JPH06174456A - ならい制御方式 - Google Patents

ならい制御方式

Info

Publication number
JPH06174456A
JPH06174456A JP32777992A JP32777992A JPH06174456A JP H06174456 A JPH06174456 A JP H06174456A JP 32777992 A JP32777992 A JP 32777992A JP 32777992 A JP32777992 A JP 32777992A JP H06174456 A JPH06174456 A JP H06174456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stylus
hole
axis
opening
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32777992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Matsuura
仁 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP32777992A priority Critical patent/JPH06174456A/ja
Publication of JPH06174456A publication Critical patent/JPH06174456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Machine Tool Copy Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒形の穴の形状をならうためのならい制御
方式において、作業時間の短縮を図る。 【構成】 スタイラス5は、予め入力設定された穴7の
中心位置と同じ位置になるようにセットされ、穴7の開
口部7aに向かって低速で下降する。穴7が多少精度悪
く形成されている場合には、スタイラス5の先端部5a
は図の2点鎖線で示すように開口部7aの一部と当接す
る。ならいデジタイジング制御装置1は、スタイラス5
のX軸、Y軸方向への変位が零となるように制御を繰り
返していく。最終的にスタイラス5の先端部5aが穴7
の開口部7aに嵌合すると、スタイラス5のX軸、Y軸
方向への変位は完全に零となるので、スタイラス5の移
動を停止する。そして、そのときのスタイラス5の位置
等のデータから穴7の中心位置および内径等を算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒形の穴の形状をなら
うためのならい制御方式に関し、特に穴の寸法を算出す
るならい制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ならい制御方式によって円筒形の
穴の寸法を測定するためには、穴の内径よりも充分小さ
い径のスタイラスを穴の内側に数回接触させ、各接触点
の座標位置に基づいて穴の内径や中心位置等を算出する
ようにしていた。
【0003】図4は、従来のならい制御方式による穴の
寸法測定方法を具体的に説明する図である。ここでは、
パイプ状のモデル41の穴42の内側をスタイラス43
によってならうものとする。まず、スタイラス43を穴
42の内側の適当な位置に移動させ、最初に位置P11
に当接したとすると、そのときのスタイラス43の中心
位置P21を記憶しておく。
【0004】同様に、スタイラス43を移動させ、他の
位置P12および位置P13で当接したときのスタイラ
ス43のそれぞれの中心位置P22およびP23を記憶
する。こうして合計3点の位置P21、P22、および
P23が求められると、幾何学的な手法によって穴42
の中心点O1、および半径r1が求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の方式では、一つの穴に対して3点の位置検出が必要
となるため、時間がかかるという問題点があった。特
に、実際の作業では、一度に多数の穴の寸法を計測する
必要があり、作業時間の短縮が必要されている。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、作業時間の短縮を図ったならい制御方式を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、円筒形の穴の寸法を測定するためのなら
い制御方式において、前記穴の内径よりも大きい径を有
するスタイラスを前記穴の開口部に向かって移動させる
スタイラス移動手段と、前記スタイラスの先端部が前記
開口部に嵌合したことを検知すると前記スタイラスの移
動を停止するスタイラス停止手段と、前記スタイラス停
止手段によって前記スタイラスが停止したときの前記ス
タイラスの位置等のデータに基づいて前記穴の寸法を計
算する寸法計算手段と、を有することを特徴とするなら
い制御方式が提供される。
【0008】
【作用】穴の内径よりも大きい径を有するスタイラスを
スタイラス移動手段によって穴の開口部に向かって移動
させ、スタイラス停止手段によりスタイラスの先端部が
開口部に嵌合したことを検知し、スタイラスの移動を停
止する。スタイラス停止手段によってスタイラスが停止
したときのスタイラスの位置等のデータに基づいて穴の
寸法を寸法計算手段が計算する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明の一実施例のならいデジタイジン
グ制御装置の構成を示すブロック図である。本実施例の
ならいデジタイジング制御装置1は、モデル6に形成さ
れた円筒形の複数個の穴7の仕上がり精度を検査するた
めに用いられる。
【0010】プロセッサ11は、バス10を介してRO
M12に格納されたシステムプログラムを読み出し、こ
のシステムプログラムに従ってならいデジタイジング制
