JPH05149806A - ダイナモメータ - Google Patents
ダイナモメータInfo
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- JPH05149806A JPH05149806A JP3311224A JP31122491A JPH05149806A JP H05149806 A JPH05149806 A JP H05149806A JP 3311224 A JP3311224 A JP 3311224A JP 31122491 A JP31122491 A JP 31122491A JP H05149806 A JPH05149806 A JP H05149806A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷側に吸収用ダイナモメータ3が連結され
る直流モータ2のトルク制御をエンジン特性パターンの
トルク指令に従って制御するダイナモメータにおいて、
精度及び応答性に優れた過渡性能試験ができるようにす
る。 【構成】 エンジン特性パターンを、回転数変化に対し
てフラットとなるトルク指令データT*を出力するエン
ジン特性シミュレータ21で構成し、該トルク指令デー
タT*に対応する電流及びトルクの実測値I、Tを各指
令データ毎に求め、該実測値I、Tと指令データT*の
偏差から電流補正値を求めて電流指令値I*を更新す
る。
る直流モータ2のトルク制御をエンジン特性パターンの
トルク指令に従って制御するダイナモメータにおいて、
精度及び応答性に優れた過渡性能試験ができるようにす
る。 【構成】 エンジン特性パターンを、回転数変化に対し
てフラットとなるトルク指令データT*を出力するエン
ジン特性シミュレータ21で構成し、該トルク指令デー
タT*に対応する電流及びトルクの実測値I、Tを各指
令データ毎に求め、該実測値I、Tと指令データT*の
偏差から電流補正値を求めて電流指令値I*を更新す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の変速機の過
渡性能等を試験するためのダイナモメータに関する。
渡性能等を試験するためのダイナモメータに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両用変速機の変速時の過渡
的な挙動を試験するには、変速機の駆動源になるエンジ
ンと同等の性能(応答性,トルク,慣性等)を持つダイ
ナモメータが要望される。
的な挙動を試験するには、変速機の駆動源になるエンジ
ンと同等の性能(応答性,トルク,慣性等)を持つダイ
ナモメータが要望される。
【0003】このための従来のダイナモメータは、応答
性に優れる直流電動機を駆動用モータとして使用し、制
御装置には実際のエンジン特性を模擬したエンジン特性
ジェネレータからのトルク指令によって駆動用モータを
トルク制御するトルク制御装置が採用される。
性に優れる直流電動機を駆動用モータとして使用し、制
御装置には実際のエンジン特性を模擬したエンジン特性
ジェネレータからのトルク指令によって駆動用モータを
トルク制御するトルク制御装置が採用される。
【0004】図4は従来のダイナモメータの装置構成図
を示す。供試変速機1はその駆動源として直流モータ2
が連結され、負荷として吸収用ダイナモメータ3が連結
される。この直流モータ2の制御装置は、エンジン特性
ジェネレータ4によって実際のエンジンが持つ回転数−
トルク特性に従ったトルク指令出力T*を得る。このジ
ェネレータ4は、エンジンのスロットル開度指令θ(又
は吸気圧指令)をパラメータとして与えられ、現在の回
転数Nが与えられることでエンジンの出力に相当するト
ルク指令出力T*を得る。回転数Nは直流モータ2の回
転数を検出するパルスピックアップ5の出力パルスを周
波数−電圧変換器6で電圧信号(又はディジタル値)に
変換することで得る。エンジン特性ジェネレータ4から
のトルク指令T*はトルク−電流変換部11によって直
流モータ2のトルク−電流特性に一致させた電流指令I
1 に変換される。このトルク−電流変換部11による変
換特性は直流モータ2を種々の電流Iで駆動するときの
軸トルクメータ8からの検出トルクTを取込み、各電流
IとトルクTとの関係を記憶又はテーブルデータとして
おくことで求められ、また検出トルクTを校正用として
使用できる。
を示す。供試変速機1はその駆動源として直流モータ2
が連結され、負荷として吸収用ダイナモメータ3が連結
される。この直流モータ2の制御装置は、エンジン特性
ジェネレータ4によって実際のエンジンが持つ回転数−
トルク特性に従ったトルク指令出力T*を得る。このジ
ェネレータ4は、エンジンのスロットル開度指令θ(又
は吸気圧指令)をパラメータとして与えられ、現在の回
転数Nが与えられることでエンジンの出力に相当するト
ルク指令出力T*を得る。回転数Nは直流モータ2の回
