JPH0515164A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH0515164A
JPH0515164A JP3164811A JP16481191A JPH0515164A JP H0515164 A JPH0515164 A JP H0515164A JP 3164811 A JP3164811 A JP 3164811A JP 16481191 A JP16481191 A JP 16481191A JP H0515164 A JPH0515164 A JP H0515164A
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JP
Japan
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voltage
converter
inverter
output
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP3164811A
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English (en)
Inventor
Tadashi Shibuya
忠士 渋谷
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0515164A publication Critical patent/JPH0515164A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷の急激な変化に対する過渡電圧変化を抑
制する。 【構成】 直流出力電圧を制御するコンバータ3と、こ
のコンバータの出力を直流電源として定電圧・定周波数
に制御した交流出力を負荷に供給するインバータ5とを
備えた電力変換装置において、インバータの出力有効電
力の変化率を検出し、この有効電力変化率がデッドバン
ド幅を越えたときにコンバータの電圧制御信号を増減す
ることにより、負荷電圧の過渡的変化を抑制する。有効
電力変化率からの補正によって負荷力率が悪い場合にも
適正な電圧抑制を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバータとインバー
タによって定電圧・定周波の交流を得る電力変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】定電圧・定周波出力を得るインバータ
(CVCF)や無停電電源装置(UPS)は、一般的に
図2に示す構成にされる。
【0003】交流電源1から入力トランス2を通して得
る交流電力をコンバータ3によって電圧一定制御された
直流電力に変換し、この直流出力は直流リアクトルLと
コンデンサCのフィルタ4を通してインバータ5の直流
電源にし該インバータ5によって電圧及び周波数を制御
した交流出力に変換し、LCフィルタ6を通して負荷7
に供給する。
【0004】コンバータ3の出力電圧制御は、設定電圧
Vsと電圧検出器8の検出電圧Vdetとの突合せで電圧制
御アンプ9に位相制御信号を得、移相器10によるコン
バータ3のスイッチ素子点弧位相が制御される。
【0005】インバータ5の出力電圧・周波数制御は、
変成器11の交流電圧検出信号から電圧及び周波数信号
を得、これを電圧・周波数制御アンプ12によって電圧
・周波数設定値と突合せることでインバータ5のスイッ
チ素子のゲート制御がなされる。インバータ5は例えば
アンプ12によってPWM制御される。
【0006】上述の構成において、CVCFインバータ
には電圧・周波数制御アンプ12による定電圧・定周波
制御がなされる。また、無停電電源装置にはインバータ
5の直流電源にコンバータ3の他に蓄電池13を接続し
ておき、交流電源1の停電時に蓄電池13からインバー
タ5へ直流電力供給がなされ、無停電化を実現する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来装置において、負
荷7に供給する交流は定電圧・定周波に制御されるが、
負荷7の急変(ステップ状変化)には電圧の過渡変動が
発生する。
【0008】図3は負荷急変時の波形図を示し、負荷電
流の急激な増減タイミングt1,t2にインバータ5の出
力電圧及びコンバータ3の直流電圧に過渡電圧が発生す
る。このうち、インバータ5の出力電圧変化は負荷7に
悪影響を及ぼす場合があるし、適用できる負荷を制約す
る。
【0009】このような過渡変動は、等価的に電力変換
装置の内部インピーダンスによるもので、この内部イン
ピーダンスは、入力トランス2とフィルタ4を含むコン
バータ3の内部インピーダンスと、フィルタ6を含むイ
ンバータ5の内部インピーダンスとに分けられる。
【0010】このうち、電力変換装置が無停電電源装置
にされる場合には蓄電池13の内部インピーダンスが極
めて低いためコンバータ3の内部インピーダンスは無視
できる。一方、インバータ5の内部インピーダンスはス
イッチング周波数(例えばPWM制御の搬送波周波数)
を上げると共にフィルタ6のインピーダンスを小さくす
ることで過渡変動を小さくできる。
【0011】従って、無停電電源装置は、インバータ5
の内部インピーダンスを低くすることで過渡変動を小さ
くできる。しかし、蓄電池13は保守点検等で装置から
切離す場合があり、この状態ではコンバータ3の内部イ
ンピーダンスも無視できなくなり、負荷変動に対して出
力電圧の過渡変動が発生する。
【0012】また、CVCFインバータでは蓄電池を初
めから備えないため、上述の問題がある。
【0013】本発明の目的は、負荷の急激な変化に対す
る過渡電圧変化を抑制した電力変換装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題の解決
を図るため、直流出力電圧を制御するコンバータと、こ
のコンバータの出力を直流電源として定電圧・定周波数
に制御した交流出力を負荷に供給するインバータとを備
えた電力変換装置において、前記インバータの出力有効
電力の変化率を検出する微分回路と、前記変化率が一定
の幅を持つデッドバンドを越えたときに前記コンバータ
の電圧制御信号を増減するデッドバンド処理手段とを備
えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成になる本発明によれば、負荷の急変時
のインバータの過渡電圧変化を該インバータの出力有効
電力の変化率として検出し、この変化率がデッドバンド
幅を越えることを負荷急変時として検出すると共にコン
バータの出力電圧を過渡的に増減することで該コンバー
タの内部インピーダンスを等価的に下げ、インバータの
過渡電圧変化を抑制する。有効電力による補正により力
