JPH05154613A - 水冷式銅製鋳型 - Google Patents

水冷式銅製鋳型

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JPH05154613A
JPH05154613A JP23546991A JP23546991A JPH05154613A JP H05154613 A JPH05154613 A JP H05154613A JP 23546991 A JP23546991 A JP 23546991A JP 23546991 A JP23546991 A JP 23546991A JP H05154613 A JPH05154613 A JP H05154613A
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water groove
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本水溝の間に増設本水溝およびそれへの分岐
溝を形成した場合、ボルト締付け部領域における冷却効
果が均一に増大する水冷式銅製鋳型の提供。 【構成】 スリット2を形成した銅板1にバックフレー
ムをボルト締めすることでスリットによる冷却用水溝を
備え、ボルト締付け部領域Xでは他の領域Yよりも本水
溝2a間の間隔が広くなっている水冷式銅製鋳型におい
て、ボルト締付け部領域では左右両本水溝の間の中間部
に、ボルト螺入孔5aを避けて増設本水溝2bを形成
し、本水溝から増設本水溝への分岐溝2dを形成すると
ともに、その分岐溝と、本水溝の分岐部2cとの少なく
とも一方について、本水溝および増設本水溝よりも通水
断面を多くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、冷却水の流量及び流速を
冷却用水溝(以下、スリットともいう)の幅あるいは深
さを適切に広く、そして深くすることにより、分岐後の
冷却水の流量及び流速の低下を防止した、均一冷却機能
を有する水冷式銅製鋳型に関する。
【0002】
【従来の技術】スリットを有する水冷式銅製鋳型はバッ
クフレームとボルト締めされている。ボルト締付け部領
域Xはスリット間領域Yよりスリットの間隔は広く、冷
却は悪くなっていた(図2)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、スリットを
途中で分岐し、X領域にスリットを増設する必要があっ
た。しかし、単なるスリットの増設は、スリット断面積
が増加するため、冷却水の流速が低下し、逆にスリット
増設部の冷却効果が低下する問題があった(図3)。
【0004】本願は、この欠点を解消するもので、分岐
増設スリットのスリット幅及び深さを適切に広くそして
深くすることによって、均一冷却を可能とする水冷式銅
製鋳型を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、冷却用水溝を備えた水冷式銅製鋳型にお
いて、銅板とバックフレームとの締付け部領域の冷却を
向上させるために、冷却用本水溝より分岐した分岐水溝
を締付け部領域に設けると共に、この分岐水溝の分岐領
域に相当する本水溝及び分岐水溝の水溝幅を、本水溝幅
の1ないし3倍に、及び/又はそれらの水溝深さを、本
水溝の深さの1ないし2倍に構成したことを特徴とす
る。
【0006】
【実施例】以下、本願発明の実施例を図1に基いて詳述
する。
【0007】図1は、本発明の一実施例鋳型で、(a)
はその構成説明図を示し、(b)は(a)図のC−C線
及びD−D線矢視の断面構成図である(D−D線矢視に
相当する箇所は点線で図示した)。
【0008】冷却用水溝(スリット)2を内側に備えた
銅板1はバックフレーム3とはOリング4を介して締付
けボルト5にて一体化されている。
【0009】図2の従来例鋳型に見られるように、スリ
ット間隔は、ボルト締付け部領域Xにおいてそれ以外の
スリット間領域Yよりも広く、このため、ボルト締付け
部領域Xにあっては、従来は冷却効率が悪くなっていた
のである。
【0010】図1の本発明実施例鋳型にあっては、上記
領域Xの冷却効率を向上させるために、冷却用本水溝2
aより分岐した分岐水溝2bを上記領域Xに設けると共
