JPH05146412A - 皮膚表面形態の評価方法及び装置 - Google Patents
皮膚表面形態の評価方法及び装置Info
- Publication number
- JPH05146412A JPH05146412A JP3185527A JP18552791A JPH05146412A JP H05146412 A JPH05146412 A JP H05146412A JP 3185527 A JP3185527 A JP 3185527A JP 18552791 A JP18552791 A JP 18552791A JP H05146412 A JPH05146412 A JP H05146412A
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- skin
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】一般のユーザであっても、皮膚表面形態の状態
を容易に評価することのできる皮膚表面形態の測定方法
及びそのための装置を提供する。 【構成】皮膚表面または皮膚レプリカから皮膚表面の凹
凸データを得る読取手段と、この読取手段により得られ
た凹凸データを多段階の階層を有する信号に変換する変
換手段と、この変換手段により変換された信号に対して
波形処理を施す処理手段と、この処理手段により波形処
理された信号を周波数変調する変調手段と、この変調手
段により変調された信号を音として出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする。
を容易に評価することのできる皮膚表面形態の測定方法
及びそのための装置を提供する。 【構成】皮膚表面または皮膚レプリカから皮膚表面の凹
凸データを得る読取手段と、この読取手段により得られ
た凹凸データを多段階の階層を有する信号に変換する変
換手段と、この変換手段により変換された信号に対して
波形処理を施す処理手段と、この処理手段により波形処
理された信号を周波数変調する変調手段と、この変調手
段により変調された信号を音として出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚表面形態の評価方
法及びそのための装置に関し、特に皮膚表面の凹凸デー
タを人の可聴域の音として出力することのできる皮膚表
面形態の評価方法及びそのための装置に関する。
法及びそのための装置に関し、特に皮膚表面の凹凸デー
タを人の可聴域の音として出力することのできる皮膚表
面形態の評価方法及びそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚表面の微少な形態を評価し、その特
徴を的確に識別することは、美容、化粧などにとって皮
膚の性状や肌質を知る指標を得る上で、極めて重要なこ
とである。
徴を的確に識別することは、美容、化粧などにとって皮
膚の性状や肌質を知る指標を得る上で、極めて重要なこ
とである。
【0003】従来、皮膚性状・肌質などを把握するため
の皮膚表面形態を知る方法としては、適当な材料を用い
て皮膚表面形状を写し取るレプリカ法や、皮膚表面形状
をカメラなどで拡大・実写する方法が行われていた。そ
してこれらの方法によって得られた画像を視覚的に観察
し、皮膚形態の凹凸の状態を評価していた。
の皮膚表面形態を知る方法としては、適当な材料を用い
て皮膚表面形状を写し取るレプリカ法や、皮膚表面形状
をカメラなどで拡大・実写する方法が行われていた。そ
してこれらの方法によって得られた画像を視覚的に観察
し、皮膚形態の凹凸の状態を評価していた。
【0004】一般的には、観察者が、皮溝の密度・深さ
・間隔、皮丘の大きさなど、いわゆる皮膚表面形状の複
雑な特徴を判読し、肌質の判定や皮膚形態の凹凸状態の
評価を行っていた。
・間隔、皮丘の大きさなど、いわゆる皮膚表面形状の複
雑な特徴を判読し、肌質の判定や皮膚形態の凹凸状態の
