JPH05153435A - ガンマ補正回路 - Google Patents

ガンマ補正回路

Info

Publication number
JPH05153435A
JPH05153435A JP3316590A JP31659091A JPH05153435A JP H05153435 A JPH05153435 A JP H05153435A JP 3316590 A JP3316590 A JP 3316590A JP 31659091 A JP31659091 A JP 31659091A JP H05153435 A JPH05153435 A JP H05153435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
correction
liquid crystal
rom
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3316590A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Muramatsu
雅弘 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3316590A priority Critical patent/JPH05153435A/ja
Publication of JPH05153435A publication Critical patent/JPH05153435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】回路規模を著しく増大させることなく、正確な
ガンマ補正特性を得る。 【構成】ROM12は液晶パネルの輝度特性及び送信側の
ガンマ補正を考慮した補正データを出力する。加算器14
は黒レベル検出パターンをROM12の出力に加算し、D
/A変換器5を介してビデオ処理部6に与える。ビデオ
処理部6は入力された映像信号をブライト調整してパネ
ル駆動部7に出力する。パネル駆動部7の出力をリミッ
タ18で映像信号のダイナミックレンジまで制限して黒レ
ベル検出部13に与え、ブライト調整による黒レベルの増
加量を求める。加算器11は、この増加量を示すデータと
入力映像信号のデータとを加算してROM12のアドレス
を指定する。これにより、ROM12からの補正データは
液晶パネルの実駆動領域に基づくものとなる。ROM12
の出力を映像信号のダイナミックレンジの8ビットで構
成することができ、回路規模の増大を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガンマ補正回路に関
し、特に、ディジタル処理を行う液晶テレビジョン受像
機に好適なガンマ補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機等に採用するブラウ
ン管は、ドライブ電圧とアノード電流との関係を示すド
ライブ特性が指数関数的に変化する。両者の対数をとる
と、ドライブ特性は所定の傾斜(ガンマ)を有する直線
によって示すことができる。現在、テレビジョン放送に
おいては、このようなブラウン管のリニアではない輝度
特性(ガンマ特性)を、送信側のテレビカメラシステム
によって補正するようになっている。これにより、受信
側では輝度の良好な再現性を得ている。
【0003】しかし、現在のテレビジョン放送において
は、受信側の表示装置として液晶パネルを用いることは
考慮されていない。液晶パネルは、図5に示すように、
ブラウン管とは異なる電圧−輝度特性(以下、V−T特
性という)を有している。なお、図5はノーマリホワイ
トの例を示している。従って、液晶テレビジョン受像機
では、このV−T特性を補正すると共に、送信側のテレ
ビカメラシステムによるガンマ特性の補正を逆補正する
(以下、両補正を併せてガンマ補正という)必要があ
る。
【0004】従来、ガンマ補正はアナログ回路を用いて
行うことが一般的であったが、図5に示すように、液晶
パネルのV−T特性曲線は、ブラウン管のガンマ特性と
異なり、1つの関数で表現することができない。このた
め、アナログ回路によるガンマ補正では補正精度が低い
という欠点がある。高精細液晶プロジェクタ等のように
映像信号をディジタル処理する装置では、アナログ回路
に比して高い補正精度を得ることができる、ディジタル
のガンマ補正回路を採用している。
【0005】図6はこのような従来のガンマ補正回路を
示すブロック図である。
【0006】入力端子1を介してRGB信号のうちの所
定の1軸の映像信号を入力する。なお、他の2軸につい
ての処理も同様であり説明を省略する。入力された映像
信号をA/D変換器2に与えて8ビットのディジタル信
号に変換する。ROM3は、液晶パネル8のガンマ補正
を行うためのガンマ補正データを格納しており、A/D
変換器2の出力によってアドレスを指定し、映像信号に
応じたガンマ補正データを出力する。補正データは8ビ
ット以上必要であり、例では8ビットとする。
【0007】図7は横軸に液晶パネルの駆動電圧をとり