に、この分岐水溝2bの分岐領域Zに相当する本水溝2
c及び分岐水溝2dの水溝幅(以下、2a及び2bの水
溝幅をw、2c及び2dの水溝幅をWで表すことがあ
る)Wを、本水溝幅wの1ないし3倍に、及び/又はそ
れらの水溝深さ(以下、2a及び2bの水溝深さをt、
2c及び2dの水溝深さをTで表わすことがある)T
を、本水溝の深さtの1ないし2倍に構成してある。
【0011】図4は、従来例鋳型(a)、単なる分岐ス
リット増設鋳型(b)、及び本発明実施例鋳型(c)の
スリット幅と各スリットに於ける冷却水の流速測定位置
を示している。なお、v1ないしv5上に示した矢印は冷
却水の流れ方向を示し、またスリット深さは各鋳型同一
である。
【0012】図5は、図4の各鋳型に於けるv1ないし
5の流速実測値である。従来例鋳型(a)のスリット
の途中で同寸法のスリットを単に増設した分岐スリット
増設鋳型(b)の冷却水の流速v2及びv3は、3.5m
/sec及び3.0m/secであり、従来例鋳型にお
けるv1と比較して60〜70%の流速に低下してい
る。
【0013】一方、本発明実施例鋳型(c)におけるv
4及びv5の流速は、5m/sec及び4.9m/sec
であり、流速は従来例鋳型(a)と同じである。
【0014】上記比較により、スリット途中より分岐ス
リットを増設する場合には、分岐前のスリット幅及び深
さを適切に広く、そして深くすることが、重要であるこ
とが分かる。
【0015】分岐スリット増設部のスリット幅は、スリ
ット深さとの関連から、1〜3倍(好ましくは1.5
倍)、また、スリット深さは、1〜2倍(好ましくは
1.3倍)が適当である。
【0016】図6は、鋳造条件として、鋳造速度が20
0cm/min、冷却水の流速が7m/sec、冷却水
温度が35℃の時の、従来例鋳型(a)、単に分岐スリ
ットを増設しただけの鋳型(b)、及び本発明実施例鋳
型(c)の鋳造時の鋳型温度を測定して、その温度分布
を示した説明図である。
【0017】図6によれば、従来例鋳型では、鋳造面の
温度が200℃〜250℃であり、50℃の温度差があ
る。また、単に分岐スリットを増設しただけの鋳型で
は、205℃〜248℃である。一方、本発明実施例鋳
型では200℃〜205℃である。このことは、分岐ス
リットの効果を上げるためには、分岐スリット増設部の
スリット幅、深さを適切に広くあるいは深くし、冷却水
の流速を維持することが重要であることを示している。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、冷却用水溝を有す
る水冷式銅製鋳型において、銅板とバックフレームとの
締付け部領域の冷却効率を高めるためには、単に本水溝
と同寸法の水溝を本水溝の途中から増設して分岐スリッ
ト増設型鋳型としても何んら冷却効率の向上は得られ
ず、本発明の如く、分岐領域に相当する本水溝及び分岐
水溝の水溝幅及び/又は深さを、所定の広さ及び深さに
することによってはじめて、分岐後の冷却水の流量及び
流速の低下は防止され、均一な冷却機能を有する水冷式
銅製鋳型が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例鋳型で、(a)はその構成説明
図、(b)は(a)図のC−C線及びD−D線矢視の断
面構成図である。
【図2】従来例鋳型で、(a)はその構成説明図、
(b)は(a)図のA−A線矢視の断面構成図である。
【図3】従来例鋳型に単に分岐スリットを増設した鋳型
で、(a)はその構成説明図、(b)は(a)図のB−
B線矢視の断面構成図である。
【図4】冷却水の流速測定位置及びスリット寸法を示す
構成説明図で、(a)は従来例鋳型、(b)は単なる分
岐スリット増設鋳型、(c)は本発明実施例鋳型を示
す。
【図5】図4の測定位置に於ける冷却水の流速を比較し
て示したグラフ。
【図6】従来例鋳型(a)、単なる分岐スリット増設鋳
型(b)及び本発明実施例鋳型(c)のそれぞれの使用
時の温度分布を示す説明図。
【符号の説明】
1 銅板 2 冷却水溝(スリット) 3 バックフレーム 4 Oリング 5 締付けボルト X ボルト締付け部領域 Y スリット間領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 水冷式銅製鋳型