評価を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法にあっては、肌質の判読や皮膚形態の凹凸
の状態を評価するための専門知識が必要であり、専門的
知識を有する特定の者しか評価することができなかっ
た。このため、専門的知識をほとんど有しない一般ユー
ザには、肌質の判定や皮膚形態の凹凸の状態を容易に評
価することができなかった。
た従来の方法にあっては、肌質の判読や皮膚形態の凹凸
の状態を評価するための専門知識が必要であり、専門的
知識を有する特定の者しか評価することができなかっ
た。このため、専門的知識をほとんど有しない一般ユー
ザには、肌質の判定や皮膚形態の凹凸の状態を容易に評
価することができなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、一般のユーザで
あっても、皮膚表面形態の状態を容易に評価することの
できる皮膚表面形態の評価方法及びそのための装置を提
供することにある。
あっても、皮膚表面形態の状態を容易に評価することの
できる皮膚表面形態の評価方法及びそのための装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために皮膚表面形態の評価方法及びそのための装
置として下記の構成とした。図1は本発明の原理図であ
り、図1を用いて皮膚表面形態の評価方法及びそのため
の装置を説明する。
決するために皮膚表面形態の評価方法及びそのための装
置として下記の構成とした。図1は本発明の原理図であ
り、図1を用いて皮膚表面形態の評価方法及びそのため
の装置を説明する。
【0008】第1に、皮膚表面または皮膚レプリカから
皮膚表面の凹凸データを得て、得られた凹凸データを多
段階の階層を有する信号に変換し、変換された信号に対
して波形処理を施し、波形処理された信号を周波数変調
し、変調された信号を音として出力することを特徴とす
る皮膚表面形態の評価方法を要旨とする。
皮膚表面の凹凸データを得て、得られた凹凸データを多
段階の階層を有する信号に変換し、変換された信号に対
して波形処理を施し、波形処理された信号を周波数変調
し、変調された信号を音として出力することを特徴とす
る皮膚表面形態の評価方法を要旨とする。
【0009】第2に、皮膚表面または皮膚レプリカ
(1)から皮膚表面の凹凸データを得る読取手段(2)
と、この読取手段(2)により得られた凹凸データを多
段階の階層を有する信号に変換する変換手段(4)と、
この変換手段(4)により変換された信号に対して波形
処理を施す処理手段(9)と、この処理手段(9)によ
り波形処理された信号を周波数変調する変調手段(1
3)と、この変調手段(13)により変調された信号を
音として出力する出力手段(16)とを備えたことを特
徴とする皮膚表面形態の評価装置を要旨とする。
(1)から皮膚表面の凹凸データを得る読取手段(2)
と、この読取手段(2)により得られた凹凸データを多
段階の階層を有する信号に変換する変換手段(4)と、
この変換手段(4)により変換された信号に対して波形
処理を施す処理手段(9)と、この処理手段(9)によ
り波形処理された信号を周波数変調する変調手段(1
3)と、この変調手段(13)により変調された信号を
音として出力する出力手段(16)とを備えたことを特
徴とする皮膚表面形態の評価装置を要旨とする。
【0010】第3の発明の原理図を図11に示す。本発
明は、皮膚表面または皮膚レプリカ(1)から皮膚表面
の凹凸データを得る読取手段(2)と、この読取手段
(2)により得られた凹凸データを多段階の階層を有す
る信号に変換する変換手段(4)と、この変換手段
(4)により変換された信号を、所望とする音階の音階
数とオクターブ数とから決定される音程信号に変換する
音程変換手段(32)と、この音程変換手段(32)に
より変換された音程信号を周波数変調する変調手段(1