縦軸に補正値をとって、ガンマ補正特性を示す説明図で
ある。図7とともにROM3に格納するガンマ補正デー
タを説明する。
【0008】先ず、図7に示すように、予め液晶パネル
8の駆動領域を決定する。駆動領域内で、駆動電圧Vの
最小値Vmin を0とし、最大値Vmax を255として、
駆動電圧を8ビットのディジタル値で表す。また、駆動
電圧Vmax に対応する補正値Tの最大値をTmax とし、
駆動電圧Vmin に対応する補正値Tの最小値をTminと
して、補正値を8ビットのディジタル値で表す。ROM
3にはこの駆動電圧Vによって示されるアドレスに、液
晶パネル8のガンマ補正特性に基づく補正値をガンマ補
正データとして格納している。つまり、入力映像信号の
ディジタル値でROM3のアドレスを指定することによ
り、ROM3からはガンマ補正されたデータを出力させ
ることができる。
【0009】ROM3からのガンマ補正データはディジ
タル信号処理部4において所定のディジタル処理を施し
た後、D/A変換器5に与える。D/A変換器5は入力
されたディジタル信号をアナログ映像信号に戻してビデ
オ処理部6に与える。なお、ディジタル信号処理部4
は、例えば、高精細液晶プロジェクタ等においては、倍
速走査のための速度変換等の信号処理を行う。なお、デ
ィジタル信号処理部4は省略することもある。
【0010】ビデオ処理部6は入力された映像信号に所
定の直流電圧を重畳してブライト調整を行った後、パネ
ル駆動部7に出力する。パネル駆動部7はビデオ処理さ
れた映像信号を所定の電圧に増幅し、交流反転処理して
液晶パネル8に供給する。液晶パネル8はマトリクス状
に配列された画素を有しており、各画素を入力された映
像信号によって駆動することによって映像を表示する。
このように、液晶パネル8には、液晶パネル8のV−T
特性に対する補正及び送信側の補正に対する逆補正が行
われた映像信号が与えられて、輝度の良好な再現性を得
ている。
【0011】ところで、ROM3には予め設定した液晶
パネル8の駆動領域内の駆動電圧に対する補正データを
格納している。ところが、ユーザーがブライト調整を行
うと、液晶パネル8の実際の駆動領域(以下、実駆動領
域という)が変化し、図7に示す予め設定した駆動領域
とずれてしまうことがある。そうすると、ROM3によ
るガンマ特性の補正が液晶パネル8のガンマ補正特性に
適合しない。
【0012】そこで、ブライト調整を行った映像信号に
ついてガンマ補正を行うことが考えられる。しかし、こ
の場合には、ブライト調整により、ROM3に入力され
る信号の範囲が広くなり、ROM3に予め設定する駆動
領域を広くする必要がある。しかし、広げた駆動領域を
8ビットのディジタル値によって表現しようとすると、
映像信号のダイナミックレンジは8ビット未満のディジ
タル値で表現することになる。すなわち、SN比が劣化
してしまうという問題がある。
【0013】逆に、映像信号のダイナミックレンジを8
ビットで表現しようとすると、駆動領域を広げた分だけ
ビット数を増加させる必要がある。例えば、駆動領域を
9ビットで表現すると、A/D変換器2以降のディジタ
ル信号路を9ビットで構成する必要があり、現在標準で
ある8ビットのディジタル素子を使用することができな
くなる。例えば、ディジタル信号処理部4において使用
する映像メモリ等も8ビットデータ出力を有する標準的
な素子を使用することができず、ハード規模が著しく増
大してしまう。また、9ビット以上のA/D変換器及び
D/A変換器は極めて高価であり、コストが著しく増加
してしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のガンマ補正回路においては、ユーザーのブライト
調整によって予め設定した液晶パネルの駆動領域と実駆
動領域とがずれてしまい、ガンマ補正が不適正なものと
なってしまうという問題点があった。また、ユーザーの
ブライト調整を考慮して、予め設定する駆動領域を広く
すると、回路規模及びコストの増大を招来してしまうと
いう問題点があった。
【0015】本発明は、ユーザーのブライト調整等によ
って液晶パネルの実駆動領域が変化した場合でも、回路
規模及びコストの著しい増大を招くことなく正確なガン
マ補正を行うことができるガンマ補正回路を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガンマ補正
回路は、映像信号に所定レベルの検出パターンを重畳す
る検出パターン重畳手段と、この検出パターン重畳手段
からの映像信号の直流レベルを調整して液晶パネルに供
給するビデオ処理手段と、このビデオ処理手段からの映
像信号に含まれる前記検出パターンを検出して前記液晶
パネルの駆動領域を検出し検出結果のデータ列を出力す
る検出手段と、前記液晶パネルの輝度特性に対する補正
及びブラウン管のガンマ補正に対する逆補正を行うため
の補正データを記憶し入力映像信号のデータ列と前記検
出結果のデータ列とを加算したデータ列によってアドレ
スが指定されて前記入力映像信号のデータ列に基づくビ
ット数の前記補正データを前記検出パターン重畳手段に
出力する記憶手段とを具備したものである。
