JPH0515390A - タンパク質様組成物の製造方法 - Google Patents

タンパク質様組成物の製造方法

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JPH0515390A
JPH0515390A JP19879891A JP19879891A JPH0515390A JP H0515390 A JPH0515390 A JP H0515390A JP 19879891 A JP19879891 A JP 19879891A JP 19879891 A JP19879891 A JP 19879891A JP H0515390 A JPH0515390 A JP H0515390A
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amino acid
protein
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sodium
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Nobuhiro Ishibashi
伸浩 石橋
Hanayo Shinoda
華代 信田
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原料タンパク質に十分な量のアミノ酸を導入
することができ、かつ、導入率が低いとされているアミ
ノ酸を確実かつ効率的に原料タンパク質に導入すること
ができるタンパク質様組成物の製造方法を提供する。 【構成】 原料タンパク質と、少なくとも一種のアミノ
酸エステルと、タンパク質分解酵素とが添加された溶液
中に、該溶液に対し、塩類を添加し、前記タンパク質に
前記アミノ酸エステル中のアミノ酸をプラステイン反応
により導入するタンパク質様組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原料タンパク質にプラ
ステイン反応を利用して、アミノ酸を導入するタンパク
質様組成物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、タンパク質を酵素的に加水分
解し、それに特定のアミノ酸を導入する方法には2通り
の方法が考えられている。第1の方法は、タンパク質を
加水分解して、低分子のペプチドとし、その次に酵素的
逆反応を利用してアミノ酸を導入しながら、比較的高分
子のポリペプチドを合成するものである。第2の方法
は、タンパク質を酵素の至適条件から外れたところで反
応させ、アミノ酸を導入しながら分解し、低分子のペプ
チドを得るものである。
【0003】いわゆる、プラステイン反応は、本来は前
者の現象に対してつけられたものであり、後者は正確に
はアミノ分解(アミノリシス)と呼ばれるべきものであ
るが、現在では、上記の前者および後者をすべて総称し
てプラステイン反応と呼んでいる。最近では、原料タン
パク質をそのまま使用でき、操作方法もより単純である
という点から、アミノ酸を導入し、原料タンパク質の栄
養価を高める等の目的で、主に後者のアミノ分解を利用
したプラステイン反応が用いられることが多い。
【0004】そこで、本件出願人は、以前にプラステイ
ン反応を利用した低分子ペプチド混合物の製造方法を提
供している。(特公昭62−17520号公報)上記公
報に示されている方法では、大豆タンパク質に必須アミ
ノ酸で不足なメチオニンを、また、大豆タンパク質にバ
リン、ロイシン、イソロイシンなどの分枝鎖アミノ酸を
ペプチド状に導入して、原料タンパク質の栄養価を改善
し、さらにそれをジ、トリのような低分子ペプチドに分
解することにより、吸収性を向上させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の方法は、原
料タンパク質の栄養価の改善という点において十分な効
果を有している。しかし、近年、窒素源の供給に際し
て、ある特定のアミノ酸の過剰な状態を作り、それによ
る栄養的な特異性、いわゆるアミノ酸インバランス効果
を利用する事が検討されるようになってきた。特に分枝
鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)の過剰
な窒素源は、重症な熱症、外傷などの筋タンパク質が分
解しやすい状態あるいは肝不全時の精神障害などの改善
に効果があることが明らかとなった。
【0006】しかし、アミノ酸インバランス効果を利用
するためには、原料タンパク質に対し、十分な量のアミ
ノ酸を添加する事が必要となり、上記公報に示された方
法では、十分なアミノ酸の導入を行うことが困難であっ
た。また、オボアルブミンのパパイン水解物を用いて、
これに各種アミノ酸エチルエステルをパパイン存在下で
反応させ、各種アミノ酸の導入率を調べたところ、バリ
ン、イソロイシン、グリシン、アラニンの導入率が10
〜30%程度と他のアミノ酸に比べて低かったという報
告もなされている(栄養と食糧,29巻,295項、1
976年)。同文献によれば、このようなアミノ酸も疎
水性の高いアルコール、例えばヘキシルアルコールのよ
うなものでエステル化しておけば、導入率も上がるとい
