JPH0515474B2 - - Google Patents
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- JPH0515474B2 JPH0515474B2 JP60177265A JP17726585A JPH0515474B2 JP H0515474 B2 JPH0515474 B2 JP H0515474B2 JP 60177265 A JP60177265 A JP 60177265A JP 17726585 A JP17726585 A JP 17726585A JP H0515474 B2 JPH0515474 B2 JP H0515474B2
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、瀬戸内海に架設される大橋の中央
分離帯などに設けられて上下車線の側から夫々使
用できるようにした消火線に関するものである。 〔従来の技術〕 従来の此種消火栓として実開昭47−17969号公
報に記載されているものが知られている。而し
て、該公報記載のものは、ホースを巻き取つたリ
ールに給水管を連結し、そして、該リールを機枠
を介して地中内に懸垂支持して成り、且つ、上面
の開放部を蓄体にて蓄装するものである。 又、家庭用消化ホース収納具として(実開昭58
−105353号公報記載のものが知られている。而し
て、該公報記載のものは、本体は、ホース収納部
と前蓄と底蓄で形成し、ホース収納部には容器内
の裏板より前部に突出する回転自在なホース保持
具を設け、容器の前面と底面には前蓄と底蓄を開
閉自在に設けて成るものである。
分離帯などに設けられて上下車線の側から夫々使
用できるようにした消火線に関するものである。 〔従来の技術〕 従来の此種消火栓として実開昭47−17969号公
報に記載されているものが知られている。而し
て、該公報記載のものは、ホースを巻き取つたリ
ールに給水管を連結し、そして、該リールを機枠
を介して地中内に懸垂支持して成り、且つ、上面
の開放部を蓄体にて蓄装するものである。 又、家庭用消化ホース収納具として(実開昭58
−105353号公報記載のものが知られている。而し
て、該公報記載のものは、本体は、ホース収納部
と前蓄と底蓄で形成し、ホース収納部には容器内
の裏板より前部に突出する回転自在なホース保持
具を設け、容器の前面と底面には前蓄と底蓄を開
閉自在に設けて成るものである。
上記従来型の前者は、消化栓地中内に懸垂支持
し、その上部の開放部を蓋装して成るものである
から、大橋等の道路の上下線を分岐する中央分離
帯を重ねている防護柵の下方に沿つて設置せられ
ることは不可能である。 又、仮に、該道路の地中に該公報記載のものを
設置せられたとしても、上下線からの扉の開閉は
困難であり、又、該消火栓の設置状態の視認性に
も難点があり、且つ、緊急時のホースの繰り出し
に相当の時間を要する。 更に、上記従来型の後者は、家庭用消火ホース
を高い位置より取り出しを容易にするための家庭
用消火ホース収納具であつて、大橋等の道路の上
下線を分ける中央分離帯を兼ねている防護柵の下
方に沿つて設置しても、道路の緊急の火災等の消
火栓として用いることはできない。 そこで、例えば、瀬戸内海に架設せられた瀬戸
大橋の中央分離帯に容易に設置せられ、且つ、該
大橋の道路上の緊急の火災等に直ちに対処できる
消火栓を得るために解決せらるべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明は該課題を解決する
ことを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 この発明は、上記目的を達成するために提案せ
られたものであり、給水軸管を中心に回転自在に
設けられたホースリールと、基部が消火液供給源
に連通されてホースリールに巻き付けられたホー
スと、ホースリールを内装し、且つ、前記ホース
を引き出すことができる開口部及び扉を有する装
置箱から成る消火栓に於て、前記ホースリールの
給水軸管は、上下線を分ける中央分離帯を兼ねて
いる防護柵の下方に沿つて設けられる橋などの路
面に略平行で、且つ、略水平状に左右方向に配置
され、更に、該ホースリールを内装した前記装置
箱の前記開口部と扉は、前記路面と上記防護柵の
下面との間に露出するように該装置箱の上部左右
に夫々設けられ、且つ、該開口部及び扉の下方部
分の装置箱は前記路面の下方に埋設されたことを
特徴とする橋などに設けられる消火栓を提供する
ものである。 〔作用〕 装置箱内に配線せられている給水軸管は、上下