【0017】
【作用】本発明において、検出パターン重畳手段は所定
レベルの検出パターンを映像信号に重畳する。ビデオ処
理手段は検出パターン重畳手段からの映像信号の直流レ
ベルを適宜調整して液晶パネルに供給し映像を表示させ
る。検出手段はビデオ処理手段からの映像信号に含まれ
る検出パターンのレベルから液晶パネルの駆動領域を検
出し、検出結果のデータ列を出力する。このデータ列と
入力映像信号のデータ列とを加算したデータ列によっ
て、記憶手段のアドレスを指定する。記憶手段は液晶パ
ネルの輝度特性に対する補正及び陰極線管のガンマ補正
に対する逆補正を行うための補正データを記憶してお
り、アドレスが指定されて補正データを検出パターン重
畳手段に与える。記憶手段のアドレスは液晶パネルの駆
動領域に基づくものとなり、記憶手段は液晶パネルの駆
動領域に対応した適正な補正データを出力する。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係るガンマ補正回路の一実
施例を示すブロック図である。図1において図6と同一
の構成要素には同一符号を付してある。
【0019】入力端子1にはRGB映像信号のうちの1
軸の映像信号を入力する。この映像信号をA/D変換器
2に与え、A/D変換器2は入力した映像信号を8ビッ
トのディジタル信号に変換して加算器11に出力する。A
/D変換器2からの8ビットの映像信号は、黒レベルが
0であり、白レベルが255である。加算器11は後述す
る黒レベル検出部13からブライト調整による直流分の増
加量を示す8ビットの信号も入力しており、2入力を加
算して9ビットの信号をROM12に出力する。ROM12
は液晶パネル8のV−T特性に対する補正及び送信側の
ブラウン管のガンマ補正に対する逆補正を行うためのガ
ンマ補正データを格納している。
【0020】図2は横軸に駆動電圧をとり縦軸に補正値
をとって、液晶パネル8に対するガンマ補正特性を示す
説明図である。この図2を用いてROM12に格納するガ
ンマ補正データを説明する。
【0021】ユーザーのブライト調整を考慮して、液晶
パネル8に与える駆動電圧の可変範囲を9ビットのディ
ジタル値で表現する。ROM12はこの9ビット分のアド
レスを有している。9ビットの可変範囲のうち、映像信
号のダイナミックレンジに対応した8ビット分のアドレ
スを駆動領域としてROM12に設定し、残りの8ビット
分のアドレスはブライト調整を考慮したものとなってい
る。また、ROM12に格納する補正値の最小値Tmin と
最大値Tmax との間の値を0乃至255の8ビットで表
現する。すなわち、ROM12は図2の横軸の9ビットで
指定されるアドレスに、図2の縦軸の8ビットのガンマ
補正データを格納しており、加算器11出力によってアド
レスが指定されてガンマ補正データを加算器14に出力す
る。
【0022】ROM12より出力される補正データのアド
レスは、ブライト調整電圧により決定される黒レベルの
値をnとすると、最小値Vmin はn、最大値Vmax は
(255+n)となる。例えば、ブライト調整電圧が0
Vで、黒レベルが最も低い場合は、n=0となり、RO
M12が指定されるアドレスは0乃至255である。すな
わち、映像信号の黒レベルによってROM12のアドレス
0が指定され、白レベルによってROM12のアドレス2
55が指定される。逆にブライト調整電圧で黒レベルを
最も上げた場合はn=255となり、ROM12が指定さ
れるアドレスは255乃至511である。加算器11は映
像信号にブライト調整により決定された黒レベルのデー
タを加算してROM12のアドレスとしており、例えば、
標準状態において黒レベルの値をnとし、ブライト調整
によりディジタル値10だけ黒レベルを上げるとする
と、映像信号の黒レベルによってROM12のアドレス
(n+10)が指定され、白レベルによってアドレス
(n+265)が指定される。すなわち、ROM12は所
定の8ビット分のアドレスが指定されることになり、9
ビットのアドレス入力に対して、8ビットの補正データ
を加算器14に出力する。
【0023】タイミング発生部15は映像信号の垂直又は
水平帰線期間内の所定の期間にタイミングパルスを発生
する。パターン発生部16はタイミング発生部15からのタ
イミングパルスのタイミングで黒レベル検出パターンを
加算器14に出力する。黒レベル検出パターンの振幅は映
像信号のダイナミックレンジである8ビットで表現可能
な最大値255に設定する。加算器14はROM12からの
ガンマ補正された映像信号の帰線期間に黒レベル検出パ
ターンを重畳してディジタル信号処理部4に出力する。
ディジタル信号処理部4は倍速走査のための速度変換等
の所定の信号処理を行ってD/A変換器5に出力する。
D/A変換器5は入力されたディジタル信号をアナログ
信号に変換してビデオ処理部6に与える。
【0024】ビデオ処理部6は、ユーザー操作に基づく
コントラスト調整電圧及びブライト調整電圧が与えられ
ており、入力された映像信号にコントラスト及びブライ
ト調整を施してパネル駆動部7に出力する。すなわち、
