JPH05154081A - 食器洗浄機用水位検出装置 - Google Patents

食器洗浄機用水位検出装置

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JPH05154081A
JPH05154081A JP31909491A JP31909491A JPH05154081A JP H05154081 A JPH05154081 A JP H05154081A JP 31909491 A JP31909491 A JP 31909491A JP 31909491 A JP31909491 A JP 31909491A JP H05154081 A JPH05154081 A JP H05154081A
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JP
Japan
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casing
water
water level
cleaning
siphon breaker
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Application number
JP31909491A
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English (en)
Inventor
Hiromi Odakawa
博美 小田川
Ippei Hagiwara
一平 萩原
Mitsuo Fukuda
光男 福田
Yoshitaka Yajima
義孝 矢島
Masaharu Ohori
正春 大堀
Kiyoshi Nakamura
潔 中村
Naoki Nishio
直樹 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の部品点数を減少して、コストダウンを
図るとともに、信頼性を向上すること。 【構成】 食器洗浄機の洗浄タンク2内の洗浄水と同一
水位の洗浄水を貯留するケーシング72と、ケーシング
72内の洗浄水の水位を検出する検出部としてのフロー
ト73、検出ロッド74及び位置センサ75とを具備す
るものにおいて、略T字管状のサイフォンブレーカ77
の一端部をケーシング72に一体成形により接続固定す
る。また、サイフォンブレーカ77の残りの2つの端部
にそれぞれ排水管24を接続する。そして、ケーシング
72のサイフォンブレーカ77との接続部に複数個の連
通孔78を穿設する。更に、ケーシング72に一体形成
されたブラケット76を介して食器洗浄機の本体1側に
取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗浄機用水位検出装
置に関するものであり、特に、水位検出器をサイフォン
ブレーカと接続して洗浄機の本体に取付ける構造の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、食器洗浄機は、本体内に設けら
れた洗浄タンク内の底部に洗浄水を貯留し、その洗浄水
を洗浄ポンプにより洗浄タンク内の噴出ノズルから食器
類を収容するかごに噴射して、食器類の洗浄を行なって
いる。また、食器類の洗浄後は、洗浄タンク底部の洗浄
水を排水ポンプにより本体の外部に排出している。そし
て、これらの食器洗浄機のうち、洗浄タンク底部の洗浄
水の水位を検出する水位検出器及び洗浄水排出時の排水
の逆流を防止するサイフォンブレーカを具備する食器洗
浄機が知られている。
【0003】従来のこの種の食器洗浄機の水位検出器及
びサイフォンブレーカとして、図4及び図5に示す技術
を挙げることができる。
【0004】図4は従来の食器洗浄機の水位検出器及び
サイフォンブレーカを示す正面図、図5は従来の食器洗
浄機のサイフォンブレーカを示す側面図である。
【0005】図において、2は食器洗浄機の洗浄タン
ク、24は洗浄タンク2の底部に接続され、洗浄タンク
2内の洗浄水を排水ポンプ(図示略)により食器洗浄機
の外部へ排出する排水管である。また、50は水位検出
器であって、51は導水ホース、52は導水ホース51
を介して洗浄タンク2の底部と連通され、洗浄タンク2
底部の洗浄水と同一水位の洗浄水を貯留するケーシン
グ、53はケーシング52内に収容され、洗浄水の水位
に対応して上下動するフロート、54はフロート53の
上部に固着されてケーシング52の上方に摺動可能に突