3)と、この変調手段(13)により変調された信号を
音として出力する出力手段(16)とを備えたことを特
徴とする皮膚表面形態の評価装置を要旨とする。
明は、皮膚表面または皮膚レプリカ(1)から皮膚表面
の凹凸データを得る読取手段(2)と、この読取手段
(2)により得られた凹凸データを多段階の階層を有す
る信号に変換する変換手段(4)と、この変換手段
(4)により変換された信号を、所望とする音階の音階
数とオクターブ数とから決定される音程信号に変換する
音程変換手段(32)と、この音程変換手段(32)に
より変換された音程信号を周波数変調する変調手段(1
3)と、この変調手段(13)により変調された信号を
音として出力する出力手段(16)とを備えたことを特
徴とする皮膚表面形態の評価装置を要旨とする。
【0011】また、音程変換手段(32)で変換された
音程信号に対して、音の長さ信号とテンポ信号とを前記
変調手段(13)に出力する音の長さ生成手段(34)
とテンポ生成手段(35)とを備えたことを要旨とす
る。
音程信号に対して、音の長さ信号とテンポ信号とを前記
変調手段(13)に出力する音の長さ生成手段(34)
とテンポ生成手段(35)とを備えたことを要旨とす
る。
【0012】
【作用】本発明によれば、皮膚表面の凹凸のデータを多
段階の階層を有する信号に変換し、この変換された信号
に対して波形処理し、さらに波形処理された信号に対し
て周波数変調を施して音として出力するので、この音の
周波数の高低を聞くことによって、皮膚表面形態に関す
る専門的な知識を有しない一般ユーザであっても、皮膚
表面形態の特徴を直感的に容易に評価することが可能と
なる。
段階の階層を有する信号に変換し、この変換された信号
に対して波形処理し、さらに波形処理された信号に対し
て周波数変調を施して音として出力するので、この音の
周波数の高低を聞くことによって、皮膚表面形態に関す
る専門的な知識を有しない一般ユーザであっても、皮膚
表面形態の特徴を直感的に容易に評価することが可能と
なる。
【0013】また、皮膚表面の凹凸のデータを多段階の
階層を有する信号に変換し、この変換された信号を、所
望とする音階の音階数とオクターブ数とから決定される
音程信号に変換し、さらに該音程信号に対して周波数変
調を施して音として任意の音階を用いた音程を出力でき
るから、好みの音程で聞いて皮膚表面形態を評価でき
る。
階層を有する信号に変換し、この変換された信号を、所
望とする音階の音階数とオクターブ数とから決定される
音程信号に変換し、さらに該音程信号に対して周波数変
調を施して音として任意の音階を用いた音程を出力でき
るから、好みの音程で聞いて皮膚表面形態を評価でき
る。
【0014】さらに好みの音の長さとテンポとで聞いて
皮膚表面形態を評価できる。
皮膚表面形態を評価できる。
【0015】
【実施例1】本発明の具体的な実施例について説明す
る。図2は本発明に係る皮膚表面形態の評価方法を実施
するための皮膚表面形態の評価装置の実施例1を示すブ
ロック図である。
る。図2は本発明に係る皮膚表面形態の評価方法を実施
するための皮膚表面形態の評価装置の実施例1を示すブ
ロック図である。
【0016】図1において、1は皮膚表面を写し取った
皮膚レプリカであり、例えばシリコン樹脂またはシリコ
ン樹脂あるいはその他のラバーベースに硬化剤を混合し
たもの、更にポリビニルアルコールを主要成分としたも
のなどを材料としている。このような材料を皮膚表面に
塗布し乾燥後、皮膚から剥すことで皮膚レプリカ1を得
ることができる。
皮膚レプリカであり、例えばシリコン樹脂またはシリコ
ン樹脂あるいはその他のラバーベースに硬化剤を混合し
たもの、更にポリビニルアルコールを主要成分としたも
のなどを材料としている。このような材料を皮膚表面に
塗布し乾燥後、皮膚から剥すことで皮膚レプリカ1を得
ることができる。
【0017】表面粗さ計2は、皮膚表面形態の皮膚レプ
リカ1を走査し、皮膚レプリカ1の表面粗さを凹凸のア