転数を検出するパルスピックアップ5の出力パルスを周
波数−電圧変換器6で電圧信号(又はディジタル値)に
変換することで得る。エンジン特性ジェネレータ4から
のトルク指令T*はトルク−電流変換部11によって直
流モータ2のトルク−電流特性に一致させた電流指令I
1 に変換される。このトルク−電流変換部11による変
換特性は直流モータ2を種々の電流Iで駆動するときの
軸トルクメータ8からの検出トルクTを取込み、各電流
IとトルクTとの関係を記憶又はテーブルデータとして
おくことで求められ、また検出トルクTを校正用として
使用できる。
【0005】トルク−電流変換部11からの電流指令I
1 は加減算部12において直流モータ2の慣性分補正が
なされる。この補正は直流モータ2の慣性分の加減速ト
ルクを補償する電気慣性補正手段にされ、周波数−電圧
変換器6の検出速度Nを微分演算部13によって微分す
ることで加減速度dN/dtを求め、この加減速度から
慣性演算部14によって直流モータ2の慣性分の加減速
に必要な加減速トルクをその補償電流値として求めるこ
とで加減算部12に与える。直流モータ2の慣性分は慣
性設定部15で設定される。
1 は加減算部12において直流モータ2の慣性分補正が
なされる。この補正は直流モータ2の慣性分の加減速ト
ルクを補償する電気慣性補正手段にされ、周波数−電圧
変換器6の検出速度Nを微分演算部13によって微分す
ることで加減速度dN/dtを求め、この加減速度から
慣性演算部14によって直流モータ2の慣性分の加減速
に必要な加減速トルクをその補償電流値として求めるこ
とで加減算部12に与える。直流モータ2の慣性分は慣
性設定部15で設定される。
【0006】加減算部12を通した電流指令I2 は割算
部16に与えられ、直流モータ2の界磁特性発生部17
からの係数Kによる割算によって界磁特性によるトルク
変化分補正がなされる。界磁特性発生部17は直流モー
タ2の検出速度Nに対する出力トルクTとの関係から基
底速度NB を境にして一定トルクと指数関数的に低下す
るトルクになる界磁特性から係数Kを求める。
部16に与えられ、直流モータ2の界磁特性発生部17
からの係数Kによる割算によって界磁特性によるトルク
変化分補正がなされる。界磁特性発生部17は直流モー
タ2の検出速度Nに対する出力トルクTとの関係から基
底速度NB を境にして一定トルクと指数関数的に低下す
るトルクになる界磁特性から係数Kを求める。
【0007】割算部16からの電流指令I*は電流制御
部18の電流指令にされ、直流モータ2の駆動電流Iの
検出信号とからフィードバック制御による電流制御で直
流モータ2を運転する。従って、供試変速機1のトルク
制御は、エンジン特性ジェネレータ4からのトルク指令
T*に対して、トルク−電流変換部11により電流指令
に変換し、直流モータ2の慣性分による補正及び界磁特
性による補正を行った電流指令I*によって直流モータ
2を電流制御で駆動する。
部18の電流指令にされ、直流モータ2の駆動電流Iの
検出信号とからフィードバック制御による電流制御で直
流モータ2を運転する。従って、供試変速機1のトルク
制御は、エンジン特性ジェネレータ4からのトルク指令
T*に対して、トルク−電流変換部11により電流指令
に変換し、直流モータ2の慣性分による補正及び界磁特
性による補正を行った電流指令I*によって直流モータ
2を電流制御で駆動する。
【0008】このような電流制御により、直流モータ2
は高速応答し、またトルク制御の精度も高い。
は高速応答し、またトルク制御の精度も高い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】現在のトルク−電流変
換方式では100rpm毎に実際に流れた電流とその時
の軸トルクメータの検出を実測し、エンジン特性ジェネ
レータのメモリの中に1Kgmピッチのデータとして持
っている。この方式では現在約1%の精度を有している
が、この精度をもっと高めることが求められている(倍
以上に)。現在の方式で誤差になっている要因としては
下記のものがある。
換方式では100rpm毎に実際に流れた電流とその時
の軸トルクメータの検出を実測し、エンジン特性ジェネ
レータのメモリの中に1Kgmピッチのデータとして持
っている。この方式では現在約1%の精度を有している
が、この精度をもっと高めることが求められている(倍
以上に)。現在の方式で誤差になっている要因としては
下記のものがある。
【0010】(1)電流検出の誤差(電流制御の誤差に
含まれる)。
含まれる)。
【0011】(2)直流モータの電流制御の誤差。
【0012】(3)トルク−電流変換部のアナログ入力
(A/D変換器)の誤差。
(A/D変換器)の誤差。
【0013】(4)電流指令のアナログ出力(D/A変
換器)の誤差。
換器)の誤差。
【0014】(5)軸トルクメータの検出誤差(検量に
より校正してキャンセルできる)。