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋳型の主体となる銅
板にバックフレームをボルト締めした組立て形態である
ために、ボルト締付け部領域では他の領域よりも本水溝
間の間隔が広くなっている水冷式銅製鋳型に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の水冷式銅製鋳型は、銅板にスリ
ットを形成し、その形成側にバックフレームをボルト締
めすることにより、スリットが水溝として構成される。
水溝は平行に形成され、その一端が入口に、他端が出口
とされる。
【0003】水溝からは漏水があってはならないので、
ボルトは適当な間隔毎に列設されるが、このボルトが障
害となってボルト締付け部領域Xにおいては、水溝の形
成が制約されるので、図3および図4に示すように、他
の領域Yよりもスリットの間隔は広く、それだけ冷却効
率が悪くなるという不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ボルト締付け
部領域Xにおいては、図5および図6に示すように、左
右両本水溝の間の中間にボルト螺入孔5aを避けて増設
本水溝2bを形成するとともに、本水溝2a,2aから
増設本水溝2bへ分岐溝2dを設ける手段を試みた。し
かし、単なるスリツトの増設は、全体として水溝の断面
積が増加するため、冷却水の流速がそれだけ低下し、逆
にスリツト増設部の冷却効果が低下するという問題があ
った(図7ないし図13において後述)。
【0005】この発明は、上記のような問題を解消する
もので、本水溝の間に増設本水溝およびそれへの分岐溝
を形成した場合において、ボルト締付け部領域における
冷却効果が均一に増大する水冷式銅製鋳型を提供するこ
とを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、スリツトを形成した銅板にバックフ
レームをボルト締めすることにより、スリットによる冷
却用水溝を備え、ボルト締付け部領域では他の領域より
も本水溝間の間隔が広くなっている水冷式銅製鋳型にお
いて、ボルト締付け部領域では左右両本水溝の間の中間
部に、ボルト螺入孔を避けて増設本水溝を形成し、本水
溝から増設本水溝への分岐溝を形成するとともに、その
分岐溝と、本水溝の分岐部との少なくとも一方につい
て、本水溝および増設本水溝よりも通水断面を多くした
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本水溝に一端から冷却水が流入されると、その
冷却水は、本水溝と、増設本水溝へと分岐される。いず
れにしても、本水溝の他端から排出されるが、分岐溝お
よび分岐部の通水断面が多いと、その部分において、流
水抵抗が少なくなる結果、本水溝および増設本水溝にお
ける冷却水の流速が速くなる。
【0008】通水断面の増加は、スリツトの幅や深さに
よるが、深さについては、2倍を超えると、冷却水の分
岐および合流によるエネルギー損失が大きくなり、流速
増加効果が低下する。また、深さを深くすることは鋳型
の有効肉厚を減少させることになるので、この面での制
約もある。
【0009】スリツトの幅については、3倍を超える
と、冷却水の分岐および合流によるエネルギー損失か
ら、流速増加効果が少なくなり、流れが停滞する飽和状
態となりやすい。
【0010】従って、通水断面を多くすることについて
は、本水溝や増設本水溝に対して、分岐溝および分岐部
が、幅を1ないし3倍に、および/または深さを1ない
し2倍になされていることが望ましい。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1に基づいて説
明する。
【0012】図1および図2は、この発明の一実施例の
鋳型で、図1は、銅板1にスリット2の形成状態を示す
平面から見た説明図であり、図2は、図1のC−C線矢
視において示す鋳型の断面説明図であるが、D−D線矢
視に相当する箇所は点線で図示した。
【0013】水冷式銅製鋳型は、スリット2を内側に形
成した銅板1を主体とし、その内側に、バックフレーム
3がボルト5によって締め付けられ、銅板1とバックフ
レーム3との間には漏水防止用としてOリング4が介在
される。ボルト5の配列については、縦に3個の列が左
