の化合物は、以下で代表される油溶性
化合物である。すなわち: (i)脂肪族カルボン酸金属塩:ステアリン酸モリブデ
ン、パルミチン酸モリブデン、ミリスチン酸モリブデ
ン、オクタン酸モリブデン (ii)ナフテン系カルボン酸金属塩:ナフテン酸コバル
ト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸モリブデン (iii)脂環式カルボン酸金属塩:シクロヘキサンカルボ
ン酸モリブデン (iv)芳香族カルボン酸金属塩:安息香酸コバルト、o
−メチル安息香酸コバルト、m−メチル安息香酸コバル
ト、フタル酸コバルト、p−メチル安息香酸モリブデン (v)スルホン酸金属塩:ベンゼンスルホン酸モリブデ
ン、p−トルエンスルホン酸コバルト、キシレンスルホ
ン酸鉄 (vi)スルフィン酸金属塩:ベンゼンスルフィン酸モリ
ブデン、ベンゼンスルフィン酸鉄 (vii)ホスホン酸金属塩:フェニルホスホン酸モリブデ
ン (viii)含硫化合物金属塩:鉄オクチルメルカプチド、
コバルトヘキシルメルカプチド (ix)フェノール金属塩:コバルトフェノラート、鉄フ
ェノラート (x)ポリヒドロキシ芳香族化合物の金属塩:鉄カテコ
ラート、モリブデンレゾルシナート (xi)有機金属化合物:モリブデンヘキサカルボニル、
鉄ヘキサカルボニル、シクロペンタジエンモリブデント
リカルボニル (xii)金属キレート:エチレンジアミンテトラカルボン
酸ジ鉄塩 (xiii)有機アミン金属塩:ピロールコバルト塩
【0033】好ましい化合物は、ナフテン酸コバルト、
モリブデンヘキサカルボニル、ナフテン酸コバルト及び
オクテン酸コバルトである。
【0034】油溶性化合物を用いる影響は、2種以上の
金属の化合物を用いることで増大することが見出され
た。一例を挙げると、もしモリブデンを(たとえばナフ
テン酸塩として)用いるならば、追加量のコバルト(た
とえばナフテン酸塩として)を加えると好ましいことが
見出された。このような併用は、接触脱硫及び脱金属
に、正の相乗的促進効果をもたらす。代表的には、モリ
ブデンの1モルあたり0.2〜2モル、たとえば0.4
モルのコバルトを加えてもよい。
【0035】用いられる金属化合物は油と混合でき、好
ましくは油溶性のものである。すなわち、それらは原料
炭化水素油中に、少なくとも0.01g/100g 、代表
的には0.025〜0.25g/100g 、たとえば約
0.1g/100g の溶解性があるか、あるいは代替的
に、それらは原料炭化水素油中に、少なくともそれらの
量が容易に分散する。これらの金属化合物はまた、以下
に述べるように活性化されたとき、活性化された化合物
もまた、炭化水素油に混合することができ、本発明の方
法を実施する間、接触するということが特徴である。
【0036】本発明の方法の実施により、周期律表第IV
B族、第VB族、第VIB族、第VIIB族又は第VIII族の
金属より誘導される油混合性の化合物の活性化は、前処
理(水素化転化に先立って)かその場所で(水素化転化
の間に)かのいずれかによって行う。高度に分散性の触
媒の種類を得るには、水素化触媒の存在で、その場で活
性化を行うことが好ましい。
【0037】好ましい方法による活性化は、60〜30
0°F 、たとえば200°F で、原料炭化水素に10〜
200重量ppm 、例えば30重量ppm の金属化合物を添
加することによって実施する。500〜5,000psi
g、代表的には1,000〜3,000psig、たとえば
2,000psigの水素分圧と、5〜500psig、代表的
には10〜300psig、たとえば50psigの気体含硫化
合物の分圧のもとに、混合物を400〜835°F 、代
表的には500〜700°F 、たとえば600°F に加
熱することによって活性化する。全圧力は500〜5,
500psig、代表的には1,000〜3,300psig、
たとえば2,050psigであってよい。通常、気体は4