より校正してキャンセルできる)。
【0015】(6)メモリの中の1Kgmの間の補完計
算と実測との誤差。
算と実測との誤差。
【0016】(7)機械装置のメカロスの変動。
【0017】以上の項目について、各検出器、変換器は
現在あるものの中で精度の良いものを使用しているの
で、これ以上の精度を高めることは現在は困難な状況に
ある。
現在あるものの中で精度の良いものを使用しているの
で、これ以上の精度を高めることは現在は困難な状況に
ある。
【0018】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、現在の装置のハードウェアを変更すること
なく高速応答、高精度のトルク−電流変換データが得ら
れるダイナモメータを提供することにある。
その目的は、現在の装置のハードウェアを変更すること
なく高速応答、高精度のトルク−電流変換データが得ら
れるダイナモメータを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイナモメー
タに連結される直流モータのトルク制御を、駆動用エン
ジンのエンジン特性ジェネレータから得るトルク指令に
従って制御するダイナモメータにおいて、前記直流モー
タに軸トルクメータを介してダイナモメータを直結し、
前記エンジン特性ジェネレータを、エンジンのスロット
ル開度指令に応じて変化するとともに回転数の変化に対
してフラットとなるトルク指令データを出力するエンジ
ン特性シミュレータで構成し、前記トルク指令を前記直
流モータのトルク−電流特性に従って電流指令に変換す
るトルク−電流変換手段と、前記エンジン特性シミュレ
ータのトルク指令データに対応する直流モータの電流お
よび軸トルクの実測値を各指令データ毎に求め、該求め
られた実測データと前記トルク指令データとの偏差に基
づいて電流補正値を求め、該電流補正値を前記トルク−
電流変換手段の電流指令値に加算して新電流指令値を求
める演算部と、前記新電流指令値に従って前記直流モー
タを電流制御する電流制御手段とを備えたことを特徴と
している。
タに連結される直流モータのトルク制御を、駆動用エン
ジンのエンジン特性ジェネレータから得るトルク指令に
従って制御するダイナモメータにおいて、前記直流モー
タに軸トルクメータを介してダイナモメータを直結し、
前記エンジン特性ジェネレータを、エンジンのスロット
ル開度指令に応じて変化するとともに回転数の変化に対
してフラットとなるトルク指令データを出力するエンジ
ン特性シミュレータで構成し、前記トルク指令を前記直
流モータのトルク−電流特性に従って電流指令に変換す
るトルク−電流変換手段と、前記エンジン特性シミュレ
ータのトルク指令データに対応する直流モータの電流お
よび軸トルクの実測値を各指令データ毎に求め、該求め
られた実測データと前記トルク指令データとの偏差に基
づいて電流補正値を求め、該電流補正値を前記トルク−
電流変換手段の電流指令値に加算して新電流指令値を求
める演算部と、前記新電流指令値に従って前記直流モー
タを電流制御する電流制御手段とを備えたことを特徴と
している。
【0020】
【作用】直流モータの負荷側のダイナモメータはエンジ
ン特性シミュレータのトルク指令をトルク−電流変換手
段によって電流指令値I*に変換したデータにより制御
される。前記エンジン特性シミュレータのトルク指令値
T*に対応する直流モータの電流、トルクの実測値は各
エンジンのスロットル開度指令θ、各回転数N毎に求め
られる。この実測値と前記トルク指令値T*との偏差に
基づいて電流補正値ΔIが求められる。この補正値ΔI
は前記トルク−電流変換手段の電流指令値I*に加算さ
れて新しい電流指令値が求められる。この新しい電流指
令値に従って直流モータを電流制御した後さらに前述の
演算をn回繰り返して電流指令値I*の更新を繰り返す
と、トルクの設定精度は著しく高くなる。
ン特性シミュレータのトルク指令をトルク−電流変換手
段によって電流指令値I*に変換したデータにより制御
される。前記エンジン特性シミュレータのトルク指令値
T*に対応する直流モータの電流、トルクの実測値は各
エンジンのスロットル開度指令θ、各回転数N毎に求め
られる。この実測値と前記トルク指令値T*との偏差に
基づいて電流補正値ΔIが求められる。この補正値ΔI
は前記トルク−電流変換手段の電流指令値I*に加算さ
れて新しい電流指令値が求められる。この新しい電流指
令値に従って直流モータを電流制御した後さらに前述の
演算をn回繰り返して電流指令値I*の更新を繰り返す
と、トルクの設定精度は著しく高くなる。
【0021】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例を
説明する。図1において図4と同一部分は同一符号を以
て示しその説明は省略する。図1において図4と異なる
点は、供試変速機1を除去して吸収用ダイナモメータ3
