JPH05153618A - 映像再生装置 - Google Patents

映像再生装置

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Publication number
JPH05153618A
JPH05153618A JP3337660A JP33766091A JPH05153618A JP H05153618 A JPH05153618 A JP H05153618A JP 3337660 A JP3337660 A JP 3337660A JP 33766091 A JP33766091 A JP 33766091A JP H05153618 A JPH05153618 A JP H05153618A
Authority
JP
Japan
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data
boundary
section
color
interpolation
Prior art date
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Pending
Application number
JP3337660A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Matsumoto
公雄 松本
Atsuro Nishigaki
敦郎 西垣
Akitoshi Yamashita
明俊 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP3337660A priority Critical patent/JPH05153618A/ja
Publication of JPH05153618A publication Critical patent/JPH05153618A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、高能率符号化技術を用いて圧縮
記録された映像を伸長再生する場合に、画像の境界領域
において、色にじみの発生しない映像再生装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 この発明は、輝度データのサンプリング間隔
よりも大きいサンプリング間隔で色データをサンプリン
グする処理を伴った高能率符号化技術を用いて圧縮記録
された映像を再生する映像再生装置において、輝度デー
タを小ブロックに分割する手段9と、小ブロック内の境
界及び境界の位置を検出する境界検出部22と、検出結
果である境界の種類及び境界の位置を記録するテーブル
21と、色データを輝度データと同じデータサイズに補
間する色データ補間部25と、該検出結果に応じて色デ
ータの補間処理に使用する色データを変更する色データ
メモリ24と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高能率符号化技術を
用いて圧縮記録された映像データを伸長し再生する映像
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像データをディジタル化し、光ディス
クなどのディジタル記録メディアに記録する技術が開発
されているが、動画像データをアナログからディジタル
に変換し、そのまま記録する場合には膨大な記録容量が
必要である。さらに、再生する場合には高速のデータ転
送レートが必要であることから、通常は、何らかのデー
タ圧縮を行った後記録メディアに記録される。
【0003】512×480画素の自然画像1枚(1画
素が3バイト)のデータ量は740Kバイトであり、こ
のサイズのTV映像1秒間(30枚)のデータ量は22
Mバイトにもなる。例えばCD−ROMの記録容量は約
550Mバイトであり、そのまま記録すれば約25秒間
しか記録できない。また、CD−ROMのデータ読み出
し速度は150Kバイト/秒しかないため、TV映像の
表示レートで再生することもできない。
【0004】高能率符号化技術では、映像を1/100
〜1/200に圧縮して記録することで、この問題を解
決している。特に、人間の視覚特性において、色の空間
分解能が輝度の空間分解能よりも低いとの観測事実に基
づいて、色データ量を輝度データ量の1/16に削減す
ることを前提にした圧縮方式が提案されている。
【0005】図19及び図20に従い色データの削減方
法につき簡単に説明する。図19は、1枚のオリジナル
画像が輝度データ(Y)、色データ(色差;U、V)か
ら構成されており、圧縮のために色データを間引いてサ
ンプリングし、縦、横1/4サイズ即ちデータ量1/1
6に縮小することを示す。図20(a)を元の色データ
(UまたはV)とすると、図20(b)の〇印のデータ
のみサンプリングすることにより、データ料を削減す
る。この処理だけで全体のデータ量は3/8(37.5
%)まで削減することができる。
【0006】以上の処理で削減されたデータ量を、さら
