JPH05155290A - 車両の可動式ルームランプ - Google Patents

車両の可動式ルームランプ

Info

Publication number
JPH05155290A
JPH05155290A JP3322167A JP32216791A JPH05155290A JP H05155290 A JPH05155290 A JP H05155290A JP 3322167 A JP3322167 A JP 3322167A JP 32216791 A JP32216791 A JP 32216791A JP H05155290 A JPH05155290 A JP H05155290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room lamp
vehicle
seat
movable
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3322167A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Yamaguchi
享 山口
Hiroshi Maeda
博 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP3322167A priority Critical patent/JPH05155290A/ja
Publication of JPH05155290A publication Critical patent/JPH05155290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q3/00Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors
    • B60Q3/50Mounting arrangements
    • B60Q3/51Mounting arrangements for mounting lighting devices onto vehicle interior, e.g. onto ceiling or floor
    • B60Q3/53Modular mounting systems, e.g. using tracks, rails or multiple plugs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕車両の可動式ルームランプにおいて、ルームラ
ンプを移動手段によって移動させ、ルームランプの位置
を設定手段によって設定することにより、乗員がルーム
ランプを使用する際、手動でルームランプを移動させる
といった煩わしさを取り除くことができ、乗員に対して
必要な明るさを提供することができる。 〔構成〕車両の可動式ルームランプは、車体1の天井部
に固着されたガイドレール11に摺動可能に配設され、
電動モーター12によって駆動される可動ワイヤー16
に固着されており、一方、車両の各シートに設けられた
各荷重センサにより、乗員の着座したシートの位置を検
出してその信号をCPU47に出力し、乗員が着座した
シートに応じてルームランプ10の最適な位置を算出し
て、その算出結果より電動モーター12を駆動させてル
ームランプ10の位置を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の可動式ルーム
ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の可動式ルームランプにお
いては、車両室内の天井部分にルームランプを車両前後
方向に移動させるスライド部材を固着させ、このスライ
ド部材に対してルームランプを摺動自在に保持して手動
で移動させるもの(例えば実開昭58ー97056号公
報参照)や、車両室内の天井部分に、複数のアームによ
って構成されたリンク部材を回動自在に配置し、ルーム
ランプをこのリンク部材に取り付けて移動させるもの
(例えば実開昭58ー40号公報参照)があり、車両室
内の広い範囲に必要な明るさを提供することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の可動
式ルームランプにおいては、乗員の頭上にルームランプ
がない場合、乗員が手を伸ばしてルームランプを移動さ
せる必要があり、特に、1ボックスあるいは2ボックス
と比較的車室の広い車両においては、運転席のある最前
列の座席から最後列の座席までルームランプを移動させ
たり、またはその逆に最後列の座席から運転席のある最
前列の座席までルームランプを移動させたりする場合
に、乗員が一端車両を降りて車両後部または前部に再度
乗車して、ルームランプを移動させることが煩雑である
といった問題があった。更に1ボックスあるいは2ボッ
クスと比較的車室の広い車両においては、後部座席を荷
室として利用する場合に、積荷の積卸しのとき十分な明
るさを確保するため、ルームランプの移動を手動でおこ
なうことが煩雑であるといった問題があった。
