JPH0514747A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH0514747A
JPH0514747A JP3191026A JP19102691A JPH0514747A JP H0514747 A JPH0514747 A JP H0514747A JP 3191026 A JP3191026 A JP 3191026A JP 19102691 A JP19102691 A JP 19102691A JP H0514747 A JPH0514747 A JP H0514747A
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雅紀 坂井
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Taketo Utsunomiya
健人 宇都宮
Hiroshi Omura
宏志 大村
Hirohiko Ito
裕彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は迅速かつ情報の欠落等を伴うことな
く所望の画像情報を送受信することができる画像通信装
置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、カラー原稿の色部分をパターン化
することにより単色化し、これをさらに符号化を行なう
ことにより通信回線に画像情報を電送する手段を有す
る。また、本発明は、通信回線からの情報からパターン
化された情報をカラー情報に復元し、再生する手段を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報の送受信を行
う画像通信装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、複数色に色付けされたカ
ラー原稿から読み取られたカラー画像の電送はカラー送
受信専用のカラーファクシミリ装置等の画像通信装置で
行なわれていた。
【0003】しかし、上記従来例においては、カラー画
像の送受信は比較的少ないにもかかわらず、カラー画像
の送受信を行うために高価なカラー専用の画像送受信装
置を購入する必要があり、しかもカラー画像を相互に送
受信するためには送信側と受信側とで上記カラー専用の
画像送受信装置を準備する必要があるという問題点があ
った。
【0004】一方、カラー画像の送受信を行う場合は複
数色に色分けすることにより情報内容を識別したい場合
が多いと考えられ、情報内容の欠落がなければ受信側に
おいてわざわざカラー画像で受信する必要性は必ずしも
ないと考えられる。また、単色の送信原稿に対し受信側
においてカラー画像を得たい場合もあると考えられる。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、迅速に、かつ情報の欠落等を伴うことな
く所望の画像情報を送受信することができる画像通信装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る画像通信装置は、複数色に色付けされた
画像情報を入力する画像入力手段と、該画像入力手段に
より入力された画像情報の色を検出する色検出手段と、
該色検出手段により検出された各画像情報の色に対応し
て予め設定されているパターン情報を発するパターン発
生手段と、該パターン発生手段により発せられたパター
ン情報とパターン化されなかった部分の非パターン情報
とを合成する合成手段と、該合成手段からの情報を符号
化する符号化手段と、該符号化手段からの情報を伝送す
る伝送手段とを有することを特徴としている。
【0007】さらに、本発明に係る画像通信装置は、通
信回線から送られてきた画像情報を復号化する復号化手
段と、該復号化手段によって復号化された画像情報から
予め設定されているパターン情報を検出するパターン検
出手段と、該パターン検出手段により検出されたパター
ン情報から色情報を発する色情報発生手段と、該色情報
発生手段により発せられた色情報と前記復号化手段によ
って復号化された画像情報とから複数色に色付けされた
画像を形成する画像形成手段とを有することを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、複数色に色付けされた画像
情報の色部分をパターン化することによって単色化し、
これを符号化、変調することによりカラー情報を単色情
報として電送することができる。
【0009】さらに、上記構成によれば通信回線から送
られた情報内にあらかじめ決められたパターン情報が存
在する場合、そのパターン部分を色情報で、またパター