を直結するとともに、エンジン特性ジェネレータ4の代
わりに回転数に対してフラットとなるトルク指令データ
を有するエンジン特性シミュレータ21を設けたこと
と、直流モータ2の駆動電流Iをトルク−電流変換部1
1に取り込んで次のような演算を行う(マイコンのソフ
トウェア機能等による)ようにした点にあり、その他の
部分は図4と同一に構成されている。以下にその演算を
含めた動作を述べる。
説明する。図1において図4と同一部分は同一符号を以
て示しその説明は省略する。図1において図4と異なる
点は、供試変速機1を除去して吸収用ダイナモメータ3
を直結するとともに、エンジン特性ジェネレータ4の代
わりに回転数に対してフラットとなるトルク指令データ
を有するエンジン特性シミュレータ21を設けたこと
と、直流モータ2の駆動電流Iをトルク−電流変換部1
1に取り込んで次のような演算を行う(マイコンのソフ
トウェア機能等による)ようにした点にあり、その他の
部分は図4と同一に構成されている。以下にその演算を
含めた動作を述べる。
【0022】(1)エンジン特性シミュレータ21の設
定を図2に示すようにフラットデータとする。ただしi
は1Kgm毎のトルクによるパラメータ(1〜n)、j
は100rpm毎の回転によるパラメータ(1〜k)で
ある。
定を図2に示すようにフラットデータとする。ただしi
は1Kgm毎のトルクによるパラメータ(1〜n)、j
は100rpm毎の回転によるパラメータ(1〜k)で
ある。
【0023】(2)上記のデータでトルク−電流変換を
して直流モータ2にACRの駆動指令を出して負荷側の
吸収用ダイナモメータ3をASRで一定速度を保持させ
る。
して直流モータ2にACRの駆動指令を出して負荷側の
吸収用ダイナモメータ3をASRで一定速度を保持させ
る。
【0024】(3)N1の速度において、θ1=T1の時
の電流I11 (1)と軸トルクT11 (1)を実測する。同様にθ
2=T2の時の電流I21 (1)と軸トルクT21 (1)、θi=Ti
の時の電流Ii1 (1)と軸トルクTi1 (1)、θn=Tnの時の
電流In1 (1)と軸トルクTn1 (1)を実測する。またNjの
速度において、θ1=T1の時の電流I1j (1)と軸トルク
T1j (1)を実測する。同様にθ2=T2の時の電流I2j (1)
と軸トルクT2j (1)、θi=Tiの時の電流Iij (1)と軸ト
ルクTij (1)、θn=Tnの時の電流Inj (1)と軸トルクT
nj (1)を実測する。そしてi=1〜n、j=1〜kの上
記のデータを全てエンジン特性シミュレータ21のメモ
リに取り込み記憶させる。
の電流I11 (1)と軸トルクT11 (1)を実測する。同様にθ
2=T2の時の電流I21 (1)と軸トルクT21 (1)、θi=Ti
の時の電流Ii1 (1)と軸トルクTi1 (1)、θn=Tnの時の
電流In1 (1)と軸トルクTn1 (1)を実測する。またNjの
速度において、θ1=T1の時の電流I1j (1)と軸トルク
T1j (1)を実測する。同様にθ2=T2の時の電流I2j (1)
と軸トルクT2j (1)、θi=Tiの時の電流Iij (1)と軸ト
ルクTij (1)、θn=Tnの時の電流Inj (1)と軸トルクT
nj (1)を実測する。そしてi=1〜n、j=1〜kの上
記のデータを全てエンジン特性シミュレータ21のメモ
リに取り込み記憶させる。
【0025】(4)前記の設定データと実測データを図
3のように比較する。尚図3の実線は実測トルクが設定
トルクと等しい場合のラインを示している。
3のように比較する。尚図3の実線は実測トルクが設定
トルクと等しい場合のラインを示している。
【0026】(5)図3から各データ毎に偏差を求め
る。ΔT1j (1)=T1−T1j (1)、ΔT2j (1)=T2−T2j
(1)、ΔT3j (1)=T3−T3j (1)、……ΔTij (1)=Ti−
Tij (1)、ΔTnj (1)=Tn−Tnj (1)、(j=1〜k)。
る。ΔT1j (1)=T1−T1j (1)、ΔT2j (1)=T2−T2j
(1)、ΔT3j (1)=T3−T3j (1)、……ΔTij (1)=Ti−
Tij (1)、ΔTnj (1)=Tn−Tnj (1)、(j=1〜k)。
【0027】(6)前記偏差データから電流補正量を求
める。ΔI1j (1)=I1j (1)×ΔT1j (1)/T1j (1)、ΔI
2j (1)=I2j (1)×ΔT2j (1)/T2j (1)、ΔI3j (1)=I
3j (1)×ΔT3j (1)/T3j (1)、……ΔIij (1)=Iij (1)
×ΔTij (1)/Tij (1)、……ΔInj (1)=Inj (1)×ΔT
nj (1)/Tnj (1)、(j=1〜k)。
める。ΔI1j (1)=I1j (1)×ΔT1j (1)/T1j (1)、ΔI
2j (1)=I2j (1)×ΔT2j (1)/T2j (1)、ΔI3j (1)=I
