JPH06238549A - ならい制御方式 - Google Patents

ならい制御方式

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JPH06238549A
JPH06238549A JP2158793A JP2158793A JPH06238549A JP H06238549 A JPH06238549 A JP H06238549A JP 2158793 A JP2158793 A JP 2158793A JP 2158793 A JP2158793 A JP 2158793A JP H06238549 A JPH06238549 A JP H06238549A
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JP
Japan
Prior art keywords
angle
tilt
speed
tracing
tilt angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2158793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Matsuura
仁 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2158793A priority Critical patent/JPH06238549A/ja
Publication of JPH06238549A publication Critical patent/JPH06238549A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モデルの形状をならってデジタイジングする
ならい制御方式において、軸移動方向の変化の大きさに
応じて最適な軸方向制御を行うことができるようにす
る。 【構成】 補正回路48は、現在ならっているモデル面
の傾斜角度dn を、分配回路47で算出された速度信号
V1およびV2に基づいて算出し、前回の傾斜角度d
n-1 との角度差αが所定値以上のときのみ速度信号V1
およびV2を使用し、新たな速度信号v1およびv2と
して出力する。角度差αが所定値以下のときには、前回
の速度信号V1およびV2をv1およびv2として出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモデルの形状をならって
デジタイジングするならい制御方式に関し、特に傾斜面
をならう場合のならい制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】スタイラスによってモデル形状をならう
場合、そのならい面の傾斜が変わって軸移動方向が反転
するときには、バックラッシュが発生することがある。
このとき、パルスコーダ等を用いたセミクローズドルー
プで制御されるならい・ディジタイジング装置では、パ
ルスコーダからのデータをそのまま取り込むと、トレー
サヘッドの実際の位置とデータとが一致しなくなり、モ
デル形状を正しく復元することができなくなる。
【0003】そこで、従来は、軸移動方向が反転した場
合には予め設定された補正量をならい速度に加えること
により、バックラッシュによるトレーサヘッドの移動の
遅れを補正するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常ならい制
御では、モデル面に常に一定触圧でスタイラスを接触さ
せようとするため、穏やかな傾斜面においてもならい速
度の指令方向が反転する場合があり、このようなときで
も、軸方向が反転する度にバックラッシュ補正動作を行
うため、かえってデジタイジングデータが不正確になる
という問題点があった。特に、方向の切り替わりが頻繁
に行われた場合には、バックラッシュ補正動作のためデ
ジタイジングデータにうねりを生じてしまう恐れがあっ
た。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、傾斜面において最適な軸方向制御を行うこと
のできるならい制御方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、モデルの形状をならってデジタイジング
するならい制御方式において、スタイラスが現在ならっ
ている面の傾斜角度を演算する傾斜角度演算手段と、今
回演算された傾斜面角度と前回演算された傾斜面角度と
の角度差を演算する角度差演算手段と、前記角度差が所
定値以上の場合にはならい速度成分を演算して出力する
一方、前記角度差が所定値以内であれば前回演算された
ならい速度成分を継続するように制御するならい速度制
御手段と、を有することを特徴とするならい制御方式が
提供される。
【0007】
【作用】スタイラスが現在ならっている面の傾斜角度を
傾斜角度演算手段により演算し、今回演算された傾斜面
角度と前回演算された傾斜面角度との角度差を角度差演
算手段により演算する。ならい速度制御手段は、角度差
が所定値以上の場合にはならい速度成分を演算して出力
する一方、角度差が所定値以内であれば前回演算された
ならい速度成分を継続するように制御する。
【0008】これにより、緩やかな斜面等では、ならい
の方向が変わろうとする場合、この方向変化をおさえ、
切削面のうねり現象を除去できる。
【0009】
【実施例】図2は本発明の一実施例のならいデジタイジ
ング制御装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、プロセッサ11はバス10を介してROM12に格
納されたシステムプログラムを読みだし、このシステム
プログラムに従ってならいデジタイジング制御装置1の
全体の動作を制御する。
【0010】RAM13には、トレーサヘッドで検出さ
れた各軸変位量や、一時的なデータが記憶される。この
RAM13には、後述する傾斜面角度に対応したならい
速度補正値データが格納されている。不揮発性メモリ1
4は図示されていないバッテリでバックアップされてお
り、インターフェース15を介して操作盤2より入力さ
れたならい方向、ならい速度等の各種のパラメータを記
憶する。
【0011】ならい機械3に設けられているトレーサヘ
ッド4は、その先端のスタイラス5がモデル6に接触す
ることにより生じるX軸、Y軸及びZ軸の各変位量ε
x、εy及びεzを検出してプロセッサ11に入力す
る。
【0012】プロセッサ11はこれらの変位量と、指令
されたならい方向、ならい速度に基づいて、周知の技術
により、各軸の速度指令Vx、Vy、Vzを発生する。
これらの速度指令はサーボアンプ17x、17y及び1
7zに入力され、その出力によってならい機械3のサー
ボモータ32x、32x及び32zが駆動される。
【0013】これにより、トレーサヘッド4とモデル6
間の相対的位置関係が一定に保たれるように、トレーサ
ヘッド4がZ軸方向に移動すると共に、モデル6を乗せ
たテーブル31がX軸及び紙面と直角なY軸方向に移動
してならいが行われる。
【0014】パルスコーダ33x、33y及び33zは
サーボモータ32x、32y及び32zが所定角度回転
する毎にパルス信号FPx、FPy及びFPzを発生す
る。ならいデジタイジング制御装置1内の現在位置レジ
スタ18x、18y及び18zは、これらのパルス信号