ンがない場合は単色で画像形成をすることが可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳説す
る。
【0011】図1は本発明に係る画像通信装置の一実施
例を示した内部構造図であって、該画像通信装置は、原
稿に描かれた画像情報を読取る画像情報読取部1と、該
画像情報読取部1により読取られた画像情報に基づいて
記録用紙2に画像を形成する作像系3と、該作像系3に
記録用紙2を供給する給紙搬送部4とからなる。そし
て、本実施例では作像系3と給紙搬送部4とで複写部5
を構成している。
【0012】具体的には、画像情報読取部1は、適数枚
の原稿が載置される原稿台6と、図示省略の原稿搬送機
構と、矢印A方向に移動してランプ7により原稿台ガラ
ス8に載置された原稿を照射するスキャナユニット9
と、複数個の反射鏡10a,10b,10cと、集光レ
ンズ11と、原稿に描かれた画像情報が入力されるCC
D(電荷結合素子)等のイメージセンサ12(画像入力
手段)とから構成されている。
【0013】また、作像系3は、前記イメージセンサ1
2に入力された画像情報(電気信号)を光信号に変換す
る露光制御部13と、該露光制御部13からの照射光に
より照射される感光体14と、該感光体14上に作られ
た潜像を所望の色で現像する現像部15と、画像情報を
記録用紙2上に転写する転写部16と、搬送コンベア1
7と、上下一対のドラムを主要部とする定着部18と、
一対のローラを一組とした複数組の搬送ローラ19…
と、一組のレジストローラ20とからなる。
【0014】また、現像部15は、黒色トナーが内有さ
れた黒色現像器15Kと、シアン(C)トナーが内有さ
れたシアン現像器15Cと、イエロー(Y)トナーが内
有されたイエロー現像器15Yと、マゼンタ(M)トナ
ーが内有されたマゼンタ現像器15Mとを有しており、
これらの各色で現像可能となるように所定位置に適宜セ
ットされる。また、定着部18のいずれか一方のドラム
にはヒータが内蔵され、該ヒータにより画像の定着が行
われる。
【0015】給紙搬送部4は、記録用紙2が内有された
給紙カセット21a,21bと、記録用紙押え22a,
22bと、複数組の搬送ローラ23…とから構成されて
いる。
【0016】このように構成された画像形成装置におい
ては、原稿台6に積載された原稿は原稿搬送機構により
順次1枚ずつ原稿台ガラス8上に搬送される。そして、
原稿が原稿台ガラス8上に搬送されると、ランプ7が点
灯し、スキャナユニット9が矢印A方向に移動して原稿
を照射する。しかる後、その反射光は、反射鏡10a〜
10cを介して集光レンズ11を通過し、イメージセン
サ12に入力される。次に、イメージセンサ12に入力
された画像情報は、後述する画像信号制御回路により所
定の処理が施されて露光制御部13に入力され、光信号
に変換される。次いで、該露光制御部13にて光信号に
変換された画像情報はレンズ24、反射鏡25を介して
感光体14に照射される。そして、この照射光によって
感光体14上に作られた潜像は、所定の現像器がセット
されている現像部15によって現像される。
【0017】一方、記録用紙2は上記潜像とタイミング
を併せて給紙カセット21a,21bから搬送ローラ2
3を介して転写部16に搬送され、上記現像された像が
記録用紙2に転写される。次いで、記録用紙2は搬送コ
ンベア17上を矢印B方向に搬送されて定着部18に送
られ、転写された像が定着部18にて記録用紙2に定着
される。
【0018】そして、単色コピーの場合においては、一
組の排紙ローラ26を介して矢印Cに示すように外部に
排出される。一方、多色カラーコピーの場合において
は、記録用紙2は分別機構27を介して矢印D方向に搬
送され、下搬送部28を通過して一組のレジストローラ
20で一旦停止し、現像部15の現像器が所定の現像器
に変換されて現像された後、再び転写部16に進み、該
転写部16での転写、及び定着部18での定着を経て、
所定の多色カラーコピーがなされた後、排紙ローラ26
を介して矢印Cに示すように外部に排出される。
【0019】図2は上記画像通信装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【0020】画像情報読取部1に入力された画像情報
は、CPU29により制御される画像信号制御回路30
によって所定の処理が施され、複写部5に出力される。
【0021】また、画像の送受信を行う場合は、前記画
像情報は、CPU29から回線制御回路31に送られ、
所定の制御が実行されて相手端末に送信される。一方、
相手端末から受信した画像情報はCPU29によって処
理されて画像信号制御回路30に送られ、複写部5に出
力される。
【0022】32は操作部であって、テンキーや表示パ
ネル等を備え、各種モード設定を入力する。また、33
