JPH05149Y2 - - Google Patents

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JPH05149Y2
JPH05149Y2 JP9168487U JP9168487U JPH05149Y2 JP H05149 Y2 JPH05149 Y2 JP H05149Y2 JP 9168487 U JP9168487 U JP 9168487U JP 9168487 U JP9168487 U JP 9168487U JP H05149 Y2 JPH05149 Y2 JP H05149Y2
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switch
battery
knob
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、二つの内蔵電池の内の一方が電池切
れになつた時に、他方の内蔵電池を使用してひげ
そりを継続できるようにした2電源タイプの電気
かみそりに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の電気かみそりにおける電池の選
択構造は2通り提供されている。
一つは、スライド式のスイツチ摘みを一つだけ
使用するとともに、この摘みによつてoff位置か
ら一方の電池を選択使用させる第1のon位置に、
さらにこのon位置から他方の電池を選択使用さ
せる第2のon位置に切換えることができる、い
わゆる2段切換えスイツチを使用し、かつ、ロツ
ク摘みを併用した構造である。ロツク摘みは、通
常はスイツチ摘みのスライド動作をoff位置と第
1のon位置との間に制限し、この制限を一方の
電池の電池切れの際に解除してスイツチ摘みを第
2のon位置まで切換え可能にする。
また、他の電池の選択構造は、一方の電池を選
択して使用させる押しボタン製の第1スイツチ摘
みと、他方の電池を選択して使用させる押しボタ
ン製の第2スイツチ摘みを設けたものである。こ
れらのスイツチ摘みは並列に設けられているとと
もに、夫々独立してon−off操作が可能であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記前者の従来例によれば、2段切換
えスイツチを使用するため、そのコストが高いと
ともに、このスイツチは箱状をなして大形である
ために、大きな収納スペースを必要とし、電気か
みそりの薄形化を図る場合の障害になり易いとい
う問題があつた。
また、上記後者の従来例によれば、二つのスイ
ツチ摘みは何時でもon操作できるから、通常使
用する一方の電池の電力が十分な状態において、
誤つて他方の電池を使用してしまい、その結果、
上記一方の電池が本当に電池切れになつた時に他
方の電池でモータを動作させることができず、2
電源タイプの特徴を発揮できないことがある。さ
らに、上記他方の電池を選択する第2スイツチ摘
みをon位置にスライドさせた後に、一方の電池
を選択した第1スイツチ摘みをoff位置に戻して
も、上記第2スイツチ摘みが以前としてon状態
を保持することと相まつて、押しボタン製であつ
てその状態が明確に分らないから、戻し操作が面
倒であるとともに、内蔵電池の交換や充電を行な
つた場合に、突然モータが駆動されてしまうおそ
れがあつた。
したがつて本考案の目的は、薄形化および低コ
スト化を図るのに有利で、そして、通常使用され
る第1の電池電力が十分な場合において第2の電
池を選択して使用させる第2スイツチ摘みの不用
意なon操作を防止できるとともに、第2スイツ
チ摘みのon位置からoff位置への戻し忘れを防止
でき、しかも取扱い易い電気かみそりを提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案は2電源タイプの電気かみそり
において上記問題点を解決するために、本体ケー
スの前面に互いに平行な案内孔線を有した第1〜
第4取付け孔を設けるとともに、上記本体ケース
内にその前面に近接対向させてプリント配線基板
を内蔵する。そして、通常使用される第1電池の
電力をモータに供給させる第1スイツチ摘みの裏
面に、上記プリント配線基板に接触するスイツチ
接片を取付けるとともに複数の引掛け爪を突設し