に高能率符号化技術を用いて圧縮し、映像と音を同時に
再生するために、映像データを音データ(ADPCMで
符号化される)と共にインターリーブ記録している(図
18参照)
【0007】ところで、圧縮記録されたデータを再生す
る場合には、伸長された映像データの色データ量が輝度
データの1/16しかないため、色データを補間処理し
て輝度データと同じデータサイズにする処理が不可欠で
ある。
【0008】この補間方法としては、同じ画素値を繰り
返し用いる方法が最も簡単であるが、画素が大きくなり
過ぎるので画質の劣化が甚大である。従って通常は、周
囲の4点を用いて線形補間が行なわれている。図21を
参照して線形補間に付いて説明する。
【0009】図21において、周囲4画素の値a,b,
c,dを用いて、求めたい点の値eは、次の(1)式で
計算される。
【0010】
【数1】 e=(1−α)(1−β)a+α(1−α)βc+αβd………(1) ここで、α、βは、それぞれ横、縦方向の元画素の間隔
を基準とした割合で表され、0<α<1、0<β<1で
ある。
【0011】この補間処理によって、カラー表示が可能
になるが、色がにじむ現象が発生する。動画像である場
合には、このにじみは余り気にならないが、静止してい
る部分で目につき、特に輪郭のはっきりした部分におい
ては、劣化が明瞭に観察される。
【0012】例えば、図22は映像データ1枚の一部を
表示したものであるが、斜線部分とそれ以外の領域で輝
度及び色が明らかに異なる画像を示していると仮定す
る。 斜線領域外;(Y,U,V)=(y1,u1,v1) 斜線領域内;(Y,U,V)=(y2,u2,v2) y1,y2,u1,u2,v1,v2は8ビットの定数
且つ、y1≠y2,u1≠u2,v1≠v2とする。即
ち、境界が明瞭に区別できる画像である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この映像データを圧縮
し、伸長する場合、TV画面に表示するための補間処理
を行う前までの処理が可逆であると仮定すれば、輝度デ
ータ元画像と同じサイズで、各画素の値は元の値に戻
る。実際には非可逆であり、通常は完全には元に戻らな
い。しかし、実用化される高能率符号化技術においては
元データとの差はわずかである。
【0014】これに対して、色のデータに関しては、値
は元の値に戻るが画素サイズが縦、横共1/4になって
おり、図22の〇印の画素データしか持っていない。
【0015】次に、TV画像に表示するために色データ
の補間処理が行われると、Uデータの分布は図23の様
になる。図23には元画像の境界を2重線で表示してあ
る。V成分についても同様の分布になる。このことか
ら、明らかに2色の色が混合された広い領域が境界付近
に存在することになり、色のにじみが観測される。
【0016】この発明は、上記の欠点に鑑み、高能率符
号化技術を用いて圧縮記録された映像を伸長再生する場
合に、画像の境界領域において、色にじみの発生しない
映像再生装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、輝度データ
のサンプリング間隔よりも大きいサンプリング間隔で色
データをサンプリングする処理を伴った高能率符号化技
術を用いて圧縮記録された映像を再生する映像再生装置
において、輝度データを小ブロックに分割する手段と、
小ブロック内の境界及び境界の位置を検出する手段と、
検出結果である境界の種類及び境界の位置を記録する手
段と、色データを輝度データと同じデータサイズに補間
する手段と、該検出結果に応じて色データの補間処理に
使用する色データを変更する手段と、を有することを特
徴とする。
【0018】
【作用】この発明は、輝度データの境界を検出し、色デ
ータの補間処理に使用する色データを適応的に変更し、
補間処理を行う。そして通常物体を認識するためには必
ずしもカラー画像である必要はなく、白黒画像即ち輝度
画像でも十分である。従って、輝度データを小ブロック
に分割し、ブロック内部及び隣接するブロック内部の境
界を検出し、検出された境界の方向及びその組み合わせ
によって、共通の領域内部にある色データを判断し、共
通の領域内部にある色データのみを使用して色データの
補間処理を行う。その結果、同じ領域に属する色データ
のみを使用して色データの補間処理を行い、異なる領域
に属する色データを使用しないので、境界での色のにじ
みが軽減される。
【0019】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2はこの発明にかかる映像再生装置の全体構
成を示すブロック図である。図2に示すように、この発
明にかかる映像再生装置は、操作部1、第1制御部2、
第2制御部9、記録部3、メモリ部7、映像データ復号
部8、映像データ補間部20、表示部11、音データ復
号部4、D/A変換部5、6、データバス10と、から
構成される。
【0020】図1は、図2の映像データ補間部20の内
部構成を示すブロック図である。映像データ補間部20