右に等間隔となっており、各列の箇所をボルト締付け部
領域X、その間を他の領域Yと称することにする。
【0014】ボルト締付け部領域Xにおいては、ボルト
螺入孔5a,5a,5aの列を挟むようにして、本水溝
2a,2aを有し、その両端および中央、つまり、ボル
ト螺入孔5aに近接した箇所に、分岐部2cが幅広く形
成される。また、隣接ボルト螺入孔5a,5aの間には
本水溝2a,2aの中間においてそれと平行に走る増設
本水溝2bを設け、分岐部2cからその増設本水溝2b
へ分岐溝2dが導かれこの分岐溝2dが深く形成されて
いる。
【0015】本水溝2aおよび増設本水溝2bの溝巾を
w、分岐部2cおよび分岐溝2dの溝巾をWで表すと、
Wをwの1ないし3倍にする。また、本水溝2aおよび
増設本水溝2bの深さをt、分岐部2cおよび分岐溝2
dの深さをTとすれば、Tをtの1ないし2倍とする。
【0016】前記実施例は、一列のボルト5が3個であ
る図3および図5の鋳型を基本形態とするものである
が、次に、2個の場合について、具体的に効果の比較例
を説明する。
【0017】図9は、図1に対応する他の実施例を示し
たもので、その比較例として、図7に従来例(図3に対
応)を、図8にスリット増設型の未完成例(図5に対
応)を示す。
【0018】上記の各図において、スリット幅W,w
と、冷却水の流速測定位置(v1〜v5)とを示してい
る。なお、v1ないしv5上に示した矢印は、冷却水の流
れ方向を示し、また、スリット深さは各鋳型同一であ
る。
【0019】図10は、各鋳型におけるv1ないしv5
流速実測値である。未完成例の鋳型(図8)では、冷却
水の流速v2およびv3は、3.5m/secおよび3.
0m/secであり、従来例鋳型(図7)におけるv1
と比較して60〜70%の流速に低下している。
【0020】一方、この発明実施例鋳型(図9)におけ
るv4およびv5の流速は、5m/secおよび4.9m
/secであり、流速は、従来例鋳型(図7)とほゞ同
じである。
【0021】さらに、図11ないし図13(図7ないし
図9の各断面図)について、冷却効果の比較を説明す
る。鋳造条件として、鋳造速度が200cm/min、
冷却水温度が35℃の時である。図11が従来例鋳型、
図12が単に分岐スリットを増設しただけの未完成鋳
型、図13がこの発明実施例鋳型であるが、それぞれに
ついて、鋳造時の鋳型温度を測定して、その温度分布を
示した説明図である。
【0022】これによれば、従来例鋳型では、鋳造面の
温度が200℃〜250℃であり、その間に50℃の温
度差がある。また、単に分岐スリットを増設しただけの
未完成鋳型では205℃〜248℃である。一方この発
明実施例鋳型では、200℃〜205℃である。このこ
とは、分岐スリットの効果を上げるためには、分岐スリ
ット増設部のスリット幅、深さを適切に広くあるいは深
くし、冷却水の流速を維持することが重要であることを
示している。
【0023】図14および図15は、この発明による他
の実施例鋳型であってスリットの深さについて、本水溝
2a,2aおよび増設本水溝2bに対して、分岐部2c
で2倍、分岐溝2dで1.5倍とし、スリット幅を同一
とした。これによると、冷却水の流速v6およびv7は、
5.1cm/secおよび5.0cm/secであり、
分岐スリットを増設しない水溝12の流速v1と同じで
ある。
【0024】図16は、分岐溝2dおよび分岐部2cの
スリットの深さおよび幅について、本水溝2a,2aお
よび増設本水溝2bに対して、それぞれ1.3倍および
1.5倍とした。この図に示すように、均一な温度分布
となっている。また、実測した流速v8、v9およびv10
は、それぞれ7m/sec、7.1m/secであり、
充分な流速が維持されている。
【0025】上記のような様々な実験結果から、分岐部
2cおよび分岐溝2dの幅はスリット深さとの関連もあ
るが、1〜3倍(好ましくは1.5倍)が適当である。
また、スリット深さは、1〜2倍(好ましくは1.3
倍)が適当である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、冷却用水溝を有する水冷式銅製鋳型のボルト締付け
部領域における冷却効果の改善のために、左右本水溝の