【0004】この発明は以上のような点に鑑みてなされ
たもので、車両のルームランプを移動手段によって移動
させ、上記ルームランプの位置を設定手段によって設定
することによって、乗員が可動式ルームランプを使用す
る際、乗員に対して必要な明るさを提供すると共に、手
動でルームランプを移動させるといった煩わしさを取り
除くことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の車
両の可動式ルームランプは、車両室内を照明するルーム
ランプの位置が、車両の天井部に対して移動可能とされ
た車両の可動式ルームランプにおいて、上記ルームラン
プを移動させる移動手段と、該移動手段によって上記ル
ームランプの位置を設定する設定手段とを備えているこ
とを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の発明の車両の可動式ルーム
ランプは、請求項1記載の設定手段が、車室の使用状態
を検出する検出手段と、該検出手段からの出力に基づい
て上記移動手段を制御する制御手段とを備えていること
を特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明の車両の可動式ルーム
ランプは、請求項1記載の設定手段が、上記ルームラン
プの位置を可変操作する位置可変操作手段を備え、該位
置可変操作手段からの出力に基づいて上記移動手段によ
り上記ルームランプを移動させ該ルームランプの位置を
設定することを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明の車両の可動式ルーム
ランプは、請求項2記載の検出手段が、乗員の着座して
いるシートの位置を検出することを特徴とするものであ
る。請求項5記載の発明の車両の可動式ルームランプ
は、請求項2記載の検出手段が、作動可能なシートの作
動状態を検出することを特徴とするものである。請求項
6記載の発明の車両の可動式ルームランプは、請求項2
記載の検出手段が、車両室内の荷室の積荷を検出するこ
とを特徴とするものである。
【0009】請求項7記載の発明の車両の可動式ルーム
ランプは、請求項2記載の検出手段が、車体に取り付け
られたドアの開閉を検出することを特徴とするものであ
る。請求項8記載の発明の車両の可動式ルームランプ
は、請求項5記載のシートが、移動機構およびまたは、
水平面に対して略垂直軸を中心とする回転機構およびま
たは、シートバック部の傾動機構を具備しており、請求
項5記載の検出手段は、上記シートの移動状態およびま
たは、回転状態およびまたは、傾動状態を検出すること
を特徴とするものである。
【0010】
【発明の作用】上記の構成により、可動式ルームランプ
においては、車室の状態に応じてルームランプの位置を
設定する場合、乗員に無理な姿勢を強いることなくルー
ムランプの位置を設定することができるため、ルームラ
ンプの移動を手動でおこなうといった煩わしさが解消さ
れ、乗員に対して必要な明るさを提供することが容易に
可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明では、
ルームランプを移動させる移動手段と、ルームランプの
位置を設定する設定手段を備えたことにより、乗員が車
両室内の天井部に手を伸ばしてルームランプを移動させ
るといった煩わしさを解消でき、乗員が無理のない姿勢
で的確にルームランプの位置を設定でき、必要な明るさ
を提供することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、車室の使用状態
を検出手段によって検出すると共に、検出した信号を制
御手段に出力して、ルームランプの移動手段を制御する
ことによってルームランプの移動をおこなうため、ルー
ムランプを車室の使用状態に応じて移動させるといった
煩わしさを解消でき、正確で迅速にルームランプの位置
を設定することが可能である。
【0013】請求項3記載の発明では、ルームランプの
位置可変操作手段の操作によりルームランプを移動させ
るため、乗員に無理な姿勢を強いることなくルームラン
プの位置を設定でき、位置可変操作手段とルームランプ
を移動させる移動手段とで構成することができるため構
造が簡単で安価である。
【0014】請求項4記載の発明では、車両に乗車して
いる乗員の着座しているシートの位置を検出手段により
検出し、ルームランプの位置をそのシートの位置に応じ
て制御手段によって設定することにより、自動的に乗員
の位置を検出して、乗員に対して必要な明るさを確保す
ることができる。
【0015】請求項5記載の発明では、車両のシートが
作動可能であり、その作動状態に応じてルームランプの
位置を制御手段を用いて移動させるため、シート状態の
変化に応じて必要な明るさを確保することができる。
【0016】請求項6記載の発明では、車両室内の荷室
に積載された積荷を積荷検出手段で検出し、ルームラン
プの位置を制御手段によって移動させるため、積荷の積
卸しの際に自動的に積荷を検出し、必要な明るさを適
宜、提供することができる。
【0017】請求項7記載の発明では、車体に取り付け