は、輝度データメモリ23、色データメモリ24、境界
検出部22、テーブル21、色データ補間部25と、か
ら構成される。
【0021】図2の記録部3は、具体的にはハードディ
スクドライブ、CD−ROMドライブ、メモリカードな
どで構成され、ディジタルデータを記録する。そして、
記録部3にある記録メディア(CD−ROMディスク、
ハードディスクなど)には、圧縮されたデータが記録さ
れている。
【0022】図1及び図2を参照してこの発明にかかる
映像再生装置の映像再生動作の概略を説明すると、次の
様になる。
【0023】(1)操作部1から映像再生の指示が入力
されると、第1制御部2が、記録部3及び第2制御部9
を制御し、メディア上のデータ(圧縮されたデータ)
を、データバス10を介して、メモリ部7転送する。
【0024】(2)メモリ部7に転送されたデータの
内、映像データは、映像データ復号部8に転送され、伸
長された後、再びデータバス10を介して、メモリ部7
の伸長データを記録する領域に記録される。即ち、図4
に示すように、メモリ部7内の所定の領域に、圧縮され
た映像データと伸長された映像データが格納される。こ
れらの伸長された映像データにおいては、前述の様に、
色データ量は輝度データ量の1/16である。
【0025】(3)メモリ部7上の伸長された映像デー
タは、データバス10を介して、映像データ補間部25
に転送され、この映像データ補間部25にてこの発明の
特徴とする歯悪寒処理が行われる。即ち輝度データの小
ブロック内の境界を検出し、その結果に応じた色データ
の補間処理を行う。
【0026】(4)補間された映像データは、表示部1
1に転送され、YUVからRGBへの変換、ディジタル
からアナログへの変換、また必要に応じてRGBからコ
ンポジットビデオ信号への変換を受けた後に、ビデオ出
力される。
【0027】(5)一方、メモリ部7に転送されたデー
タの内、音データは、音データ復号部4に転送されて伸
長された後、次のD/A変換器5、6でアナログ信号に
変換され、ステレオ音で出力される。
【0028】以上の処理において、映像と音を同時に再
生するために、第2制御部9は、メモリ部7、音データ
復号部4、映像データ復号部8、映像データ補間部2
0、表示部11のタイミング制御を行い、(2)→
(3)→(4)と(5)の処理を同期させる。
【0029】次に、この発明の映像データ補間部20で
の色データ補間方法に関して、図3のフローチャートに
沿って説明する。尚、この実施例においては、データサ
イズは512画素×480画素であると仮定する。
【0030】先ず、最初の5行分の映像データ(Y,
U,V)をメモリ部7から読み出し、輝度データは輝度
データメモリ23に、色データは色データメモリ24に
書き込む(ステップS1)。
【0031】次に、図5に示すように、輝度データ上
で、色データの存在する画素を4隅とする5画素×5画
素の領域を対象として、水平又は垂直境界を検出し、検
出結果をテーブルに記録する(ステップS2)。
【0032】明瞭な境界ほど、一般に色のにじみが目立
つので、ここでは明瞭な境界のみを適応処理の対象にす
る。境界検出手段の一例を説明すると、この境界検出手
段としては次の通り行われる。ここで、輝度値をy
(i,j)とし、原点を左上にとり、iは垂直座標、j
は水平座標を表す。
【0033】先ず、垂直境界の検出手順につき説明す
る。図14に対する結果を図16に示す。 水平方向に隣り合う画素値の差分を計算する。 E(i,j)=y(i,j+1)−y(i,j) E(i,j)を水平方向に加算する。 A(i)≡Σ4j=1E(i,j)=y(i,5)−y
(i,1) E(i,j)を垂直方向に加算する。 B(j)≡Σ5i=1E(i,j)=Σ5i=1[y(i,j+1)−y(i,1)] 下記の3通り、A(i),B(j)のパターンによっ
て垂直境界の有無を判断する。
【0034】(第1のパターン)A(i)が一定で、B
(j)に鋭いピークが1本ある場合、垂直境界が1本あ
る。 (第2のパターン)A(i),B(j)共に一定の場
合、境界が全く無い。 (第3のパターン)上記以外。
【0035】次に、水平境界の検出手順につき説明す
る。図15に対する結果を図17に示す。
【0036】垂直方向に隣り合う画素値の差分を計算
する。 F(i,j)=y(i+1,j)−y(i,j) F(i,j)を水平方向に加算する。 C(i)≡Σ5j=1F(i,j)=Σ5j=1[y(i+1,j)−y(i,j)] F(i,j)を垂直方向に加算する。 D(j)≡Σ4i=1F(i,j)=y(5,j)−y(1,j) 下記の3通り、C(i),D(j)のパターンによっ
て水平境界の有無を判断する。
【0037】(第1のパターン)C(i)に鋭いピーク
が1本あり、D(j)が一定の場合、水平境界が1本あ
る。 (第2のパターン)C(i),D(j)共に一定の場
合、境界が全く無い。 (第3のパターン)上記以外。
【0038】最終的に、以上の結果を次の表1に示す4
種類に分類する。
【0039】
【表1】
【0040】また、境界が存在するブロックに関して