て、これら引掛け爪を上記第1取付け孔および第
2取付け孔に夫々挿通させるとともにその案内孔
縁にスライド自在に係合させて、上記第1スイツ
チ摘みを上記本体ケースの前面に取付ける。さら
に、第1電池の電池切れ時に使用される第2電池
の電力を上記モータに供給させる第2スイツチ摘
みの裏面に複数の引掛け爪を突設して、これら引
掛け爪を上記第3取付け孔および第4取付け孔に
夫々挿通させるとともにその案内孔縁にスライド
自在に係合させて、上記第2スイツチ摘みを上記
第1スイツチ摘みに並べて上記本体ケースの前面
に取付ける。しかも、上記第2スイツチ摘みには
上記本体ケース内においてスライドされる接片取
付け板を連結して、この取付け板に上記プリント
配線基板に接触する他のスイツチ接片を取付け
る。また、上記第1スイツチ摘みには、この摘み
がon位置に配置された状態で上記第2スイツチ
摘みのスライド動作を許すとともに、上記第1ス
イツチ摘みのoff操作時にon位置に配置された上
記第2スイツチ摘みまたは上記接片取付け板に係
合して第2スイツチ摘みをoff位置に戻す連動凸
部を設ける。
〔作用〕
第1スイツチ摘みおよび第2スイツチ摘みは本
体ケースの前面に並設され、これらがoff位置に
配置されている状態では、ロツク機構により固定
された第1スイツチ摘みに設けた連動凸部が、第
2スイツチ摘みまたは接片取付け板に近接ないし
は係合する。このため、第2スイツチ摘みは第1
スイツチ摘みを介して上記ロツク機構によりoff
位置に固定され、そのon位置へスライド動作が
拘束される。
そして、第1スイツチ摘みは、何時でも本体ケ
ースの第1、第2取付け孔の案内孔縁をガイドと
してスライド操作が可能である。したがつて、使
用者の摘み操作を、第1スイツチ摘みのon−off
操作に規制できる。このスライド操作によつて第
1スイツチ摘みに取付けられたスイツチ接片は、
本体ケースに内蔵されたプリント配線基板上を摺
動変位して電気回路をon−offする。この第1ス
イツチ摘みのon操作に伴つて本体ケースに内蔵
された第1電池が選択され、その電力がモータに
供給されるので、ひげそりを行なうことができ
る。
このような第1スイツチ摘みのon位置へのス
ライド操作と同時に、その連動凸部も移動される
から、この凸部は第1電池が選択された状態にお
いて第2スイツチ摘みまたは接片取付け板から離
れて、第2スイツチ摘みの拘束を解除する。とこ
ろで、第1電池の電力が十分な通常の使用状態で
はモータの回転が低下しないので、使用者は第2
電池を選択する必要性を認めず、したがつて、通
常の使用状態では第2スイツチ摘みは一般的に
on操作されることがない。
また、第1スイツチ摘みに並設されている第2
スイツチ摘みは、以上のような通常の使用により
第1電池が使用中に電池切れになつた際に、本体
ケースの第3、第4取付け孔の案内孔縁をガイド
としてon位置にスライド操作される。そうする
と、第2スイツチ摘みとともに、これに連結され
た接片取付け板に取付けた他のスイツチ接片が、
上記プリント配線基板上を摺動変位して電気回路
を切換える。このため、本体ケースに内蔵された
第2電池が選択され、その電力がモータに供給さ
れてひげそりが継続される。
このようにして第2スイツチ摘みがon位置へ
のスライド操作された状態では、第2スイツチ摘
みまたは連動凸部が上記連動凸部に係合ないしは
近接する。そして、第2電池の電力でひげそりを
行なつた後に、第1スイツチ摘みはoff位置に戻
される。それに伴つて連動凸部が、これに係合す
る接片取付け板を介して間接的に、または直接に
第2スイツチ摘みに係合して、この第2スイツチ
摘みを押すから、第1スイツチ摘みと一緒に第2
スイツチ摘みもoff位置方向にスライドされてoff
位置に戻される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第6図中1は本体ケースで、この上部には外刃
2を備えた外刃台3が着脱自在に取付けられてい
る。本体ケース1は前後一対の樹脂製ケース部材
を接続してなる。この本体ケース1には、第8図
に示すようなインバータ発振回路4を具備する充
電回路5を形成する各種の回路部品、第1電池
6、第2電池7、モータ8、主スイツチ9、補助
スイツチ10、および第5図および第7図に示す
プリント回路基板11等の各種部品が内蔵されて