られたドアの開閉を検出手段で検出して、ルームランプ
の位置を制御手段によって設定させることにより、乗員
の車両の乗り降りの際にドアの開扉に反応して、乗員の
足元に対して必要なだけの明るさを提供できるだけでな
く、車両室内の荷室に積荷を積載する際にも同様にして
ドアの開扉に反応し十分な明るさを確保することができ
る。
【0018】請求項8記載の発明では、車両のシートが
移動機構およびまたはシート自体の回転機構およびまた
はシートバック部の傾動機構を備えており、それぞれの
機構においての機構状態を検出手段によって検出し、ル
ームランプの位置を制御するため、シートレイアウトに
応じて車両室内の使用状態を変化させる場合、その使用
状態に応じて、必要な明るさを提供することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明における第1実施例について図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1に示すように、車体1において、フロ
ントシート2、3は車体1の前部に車幅方向に平行に配
設され、2列目リアシート4、5、3列目リアシート
6、7はリアフロアー8にフロントシート2、3のそれ
ぞれの後部に配置され、また車体後部にはリアドア9が
開閉自在に配設されている。車体1の天井部には、ルー
ムランプ10を車体1に対して摺動可能に支持するガイ
ドレール11が埋設され、ガイドレール11の車体後部
側の端部にルームランプ10を移動させる電動モーター
12が配設されている。
【0021】ガイドレール11は、その開口部13が下
方に向けられている。また、ガイドレール11の両端部
に一対のプーリー15(他方側は図示せず)を配設し、
プーリーによって摺動するよう張架された可動ワイヤー
16をガイドレール11の空洞部内にその全長に亘って
挿通すると共に、電動モーター12の回転動力を一方の
プーリー15に伝達させることにより可動ワイヤー16
を駆動させるようにしている。
【0022】図2に示すように、ルームランプ10は、
ルームランプハウジング18と、ルームランプ10の点
灯を操作するスイッチレバー19aを備えた点灯モード
スイッチ機構部19b、および凸字状に形成されて凸字
状部の上端面をルームランプハウジング底部20に固着
したルームランプ摺動部21とから構成されている。
【0023】図3に示すように、ルームランプハウジン
グ18の中央部にはランプ22を挿設するためのランプ
孔23を設けると共に、ランプ孔23にはランプ22を
保持し且つランプ22を電気的に導通する電極24が周
設されている。またルームランプ摺動部21の内面25
には孔部26を有する凸部27が設けられており、可動
ワイヤー16を凸部27の孔部26に挿着させて可動ワ
イヤー16の動作によってルームランプ10を摺動自在
に連動する。
【0024】ガイドレール11は絶縁部材からなり、そ
の開口部13の両延出部の内面28a,28bに、ガイ
ドレール11の空洞部内をその全長に亘って連続した導
体29a,29bが配設されている。またルームランプ
摺動部21は絶縁部材からなり、その凸部の両肩部の側
面30a,30bには、導体29a,29bと電気的に
導通可能となるよう導電接触素子31a,31bが固着
され、一方の導電接触素子31aは電極24に延出して
いる導体32aに融着されている。また、他方側の導電
接触素子31bは導体32bに融着されて点灯モードス
イッチ機構部19bに延出し、点灯モードスイッチ機構
部19bのスイッチイング動作によって電極32cと電
気的に導通可能となる。ただし点灯モードスイッチ機構
部19bは、3段階の切替方式で、常時点灯する場合と
常時消灯する場合およびドアの開扉により点灯し閉扉に
より消灯する場合とに設定可能である。
【0025】図4に示すように、ルームランプ10の位
置可変操作スイッチ35は、図1に示すフロントシート
2,3の後方側面のピラー部36に配設され、その構造
はアース端子37a,37bと、車体1に搭載されたバ
ッテリー(図示せず)に接続されたプラス端子38と、
電動モーター12に接続された端子39a,39bから
なり、端子39a,39bからアース端子37a,37
bとプラス端子38を、導接片40a,40bにより同
時に切換えることにより、電動モーター12の正転と逆
転をおこなうことができる。
【0026】上記構成の可動式ルームランプにより、ル
ームランプ10の位置可変操作スイッチ35を、図4の
ように実線で示された導接片40a,40bのON状態
にすると、電動モーター12が通電されてその発生した
動力によって可動ワイヤー16を駆動させ、可動ワイヤ
ー16をガイドレール11の全長方向に摺動させること
により、可動ワイヤー16に挿着されているルームラン
プ10が移動する。ルームランプ10を逆方向に移動さ
せたい場合は、ルームランプ10の位置可変操作スイッ
チ35を、破線で示された導接片40a,40bのON
状態にし、電動モーター12を逆転させ可動ワイヤー1
6の移動を逆にする。
【0027】よって第1実施例の効果は、乗員がルーム