出する検出ロッド、55はケーシング52の上端に配設
され、検出ロッド54の高さ位置を検出する位置センサ
である。一方、60はサイフォンブレーカであって、6
1は前記排水管24の途中に介装して接続された筒状の
ブレーカ本体、61aはブレーカ本体61を洗浄タンク
2の内部に連通する連通管、62は洗浄タンク2に対す
る連通管61aの取付部を封止して水密を維持するシー
ル部材、63はブレーカ本体61を洗浄タンク2に取付
けるブラケット、64は前記ブラケット63を洗浄タン
ク2に螺着するネジ、65は前記ブレーカ本体61と前
記水位検出器50のケーシング52とを連通する循環ホ
ースである。なお、前記ネジ64に対応して洗浄タンク
2内部には、ネジ64と螺合するナット及び洗浄タンク
2に対するネジ64の取付部分を封止して水密を維持す
るパッキン(いずれも図示略)が配置されている。
【0006】次に、上記のように構成された従来の食器
洗浄機の水位検出器及びサイフォンブレーカの動作を説
明する。
【0007】まず、水位検出器50は、常に、洗浄タン
ク2の底部の洗浄水の水位を検出し、その水位に対応し
た信号を出力し、この出力信号に対応して、食器洗浄機
が、図示しない制御手段を介して、洗浄タンク2内の洗
浄水の水位制御を行なう。一方、サイフォンブレーカ6
0は、洗浄動作終了後に外部へ排出される洗浄水の逆流
を防止する。即ち、洗浄動作終了後、洗浄タンク2内の
洗浄水は、排水ポンプにより排水管24を介して外部に
排出されるとともに、排水管24の途中に介装されたサ
イフォンブレーカ60のブレーカ本体61から連通管6
1aを経て、その少量が再び洗浄タンク2内へと循環さ
れる。一方、ブレーカ本体61を通過する洗浄水は、循
環ホース65を介して水位検出器50のケーシング52
内に循環され、ケーシング52内の洗浄等を行なう。そ
して、洗浄タンク2内の洗浄水を全て排出したら、排水
ポンプが停止されて排水を終了する。このとき、排水管
24内には未だ洗浄水が残留しており、排水管24内に
残留する洗浄水は、その加圧を停止されるため、排水管
24の排水口である他端との高さ分だけ洗浄タンク2側
が負圧となり、洗浄水が洗浄タンク2側へと逆流しよう
とする。しかし、排水管24の途中には前記サイフォン
ブレーカ60が設けられ、そのブレーカ本体61が連通
管61aを介して洗浄タンク2内部と連通されているた
め、排水管24内の洗浄水の加圧が停止した時点で、洗
浄タンク2内の空気が連通管61aを介してブレーカ本
体61内に進入する。したがって、排水管24内の洗浄
水は、ブレーカ本体61から導入された空気を境にして
分離され、洗浄タンク2の外部側及び洗浄タンク2側へ
それぞれ逆方向に分流される。その結果、特に排水管2
4の排水口が食器洗浄機の上部に位置する場合に、排水
管24内の大量の洗浄水が再び洗浄タンク2側に逆流す
ることはない。
【0008】なお、従来の水位検出器を開示したものと
して、実公昭59−2764号公報または実公平3−3
9174号公報に掲載の技術を挙げることができるが、
これらはサイフォンブレーカを開示するものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の食器洗浄機の水
位検出器50及びサイフォンブレーカ60は、上記のよ
うに別個の部品として構成され、各々が食器洗浄機に取
付けられているから、水位検出器50及びサイフォンブ
レーカ60を食器洗浄機へ取付けるための部品点数が多
くなる。また、水位検出器50及びサイフォンブレーカ
60を接続するための循環ホース65が必要となり、か
つ、循環ホース65の耐久性を向上するため、特別の構
造、例えば、循環ホース65の外周に補強スプリングを
巻回す等の必要がある。そして、洗浄タンク2に対する
サイフォンブレーカ60の取付部分の水密を維持するた
めに、連通管61a及びネジ64に、それぞれシール部
材62及びパッキンを設ける必要があり、更に部品点数
が増加する。その結果、全体の部品点数が増加し、構成
が複雑化して取付作業性が低下するとともに、コストが
増大する可能性があった。
【0010】そこで、本発明は、全体の部品点数を減少
して、コストダウンを図るとともに、信頼性を向上した
食器洗浄機用水位検出装置の提供を課題とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる食器洗浄
機用水位検出装置は、食器洗浄機の洗浄タンク内の洗浄
水と同一水位の洗浄水を貯留するケーシングと、前記ケ