0〜99容量%、代表的には90〜99容量%、たとえ
ば98容量%の水素と、1〜10容量%、たとえば2容
量%の含硫化合物、たとえば硫化水素を含有してよい。
活性化時間は1〜12時間、代表的には2〜6時間、た
とえば3時間でよい。
【0038】この実施態様では、活性化は転化温度より
も低い温度で起こることが注目される。
【0039】用いられる含硫化合物は、硫化水素;メチ
ルメルカプタン、ラウリルメルカプタンなどに代表され
る脂肪族メルカプタン;芳香族メルカプタン;ジメチル
ジスルフィド;二硫酸炭素などを包含してよい。
【0040】これらの含硫化合物は、明らかに活性化プ
ロセスの間に分解する。活性は、処理の間に金属硫化物
を形成する結果として発生することが可能である。
【0041】原料炭化水素の硫黄含有量が約2%以上の
とき、活性化の間に含硫化合物を添加する必要はない。
すなわち、原料の脱硫が、油に混合できて分解性の触媒
を適切に活性化する(すなわち、硫化物を形成する)の
に十分な含硫化合物を提供するからである。
【0042】代替的な活性化の手順では、油混合性の金
属化合物を、原料油と相溶性の油、すなわち原料油の別
の部分又は原料油と相溶性の異なる油の存在下に活性化
してもよい。この代替法では、油混合性の金属化合物
を、該化合物が原料供給物の存在のもとに活性化する場
合よりもかなり多量に(たとえば2〜20倍)加えるこ
とができる。活性化(原料供給物中で活性化したときに
有効なのと同じ条件で)の後に、活性化した金属を含有
した相溶性の油を、所要量の活性化された油混合性の金
属化合物をそれによって与えるのに十分な量、原料供給
物に加える。
【0043】さらに他の実施態様では、活性化は、含硫
化合物の存在下に、ただし不均一系水素化転化触媒の非
存在下に、油混合性の金属化合物を含有する原料炭化水
素油を、約500〜5,000psig、好ましくは約1,
500〜2,000psig、たとえば2,000psigの水
素分圧で、700〜850°F 、好ましくは約750〜
810°F 、たとえば800°F の温度を含む水素化転
化条件のもとに置くことによって実施することができ
る。
【0044】好ましい実施態様では、活性化は水素化転
化の間に、すなわち、不均一系水素化転化触媒、水素及
び含硫化合物の存在下に実施することができる。
【0045】水素化転化は、代表的には炭素又はアルミ
ニウム、ケイ素、チタン、マグネシウムもしくはジルコ
ニウムの酸化物などである担体の上の、周期律表の第IV
B族、第VB族、第VIB族、第VII B族、又は第VIII族
の金属を水素化成分として含有する固体不均一系触媒の
存在下に実施される。好ましくは、触媒は第VIB族及び
第VIII族の金属、代表的にはニッケル及びモリブデンを
含有してよい。
【0046】金属が第IVB族金属のとき、それはチタン
(Ti)、ジルコニウム(Zr)又はハフニウム(H
f)であってよい。金属が第VB族金属のとき、それは
バナジウム(V)、ニオブ(Nb)又はタンタル(T
a)であってよい。金属第VIB族金属のとき、それはク
ロム(Cr)、モリブデン(Mo)又はタングステン
(W)であってよい。金属が第 VIIB族金属のとき、そ
れはマンガン(Mn)又はレニウム(Re)であってよ
い。
【0047】金属が第VIII族金属のとき、それは鉄(F
e)、コバルト(Co)又はニッケル(Ni)のような
非貴金属であってもよく、あるいはルテニウム(R
u)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミ
ウム(Os)、イリジウム(Ir)又は白金(Pt)の
ような貴金属であってもよい。
【0048】固体不均一系触媒はまた、促進剤として、
周期律表の第IA族、第IB族、第IIA族、第IIB族又
は第VA族の金属を含有してもよい。
【0049】促進剤が第IA族金属のとき、それは好ま
しくはナトリウム(Na)又はカリウム(K)であって
