JPH05146622A - フイルタ - Google Patents

フイルタ

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Publication number
JPH05146622A
JPH05146622A JP3310385A JP31038591A JPH05146622A JP H05146622 A JPH05146622 A JP H05146622A JP 3310385 A JP3310385 A JP 3310385A JP 31038591 A JP31038591 A JP 31038591A JP H05146622 A JPH05146622 A JP H05146622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
air
filter medium
frame
clean room
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3310385A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Fujie
信夫 藤江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3310385A priority Critical patent/JPH05146622A/ja
Publication of JPH05146622A publication Critical patent/JPH05146622A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーンルームの建設に使用されるフィルタ
に関し、特にガス状の化学物質を発生するクリーンルー
ムの建設を容易ならしめるフィルタの提供を目的とす
る。 【構成】 細い繊維がシート状に圧縮されて気体中の浮
遊微粒子を捕捉する通気性の濾材を管状で両端開口のフ
レーム内に装着して構成したフィルタにおいて、濾材が
フレーム21内の一方の端部に装着された第1の濾材22a
と他方の端部に装着された第2の濾材22b とで構成され
るとともに、気体中にガス状で存在する化学物質を吸着
する吸着材23が第1の濾材22aと第2の濾材22b との間
に充填してフィルタを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーンルームの建設
に使用されるフィルタ、特にガス状の化学物質を発生す
るクリーンルームの建設を容易ならしめるフィルタに関
する。
【0002】
【従来の技術】次に、従来のフィルタについて図2を参
照して説明する。図2は、従来のフィルタを説明するた
めの図であって、同図(a) は従来のフィルタの構造を模
式的に示す前面破砕斜視図、同図(b) は従来のフィルタ
を使用してなるクリーンルームの模式的な要部側断面図
である。
【0003】従来のフィルタ10は、同図(a) に示す如
く、箱型をして両端開口のフレーム11と、フレーム11内
の一方の端部に葛折り状に装着されて通過する空気の中
の浮遊微粒子を捕捉する濾材、例えば、細いガラス繊維
をシート状に圧縮してなる濾材12とで構成されていた。
【0004】なお、濾材12は、フレーム11の内壁に接着
材(図示せず)により周着され、フレーム11の内壁と濾
材12との接合界面は空気が自由に通過できないように構
成されている。
【0005】このように構成されたフィルタ10の一端側
に浮遊微粒子を含む空気30を矢印D方向から送り込む
と、濾材12により浮遊微粒子(図示せず)が捕捉され
て、浮遊微粒子が殆ど存在しない清浄な空気30が他端側
から吹き出すこととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
フィルタ10でも空気中の浮遊微粒子を捕捉することにつ
いては十分に可能であった。
【0007】しかしながら、かかるフィルタ10も、空気
中にガス状で存在する化学物質を捕捉する能力は欠落し
ていた。したがって、図2(b) に示すように、ガス状の
化学物質が発生するクリーンルーム13を構成するにはフ
ィルタ10の配設だけでは不十分であり、プレナムチャン
バ14(Prenum chamber)とこのプレナムチャンバ14にフレ
ッシュエア31b(外気) を含む還流空気31を送る循環式空
調装置15との間に、空気中にガス状となって存在する化
学物質を吸着する吸着フィルタ16を配設する必要があっ
た。
【0008】このようにガス状の化学物質を発生するク
リーンルームに対してはフィルタ10と吸着フィルタ16と
の配設が不可欠であり、クリーンルームの建設が複雑且
つ面倒になるという問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであって、その目的はガス状の化学物質
を発生するクリーンルームの建設を容易ならしめるフィ
ルタの提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的は、図1に示す
ように、細い繊維がシート状に圧縮されて気体中の浮遊
微粒子を捕捉する通気性の濾材を管状で両端開口のフレ
ーム内に装着して構成したフィルタにおいて、濾材がフ
レーム21内の一方の端部に装着された第1の濾材22a と
他方の端部に装着された第2の濾材22b とで構成される
とともに、気体中にガス状で存在する化学物質を吸着す
る吸着材23が第1の濾材22a と第2の濾材22bとの間に
充填されていることを特徴とするフィルタにより達成さ
れる。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、空気中にガス状
となって存在する化学物質を吸着して除去する吸着材23
を、一方の内端部に第1の濾材22a を装着し他方の内端
部に第2の濾材22b を装着したフレーム内の中間部、す
なわち、第1の濾材22aと第2の濾材22b との間に充填
して構成している。
【0012】したがって、本発明のフィルタは、一つで
空気中の浮遊微粒子と化学物質とを除去できることとな