ーシング内の洗浄水の水位を検出する検出部とを具備す
るものにおいて、略三又管状のサイフォンブレーカの一
端部を前記ケーシングに一体的に接続固定するととも
に、サイフォンブレーカの残りの2つの端部にそれぞれ
排水管を接続し、前記ケーシングの前記サイフォンブレ
ーカとの接続部に連通孔を穿設して、前記ケーシングを
取付部を介して食器洗浄機の本体側に取付けたものであ
る。
【0012】
【作用】本発明においては、ケーシング及び検出部が、
従来と同様、洗浄タンク内の洗浄水の水位検出を行なう
水位検出器として機能するとともに、サイフォンブレー
カが、ケーシングに穿設された連通孔を介してケーシン
グ内の空気を導入し、従来と同様、排水管内の洗浄水の
逆流を防止する。このとき、水位検出器とサイフォンブ
レーカとが一体として構成されるため、これらを本体側
に取付ける部品として、取付部のみの簡単な構成とする
ことができる。また、サイフォンブレーカを洗浄タンク
またはケーシング等と接続するための部品を省略するこ
とができ、各部間の接続箇所が少なくなるため、各接続
箇所における破損、詰まりまたは水洩れ等の可能性を減
少することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例である食器洗浄機
用水位検出装置が使用されている食器洗浄機の内部を示
す側面図である。
【0015】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0016】図において、1は洗浄タンク2を内設する
食器洗浄機の本体、3は洗浄タンク2の底部に設けられ
た吸水口である。8は一端が吸水口3に接続され他端は
本体1外に延長されて水道の蛇口等に接続された吸水ホ
ース、9は吸水ホース8の途中に配設された電磁弁、1
0a,10bは洗浄タンク2の底部と接続された第1及
び第2の洗浄ポンプ、11a,11bは一端が洗浄ポン
プ10a,10bの吐出側に接続された送水管、12
a,12bは水平面内に回転自在に支持されている噴射
ノズルであり、この噴射ノズル12a,12bは送水管
11a,11bの他端に接続されている。13a,13
bは噴射ノズル12a,12bに配設された複数個の噴
射口である。14a,14bは食器類15を収納する上
下二段に分かれているかごである。17は本体1の正面
に設けられた開口部、18は本体1に枢着され開口部1
7を開閉する扉である。25は排水管24の途中に配設
された排水ポンプである。なお、排水管24は他端が本
体1の外部に引出されるとともに、前記排水ポンプ25
より他端側を上下に折返して形成されている。26は扉
18の裏面に配設された洗剤・リンスボックスであり、
この洗剤・リンスボックス26内に収納されている洗剤
・リンスを必要に応じて洗浄水中に投入する。31は洗
浄後の食器類15を乾燥するための空気を吸込む吸気
口、32は吸気口31から吸込んだ空気を洗浄タンク2
内に導く吸気風路、33は吸気風路32の途中に配設さ
れている乾燥用の送風機、34は洗浄タンク2の下方部
に開口する吹出口、35は吸気風路32の内部に配設さ
れた乾燥ヒータ、36は乾燥用の空気の吹出温度を検出
する温度センサ、37は洗浄タンク2の天井部に開口す
る吸込口、38は吸込口37から吸込んだ空気を本体1
外に導く排気風路、39は食器洗浄機の本体1表面に開
口する排気口である。40は洗浄タンク2の底部に配設
されたフィルタ部であり、このフィルタ部40を介して
洗浄時に洗浄水中の残菜が分離し除去される。70は前
記排水管24の排水ポンプ25より外部側、例えば、排
水管24の上下に折返される部分のうち、上方に延びる
垂直部の途中に接続されるとともに、洗浄タンク2の底
部に連通された本実施例の水位検出装置である。
【0017】上記食器洗浄機においては、電磁弁9を開
放して、吸水ホース8を介して吸水口3から洗浄タンク
2内に所定量の洗浄水が吸水され、この洗浄水中に洗剤
・リンスボックス26から洗剤等が投入される。洗浄タ
ンク2の底部に貯留された洗浄水は、第1の洗浄ポンプ
10aによって送水管11aを経て下方に位置する噴射
ノズル12aに導かれるとともに、第2の洗浄ポンプ1
0bによって送水管1bを経て上方に位置する噴射ノズ
ル12bに導かれる。各噴射ノズル12a,12bは洗
浄ポンプ10a,10bからの送水により、回転しなが
ら噴射口13a,13bから洗浄水を各かご14a,1
4b内の食器類15に噴射して、これらを洗浄する。こ
うして、本構成の食器洗浄機では、上下二段のかご14
