JPH05146956A - トレーサヘツドのスタイラス変位検出回路 - Google Patents

トレーサヘツドのスタイラス変位検出回路

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JPH05146956A
JPH05146956A JP31295191A JP31295191A JPH05146956A JP H05146956 A JPH05146956 A JP H05146956A JP 31295191 A JP31295191 A JP 31295191A JP 31295191 A JP31295191 A JP 31295191A JP H05146956 A JPH05146956 A JP H05146956A
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JP
Japan
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stylus
displacement
signal
tracer head
zero point
Prior art date
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Pending
Application number
JP31295191A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Matsuura
仁 松浦
Hitoshi Aramaki
仁 荒巻
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ならい制御装置などにおけるトレーサヘッド
のスタイラス変位検出回路において、スタイラスの中心
点が零点位置とずれていても容易にかつ正確に変位検出
ができるようにする。 【構成】 電源が投入されてスタイラス5に変位が入力
されると、スタイラス5の変位に応じて相対変位検出回
路42から変位量信号SSが出力される。そして、スタ
イラス5が変位入力後初めて零点復帰すると、零点復帰
検出回路41からグリッド信号GSが出力され、フリッ
プフロップ43の制御信号PSが立ち上がる。制御信号
PSが立ち上がると、ゲート回路44は変位量信号SS
に応じたカウント信号CTSを出力する。これにより、
スタイラス5のX軸方向の変位量εxがデジタイジング
制御装置1に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はならい制御装置などにお
けるトレーサヘッドのスタイラス変位検出回路に関し、
特にスタイラスがモデルと接触したときに生じる変位量
を検出するトレーサヘッドのスタイラス変位検出回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】ならいによる研削加工を正確に実行する
には、中立点に対するスタイラスの変位量を精度良く求
める必要がある。一般にならい制御装置では、スタイラ
スの変位量に応じた変位量信号がトレーサヘッド内の相
対位置検出回路から制御装置に送られるようになってい
る。変位量信号はパルス信号であり、制御装置はこのパ
ルス信号数をカウントしてスタイラスの変位量を認識
し、これによりトレーサヘッドやカッタの送り速度等を
制御する。
【0003】ところで、スタイラスは、モデルからの負
荷がない状態での中立点がトレーサヘッドの零点位置と
一致するように、オイルダンパやバネによって調整され
ている。しかし、このオイルダンパやバネを使用する
と、スタイラスの零点復帰性が悪くなり、負荷を受けた
後フリーになっても残留変位が生じ、中立点と零点位置
とのずれが生じるという欠点があった。
【0004】また、例え残留変位が生じていなくても、
スタイラスがモデルと接触して中立点から変位した状態
で電源が落とされた場合、その後ならいを再開するとき
には、電源が落とされたときのスタイラスの位置が中立
点とされてしまうので、やはり中立点と零点位置とのず
れが生じることになる。
【0005】そこで、従来は、ならい制御を開始すると
きは、基準の部材を用いて中立点と零点位置とのずれを
オペレータが測定し、出力される変位量を補正するよう
にしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ならい制御装
置の電源投入の度にこうした調整操作を行うことは、作
業効率の低下を招くという問題点があった。
【0007】他方、トレーサヘッドに絶対位置を検出す
る検出器を使用すれば、こうした問題は解決するが、測
定精度の低下やコスト高を招くという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ス
タイラスの中立点が零点位置とずれていても容易にかつ
正確なスタイラス変位検出を行うことのできるトレーサ
ヘッドのスタイラス変位検出回路を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、スタイラスがモデルと接触したときに生