は、B(j)又はC(i)のピークの位置を境界の位置
とする。B(m),C(n)にピークがある場合、m,
nを境界の位置とする。
【0041】続いて、境界の検出結果をテーブル21に
記録する(ステップS3)。境界の検出結果を記録する
テーブル21には、境界の種類と位置を1組として記録
する。即ち、”境界の種類に対応する数値、境界の位
置”として記録する。例えば、”0,n”,”1,
m”,”2,0”,”3,0”等。分類2、3に関して
は、境界の位置は0を記録する。
【0042】まず、テーブル21の最初の128個に”
3,0”を書き込み(最初の5行を処理するための初期
値セット)、次の128個の領域に検出結果に応じた数
値の組み合わせを記録する。テーブル21は128×3
個以上の記録領域を持っている。
【0043】そして、第2制御部9内のカウンタIを2
にセットする(ステップS4)。
【0044】次の4行分の映像データ(Y,U,V)を
メモリ部7から読み込み、ステップS2と同様に輝度デ
ータの5画素×5画素の領域内部の水平または垂直境界
を検出し、128個の検出結果をテーブル21に記録す
る(ステップS5)。
【0045】その後、色データメモリ24から色データ
を読み出し、テーブル21の内容を参照しながら適応的
に色データの補間処理を行い、4行分のデータを表示部
11に出力する。図6の領域Eを対象として、対応処理
を具体的に説明する。
【0046】領域Eに水平境界が存在し、領域B,H
共に境界が存在しない場合(図7)。領域Eの水平境界
1を含む上側の領域内は、b1,b2,e1,e2を使用
して補間する。補間式は、α,βを図10の様にとる事
で、(1)式がそのまま使用できる。但し、0<α<,
β>1である。以下同様に、補間式には(1)式を使用
するが、補間する点の位置によって、α,βの値を変更
する必要がある。水平境界11を含まず下側の領域内
は、e3,e4,h1,h2を使用して補間する。
【0047】領域Eに水平境界が存在し、領域Hに境
界が無く、且つ領域Bに境界が無いと言えない(検出結
果が分類2以外)場合(図8)。
【0048】領域Eの水平境界11を含まず上側の領域
内は、e1〜e4を使用して補間し、水平境界11を含む
下側の領域内は、e3,e4,h1,h2を使用して補間す
る。
【0049】領域Eに水平境界が存在し、領域Bに境
界が無く、且つ領域Hに境界が無いと言えない(検出結
果が分類2以外)場合(図9)。領域Eの水平境界11
を含む上側の領域内は、b1,b2,e1,e2を使用して
補間し、水平境界11を含まず下側の領域内は、e1〜e
4を使用して補間する。
【0050】領域Eに垂直境界が存在し、領域D,F
共に境界が存在しない場合。領域Eの垂直境界12を含
む左側の領域内は、d1,d2,e1,e3を使用して補間
し、垂直境界12を含まず右側の領域内は、e2,e4
1,f2を使用して補間する。
【0051】領域Eに垂直境界が存在し、領域Fに境
界が無く、且つ領域Dに境界が無いと言えない(検出結
果が分類2以外)場合(図11)。領域Eの垂直境界1
2を含まず左側の領域内は、e1〜e4を使用して補間
し、垂直境界12を含む右側の領域内は、e2,e4
1,f2を使用して補間する。
【0052】領域Eに垂直境界が存在し、領域Dに境
界が無く、且つ領域Fに境界が無いと言えない(検出結
果が分類2以外)場合(図12)。領域Eの垂直境界1
2を含む左側の領域内は、d1,d2,e1,e3を使用し
て補間し、垂直境界12を含まず右側の領域内は、e1
4を使用して補間する。
【0053】〜以外の場合。領域Eの内部を、周
囲の4点e1〜e4を使用して補間する。
【0054】また、上記の色データの補間処理と並行し
て、輝度データYを表示部11に出力する(ステップS
7)。
【0055】そして、カウンタを見て、次に読み込むデ
ータが最後の4行(I=120)かどうか判断する(ス
テップS8)。
【0056】I<120の場合、カウンタIを1増加さ
せ(ステップS9)、上記ステップS5〜ステップS9
を繰り返す。
【0057】I=120の場合、ステップS5と同じ処
理を行い(ステップS10)、さらに、最後の4行の処
理を行うために、テーブルに128個の”3,0”を書
き込み(ステップS11)、前述のステップS6及びス
テップS7と同じ処理を行う(ステップS12及びステ
ップS13)。
【0058】以上で、1枚の画像が表示され、映像デー
タが無くなるか、又は停止の命令が来るまで繰り返す
(ステップS14)。
【0059】以上の説明では、画像の左右端での処理の
記述を省略したが、画像の上下端の処理と同様に、テー
ブルに予めデフォルト値をセットしておけば良い。処理
結果の一例として、以上の色データ補間処理によって得
られる結果を図−13に示す。図23に比較すると、垂
直、水平の境界における色の混合(にじみ)が明らかに
軽減されている事が分かる。
【0060】以上の説明においては、色データは、輝度
のサンプリングに対して、3画素飛ばしでサンプリング
されているが、一般に、色データが輝度データよりも荒