a,14b内の食器類15が同時に洗浄されるととも
に、残菜はフィルタ部40によって瀘過され漸次蓄積さ
れる。所定時間洗浄が行なわれると、洗浄ポンプ10
a,10bが停止し、排水ポンプ25が作動し、洗浄タ
ンク2の底部の洗浄水は、フィルタ部40により残菜を
除去されて、排水管24を経て本体1の外部へ排出され
る。次いで、新しい洗浄水を吸水して、洗浄ポンプ10
a,10bを駆動し、上下二段のかご14a,14b内
の食器類15の濯ぎ洗いをし、その洗浄水を排出する。
最後に、乾燥ヒータ35に通電し、送風機33を運転し
て、吸気口31から吸込んだ空気を加熱し温風として吹
出口34から洗浄タンク2内へ吹出し、食器類15を温
風乾燥する。洗浄タンク2内を循環した空気は吸込口3
7から排気風路38へと流れ、排気口39から排気され
る。
【0018】次に、本実施例の食器洗浄機用水位検出装
置について詳細に説明する。図2は本発明の一実施例の
食器洗浄機用水位検出装置の正面図、図3は本発明の一
実施例の食器洗浄機用水位検出装置の側面図である。
【0019】図において、71は導水ホース、72は前
記導水ホース71を介して洗浄タンク2の底部と連通さ
れ、洗浄タンク2底部の洗浄水と同一水位の洗浄水を貯
留するケーシング、73はケーシング72内に収容さ
れ、洗浄水の水位に対応して上下動するフロート、74
はフロート73の上部に固着されてケーシング72の上
方に摺動可能に突出する検出ロッド、75はケーシング
72の上端に配設され、前記検出ロッド74の高さ位置
を検出する位置センサ、76はケーシング72を食器洗
浄機の本体1、例えば、洗浄タンク2の背面に取付ける
ための取付部としてのブラケットである。前記フロート
73、検出ロッド74及び位置センサ75により本実施
例の検出部が構成され、前記検出部及びケーシング72
により本実施例の水位検出器が構成されている。77は
略T字管状をなすサイフォンブレーカであって、その水
平部の一端をケーシング72の上部に一体的に接続固定
されるとともに、残りの2つの端部を前記排水管24の
前記排水ポンプ25より外側の途中に介装して接続され
ている。78はケーシング72のサイフォンブレーカ7
7の接続固定部分に穿設された連通孔であって、前記ケ
ーシング72とサイフォンブレーカ77とを連通してい
る。好ましくは、前記ケーシング72、ブラケット76
及びサイフォンブレーカ77は射出成形等により一体形
成される。また、前記連通孔78は、前記フィルタ部4
0を通過して排出される洗浄水中に含まれる可能性のあ
る小さな残菜による目詰りを考慮して、複数個、例えば
2乃至3個設けることが好ましい。そして、サイフォン
ブレーカ77は、排水管24中の洗浄水の逆流分を少な
くするため、排水管の排水口より排水ポンプ25近傍に
設けることが好ましい。
【0020】次に、上記のように構成された本実施例の
食器洗浄機用水位検出装置の動作を説明する。
【0021】上記水位検出装置70は、ブラケット76
をネジ等の締結具により本体1側、例えば洗浄タンク2
の背面に固定することにより、その全体が安定して定位
置に固定される。かかる水位検出装置70は、従来の水
位検出器と同様にして、ケーシング72内の洗浄水の水
位に対応して、フロート73及び検出ロッド74を上下
動させ、この検出ロッド74の高さ位置を位置センサ7
5により検出することにより、洗浄タンク2の底部の洗
浄水の水位を検出し、その水位に対応した信号を出力す
る。食器洗浄機は、この出力信号に対応して、図示しな
い制御手段を介して、洗浄タンク2内の洗浄水の水位制
御を行なう。一方、水位検出装置70は、サイフォンブ
レーカ77により、洗浄動作終了後に外部へ排出される
洗浄水の逆流を防止する。即ち、洗浄動作終了後、洗浄
タンク2内の洗浄水は、排水ポンプ25により排水管2
4を介して本体1の外部に排出されるとともに、排水管
24の途中に介装されたサイフォンブレーカ77から連
通孔78を経て、その少量がケーシング72内へと循環
され、ケーシング72内の洗浄等を行なう。そして、洗
浄タンク2内の洗浄水を全て排出したら、排水ポンプ2
5が停止されて排水を終了する。このとき、排水管24
内には未だ洗浄水が残留しており、排水管24内に残留
する洗浄水は、その加圧を停止されるため、排水管24
の排水口である他端との高さ分だけ洗浄タンク2側が負
圧となり、洗浄水が洗浄タンク2側へと逆流しようとす
る。しかし、排水管24の途中には前記サイフォンブレ
ーカ77が設けられ、連通孔78を介してケーシング7