う事であるが、人体に対する安全性から問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、原料タ
ンパク質に十分な量のアミノ酸を導入することができ、
かつ、導入率が低いとされているアミノ酸を確実かつ効
率的に原料タンパク質に導入することができるタンパク
質様組成物の製造方法を提供するものである。
【0008】上記目的を達成するものは、原料タンパク
質と、少なくとも一種のアミノ酸エステルと、タンパク
質分解酵素とが添加された溶液中に、該溶液に対し、塩
類を添加し、前記タンパク質に前記アミノ酸エステル中
のアミノ酸をプラステイン反応により導入するタンパク
質様組成物の製造方法である。
【0009】そして、添加する塩類は、ナトリウム塩も
しくはカリウム塩であることが好ましい。また、前記塩
類の添加量は、前記溶液に対して5〜30W/V%であ
ることが好ましい。さらに、前記アミノ酸エステルは、
アミノ酸エチルエステルであることが好ましい。
【0010】以下、本発明のタンパク質様組成物の製造
方法について詳細に説明する。本発明のタンパク質様組
成物の製造方法は、原料タンパク質と、少なくとも一種
のアミノ酸エステルと、タンパク質分解酵素とが添加さ
れた溶液中に、該溶液に対し、5〜30W/V%の塩類
を添加し、前記タンパク質に前記アミノ酸エステル中の
アミノ酸をプラステイン反応により導入するものであ
る。この方法によれば、原料タンパク質に十分な量のア
ミノ酸を導入することができ、かつ、導入率が低いとさ
れているアミノ酸を確実かつ効率的に原料タンパク質に
導入することができ、よって、原料タンパク質に従来よ
りも高い割合でアミノ酸が導入されたタンパク質様組成
物を得ることができる。
【0011】本発明の製造方法では、プラステイン反応
に適したpHに調整した緩衝液(反応溶液)中に、少な
くとも一種の分枝鎖アミノ酸エステル、塩類、原料タン
パク質およびタンパク質分解酵素を添加して、原料タン
パク質に、分枝鎖アミノ酸エステル中のアミノ酸をプラ
ステイン反応より、原料タンパク質に導入する。添加順
序としては、あらかじめ作成したアミノ酸エステル、塩
類および必要により還元剤を添加し、所定pHに調整し
た水溶液に、原料タンパク質を添加し、撹拌し、原料タ
ンパク質溶液を作成する。そして、タンパク質分解酵素
を水に添加した液体を、上記原料タンパク質溶液に添加
し、撹拌したのち、所定温度例えば40〜50℃で、所
定時間8〜24時間、プラステイン反応を行わせる。添
加順序としては、上述の順序に限られず、例えば、所定
量の水に、あらかじめ作成したアミノ酸エステル、塩類
および必要により還元剤を添加し、所定pHに調整した
水溶液と、所定量の水に原料タンパク質を添加し、撹拌
した原料タンパク質液とをそれぞれ作成し、上記水溶液
に上記原料タンパク質液を添加し、十分撹拌するととも
に、必要に応じ、pHを再度調整して、原料タンパク質
溶液を作成して、この溶液に、タンパク質分解酵素を水
に添加した液体を添加してもよい。
【0012】本発明のタンパク質様組成物の製造方法に
使用される原料タンパク質としては、食品として使用で
きるものであれば、どのようなものでよい。例えば、ホ
エー、カゼインなどの乳タンパク質、卵白、ゼラチン、
小麦タンパク、大豆タンパク、魚肉タンパクなど、さら
にはそれらの分解物などが使用できる。
【0013】さらに、原料タンパク質としては、プラス
チン反応(アミノ酸の導入)が、ややアルカリ側で、か
つ高濃度な原料タンパク質溶液中にて行われることを考
慮すると、反応液中において、変性しハードゲル化しな
いものが好ましく、具体的には、ホエー、カゼインおよ
びそれらの分解物などが好ましい。また、形成されるタ
ンパク質様組成物のアミノ酸構成より考えると、原料タ
ンパク質としては、導入しようとするアミノ酸の割合が
高いタンパク質原料を選択することが好ましい。
【0014】さらに、製造されるタンパク質様組成物を
肝疾患用の栄養剤の主成分として用いる場合には、ゼラ
チンおよびその分解物が好ましい。肝疾患発症時には、
血液中の分枝鎖アミノ酸が減少するとともに、芳香族ア
ミノ酸(例えば、チロシン、トリプトファン、フェニル
アラニン)が増加すると言われている。ゼラチンおよび
その分解物中には、他の原料タンパク質に比べて、比較
的芳香族アミノ酸が少ないので、原料タンパク質とし
て、特に好ましい。
【0015】そして、原料タンパク質溶液中の原料タン
パク質濃度(基質濃度)としては、タンパク質を加水分
解する場合よりも、高くすることが好ましい。原料タン
パク質の種類によってプラステイン反応に最適な濃度が
異なることもあるため、原料によって相違し、一率のも
のではないが、一般的には、20〜60W/V%程度と
することが好ましい。反応溶液中に添加される酵素は、
原料タンパク質の種類、導入されるアミノ酸の種類によ
って最適なものが異なるが、エンドペプチターゼを使用
することが好ましく、具体的には、パパイン、トリプシ
ン、ブロメライン、キモトリプシン、サーモリシン等が
好適である。また、酵素として上記のパパイン、ブロメ
ラインのようなチオールプロテアーゼを用いる場合に
は、還元剤としてシステイン塩酸塩、アスコルビン酸等
を添加することが好ましい。原料タンパク質溶液のpH
は、原料タンパク質の種類、導入されるアミノ酸の種類