ビデオ処理部6はD/A変換器5からの映像信号にブラ
イト調整に基づく所定のDC電圧(以下、ブライト調整
電圧という)を付加し、黒レベルを変化させる。パネル
駆動部7は入力された映像信号を液晶パネル8に適した
レベルに増幅すると共に、交流反転させて液晶パネル8
に与える。液晶パネル8は映像信号が各画素の駆動電圧
として供給されて、表示画面に映像を表示するようにな
っている。
【0025】本実施例においては、パネル駆動部7の出
力は減衰器17にも与えている。減衰器17はパネル駆動部
7の出力を減衰させることにより、パネル駆動部7で増
幅された映像信号のレベルをビデオ処理部6の出力レベ
ルと同一にしてリミッタ18に出力する。ビデオ処理部6
におけるブライト調整によって、減衰器17からの出力映
像信号のダイナミックレンジは8ビットを越えており、
リミッタ18は8ビットを越えた分の振幅を制限してA/
D変換器19に与える。A/D変換器19はリミッタ18の出
力をディジタルデータに変換して黒レベル検出部13に出
力する。
【0026】黒レベル検出部13はタイミング発生部15か
らのタイミングパルスのタイミングで、A/D変換器19
の出力映像信号から黒レベル検出パターンを抽出し、リ
ミッタ18において制限されたレベル、すなわち、ビデオ
処理部6において付加された黒レベルを求めて8ビット
のディジタルデータとして加算器11に出力する。
【0027】次に、このように構成された実施例の動作
について図3の波形図を参照して説明する。図3(a)
はD/A変換器5の出力を示し、図3(b)はビデオ処
理部6の出力を示し、図3(c)はパネル駆動部7の出
力を示し、図3(d)は減衰器17の出力を示し、図3
(e)はリミッタ18の出力を示し、図3(f)は黒レベ
ル検出部13の出力を示している。
【0028】ROM12は入力されるアドレスデータに基
づいてガンマ補正した映像信号を加算器14に出力する。
一方、パターン発生部16は、映像信号の帰線期間のタイ
ミングパルスのタイミングで、レベルが0の黒レベル検
出パターンを発生して加算器14に出力する。すなわち、
黒レベル検出パターンの振幅は映像信号のダイナミック
レンジに等しい。加算器14は映像信号の帰線期間に黒レ
ベル検出パターンを重畳してディジタル信号処理部4に
出力する。ディジタル信号処理部4の出力をD/A変換
器5によってアナログ信号に変換してビデオ処理部6に
与える。なお、D/A変換器5の出力は、図3(a)に
示すように、黒レベルから白レベルに次第に変化する信
号であるものとする。
【0029】ビデオ処理部6はD/A変換器5の出力に
所定のブライト調整電圧を付加して図3(b)に示す映
像信号をパネル駆動部7に出力し、パネル駆動部7は入
力された映像信号を増幅して、図3(c)に示す映像信
号を液晶パネル8及び減衰器17に供給する。一方、減衰
器17はパネル駆動部7の出力を減衰させてビデオ処理部
6の出力と同一振幅にして、図3(d)に示す信号をリ
ミッタ18に出力する。
【0030】図3(d)の8ビットのダイナミックレン
ジを越える部分の振幅は、ビデオ処理部6において付加
したブライト調整電圧を示している。リミッタ18はこの
部分(図3(e)の破線部)を制限して、A/D変換器
19に出力する。A/D変換器19は入力された信号をディ
ジタル信号に変換して黒レベル検出部13に出力する。黒
レベル検出部13はタイミングパルスによって黒レベル検
出パターンを抽出し、抽出した黒レベル検出パターンの
振幅と8ビットの最大値255との差を求めることによ
り、ビデオ処理部6において付加した黒レベルを検出
し、8ビットのディジタルデータとして加算器11に出力
する。
【0031】加算器11は入力映像信号に8ビットの黒レ
ベルのデータを加算してROM12のアドレスとして出力
する。ROM12はアドレス入力に対応する補正値を加算
器14を介してディジタル信号処理部4に出力する。ディ
ジタル信号処理部4からのガンマ補正された映像信号
は、上述したように、ビデオ処理部6においてDC電圧
が付加される。これにより、駆動電圧はDC電圧分だけ
シフトし、実駆動領域はROM12に設定した駆動領域に
一致する。パネル駆動部7は実駆動領域の映像信号を増
幅して液晶パネル8に与えて映像を表示させる。
【0032】このように、本実施例においては、映像信
号に基づくA/D変換器2の出力と、ブライト調整に基
づく黒レベルとの和によってアドレスを指定することに
より、ユーザーのブライト調整等によって液晶パネルの
駆動領域を変化させても、その駆動領域に応じた適正な
ガンマ補正が可能となる。また、この構成では、ROM
12のアドレス入力は9ビットであるが、出力を8ビット
に設定することができるので、汎用性が劣る9ビットの
A/D変換器及びメモリ等を使用する必要もなく、回路
規模の著しい増大を防止することができる。
【0033】図4は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。図4において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0034】本実施例は、図1と異なり、黒レベルを検
