JPH05155282A - 座席振動装置 - Google Patents

座席振動装置

Info

Publication number
JPH05155282A
JPH05155282A JP34958191A JP34958191A JPH05155282A JP H05155282 A JPH05155282 A JP H05155282A JP 34958191 A JP34958191 A JP 34958191A JP 34958191 A JP34958191 A JP 34958191A JP H05155282 A JPH05155282 A JP H05155282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
seat
driver
cylinder chamber
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34958191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fukuoka
政廣 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUOKA KAGAKU KK
Original Assignee
FUKUOKA KAGAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUOKA KAGAKU KK filed Critical FUKUOKA KAGAKU KK
Priority to JP34958191A priority Critical patent/JPH05155282A/ja
Publication of JPH05155282A publication Critical patent/JPH05155282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果的にいねむり運転を防止できるようにす
る。 【構成】 シリンダ室9と、このシリンダ室9内を摺動
自在に設けられその一端がシリンダ室9から外方に突出
して座席1に連結するロツド5と、このロツド5に固定
されシリンダ室9の壁面とで上記シリンダ室9を2室に
区画するピストン4とを備え、上記シリンダ室9の2室
のうち一方の室に向けて上記ピストン4を付勢するばね
6を他方の室に配設し、上記一方の室を、コンプレツサ
13と大気連通路12とに交互に連通しうる流路切換弁
14に連通し、上記コンプレツサ13と流路切換弁14
を同時に作動させるスイツチを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いねむり運転防止の
ため自動車の運転座席等に用いられる座席振動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の運転者のいねむり運転を防止
するため各種の装置が提案されている。これらの装置
は、通常、運転者がいねむりをしかけたことを感知する
感知手段と、この感知手段からのいねむり感知信号を受
けて運転者の目を覚まさせる目覚まし手段とを備えてい
る。例えば、感知手段としては、運転者がいねむりをし
かけた場合こくりこくりと頭を前方に傾けるようになる
ため、単位時間当たりに頭を傾けた回数,頭を傾けてい
る時間等からいねむりを感知し、これをいねむり感知信
号として目覚まし手段に送るものがあり、目覚まし手段
としては、上記いねむり感知信号が送られると作動し、
運転者の耳元で大きな音をたてて目を覚まさせるものが
ある。したがつて、この装置によると、運転者がいねむ
りをしかけると、頭の傾き具合により運転者がいねむり
をしかけたことを感知し、これにより、目覚まし手段を
作動させて運転者の目を覚まさせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置は、運転者がいねむりをしかけてから目を覚まさせる
ものであるから、運転者が感知手段で感知できない程度
にいねむりをしかけたときに、眠気のため集中力がなく
なつて、事故を起こすことがある。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、効果的にいねむり運転を防止することのでき
る座席振動装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の座席振動装置は、シリンダ室と、このシ
リンダ室内を摺動自在に設けられその一端がシリンダ室
から外方に突出して座席に連結するロツドと、このロツ
ドに固定されシリンダ室の壁面とで上記シリンダ室を2
室に区画するピストンとを備え、上記シリンダ室の2室
のうち一方の室に向けて上記ピストンを付勢する付勢手
段を他方の室に配設し、上記一方の室を、圧力流体供給
手段と圧力流体逃がし路とに交互に連通しうる流路切換
手段に連通し、上記圧力流体供給手段と流路切換手段を
同時に作動させる指示手段を設けたという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明者は、運転者のいねむり運
転を効果的に防止する装置について、一連の研究を重ね
た結果、運転者がいねむりをしかけてから、これを感知
手段で感知して運転者の目を覚まさせるというのではい
ねむり運転による事故を完全に無くすことはできないこ
とを想起し、さらに研究を重ねて、運転座席を適度に振
動させることにより、運転者が全くいねむりできない状
態にしておけば、いねむり運転が全く無くなつていねむ