3j (1)×ΔT3j (1)/T3j (1)、……ΔIij (1)=Iij (1)
×ΔTij (1)/Tij (1)、……ΔInj (1)=Inj (1)×ΔT
nj (1)/Tnj (1)、(j=1〜k)。
【0028】(7)新しい(2回目)トルク−電流変換
データを上記の電流補正量を用いて作る。つまりT1〜
Tnに対してIij (2) set=Iij (1) set+ΔIij (1)、(i
=1〜n、j=1〜k)とした計算を行う。ただし、I
ij (1) setは1回目の運転におけるTi設定でNj時の電
流指令、Iij (2) setは2回目の運転におけるTi設定で
Nj時の電流指令である。
データを上記の電流補正量を用いて作る。つまりT1〜
Tnに対してIij (2) set=Iij (1) set+ΔIij (1)、(i
=1〜n、j=1〜k)とした計算を行う。ただし、I
ij (1) setは1回目の運転におけるTi設定でNj時の電
流指令、Iij (2) setは2回目の運転におけるTi設定で
Nj時の電流指令である。
【0029】(8)前記(1)項と同じエンジン特性シ
ミュレータのデータ(図2のもの)にて(2)項と同じ
運転を行う。
ミュレータのデータ(図2のもの)にて(2)項と同じ
運転を行う。
【0030】(9)前記(3)項と同様に電流と軸トル
クを実測する。ただしサフィックスは(1)→(2)となる。
つまりθi=Tiの時の電流Iij (2)と軸トルクTij (2)を
測定し、i=1〜n、j=1〜k(Nj=N1〜Nk)の
データを全てメモリする。
クを実測する。ただしサフィックスは(1)→(2)となる。
つまりθi=Tiの時の電流Iij (2)と軸トルクTij (2)を
測定し、i=1〜n、j=1〜k(Nj=N1〜Nk)の
データを全てメモリする。
【0031】(10)前記(4)、(5)項のように設
定データと実測データを比較し、偏差を求める。ΔTij
(2)=Ti−Tij (2)、(i=1〜n、j=1〜k)。
定データと実測データを比較し、偏差を求める。ΔTij
(2)=Ti−Tij (2)、(i=1〜n、j=1〜k)。
【0032】(11)前記(6)項と同様に電流補正量
を求める。ΔIij (2)=Iij (2)×ΔTij (2)/Tij (2)、
(i=1〜n、j=1〜k)。
を求める。ΔIij (2)=Iij (2)×ΔTij (2)/Tij (2)、
(i=1〜n、j=1〜k)。
【0033】(12)前記(7)項と同様に新しい(3
回目)トルク−電流変換データを作る。Iij (3)set
=Iij (2)set+ΔIij (2)、(i=1〜n、j=1〜
k)。
回目)トルク−電流変換データを作る。Iij (3)set
=Iij (2)set+ΔIij (2)、(i=1〜n、j=1〜
k)。
【0034】(13)以下前記(1)〜(7)項と同様
にしてP回目のトルク−電流変換データを作り運転を行
うと、目標とするトルクの設定精度が得られる。最初
(1回目)のトルク−電流変換データでは約1%である
が3〜4回目で0.5〜0.2%まで可能である。
にしてP回目のトルク−電流変換データを作り運転を行
うと、目標とするトルクの設定精度が得られる。最初
(1回目)のトルク−電流変換データでは約1%である
が3〜4回目で0.5〜0.2%まで可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば演算部によ
ってトルク−電流変換データを学習補正して新電流指令
値を求めるようにしたので、トランジェントダイナモメ
ータにてトルク−電流変換を行うことにより必要なトル
クを高速応答で得られるというメリットを生かしつつ、
従来の装置のハードウエアを変更することなく一桁高い
精度のトルク設定を行い運転することができる。
ってトルク−電流変換データを学習補正して新電流指令
値を求めるようにしたので、トランジェントダイナモメ
ータにてトルク−電流変換を行うことにより必要なトル
クを高速応答で得られるというメリットを生かしつつ、
従来の装置のハードウエアを変更することなく一桁高い
精度のトルク設定を行い運転することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】エンジン特性シミュレータの設定データを示す
特性図。
特性図。
【図3】実測トルクと設定トルクの関係を示す特性図。
【図4】従来のダイナモメータの構成図。
1…供試変速機、2…直流モータ、3…吸収用ダイナモ
メータ、4…エンジン特性ジェネレータ、8…軸トルク
メータ、11…トルク−電流変換部、12…加減算部、
13…微分演算部、14…慣性演算部、15…慣性設定
部、16…割算部、17…界磁特性発生部、18…電流
制御部、21…エンジン特性シミュレータ。
メータ、4…エンジン特性ジェネレータ、8…軸トルク
メータ、11…トルク−電流変換部、12…加減算部、
13…微分演算部、14…慣性演算部、15…慣性設定
