JPH07171738A - デジタイジングシステムの変位補正方式 - Google Patents

デジタイジングシステムの変位補正方式

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Publication number
JPH07171738A
JPH07171738A JP32072393A JP32072393A JPH07171738A JP H07171738 A JPH07171738 A JP H07171738A JP 32072393 A JP32072393 A JP 32072393A JP 32072393 A JP32072393 A JP 32072393A JP H07171738 A JPH07171738 A JP H07171738A
Authority
JP
Japan
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data
displacement
digitizing
tracer head
stylus
Prior art date
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Pending
Application number
JP32072393A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Matsumoto
英治 松本
Hitoshi Matsuura
仁 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モデル面形状の測定データを補正するデジタ
イジングシステムの変位補正方式において、デジタイジ
ングデータの食い込みを防止する。 【構成】 ならい機械3には、先端部にスタイラス5を
有するトレーサヘッド4が設けられている。デジタイジ
ング制御装置1の位置制御手段1aは、このトレーサヘ
ッド4のモデル6との相対的な位置を制御する。位置制
御手段1aに帰還される位置データに基づき、位置検出
手段1bはトレーサヘッド4の現在位置を検出する。変
位検出手段は、トレーサヘッド4から送られる変位デー
タに基づき、スタイラス5の変位量を検出する。遅延処
理手段1dは、トレーサヘッド4の現在位置のデータを
所定時間だけ遅延処理して出力し、この遅延処理された
トレーサヘッド4の現在位置に、デジタイジングデータ
生成手段1eが、スタイラス5の変位量を加減算してデ
ジタイジングデータを生成する。この生成されたデジタ
イジングデータは、図示されていないメモリ等に格納さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモデル面形状の測定デー
タを補正するデジタイジングシステムの変位補正方式に
関し、特にスタイラスの変位の急変部における補正を行
うデジタイジングシステムの変位補正方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタイジングシステムによって
モデル面形状を測定するためには、先端部にスタイラス
を有するトレーサヘッドのモデルとの相対的な位置を制
御し、その位置データにスタイラスの変位量を加算して
位置データを補正することによってデジタイジングデー
タを生成するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スタイラスの
変位量にはデータの検出遅れがあり、モデルへのアプロ
ーチ時などの変位の急変部においては、データの検出遅
れが顕著となる。このため、生成されたデジタイジング
データに食い込みデータが生じる虞があった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、急変部等における食い込みデータを防止する
ことのできるデジタイジングシステムの変位補正方式を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、モデル面形状の測定データを補正するデ
ジタイジングシステムの変位補正方式において、先端部
にスタイラスを有するトレーサヘッドの前記モデルとの
相対的な位置を制御する位置制御手段と、前記トレーサ
ヘッドの現在位置を検出する位置検出手段と、前記スタ
イラスの変位量を検出する変位検出手段と、前記トレー
サヘッドの現在位置のデータを所定時間だけ遅延処理し
て出力する遅延処理手段と、前記遅延処理されたトレー
サヘッドの現在位置に前記スタイラスの変位量を加減算
してデジタイジングデータを生成するデジタイジングデ
ータ生成手段と、を有することを特徴とするデジタイジ
ングシステムの変位補正方式が提供される。
【0006】
【作用】先端部にスタイラスを有するトレーサヘッドの
モデルとの相対的な位置を位置制御手段により制御す
る。一方、位置検出手段によりトレーサヘッドの現在位
置を検出し、変位検出手段によりスタイラスの変位量を
検出する。遅延処理手段は、トレーサヘッドの現在位置