ナログデータで得る。図3は人の肌状態の良い肌表面を
写し取った皮膚レプリカ1の一例を示す図であり、図4
はこの皮膚レプリカ1の一定軸に沿った皮膚表面の凹凸
のアナログデータを示す図である。
リカ1を走査し、皮膚レプリカ1の表面粗さを凹凸のア
ナログデータで得る。図3は人の肌状態の良い肌表面を
写し取った皮膚レプリカ1の一例を示す図であり、図4
はこの皮膚レプリカ1の一定軸に沿った皮膚表面の凹凸
のアナログデータを示す図である。
【0018】信号増幅装置3は、表面粗さ計2から取り
込まれる皮膚表面の凹凸のアナログデータを所定のレベ
ル、すなわち後述するA/D変換装置4の仕様に適合し
たレベルまで増幅する。
込まれる皮膚表面の凹凸のアナログデータを所定のレベ
ル、すなわち後述するA/D変換装置4の仕様に適合し
たレベルまで増幅する。
【0019】A/D変換装置4は、信号増幅装置3から
の増幅された皮膚表面の凹凸のアナログデータを、多段
階の階層を有するデジタル信号に変換する。この場合
に、階調は、例えば8,16,32,64,128階調
などの仕様である。
の増幅された皮膚表面の凹凸のアナログデータを、多段
階の階層を有するデジタル信号に変換する。この場合
に、階調は、例えば8,16,32,64,128階調
などの仕様である。
【0020】情報処理装置5は、コンピュータなどであ
り、A/D変換装置4からの皮膚表面の凹凸のデジタル
信号を取り込み、これをフレームメモリなどからなる波
形記憶装置6に記憶したり、あるいは波形記憶装置6に
記憶された凹凸のデジタル信号を読み出して、インター
フェイス8に供給する。VDT(モニタ)7は、A/D
変換装置4からの皮膚表面の凹凸のデジタル信号を画像
として表示する。
り、A/D変換装置4からの皮膚表面の凹凸のデジタル
信号を取り込み、これをフレームメモリなどからなる波
形記憶装置6に記憶したり、あるいは波形記憶装置6に
記憶された凹凸のデジタル信号を読み出して、インター
フェイス8に供給する。VDT(モニタ)7は、A/D
変換装置4からの皮膚表面の凹凸のデジタル信号を画像
として表示する。
【0021】情報処理装置9は、コンピュータなどから
なり、インターフェイス8を介して情報処理装置5から
の皮膚表面の凹凸のデジタル信号を取り込み、この信号
の波形の加工処理を行う。
なり、インターフェイス8を介して情報処理装置5から
の皮膚表面の凹凸のデジタル信号を取り込み、この信号
の波形の加工処理を行う。
【0022】すなわち、凹凸のデジタル信号をそのまま
アナログ信号に変換しても、人の耳にはとても聞き取り
にくい音となる。場合によっては、人の可聴域の周波数
範囲を逸脱することもある。そこで、情報処理装置9
は、皮膚表面の凹凸のデジタル信号波形の振幅を増幅し
たり、周波数を高くしたりなどの加工処理を施す。
アナログ信号に変換しても、人の耳にはとても聞き取り
にくい音となる。場合によっては、人の可聴域の周波数
範囲を逸脱することもある。そこで、情報処理装置9
は、皮膚表面の凹凸のデジタル信号波形の振幅を増幅し
たり、周波数を高くしたりなどの加工処理を施す。
【0023】波形記憶装置10は、加工処理されたデジ
タル信号の波形を記憶したり、あるいは記憶されたデジ
タル信号を情報処理装置9に供給する。VDT(モニ
タ)11は、加工処理されたデジタル信号を画像として
表示する。
タル信号の波形を記憶したり、あるいは記憶されたデジ
タル信号を情報処理装置9に供給する。VDT(モニ
タ)11は、加工処理されたデジタル信号を画像として
表示する。
【0024】D/A変換装置12は、情報処理装置9か
らの加工処理されたデジタル信号を加工処理されたアナ
ログ信号に変換する。可変周波数発振装置14は、周波
数可変機能を有し、正弦波信号などを発生する装置であ
り、発生した正弦波信号を周波数変調装置13に供給す
る。可変周波数発振装置14は、例えば市販の可変周波
数発振装置を用いると良い。