もよい。促進剤が第IB族金属のとき、それは好ましく
は銅(Cu)であってもよい。促進剤が第IIA族金属の
とき、それはベリリウム(Be)、マグネシウム(M
g)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、
バリウム(Ba)又はラジウム(Ra)であってもよ
い。促進剤が第IIB族金属のとき、それは亜鉛(Z
n)、カドミウム(Cd)又は水銀(Hg)であっても
よい。促進剤が第VA族金属のとき、それは好ましくは
ヒ素(As)、アンチモン(Sb)又はビスマス(B
i)であってもよい。
【0050】水素化用の金属は、触媒の担体を溶液(た
とえばヘプタモリブデン酸アンモニウムの溶液)に2〜
24時間、たとえば24時間浸漬し、ついで60〜30
0°F 、たとえば200°F で1〜24時間、たとえば
3時間乾燥し、570〜1,100°F 、たとえば75
0°F で1〜12時間、たとえば3時間か焼することに
よって、固体不均一系触媒として担持することができ
る。
【0051】促進剤の金属は、触媒の担体(好ましく
は、か焼された水素化用の金属を付着させた−たとえ同
時に加えたとしても、又は他の方法であっても)を溶液
(たとえば硝酸ビスマス溶液)に2〜24時間、たとえ
ば24時間浸漬し、ついで60〜300°F 、たとえば
200°F で1〜24時間、たとえば3時間乾燥し、5
70〜1,100°F 、たとえば750°F で1〜12
時間、たとえば3時間か焼することによって、固体不均
一系触媒として担持することができる。
【0052】本発明の方法に用いられる固体不均一系触
媒は、0.2〜1.2ml/g、たとえば0.77ml/gの全
細孔容積;50〜500m2/g、たとえば280m2/gの表
面積;及び下記の孔径分布によって特徴づけることがで
きる。
【0053】
【表2】
【0054】他の実施態様では、下記のような孔径分布
を有していてもよい。
【0055】
【表3】
【0056】固体不均一系触媒は、代表的には4〜30
重量%、たとえば9.5重量%のモリブデン;0〜6重
量%、たとえば3.1重量%のニッケル;及び0〜6重
量%、たとえば3.1重量%の促進剤の金属、たとえば
ビスマスを含有してもよい。水素化転化反応器のLHS
Vは1〜2、たとえば0.7であってもよい。好ましく
は、該不均一系触媒は直径0.7〜6.5mm、たとえば
1mm;長さ0.2〜25mm、たとえば5mmの押出品の形
状で用いることができる。
【0057】水素化転化反応は固定床、移動床、流動床
又は好ましくは沸騰床で実施することができる。
【0058】本発明のプロセスの特徴は、水素化転化を
1個又はそれ以上の触媒床で実施できることである。触
媒の活性な形は、いくつかの反応器の最初のもので形成
され、又は集まり、したがって転化とヘテロ原子除去の
活性の増加は、いくつかの反応器の最初のものの中で生
ずるように見えることが見出された。
【0059】
【発明の効果】水素化転化反応の流出物は、代表的に
は、1,000°F 以下の沸点をもつ液体の含有量の増
加で特徴づけられる。通常、1,000°F 以上の沸点
をもつ物質の転化率は30〜90重量%、たとえば67
重量%であり、それは先行技術で得られるよりも代表的
には5〜25重量%、たとえば12%優れている。
【0060】本発明の特徴は、向上した硫黄の除去(H
DS転化率);窒素の除去(HDN転化率)及び金属の
除去(HDNi及びHDV転化率)が達成できることで
ある。HDS転化率は、代表的には30〜90%、たと
えば65%であり、それは比較実験より1〜10%、た
とえば4%高い。HDN転化率は、代表的には20〜6
0%、たとえば45%であり、それは比較実験より1〜
10%、たとえば4%高い。HDNi転化率とHDV転
化率の和は、代表的には70〜99%、たとえば90%
であり、それは比較実験より5〜20%、たとえば13