はメモリ部であって、CPU29によって実行される所
定の制御プログラムを記憶する読み出し専用のROM領
域と、回線制御回路31や操作部32からの各種情報を
記憶する書き換え可能なRAM領域とを備えている。
【0023】しかして、画像信号制御部30は、具体的
には図3に示すように、アナログ信号をデジタル信号に
変換する第1〜第3のA/Dコンバータ34a〜34c
と、入力されたカラー情報を濃度情報に変換する第1〜
第3のルックアップテーブル(Lookup table 以下、
「LUT」という)35a〜35cと、多値の濃度情報
を二値化の色情報に変換する第1〜第3の二値化回路3
6a〜36cと、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロー(Y)の色情報を夫々記憶する色情報メモリ部50
(Cメモリ37C,Mメモリ37M,Yメモリ37Y)
と、黒色情報を記憶するKメモリ37Kと、所定のパタ
ーン情報を記憶するパターンメモリ38と、色情報メモ
リ部50やKメモリ37Kから入力された画像情報を選
択して、いずれか1つの画像情報を出力するセレクタ3
9とを備えている。
【0024】また、回線制御回路31は、送信される画
像情報を圧縮する圧縮回路40と、受信された画像情報
を伸長する伸長回路41と、デジタル信号とアナログ信
号との相互変換を行うモデム42と、網制御装置(Netw
ork Control Unit:以下、「NCU」という)43とを
備えている。
【0025】そして、画像信号制御回路30と、回線制
御回路31と、CPU29と、メモリ部33とは、制御
バス44を介して互いに接続されている。
【0026】次に、上記画像通信装置において、通常の
カラーコピーを行う場合について、説明する。
【0027】まず、画像情報読取部1内のイメージセン
サ12により光電変換された赤(R)、緑(G)、青
(B)のカラー情報は、夫々の増幅器(第1〜第3の増
幅器45a〜45c)に入力される。次いで、カラー情
報は第1〜第3の増幅器45a〜45cにより所定の入
力レベルに合うように増幅された後、画像信号制御回路
30に入力される。
【0028】しかして、画像信号制御回路30において
は、カラー情報は、まず第1〜第3のA/Dコンバータ
34a〜34cによりアナログ信号からデジタル信号に
変換されて第1〜第3のLUT35a〜35cに入力さ
れる。
【0029】この第1〜第3のLUT35a〜35cに
おいて、R,G,Bのカラー情報は対数変換され、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の多値の濃
度情報を生成する。
【0030】次いで、これら多値の濃度情報は、第1〜
第3の二値化回路36a〜36cに入力され、夫々二値
(0,1)の濃度情報に変換されて、Cメモリ37C,
Mメモリ37M,Yメモリ37Yに記憶される。
【0031】次にシアン現像器15c(図1)が所定位
置にセットされ、Cメモリ37Cに記憶されている画像
情報(濃度情報)の読み出しを行う。このときセレクタ
39は、Cメモリ37Cからの信号ラインが選択される
ようにCPU29により制御バス44を介して設定さ
れ、セレクタ39によって選択されたCメモリ37Cの
内容は複写部5に出力される。
【0032】次に、複写部5に出力された画像情報は、
露光制御部13にて光信号に変換されて感光体14に潜
像を作る。次いで、該潜像は、シアン現像器12cに内
有されたシアントナーにより現像されたのち転写部16
により転写され、定着部18により定着されて記録用紙
2上にシアン色の画像を形成する。
【0033】次に、このシアン画像が形成された記録用
紙2は、分別機構27を介して下搬送部28を通過し、
レジストローラ20の位置まで搬送される。そしてこの
後、マゼンタ現像器12Mが所定位置にセットされ、M
メモリ37Mからの画像情報の読み出しを開始する。こ
のときセレクタ39はMメモリ37Mからの画像信号が
選択されるように設定される。そして、Mメモリ37M
の内容がセレクタ39にて選択され、複写部5に出力さ
れる。
【0034】複写部5に出力された画像情報は上述と同
様の工程を経てマゼンタ現像器15Mに内有されたマゼ
ンタトナーにより現像された後、レジストローラ20の
位置に停止している記録用紙2に転写、定着が施され、
シアン画像が形成されている記録用紙2上にマゼンタ色
の画像を形成する。
【0035】そしてこの後、Yメモリ37Yを使用して
イエロー色の画像形成を上述と同様に行うことにより所
望のカラー画像を形成することができる。
【0036】次に、カラー原稿を相手端末に送信する場
合について述べる。
【0037】具体例として、図4に示すような棒グラフ
のカラー原稿を送信する場合について述べる。
【0038】図4は、研究室A〜Cの特許出願件数の棒