いる。
第1電池6は第2電池7よりも電池容量が大き
く通常使用されるとともに、第2電池7は第1電
池6の電池切れ時に切換えて使用されるものであ
る。第8図の電気回路図から明らかなように第1
電池6の電力は、主スイツチ9を閉じることによ
り、補助スイツチ10の常閉接点10aおよび主
スイツチ9を介してモータ8に供給されるととも
に、第2電池7の電力は主スイツチ9が閉じてい
る状態において補助スイツチ10を常閉接点10
aから常開接点10bに切換えることにより、こ
の常開接点10bおよび主スイツチ9を介してモ
ータ8に供給されるようになつている。
本体ケース1の前面をなす前側ケース部材12
には四角な枠部13が形成されているとともに、
この枠部13内において第1電池6を選択して使
用する第1スイツチ摘み14と、第2電池7を選
択して使用させる第2スイツチ摘み15とが、
夫々後述の構造によつて上下方向にスライド自在
にして並設されている。
第1、第2スイツチ摘み14,15はいずれも
樹脂製である。そして、第4図を除く第1図から
第7図に示すように第1スイツチ摘み14には、
そのスライド方向に平行な一対の縁部裏面におい
て引掛け爪14a〜14dが夫々一体に突設され
ているとともに、第1スイツチ摘み14よりも小
形な第2スイツチ摘み15にもそのスライド方向
と平行な縁部裏面において引掛け爪15a〜15
dが夫々一体に突設されている。
そして、前側ケース部材12の枠部13内に
は、第1スイツチ摘み14の引掛け爪14a,1
4bが挿通される第1取付け孔16が形成されて
いるとともに、第1スイツチ摘み14の他の引掛
け爪14c,14dが挿通される第2取付け孔1
7が形成されている。これらの取付け孔16,1
7は第3図に示すように、それ自身に挿通された
引掛け爪14a〜14dの先端がスライド自在に
引掛けられる案内孔縁16a,17aを有してい
る。そして、第2取付け孔17は細長いスリツト
状であるとともに、第1取付け孔16は比較的幅
が広い孔によつて形成されている。
第1取付け孔16には第1スイツチ摘み14の
裏面に、熱かしめによつて取付けられたスイツチ
接片20が挿通されるようになつている。スイツ
チ接片20は、前側ケース部材12の裏面に重な
るようにして設置された上記プリント回路基板1
1に接触されており、この回路基板10のon−
off用印刷導電部(図示しない)と、スイツチ接
片20と、第1スイツチ摘み14とによつて、上
記主スイツチ8が形成されている。
さらに、前側ケース部材12の枠部13内に
は、第2スイツチ摘み15の引掛け爪15a,1
5bが挿通される第3取付け孔18が形成されて
いるとともに、第2スイツチ摘み15の他の引掛
け爪15c,15dが挿通される第4取付け孔1
9が形成されている。これらの取付け孔18,1
9は第3図に示すように、それ自身に挿通された
引掛け爪15a〜15dの先端がスライド自在に
引掛けられる案内孔縁18a,19aを有してい
る。そして、これら第3、第4取付け孔18,1
9はいずれも細長いスリツト状である。
上記各案内孔縁16a,17a,18a,19
は互いに並設されて上記スライド方向と平行に設
けられている。
第1スイツチ摘み14は、その引掛け爪14
a,14bを第1取付け孔16に挿通させるとと
もに、他の引掛け爪14c,14dを第2取付け
孔17に挿通させることにより、これら引掛け爪
14a〜14dの先端を第1、第2取付け孔1
6,17の案内孔縁16a,17aにスライド自
在に引掛かけて、前側ケース部材5に取付けられ
ている。また、第2スイツチ摘み15も、その引
掛け爪15a,15bを第1取付け孔18に挿通
させるとともに、他の引掛け爪15c,15dを
第2取付け孔19に挿通させることにより、これ
ら引掛け爪15a〜15dの先端を第1、第2取
付け孔18,19の案内孔縁18a,19aにス
ライド自在に引掛かけて、前側ケース部材5に取
付けられている。
第1図から第3図中21はロツク機構である。
図示例のロツク機構21は、前側ケース部材12
に設けた段付き孔状のロツク孔22と、この孔2
2のロツク縁22aに係脱自在な四角形の係止基
板23を有して成形されたロツク摘み24と、前
側ケース部材12と一体の板ばね部25とから形
成されている。ロツク摘み24の係止基板23と