線を分ける中央分離帯を兼ねている防護柵の下方
に沿つて設けられる橋などの路面に略平行、且
つ、略水平状に左右方向に配置されているので、
該給水軸管に回転自在に設けられているホースリ
ールは略下半分が路面の下方に位置し、そして、
上半分が路面上に位置することになる。そこで、
該ホースリールに巻き付けられているホースも略
上半分が路面上に位置し、下半分が路面下に位置
するので該ホースの上下線の路面上への引出し
も、該路面に沿つて引き出されることになるから
ホースの繰り出し操作が容易に行われる。更に、
該装置箱の開口部は該装置箱の上方部の左右両側
に設けられ、そして、該開口部を路面と水平面上
に位置せしめてその下部を該路面と水平面の下方
部に埋設しているので、該装置箱は路面上の水平
面より大きく露出せず、従つて、中央分離帯を兼
ねている防護柵の下方に容易に設置でき、更に、
該開口部は前述せる如く装置箱の上方部の左右両
側に設けられているので、上下線の何れの車線側
からもホースを容易に引出して使用でき、従つ
て、一基の消火栓を効率良く使用することが可能
となる。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明
する。尚、説明の都合上、従来公知に属する構成
も同時に説明する。 図に於て、1は装置箱であり、該装置箱1は左
右方向に長く形成して左右方向は幅狭い長方体状
に形成され、そして、該装置箱1内にてホースリ
ール2の給水軸管3を、路面GLに略平行で且つ
略水平状にすると共に左右方向に、該装置箱1に
固定している支え体4へ取付け、リール取付体5
の回転継手部5aが給水軸管3の回転継手部3a
へ回転のみ自在に嵌合されてホースリール2がリ
ール取付体5に取付けられ、装置箱1の上部左右
に夫々開口部7,8を設け、相互の給水通路が互
いに連通するようにリール取付体5にホース取付
体9を取付けてホース取付体9にホース10の基
部を嵌着し、ホースリール2に巻き付けたホース
10の先端部にノズル11を取付け、装置箱1に
取付けている板ばねからなる挟着金具12にノズ
ル11を取外し自在に弾性嵌着し、挟着金具12
からノズル11を取外して開口部7又は8から外
に引張れば、ホースリール2はホース取付体5と
共に給水軸管3の軸心の廻りに回転することにな
つて、開口部7又は8から外にホース10を引き
出すことができるようにしている。 開口部7,8は、装置箱1の天井板13及び左
右側板14,15の下部を除く部分が開放される
ように形成されて、ホース10の上記引出しに支
障しない状態に開放されて、不使用状態では開口
部7,8を閉止できる扉Dを備えているものであ
り、第2図、第3図、第4図に例示した扉Dは、
装置箱1の左右方向長さに略等しい側面視長方形
の左扉16と右扉17を左右側板14,15の上
縁部へ蝶番18を用いて枢着したものであつて、
左扉16、右扉17には開放方向に付勢されてい
るダンパなどを設けておき、夫々のラツチ19が
外されたとき、ダンパによつて緩やかに左扉1
6、右扉17は下方に向つて緩やかに開くように
設け、又、ホース10は装置箱1内の下部に設け
てあるガイドローラ20,21,23,24等に
案内されて抵抗少なく外へ引出しできるようにし
ている。 扉Dは種々の構造のものを使用できるものであ
つて第7図〜第10図に夫々の実施例を例示した
が、第7図では左扉26、右扉27を蝶番28に
よつて上開きとなるように枢着したものであつ
て、開放時に中央分離帯の防護柵29の下方に左
扉26又は右扉27が位置して開口部7,8の前
方を支障しないようにしたものであり、第8図に
示した第3の実施例では平行リンク機構30を用
いて左扉31と右扉32を蝶着しているので、左
扉31及び右扉32は閉止姿勢に平行な直立状の
姿勢のまま防護柵29の下方に開放されるので、
開閉途中における開口部7,8からの前方への張
出しを極めて小さくできる利点を有している。 又、第9図に示した第4の実施例のものは、扉
ガイドローラ33,34を装置箱1の上部に設け
て、閉止時には左扉35、右扉36は係止金具に
よつて天井板13及び左右側板14又は15に係
止できるようにし、係止金具を外して例えば右扉
36を押し上げると、右側の扉ガイドローラ34
に右扉36が乗つて左方に移動するので、左端縁
に設けてあるフツク37を左側の扉ガイドローラ
33に下方から係止すれば、右扉36は天井板1
3の下方に保持されるように構成したものであ
る。第10図に示した第5の実施例のものは、前
後に設けているシヤツタガイド38に沿つてシヤ
ツタ39を開閉移動できるように設けたものであ
つて、シヤツタ39が開口部7,8から前方に張