グラフであり、研究室Aの出願件数は赤色の棒グラフ、
研究室Bの出願件数は青色の棒グラフ、研究室Cの出願
件数は緑色の棒グラフで夫々示されている。
【0039】まずこのカラー原稿を原稿台8上に載置し
てイメージスキャナ12により読み取らせ、上述と同様
Cメモリ37C,Mメモリ37M,Yメモリ37Yに画
像情報を記憶する。
【0040】図5(a)〜(c)はCメモリ37C,M
メモリ37M,Yメモリ37Yに夫々記憶されているメ
モリの内容を示したグラフである。同図において、Cメ
モリ37C,Mメモリ37M,Yメモリ37Yのいずれ
においても同じ情報が記憶されている部分(X−Y軸)
は、原稿中の黒色部分であり、それ以外は有彩色部分で
あることを示している。すなわち、研究室Aの赤色の棒
グラフは、Mメモリ37MとYメモリ37Yに記憶され
ている。また、研究室Bの青色の棒グラフは、Cメモリ
37CとMメモリ37Mに記憶されている。さらに、研
究室Cの緑色の棒グラフは、Cメモリ37CとYメモリ
37Yに記憶されている。
【0041】次に、CPU29は、Cメモリ37C,M
メモリ37M,Yメモリ37Yの内容を比較して同じ情
報が記憶されている部分(黒色情報)を検出し、黒色情
報と黒色以外の色情報(以下、「色情報」という)とを
分離し、黒色情報の内容をそのまま、Kメモリ37Kに
複写する。
【0042】CPU29は各メモリ内容から色情報を分
別し、その色から予めパターンメモリ38に設定されて
いるパターン情報を該パターンメモリ38から読み出
し、原稿の色の相当するパターン情報をKメモリ37K
に書き込む。
【0043】図6はKメモリ37Kに書き込まれたパタ
ーンの一例を示した図であって、研究室Aの赤色棒グラ
フが第1のパターン46aとして、研究室Bの青色の棒
グラフが第2のパターン46bとして、さらに研究室C
の緑色の棒グラフが第3のパターン46cとして夫々K
メモリ37Kに書き込まれている。
【0044】次に、画像データを送信する送信手順につ
いて図7に示すフローチャートに基づき詳述する。
【0045】まず、受信端末に電話をかけて受信端末と
回線接続する(ステップS1)。そして受信端末側の能
力を示す信号、例えばNSF信号等に基づき受信端末が
カラー画像を受信する能力があるかを判断する(ステッ
プS2)。すなわち、カラー送信を行うか、白黒送信を
行うかを決定し、受信側に通知する。尚、このとき、白
黒送信を行うと決定された場合であっても画像パターン
を含むかどうかを示す信号を受信側に送ってもよい。そ
して、カラー画像データを受けられる場合には、メモリ
50のC,M,Yデータを制御バス44を介して圧縮回
路40に送り、カラー用の符号化、例えばADCT符号
化を行って(ステップS3)、受信側へカラー画像を送
信する(ステップS4)。次いで、ステップS5に進
み、カラー画像を送信すべきデータ(次頁)が有るか否
かを判断し、次頁が有る場合はステップS3に戻る一
方、次頁がない場合は処理を終了する。
【0046】一方、ステップS2で受信側が白黒データ
しか受けられないと判断された場合は、CPU29はK
メモリ37Kの内容をラスタースキャンさせて読み出
し、制御バス44を介して回線制御回路31に送る。該
回線制御回路31においては、まず圧縮回路40により
Kメモリ37Kの主走査1ライン分の情報をMH方式
(モディファイド・ハフマン方式)またはMR方式(モ
ディファイド・リード方式)のどちらかで符号化し、K
メモリ37Kの情報を圧縮する(ステップS7)。次い
で、符号化された情報はモデム42で位相変調されてN
CU43に入力され、通信回線に送るための制御を行
う。以上の動作を前記回線制御回路31において順次K
メモリ37Kの1ページ分について行うことにより、圧
縮された画像情報を通信回線に出力する(ステップS
8)。次いで、ステップS9に進み、白黒画像を送信す
べきデータ(次頁)があるか否かを判断し、次頁がある
場合はステップS7に戻る一方、次頁がない場合は処理
を終了する。
【0047】このように上記画像通信装置においては、
カラー原稿を送信する場合、相手端末に応じて、相手が
カラー端末ならカラーで送信でき、白黒端末であっても
カラー部分をパターン化して送信することができる。し
たがって相手端末はカラー受信機能を有していなくとも
パターン化された単色原稿として受信することができ、
情報内容の欠落が生じることなく画像を送信することが
できる。
【0048】次に、図8に示すフローチャートに基づき
相手端末から送られてくるカラー情報を受信する場合に
ついて述べる。まず、ステップS21において相手端末
からの呼出信号CIが受信されると、NSF信号等によ
り、カラー受信、白黒受信及び白黒パターンのカラー化
処理が可能であることを示す信号を発呼側へ送る(ステ
