JPH05155492A - ストリップの蛇行制御方法 - Google Patents

ストリップの蛇行制御方法

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Publication number
JPH05155492A
JPH05155492A JP34846991A JP34846991A JPH05155492A JP H05155492 A JPH05155492 A JP H05155492A JP 34846991 A JP34846991 A JP 34846991A JP 34846991 A JP34846991 A JP 34846991A JP H05155492 A JPH05155492 A JP H05155492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
electrolytic tank
meandering
roll
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34846991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomitsu Nomura
知充 野村
Isao Kobayashi
功 小林
Minoru Shimada
稔 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP34846991A priority Critical patent/JPH05155492A/ja
Publication of JPH05155492A publication Critical patent/JPH05155492A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、連続焼鈍ライン入側に配置され
る電解タンクの構造に殆んど影響を与えることなく、タ
ンク内のストリップの蛇行を制御し得る方法を提供しよ
うとするものである。 【構成】 電解タンク1内を通板するストリップ2の幅
方向両端部の張力差に基づき、油圧シリンダ8、9によ
り両端部がそれぞれ別個に進退するリンガロール3の押
付圧を変え、ストリップ2の蛇行を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続焼鈍ラインの電
解タンク内のストリップの蛇行を制御する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連続焼鈍ラインにおけるストリップの蛇
行は、それが悪化すると、最終的にストリップの破断等
につながるおそれがあるため、その制御はより重要とな
る。
【0003】従来、このようなストリップの蛇行を制御
する技術として、ストリップを運ぶキャリヤロールをス
テアリング化したCPC装置や、特開昭62−3165
0号に示されるような、連続酸洗ラインの酸洗槽出側直
線パス部のリンガロールをステアリング化したCPC装
置が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連続焼鈍設
備においては、ライン入側にストリップ電解清浄部とし
て図4に示すような電解タンク1が配置されるが、従来
この電解タンク1内には、それがシール構造を要した
り、またなるべく狭いスペースで通板させることが要請
されること等の構造上の制約から、前記のようなステア
リング方式の蛇行制御装置を設置できず、タンク部での
ストリップの蛇行は積極的に制御されていないのが実情
であった。
【0005】しかしながら、電解タンク内でストリップ
の蛇行が全く起こらないというものではなく、その蛇行
によりその後のラインに悪影響を及ぼすおそれがあるほ
か、タンク内でストリップがロールアウトして最終的に
ストリップが破断してしまうおそれもあり、このため電
解タンク内においてもストリップの蛇行を制御できるよ
うな技術が従来より待望されていた。
【0006】本発明は、従来技術の以上のような点に鑑
み創案されたもので、電解タンクの構造に殆んど影響を
与えることなく、ストリップの蛇行を制御し得る方法を
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般に、連続焼鈍ライン
の電解タンク内には水切用にリンガロールが配設される
が、本発明ではそのロールを、両端部がそれぞれ別個独
立に進退自在となるように構成し、その進退動作により
ストリップの幅方向両端部の押付圧を変化させて、スト
リップ蛇行の制御を行う。
【0008】ロール両端部の進退動作は、ストリップ幅
方向両端部の張力を計測し、その張力差に基づいて行
う。これを、図2を用いて一例を示すと、電解タンク内
を通板するストリップ2の一端側Aの張力が他端側Bの
それより強い場合、前記リンガロールのうちストリップ
2の一端側Aに当接する端部側を後退させてA側の押付
圧を下げるとともに、他端側Bに当接する端部側を前進
させてB側の押付圧を上げる等である。
【0009】以上の制御方法では、電解タンク内を通板
するストリップの両端部の張力値を計測する構成と、リ
ンガロールの両端部を別個独立に進退自在とする構成の
み必要なことから、電解タンクの構造に殆んど影響を与
えずにストリップの蛇行を十分制御できるものとなって
いる。
【0010】
【実施例】本発明の具体的実施例を図面に基づき説明す
る。
【0011】図1および図2は本発明方法を実施する一
装置構成例を示し、図1は連続焼鈍ライン入側を示す側
面図、図2はその平面図である。図中、1は電解タン
ク、2はストリップ、3、4はリンガロール、5はロー
ドセルであり、また6はスクラバータンク、7はキャリ
ヤロールである。
【0012】本実施例では、図示のように電解タンク1
出側にリンガロール3、4が2個配設され、そのうち3
のロールは、図2に示すように軸両端部にそれぞれ別個
に作動する油圧シリンダ8、9のシリンダロッドが接続
され、そのロッドの伸縮動作によりストリップ2に対し
その両端部がそれぞれ別個に押付圧が変化し得る構成と
なっている。
【0013】また、電解タンク1入側にはロードセル5
が配設され、タンク1内を通板するストリップ2の幅方
向両端部の張力を計測するものとなっている。
【0014】さらに、本実施例では前記ロードセル5に
よって計測する張力値に基づき前記油圧シリンダ8、9