によって最適なものが異なるが、、添加された酵素の加
水分解時における最適値よりもややアルカリ側とするこ
とが好ましい。
【0016】導入対象となるアミノ酸としては、バリ
ン、ロイシン、イソロイシンなどの分枝鎖アミノ酸、さ
らには、メチオニン、リジン、アルギニンなどが考えら
れる。そして、これらの導入対象のアミノ酸は、アルコ
ールエステル(例えば、メチルエステル、エチルエステ
ル)等の透導体として、原料タンパク質溶液中に添加さ
れる。アミノ酸エステルとしては、生体安全性の点よ
り、エチルエステルの状態で添加することが好ましい。
【0017】そして、本発明のタンパク質様組成物の製
造方法では、原料タンパク質溶液中に塩類を添加してい
るので、従来より多量のアミノ酸、具体的には、原料タ
ンパク質の0.3〜1.2倍の量のアミノ酸を原料タン
パク質に効率よく導入できる。従来のプラステイン反応
を用いた方法でも、反応液中にリン酸ナトリウム、炭酸
ナトリウムなどの緩衝剤として機能する塩類が添加され
ている。そして、本発明者は、上記のような緩衝機能を
有する塩さらには緩衝作用が余り期待できない塩化ナト
リウム、塩化カリウムなどの塩を、従来、緩衝剤として
添加されてきた量より多めの5〜30W/V%原料タン
パク質溶液に添加することにより、アミノ酸の原料タン
パク質への導入効果を上げることを知見した。添加する
量としては、より好ましくは、10〜20W/V%であ
る。そして、傾向としては、添加する塩類が多いほど導
入効果は上がるが、30W/V%以上では溶解性の問題
や後の脱塩作業において問題が生じる。
【0018】塩類としては、ナトリウム塩(例えば、炭
酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩
化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム)、カリウム塩(例
えば、炭酸カリウム、リン酸カリウム、酢酸カリウム、
塩化カリウム、炭酸水素カリウム)、マグネシウム塩
(例えば、炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、酢
酸マグネシウム、塩化マグネシウム、炭酸水素マグネシ
ウム)、カルシウム塩(例えば、酢酸カルシウム、塩化
カルシウム)などが使用でき、後の脱塩作業の容易さな
どから上記のナトリウム塩、カリウム塩が望ましい。
【0019】上記のような塩類を原料タンパク質溶液中
に添加しているので、アミノ酸を50%以上の導入率
(添加したアミノ酸量に対するペプチド状に導入された
アミノ酸の割合)で原料タンパク質へ導入することがで
きる。
【0020】そして、上記のようにアミノ酸が導入され
たタンパク質様組成物の反応溶液中には、未反応のアミ
ノ酸エステル、また中和により形成された無機塩が含ま
れているので、それらの不純物を除去する。この除去作
業は、反応溶液を遠心分離、濾過あるいは透析すること
により行うことができ、タンパク質様組成物を不溶分と
して得ることができる。そして、得られたタンパク質様
組成物を乾燥させて、粉末状あるいは粒状としてもよ
く、さらには、乾燥させずに、水に添加して懸濁液とし
てもよい。
【0021】そして、本発明により得られたタンパク質
様組成物は、溶液状として、必要に応じ調味料香辛料等
を添加して、窒素源、特に分枝鎖アミノ酸の補給飲料の
主成分に用いることができる。また、粉末化して、一般
の食事に添加することもでき、さらに、糖質、脂質、ビ
タミンおよびミネラルを適量配合して、総合的な経管・
経口栄養剤として使用することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 (実施例1) [分枝鎖アミノ酸エチルエステルの作成]L−バリン6
0g、L−ロイシン60g、L−イソロイシン60gを
それぞれ濃硫酸40mlに溶解させ、エチルアルコール
190mlを加え、それぞれを独立に90℃で4時間加
熱還流し、エステル化反応を行った。反応終了後、炭酸
ナトリウムを反応液のpHが6.5〜7.5となるまで
添加、溶解させ、中和を行った。その後、形成された芒
硝の沈殿を遠心分離により除去し、それぞれのアミノ酸
エチルエステル溶液を得た。アルカリ処理による脱エス
テルしたものと比較することにより算出されたエステル
化率は、L−バリンエチルエステル94%、L−ロイシ
ンエチルエステル93%、L−イソロイシンエチルエス
テル91%であった。以下にに示す実施例では、これら
アミノ酸エステルを、記載した量のアミノ酸が含まれる
ように溶液を計量し、エチルアルコールをできるかぎり
エバポレーターで除去したものを用いた。
【0023】[タンパク質様組成物の合成]上述のよう
にして合成したロイシンエチルエステル、イソロイシン
エチルエステル、バリンエチルエステルをそれぞれ各ア
ミノ酸量として、1610mg、735mg、1019
mgを100ml容量の三角フラスコにとり、さらに、
システイン塩酸塩0.15g、炭酸ナトリウム3gを加
えて、すべてを水に溶解した後、水酸化ナトリウムに
て、PHを8に調整した。次に、ホエー粉末(商品名セ
イボプロ75、ゴールデンカリフォルニア株式会社製)
10gを添加、混合して全体を50ml(炭酸ナトリウ
ム添加濃度6W/V%)とした。反応時間0時間のサン