ランプ10の位置を設定する際、車両室内の天井部に手
を伸ばしてルームランプ10を移動させるといった煩わ
しさを解消でき、乗員が無理のない姿勢で的確にルーム
ランプ10の位置を設定し、必要な明るさを提供するこ
とができる。また、車体の天井部に車体1の車長方向に
ガイドレール11を固着させることにより天井部の剛性
を強化することができる。次に、第2実施例について図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】図5に示すように、スイッチに対応してル
ームランプ10の位置を設定する位置可変操作機構41
は、ルームランプ10の位置を選択する位置選択モード
スイッチ42と、バッテリーに接続され、位置選択モー
ドスイッチ42に応じて電動モーター12を駆動させる
駆動回路装置43とを備えている。また電動モーター1
2にエンコーダ(図示せず)を設け、エンコーダによっ
て電動モーター12の回転軸(図示せず)の回転数を検
出して、その回転数の信号を駆動回路装置43に出力し
てルームランプ10の現位置を算出する。一方、ルーム
ランプ10の目標位置を指定する位置選択モードスイッ
チ42のいずれか1つがONになると、駆動回路装置4
3はルームランプ10の目標位置と現位置の偏差を算出
して、その算出結果に基づいて電動モーター12を駆動
させルームランプ10を移動させる。
【0029】またイグニッションスイッチ(図示せず)
をOFFにした場合にはルームランプ10の現位置をメ
モリー(図示せず)に記憶させておく。なお、後述の各
実施例においても同様にしてルームランプ10の現位置
をメモリーに記憶させておく。
【0030】上記構成の可動式ルームランプより、ルー
ムランプ10の位置可変操作機構41の位置選択モード
スイッチ42のいずれか1つをONにすると、エンコー
ダによってあらかじめ駆動回路装置43に入力されたル
ームランプの現位置と、目標位置との偏差を算出し、そ
の算出結果に基づいて電動モーター12を駆動させルー
ムランプ10を移動させる。
【0031】よって第2実施例においては、第1実施例
の効果の他に、車室のレイアウトに応じて、あらかじめ
位置選択モードスイッチ42に対応したルームランプ1
0の位置が決められているので、車室のレイアウトの変
化によってその都度ルームランプ10の位置を乗員が調
整するといった煩わしさを解消できる。
【0032】尚、第1実施例および第2実施例において
は、ルームランプ10の位置可変操作スイッチ35およ
び位置選択モードスイッチ42を、図1のようにピラー
部36に設けたが、乗員の操作しやすい位置、例えばコ
ンソール部44に設けてもよい。次に、第3実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0033】図6に示すように、リアシート4は、リア
シート4を支持するシート支持部45と、シート固定部
46から構成されており、シート支持部45の内部に荷
重センサー4aを設け、乗員が着座したときにその荷重
を検出する。リアフロア8に配設されている他のリアシ
ート5,6,7についてもリアシート4と同様に構成さ
れており、またフロントシート2、3についても、フロ
ントシート2、3の下部に荷重センサを2a,3aを設
けておく。図7に示すように、それぞれのシートのセン
サ2a,3a,4a,5a,6a,7a、によって検出
された荷重信号をバッテリーに接続されたCPU47に
出力し、乗員が着座した各シートに応じてルームランプ
10の最適な位置を算出して、その算出結果より電動モ
ーター12を駆動させルームランプ10の位置を設定す
る。CPU47の制御順序については、図8に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。まずステップS1で各
シートの荷重センサから荷重信号を入力し、ステップS
2に進んでルームランプ10の現位置を入力する。つい
でステップS3に進んでルームランプ10の目標位置と
現位置との偏差を算出し、ステップS4でこの偏差が
「0」であるか否かを判断し、偏差が「0」でない場合
ステップS5に進んで、偏差が「0」の場合ステップS
6に進む。ステップS5では電動モーター12を駆動
し、ステップS1に戻る。ステップS6で電動モーター
12が駆動しているか否かを判断し、駆動している場合
ステップS7へ進み、駆動していない場合ステップS1
へ戻る。ステップS7では電動モーター12の駆動を停
止して、ステップS1に戻る。なお、後述の各実施例に
おいても同様の制御順序をおこなう。
【0034】上記構成の可動式ルームランプにより、乗
員がシートに着座するとその各シートの位置をそれぞれ
の荷重センサにより検出する。そのシートの位置より乗
員に対して最適なルームランプ10の位置をCPU47
により算出し、その算出結果より電動モーター12を通
電させて可動ワイヤー16を駆動し、ルームランプ10
を移動させ、ルームランプ10の位置を設定する。
【0035】よって第3実施例においては、第1実施例
の効果の他に、ルームランプ10の位置を乗員が着座し
たシートの位置に応じてCPU47による制御によって