らの加工処理されたデジタル信号を加工処理されたアナ
ログ信号に変換する。可変周波数発振装置14は、周波
数可変機能を有し、正弦波信号などを発生する装置であ
り、発生した正弦波信号を周波数変調装置13に供給す
る。可変周波数発振装置14は、例えば市販の可変周波
数発振装置を用いると良い。
【0025】周波数変調装置13は、D/A変換装置1
2からの加工処理されたアナログ信号と、可変周波数発
振装置14からの正弦波信号などとを取り込み、加工処
理されたアナログ信号の振幅の大小を、正弦波信号など
の周波数の高低に変換した周波数変調波を得る。
2からの加工処理されたアナログ信号と、可変周波数発
振装置14からの正弦波信号などとを取り込み、加工処
理されたアナログ信号の振幅の大小を、正弦波信号など
の周波数の高低に変換した周波数変調波を得る。
【0026】すなわち、加工処理されたアナログ信号
を、皮膚表面を評価するためのある程度の時間、音とし
て出力する場合には、膨大な評価データを必要とし、人
がその音を聞いて皮膚表面の形態の違いを良い音あるい
は悪い音として直感的に評価するためには、充分でな
い。
を、皮膚表面を評価するためのある程度の時間、音とし
て出力する場合には、膨大な評価データを必要とし、人
がその音を聞いて皮膚表面の形態の違いを良い音あるい
は悪い音として直感的に評価するためには、充分でな
い。
【0027】そこで、周波数変調装置13を用いて、加
工処理されたアナログ信号を正弦波信号によって周波数
変調している。信号増幅装置15は、周波数変調装置1
3からの周波数変調波を、スピーカ16を駆動するに充
分なレベルまで増幅する。スピーカ16は、所定のレベ
ルまで増幅された周波数変調波を音として出力する。
工処理されたアナログ信号を正弦波信号によって周波数
変調している。信号増幅装置15は、周波数変調装置1
3からの周波数変調波を、スピーカ16を駆動するに充
分なレベルまで増幅する。スピーカ16は、所定のレベ
ルまで増幅された周波数変調波を音として出力する。
【0028】次にこのように構成された実施例1の皮膚
表面形態の評価装置及び評価方法について説明する。ま
ず、表面粗さ計2を用いて、例えば図3に示すような肌
状態の良い皮膚レプリカ1を一定軸に沿って走査する
と、図4に示すような皮膚表面の凹凸のアナログデータ
を得る。また例えば図6に示すような肌状態の悪い皮膚
レプリカ1を一定軸に沿って走査すると、図7に示すよ
うな皮膚表面の凹凸のアナログデータを得る。
表面形態の評価装置及び評価方法について説明する。ま
ず、表面粗さ計2を用いて、例えば図3に示すような肌
状態の良い皮膚レプリカ1を一定軸に沿って走査する
と、図4に示すような皮膚表面の凹凸のアナログデータ
を得る。また例えば図6に示すような肌状態の悪い皮膚
レプリカ1を一定軸に沿って走査すると、図7に示すよ
うな皮膚表面の凹凸のアナログデータを得る。
【0029】次に信号増幅装置3により皮膚表面の凹凸
のアナログデータを所定のレベルまで増幅し、さらにA
/D変換装置4により例えば64階調のデジタル信号に
変換する。
のアナログデータを所定のレベルまで増幅し、さらにA
/D変換装置4により例えば64階調のデジタル信号に
変換する。
【0030】そして皮膚表面の凹凸のデジタル信号を、
情報処理装置5、インターフェイス8を介して情報処理
装置9の制御の下にVDT11に表示する。この凹凸の
デジタル信号を見ながら、外部から情報処理装置9に指
令を与え、情報処理装置9によって凹凸のデジタル信号
の波形を、適当な振幅、周波数に加工処理する。
情報処理装置5、インターフェイス8を介して情報処理
装置9の制御の下にVDT11に表示する。この凹凸の
デジタル信号を見ながら、外部から情報処理装置9に指
令を与え、情報処理装置9によって凹凸のデジタル信号
の波形を、適当な振幅、周波数に加工処理する。
【0031】さらに、加工処理された凹凸のデジタル信
号を、D/A変換装置12により凹凸のアナログ信号に