プルとして1ml分取した。そして、上記のビーカー
に、少量の水に溶解させたパパイン(天野製薬株式会
社)0.2gを添加、混合して撹拌しながら、40℃で
20時間、プラスチン反応を行った。反応20時間のサ
ンプルとして1ml分取しておき、反応0時間のサンプ
ルとともにアルカリ脱エステルを行い、クエン酸緩衝液
(pH2.2)にて希釈し、アミノ酸分析計(日立83
5型)を用いて計測した減少量から導入率を求めたとこ
ろ、バリン51%、イソロイシン54%、ロイシン81
%であった。
【0024】次に、反応終了後、約50mlの溶液に、
1N水酸化ナトリウムを150ml加え、撹拌しながら
40℃で1時間脱エステル反応を行った後、2N塩酸を
PHが6となるまで加えた。こうして得た約300ml
の溶液を、イオン交換膜透析装置(TS−2−10型,
徳山曹達株式会社製)にかけ、脱塩処理を行って電導度
が2ms/cm(当初は、59ms/cm)となったと
ころで終了させた。脱塩処理後の溶液を、凍結乾燥する
ことにより、約11gのタンパク質様組成物の粉末を得
た。この粉末は、ほとんど無味無臭であり、全窒素量よ
り求めたタンパク質含量は78%、また、アミノ酸分析
計により調べた遊離アミノ酸量はそのうちの10%であ
った。本発明の粉末5mgを6N塩酸により、完全加水
分解をし、アミノ酸分析計により、アミノ酸組成を調べ
たところ、表1のような結果を得た。合わせて、原料タ
ンパク質であるホエーのアミノ酸組成を表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1に示す通り、実施例1のタンパク質様
組成物は、アミノ酸組成中の分枝鎖アミノ酸の量(バリ
ン、ロイシン、イソロイシンの総量)は、43W/V%
であり、全遊離アミノ酸は10%であった。
【0028】(実施例2)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、リン酸2ナトリウム3g(添加濃
度6W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行
った。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたと
ころ、バリン55%、イソロイシン56%、ロイシン8
1%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭で
あり、全窒素量より求めたタンパク質含量は77%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの10%であった。
【0029】(実施例3)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、リン酸2カリウム3g(添加濃度
6W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行っ
た。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたとこ
ろ、バリン58%、イソロイシン58%、ロイシン80
%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であ
り、全窒素量より求めたタンパク質含量は76%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの9%であった。
【0030】(実施例4)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、酢酸ナトリウム3g(添加濃度6
W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行っ
た。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたとこ
ろ、バリン56%、イソロイシン58%、ロイシン81
%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であ
り、全窒素量より求めたタンパク質含量は77%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの9%であった。
【0031】(実施例5)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、塩化ナトリウム3g(添加濃度6
W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行っ
た。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたとこ
ろ、バリン51%、イソロイシン53%、ロイシン79
%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であ
り、全窒素量より求めたタンパク質含量は77%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの10%であった。
【0032】(実施例6)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、塩化カリウム3g(添加濃度6W