2内部と連通されているため、排水管24内の洗浄水の
加圧が停止した時点で、ケーシング72内の空気が連通
孔78を介してサイフォンブレーカ77内に進入する。
したがって、排水管24内の洗浄水は、サイフォンブレ
ーカ77から導入された空気を境にして分離され、本体
1の外部側及び洗浄タンク2側へそれぞれ逆方向に分流
される。その結果、特に排水管24の排水口が食器洗浄
機の本体1の上部に位置する場合に、排水管24内の大
量の洗浄水が再び洗浄タンク2側に逆流することはな
い。
【0022】このように、上記実施例の食器洗浄機用水
位検出装置は、食器洗浄機の洗浄タンク2内の洗浄水と
同一水位の洗浄水を貯留するケーシング72と、前記ケ
ーシング72内の洗浄水の水位を検出する検出部として
のフロート73、検出ロッド74及び位置センサ75と
を具備するものにおいて、略T字管状のサイフォンブレ
ーカ77の一端部を前記ケーシング72に一体成形によ
り接続固定するとともに、サイフォンブレーカ77の残
りの2つの端部にそれぞれ排水管24を接続し、前記ケ
ーシング72の前記サイフォンブレーカ77との接続部
に複数個の連通孔78を穿設して、前記ケーシング72
に一体形成されたブラケット76を介して食器洗浄機の
本体1側に取付けたものである。
【0023】したがって、上記実施例は、ケーシング7
2並びに検出部としてのフロート73、検出ロッド74
及び位置センサ75が、従来と同様、洗浄タンク2内の
洗浄水の水位検出を行なう水位検出器として機能すると
ともに、サイフォンブレーカ77が、ケーシング72に
穿設された連通孔78を介してケーシング72内部と連
通され、排水終了時点で、ケーシング72内の空気を導
入し、従来と同様、排水管24内の洗浄水の逆流を防止
する。このとき、水位検出器としてのケーシング72、
フロート73、検出ロッド74及び位置センサ75とサ
イフォンブレーカとが単一の部品として一体的に構成さ
れるため、これらを本体1側に取付ける部品として、取
付部76のみの簡単な構成とすることができ、取付作業
が容易でその作業性が向上し、かつ、全体の部品点数を
削減して装置のコストを大幅に低減することができる。
また、サイフォンブレーカ77を洗浄タンク2またはケ
ーシング72等と接続するための部品を省略することが
でき、各部品間の接続箇所が少なくなるため、各接続箇
所における破損、詰まりまたは水洩れ等の可能性を減少
することができ、装置の信頼性を向上することができ
る。
【0024】ところで、上記実施例のサイフォンブレー
カ77は略T字管状に形成されているが、本発明を実施
する場合には、これに限定されるものではなく、その一
端部をケーシング72に一体的に固定され、残りの2つ
の端部に排水管24を接続可能とすべく、略三又管状の
構成であればよく、例えば、略Y字管状等の他の形状と
することも可能である。また、上記実施例の検出部は、
フロート73、検出ロッド74及び位置センサ75から
なり、検出ロッド74の高さ位置を位置センサ75によ
り検出する構成としたが、ケーシング72内の洗浄水の
水位を検出可能な限りにおいて、公知の他の構成を採用
することができる。
【0025】そして、上記実施例では、取付部としての
ブラケット76をケーシング72に一体形成している
が、ケーシング72と別個に形成したブラケット状の取
付部により、ケーシング72を本体1側に取付ける構成
とすることも可能である。同様に、サイフォンブレーカ
77をケーシング72に一体形成することなく、ケーシ
ング72との水密を維持できる限りにおいて、別体に形
成した後で接続固定することも可能である。しかし、ケ
ーシング72にブラケット76及びサイフォンブレーカ
77を一体形成した場合、装置全体の部品点数を減少し
てコストを一層低減することができ、かつ、接続箇所を
少なくして装置の信頼性を一層向上することができると
いう効果が得られる。なお、前記取付部自体の構成も、
例えば、スライド挿着式のものを使用する等他の構成と
することができる。
【0026】更に、ケーシング72とサイフォンブレー
カ76とを連通する連通孔78の数を、複数とすること
なく単数とすることも可能である。しかし、連通孔78
の数を複数とした場合、洗浄水中に含まれる細かな残菜
により、連通孔78が目詰りを起して、サイフォンブレ
ーカ77が機能不能となるような事態を防止することが
できるという効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の食器洗浄機用水