%高い。
【0061】
【実施例】本発明の方法の実施方法は、以下の実施例か
ら当業者には明らかになるであろう。ここで、この明細
書の中で別途ことわらないかぎり、すべての部は重量部
である。アスタリスク(*)は比較例を表す。
【0062】実施例I この実施例では、本発明の方法を実施する、現在知られ
ている最良の形態を示す。原料炭化水素は、Alaska Nor
th Slope(59容量%)、Arabia中質(5容量%)、Ar
abia重質(27容量%)及びBonny 軽質(9容量%)の
各原油からの減圧蒸留残油の混合物である。
【0063】用いた固体不均一系触媒は、商業的に入手
できる水素化処理触媒(CriterionCatalyst社より、H
DS−1433B触媒として販売されている)であり、
アルミナ上の2.83重量%のニッケルと8.75重量
%のモリブデンを含有している。この触媒は直径1/3
2インチ、長さ5mmの押出品で、表面積は285.2m2
/g、全細孔容積は0.78ml/gである。孔径分布は、>
250Åが0.28ml/g、>500Åが0.21ml/g;
>1,500Åが0.19ml/g;>4,000Åが0.
11ml/gである。
【0064】この実施例では、炭化水素原料に、160
ppm の金属モリブデンを与える量のナフテン酸モリブデ
ンを添加した。触媒を水素化転化の間に、その場所で、
2,000psigの水素分圧のもとに785°F で活性化
した。水素の流量は6,300SCFBであった。原料のL
HSVは0.4〜1h-1 であった。
【0065】結果を表IIに示す。表IIには、1,000
°F 以上の沸点をもつ成分の転化率、HDS転化率、H
DV転化率、HDNi転化率及びシクロヘキサン不溶解
分を示し、すべて重量%で表す。
【0066】実施例II〜V* この一連の実施例では、モリブデンの濃度(ppm)を変え
た以外は実施例Iを繰返した。運転温度は、実施例I〜
* にわたって785°F であった。
【0067】
【表4】
【0068】表IIより、次の結果を引き出すことができ
よう。 (i)本発明の方法によって実施された実施例I〜IVの
すべてのケースで、1,000°F 以上の沸点をもつ成
分の転化、水素化脱硫(HDS)転化率、水素化脱バナ
ジウム(HDV)転化率、水素化脱ニッケル(HDN
i)転化率、及びシクロヘキサン不溶分で測定されたコ
ークス含有率の向上を示している。 (ii)本発明は1,000°F 以上の沸点をもつ成分の
10〜30%の転化率の向上を示す。 (iii)本発明は5〜17%のHDS転化率の向上を示
す。 (iv)本発明は6〜14%のHDV転化率の向上を示
す。 (v)本発明は20〜47%のHDNi転化率の向上を
示す。 (vi)本発明はコークス含有率の約20〜50%の減少
を示す。
【0069】実施例VI* 〜VII この一連の実験では、次の点を除いて、実施例I〜Vの
手順に従った。 (i)運転温度は800°F である。 (ii)実施例VII では、160ppm の金属コバルトを与
える量のナフテン酸コバルトを添加した。なお、ナフテ
ン酸モリブデンは添加しなかった。 (iii)実施例VI* では、運転温度を除いて実施例V*
繰返した。 その結果を表III に示す。
【0070】
【表5】
【0071】表III より、ナフテン酸コバルトはモリブ
デンよりは好ましくないように見えるが、効果的な油混
合性の触媒的金属として効果的なことは明らかである。
【0072】実施例VIII この実施例では、ナフテン酸モリブデンを、100ppm
の金属モリブデンが得られるようなモリブデンヘキサカ
ルボニルに置き換えた。運転温度は800°Fであっ
た。その結果を、実施例VI* と比較して表IVに示す。
【0073】
【表6】
【0074】表IVから、次のことが注目される。 (i)本発明の方法によって実施した実施例VIIIは、
1,000°F以上の沸点をもつ成分の転化が、12.