直角な部分は、第7図に示すように第1スイツチ
摘み14を挿通して設けられているとともに、板
ばね部25は係止基板23を第1スイツチ摘み1
4との間に挟んでいる。
このロツク機構21は、第1スイツチ摘み14
の表面から突出されたロツク摘み24を押込むこ
とにより、その係止基板23を板ばね部25を弾
性変形させながらロツク孔22から外すことがで
きる。そして、このロツク解除状態において、そ
のまま第1スイツチ摘み14をon位置にスライ
ドさせることにより、係止基板23は第2図に示
すように前側ケース部材12の裏面に重ねられ
る。また、第2図の状態から第1スイツチ摘み1
4をoff位置に引下げることにより、ロツク摘み
24も下げられるから、その係止基板23がロツ
ク孔22と丁度対向した時点において板ばね部2
5の弾性力によつて、係止基板23がロツク孔2
2に押込まれる。したがつて、このロツク状態で
はロツク縁22aとロツク摘み24の係止基板2
3との係止によつて、第1スイツチ摘み14はス
ライド不能にロツクされる。
また、第2スイツチ摘み15の裏側には、前側
ケース部材12の裏面に沿つてスライドされる接
片取付け板26が連結されている。この取付け板
26は樹脂製であり、例えば第4図に詳しく示す
ように複数の嵌合部27を有しており、これらの
嵌合部27を引掛け爪15a〜15dに嵌合させ
ることにより第2スイツチ摘み15に連結されて
いる。なお、嵌合部27は孔又は溝により形成さ
れるとともに、これには引掛け爪15a〜15d
との連結の強さを高めるための微小突起27aが
設けられている。また、このような連結構造によ
れば、特別に連結具を使用したり、かしめを施し
たりすることなく簡単に接片取付け板26を連結
することができる。
この接片取付け板26は第1取付け孔16方向
に突出されたレバー部26aを有しており、レバ
ー部26aには他のスイツチ接片28が熱かしめ
により取付けられている。このスイツチ接片28
はプリント回路基板11に接触されており、これ
によつて接片取付け板26はスイツチ接片28を
介して前側ケース部材12とプリント回路基板1
1との間に挟持されている。また、プリント回路
基板11の切換え用印刷導電部(図示しない)
と、スイツチ接片28と、第2スイツチ摘み1
5、および接片取付け板26とによつて、上記補
助スイツチ9が形成されている。
そして、レバー部26aは上記第1スイツチ摘
み14の引掛け爪14c,14dの間を挿通して
設けられているとともに、このレバー部26aは
連動凸部に係脱されるようになつている。連動凸
部は第1スイツチ摘み14に一体に設けられるも
ので、図示例の場合には引掛け爪14cが兼用さ
れている。この連動凸部たる引掛け爪14cは、
第1スイツチ摘み14がon位置に配置された状
態で第2スイツチ摘み15のスライド操作を許す
とともに、第1スイツチ摘み14のoff操作時に
on位置に配置された接片取付け板26の例えば
レバー部26aに係合して、第2スイツチ摘み1
5をoff位置に戻すために設けられている。
さらに、接片取付け板26には孔や切欠により
形取られた一対の弾性変形自在な節動片29が形
成されているとともに、前側ケース部材12の裏
面には円周面を有し、かつ節動片29が係脱自在
な係止突起30が突設されている。これら節動片
29および係止突起30はいわゆるクリツクスト
ツプ機構31をなしており、節動感を伴つて第2
スイツチ摘み15をon位置およびoff位置に移動
させるようになつている。
以上のように構成された2電源タイプの電気か
みそりの非使用状態において、本体ケース1の前
面に並設された第1スイツチ摘み14、第2スイ
ツチ摘み15は、夫々off位置に配置されている。
そして、この状態においてロツク機構21で固定
された第1スイツチ摘み14の連動凸部たる引掛
け爪14cは、第1図に示すようにクリツクスト
ツプ機構31で固定されている接片取付け板26
のレバー部26aの図中上辺に近接ないしは係合
されている。
このため、第2スイツチ摘み15は、そのon
位置へのスライド動作が、連動凸部たる引掛け摘
み14cを有した第1スイツチ摘み14を介して
ロツク機構21により拘束され、off位置に固定
されている。このような状態でロツク機構21に
よるロツクを解除した後は、第1スイツチ摘み1