のデータを所定時間だけ遅延処理して出力し、デジタイ
ジングデータ生成手段が、遅延処理されたトレーサヘッ
ドの現在位置にスタイラスの変位量を加減算してデジタ
イジングデータを生成する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例のデジタイジングシステムの補
正方式の機能の概念図である。ならい機械3には、先端
部にスタイラス5を有するトレーサヘッド4が設けられ
ている。デジタイジング制御装置1の位置制御手段1a
は、このトレーサヘッド4のモデル6との相対的な位置
を制御する。位置制御手段1aに帰還される位置データ
に基づき、位置検出手段1bはトレーサヘッド4の現在
位置を検出する。変位検出手段1Cは、トレーサヘッド
4から送られる変位データに基づき、スタイラス5の変
位量を検出する。
【0008】遅延処理手段1dは、トレーサヘッド4の
現在位置のデータを所定時間だけ遅延処理して出力し、
この遅延処理されたトレーサヘッド4の現在位置に、デ
ジタイジングデータ生成手段1eが、スタイラス5の変
位量を加減算してデジタイジングデータを生成する。こ
の生成されたデジタイジングデータは、図示されていな
いメモリ等に格納される。
【0009】図2は本発明の一実施例のならいデジタイ
ジング制御装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、プロセッサ11はバス10を介してROM12に
格納されたシステムプログラムを読みだし、このシステ
ムプログラムに従ってならいデジタイジング制御装置1
の全体の動作を制御する。
【0010】RAM13には、トレーサヘッドで検出さ
れた各軸変位量や、一時的なデータが記憶される。不揮
発性メモリ14は、図示されていないバッテリでバック
アップされており、インターフェース15を介して操作
盤2より入力されたならい方向、ならい速度等の各種の
パラメータを記憶する。また、不揮発性メモリ14に
は、作成されたデジタイジングデータが格納される。
【0011】ならい機械3に設けられているトレーサヘ
ッド4は、その先端のスタイラス5がモデル6に接触す
ることにより生じるX軸、Y軸及びZ軸の各変位量ε
x、εyおよびεzを検出してプロセッサ11に入力す
る。
【0012】プロセッサ11はこれらの変位量と、指令
されたならい方向、ならい速度に基づいて、周知の技術
により、各軸の速度指令Vx、Vy、Vzを発生する。
これらの速度指令はサーボアンプ17x、17yおよび
17zに入力され、その出力によってならい機械3のサ
ーボモータ32x、32yおよび32zが駆動される。
【0013】これにより、トレーサヘッド4とモデル6
間の相対的位置関係が一定に保たれるように、トレーサ
ヘッド4がZ軸方向に移動すると共に、モデル6を乗せ
たテーブル31がX軸及び紙面と直角なY軸方向に移動
してならいが行われる。
【0014】パルスコーダ33x、33y及び33zは
サーボモータ32x、32y及び32zが所定角度回転
する毎にパルス信号FPx、FPy及びFPzを発生す
る。ならいデジタイジング制御装置1内の現在位置レジ
スタ18x、18y及び18zは、これらのパルス信号
をそれぞれ可逆計数して各軸の現在位置データXa、Y
aおよびZaを求め、プロセッサ11に入力する。
【0015】デジタイジング時には、プロセッサ11は
これらの位置データを一定時間毎に、あるいは位置デー
タの変動量が所定のトレランス値を越えた時に取り込
み、後述する手順により変位補正を行い、NCデータを
生成する。
【0016】このNCデータは、インターフェース19
を介して紙テープリーダ/パンチャー21に入力され、
NCテープが作成される。また、インターフェース19
に図示されていない数値制御工作機械を直接に接続する
ことにより、オンラインで高精度のならい加工を行うこ
ともできる。
【0017】次に、上記ならいデジタイジング制御装置
1による変位補正方式の具体例を説明する。図3は本実
施例のアプローチ時の変位補正方式の具体例を説明する
図である。図中、横軸は時間、縦軸はZ軸を示す。ま
た、線L1は、トレーサヘッド4の従来のアプローチ動
作によるデジタイジングデータの軌道を示す線である。
トレーサヘッド4は、アプローチ開始点z1 からZ軸に
沿ってモデル6面に向かって下降していく。このときの
軌跡は線L1aで示される。このときは、スタイラス5
の変位量は0である。
【0018】時刻t1 において、スタイラス5の先端が
モデル6表面(Z座標のz2 )に到達すると、スタイラ
ス5の変位が始まる。この場合でもトレーサヘッド4自
身は、線L1dのように下降を続ける。そして、スタイ
ラス5の変位量が基準量εoになった時刻t2 において
アプローチが完了する。一方、デジタイジングデータと
しては、トレーサヘッド4の位置からスタイラス5の変
位量を減算した値が出力される。
【0019】線L3はスタイラス5の変位量の特性を示
す線である。スタイラス5が線L3bのように変位した
場合、トレーサヘッド4から出力される実際のスタイラ