ップS22)。そして、発呼側からNSS信号等により
カラー信号を送信するか、パターン処理された白黒信号
又は単なる白黒信号を送信してくるのかを示す信号をス
テップS24,S30で識別する。そして、通信回線か
ら送られて来た画像情報が回線制御回路31のNCU4
3に入力されると、通信回線からの情報の種類に応じて
受信制御を行なう。
【0049】すなわち、カラー情報の場合にはNCU4
3からの情報はモデム42に入力され、復調されて伸長
回路41に入力される。該伸長回路41ではMH方式
(モディファイド・ハフマン方式)、MR方式(モディ
ファイド・リード方式)又はADCTによる復号化が行
われ(ステップS25)、画像情報の伸長がなされる。
伸長回路41から出力される画像情報は、制御バス44
を介してメモリ情報部50に蓄積され(ステップS2
6)、カラー画像情報が複写部5に出力されカラー記録
が行われる(ステップS27)。そして、次頁が有るか
否かを判断し(ステップS28)、次頁がある場合はス
テップS25に戻る一方、次頁がない場合は処理を終了
する。
【0050】一方、パターンを含む白黒情報の場合には
まずパターン情報等を復号し(ステップS32)、次い
でそのデータをKメモリ37Kに送り、該Kメモリ37
Kに記憶する(ステップS34)。例えば、先の具体例
と同様の棒グラフデータが相手端末から送られてきた場
合は、図6に示すパターン情報を有する画像情報がKメ
モリ37Kに記憶される。
【0051】次に、CPU29はKメモリ37Kからの
記憶内容からパターン化された部分を調べ(ステップS
36)、パターンメモリ38内に予め設定されているパ
ターン情報と一致した場合は予め決められている色に相
当するメモリ情報部50に対してパターン化されている
部分に相当する位置に「1」を書き込む(ステップS3
8)。例えば、第1のパターン46aには赤色、第2の
パターン46bには青色、第3のパターン46cには緑
色が予めパターンメモリ38に設定されており、これら
予め設定されている色に相当するCメモリ37C,Mメ
モリ37M,Yメモリ37Yのパターン化された部分に
対応する位置に「1」を書き込み、カラー記録される
(ステップS40)。次いで、ステップS42に進み、
次頁があるか否かを判断し、次頁がない場合は処理を終
了する。
【0052】また、単なる白黒信号が送信されてくる場
合はまずこれらの白黒情報を復号化し(ステップS4
4)、次いでそのデータがKメモリ37Kに蓄積され
(ステップS46)、これらの白黒情報が複写部5に出
力されて白黒記録が行われる(ステップS48)。次い
でステップS50に進み、次頁がない場合は処理を終了
する。
【0053】図9(a)〜(d)は各メモリ37C,3
7M,37Y,37Kに記憶された画像情報を示してい
る。
【0054】すなわち、Kメモリ37K(図7(a))
にはパターンメモリ38にパターン情報としては記憶さ
れていない画像情報が記憶され、Cメモリ37C(図7
(b))には第2及び第3のパターン46b,46cに
相当する部分が画像情報として記憶される。また、Mメ
モリ37M(図7(c))には第1及び第2のパターン
46a,46cに相当する部分が画像情報として記憶さ
れ、Yメモリ37Y(図7(d))には第1及び第3の
パターン46a,46cに相当する部分が画像情報とし
て記憶される。そしてこの後、上述と同様の工程を経
て、記録用紙2上に画像形成が行われる。
【0055】すなわち、シアン現像器15cが所定位置
にセットされ、Cメモリ37Cからの画像の読み出しが
行なわれる。次いで、Cメモリ37Cの内容がセレクタ
39にて選択され複写部5に出力される。
【0056】複写部5に出力された画像情報は露光制御
部10にて光信号に変換されて感光体14に潜像を作
る。該潜像はシアン現像器15cに内有されたシアント
ナーにより現像される。次いで、シアン画像が形成され
た記録用紙2は、下搬送部28を通過し、レジストロー
ラ20の位置まで搬送され、以下、上述と同様マゼンタ
現像器15M、イエロー現像器15Yを使用し、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)により画像形成が行なわれ、
所望のカラーコピーを得ることができる。
【0057】単なる白黒データの場合には、伸長し(ス
テップS44)、Kメモリ37Kに記憶して(ステップ
S46)白黒記憶される(ステップS48)。
【0058】このように上記画像通信装置においては、
相手送信端末がカラー送信機能を有していなくともパタ
ーン部分を有する単色原稿が送られてきた場合、このパ
ターン部分に色付けされたカラーコピーを受信すること
ができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る画像通