間の中間部に、単に増設本水溝やそれへの分岐溝を形成
しただけでは、所期の効果が得られなかったことを見事
に解決したもので、分岐溝と、本水溝の分岐部との少な
くとも一方について、本水溝および増設本水溝よりも通
水断面を多くしたことによつて、冷却水の流量および流
速の各低下が防止され、均一な冷却機能を発揮するとい
う極めて優れた効果がある。
【0027】加えて、通水断面を多くすることについ
て、本水溝や増設本水溝に対して、分岐溝および分岐部
が、幅を1ないし3倍に、および/または深さを1ない
し2倍になされていると、その値が適正であるために、
さらに、上記効果が顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す銅板の平面説明図である。
【図2】図1のC−C線矢視(D−D線矢視は点線で示
す)の拡大した断面説明図である。
【図3】従来例を示す図1に対応する説明図である。
【図4】図3のA−A線矢視において示す図2に対応す
る説明図である。
【図5】単なるスリット増設型である比較例を示す図1
に対応する説明図である。
【図6】図5のB−B線矢視において示す図2に対応す
る説明図である。
【図7】他の従来例を示す説明図である。
【図8】単なるスリット増設型である他の比較例を示す
説明図である。
【図9】他の実施例を示す図7および図8に対応する説
明図である。
【図10】図7,図8,図9のそれぞれの冷却水の流速
を比較して示すグラフである。
【図11】他の従来例を示す断面説明図である。
【図12】単なるスリット増設型である他の比較例を示
す断面説明図である
【図13】他の従来例を示す図11および図12に対応
する説明図である。
【図14】さらに他の実施例を示す平面説明図である。
【図15】図14のE−E線矢視の拡大した断面説明図
である。
【図16】さらに他の実施例を示す断面説明図である。
【符号の説明】 1 銅板 2 スリット 2a 本水溝 2b 増設本水溝 2c 本水溝の分岐部 2d 分岐溝 3 バックフレーム 5 ボルト 5a ボルト螺入孔 12 水溝 X ボルト締付け部領域 Y 他の領域
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図11】
【図12】
【図8】
【図9】
【図10】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却用水溝を備えた水冷式銅製鋳型にお
    いて、銅板とバックフレームとの締付け部領域の冷却を
    向上させるために、冷却用本水溝より分岐した分岐水溝
    を締付け部領域に設けると共に、この分岐水溝の分岐領
    域に相当する本水溝及び分岐水溝の水溝幅を、本水溝幅
    の1ないし3倍に、及び/又はそれらの水溝深さを、本
    水溝の深さの1ないし2倍に構成したことを特徴とする
    水冷式銅製鋳型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361373A (ja) * 2001-05-31 2002-12-17 Japan Engineering Network Kk 連続鋳造用組立て鋳型
JP2008238201A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Jfe Steel Kk 連続鋳造機用クーリンググリッド装置および連続鋳造鋳片の製造方法
WO2024089295A1 (en) 2022-10-28 2024-05-02 Danieli & C. Officine Meccaniche S.P.A. Mould for the continuous casting of a metal material

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WO2024089295A1 (en) 2022-10-28 2024-05-02 Danieli & C. Officine Meccaniche S.P.A. Mould for the continuous casting of a metal material

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