をそれぞれ可逆計数して各軸の現在位置データXa、Y
a及びZaを求め、プロセッサ11に入力する。
【0015】デジタイジング時には、プロセッサ11は
これらの位置データを一定時間毎に、あるいは位置デー
タの変動量が所定のトレランス値を越えた時に取り込
み、NCデータを生成する。
【0016】このNCデータはインターフェース19を
介して紙テープリーダ/パンチャー21に入力され、N
Cテープが作成される。また、インターフェース19に
図示されていない数値制御工作機械を直接に接続するこ
とにより、オンラインで高精度のならい加工を行うこと
もできる。
【0017】次に、上記のならいデジタイジング制御装
置1によるならい制御方式の具体例を説明する。図1は
本実施例のならい制御方式の原理を示すブロック図であ
る。図において、モデルに接触するスタイラス5の各軸
変位量εx、εy、εzをトレーサヘッド4で検出し、
合成回路41で合成変位量ε(ε=(εx2 +εy2
εz2 1/2 )を計算し、加算回路42で誤差Δε(Δ
ε=ε−ε0 )を求め、速度信号発生回路43および4
4において法線方向速度信号Vnおよび接線方向速度信
号Vtを発生する。
【0018】一方、切り換え回路45は指令されたなら
い平面の二軸の変位量ε1 およびε 2 を選択し、この変
位量を用いて割り出し回路46がならい平面におけるス
タイラス41の変位方向の角度θの関数cosθおよび
sinθを演算する。そして、分配回路47は次式
(1)および(2)によって、法線方向速度信号Vnお
よび接線方向速度信号Vtをならい平面の各軸方向に分
配して速度信号V1およびV2を発生する。
【0019】
【数1】 V1=Vt・sinθ+Vn・cosθ・・・(1)
【0020】
【数2】 V2=−Vt・cosθ+Vn・sinθ・・・(2) 補正回路48は、現在ならっているモデル面の傾斜角度
n を速度信号V1およびV2に基づいて算出し、前回
の傾斜角度dn-1 との差αの値に応じて速度信号V1お
よびV2を補正し、新たな速度信号v1およびv2とし
て出力する。この補正後の速度v1およびv2によって
トレーサヘッド4がモデル面上に沿って移動する。
【0021】次に、補正回路48の具体的な制御手順を
説明する。図3はスタイラス5が接触するモデル面形状
の一例を示す図である。なお、ここでは、X軸とZ軸へ
の速度成分について示し、X軸の速度信号をV1、Z軸
の速度信号をV2とする。図において、スタイラス5
は、緩やかな傾斜を持つモデル面6aをトレースして行
く。トレーサヘッド4は、単位時間毎にスタイラス5の
各軸変位量εx、εy、εzを検出する。その都度補正
回路48は、モデル面6aの傾斜角度dを演算する。
【0022】今、時刻tn の傾斜角度がdn と求められ
たとすると、補正回路48は、前回(時刻tn-1 )の傾
斜角度dn-1 との角度差αを演算する。そして、この角
度差αの絶対値が所定値以上であれば、その傾斜角度d
n に応じてならい速度を演算し、新たな速度信号v1お
よびv2として出力する。
【0023】一方、角度差αの絶対値が所定値以下であ
れば、前回の傾斜角度dn-1 の時点で決定された速度成
分値をそのまま速度信号v1およびv2として出力す
る。このように、モデル面6aの傾斜の変化が小さい場
合には、バックラッシュ補正動作による振動の影響を受
けることなくトレーサヘッド4を移動させる。これによ
り、バックラッシュ補正動作による振動をおさえ、結果
としてデジタイジングしたデータのバラツキを抑えるこ
とができる。よって、切削面のきれいなならい加工を行
うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、スタイ
ラスが現在ならっている面の傾斜角度と前回演算された
傾斜面角度との角度差が所定値以上の場合にはならい速
度成分を演算して出力する一方、角度差が所定値以内で
あれば前回演算されたならい速度成分を継続するように
したので、緩やかな斜面等では、バックラッシュ補正動
作による振動の影響を受けることがない。
【0025】したがって、デジタイジングしたデータの
バラツキを抑えることができ、より切削面のきれいなな
らい加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のならい制御方式の原理を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例のならいデジタイジング制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】スタイラスが接触するモデル面形状の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 ならいデジタイジング制御装置 3 ならい機械 4 トレーサヘッド 5 スタイラス 6 モデル 47 分配回路 48 補正回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデルの形状をならってデジタイジング
    するならい制御方式において、 スタイラスが現在ならっている面の傾斜角度を演算する
    傾斜角度演算手段と、 今回演算された傾斜面角度と前回演算された傾斜面角度
    との角度差を演算する角度差演算手段と、 前記角度差が所定値以上の場合にはならい速度成分を演
    算して出力する一方、前記角度差が所定値以内であれば
    前回演算されたならい速度成分を継続するように制御す
    るならい速度制御手段と、 を有することを特徴とするならい制御方式。
  2. 【請求項2】 前記傾斜角度演算手段は、ならい平面内
    での前記ならい速度成分に基づいて前記傾斜角度を演算
    するように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載のならい制御方式。
JP2158793A 1993-02-10 1993-02-10 ならい制御方式 Pending JPH06238549A (ja)

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JP2158793A JPH06238549A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ならい制御方式

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JP2158793A JPH06238549A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ならい制御方式

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JPH06238549A true JPH06238549A (ja) 1994-08-30

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JP2158793A Pending JPH06238549A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ならい制御方式

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