4%の著しい向上を示した。 (ii)バナジウムとニッケルの除去は、HDVとHDN
iの値で示され、それらはそれぞれ5.2%及び7.9
%の向上を示した。 (iii)コークスの形成は、シクロヘキサン不溶分で証明
されるように、6.3%から3.7%に下がり、41%
の減少であった。
【0075】実施例IX* この実施例IX* では、担持触媒(実施例IではNi/M
o/アルミナである)がNiもMoも付着しておらず、
単に非触媒のアルミナであったこと以外は、実施例Iに
従った。その結果を、実施例III と比較して表Vに示
す。
【0076】
【表7】
【0077】表Vより、固体触媒上の触媒金属の存在
が、向上した結果を得るために必要であることが明らか
である。
【0078】実施例X この実施例Xでは、13ppm のコバルトを得る量のナフ
テン酸コバルトを、60ppm のモリブデンを得る量のナ
フテン酸モリブデンと混合して用いた以外は、実施例II
I に従った。その結果を、実施例V*及びIII とともに
表VIに示す。
【0079】
【表8】
【0080】表VIより、次の結論を引き出すことができ
よう。 (i)好ましいモリブデンに少量のコバルトを加えるこ
とは、ヘテロ原子の除去(HDS、HDV、HDNi)
に相乗的な影響を及ぼす。 (ii)コバルトの添加は、さらにコークス含有量の減少
を示す。
【0081】本発明を特定の実施態様を参照にして説明
したが、各種の原料を用いたり、明らかに本発明の範囲
に含まれる改良を行ったりできることは、当業者に明ら
かであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 (72)発明者 アジト・クマール・ブハッタチャラ アメリカ合衆国、ニューヨーク 12533、 ホープウェル・ジャンクション、サラ・レ ーン 5 (72)発明者 マヘンドラ・ソマブハイ・パテル アメリカ合衆国、ニューヨーク 12533、 ホープウェル・ジャンクション、カントリ ー・クラブ・ロード 6 (72)発明者 デニス・ジョセフ・ラオ アメリカ合衆国、ニューヨーク 12533、 ホープウェル・ジャンクション、エリザベ ス・ドライブ 15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かなりの量の約1,000°F 以上の沸
    点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を、(i)水素
    化処理成分として、担体上の周期律表第IVB族、第V B
    族、第VIB族、第VII B族又は第VIII族の金属を含有す
    る固体不均一系触媒;及び(ii)油溶性触媒として、転
    化帯域中の周期律表第IVB族、第V B族、第VIB族、第
    VII B族又は第VIII族の金属の化合物と接触させ;該か
    なりの量の約1,000°F 以上の沸点をもつ成分を含
    有する原料炭化水素油を、該約1,000°F 以上の沸
    点をもつ成分のかなりの部分が1,000°F 以下の沸
    点をもつ成分に転化されるように、水素及び含硫化合物
    の存在下に転化条件の該転化帯域に維持し、そのことに
    よってかなりの部分の約1,000°F 以下の沸点をも
    つ成分を含有する生成物を形成し;そしてかなりの部分
    の約1,000°F 以下の沸点をもつ成分を含有する該
    生成物を回収することを含む、かなりの量の約1,00
    0°F 以上の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油
    を、そのかなりの部分を1,000°F 以下の沸点をも
    つ成分に転化する接触水素化転化法。
  2. 【請求項2】 該油溶性触媒がモリブデン塩である請求
    項1記載のかなりの量の約1,000°F 以上の沸点を
    もつ成分を含有する原料炭化水素油を接触水素化転化す
    る方法。
  3. 【請求項3】 該油溶性触媒がモリブデン塩及びコバル
    ト塩を含有する請求項1記載のかなりの量の約1,00
    0°F 以上の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油
    を接触水素化転化する方法。
  4. 【請求項4】 該油溶性触媒がナフテン酸モリブデン及
    びナフテン酸コバルトを含有する請求項1記載のかなり
    の量の約1,000°F 以上の沸点をもつ成分を含有す
    る原料炭化水素油を接触水素化転化する方法。
  5. 【請求項5】 該油溶性触媒が原料炭化水素中に、10