変換し、この凹凸のアナログ信号と可変周波数発振装置
14からの正弦波信号などとを周波数変調装置13に取
り込む。
号を、D/A変換装置12により凹凸のアナログ信号に
変換し、この凹凸のアナログ信号と可変周波数発振装置
14からの正弦波信号などとを周波数変調装置13に取
り込む。
【0032】周波数変調装置13により周波数変調を行
うと、凹凸のデジタル信号の振幅の大小を、振幅が一定
であって周波数の高低に変換した周波数変調波を得る。
よって、図4に示す凹凸の山(例えばa)の部分が、図
5(a)に示すように高い周波数成分に変換される。ま
た図4に示す凹凸の谷(例えばb)の部分が、図5
(b)に示すように低い周波数成分に変換される。
うと、凹凸のデジタル信号の振幅の大小を、振幅が一定
であって周波数の高低に変換した周波数変調波を得る。
よって、図4に示す凹凸の山(例えばa)の部分が、図
5(a)に示すように高い周波数成分に変換される。ま
た図4に示す凹凸の谷(例えばb)の部分が、図5
(b)に示すように低い周波数成分に変換される。
【0033】さらに信号増幅装置15によって、周波数
変調装置13からの周波数変調波を、所定のレベルまで
増幅し、スピーカ16に出力する。一般ユーザが、スピ
ーカ16の音を聞くとき、図4,図7に示す山(谷)間
隔は、そこに存在するデータの数に応じて音の長さとし
て表現される。すなわち、幅広い山に該当する部分で
は、高い周波数成分が比較的長い間出力されることにな
る。
変調装置13からの周波数変調波を、所定のレベルまで
増幅し、スピーカ16に出力する。一般ユーザが、スピ
ーカ16の音を聞くとき、図4,図7に示す山(谷)間
隔は、そこに存在するデータの数に応じて音の長さとし
て表現される。すなわち、幅広い山に該当する部分で
は、高い周波数成分が比較的長い間出力されることにな
る。
【0034】例えば図4に示すように幅狭い山が多く存
在する肌質の細かい肌(図3)は、高い音と低い音が速
くこまめに繰り返される。また、図7に示すように幅広
い山(例えばP,Q,R,S)が存在する肌質の粗い肌
(図6)は、高い音と低い音との差がゆっくりと繰り返
される。
在する肌質の細かい肌(図3)は、高い音と低い音が速
くこまめに繰り返される。また、図7に示すように幅広
い山(例えばP,Q,R,S)が存在する肌質の粗い肌
(図6)は、高い音と低い音との差がゆっくりと繰り返
される。
【0035】また、凹凸の高低差が大きい肌は高い音と
低い音との差が大きく、逆に凹凸の高低差が小さい肌は
音も高低差が小さいものとなる。実際の実験において、
肌質のよいサンプルの音は、高音でキュルキュルといっ
た鳥のさえずりのような音であったが、肌質の悪いサン
プルでは、キュルキュルという高音の途中で、低音のブ
チッ!という衝撃音が頻繁に生じていた。
低い音との差が大きく、逆に凹凸の高低差が小さい肌は
音も高低差が小さいものとなる。実際の実験において、
肌質のよいサンプルの音は、高音でキュルキュルといっ
た鳥のさえずりのような音であったが、肌質の悪いサン
プルでは、キュルキュルという高音の途中で、低音のブ
チッ!という衝撃音が頻繁に生じていた。
【0036】このように本実施例によれば、皮膚表面の
凹凸のデータを多段階の階層を有する信号に変換し、こ
の変換された信号に対して波形処理し、さらに波形処理
された信号に対して周波数変調を施して音として出力す
るので、この音の周波数の高低を、そのリズムやテンポ
の心地良さの程度で、感性的、直感的に聞くことによっ
て、皮膚表面形態に関する専門的な知識を有しない一般
ユーザであっても、皮膚表面形態の特徴を直感的に容易
に評価することが可能となる。
凹凸のデータを多段階の階層を有する信号に変換し、こ
の変換された信号に対して波形処理し、さらに波形処理
された信号に対して周波数変調を施して音として出力す
るので、この音の周波数の高低を、そのリズムやテンポ
の心地良さの程度で、感性的、直感的に聞くことによっ