り運転による事故を完全に無くせることを見いだしこの
発明に到達した。
【0007】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す説明図であ
る。図において、1は座席であり、2は空気圧シリンダ
である。また、3は上記空気圧シリンダ2のシリンダ本
体であり、その内部にはシリンダ室9が形成されてい
る。このシリンダ室9内にはピストン4が上下に摺動自
在に配設されており、このピストン4でシリンダ室9内
が上室7と下室8とに区画形成されている。上記上室7
にはばね(付勢手段)6が、シリンダ本体3の上壁3a
の凹部とピストン4上面の凹部とにわたつて、配設され
ており、上記ばね6の弾圧力で上記ピストン4が下方向
に付勢されている。また、上記上壁3aの中央部にはロ
ツド挿通孔3bが形成されており、このロツド挿通孔3
bにロツド5が挿通している。そして、このロツド5の
上端部に上記座席1が、下端部に上記ピストン4がそれ
ぞれ固定されている。上記下室8からは連通路10が延
びており、この連通路10が流路切換弁14に接続して
いる。
【0009】上記流路切換弁14からは空気供給路11
と大気連通路(圧力流体逃がし路)12が延びており、
上記空気供給路11がコンプレツサ(圧力流体供給手
段)13に接続し、大気連通路12が大気中に連通して
いる。また、上記流路切換弁14には、そのケーシング
15内に弁棒16が摺動自在に配設されており、この弁
棒16の左端部に鉄心21が取り付けられ、また、弁棒
16に形成された大径部16aでケーシング15内が右
室17と左室18とに区画形成されている。上記右室1
7にはばね19が配設されており、このばね19の弾圧
力で上記弁棒16が左方向に付勢されている。また、上
記左室18の周壁には、その左端より所定距離だけ右側
に寄つた部分に励磁コイル20が固定されており、この
励磁コイル20と上記鉄心21とで電磁石が構成されて
いる。
【0010】上記励磁コイル20は、図2に示す自動車
30の車体前部に設けたバツテリ31にインバータ(図
示せず)を介して電気的に接続されており、このインバ
ータにより上記励磁コイル20に供給される電気を交流
電流に変換している。また、コントロールパネル32に
上記励磁コイル20への電流の供給をON,OFF制御
する振動用スイツチ(図示せず)が配置されている。そ
して、この振動用スイツチを押すと、上記励磁コイル2
0に電流が断続的に流れるようになつている。図におい
て、33はハンドルであり、34は床である。
【0011】上記構成において、通常時(振動用スイツ
チが押されておらず、励磁コイル20に電流が流れてい
ない時)には、流路切換弁14内に設けた電磁石に磁力
が発生していないため、弁棒16がばね19の弾圧力で
左方向に押されてケーシング15の左側面に接当し、こ
の状態で弁棒16の大径部16aが上記連通路10と空
気供給路11との間に位置している。これにより、連通
路10と大気連通路12とが右室17を介して連通し、
上記連通路10と空気供給路11との連通は上記大径部
16aで遮断されている。したがつて、下室9内の空気
が大気中に連通し、ピストン4がばね6の弾圧力により
下方向に押されてシリンダ本体3の下壁に接当する状態
となり、座席1がシリンダ本体3の上壁3aで支受され
ている。この場合に、コンプレツサ13からの空気はコ
ンプレツサ13自体、または空気供給路11中に設けた
空気逃がし手段(図示せず)により大気中に放出される
構造になつている。
【0012】運転中に、運転者が少し眠気を感じて、コ
ントロールパネル32に配置した振動用スイツチを押す
と、上記励磁コイル20に電流が短時間のピツチで断続
的に流れる。このとき、上記励磁コイル20に電流が流
れている状態においては、上記電磁石に磁力が発生し鉄
心19が励磁コイル20配設位置に(すなわち、右側
に)引き寄せられる。このため、弁棒16がばね19の
弾圧力に抗して移動し、図1に示すように、上記連通路
10と大気連通路12との連通は上記大径部16aで遮
断され、上記連通路10と空気供給路11とが左室18
を介して連通し、コンプレツサ13から空気(空気圧3
〜5kg)が下室8内に圧送される。これにより、ピスト
ン4(受圧面積20cm2 )が上昇し、これに伴い座席1
も上昇する。ついで、励磁コイル20へ電流が流れなく
なると、上記電磁石に磁力が発生ないため、上記したよ
うに上記連通路10と大気連通路12とが連通するため
下室8内の空気が大気中に連通し(図2参照)、これに
より、ピストン4がばね6の弾圧力により下方向に押さ
れ、これに伴い座席1が下降する。このような座席1の
昇降は、上記振動用スイツチが押されている間、繰り返
し行われる。
【0013】このように、運転者が少し眠気を感じた
ら、コントロールパネル32に配置した振動用スイツチ
を操作することで、座席1を繰り返し昇降させて振動さ
せることができる。このため、運転者はいねむりをする
ことがなくなり、いねむり運転による事故を完全に無く
すことができる。
【0014】なお、上記実施例では、振動用スイツチを
押した状態にあつて、上記励磁コイル20に電流が流れ
ていない場合に、コンプレツサ13からの空気をコンプ
レツサ13自体、または空気供給路11中に設けた空気
逃がし手段により大気中に放出するようにしているが、
これに限るものではなく、流路切換弁に上記コンプレツ
サ13からの空気を大気中に放出する手段を設けるよう
にしてもよい。すなわち、図4に示すように、弁棒25
に2つの大径部25a,25bを所定間隔をあけて形成
するとともに、流路切換弁23のケーシング24から圧
送空気放出路26を延ばし、その先端を自動車30の床