りクリーンルームの建設を容易ならしめることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例のフィルタ及びその
適用例について図1を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例のフィルタを説明するための図であって、
同図(a) は本発明の一実施例のフィルタの構造を模式的
に示す前面破砕斜視図、同図(b) は本発明の一実施例の
フィルタを使用してなるクリーンルームの模式的な要部
側断面図である。
【0014】なお、本明細書においては、同一部品、同
一材料等に対しては全図をとおして同じ符号を付与して
ある。本発明の一実施例のフィルタ20は、同図(a) に示
すように、箱型をして両端開口のフレーム21と、フレー
ム21内の一方の端部に葛折り状に装着されて空気中の浮
遊微粒子を捕捉する濾材、例えば、細いガラス繊維をシ
ート状に圧縮してなる通気性を有するHEPA(High Ef
ficiency Particulate Air-fielter) クラスの第1の濾
材22a と、フレーム21内の他方の端部に葛折り状に装着
されて空気中の浮遊微粒子を捕捉する濾材、例えば、第
1の濾材22a と同様に細いガラス繊維をシート状に圧縮
してなる通気性を有するULPA(Ultra Low Penetrati
on Air-fielter) クラスの第2の濾材22b と、フレーム
21内の中央部(第1の濾材22a と第2の濾材22b との
間)に充填されて通気性を有する塊状の吸着材、例え
ば、椰子殻活性炭を主材とする吸着材23を含んで構成し
たものである。
【0015】なお、第1及び第2の濾材22a,22b(濾材2
2)は、フレーム21の内壁に接着材(図示せず)により周
着され、フレーム21の内壁と濾材22との接合界面は空気
が自由に通過できないように構成されている。また、吸
着材23は、フレーム21内の中間部内壁に周着されて吸着
材23を通過させない第1の金網と第2の金網( 何れも図
示せず) との間に充填されている。
【0016】したがって、このように構成した本発明の
一実施例のフィルタ20に浮遊微粒子とガス状の化学物質
を含む空気30を矢印D方向から送り込むと、粒径が0.
3μm程度の浮遊微粒子は第1の濾材22a により、粒径
が0.1μm程度の浮遊微粒子は第2の濾材22b により
捕捉されて除去されるともに、化学物質が吸着材23によ
り吸着された清浄な空気30が第2の濾材22b から吹き出
すこととなる。
【0017】同図(b) は、本発明の一実施例のフィルタ
20を配設して建設したクリーンルーム24を模式的に示す
ものである。循環式空調装置15からプレナムチャンバ26
(Prenum chamber)に送りこまれた浮遊微粒子とガス状の
化学物質を含む還流空気31、すなわち、クリーンルーム
24からダウンフロアーエリア25に流れ出た空気31a とフ
レッシュエア31b(外気) よりなる還流空気31は、前述し
たように粒径が0.3μm程度の浮遊微粒子は第1の濾
材22a により、粒径が0.1μm程度の浮遊微粒子は第
1の濾材22b により捕捉されて除去されるとともに、化
学物質が吸着材23により吸着されてクリーンルーム24に
吹き出すこととなる。
【0018】なお、本発明のフィルタは、上述した本発
明の一実施例のフィルタ20から、第1の濾材22a 若しく
は第2の濾材22b の何れか一方を除外して構成すること
も同然可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、空気中の
浮遊微粒子と化学物質とを除去できるフィルタの提供を
可能にする。
【0020】したがって、本発明のフィルタを採用して
クリーンルームを建設すれば、その建設は極めて容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例のフィルタを説明するた
めの図、
【図2】は、従来のフィルタを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10は、フィルタ、 11は、フレーム、 12は、濾材、 13は、クリーンルーム、 14は、プレナムチャンバ、 15は、循環式空調装置、 16は、吸着フィルタ、 20は、フィルタ、 21は、フレーム、 22は、濾材、 22a は、第1の濾材、 22b は、第2の濾材、 23は、吸着材、 24は、クリーンルーム、 25は、ダウンフロアーエリア、 26は、プレナムチャンバ、 30は、空気、 31は、還流空気をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細い繊維がシート状に圧縮されて気体中
    の浮遊微粒子を捕捉する通気性の濾材(22)を管状で両端
    開口のフレーム(21)内に装着して構成したフィルタにお
    いて、 濾材(22)がフレーム(21)内の一方の端部に装着された第
    1の濾材(22a) と他方の端部に装着された第2の濾材(2
    2b) とで構成されるとともに、前記気体中にガス状で存
    在する化学物質を吸着する吸着材(23)が第1の濾材(22
    a) と第2の濾材(22b) との間に充填されていることを
    特徴とするフィルタ。
JP3310385A 1991-11-26 1991-11-26 フイルタ Withdrawn JPH05146622A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000084326A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Sanki Sangyo Kk ケミカルフィルタと塵埃除去フィルタとを備えた空気清浄化装置とその利用設備
EP1247558A1 (en) * 2001-04-07 2002-10-09 3M Innovative Properties Company A combination filter for filtering fluids

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Effective date: 19990204