て、皮膚表面形態に関する専門的な知識を有しない一般
ユーザであっても、皮膚表面形態の特徴を直感的に容易
に評価することが可能となる。
【0037】尚、より音楽性を増し、演出性の高い音の
流れとして、効果的に出力するには、変調を受ける側の
音の発振源を有し、且つ変調機能を有する例えばシンセ
サイザーやFM−ボードなどを用いれば良い。
流れとして、効果的に出力するには、変調を受ける側の
音の発振源を有し、且つ変調機能を有する例えばシンセ
サイザーやFM−ボードなどを用いれば良い。
【0038】また、周波数変調装置13に、VCF(電
圧制御発振)入力端子付のファンクション・ジェネレー
タを用いる場合には、周波数変調前にデジタル信号を振
幅や周波数を必要な程度に応じて加工した後、アナログ
信号に変換して、ファンクションジェネレータに伝送す
る。ファンクションジェネレータにより周波数変調され
た信号は、外部のスピーカに音として出力される。
圧制御発振)入力端子付のファンクション・ジェネレー
タを用いる場合には、周波数変調前にデジタル信号を振
幅や周波数を必要な程度に応じて加工した後、アナログ
信号に変換して、ファンクションジェネレータに伝送す
る。ファンクションジェネレータにより周波数変調され
た信号は、外部のスピーカに音として出力される。
【0039】周波数変調装置13に、FMボードやシン
セサイザーを用いる場合には、変調前にデジタル信号を
振幅や周波数を必要な程度に応じて加工した後、直接こ
れらの装置に伝送する。周波数変調された信号は、それ
ら自身が有するスピーカあるいは外部スピーカに音とし
て出力される。
セサイザーを用いる場合には、変調前にデジタル信号を
振幅や周波数を必要な程度に応じて加工した後、直接こ
れらの装置に伝送する。周波数変調された信号は、それ
ら自身が有するスピーカあるいは外部スピーカに音とし
て出力される。
【0040】なお、この実施例において、インターフェ
イス8を省略し、情報処理装置5と情報処理装置9とを
同一のコンピュータで形成でき、モニタ7と11とを一
つのモニタで共用でき、同様に波形記憶装置6も波形記
憶装置10と共用できる。
イス8を省略し、情報処理装置5と情報処理装置9とを
同一のコンピュータで形成でき、モニタ7と11とを一
つのモニタで共用でき、同様に波形記憶装置6も波形記
憶装置10と共用できる。
【0041】<実施例2>次に本発明の実施例2につい
て説明する。図8は実施例2の皮膚表面形態の評価方法
を実施するための装置を示すブロック図である。
て説明する。図8は実施例2の皮膚表面形態の評価方法
を実施するための装置を示すブロック図である。
【0042】図8において、装置は、皮膚レプリカ1に
光を照射し皮膚レプリカ1の表面形態を明瞭に写す照明
装置21、光学レンズなどを有し皮膚レプリカ1の表面
形態(表面の凹凸)を任意の倍率で光学像として得る拡
大光学系22、CCDカメラなどであって拡大された光
学像を、皮膚表面画像の輝度を表すための電気信号に変
換する光学系電気系変換装置23、皮膚表面画像の輝度
を表すためのデジタル化された電気信号を記憶する画像
記憶装置24を有する。
光を照射し皮膚レプリカ1の表面形態を明瞭に写す照明
装置21、光学レンズなどを有し皮膚レプリカ1の表面
形態(表面の凹凸)を任意の倍率で光学像として得る拡
大光学系22、CCDカメラなどであって拡大された光
学像を、皮膚表面画像の輝度を表すための電気信号に変
換する光学系電気系変換装置23、皮膚表面画像の輝度
を表すためのデジタル化された電気信号を記憶する画像
記憶装置24を有する。
【0043】また、装置は、前述した実施例1の構成と
同一構成の信号増幅装置3、A/D変換装置4、情報処
理装置9、モニタ7、周波数変調装置13、可変周波数
発振装置14、信号増幅装置15、スピーカ16を有す
る。
同一構成の信号増幅装置3、A/D変換装置4、情報処
理装置9、モニタ7、周波数変調装置13、可変周波数