信装置は、複数色に色付けされた画像情報を入力する画
像入力手段と、該画像入力手段により入力された画像情
報の色を検出する色検出手段と、該色検出手段により検
出された各画像情報の色に対応して予め設定されている
パターン情報を発するパターン発生手段と、該パターン
発生手段により発せられたパターン情報とパターン化さ
れなかった部分の非パターン情報とを合成する合成手段
と、該合成手段からの情報を符号化する符号化手段と、
該符号化手段からの情報を変調して伝送する変調手段と
を有するので、受信側の端末装置がカラー受信機能を有
していなくても、原稿の有彩色部分をパターン化するこ
とによって表現することができるため、情報の欠落なし
に原稿を送信することができる。
【0060】さらに、本発明に係る画像通信装置は、通
信回線から送られてきた画像情報を復調する復調手段
と、該復調手段により復調された画像情報を復号化する
復号化手段と、該復号化手段によって復号化された画像
情報から予め設定されているパターン情報を検出するパ
ターン検出手段と、該パターン検出手段により検出され
たパターン情報から色情報を発する色情報発生手段と、
該色情報発生手段により発せられた色情報と前記復号化
手段によって復号化された画像情報とから複数色に色付
けされた画像を形成する画像形成手段とを有するので、
パターン化された部分を有する単色原稿に対して色付け
されたカラーコピーを得ることができる。
【0061】また、本発明の画像通信装置を送信側と受
信側の両方が有することにより、カラー原稿の送受信が
可能となる。また、この送受信に関しては色情報をパタ
ーン情報に変換して行なっているため、電送時間の短縮
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像通信装置の一実施例を示す内
部構造図である。
【図2】上記画像通信装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図3】図2の詳細を示すブロック図である。
【図4】送信原稿又は画像形成された記録用紙の一例を
示す図である。
【図5】色情報メモリ部に記憶される記憶データの一例
を示す図である。
【図6】Kメモリ部に記憶される記憶データの一例を示
す図である。
【図7】画像情報の送信手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】画像情報の受信手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】受信時においてKメモリ部及び色情報メモリ部
に記憶される記憶データの一例を示す図である。
【符号の説明】
12 イメージスキャナ(画像入力手段) 29 CPU(色検出手段、パターン発生手段、合成手
段、パターン検出手段、 色情報発生手段、画像形成手段) 40 圧縮回路(符号化手段) 41 伸長回路(復号化手段) 42 モデム(変調手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 宏志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊藤 裕彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色に色付けされた画像情報を入力す
    る画像入力手段と、該画像入力手段により入力された画
    像情報の色を検出する色検出手段と、該色検出手段によ
    り検出された各画像情報の色に対応して予め設定されて
    いるパターン情報を発するパターン発生手段と、該パタ
    ーン発生手段により発せられたパターン情報とパターン
    化されなかった部分の非パターン情報とを合成する合成
    手段と、該合成手段からの情報を符号化する符号化手段
    と、該符号化手段からの情報を変調して伝送する伝送手
    段とを有することを特徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】 通信回線から送られてきた画像情報を復
    号化する復号化手段と、該復号化手段によって復号化さ
    れた画像情報から予め設定されているパターン情報を検
    出するパターン検出手段と、該パターン検出手段により
    検出されたパターン情報から色情報を発する色情報発生
    手段と、該色情報発生手段により発せられた色情報と前
    記復号化手段によって復号化された画像情報とから複数
    色に色付けされた画像を形成する画像形成手段とを有す
    ることを特徴とする画像通信装置。
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