設定することにより、自動的に乗員の位置を検出して、
乗員に対して必要な明るさを確保することができる。例
えば図1より、乗員がフロントシート2、3に着座した
場合は、ルームランプ10の位置はフロントシート2、
3の上方の車体1の天井部に設定され、乗員がフロント
シート2、3とリアシート4、5に着座した場合は、ル
ームランプ10の位置はリアシート4、5の上方の車体
1の天井部に設定される。また、乗員がリアシート5、
6、7に着座した場合は、ルームランプ10の位置はリ
アシート4、5とリアシート6、7の略中間の上方の車
体1の天井部に設定される。次に、第4実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0036】図9に示すように、リアシート4は、シー
トクッション48と、シートバック49と、シートクッ
ション48の端部にシートバック49を傾動自在に支持
するリクライニング機構部50と、リアシート4を支持
するシート支持部45と、シート固定部46から構成さ
れる。また、リアフロア8に溝部51を備え、溝部51
とシート固定部46は摺動可能に係合されることにより
リアシート4の位置を設定している。シート固定部46
にはリアシート4の位置を検出する位置センサ4bが、
シート支持部45にはリアシート4の回転を検出する回
転角センサ4cが、更にリクライニング機構部50には
シートバック49の傾動を検出する傾動角センサ4dが
それぞれ設けられている。リアフロア8に配設されてい
る他の各リアシートについてもシート4と同様に構成さ
れており、それぞれのシートの各センサによって検出さ
れたシートの位置信号と、回転角信号と、傾動角信号を
CPU47に出力し、それぞれのリアシートの状態に応
じてルームランプ10の最適な位置を算出して、その算
出結果より電動モーター12を駆動させルームランプ1
0の位置を設定する。
【0037】上記構成の可動式ルームランプにより、車
室の使用状態に応じてシート状態を変化させると、各リ
アシートの位置と回転状態およびシートバック49の傾
動状態をそれぞれのセンサにより検出して、そのシート
レイアウトに応じた最適なルームランプ10の位置をC
PU47により算出し、その算出結果より電動モーター
12を通電させて可動ワイヤー16を駆動し、ルームラ
ンプ10を移動させてルームランプ10の位置を設定す
る。
【0038】よって第4実施例においては、第1実施例
の効果の他に、例えば図11と図12に示すようにシー
トレイアウトに応じてルームランプ10の位置を自動に
設定でき、十分な明るさを確保することができる。図1
1においては、各リアシートのシートバック部をシート
後方に倒した場合、つまりシートフルフラットにした場
合、ルームランプ10は各リアシートのフルフラット部
上方の車体1の天井部の中心部分のガイドレール11に
設定され、また図12のようにリアシートを車体前部に
よせて車両室内後部を荷室として利用する場合、ルーム
ランプ10は車体1の天井部の後部に設定される。次
に、第5実施例について図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0039】図13に示すように、荷室51の積荷52
を検出してルームランプ10の位置を設定するもので、
荷室51に荷重センサ53を配置して積荷52の有無を
検出し、その信号をCPU47に出力して、荷室51の
積荷52の有無によりルームランプ10の位置を設定す
る。この制御体系図は、図7に示している制御体系図の
センサを荷重センサに置き換えたものである。
【0040】上記構成の可動式ルームランプにより、荷
室51に積荷52が積載されるとその積荷52を荷重セ
ンサ53により積荷52の有無を検出して、その積荷5
2を照らすために最適なルームランプ10の位置をCP
U47により算出し、その算出結果より電動モーター1
2を通電させて可動ワイヤー16を駆動し、ルームラン
プ10を移動させてルームランプ10の位置を設定す
る。
【0041】よって第5実施例においては、第1実施例
の効果の他に、積荷52の有無に応じて自動的にルーム
ランプ10の位置を設定することが可能であるので、積
荷52を積載し、積荷52の状態を確認したり積荷52
の梱包等の作業をおこなう場合に、自動的に十分な明る
さを確保することができる。次に、第6実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0042】図14に示すように、車体1に回動自在に
配設されたリアドア9と、フロントドア54、55と、
車体1に摺動自在に配設されたサイドドア56に、それ
ぞれ各ドアと車体1との接触部57、58、59、60
にドアの開閉を検出するドア開閉センサ9a,54a、
55a,56aを設け、乗員が乗降したり積荷の積卸し
などによる各ドアの開閉の際に、それぞれのドア開閉セ
ンサ9a,54a、55a,56aによって検出された
信号をCPU47に出力し、ドアの開扉状態に応じてル
ームランプ10の最適な位置を算出して、その算出結果
より電動モーター12を駆動させルームランプ10の位