/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行った。
得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたところ、
バリン53%、イソロイシン51%、ロイシン80%で
あった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であり、
全窒素量より求めたタンパク質含量は76%、また、ア
ミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はそのうちの
10%であった。
【0033】(比較例1)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gの添加を行わなかった以外は、実施例1と同様
に行った。得られたタンパク質様組成物の導入率を求め
たところ、バリン27%、イソロイシン30%、ロイシ
ン69%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無
臭であり、全窒素量より求めたタンパク質含量は76
%、また、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量
はそのうちの15%であった。実施例1ないし6および
比較例1におけアミノ酸導入率を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3に示すように、実施例では、3種のア
ミノ酸ともに、塩類を添加していない比較例に比べて導
入率が高く、特に、実施例では、比較例で導入率の悪か
ったバリン、イソロイシンも50%以上の導入率を有し
ていた。
【0036】(実施例7)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、炭酸ナトリウム2.5g(添加濃
度5W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行
った。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたと
ころ、バリン50%、イソロイシン56%、ロイシン8
0%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭で
あり、全窒素量より求めたタンパク質含量は77%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの10%であった。
【0037】(実施例8)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、炭酸ナトリウム7.5g(添加濃
度15W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に
行った。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めた
ところ、バリン58%、イソロイシン62%、ロイシン
86%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭
であり、全窒素量より求めたタンパク質含量は76%、
また、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はそ
のうちの8%であった。
【0038】(比較例2)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、炭酸ナトリウム1g(添加濃度2
W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行っ
た。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたとこ
ろ、バリン42%、イソロイシン46%、ロイシン77
%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であ
り、全窒素量より求めたタンパク質含量は76%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの12%であった。
【0039】(実施例9)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、塩化ナトリウム2.5g(添加濃
度5W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行
った。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたと
ころ、バリン50%、イソロイシン62%、ロイシン7
5%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭で
あり、全窒素量より求めたタンパク質含量は77%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの11%であった。
【0040】(実施例10)実施例1における炭酸ナト
リウム3gのかわりに、塩化ナトリウム7.5g(添加