く格子状にサンプリングされる場合に適応可能である。
【0061】また、以上の説明においては、輝度データ
は振る画面に対応するだけのデータを持っていると仮定
したが、通常は、輝度データもデータサイズを削減され
ており、補間処理を施す必要がある。その場合には、表
示部に出力する時に輝度データの補間処理を行うように
変更するだけで良い。
【0062】更に、検出の対象を、水平、垂直の境界に
限定して説明したが、斜めの境界、カギ型の境界なども
検出し、その結果によって、共通領域にある色データの
み使用して補間することで、さらに色の混合を軽減する
ことが可能である。例えば、カギ型の境界も検出対象と
すれば、図13の左上の領域において残っている色の混
合を改善することが可能である。
【0063】境界の検出方法も一例に過ぎず、他のエッ
ジ検出の手法も使用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サンプリングにより輝度データ以上の色データを間
引き処理を伴った高能率符号化技術を用いて圧縮された
映像データを再生する場合において、境界での色の混合
が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部である映像データ補間部の構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明のディジタル映像再生装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図3】この発明における色データ補間処理のフローチ
ャートである。
【図4】メモリ部上の映像データ記録領域を示す模式図
である。
【図5】境界領域の検出対象である5画素×5画素の領
域を示す模式図である。
【図6】境界検出対象領域の重なりを表す模式図であ
る。
【図7】境界検出結果の組み合わせの一例を示す模式図
である。
【図8】境界検出結果の組み合わせの一例を示す模式図
である。
【図9】境界検出結果の組み合わせの一例を示す模式図
である。
【図10】線形補間処理を説明する説明図である。
【図11】境界検出結果の組み合わせの一例を示す模式
図である。
【図12】境界検出結果の組み合わせの一例を示す模式
図である。
【図13】この発明により色データUを線形補間処理し
た図である。
【図14】境界検出対象の例を示す模式図である。
【図15】境界検出対象の例を示す模式図である。
【図16】垂直境界の検出処理を説明する説明図であ
る。
【図17】水平境界の検出処理を説明する説明図であ
る。
【図18】インターリーブ記録の概念図である。
【図19】輝度データと色データのサンプリングの違い
を示す模式図である。
【図20】サンプリングを行う前のフルサイズの色デー
タ及び色データのサンプリングを行う画素を示す模式図
である。
【図21】線形補間処理を示す模式図である。
【図22】1枚の映像データの部分図である。
【図23】従来の方法により色データUを線形補間処理
した図である。
【符号の説明】
7 メモリ部 9 第2制御部 20 映像データ補間部 21 テーブル 22 境界検出部 23 輝度データメモリ 24 色データメモリ 25 色データ補間部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】図19及び図20に従い色データの削減方
法につき簡単に説明する。図19は、1枚のオリジナル
画像が輝度データ(Y)、色データ(色差;U、V)か
ら構成されており、圧縮のために色データを間引いてサ
ンプリングし、縦、横1/4サイズ即ちデータ量1/1
6に縮小することを示す。図20(a)を元の色データ
(UまたはV)とすると、図20(b)の〇印のデータ
のみサンプリングすることにより、データ量を削減す
る。この処理だけで全体のデータ量は3/8(37.5
%)まで削減することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【数1】 e=(1−α)(1−β)a+α(1−β)b+(1+α)βc+αβd ……(1) ここで、α、βは、それぞれ横、縦方向の元画素の間隔
を基準とした割合で表され、0<α<1、0<β<1で
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この映像データを圧縮
し、伸長する場合、TV画面に表示するための補間処理
を行う前までの処理が可逆であると仮定すれば、輝度デ
ータは元画像と同じサイズで、各画素の値は元の値に戻
る。実際には非可逆であり、通常は完全には元に戻らな
い。しかし、実用化される高能率符号化技術においては
元データとの差はわずかである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(1)操作部1から映像再生の指示が入力
されると、第1制御部2が、記録部3及び第2制御部9
を制御し、メディア上のデータ(圧縮されたデータ)