御装置1全体の動作を制御する。
【0011】RAM13には、トレーサヘッド4で検出
された各軸変位量や、一時的なデータが記憶される。不
揮発性メモリ14は図示されていないバッテリでバック
アップされており、インターフェース15を介して操作
盤2より入力されたならい方向、ならい速度等の各種の
パラメータを記憶する。
【0012】ならい機械3のトレーサヘッド4の先端に
は、モデル6の穴7の内径よりも適度に大きい径を有す
るスタイラス5が取り付けられている。トレーサヘッド
4は、スタイラス5の先端が穴7の開口部と接触するよ
うに移動制御される。また、トレーサヘッド4は、スタ
イラス5の先端がモデル6に接触することにより生じる
X軸、Y軸、およびZ軸の各変位量εx、εy及びεz
を検出してプロセッサ11に入力する。
【0013】プロセッサ11はこれらの変位量、後述す
る移動方向、およびならい速度に基づいて、周知の技術
により、各軸の速度指令Vx、Vy、Vzを発生する。
これらの速度指令はサーボアンプ17x、17y及び1
7zに入力され、その出力によってならい機械3のサー
ボモータ32x、32y及び32zが駆動される。
【0014】パルスコーダ33x、33y及び33zは
サーボモータ32x、32y及び32zが所定角度回転
する毎にパルス信号FPx、FPy及びFPzを発生す
る。ならいデジタイジング制御装置1内の現在位置レジ
スタ18x、18y及び18zは、これらのパルス信号
をそれぞれ可逆計数して各軸の現在位置データXa、Y
a及びZaを求め、プロセッサ11に入力する。
【0015】デジタイジング時には、プロセッサ11は
これらの位置データを一定時間毎に、あるいは位置デー
タの変動量が所定のトレランス値を越えた時に取り込
み、各軸を制御する。また、プロセッサ11は、後述す
る方法によって穴7の中心位置や直径等を算出する。こ
の算出結果は、インターフェース19を介して外部に出
力される。
【0016】次に、上記ならいデジタイジング制御装置
1によるならい制御方式の具体例を説明する。図1は本
実施例のならい制御方式の具体例を説明する図である。
測定開始時、スタイラス5は、予め入力設定された穴7
の中心位置と同じ位置になるようにセットされる。これ
が終了すると、スタイラス5は穴7の開口部7aに向か
って低速で下降する。穴7が予定された位置に精度よく
形成されていれば、スタイラス5の下降を続けるとスタ
イラス5の先端部5aは、微調整を加えることなく開口
部7aに嵌合する。
【0017】一方、穴7が設定された位置と多少ずれて
形成されている場合には、スタイラス5の先端部5aは
図の2点鎖線で示すように開口部7aの一部と当接す
る。例えば、スタイラス5が穴7の中心位置と−εxだ
けずれていたとすると、スタイラス5は+εxだけ変移
する。これをトレーサヘッド4が検知してならいデジタ
イジング制御装置1に送る。この変位信号を受けたなら
いデジタイジング制御装置1は、サーボモータ32xを
制御してスタイラス5の変位が零となるように制御す
る。また、これと同時に、スタイラス5の下降も継続す
る。
【0018】以後、ならいデジタイジング制御装置1
は、スタイラス5のX軸、Y軸方向への変位が零となる
ように制御を繰り返していく。最終的にスタイラス5の
先端部5aが穴7の開口部7aに嵌合すると、スタイラ
ス5のX軸、Y軸方向への変位は完全に零となる。この
ため、スタイラス5は、Z軸上の移動方向と反対方向に
のみ力を受けて変位する。
【0019】ならいデジタイジング制御装置1は、スタ
イラス5のX軸、Y軸方向への変位が零になった後、Z
軸方向への変位量が所定値になったときにスタイラス5
の移動制御を停止する。そして、そのときのスタイラス
5の位置等のデータから穴7の中心位置および内径等を
算出する。
【0020】図3は穴7の形状測定の具体的な算出方法
の一例を示す図である。スタイラス5の先端部5aが穴
7の開口部7aに嵌合している状態では、穴7の中心位
置Opの座標は、先端部5aの中心位置OsのX,Y座
標位置と一致するので、即座に知ることができる。
【0021】また、先端部5aの中心位置Os以外に予
め分かっている位置データとしては、先端部5aの半径
r、穴7の開口部7aのZ軸位置Hzがある。これらに
基づいて穴7の半径Rが次式により算出される。
【0022】
【数1】 R=〔r2 −(Osz−Hz)2 1/2 ・・・(1) ただし、Oszは中心位置OsのZ座標である。
【0023】こうして穴7の寸法測定が完了すると、な
らいデジタイジング制御装置1は、同様の手段により他
の穴7についての測定を行う。このように、本実施例で
は、穴7の内径よりもある程度大きい径を有するスタイ
ラス5を開口部7aに嵌合させ、そのときのスタイラス
5の位置や他の既知のデータに基づいて穴7の寸法を測
定するようにしたので、一つの穴7に対して1回の位置
測定を行うだけで寸法測定を行うことができ、正確な良
い仕上がり精度検査を行うことができる。
【0024】なお、本実施例ではモデル6に形成された
穴7の形状を測定する例を示したが、パイプの内径等の
測定も可能である。また、本実施例では、開口部7aの
形状が円についての例を示したが、楕円の場合であって
も同様の手法により形状測定することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、穴の内
径よりも大きい径を有するスタイラスの先端部を穴の開
口部に嵌合させて停止させ、そのときのスタイラスの位
置等のデータに基づいて穴の寸法を計算するようにした
ので、一つの穴に対して1回の位置測定を行うだけで正
確に寸法の測定を行うことができる。
【0026】このため、作業時間の短縮を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のならい制御方式の具体例を説明する
図である。
【図2】本発明の実施例のデジタイジング制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】穴の形状測定の具体的な算出方法の一例を示す