34に形成した孔(図示せず)内を通して車外に出す。
そして、上記2つの大径部25a,25bでケーシング
24内を右室27,中室28および左室29に区画す
る。そして、上記励磁コイル20に電流が流れている場
合には、図4に示すように、上記中室28を介して連通
路10と空気供給路12とを連通し、上記励磁コイル2
0に電流が流れない場合には、図5に示すように、右室
27を介して連通路10と大気連通路12とを連通する
とともに中室28を介して空気供給路12と圧送空気放
出路26とを連通する構造とする。これにより、振動用
スイツチを押した状態にあつて、上記励磁コイル20に
電流が流れていない場合に、コンプレツサ13から圧送
される空気を車外に排出することができるようになる。
【0015】また、上記実施例では、流路切換弁23と
して、弁棒16とばね19を組合わせたものを用いてい
るが、これに限定するものではなく、ロータリー式バル
ブを用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明の座席振動装置
によれば、指示手段を作動させて流路切換弁を作動させ
ることにより、シリンダ室の2室のうち付勢手段を配設
していない方の室を、圧力流体供給手段と圧力流体逃が
し路とに交互に連通させることができ、これにより上記
シリンダ室を摺動するロツドを進退移動させてこのロツ
ドに連結する座席に振動を付与することができるように
なる。したがつて、この座席に座る運転者はいねむりを
することがなく、いねむり運転による事故を完全に無く
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】自動車の概略説明図である。
【図3】上記実施例の作動状態を示す説明図である。
【図4】この発明の他の一実施例を示す説明図である。
【図5】その作動状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1 座席 4 ピストン 5 ロツド 6 ばね 9 シリンダ室 12 大気連通路 13 コンプレツサ 14 流路切換弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 座席振動装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いねむり運転防止の
ため自動車の運転座席等に用いられる座席振動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の運転者のいねむり運転を防止
するため各種の装置が提案されている。これらの装置
は、通常、運転者がいねむりをしかけたことを感知する
感知手段と、この感知手段からのいねむり感知信号を受
けて運転者の目を覚まさせる目覚まし手段とを備えてい
る。例えば、感知手段としては、運転者がいねむりをし
かけた場合こくりこくりと頭を前方に傾けるようになる
ため、単位時間当たりに頭を傾けた回数,頭を傾けてい
る時間等からいねむりを感知し、これをいねむり感知信
号として目覚まし手段に送るものがあり、目覚まし手段
としては、上記いねむり感知信号が送られると作動し、
運転者の耳元で大きな音をたてて目を覚まさせるものが
ある。したがって、この装置によると、運転者がいねむ
りをしかけると、頭の傾き具合により運転者がいねむり
をしかけたことを感知し、これにより、目覚まし手段を
作動させて運転者の目を覚まさせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置は、運転者がいねむりをしかけてから目を覚まさせる
ものであるから、運転者が感知手段で感知できない程度
にいねむりをしかけたときに、眠気のため集中力がなく
なって、事故を起こすことがある。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、効果的にいねむり運転を防止することのでき
る座席振動装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の座席振動装置は、運転座席と、これを振
動させる振動手段と、上記振動手段の振動をオン・オフ
させるオン・オフ手段を備えたという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明者は、運転者のいねむり運
転を効果的に防止する装置について、一連の研究を重ね
た結果、運転者がいねむりをしかけてから、これを感知
手段で感知して運転者の目を覚まさせるというのではい
ねむり運転による事故を完全に無くすことはできないこ
とを想起し、さらに研究を重ねて、運転座席を適度に振
動させることにより、運転者が全くいねむりできない状
態にしておけば、いねむり運転が全く無くなっていねむ
り運転による事故を完全に無くせることを見いだしこの
発明に到達した。
【0007】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す説明図であ
る。図において、1は座席で、2は空気圧シリンダであ
る。3は上記空気圧シリンダ2のシリンダ本体であり、
その上壁3aの中央部にはロッド挿通孔3bが形成され
ており、このロッド挿通孔3bを挿通するロッド5の上
端部に座席1が固定され、下端部にピストン4が固定さ
れている。また、上記シリンダ本体3には、その内部に
シリンダ室9が形成されており、このシリンダ室9内に
上記ピストン4が上下に摺動自在に配設され、このピス
トン4でシリンダ室9内が上室7と下室8とに区画形成
されている。そして、上記上室7にはばね6が、シリン