濃度15W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様
に行った。得られたタンパク質様組成物の導入率を求め
たところ、バリン58%、イソロイシン60%、ロイシ
ン80%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無
臭であり、全窒素量より求めたタンパク質含量は76
%、また、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量
はそのうちの9%であった。
【0041】(比較例3)実施例1における炭酸ナトリ
ウム3gのかわりに、塩化ナトリウム1g(添加濃度2
W/V%)を添加した以外は、実施例1と同様に行っ
た。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたとこ
ろ、バリン38%、イソロイシン39%、ロイシン73
%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であ
り、全窒素量より求めたタンパク質含量は77%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの14%であった。実施例7〜10および比較例
2,3におけるアミノ酸導入率を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】表4に示されるように、2.5g(5W/
V%)以上の塩類の添加により、3種アミノ酸の導入
率、特に、バリン、イソロイシンの導入率は50%以上
となり、導入率向上効果を有することがわかった。
【0044】(実施例11) [分枝鎖アミノ酸エチルエステルの作成]L−バリン6
0g、L−ロイシン60g、L−イソロイシン60gを
それぞれ濃硫酸40mlに溶解させ、エチルアルコール
190mlを加え、それぞれを独立に90℃で4時間加
熱還流し、エステル化反応を行った。反応終了後、炭酸
ナトリウムを反応液のpHが6.5〜7.5となるまで
添加、溶解させ、中和を行った。その後、形成された硫
酸ナトリウムの沈殿を遠心分離により除去し、それぞれ
のアミノ酸エチルエステル溶液を得た。アルカリ処理に
よる脱エステルしたものと比較することにより算出され
たエステル化率は、L−バリンエチルエステル94%、
L−ロイシンエチルエステル93%、L−イソロイシン
エチルエステル91%であった。以下にに示す実施例で
は、これらアミノ酸エステルを、記載した量のアミノ酸
が含まれるように溶液を計量し、エチルアルコールをで
きるかぎりエバポレーターで除去したものを用いた。
【0045】[タンパク質様組成物の合成]100ml
の三角フラスコに低分子ゼラチン(新田ゼラチン製)
7.5g、炭酸ナトリウム2.8g、炭酸水素ナトリウ
ム0.8g、システイン−塩酸塩0.15g、L−イソ
ロイシンエステルをアミノ酸量として2162mg、L
−ロイシンエステルをアミノ酸量として4297mg、
L−バリンエステルをアミノ酸量として2223mg、
パパイン(アマノ製薬)0.8gを水に溶解させたもの
を少量ずつ序々に添加後、全量を50ml(炭酸ナトリ
ウム添加濃度5.6W/V%、炭酸水素ナトリウム添加
濃度1.6W/V%、炭酸ナトリウムおよび炭酸ナトリ
ウムの総添加濃度7.2W/V%)にし、40℃で20
時間酵素反応を行った。生成したタンパク質様物質に組
み入れられた分枝鎖アミノ酸は、L−イソロイシン10
80g、L−ロイシン3607g、L−バリン1134
mgであり、導入率(添加量に対する組み入れられた量
の比率)は各々、50%、70%、51%であった。
【0046】次に、反応終了後、約50mlの溶液に、
1N水酸化ナトリウムを150ml加え、撹拌しながら
40℃で1時間脱エステル反応を行った後、2N塩酸を
PHが6となるまで加えた。こうして得た約300ml
の溶液を、イオン交換膜透析装置(TS−2−10型,
徳山曹達株式会社製)にかけ、脱塩処理を行って電導度
が2ms/cm(当初は、62ms/cm)となったと
ころで終了させた。脱塩処理後の溶液を、凍結乾燥する
ことにより、約12gのタンパク質様組成物の粉末を得
た。この粉末は、ほとんど無味無臭であった。このタン
パク質様組成物の粉末5mgを6N塩酸により、完全加
水分解をし、アミノ酸分析計により、アミノ酸組成を調
べたところ、表5のような結果を得た。
【0047】
【表5】
【0048】(実施例12)実施例11における炭酸ナ
トリウム2.8g、炭酸水素ナトリウム0.8gのかわ
りに、炭酸ナトリウム4.2g、炭酸水素ナトリウム
1.2g(炭酸ナトリリウム添加濃度8.4W/V%、
炭酸水素ナトリウム添加濃度10.8W/V%)を添加
した以外は実施例11と同様に行った。得られたタンパ
ク質様組成物の導入率を求めたところ、バリン58%、
イソロイシン53%、ロイシン73%であった。また、
この粉末は、ほとんど無味無臭であり、全窒素量より求
めたタンパク質含量は81%、また、アミノ酸分析計に
より調べた遊離アミノ酸量はそのうちの18%であっ
た。
【0049】(比較例4)実施例11における炭酸ナト
リウム2.8g、炭酸水素ナトリウム0.8gのかわり
に、炭酸ナトリウム1.4g、炭酸水素ナトリウム0.