    0g の原料炭化水素あたり少なくとも0.01g 溶解し
    うる請求項1記載のかなりの量の約1,000°F 以上
    の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を接触水素
    化転化する方法。
  6. 【請求項6】 該油溶性触媒が、該転化帯域に入る前に
    活性化される請求項1記載のかなりの量の約1,000
    °F 以上の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を
    接触水素化転化する方法。
  7. 【請求項7】 該油溶性触媒が、該転化帯域に入る前
    に、含硫化合物の存在下に、500〜5,000psigの
    水素分圧下で400〜835°F に加熱することによっ
    て活性化される請求項1記載の約1,000°F 以上の
    沸点をもつかなりの量の成分を含有する原料炭化水素油
    を接触水素化転化する方法。
  8. 【請求項8】 該油溶性触媒が、該転化帯域に入る前
    に、該仕込油と混合しうる油の存在下に、500〜5,
    000psigの水素分圧下で400〜835°Fに加熱す
    ることによって活性化される請求項1記載のかなりの量
    の約1,000°F 以上の沸点をもつ成分を含有する原
    料炭化水素油を接触水素化転化する方法。
  9. 【請求項9】 該油溶性触媒が転化条件で活性化される
    請求項1記載のかなりの量の約1,000°F 以上の沸
    点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を接触水素化転
    化する方法。
  10. 【請求項10】 該油溶性触媒が該転化の間に活性化さ
    れる請求項1記載のかなりの量の約1,000°F 以上
    の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を接触水素
    化転化する方法。
  11. 【請求項11】 該不均一系触媒が(i)水素化成分と
    して周期律表第IVB族、第V B族、第VIB族又は第VIII
    族の金属;及び(ii)促進剤として周期律表第I A族、
    第I B族、第IIA族、第IIB族又は第V A族の金属を含
    有する請求項1記載のかなりの量の約1,000°F 以
    上の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を接触水
    素化転化する方法。
  12. 【請求項12】 かなりの量の約1,000°F 以上で
    沸騰する成分を含有する原料炭化水素油を、(i)アル
    ミナ上のニッケル及びモリブデンを含有する不均一系触
    媒及び(ii)油溶性触媒として転化帯域中のナフテン酸
    モリブデンと接触させ;該かなりの量の約1,000°
    F 以上の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を、
    該約1,000°F 以上の沸点をもつ成分のかなりの部
    分が1,000°F 以下の沸点をもつ成分に転化される
    ように、含硫化合物の存在下に約500〜5,000ps
    igの水素分圧下、700〜850°F の温度を包含する
    転化条件の該転化帯域に維持し、そのことによってかな
    りの部分の約1,000°F 以下の沸点をもつ成分を含
    有する生成物を形成し;そしてかなりの部分の約1,0
    00°F 以下の沸点をもつ成分を含有する該生成物を回
    収することを含む、かなりの量の約1,000°F 以上
    の沸点をもつ成分を含有する原料炭化水素油を、そのか
    なりの部分を1,000°F 以下の沸点をもつ成分に転
    化する接触水素化転化法。
  13. 【請求項13】 (i)担体上の周期律表第IVB族、第
    V B族、第VIB族、第VII B族又は第VIII族の金属を含
    有する固体不均一系触媒;及び(ii)周期律表第IVB
    族、第V B族、第VIB族、第VII B族又は第VIII族の金
    属の化合物を含有する油溶性触媒を含む、かなりの量の
    約1,000°F 以上の沸点をもつ成分を含有する原料
    炭化水素油を、そのかなりの部分を1,000°F 以下
    の沸点をもつ成分に転化する接触水素化転化を行う能力
    を特徴とする触媒。
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