の各シリンダロッドの伸縮動作をアンプ10、電油トラン
ス11を介して制御する制御手段(図示なし)が配設され
る。この制御手段によるシリンダロッドの伸縮動作の制
御により、前記リンガロール3の両端部の進退動作が別
個に制御され、この結果ストリップ2の両端部にそれぞ
れ別個に押付圧が加えられることになる。また、この制
御手段による制御方式は、本実施例では図3に示すグラ
フの制御パターンを基準とする。すなわち、リンガロー
ル3の押付圧を当初は両端部とも3kg/cm2と均一に
し、前記ロードセル5の計測値に基づき、ストリップ2
の両端部で張力差が生じた場合、張力の強い側の油圧シ
リンダのロッドを縮めてリンガロール3の押付圧をグラ
フの位置まで下げる(たとえば張力差が5kgの場合は、
ロールのその一端側を1.5kg/cm2まで下げる)。張力差
がストリップ2の両端で10kgになった場合は、リンガロ
ール3の一端側の油圧シリンダのロッドを最大限に縮
め、押付圧を0とする。張力差が10kgを超える場合は、
本実施例ではリンガロール3の両端の押付圧を0に、す
なわちロール3を全開とする。これは、リンガロール3
の両端の押付圧の差があまりに大きくなってしまうと、
かえってストリップ2の蛇行が悪化するおそれがあるた
めである。なお、リンガロール3を全開とすると、リン
ガロール本来の目的である水切性が確保できなくなるお
それもあるが、本実施例では上述のように他に1個リン
ガロール4が配設されているため何ら問題はない。
【0015】なお、本実施例ではスクラバータンク6出
側にもリンガロール12、13が2個配設され、そのうち1
個のロールは前記電解タンク1内のリンガロール3と同
様に、その軸両端部から別個に押付可能となっている。
【0016】次に、以上よりなる本実施例の稼動例を説
明する。
【0017】前記リンガロール3をストリップ2に対し
て押付けるが、当初は上述したように両端部の油圧シリ
ンダ8、9を制御して軸両端部とも3kg/cm2と均一に押
付圧を加える。ライン稼動によりストリップ2に蛇行が
生じるが、この蛇行はロードセル5によってストリップ
2幅方向両端部の張力差として計測される。制御手段
は、この張力差に基づき前掲図3のグラフのようにリン
ガロール3の両端部の進退を制御し、ストリップ2幅方
向両端部に対する押付圧を変化させる。
【0018】以上のように、本実施例では電解タンク内
に配設されるリンガロールの両端部をそれぞれ別個に進
退自在とし、その進退の制御によりストリップの蛇行を
制御するものであるため、実施する装置構成も簡単です
み、従来のタンクのスペースで十分設置可能となってい
る。また、それゆえ本実施例によれば、本来蛇行制御を
行うことができなかった電解タンク内において、安定し
たストリップ通板をすることができるものとなってい
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスト
リップの蛇行制御方法によれば、電解タンクの構造に殆
んど影響を与えることなく、従来蛇行制御を行うことが
できなかった電解タンク内でストリップ蛇行の制御を安
定してでき、連続焼鈍ラインの安定した操業が可能とな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する一装置構成例を示し、連
続焼鈍ライン入側を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本実施例のリンガロールの制御パターンを示す
グラフである。
【図4】従来の連続焼鈍ライン入側を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 電解タンク 2 ストリップ 3、4 リンガロール 5 ロードセル 6 スクラバータンク 7 キャリヤロール 8、9 油圧シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その両端部がそれぞれ別個独立して進退
    自在なリンガロールを、連続焼鈍ラインの電解タンク内
    に配設し、該電解タンク内を通板するストリップの幅方
    向両端部の張力差に基づいて、前記リンガロールの両端
    部の進退を制御せしめることを特徴とするストリップの
    蛇行制御方法。
JP34846991A 1991-12-05 1991-12-05 ストリップの蛇行制御方法 Withdrawn JPH05155492A (ja)

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JP34846991A JPH05155492A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 ストリップの蛇行制御方法

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JPH05155492A true JPH05155492A (ja) 1993-06-22

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ID=18397223

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JP34846991A Withdrawn JPH05155492A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 ストリップの蛇行制御方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101419396B1 (ko) * 2007-09-05 2014-07-14 주식회사 포스코 산세조내 판파단부 그립 장치
CN108163600A (zh) * 2017-12-25 2018-06-15 湖南顶立科技有限公司 一种纠偏控制系统及方法

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KR101419396B1 (ko) * 2007-09-05 2014-07-14 주식회사 포스코 산세조내 판파단부 그립 장치
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Effective date: 19990311