4g(炭酸ナトリウム添加濃度2.8W/V%、炭酸水
素ナトリウム添加濃度0.8W/V%、炭酸ナトリウム
および炭酸ナトリウムの総添加濃度316W/V%)を
添加した以外は、実施例11と同様に行った。得られた
タンパク質様組成物の導入率を求めたところ、バリン3
6%、イソロイシン32%、ロイシン65%であった。
また、この粉末は、ほとんど無味無臭であり、全窒素量
より求めたタンパク質含量は82%、また、アミノ酸分
析計により調べた遊離アミノ酸量はそのうちの22%で
あった。
【0050】(比較例5)実施例11における炭酸ナト
リウム2.8g、炭酸水素ナトリウム0.8gの添加を
行わなかった以外は、実施例11と同様に行った。得ら
れたタンパク質様組成物の導入率を求めたところ、バリ
ン27%、イソロイシン20%、ロイシン60%であっ
た。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であり、全窒
素量より求めたタンパク質含量は82%、また、アミノ
酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はそのうちの25
%であった。実施例11,12および比較例4,5にお
けるアミノ酸導入率を表6に示す。
【0051】
【表6】
【0052】A:炭酸ナトリウム添加濃度、B:炭酸水
素ナトリウム添加濃度、C:炭酸ナトリウムおよび炭酸
水素ナトリウムの総添加濃度
【0053】表6に示されるように、炭酸ナトリウム
2.8g、炭酸水素ナトリウム0.8g(炭酸ナトリウ
ム濃度5.6W/V%、炭酸水素ナトリウム1.6W/
V%、炭酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムの総量濃度
7.2W/V%)以上の添加により、3種アミノ酸の導
入率、特に、バリン、イソロイシンの導入率は50%以
上となり、導入率向上効果を有することがわかった。
【0054】(実施例13)実施例11における炭酸ナ
トリウム2.8g、炭酸水素ナトリウム0.8gのかわ
りに、塩化ナトリウム3g(塩化ナトリウム添加濃度6
W/V%)を添加した以外は、実施例11と同様に行っ
た。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたとこ
ろ、バリン51%、イソロイシン55%、ロイシン71
%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭であ
り、全窒素量より求めたタンパク質含量は82%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの20%であった。
【0055】(比較例6)実施例11における炭酸ナト
リウム2.8g、炭酸水素ナトリウム0.8gのかわり
に、塩化ナトリウム1.5g(塩化ナトリウム添加濃度
3W/V%)を添加した以外は、実施例11と同様に行
った。得られたタンパク質様組成物の導入率を求めたと
ころ、バリン33%、イソロイシン30%、ロイシン6
0%であった。また、この粉末は、ほとんど無味無臭で
あり、全窒素量より求めたタンパク質含量は82%、ま
た、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸量はその
うちの23%であった。実施例13および比較例6にお
けるアミノ酸導入率を表7に示す。
【0056】
【表7】
【0057】表7示されるように、塩化ナトリウム3g
(塩化ナトリウム濃度6W/V%)以上の添加により、
3種アミノ酸の導入率、特に、バリン、イソロイシンの
導入率は50%以上となり、導入率向上効果を有するこ
とがわかった。
【0058】(実施例14) [グリシン、アラニン、アルギニンの各エチルエステル
の作成]L−グリシン60g、L−アラニン60g、L
−アルギニン60gをそれぞれ濃硫酸40mlに溶解さ
せ、エチルアルコール190mlを加え、それぞれを独
立に90℃で4時間加熱還流し、エステル化反応を行っ
た。反応終了後、炭酸ナトリウムを反応液のpHが6.