置を設定する。この制御体系図は、図7に示している制
御体系図のセンサをドア開閉センサに置き換えたもので
ある。
【0043】上記構成の可動式ルームランプにより、各
ドアのいずれかが開扉されるとそれを各ドア開閉センサ
により検出して、乗員が乗降したり積荷の積卸しの際に
それぞれの場合に応じた最適なルームランプ10の位置
をCPU47により算出し、その算出結果より電動モー
ター12を通電させて可動ワイヤー16を駆動し、ルー
ムランプ10を移動させてルームランプ10の位置を設
定する。
【0044】よって第6実施例においては、第1実施例
の効果の他に、ドアの開閉に応じて自動的にルームラン
プ10の位置を設定できると共に、点灯モードスイッチ
機構部19bにより開扉時にルームランプ10を点灯さ
せ閉扉時にルームランプ10を消灯させることが可能で
あるので、乗員の車両の乗り降りの際にドアの開扉に反
応して、乗員の足元に対して必要な明るさを提供できる
だけでなく、車両室内の荷室43に積荷を積載する際に
も同様にしてドアの開扉に反応し自動的に十分な明るさ
を確保することができる。
【0045】尚、本実施例においては、ルームランプ1
0をガイドレール11によって支持したが、車両室内の
天井部分に複数のアームによって構成されたリンク部材
を回動自在に配設し、ルームランプ10をこのリンク部
材に取り付けて移動させてもよい。また、2つのガイド
レールを車長方向の同軸上に配設し、それぞれのガイド
レールについてルームランプと電動モーターを備え2つ
のルームランプの位置を設定してもよい。
【0046】第2実施例から第6実施例については、ル
ームランプ10の位置を設定手段によって自動で設定し
ているが、自動で設定したのちに電動モーター12の通
電をOFFにして手動でルームランプ10の位置を設定
してもよい。
【0047】第3実施例から第6実施例においては、車
両室内の時計から時刻の情報をCPU47に入力して昼
間の一定時間にはルームランプ10の位置の設定をOF
Fにして、夜間の一定時間のみONにすることも可能で
あり、または車体1に照度センサを設け、車外が十分に
明るい場合はルームランプ10の位置の設定をOFFに
して、そうでない場合にONにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明における概略図。
【図2】図2は、ルームランプの可動部分の斜視図。
【図3】図3は、図2のX−X断面図。
【図4】図4は、第1実施例における駆動体系図。
【図5】図5は、第2実施例における駆動体系図。
【図6】図6は、第3実施例におけるシートの斜視図。
【図7】図7は、第3実施例における制御体系図。
【図8】図8は、第3実施例における制御のフローチャ
ート。
【図9】図9は、第4実施例におけるシートの斜視図。
【図10】図10は、第4実施例における制御体系図。
【図11】図11は、第4実施例の一例を示す概略図。
【図12】図12は、第4実施例の一例を示す概略図。
【図13】図13は、第5実施例における概略図。
【図14】図14は、第6実施例における概略図。
【符号の説明】
1…車体、10…ルームランプ、11…ガイドレール、
12…電動モーター、16…可動ワイヤー、47…CP
U。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両室内を照明するルームランプの位置
    が、車両の天井部に対して移動可能とされた車両の可動
    式ルームランプにおいて、上記ルームランプを移動させ
    る移動手段と、該移動手段によって上記ルームランプの
    位置を設定する設定手段とを備えていることを特徴とす
    る車両の可動式ルームランプ。
  2. 【請求項2】上記設定手段は、車室の使用状態を検出す
    る検出手段と、該検出手段からの出力に基づいて上記移
    動手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴と
    する請求項1記載の車両の可動式ルームランプ。
  3. 【請求項3】上記設定手段は、上記ルームランプの位置
    を可変操作する位置可変操作手段を備え、該位置可変操
    作手段からの出力に基づいて上記移動手段により上記ル
    ームランプを移動させ該ルームランプの位置を設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両の可動式ルームラ
    ンプ。
  4. 【請求項4】上記検出手段は、乗員の着座しているシー
    トの位置を検出することを特徴とする請求項2記載の車
    両の可動式ルームランプ。
  5. 【請求項5】上記検出手段は、作動可能なシートの作動
    状態を検出することを特徴とする請求項2記載の車両の
    可動式ルームランプ。
  6. 【請求項6】上記検出手段は、車両室内の荷室の積荷を
    検出することを特徴とする請求項2記載の車両の可動式
    ルームランプ。
  7. 【請求項7】上記検出手段は、車体に取り付けられたド
    アの開閉を検出することを特徴とする請求項2記載の車