位検出装置は、食器洗浄機の洗浄タンク内の洗浄水と同
一水位の洗浄水を貯留するケーシングと、前記ケーシン
グ内の洗浄水の水位を検出する検出部とを具備するもの
において、略三又管状のサイフォンブレーカの一端部を
前記ケーシングに一体的に接続固定するとともに、サイ
フォンブレーカの残りの2つの端部にそれぞれ排水管を
接続し、前記ケーシングの前記サイフォンブレーカとの
接続部に連通孔を穿設して、前記ケーシングを取付部を
介して食器洗浄機の本体側に取付けたものである。した
がって、ケーシング及び検出部が、従来と同様、洗浄タ
ンク内の洗浄水の水位検出を行なう水位検出器として機
能するとともに、サイフォンブレーカが、ケーシングに
穿設された連通孔を介してケーシング内の空気を導入
し、従来と同様、排水管内の洗浄水の逆流を防止する。
このとき、水位検出器とサイフォンブレーカとが一体と
して構成されるため、これらを本体側に取付ける部品と
して、取付部のみの簡単な構成とすることができ、取付
作業が容易でその作業性が向上し、かつ、全体の部品点
数を削減して装置のコストを大幅に低減することができ
る。また、サイフォンブレーカを洗浄タンクまたはケー
シング等と接続するための部品を省略することができ、
各部間の接続箇所が少なくなるため、各接続箇所におけ
る破損、詰まりまたは水洩れ等の可能性を減少すること
ができ、装置の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である食器洗浄機用水
位検出装置が使用されている食器洗浄機の内部を示す側
面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の食器洗浄機用水位検
出装置の正面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例の食器洗浄機用水位検
出装置の側面図である。
【図4】図4は従来の食器洗浄機の水位検出器及びサイ
フォンブレーカを示す正面図である。
【図5】図5は従来の食器洗浄機のサイフォンブレーカ
を示す側面図である。
【符号の説明】 1 本体 2 洗浄タンク 24 排水管 72 ケーシング 73 フロート(検出部) 74 検出ロッド(検出部) 75 位置センサ(検出部) 76 ブラケット(取付部) 77 サイフォンブレーカ 78 連通孔
フロントページの続き (72)発明者 矢島 義孝 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 大堀 正春 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 中村 潔 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 西尾 直樹 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器洗浄機の洗浄タンク内の洗浄水と同
    一水位の洗浄水を貯留するケーシングと、 前記ケーシング内の洗浄水の水位を検出する検出部と、 前記ケーシングに一端部を一体的に接続固定されるとと
    もに、残りの2つの端部にそれぞれ排水管を接続する略
    三又管状のサイフォンブレーカと、 前記ケーシングの前記サイフォンブレーカとの接続部に
    穿設される連通孔と、 前記ケーシングを食器洗浄機の本体側に取付ける取付部
    とを具備することを特徴とする食器洗浄機用水位検出装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8091569B2 (en) 2004-05-03 2012-01-10 Lg Electronics Inc. Water guide for dishwasher
KR20150136724A (ko) * 2014-05-27 2015-12-08 창성소프트젤 주식회사 바스켓 세척기능을 갖는 젤라틴 캡슐 건조장치 및 이를 이용한 젤라틴 캡슐 건조장치의 바스켓 세척방법
JP2016043119A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 リンナイ株式会社 食器洗浄機
JP2019080604A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

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