出するフィードバックループを設けていない。すなわ
ち、図1の黒レベル検出部13、加算器14、タイミング発
生部15、パターン発生部16、減衰器17、リミッタ18及び
A/D変換器19を省略し、ブライト調整回路21及びA/
D変換器22を設ける。ブライト調整回路21は、ユーザー
操作に基づいて、ブライト調整による黒レベルの増加分
を示す8ビットのディジタルデータを発生して加算器11
及びD/A変換器22に出力する。D/A変換器22は入力
されたディジタルデータをアナログ電圧に変換してブラ
イト調整電圧としてビデオ処理部6に与えるようになっ
ている。
【0035】このように構成された実施例においては、
加算器11にはブライト調整によるDC電圧に応じたディ
ジタルデータを与える。加算器11は映像信号にこの8ビ
ットディジタルデータを加算してROM12のアドレスと
して出力する。ROM12は、入力映像信号に対して、ビ
デオ処理部6におけるDC電圧の付加分だけシフトした
補正値を出力する。これにより、ビデオ処理部6におい
てDC電圧が付加されると、実駆動領域がROM12に設
定する駆動領域と一致する。
【0036】本実施例においては、図1の実施例と同様
の効果を得ることができると共に、図1の実施例よりも
回路を簡単なものとすることができるという利点があ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザーのブライト調整等によって液晶パネルの実駆動領
域が変化した場合でも、回路規模及びコストの著しい増
大を招くことなく正確なガンマ補正を行うことができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガンマ補正回路の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】図1中のROM12に格納する補正データを説明
するための説明図。
【図3】実施例の動作を説明するための波形図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】液晶パネルの電圧−輝度特性を示すグラフ。
【図6】従来のガンマ補正回路を示すブロック図。
【図7】図6中のROM3に格納する補正データを説明
するための説明図。
【符号の説明】
6…ビデオ処理部、7…パネル駆動部、8…液晶パネ
ル、11,14…加算器、12…ROM、13…黒レベル検出
部、16…パターン発生部、17…減衰器、18…リミッタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号に所定レベルの検出パターンを
    重畳する検出パターン重畳手段と、 この検出パターン重畳手段からの映像信号の直流レベル
    を調整して液晶パネルに供給するビデオ処理手段と、 このビデオ処理手段からの映像信号に含まれる前記検出
    パターンを検出して前記液晶パネルの駆動領域を検出し
    検出結果のデータ列を出力する検出手段と、 前記液晶パネルの輝度特性に対する補正及び陰極線管の
    ガンマ補正に対する逆補正を行うための補正データを記
    憶し入力映像信号のデータ列と前記検出結果のデータ列
    とを加算したデータ列によってアドレスが指定されて前
    記入力映像信号のデータ列に基づくビット数の前記補正
    データを前記検出パターン重畳手段に出力する記憶手段
    とを具備したことを特徴とするガンマ補正回路。
  2. 【請求項2】 映像信号のブライト調整のためのブライ
    ト調整電圧の電圧値を示すデータ列を出力するブライト
    調整電圧発生手段と、 前記ブライト調整電圧に基づいて映像信号の直流レベル
    を調整して液晶パネルに供給するビデオ処理手段と、 前記液晶パネルの輝度特性に対する補正及びブラウン管
    のガンマ補正に対する逆補正を行うための補正データを
    記憶し入力映像信号のデータ列と前記ブライト調整電圧
    発生手段からのデータ列とを加算したデータ列によって
    アドレスが指定されて前記入力映像信号のデータ列に基
    づくビット数の前記補正データを前記ビデオ処理手段に
    出力する記憶手段とを具備したことを特徴とするガンマ
    補正回路。
JP3316590A 1991-11-29 1991-11-29 ガンマ補正回路 Pending JPH05153435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3316590A JPH05153435A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 ガンマ補正回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3316590A JPH05153435A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 ガンマ補正回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05153435A true JPH05153435A (ja) 1993-06-18