    両の可動式ルームランプ。
  8. 【請求項8】上記シートは、移動機構およびまたは、水
    平面に対して略垂直軸を中心とする回転機構およびまた
    は、シートバック部の傾動機構を具備しており、上記検
    出手段は、上記シートの移動状態およびまたは、回転状
    態およびまたは、傾動状態を検出することを特徴とする
    請求項5記載の車両の可動式ルームランプ。
JP3322167A 1991-12-05 1991-12-05 車両の可動式ルームランプ Pending JPH05155290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3322167A JPH05155290A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 車両の可動式ルームランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3322167A JPH05155290A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 車両の可動式ルームランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05155290A true JPH05155290A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18140687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3322167A Pending JPH05155290A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 車両の可動式ルームランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05155290A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19852998A1 (de) * 1998-11-17 2000-05-18 Volkswagen Ag Innenleuchteneinheit für Kraftfahrzeuge
WO2004039631A1 (de) * 2002-10-31 2004-05-13 Gerd Reime Einrichtung zur steuerung einer beleuchtung, insbesondere für fahrzeuginnenräume sowie verfahren zu ihrer steuerung
JP2006236878A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2006236877A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
WO2009020779A2 (en) * 2007-08-07 2009-02-12 Johnson Controls Technology Company Lighting system
JP2009036586A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Yamaha Corp 給電レールおよび位置管理システム
JP2012150117A (ja) * 2012-02-13 2012-08-09 Yamaha Corp 給電レール及び位置管理システム
WO2016003021A1 (ko) * 2014-06-30 2016-01-07 대성전기공업 주식회사 차량시트 위치 연계 램프 점등 시스템 및 방법
CN114670749A (zh) * 2022-04-21 2022-06-28 北京长安汽车工程技术研究有限责任公司 一种汽车室内阅读灯控制系统及汽车
US12017581B2 (en) * 2021-12-22 2024-06-25 Hyundai Motor Company Lamp control system and method for vehicles

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19852998A1 (de) * 1998-11-17 2000-05-18 Volkswagen Ag Innenleuchteneinheit für Kraftfahrzeuge
EP1002697A3 (de) * 1998-11-17 2003-08-27 Volkswagen Aktiengesellschaft Innenleuchteneinheit für Kraftfahrzeuge
DE19852998B4 (de) * 1998-11-17 2007-10-18 Volkswagen Ag Innenleuchteneinheit für Kraftfahrzeuge