じる変位量を検出するトレーサヘッドのスタイラス変位
検出回路において、前記スタイラスの変位量に応じて変
位量信号を出力する相対変位出力手段と、前記スタイラ
スが零点復帰したときグリッド信号を出力する零点復帰
検出手段と、前記トレーサヘッドへの変位入力開始後の
最初のグリッド信号が出力されるまで、前記相対変位出
力手段の変位量信号を抑制する抑制手段と、を有するこ
とを特徴とするトレーサヘッドのスタイラス変位検出回
路が提供される。
【0009】
【作用】トレーサヘッドが変位を受け始めてから最初の
グリッド信号が出力されるまでは、相対変位出力手段か
らの変位量信号が抑制手段により抑制される。したがっ
て、スタイラスが変位を受け始めた後零点復帰した時点
からその変位が検出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明のデジタイジング制御装置の構成
を示すブロック図である。プロセッサ11はバス10を
介してROM12に格納されたシステムプログラムを読
み出し、このシステムプログラムに従ってデジタイジン
グ制御装置1全体を制御する。RAM13は一時的なデ
ータを記憶する。不揮発性メモリ14は図示されていな
いバッテリでバックアップされており、インタフェース
15を介して操作盤2から入力されたならい方向、およ
びならい速度等の各種のパラメータを記憶する。
【0011】ならい機械3に設けられているトレーサヘ
ッド4には、後述するスタイラス変位検出回路が内蔵さ
れており、スタイラス5がモデル6に接触することによ
り生じるX軸、Y軸およびZ軸の各変位量εx、εyお
よびεzを検出してプロセッサ11に入力する。
【0012】プロセッサ11はこれらの変位量と、指令
されたならい方向、ならい速度に基づいて、周知の技術
により、各軸のVx、Vy、Vzを発生する。これらの
速度指令はサーボアンプ17x、17yおよび17zに
入力され、その出力によってならい機械3のサーボモー
タ32x、32yおよび32zが駆動される。これによ
り、トレーサヘッド4は、モデル6との相対的位置関係
が一定に保たれるようにZ軸方向に移動するとともに、
モデル6を載せたテーブル31がX軸方向および紙面に
垂直なY軸方向に移動してならいが行われる。
【0013】パルスコーダ33x、33yおよび33z
は、サーボモータ32x、32yおよび32zが所定角
度回転する毎にパルス信号FPx、FPyおよびFPz
を発生する。デジタイジング制御装置1内の現在位置レ
ジスタ18x、18yおよび18zは、これらのパルス
信号をそれぞれ可逆計数して各軸の現在位置データX
a、YaおよびZaを求め、プロセッサ11に入力す
る。
【0014】プロセッサ11はこれらの位置データを一
定時間毎に、あるいは位置データの変動量が所定のトレ
ランス値を越えたときに取り込み、NCデータを生成す
る。このNCデータはインタフェース19を介して外部
記憶機器21に入力され、NCテープが作成される。ま
た、インタフェース19に図示されていない数値制御工
作機械を直接接続することにより、オンラインで高精度
のならい加工を行うこともできる。
【0015】図1はトレーサヘッド4に内蔵されるスタ
イラス変位検出回路の構成を示すブロック図である。な
お、ここでは説明を簡単にするため、スタイラスのX軸
方向の変位検出についてのみ説明する。スタイラス変位
検出回路40は、零点復帰検出回路41、相対変位検出
回路42、フリップフロップ43、およびゲート回路4
4から構成される。
【0016】零点復帰検出回路41は、スタイラス5が
零点復帰したときにグリッド信号GSを出力する回路で
ある。スタイラス5には図示されていないリミットスイ
ッチが設けられており、零点復帰したときにこのリミッ
トスイッチがオンになる。これを零点復帰検出回路41
が検出してグリッド信号GSを出力する。
【0017】相対変位検出回路42は、スタイラス5が
モデル6と接触して変位する毎に、所定間隔のパルス信
号である変位量信号SSを出力する回路である。スタイ
ラス5には図示されていないX軸スケールが設けられて
おり、スタイラス5が所定量変位する毎に正弦波を出力
する。これを相対変位検出回路42が検出し、パルス信
号に変換し変位量信号SSとして出力する。
【0018】フリップフロップ43は、零点復帰検出回
路41からのグリッド信号GSが一回でも入力される
と、その後は制御信号PSを出力し続ける。ただし、制
御信号PSは電源投入時のクリア信号CSによりクリア
され、動作開始後スタイラス5が初めて零点復帰してグ
リッド信号GSが入力されるまでは、制御信号PSは出
力されない。
【0019】ゲート回路44は、制御信号PSおよび変
位量信号SSが入力されると、スタイラス5のX軸方向
の変位を示すカウント信号CTSを出力する。この出力
されたカウント信号CTSは、図示されていない信号変
換回路によってデータ信号に変換され、変位量εxとし
てデジタイジング制御装置1に送られる。
【0020】図3はスタイラス変位検出回路40の各信