部、16…割算部、17…界磁特性発生部、18…電流
制御部、21…エンジン特性シミュレータ。
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイナモメータに連結される直流モータ
のトルク制御を、駆動用エンジンのエンジン特性ジェネ
レータから得るトルク指令に従って制御するダイナモメ
ータにおいて、 前記直流モータに軸トルクメータを介してダイナモメー
タを直結し、 前記エンジン特性ジェネレータを、エンジンのスロット
ル開度指令に応じて変化するとともに回転数の変化に対
してフラットとなるトルク指令データを出力するエンジ
ン特性シミュレータで構成し、 前記トルク指令を前記直流モータのトルク−電流特性に
従って電流指令に変換するトルク−電流変換手段と、 前記エンジン特性シミュレータのトルク指令データに対
応する直流モータの電流および軸トルクの実測値を各指
令データ毎に求め、該求められた実測データと前記トル
ク指令データとの偏差に基づいて電流補正値を求め、該
電流補正値を前記トルク−電流変換手段の電流指令値に
加算して新電流指令値を求める演算部と、 前記新電流指令値に従って前記直流モータを電流制御す
る電流制御手段とを備えたことを特徴とするダイナモメ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311224A JP3049887B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | ダイナモメータの駆動装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311224A JP3049887B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | ダイナモメータの駆動装置 |
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---|---|
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ID=18014593
Family Applications (1)
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JP3311224A Expired - Fee Related JP3049887B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | ダイナモメータの駆動装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3049887B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012132800A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Ono Sokki Co Ltd | ダイナモメータの特性マップ作成方法及びダイナモメータ |
JP2012132699A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Ono Sokki Co Ltd | ダイナモメータ |
JP2013129214A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Epsコントローラ,epsアクチュエータ装置,及び,電動ステアリング装置 |
JP2013129215A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Epsコントローラ,epsアクチュエータ装置,及び,電動ステアリング装置 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3311224A patent/JP3049887B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013129214A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Epsコントローラ,epsアクチュエータ装置,及び,電動ステアリング装置 |
JP2013129215A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Epsコントローラ,epsアクチュエータ装置,及び,電動ステアリング装置 |
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JP3049887B2 (ja) | 2000-06-05 |
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