WO2004039631A1 (de) * 2002-10-31 2004-05-13 Gerd Reime Einrichtung zur steuerung einer beleuchtung, insbesondere für fahrzeuginnenräume sowie verfahren zu ihrer steuerung
US7221271B2 (en) 2002-10-31 2007-05-22 Gerd Reime Device for controlling lighting for the interiors of automotive vehicles and method for controlling said device
JP2006236878A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2006236877A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP4543962B2 (ja) * 2005-02-28 2010-09-15 パナソニック電工株式会社 照明装置
JP2009036586A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Yamaha Corp 給電レールおよび位置管理システム
WO2009020779A3 (en) * 2007-08-07 2009-04-16 Johnson Controls Tech Co Lighting system
WO2009020779A2 (en) * 2007-08-07 2009-02-12 Johnson Controls Technology Company Lighting system
JP2012150117A (ja) * 2012-02-13 2012-08-09 Yamaha Corp 給電レール及び位置管理システム
WO2016003021A1 (ko) * 2014-06-30 2016-01-07 대성전기공업 주식회사 차량시트 위치 연계 램프 점등 시스템 및 방법
CN105492255A (zh) * 2014-06-30 2016-04-13 大星电机工业株式会社 用于打开与交通工具座椅位置相关的灯的系统及方法
US12017581B2 (en) * 2021-12-22 2024-06-25 Hyundai Motor Company Lamp control system and method for vehicles
CN114670749A (zh) * 2022-04-21 2022-06-28 北京长安汽车工程技术研究有限责任公司 一种汽车室内阅读灯控制系统及汽车
CN114670749B (zh) * 2022-04-21 2023-10-27 北京长安汽车工程技术研究有限责任公司 一种汽车室内阅读灯控制系统及汽车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5203600A (en) Apparatus for protecting a rear passenger for an automotive vehicle
US8814257B2 (en) Vehicle roof device
JPH05155290A (ja) 車両の可動式ルームランプ
US10717377B2 (en) Vehicle seating arrangement
JP2004506565A (ja) 自動車のウィンドウシェード用窓日除け制御装置
JPS63195038A (ja) 自動車のシ−トスライド装置
JP2023171903A (ja) アームレスト装置および車両用シート
US5152577A (en) Vehicle with flexible top openable at its front or rear portion
JP4475796B2 (ja) 設備制御装置
KR101534728B1 (ko) 차량의 커튼 제어 장치
US5254907A (en) Lighting system for use in vehicle cabin
JPH02256531A (ja) 車両用シート装置
KR20210051269A (ko) 자동차의 무빙 시트콘솔 장치
JPH04189634A (ja) 自動車のシート装置
JPH05149054A (ja) 車両用開閉体の開閉制御装置
CN111731162B (zh) 车辆用座椅装置
US20240190321A1 (en) Vehicle console assembly
JP2004136843A (ja) 車両用サンバイザ
KR100201068B1 (ko) 자동차 시트 편의장치와 그 제어방법
JP2782152B2 (ja) 車両用シート装置
JPH06270741A (ja) バックミラー駆動制御装置
JP4320600B2 (ja) 自動車用ランプシステム
JPS62255224A (ja) 自動車のオ−プンル−フ構造
JP4200787B2 (ja) 車両用シート
JPH1067271A (ja) 車椅子リフター