JP6165912B2 - 消火設備 - Google Patents
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Description
このような消火設備について、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献2に記載の橋などに設けられる消火栓は、ホースが巻き付けられたホースリールが内装され、かつホースを引き出しできる扉と開口部が、上部左右にそれぞれ設けられた装置箱を有するものである。
そうしたときに、屋内消火栓から火災現場まで、ホースが届かなかったり、消火活動を行う者が迂回するときに時間を要したりして、初期消火に間に合わないおそれがある。
図1に示すように消火設備10は、建物B0の居室である第1空間S1および廊下である第2空間S2を仕切る壁体Wに配置される。
消火設備10は、図2から図に示すように、壁体Wに埋め込まれるケース20と、ケースに収納され、消火水を放水するノズルを有する消火ホース30と、ケースの第1空間S1に向いた第1開口20aに取り付けられた第1扉41および第2空間S2に向いた第2開口20bに取り付けられた第2扉42とを備えている。
消火ホース30が有するノズルは、消火水を、霧状としたり、シャワー状としたり、直接吐出したりすることが選択でき、トリガを引くことで吐出する散水ノズル31である。
軸芯部61は、ホース用L型竹の子と称される連結部材32と介して接続される消火ホース30の基端部と、ホースドラム60の軸芯部61に接続された中継用配管71とを連結するスイベルジョイント63により形成されている。このスイベルジョイント63は、ホースドラム60が軸芯部61の軸周りに回転しても、常に、消火ホース30と中継用配管71とを連通する機能を有している。
第2支持部材73は、ケース20の床部212と天井部214との間で上下方向に延びて支軸となる回転軸部材731と、回転軸部材731の中央部から延びて軸芯部61に接続された水平棒状部材732と、回転軸部材731の両端部から水平棒状部材732へ向かって傾斜した状態で延びる傾斜棒状部材733とを備えている。
回転軸部材731の下端から水平棒状部材732までの間と、水平棒状部材732とが、上述した中継用配管71を兼ねている。
スイベルジョイント82は、図7(A)から同図(C)に示すように、円筒状の弁箱821の内部に、給水管81からホースドラム60に向かう方向と直交する2ヵ所に通水口822a,822bが形成された弁体822が配置されている。
第1扉41および第2扉42は、支持部材70の回転軸部材731(支軸)側を中心に開閉するように形成されている。本実施の形態では、第1開口20a側から見て、第1空間S1側に取り出されたホースドラム60が左側から右側に回転するので、第1扉41も左側から右側に開く。また、第2開口20b側から見て、ホースドラム60が右側から左側に開くので、第2扉42も右側から左側に開く。
まず、図2および図8(A)に示すように、火災が発生していない通常状態では、消火設備10の消火ホース30は収納状態である。収納状態とは、消火ホース30は、ホースドラム60に巻き回された状態で、ホースドラム60がケース20内に収まり、第1扉41および第2扉42が閉じた状態である。
このとき、支持部材70の回転軸部材731(中継用配管71)は、第1支持部材72と、第2支持部材73の水平棒状部材732とを、ケース20(第1ケース部材210)の側壁部215の方向へ向けた回転位置となる。従って、図7(A)に示すように、通水口822a,822bが給水管81から90度ずれたところに位置するため、ホースドラム60が収納状態のときには、スイベルジョイント82は閉鎖状態となる。
このように図8(A)に示すホースドラム60が収納状態のときに、スイベルジョイント82は閉鎖状態となるため、元栓を締めることなく、水道水を給水管81から中継用配管71に流れることを防止することができる。
このとき、ホースドラム60が第1空間S1側に90度回転させたときに弁開度が最大となるため、消火ホース30を使用するときには、ホースドラム60は90度回転させて使用することが望ましい(図7(B)参照)。
このとき、ホースドラム60が第2空間S2側に90度回転させたときに弁開度が最大となるため、消火ホース30を使用するときには、ホースドラム60は90度回転させて使用することが望ましい(図7(C)参照)。
そして、操作者は、散水ノズル31のトリガを引いて火災に向かって放水することで、初期消火を迅速に行うことができる。操作者が防煙マスク83とめがね84とを装着すれば、煙を吸い込んだり、煙が目に入ったりして、消火活動に支障を来すような事態を回避することができる。
消火水は、給水管81に接続された水道配管Pから圧送される水道水から得ているため、消火設備10に給水するためのポンプなど動力源が不要である。従って、消火設備10をコンパクトに構成することができる。
20 ケース
20a 第1開口
20b 第2開口
210 第1ケース部材
211 収納部
212 床部
213 フランジ
214 天井部
215 側壁部
220 第2ケース部材
223 フランジ
30 消火ホース
31 散水ノズル
32 連結部材
41 第1扉
42 第2扉
51 ドレンホース
60 ホースドラム
61 軸芯部
62 鍔部
63 スイベルジョイント
70 支持部材
71 中継用配管
72 第1支持部材
73 第2支持部材
731 回転軸部材
732 水平棒状部材
733 傾斜棒状部材
81 給水管
82 スイベルジョイント
821 弁箱
822 弁体
822a,822b 通水口
83 防煙マスク
84 めがね
B0 建物
S1 第1空間
S2 第2空間
W 壁体
W1 壁面
P 水道配管
Claims (5)
- 建物の第1空間および第2空間を仕切る壁体に埋め込まれるケースと、
前記ケースに収納され、消火水を放水するノズルを有する消火ホースと、
前記第1空間に向いた前記ケースの第1開口に取り付けられた第1扉および前記第2空間に向いた前記ケースの第2開口に取り付けられた第2扉と、
前記消火ホースが巻き回されたホースドラムと、
前記ホースドラムを支持する支軸を中心に、前記ホースドラムを、前記第1開口側または前記第2開口側に回転させる支持部材とを備え、
前記支持部材が、給水管に接続された中継用配管である回転軸部材を有する消火設備。 - 前記消火ホースと接続された前記ホースドラムからの中継用配管は、消火水を供給する給水管と切替弁を介して接続され、
前記切替弁は、前記ホースドラムと共に軸回転する前記中継用配管の回転位置によって通水状態または閉鎖状態が切り替わるものであり、前記ホースドラムが収納状態のときに閉鎖状態、前記ホースドラムが回転して使用状態のときに通水状態となるものである請求項1記載の消火設備。 - 前記第1扉および前記第2扉は、前記支持部材の支軸側を中心に開閉する請求項1または2記載の消火設備。
- 前記ケースは、前記消火ホースを収納する収納部を有する第1ケース部材と、前記第1ケース部材の外側に嵌合されるケース厚調整用の第2ケース部材とを備えた請求項1から3のいずれかの項に記載の消火設備。
- 前記消火ホースは、水道配管からの水道水を吐出するものである請求項1から4のいずれかの項に記載の消火設備。
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