4を、何時でも本体ケース1の第1、第2取付け
孔16,17の案内孔縁16a,17aをガイド
としてスライド操作させることができる。
したがつて、使用者の摘み操作は、第1スイツ
チ摘み14のon−off操作に規制される。このた
め、第1電池6の電力が充分な状態で、第2電池
7が誤つて使用されて第1電池6よりも早く電池
切れになることが防止できる。
上記第1スイツチ摘み14のスライド操作によ
つて、これに取付けられたスイツチ接片20は、
プリント配線基板11上を摺動変位して電気回路
をon−offさせる。この第1スイツチ摘み14の
on操作に伴つて第1電池7が選択され、その電
力がモータ8に供給されるので、ひげそりを行な
うことができる。
このような第1スイツチ摘み14のon位置へ
のスライド操作と同時に、その連動凸部たる引掛
け爪14cも移動されるから、この爪14cは第
1電池6が選択された状態において第2図に示す
ように接片取付け板26におけるレバー部26a
の上辺から離れる。これにより、第2スイツチ摘
み15の拘束が解除される。
ところで、第1電池6の電力が十分な通常の使
用状態ではモータ8の回転が低下しないので、使
用者は電池を切換える必要性を認めず、したがつ
て、通常の使用状態では第2スイツチ摘み15は
一般的にon操作されることがない。
また、以上のような通常の使用により第1電池
が使用中に電池切れになつた際には、第1スイツ
チ摘み14をon位置においたままで第2スイツ
チ摘み15を、本体ケース1の第3、第4取付け
孔18,19の案内孔縁18a,19aをガイド
としてon位置にスライド操作させる。そうする
と、第2スイツチ摘み15とともに、これに連結
された接片取付け板26を介して他のスイツチ接
片28が、プリント配線基板11上を摺動変位し
て電気回路を切換える。このため、それまで温存
されていた第2電池7が選択され、その電力がモ
ータ8に供給されてひげそりが継続される。
このようにして第2スイツチ摘み15がon位
置へのスライド操作された状態では、第3図に示
すように接片取付け板26のレバー部26aの上
辺が連動凸部たる引掛け爪14cに係合ないしは
近接する。そして、第2電池7の電力でひげそり
を行なつた後には、第1スイツチ摘み14がoff
位置に戻される。
そうすると、連動凸部たる引掛け爪14cがこ
れと係合した接片取付け板26を介して間接的に
第2スイツチ摘み15を第3図において下方に押
すから、第2スイツチ摘み15はそれ自体の引下
げ操作をすることなく第1スイツチ摘み14と一
緒に引下げられてoff位置に戻される。したがつ
て、第2スイツチ摘み15のoff位置への戻し忘
れを防止できるとともに、その操作も簡便に行な
うことができる。
また、既述のように上記構成の電気かみそり
は、スライド自在な第1スイツチ摘み14に取付
けたスイツチ接片20と、第2スイツチ摘み15
に連結された接片取付け板26に取付けた他のス
イツチ接片28とを、夫々プリント配線基板11
に摺接させることによつて、第1、第2電池6,
7を選択して使用する構成である。このため、大
形な2段式切換えスイツチを省略できる。したが
つて、低コスト化と本体ケース1の薄形化を図る
ことができる。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案において各電池6,7には夫々乾電池
を使用してもよいとともに、各スイツチ摘みのス
ライド方向は上下方向ではなく左右方向にして実
施してもよい。また、上記一実施例では連動凸部
を引掛け爪で兼用したが、これらは別々に設けて
実施することができる。さらに、連動凸部を第2
スイツチ摘み15の一部例えば引掛け爪15a等
に係脱させて、直接第2スイツチ摘み15を第1
スイツチ摘み14のoff操作に連動させる構成と
して実施することもできる。
〔考案の効果〕
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案は、スライド自在な第1スイツチ
摘みに取付けたスイツチ接片と、第2スイツチ摘
みに連結された接片取付け板に取付けた他のスイ
ツチ接片とを、プリント配線基板に摺接させるこ
とによつて、第1、第2電池を選択して使用する
構成としたから、大形な2段式切換えスイツチを
省略でき、それにより薄形化および低コスト化を