を、データバス10を介して、メモリ部7へ転送する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(3)メモリ部7上の伸長された映像デー
タは、データバス10を介して、映像データ補間部25
に転送され、この映像データ補間部25にてこの発明の
特徴とする補間処理が行われる。即ち輝度データの小ブ
ロック内の境界を検出し、その結果に応じた色データの
補間処理を行う。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】領域Eに水平境界が存在し、領域B,H
共に境界が存在しない場合(図7)。領域Eの水平境界
1を含む上側の領域内は、b1,b2,e1,e2を使用
して補間する。補間式は、α,βを図10の様にとる事
で、(1)式がそのまま使用できる。但し、0<α<
1,β>1である。以下同様に、補間式には(1)式を
使用するが、補間する点の位置によって、α,βの値を
変更する必要がある。水平境界11を含まず下側の領域
内は、e3,e4,h1,h2を使用して補間する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】以上の説明においては、色データは、輝度
のサンプリングに対して、3画素飛ばしでサンプリング
されているが、一般に、色データが輝度データよりも粗
く格子状にサンプリングされる場合に適応可能である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】また、以上の説明においては、輝度データ
はフル画面に対応するだけのデータを持っていると仮定
したが、通常は、輝度データもデータサイズを削減され
ており、補間処理を施す必要がある。その場合には、表
示部に出力する時に輝度データの補間処理を行うように
変更するだけで良い。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度データのサンプリング間隔よりも大
    きいサンプリング間隔で色データをサンプリングする処
    理を伴った高能率符号化技術を用いて圧縮記録された映
    像を再生する映像再生装置において、輝度データを小ブ
    ロックに分割する手段と、小ブロック内の境界及び境界
    の位置を検出する手段と、検出結果である境界の種類及
    び境界の位置を記録する手段と、色データを輝度データ
    と同じデータサイズに補間する手段と、該検出結果に応
    じて色データの補間処理に使用する色データを変更する
    手段と、を有することを特徴とする映像再生装置。
JP3337660A 1991-11-26 1991-11-26 映像再生装置 Pending JPH05153618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3337660A JPH05153618A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 映像再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3337660A JPH05153618A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 映像再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05153618A true JPH05153618A (ja) 1993-06-18

Family

ID=18310751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3337660A Pending JPH05153618A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 映像再生装置

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JP (1) JPH05153618A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1006482A3 (en) * 1998-12-01 2005-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Encoding separately image object and its boundary

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1006482A3 (en) * 1998-12-01 2005-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Encoding separately image object and its boundary

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