り出さない利点を有している。 給水軸管3の入口側は消火栓弁40に接続さ
れ、装置箱1の外の消火液供給源に接続されてい
る供給管41から流入する消火液が、圧力調整弁
42によつて調圧されて消火栓弁40に供給され
るようにし、左右方向に平行状態にて閉じ位置に
ある消火栓弁40のレバー43を左右方向に直角
に回動すると、消火栓弁40が開かれるものであ
り、消火液供給源として図示外のポンプを用いて
このポンプが運転されているときは、消火液の圧
力によつて弁部が閉じられ、ポンプが停止してい
るときは弁部が開かれて給水軸管3や途中配管等
に残つている消火液を、排水口から流下せしめる
ように作用する自動排水弁44を設けている。符
号45はポンプの起動用押しボタンであり、又、
符号46は消防隊専用栓である。 そして装置箱1は、第5図と第6図に例示した
ように、防護柵29を支えている支柱47,47
の間にて防護柵29の下方に位置せしめて、路面
GLの下方に左右側板14,15の殆どの部分が
埋設されるように設置するものであつて、路面
GLから上方へは開口部7,8が突出する程度ま
でできるだけ深く装置箱1を埋設するように設け
て背丈を充分に低くし、又、支柱47,47間の
左右方向長さを充分に利用してホースリール2の
直径を充分に大径とすることによつて、ホース1
0の引出し長さを確保できることになる。そし
て、給水軸管3が路面GLに略平行な長さを確保
できることになる。 そして、給水軸管3が路面GLに略平行な略水
平状に、しかも、車線に対して直交する方向であ
る左右方向にホースリール2が軸支されているの
で、車線に沿つてホース10を引き出すときにホ
ースリール2の軸支方向に直角な引出し力が作用
することになるので、ホースリール2は極めて軽
快に回転することになつた。 〔発明の効果〕 この発明に係る橋などに設けられる消火栓は、
上述のように構成したものであつて、装置箱の上
方部左右に設けてある何れかの扉を開いて上下車
線の何れか一方に面している開口部を開放し、こ
の開かれた開口部からホースを引出して引張るこ
とによつてホースリールが給水軸管を中心に回転
してホースが繰り出されて開口部から引き出され
ることになり、このような装置箱の上部左右に開
口部を設けているので、装置箱の下部を車線路面
の下方に埋設して背丈を充分に低くできると共
に、上下何れの車線側からもホースを引出して使
用でき、依つて、1基の消火栓を効率良く使用で
きることになる。 そして、ホースリールは路面に略平行で、且
つ、略水平状で、而も、車線に対して直交する方
向である左右方向に配置された給水軸管3を中心
に回転するので、該ホースリールに巻装されてい
るホースは路面に沿つて引き出されることにな
り、依つて、ホースの繰り出し作業が極めて容易
迅速となり、更に、車線に沿つて消火地点に向つ
てホースを引き出すときに、該ホースリールの軸
支方向に略直角方向に引き出されるため、ホース
リールは極めて軽快に回転することになるのであ
る。そして、ホースリールのリール径を大きく形
成することによつてホースの引出し長さを充分に
確保できることになるので、装置箱の左右幅が大
きくならず、これによつて上下車線への突出量が
極めて小さく、コンパクトな消火栓とすることが
できたのであり、而も、大栄となつているホース
リールは一層軽快に回転できるのである。
し、その上部の開放部を蓋装して成るものである
から、大橋等の道路の上下線を分岐する中央分離
帯を重ねている防護柵の下方に沿つて設置せられ
ることは不可能である。 又、仮に、該道路の地中に該公報記載のものを
設置せられたとしても、上下線からの扉の開閉は
困難であり、又、該消火栓の設置状態の視認性に
も難点があり、且つ、緊急時のホースの繰り出し
に相当の時間を要する。 更に、上記従来型の後者は、家庭用消火ホース
を高い位置より取り出しを容易にするための家庭
用消火ホース収納具であつて、大橋等の道路の上
下線を分ける中央分離帯を兼ねている防護柵の下
方に沿つて設置しても、道路の緊急の火災等の消
火栓として用いることはできない。 そこで、例えば、瀬戸内海に架設せられた瀬戸
大橋の中央分離帯に容易に設置せられ、且つ、該
大橋の道路上の緊急の火災等に直ちに対処できる
消火栓を得るために解決せらるべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明は該課題を解決する
ことを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 この発明は、上記目的を達成するために提案せ
られたものであり、給水軸管を中心に回転自在に