5〜7.5となるまで添加、溶解させ、中和を行った。
その後、形成された硫酸ナトリウムの沈殿を遠心分離に
より除去し、それぞれのアミノ酸エチルエステル溶液を
得た。アルカリ処理による脱エステルしたものと比較す
ることにより算出されたエステル化率は、L−グリシン
エチルエステル84%、L−アラニンエチルエステル8
0%、L−アルギニンエチルエステル86%であった。
以下にに示す実施例では、これらアミノ酸エステルを、
記載した量のアミノ酸が含まれるように溶液を計量し、
エチルアルコールをできるかぎりエバポレーターで除去
したものを用いた。
【0059】[タンパク質様組成物の合成]上述のよう
にして合成したグリシンエチルエステル、アラニンエチ
ルエステル、アルギニンエチルエステルをそれぞれ各ア
ミノ酸量として1000mgずつを100mlの三角フ
ラスコにとり、さらに、システイン塩酸塩0.15g、
炭酸ナトリウム3gを加えて、すべてを水に溶解した
後、水酸化ナトリウムにて、PHを8に調整した。次
に、ホエー粉末(商品名セイボプロ75、ゴールデンカ
リフォルニア株式会社製)10gを添加、混合して全体
を50ml(炭酸ナトリウム添加濃度6W/V%)とし
た。反応時間0時間のサンプルとして1ml分取した。
そして、上記のビーカーに、少量の水に溶解させたパパ
イン(天野製薬株式会社)0.2gを添加、混合して撹
拌しながら、40℃で20時間、プラスチン反応を行っ
た。反応20時間のサンプルとして1ml分取してお
き、反応0時間のサンプルとともにアルカリ脱エステル
を行い、クエン酸緩衝液(pH2.2)にて希釈し、ア
ミノ酸分析計(日立835型)を用いて計測した減少量
から導入率を求めたところ、グリシン51%、アラニン
53%、アルギニン81%であった。また、この粉末は
ほとんど無味・無臭であり、全窒素より求めたタンパク
質含量は77%、また、アミノ酸分析計により調べた遊
離アミノ酸量はそのうちの8%であった。
【0060】(比較例7)実施例14における炭酸ナト
リウム3gの添加を行わなかった以外は、実施例14と
同様に行った。得られたタンパク質様組成物の導入率を
求めたところ、グリシン44%、アラニン37%、アル
ギニン65%であった。また、この粉末はほとんど無味
・無臭であり、全窒素量より求めたタンパク質含量は7
7%、また、アミノ酸分析計により調べた遊離アミノ酸
量はそのうちの10%であった。実施例14および比較
例7におけるアミノ酸導入率を表8に示す。
【0061】
【表8】
【0062】表8に示されるように、炭酸ナトリウム3
gの添加により、3種のアミノ酸の導入率、特にグリシ
ン、アラニンの導入率は50%以上となり、導入率向上
効果を有することが分かった。
【0063】
【発明の効果】本発明のタンパク質様組成物の製造方法
は、原料タンパク質と、少なくとも一種のアミノ酸エス
テルと、タンパク質分解酵素とが添加された溶液中に、
該溶液に対し、塩類を添加し、前記タンパク質に前記ア
ミノ酸エステル中のアミノ酸をプラステイン反応により
導入するものであるので、原料タンパク質に十分な量の
アミノ酸を導入することができ、かつ、導入率が低いと
されているアミノ酸を確実かつ効率的に原料タンパク質
に導入することができ、よって、原料タンパク質に従来
よりも高い割合でアミノ酸が導入されたタンパク質様組
成物を得ることができる。したがって、本発明によるタ
ンパク質様組成物の製造方法は、少なくとも一種のアミ
ノ酸を多量に反応液中に添加し、導入させたい場合に適
している。ペプチド状に導入することによって、アミノ
酸自体のもつ不快な味やにおい、あるいは、溶解・分散
性の悪さなどの改善が期待できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料タンパク質と、少なくとも一種のア
    ミノ酸エステルと、タンパク質分解酵素とが添加された
    溶液中に、該溶液に対し、塩類を添加し、前記タンパク
    質に前記アミノ酸エステル中のアミノ酸をプラステイン
    反応により導入することを特徴とするタンパク質様組成
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】 添加する塩類は、ナトリウム塩もしくは
    カリウム塩である請求項1に記載のタンパク質様組成物
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記塩類の添加量は、前記溶液に対して
    5〜30W/V%である請求項1に記載のタンパク質様
    組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アミノ酸エステルは、アミノ酸エチ
    ルエステルである請求項1ないし3のいずれかに記載の
    タンパク質様組成物の製造方法。
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