ダ本体3上壁3aの凹部とピストン4上面の凹部とにわ
たって、配設されており、上記ばね6の弾圧力で上記ピ
ストン4が下方向に付勢されている。また、上記下室8
からは連通路10が延びており、この連通路10が流路
切換弁14に接続している。
【0009】上記流路切換弁14には、そのケーシング
15内に弁棒16が摺動自在に配設されている。この弁
棒16には、その左端部に鉄心21が取り付けられてい
るとともに、その中央よりやや右寄り部に大径部16a
が形成されており、この大径部16aでケーシング15
内が右室17と左室18とに区画形成されている。そし
て、上記左室18には、その左側面から所定距離だけ右
側に寄った周壁の部分に電磁石20が固定され、下壁か
ら空気供給路11が延びており、この空気供給路11が
コンプレッサ13に接続している。また、上記右室17
にはばね19が配設されており、このばね19の弾圧力
で上記弁棒16が左方向に付勢されている。12は大気
中に連通する大気連通路であり、上記右室17の下壁に
取り付けられている。
【0010】上記電磁石20は、図2に示す自動車30
の車体前部に設けたバッテリ31にインバータ(図示せ
ず)を介して電気的に接続されており、このインバータ
により上記電磁石20に供給される電気を交流電流に変
換している。また、コントロールパネル32に上記電磁
石20への交流電流の供給をオン・オフ制御する振動用
スイッチ(図示せず)が配置されている。そして、この
振動用スイッチを押すと、上記電磁石20に交流電流が
流れるようになっている。図において、33はハンドル
であり、34は床である。
【0011】上記構成において、通常時(振動用スイッ
チが押されておらず、電磁石20に電流が流れていない
時)には、上記電磁石20に磁力が発生していないた
め、弁棒16がばね19の弾圧力で左方向に押されてケ
ーシング15の左側面に接当し、この状態で弁棒16の
大径部16aが上記連通路10と空気供給路11との間
に位置している。これにより、連通路10と大気連通路
12とが右室17を介して連通し、上記連通路10と空
気供給路11との連通は上記大径部16aで遮断されて
いる。したがって、下室9内の空気が大気中に連通し、
ピストン4がばね6の弾圧力により下方向に押されてシ
リンダ本体3の下壁に接当する状態となり、座席1がシ
リンダ本体3の上壁3aで支受されている。この場合
に、コンプレッサ13からの空気はコンプレッサ13自
体、または空気供給路11中に設けた空気逃がし手段
(図示せず)により大気中に放出される構造になってい
る。
【0012】運転中に、運転者が少し眠気を感じて、コ
ントロールパネル32に配置した振動用スイッチを押す
と、上記電磁石20に交流電流が流れる。これにより、
上記電磁石20に短時間のピツチで断続的に磁力が発生
する。そして、磁力が発生する状態では、鉄心21が電
磁石20配設位置に(すなわち、右側に)引き寄せられ
る。このため、弁棒16がばね19の弾圧力に抗して移
動し、図1に示すように、上記連通路10と大気連通路
12との連通は上記大径部16aで遮断され、上記連通
路10と空気供給路11とが左室18を介して連通し、
コンプレッサ13から空気(空気圧3〜5kg)が下室
8内に圧送される。これにより、ピストン4(受圧面積
20cm2 )が上昇し、これに伴い座席1も上昇する。
つぎに、磁力が発生しない状態になると、上記したよう
に上記連通路10と大気連通路12とが連通するため下
室8内の空気が大気中に連通し(図3参照)、これによ
り、ピストン4がばね6の弾圧力により下方向に押さ
れ、これに伴い座席1が下降する。このような座席1の
昇降は、上記振動用スイッチが作動している間、繰り返
し行われる。
【0013】このように、運転者が少し眠気を感じた
ら、コントロールパネル32に配置した振動用スイッチ
を操作することで、座席1を繰り返し昇降させて振動さ
せることができる。このため、運転者はいねむりをする
ことがなくなり、いねむり運転による事故を完全に無く
すことができる。
【0014】なお、上記実施例では、振動用スイッチを
操作した状態にあって、上記電磁石20に磁力が発生し
ていない場合に、コンプレッサ13からの空気をコンプ
レッサ13自体、または空気供給路11中に設けた空気
逃がし手段により大気中に放出するようにしているが、
これに限るものではなく、流路切換弁に上記コンプレッ
サ13からの空気を大気中に放出する手段を設けるよう
にしてもよい。すなわち、図4に示すように、弁棒25
に2つの大径部25a,25bを所定間隔をあけて形成
するとともに、流路切換弁23のケーシング24から圧
送空気放出路26を延ばし、その先端を自動車30の床
34に形成した孔(図示せず)内を通して車外に出す。
また、上記2つの大径部25a,25bでケーシング2
4内を右室27,中室28および左室29に区画する。
そして、上記電磁石20に磁力が発生している場合に
は、図4に示すように、上記中室28を介して連通路1
0と空気供給路12とが連通し、上記電磁石20に磁力
が発生していない場合には、図5に示すように、右室2
7を介して連通路10と大気連通路12とが連通すると
ともに中室28を介して空気供給路12と圧送空気放出
路26とが連通する構造とする。このような構造では、
振動用スイッチを操作した状態にあって、上記シリンダ
室9の下室8にコンプレッサ13からの圧縮空気が送ら
れない場合に、この空気を車外に排出することができ
る。
【0015】また、上記実施例では、流路切換弁23と
して、弁棒16とばね19を組合わせたものを用いてい
るが、これに限定するものではなく、ロータリー式バル