設けられたホースリールと、基部が消火液供給源
に連通されてホースリールに巻き付けられたホー
スと、ホースリールを内装し、且つ、前記ホース
を引き出すことができる開口部及び扉を有する装
置箱から成る消火栓に於て、前記ホースリールの
給水軸管は、上下線を分ける中央分離帯を兼ねて
いる防護柵の下方に沿つて設けられる橋などの路
面に略平行で、且つ、略水平状に左右方向に配置
され、更に、該ホースリールを内装した前記装置
箱の前記開口部と扉は、前記路面と上記防護柵の
下面との間に露出するように該装置箱の上部左右
に夫々設けられ、且つ、該開口部及び扉の下方部
分の装置箱は前記路面の下方に埋設されたことを
特徴とする橋などに設けられる消火栓を提供する
ものである。 〔作用〕 装置箱内に配線せられている給水軸管は、上下
線を分ける中央分離帯を兼ねている防護柵の下方
に沿つて設けられる橋などの路面に略平行、且
つ、略水平状に左右方向に配置されているので、
該給水軸管に回転自在に設けられているホースリ
ールは略下半分が路面の下方に位置し、そして、
上半分が路面上に位置することになる。そこで、
該ホースリールに巻き付けられているホースも略
上半分が路面上に位置し、下半分が路面下に位置
するので該ホースの上下線の路面上への引出し
も、該路面に沿つて引き出されることになるから
ホースの繰り出し操作が容易に行われる。更に、
該装置箱の開口部は該装置箱の上方部の左右両側
に設けられ、そして、該開口部を路面と水平面上
に位置せしめてその下部を該路面と水平面の下方
部に埋設しているので、該装置箱は路面上の水平
面より大きく露出せず、従つて、中央分離帯を兼
ねている防護柵の下方に容易に設置でき、更に、
該開口部は前述せる如く装置箱の上方部の左右両
側に設けられているので、上下線の何れの車線側
からもホースを容易に引出して使用でき、従つ
て、一基の消火栓を効率良く使用することが可能
となる。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明
する。尚、説明の都合上、従来公知に属する構成
も同時に説明する。 図に於て、1は装置箱であり、該装置箱1は左
右方向に長く形成して左右方向は幅狭い長方体状
に形成され、そして、該装置箱1内にてホースリ
ール2の給水軸管3を、路面GLに略平行で且つ
略水平状にすると共に左右方向に、該装置箱1に
固定している支え体4へ取付け、リール取付体5
の回転継手部5aが給水軸管3の回転継手部3a
へ回転のみ自在に嵌合されてホースリール2がリ
ール取付体5に取付けられ、装置箱1の上部左右
に夫々開口部7,8を設け、相互の給水通路が互
いに連通するようにリール取付体5にホース取付
体9を取付けてホース取付体9にホース10の基
部を嵌着し、ホースリール2に巻き付けたホース
10の先端部にノズル11を取付け、装置箱1に
取付けている板ばねからなる挟着金具12にノズ
ル11を取外し自在に弾性嵌着し、挟着金具12
からノズル11を取外して開口部7又は8から外
に引張れば、ホースリール2はホース取付体5と
共に給水軸管3の軸心の廻りに回転することにな
つて、開口部7又は8から外にホース10を引き
出すことができるようにしている。 開口部7,8は、装置箱1の天井板13及び左
右側板14,15の下部を除く部分が開放される
ように形成されて、ホース10の上記引出しに支
障しない状態に開放されて、不使用状態では開口
部7,8を閉止できる扉Dを備えているものであ
り、第2図、第3図、第4図に例示した扉Dは、
装置箱1の左右方向長さに略等しい側面視長方形
の左扉16と右扉17を左右側板14,15の上
縁部へ蝶番18を用いて枢着したものであつて、
左扉16、右扉17には開放方向に付勢されてい
るダンパなどを設けておき、夫々のラツチ19が
外されたとき、ダンパによつて緩やかに左扉1
6、右扉17は下方に向つて緩やかに開くように
設け、又、ホース10は装置箱1内の下部に設け
てあるガイドローラ20,21,23,24等に
案内されて抵抗少なく外へ引出しできるようにし
ている。 扉Dは種々の構造のものを使用できるものであ
つて第7図〜第10図に夫々の実施例を例示した
が、第7図では左扉26、右扉27を蝶番28に
よつて上開きとなるように枢着したものであつ
て、開放時に中央分離帯の防護柵29の下方に左
扉26又は右扉27が位置して開口部7,8の前
方を支障しないようにしたものであり、第8図に
示した第3の実施例では平行リンク機構30を用
いて左扉31と右扉32を蝶着しているので、左
扉31及び右扉32は閉止姿勢に平行な直立状の
姿勢のまま防護柵29の下方に開放されるので、
開閉途中における開口部7,8からの前方への張