ス5の変位データ値には遅れが生じ、その特性は線L3
aのようになる。トレーサヘッド4からの変位データ出
力に遅れがない場合には、デジタイジング制御装置1側
で生成されるデジタイジングデータは、線L1cのよう
に、スタイラス5の変位に追従した特性を示す。
【0020】しかし、トレーサヘッド4からの変位デー
タ出力に遅れが生じると、線L1bのようにトレーサヘ
ッド4の位置は実際のモデル面6よりも食い込んでしま
う。最終的に時刻t3 においてはデータが追いついて正
しい値になるが、スタイラス5の変位量が基準量εo
なった時刻t2 では、食い込んだデータが生成されてい
る。
【0021】そこで、本実施例では、予めパラメータ設
定された時間δだけトレーサヘッド4の位置データを遅
延させてからスタイラス5の変位量との演算を行うよう
にする。このため、デジタイジングデータの特性は線L
2に示すようになる。線L2a,L2b,L2cは、そ
れぞれ遅延する前の線L1a,L1b,L1cと対応し
ている。時間δは、トレーサヘッド4からの変位データ
出力の遅延時間に設定されている。このため、特性L2
bに示すように、モデル6面との接触後のデジタイジン
グデータは、モデル6面に食い込むことがない。
【0022】図4はこのような変位補正処理を行うため
のプロセッサ11側の処理手順を示すフローチャートで
ある。 〔S1〕スタイラス5の変位およびトレーサヘッド4の
現在位置を検出する。 〔S2〕検出したトレーサヘッド4の現在位置のデータ
を所定時間δ遅延処理する。 〔S3〕遅延処理したトレーサヘッド4の現在位置と、
その遅延処理した時間に検出されたスタイラス5の変位
とを加減算してデジタイジングデータを生成する。 〔S4〕生成したデジタイジングデータを不揮発性メモ
リ14に格納する。
【0023】このように、本実施例では、アプローチ実
行時には、遅延処理したトレーサヘッド4の現在位置
と、その遅延処理した時間に検出されたスタイラス5の
変位とを加減算してデジタイジングデータを生成するよ
うにしたので、スタイラス5の変位検出の遅れを補正す
ることができ、デジタイジングデータの食い込みを防止
することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、トレー
サヘッドの現在位置のデータを所定時間だけ遅延処理し
て出力し、遅延処理されたトレーサヘッドの現在位置に
スタイラスの変位量を加減算してデジタイジングデータ
を生成するようにしたので、スタイラスの変位検出の遅
れを補正することができ、急変部等におけるデジタイジ
ングデータの食い込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のデジタイジングシステムの補正方式
の機能の概念図である。
【図2】本発明の一実施例のならいデジタイジング制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例のアプローチ時の変位補正方式の具体
例を説明する図である。
【図4】変位補正処理を行うためのプロセッサ側の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 デジタイジング制御装置 1a 位置制御手段 1b 位置検出手段 1c 変位検出手段 1d 遅延処理手段 1e デジタイジングデータ生成手段 3 ならい機械 4 トレーサヘッド 5 スタイラス 6 モデル 11 プロセッサ(CPU) 12 ROM 13 RAM 14 不揮発性メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデル面形状の測定データを補正するデ
    ジタイジングシステムの変位補正方式において、 先端部にスタイラスを有するトレーサヘッドの前記モデ
    ルとの相対的な位置を制御する位置制御手段と、 前記トレーサヘッドの現在位置を検出する位置検出手段
    と、 前記スタイラスの変位量を検出する変位検出手段と、 前記トレーサヘッドの現在位置のデータを所定時間だけ
    遅延処理して出力する遅延処理手段と、 前記遅延処理されたトレーサヘッドの現在位置に前記ス
    タイラスの変位量を加減算してデジタイジングデータを
    生成するデジタイジングデータ生成手段と、 を有することを特徴とするデジタイジングシステムの変
    位補正方式。
  2. 【請求項2】 前記遅延処理手段による前記データの遅
    延処理は、前記モデル面の急変部において行われるよう
    に構成されることを特徴とする請求項1記載のデジタイ
    ジングシステムの変位補正方式。
  3. 【請求項3】 前記急変部は、アプローチ点であること
    を特徴とする請求項2記載のデジタイジングシステムの
    変位補正方式。
JP32072393A 1993-12-21 1993-12-21 デジタイジングシステムの変位補正方式 Pending JPH07171738A (ja)

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