号の状態を示すタイムチャートであり、同図(A)は変
位量信号SSの状態、(B)はグリッド信号GSの状
態、(C)は制御信号PSの状態、(D)はカウント信
号CTSの状態をそれぞれ示すタイムチャートである。
【0021】まず、電源が投入されてスタイラス5に変
位が加わると、スタイラス5の変位に応じて変位量信号
SSが出力され、ゲート回路44に入力される。そし
て、スタイラス5が動作開始後初めて零点復帰すると、
グリッド信号GSが出力される。これによりフリップフ
ロップ43の制御信号PSが立ち上がり、ゲート回路4
4に入力される。ゲート回路44は、制御信号PSが立
ち上がると変位量信号SSに応じたカウント信号CTS
を出力する。これにより、スタイラス5のX軸方向の変
位量εxがデジタイジング制御装置1に送られる。
【0022】このように、本実施例では、スタイラス5
が動作を開始しても、開始後初めて零点復帰するまでは
その変位量εxをカウントしないようにしたので、スタ
イラス5の中立点が零点位置と一致してから変位検出を
行うことができる。したがって、オイルダンパやバネ等
の影響によりスタイラス5の中立点が零点位置とずれて
しまっていても、絶対位置検出器を用いることなく容易
にかつ正確に変位量の検出を行うことができる。
【0023】なお、本実施例では、スタイラス5のX軸
方向のみの検出について述べたが、Y軸方向およびZ軸
方向においても上述のスタイラス変位検出回路を設ける
ことにより、同様にその変位量を検出することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、トレー
サヘッドに変位が入力されてから最初のグリッド信号が
出力されるまでは変位量信号を抑制するようにしたの
で、スタイラスの中立点と零点位置とが一致した時点か
ら変位検出を行うことができる。したがって、オイルダ
ンパやバネ等の影響によりスタイラスの中立点が零点位
置とずれてしまっていても、絶対位置検出器を用いるこ
となく容易にかつ正確に変位量の検出を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタイラス変位検出回路の構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明のデジタイジング制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】スタイラス変位検出回路の各信号の状態を示す
タイムチャートであり、同図(A)は変位量信号の状
態、(B)はグリッド信号の状態、(C)は制御信号の
状態、(D)はカウント信号の状態をそれぞれ示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 デジタイジング制御装置 3 ならい機械 4 トレーサヘッド 5 スタイラス 6 モデル 40 スタイラス変位検出回路 41 零点復帰検出回路 42 相対変位検出回路 43 フリップフロップ 44 ゲート回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタイラスがモデルと接触したときに生
    じる変位量を検出するトレーサヘッドのスタイラス変位
    検出回路において、 前記スタイラスの変位量に応じて変位量信号を出力する
    相対変位出力手段と、 前記スタイラスが零点復帰したときグリッド信号を出力
    する零点復帰検出手段と、 前記トレーサヘッドへの変位入力開始後の最初のグリッ
    ド信号が出力されるまで、前記相対変位出力手段の変位
    量信号を抑制する抑制手段と、 を有することを特徴とするトレーサヘッドのスタイラス
    変位検出回路。
  2. 【請求項2】 前記抑制手段は、前記ならい装置の電源
    信号でリセットされ、前記グリッド信号でセットされる
    フリップフロップと、前記フリップフロップによって制
    御されるゲート回路とにより構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のトレーサヘッドのスタイラス変位
    検出回路。
JP31295191A 1991-11-28 1991-11-28 トレーサヘツドのスタイラス変位検出回路 Pending JPH05146956A (ja)

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JP31295191A JPH05146956A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 トレーサヘツドのスタイラス変位検出回路

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JPH05146956A true JPH05146956A (ja) 1993-06-15

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