図ることができる。さらに、第1スイツチ摘みに
設けた連動凸部によつて、第2スイツチ摘みを第
1スイツチ摘みを介してoff位置にロツク機構に
より固定する構成としたから、通常使用される第
1の電池電力が十分な場合において第2の電池を
選択して使用させる第2スイツチ摘みの不用意な
on操作を防止できるとともに、第1電池が電池
切れになるまで第2電池を温存させることができ
る。しかも、第2スイツチ摘みを第1スイツチ摘
みがon位置にある状態でのみスライド操作が可
能とするとともに、上記連動凸部を介して第1ス
イツチ摘みのoff操作に伴つて一緒に第2スイツ
チ摘みをoff位置に戻す構成としたから、第2電
池の使用後における摘み操作が1回で済みが操作
簡便であり、かつ確実に第2スイツチ摘みのoff
位置への戻し忘れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図および
第2図はスイツチ摘み取付け部の夫々異なる状態
を示した裏面図、第3図は第1図に示したスイツ
チ摘み取付け部を接片取付け板を取外して示した
裏面図、第4図は接片取付け板の正面図、第5図
は第1図中−線に沿う断面図、第6図は全体
の正面図、第7図は第6図中−線に沿う断面
図、第8図は電気回路図である。 1……本体ケース、6……第1電池、7……第
2電池、8……モータ、14……第1スイツチ摘
み、15……第2スイツチ摘み、21……ロツク
機構、16〜19……第1〜第4取付け孔、16
a〜19a……案内孔縁、11……プリント配線
基板、20……スイツチ接片、14a,14b,
14d……引掛け爪、14c……連動凸部を兼ね
る引掛け爪、15a〜15d……引掛け爪、26
……接片取付け板、28……スイツチ接片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体ケースに第1電池および第2電池とモー
    タとを内蔵し、上記本体ケースの前面に、上記
    第1電池の電力を上記モータに供給させる第1
    スイツチ摘みと、上記第2電池の電力を上記モ
    ータに供給させる第2スイツチ摘みとを取付け
    るとともに、上記第1スイツチ摘みのロツク機
    構を取付けた電気かみそりにおいて、 上記本体ケースの前面に互いに平行な案内孔
    縁を有した第1〜第4取付け孔を設けるととも
    に、上記本体ケース内にその前面に近接対向さ
    せてプリント配線基板を内蔵し、 上記第1スイツチ摘みの裏面に、上記プリン
    ト配線基板に接触するスイツチ接片を取付ける
    とともに複数の引掛け爪を突設して、これら引
    掛け爪を上記第1取付け孔および第2取付け孔
    に夫々挿通させるとともにその案内孔縁にスラ
    イド自在に係合させて、上記第1スイツチ摘み
    を上記本体ケースの前面に取付け、 上記第2スイツチ摘みの裏面に複数の引掛け
    爪を突設して、これら引掛け爪を上記第3取付
    け孔および第4取付け孔に夫々挿通させるとと
    もにその案内孔縁にスライド自在に係合させ
    て、上記第2スイツチ摘みを上記第1スイツチ
    摘みに並べて上記本体ケースの前面に取付け、 上記第2スイツチ摘みには上記本体ケース内
    において接片取付け板を連結して、この取付け
    板に上記プリント配線基板に接触する他のスイ
    ツチ接片を取付け、 上記第1スイツチ摘みには、この摘みがon
    位置に配置された状態で上記第2スイツチ摘み
    のスライド動作を許すとともに、上記第1スイ
    ツチ摘みのoff操作時にon位置に配置された上
    記第2スイツチ摘みまたは上記接片取付け板に
    係合して第2スイツチ摘みをoff位置に戻す連
    動凸部を設けたことを特徴とする電気かみそ
    り。 (2) 上記接片取付け板が上記第2スイツチ摘みの
    引掛け爪に嵌合する嵌合部を有しているととも
    に、これら引掛け爪と嵌合部との嵌合により上
    記接片取付け板が上記第2スイツチ摘みに連結
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の電気かみそり。
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