Family

ID=18078779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3316590A Pending JPH05153435A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 ガンマ補正回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05153435A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5710594A (en) * 1994-08-06 1998-01-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital gamma correction method and apparatus
US7142182B2 (en) * 2001-01-24 2006-11-28 Seiko Epson Corporation Image processing circuit, image processing method, electro-optical device, and electronic apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5710594A (en) * 1994-08-06 1998-01-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital gamma correction method and apparatus
US7142182B2 (en) * 2001-01-24 2006-11-28 Seiko Epson Corporation Image processing circuit, image processing method, electro-optical device, and electronic apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1858257B1 (en) Display device, contrast adjusting method and contrast adjusting program
US7508457B2 (en) Video signal processor circuit and television receiver
JP4078649B2 (ja) 映像信号処理装置及び方法
US7170477B2 (en) Image reproducing method, image display apparatus and picture signal compensation device
US7253845B2 (en) Color non-uniformity correction for LCOS
JP2000013814A (ja) 映像信号処理回路
JP3208814B2 (ja) 映像信号補正装置
JPH066733A (ja) 映像表示装置
KR100342964B1 (ko) 감마 보정 회로 및 감마 보정 방법
US5699127A (en) Automatic brightness limiter automatic control circuit, contrast limiter control circuit, luminance/color difference signal processor and video display apparatus
JPH06332399A (ja) 電子ディスプレイの制御方法およびその装置
US7034896B2 (en) Gradation correction apparatus
JPH1013849A (ja) Pdpのガンマ補正方式
JPH11305734A (ja) 液晶表示装置
JPH0566751A (ja) 階調補正回路
JPH06350943A (ja) 画像処理回路
JPH05153435A (ja) ガンマ補正回路
JPH07162715A (ja) デジタルガンマ補正方法
JP2969408B2 (ja) 映像表示装置
KR100266166B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 화이트 밸런스 조정장치
JP2938264B2 (ja) 液晶映像表示装置
JPH1013848A (ja) Pdpの白バランス調整方式
JP2005295513A (ja) 画像信号処理方法、画像信号処理装置および画像表示装置
JPS62253026A (ja) 輝度コントラストを検査するためのグラフイツクプロセツサの動特性を訂正する装置
JP2002372943A (ja) 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法