図である。
【図4】従来のならい制御方式による穴の寸法測定方法
を説明する図である。
【符号の説明】
1 ならいデジタイジング制御装置 3 ならい機械 4 トレーサヘッド 5 スタイラス 5a 先端部 6 モデル 7 穴 7a 開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の穴の寸法を測定するためのなら
    い制御方式において、 前記穴の内径よりも大きい径を有するスタイラスを前記
    穴の開口部に向かって移動させるスタイラス移動手段
    と、 前記スタイラスの先端部が前記開口部に嵌合したことを
    検知すると前記スタイラスの移動を停止するスタイラス
    停止手段と、 前記スタイラス停止手段によって前記スタイラスが停止
    したときの前記スタイラスの位置等のデータに基づいて
    前記穴の寸法を計算する寸法計算手段と、 を有することを特徴とするならい制御方式。
  2. 【請求項2】 前記スタイラス停止手段は、前記開口部
    面と平行な軸方向へ前記スタイラスが変移したことを検
    出し、前記検出されてから再び前記変移が零になったと
    きに前記スタイラスの移動を停止するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のならい制御方式。
  3. 【請求項3】 前記スタイラス停止手段は、前記スタイ
    ラスが前記開口部面と平行な軸方向への変移が検出され
    てから再び前記変移が零になってから、前記開口部面と
    垂直な方向に所定量変位したときに前記スタイラスの移
    動を停止するように構成されていることを特徴とする請
    求項2記載のならい制御方式。
JP32777992A 1992-12-08 1992-12-08 ならい制御方式 Pending JPH06174456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32777992A JPH06174456A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ならい制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32777992A JPH06174456A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ならい制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06174456A true JPH06174456A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18202889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32777992A Pending JPH06174456A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ならい制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06174456A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040822A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Mitsutoyo Corp ワーク測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040822A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Mitsutoyo Corp ワーク測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2810709B2 (ja) 非接触ならい制御装置
JPH03190652A (ja) 非接触ならい制御装置
WO1991004833A1 (en) Non-contact profile control apparatus
JPH0482658A (ja) 非接触ならい制御装置
CN110977612B (zh) Cnc数控加工在线测量误差修正方法及系统
EP0511399B1 (en) Equipment for controlling digitizing
KR950008801B1 (ko) 비접촉 디지타이징 방법
JPH06174456A (ja) ならい制御方式
EP0506966B1 (en) Non-contact copy control device
JPH08118103A (ja) 工具の芯出装置
JPH07210228A (ja) Nc工作機械を用いた測定システムの制御方法
JP2542615B2 (ja) 加工線テイ−チング方法
JPH0718698B2 (ja) 非接触形変位計による自動寸法測定方法
JPS598841B2 (ja) 金型加工用ncデ−タ作成方法
JP2825429B2 (ja) 測定方法および装置
JPH05253800A (ja) ワークの加工精度検査機能を備えたマシニングセンタ
JPS6067807A (ja) 非接触形状測定における倣い動作の制御法
JPH07204995A (ja) ならい制御方式
JPH0483111A (ja) 倣い式三次元形状測定装置
JPH03277449A (ja) 計測機能を備えた数値制御装置
JPS5923942B2 (ja) 数値制御工作機械における自動計測方法および装置
JPS61125756A (ja) 倣い機械制御方法
JPH04215014A (ja) 比較測定機における円径の演算計測法
JPH0825185A (ja) ならい制御方式
JPH07314295A (ja) ならい制御方式