出しを極めて小さくできる利点を有している。 又、第9図に示した第4の実施例のものは、扉
ガイドローラ33,34を装置箱1の上部に設け
て、閉止時には左扉35、右扉36は係止金具に
よつて天井板13及び左右側板14又は15に係
止できるようにし、係止金具を外して例えば右扉
36を押し上げると、右側の扉ガイドローラ34
に右扉36が乗つて左方に移動するので、左端縁
に設けてあるフツク37を左側の扉ガイドローラ
33に下方から係止すれば、右扉36は天井板1
3の下方に保持されるように構成したものであ
る。第10図に示した第5の実施例のものは、前
後に設けているシヤツタガイド38に沿つてシヤ
ツタ39を開閉移動できるように設けたものであ
つて、シヤツタ39が開口部7,8から前方に張
り出さない利点を有している。 給水軸管3の入口側は消火栓弁40に接続さ
れ、装置箱1の外の消火液供給源に接続されてい
る供給管41から流入する消火液が、圧力調整弁
42によつて調圧されて消火栓弁40に供給され
るようにし、左右方向に平行状態にて閉じ位置に
ある消火栓弁40のレバー43を左右方向に直角
に回動すると、消火栓弁40が開かれるものであ
り、消火液供給源として図示外のポンプを用いて
このポンプが運転されているときは、消火液の圧
力によつて弁部が閉じられ、ポンプが停止してい
るときは弁部が開かれて給水軸管3や途中配管等
に残つている消火液を、排水口から流下せしめる
ように作用する自動排水弁44を設けている。符
号45はポンプの起動用押しボタンであり、又、
符号46は消防隊専用栓である。 そして装置箱1は、第5図と第6図に例示した
ように、防護柵29を支えている支柱47,47
の間にて防護柵29の下方に位置せしめて、路面
GLの下方に左右側板14,15の殆どの部分が
埋設されるように設置するものであつて、路面
GLから上方へは開口部7,8が突出する程度ま
でできるだけ深く装置箱1を埋設するように設け
て背丈を充分に低くし、又、支柱47,47間の
左右方向長さを充分に利用してホースリール2の
直径を充分に大径とすることによつて、ホース1
0の引出し長さを確保できることになる。そし
て、給水軸管3が路面GLに略平行な長さを確保
できることになる。 そして、給水軸管3が路面GLに略平行な略水
平状に、しかも、車線に対して直交する方向であ
る左右方向にホースリール2が軸支されているの
で、車線に沿つてホース10を引き出すときにホ
ースリール2の軸支方向に直角な引出し力が作用
することになるので、ホースリール2は極めて軽
快に回転することになつた。 〔発明の効果〕 この発明に係る橋などに設けられる消火栓は、
上述のように構成したものであつて、装置箱の上
方部左右に設けてある何れかの扉を開いて上下車
線の何れか一方に面している開口部を開放し、こ
の開かれた開口部からホースを引出して引張るこ
とによつてホースリールが給水軸管を中心に回転
してホースが繰り出されて開口部から引き出され
ることになり、このような装置箱の上部左右に開
口部を設けているので、装置箱の下部を車線路面
の下方に埋設して背丈を充分に低くできると共
に、上下何れの車線側からもホースを引出して使
用でき、依つて、1基の消火栓を効率良く使用で
きることになる。 そして、ホースリールは路面に略平行で、且
つ、略水平状で、而も、車線に対して直交する方
向である左右方向に配置された給水軸管3を中心
に回転するので、該ホースリールに巻装されてい
るホースは路面に沿つて引き出されることにな
り、依つて、ホースの繰り出し作業が極めて容易
迅速となり、更に、車線に沿つて消火地点に向つ
てホースを引き出すときに、該ホースリールの軸
支方向に略直角方向に引き出されるため、ホース
リールは極めて軽快に回転することになるのであ
る。そして、ホースリールのリール径を大きく形
成することによつてホースの引出し長さを充分に
確保できることになるので、装置箱の左右幅が大
きくならず、これによつて上下車線への突出量が
極めて小さく、コンパクトな消火栓とすることが
できたのであり、而も、大栄となつているホース
リールは一層軽快に回転できるのである。
図はこの発明の実施例を示し、第1図は平面
図、第2図は側面図、第3図は第2図のB矢視
図、第4図は第2図のA−A線断面図、第5図は
消火栓の設置状態を示す斜視図、第6図は第5図
の側面図、第7図〜第10図は扉の夫々の実施例
を示す側面図である。 符号説明 1……装置箱、2……ホースリー
ル、3……給水軸管、7,8……開口部、10…
…ホース、D……扉、GL……路面。
図、第2図は側面図、第3図は第2図のB矢視