ブを用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明の座席振動装置
によれば、オン・オフ手段の指示により振動手段の振動
をオン・オフさせることにより、運転座席を振動させる
ことができるようになる。したがって、この座席に座る
運転者はいねむりをすることがなく、いねむり運転によ
る事故を完全に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】自動車の概略説明図である。
【図3】上記実施例の作動状態を示す説明図である。
【図4】この発明の他の一実施例を示す説明図である。
【図5】その作動状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1 座席 4 ピストン 5 ロッド 6 ばね 9 シリンダ室 12 大気連通路 13 コンプレッサ 14 流路切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ室と、このシリンダ室内を摺動
    自在に設けられその一端がシリンダ室から外方に突出し
    て座席に連結するロツドと、このロツドに固定されシリ
    ンダ室の壁面とで上記シリンダ室を2室に区画するピス
    トンとを備え、上記シリンダ室の2室のうち一方の室に
    向けて上記ピストンを付勢する付勢手段を他方の室に配
    設し、上記一方の室を、圧力流体供給手段と圧力流体逃
    がし路とに交互に連通しうる流路切換手段に連通し、上
    記圧力流体供給手段と流路切換手段を同時に作動させる
    指示手段を設けたことを特徴とする座席振動装置。
JP34958191A 1991-12-06 1991-12-06 座席振動装置 Pending JPH05155282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34958191A JPH05155282A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 座席振動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34958191A JPH05155282A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 座席振動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05155282A true JPH05155282A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18404686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34958191A Pending JPH05155282A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 座席振動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05155282A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3082491B2 (ja) * 1992-01-27 2000-08-28 松下電器産業株式会社 文字フォントデータ出力装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3082491B2 (ja) * 1992-01-27 2000-08-28 松下電器産業株式会社 文字フォントデータ出力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5647633A (en) Apparatus for vibrating seats
US5429585A (en) Multi-function cushion
JPS63197708U (ja)
JP2017030445A (ja) 車両用シート
CN201127025Y (zh) 防疲劳的蓝牙装置
EP0600135A1 (en) Vibratile seat
JP6295290B2 (ja) 睡眠の質向上装置
JP2009119181A (ja) 疲労軽減機能付き自動車用シート
CN205168243U (zh) 一种智能汽车驾驶座椅
JPH05155282A (ja) 座席振動装置
JPH058656A (ja) 車両の居眠り運転防止装置
US3903514A (en) Stay-awake alarm
JP2622440B2 (ja) 座席振動装置
JPH09266935A (ja) 加振シートの振動制御装置
JP2016028663A (ja) エアマットレス
JPH0568712A (ja) 疲労回復装置
JP2018070075A (ja) 車両用シート
CN111658482A (zh) 枕头及枕头的控制方法
CN211617505U (zh) 一种气囊腰托装置
JP2019187567A (ja) 座位保持訓練装置
JP2004130844A (ja) エコノミークラス症候群予防装置
JP2788686B2 (ja) 座席振動装置
JP2017206041A (ja) 乗物用シート
KR20040106738A (ko) 차량용 시트
KR200238096Y1 (ko) 운전자졸음방지용시트

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990112