JPH05149770A - 渦電流を利用した鋳型内湯面レベル検出装置の保護方 法 - Google Patents

渦電流を利用した鋳型内湯面レベル検出装置の保護方 法

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JPH05149770A
JPH05149770A JP33773891A JP33773891A JPH05149770A JP H05149770 A JPH05149770 A JP H05149770A JP 33773891 A JP33773891 A JP 33773891A JP 33773891 A JP33773891 A JP 33773891A JP H05149770 A JPH05149770 A JP H05149770A
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JP
Japan
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molten metal
eddy current
metal level
detecting device
disturbance
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Pending
Application number
JP33773891A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sekiguchi
浩 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 連鋳鋳型湯面レベルを正確に検出する。 [構成] センサ−本体の周囲を絶縁体により構成され
た保護管によりカバ−することにより、導電体とセンサ
−本体との距離を一定以上に保ち外乱を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は渦電流を利用した鋳型内
湯面レベル検出装置の保護方法に係る。
【0002】
【従来の技術】溶湯の連続鋳造においては湯面レベルを
検出し、鋳型内湯面レベルを適正値に保つことにより、
所定品質の鋳片を得るようにしている。湯面レベルの測
定方法としては従来からいろいろ提案されている。例え
ば、特開昭55−54247号公報には、溶鋼表面に散
布するパウダ−の投入量をγ線利用のレベル計と渦流式
距離計とを使用して制御することにより適切なパウダ−
層の厚さを保持し、良質の鋼片を連続鋳造させる方法が
示され、この連鋳においては湯面レベルの検出が行なわ
れ、鋳型内湯面レベルを適正値に保つことにより、所定
品質の鋳片を得ている。
【0003】この湯面レベルはγ線を用いたレベル計が
初期は主流であったが、これは放射線を用いるため、健
康上の点から放射線を用いないことが大きく評価され、
渦電流を用いてレベルを検出する、いわゆる渦流式のレ
ベル計については例えば下記のものがある。
【0004】1次コイルに交流電圧を、また、特開昭6
0−93316号公報には印加する帰還増幅器への帰還
電圧を、移相器を介して出力電圧と位相を一致させるこ
とにより、位相偏移による測定誤差、測定不能となる自
己発振発生を防止する方法、また、特開昭60−572
17号公報には検出ヘッドよりの振動信号の振幅を帰還
増幅器から抽出し、その振幅が所定値になるように帰還
増幅器の増幅度を調整することにより、小断面積のモ−
ルドにおいても高精度の計測を可能にする方法がある。
【0005】これらの従来の渦流式レベル計の精度は渦
電流の検出精度に係っているが、鋳造中の溶鋼スプラッ
シュあるいは鉄粉等の導電体の付着により精度が変化
し、これが測定誤差の大きな問題となっていた。なお、
鋳型においては、湯面レベルは±1〜2mmに制御され
ており、このレベル制御精度が低下し、レベル変動が大
きくなると品質欠陥に結びつく重要なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決することを目的とし、具体的には、渦電流を利用して
鋳型内の湯面レベルを精度よく検知することができる連
鋳鋳型内湯面レベル検出装置の保護方法を提案すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は渦電
流効果を利用した渦流式湯面レベル検出装置において、
この検出装置の外表面に厚さが少なくとも20mm保て
る絶縁性保護管を配設し、スプラッシュ等の導電体付着
物から生じる測定誤差防止を図ることを特徴とする。
【0008】以下、本発明の手段たる構成ならびに効果
について詳しく説明する。
【0009】本発明者等は渦電流を利用する湯面レベル
を精度よく検出方法について検討したところ、渦電流効
果は距離特性が大きく、外乱となる導電体との距離を一
定以上に保つことにより、その影響で除去できることが
わかった。更に進んで研究開発を行ない、その結果に基
づいて本発明は成立したものである。
【0010】以下、図面により本発明を説明する。
【0011】図1は本発明を実施する際に用いられる装
置の一例を示す縦断面図であり、図2は本発明の実施例
のセンサ−との距離(mm)とセンサ−出力変化(m
V)との関係を示すグラフである。本発明に用いられる
装置は図1に示されるように、センサ−本体1と保護管
2とからなり、保護管の厚さa、bはそれぞれ少なくと
も20mm以上が望ましく、20mm未満では外乱の防
止効果は得られない。このように構成すると、スプラッ
シュ等の外乱要因となる導電体とセンサ−本体との距離
を保ち被測定物を正確に測定することができる。また、
保護管は、中を中空としその空間を所定厚とし更に導電
体を存在させないようにして外乱の防止効果を図ること
が好ましい。
【0012】
【実施例】センサ−本体1の保護管2の厚さa、bをそ
れぞれ20mmとしたものを用い、スプラッシュ総量と
センサ−本体とスプラッシュ間の距離とセンサ−出力の
関係を図2に示す。センサ−本体と接する状態にスプラ
ッシュ等の導電体が存在すると、例え0.1gの少量で
あっても磁界が散乱し、出力が低下する。しかし、セン
サ−本体との距離を20mm以上保つことにより、その
影響を除去することができた。実施例と従来例とを使用
した場合の鋳込み方向とセンサ−出力推移との関係を図
3に示す。従来例では地金付着後、ハンチングしながら
出力が低下している。この従来例でレベル制御を行うと
オ−バ−フロ−等の操業阻害を生じる。また、従来例で
はMAX3連であった使用時間が実施例によればまった
く問題なく稼動させることができる。
【0013】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明は渦
電流効果を利用した渦流式湯面レベル検出装置におい
て、この検出装置の外表面に厚さが少なくとも20mm
保てる絶縁性保護管を配設し、スプラッシュ等の導電体
付着物から生じる測定誤差防止を図ることを特徴とす
る。
【0014】本発明によれば、センサ−本体の外周に厚
さ20mm以上の保護管を設け、検出コイルと外乱とな
る導電体の距離を保つようにしたため、鋳型湯面レベル
が正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する際に用いられる装置の一例を
示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施例のセンサ−との距離(mm)と
センサ−出力変化(mV)との関係を示すグラフであ
る。
【図3】本発明の実施例と従来例の鋳込み方向とセンサ
−出力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 センサ−本体 2 保護管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦電流効果を利用した渦流式湯面レベル
    検出装置において、この検出装置の外表面に厚さが少な
    くとも20mm保てる絶縁性保護管を配設し、スプラッ
    シュ等の導電体付着物から生じる測定誤差防止を図るこ
    とを特徴とする渦電流を利用した鋳型内湯面レベル検出
    装置の保護方法。
JP33773891A 1991-11-27 1991-11-27 渦電流を利用した鋳型内湯面レベル検出装置の保護方 法 Pending JPH05149770A (ja)

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JP33773891A JPH05149770A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 渦電流を利用した鋳型内湯面レベル検出装置の保護方 法

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JPH05149770A true JPH05149770A (ja) 1993-06-15

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