図、第4図は第2図のA−A線断面図、第5図は
消火栓の設置状態を示す斜視図、第6図は第5図
の側面図、第7図〜第10図は扉の夫々の実施例
を示す側面図である。 符号説明 1……装置箱、2……ホースリー
ル、3……給水軸管、7,8……開口部、10…
…ホース、D……扉、GL……路面。
Claims (1)
- 1 給水軸管を中心に回転自在に設けられたホー
スリールと、基部が消火液供給源に連通されてホ
ースリールに巻き付けられたホースと、ホースリ
ールを内装し、且つ、前記ホースを引き出すこと
ができる開口部及び扉を有する装置箱から成る消
火栓に於て、前記ホースリールの給水軸管は、上
下線を分ける中央分離帯を兼ねている防護柵の下
方に沿つて設けられる橋などの路面に略平行で、
且つ、略水平状に左右方向に配置され、更に、該
ホースリールを内装した前記装置箱の前記開口部
と扉は、前記路面と上記防護柵の下面との間に露
出するように該装置箱の上部左右に夫々設けら
れ、且つ、該開口部及び扉の下方部分の装置箱は
前記路面の下方に埋設されたことを特徴とする橋
などに設けられる消火栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17726585A JPS6238183A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 橋などに設けられる消火栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17726585A JPS6238183A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 橋などに設けられる消火栓 |
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JPS6238183A JPS6238183A (ja) | 1987-02-19 |
JPH0515474B2 true JPH0515474B2 (ja) | 1993-03-01 |
Family
ID=16028036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17726585A Granted JPS6238183A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 橋などに設けられる消火栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6238183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003199841A (ja) * | 2002-01-08 | 2003-07-15 | Kitaura Seisakusho:Kk | 建物用消火設備 |
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JP6765282B2 (ja) * | 2016-10-24 | 2020-10-07 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置 |
JP2018086178A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 沖電気工業株式会社 | 道路用消火栓 |
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JPS4894597U (ja) * | 1972-02-15 | 1973-11-12 | ||
JPS58105353U (ja) * | 1982-01-07 | 1983-07-18 | 藤田 伸彦 | 家庭用消火ホ−ス収納具 |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP17726585A patent/JPS6238183A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003199841A (ja) * | 2002-01-08 | 2003-07-15 | Kitaura Seisakusho:Kk | 建物用消火設備 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6238183A (ja) | 1987-02-19 |
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