率の悪い負荷にも適正な過渡電圧抑制を得る。また、負
荷急変時のみコンバータの内部インピーダンスを下げる
ことでコンバータには定常時のインパクト電流発生を無
くす。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。同図が図2と異なる部分は、回路要素13〜17を
設けた点にある。変流器13はインバータ5の出力電流
を変成し、有効電力演算回路14は変流器13の検出電
流と変成器11の検出電圧からインバータ5の出力有効
電力を演算する。微分回路15は有効電力演算回路14
の演算結果を微分してその変化率を正負極性も含めて検
出する。
【0017】デッドバンドアンプ16は微分回路15か
らの有効電力変化率検出信号に対し、零を中心としたデ
ッドバンド特性を有して比例した信号を得る。即ち、有
効電力変化率信号がデッドバンド内にあるときには出力
零になり、デッドバンドを越えるときにはその量に比例
した出力を得る。
【0018】加算器17は電圧制御アンプ9の出力にデ
ッドバンドアンプ16の出力を加算して移相器10の位
相制御信号にする。
【0019】上述の構成において、コンバータ3は電圧
制御され、インバータ5は電圧・周波数制御される。そ
して、負荷7が緩やかに変化する定常時には、インバー
タ5の出力有効電力も緩やかに変化する。従って、微分
回路15の出力も零に近い値になり、デッドバンドアン
プ16の出力も零になり、電圧制御アンプ9の出力がそ
のまま移相器10の位相制御信号になって従来と同様の
制御になる。
【0020】ここで、負荷7に急激な変化が発生したと
き、インバータ5の出力有効電力も急激に増減し始め、
この過渡期では微分回路15の出力も正又は負方向に増
減し、この出力がデッドバンドアンプ16のバンド域を
越えると該越えた値に比例した信号が電圧制御アンプ9
の出力に加算又は減算され、コンバータ3の出力を増加
又は減少させる。
【0021】従って、負荷の急変によってインバータ5
の出力電圧が過渡的に下降又は上昇しようとするときに
コンバータ3からの電圧印加を過渡的に上昇又は下降さ
せ、インバータ5の出力電圧変化を抑制する。これは、
コンバータ3の内部インピーダンスを過渡的に下げるの
と等価になり、負荷の過渡電圧変化を抑制することがで
きる。この抑制は負荷の力率が悪い場合にも負荷の有効
分による補正になって過補正又は不足補正を発生しな
い。
【0022】本実施例において、デッドバンド幅はコン
バータ3の電流値及びインバータ5の負荷の有効電力変
動に対する電圧変化量から出力に外乱を与えないように
適宜設定される。
【0023】また、実施例において、インバータ5の有
効電力検出箇所は適宜設計変更される。さらに、インバ
ータの有効電力変化率がデッドバンドを越えたときにコ
ンバータの電圧制御信号を増減するデッドバンド処理回
路は適宜設計変更される。
【0024】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、インバ
ータの出力有効電力の変化率を検出し、この変化率が設
定するデッドバンドを越えたときにコンバータの電圧制
御信号を増減する構成としたため、負荷急変時にコンバ
ータの内部インピーダンスを等価的に下げ、インバータ
の過渡電圧変化を抑制することができ、ステップ的に変
化する負荷にも適用して所期の性能を得ることができ、
装置の用途範囲を広げることができる。特に、力率の悪
い負荷にあっても電圧抑制に過補正,不足補正が無く、
安定した電圧変化抑制ができる。また、負荷変動に対し
てコンバータから流れ込むインパクト電流が低減し、無
停電電源装置に適用してその蓄電池の長寿命化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】従来の電力変換装置の回路図。
【図3】従来の負荷急変時の波形図。
【符号の説明】
3…コンバータ、5…インバータ、9…電圧制御アン
プ、10…移相器、12…電圧・周波数制御アンプ、1
4…有効電力演算回路、15…微分回路、16…デッド
バンドアンプ、17…加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 直流出力電圧を制御するコンバータと、
    このコンバータの出力を直流電源として定電圧・定周波
    数に制御した交流出力を負荷に供給するインバータとを
    備えた電力変換装置において、前記インバータの出力有
    効電力の変化率を検出する微分回路と、前記変化率が一
    定の幅を持つデッドバンドを越えたときに前記コンバー
    タの電圧制御信号を増減するデッドバンド処理手段とを
    備えたことを特徴とする電力変換装置。
JP3164811A 1991-07-05 1991-07-05 電力変換装置 Pending JPH0515164A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3164811A JPH0515164A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3164811A JPH0515164A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 電力変換装置

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JPH0515164A true JPH0515164A (ja) 1993-01-22

Family

ID=15800370

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JP3164811A Pending JPH0515164A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 電力変換装置

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JP (1) JPH0515164A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016025780A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 株式会社明電舎 交流−直流変換装置の並列接続システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016025780A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 株式会社明電舎 交流−直流変換装置の並列接続システム

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