発振装置14、信号増幅装置15、スピーカ16を有す
る。
【0044】次に図8及び図9を参照して実施例2の装
置及び方法を説明する。まず、照明装置21を用いて、
例えば図6に示すような肌状態の悪い皮膚レプリカ1に
光を照射し、皮膚レプリカ1から反射される光を拡大光
学系22により任意の倍率で拡大する。そして拡大され
た光学像を、光学系電気系変換装置23により皮膚表面
画像の輝度を表すための電気信号に変換する。
置及び方法を説明する。まず、照明装置21を用いて、
例えば図6に示すような肌状態の悪い皮膚レプリカ1に
光を照射し、皮膚レプリカ1から反射される光を拡大光
学系22により任意の倍率で拡大する。そして拡大され
た光学像を、光学系電気系変換装置23により皮膚表面
画像の輝度を表すための電気信号に変換する。
【0045】この電気信号は、例えば皮膚表面画像の一
走査線(実施例1の一定軸に対応)であれば、図9に示
すように直流成分Eを含む凹凸のデータになる。直流成
分Eは、照明装置21からの一定の光によるものであ
り、凹凸のデータが皮膚表面の形態によるものである。
そしてこの電気信号を信号増幅装置3により所定のレベ
ルまで増幅する。
走査線(実施例1の一定軸に対応)であれば、図9に示
すように直流成分Eを含む凹凸のデータになる。直流成
分Eは、照明装置21からの一定の光によるものであ
り、凹凸のデータが皮膚表面の形態によるものである。
そしてこの電気信号を信号増幅装置3により所定のレベ
ルまで増幅する。
【0046】さらに増幅された電気信号をA/D変換装
置4により例えば64階調のデジタル電気信号に変換
し、皮膚表面画像の輝度を表すためのデジタル電気信号
を情報処理装置9の制御の下にモニタ7に表示する。
置4により例えば64階調のデジタル電気信号に変換
し、皮膚表面画像の輝度を表すためのデジタル電気信号
を情報処理装置9の制御の下にモニタ7に表示する。
【0047】このモニタ7を見ながら、情報処理装置9
によりデジタル電気信号の振幅、すなわち直流成分Eを
除去したり、周波数を加工処理する。加工処理されたデ
ジタル電気信号と可変周波数発振装置14からの正弦波
信号などとを周波数変調装置13に取り込む。
によりデジタル電気信号の振幅、すなわち直流成分Eを
除去したり、周波数を加工処理する。加工処理されたデ
ジタル電気信号と可変周波数発振装置14からの正弦波
信号などとを周波数変調装置13に取り込む。
【0048】周波数変調装置13により周波数変調を行
うと、デジタル電気信号の振幅の大小を、振幅が一定で
あって周波数の高低に変換した周波数変調波を得る。さ
らに信号増幅装置15によって、周波数変調装置13か
らの周波数変調波を、所定のレベルまで増幅し、スピー
カ16に出力する。
うと、デジタル電気信号の振幅の大小を、振幅が一定で
あって周波数の高低に変換した周波数変調波を得る。さ
らに信号増幅装置15によって、周波数変調装置13か
らの周波数変調波を、所定のレベルまで増幅し、スピー
カ16に出力する。
【0049】したがって、図9に示すような波形は、図
7に類似した波形になり、このため、幅広い山(例えば
P,Q,R,S)が存在する肌質の粗い肌(図6)につ
いては、高い音と低い音との差がゆっくりと繰り返され
る。
7に類似した波形になり、このため、幅広い山(例えば
P,Q,R,S)が存在する肌質の粗い肌(図6)につ
いては、高い音と低い音との差がゆっくりと繰り返され
る。
【0050】よって、実施例2にあっても、前記実施例
1と同様な効果が得られる。また実施例2にあっては、
実施例1の情報処理装置5、波形記憶装置6、モニタ
7、インターフェイス8、を用いないから、構成を簡単
化できる。
1と同様な効果が得られる。また実施例2にあっては、
実施例1の情報処理装置5、波形記憶装置6、モニタ
7、インターフェイス8、を用いないから、構成を簡単
化できる。
【0051】<実施例3>図10は本発明の実施例3の
皮膚表面形態の評価方法を実施するための装置を示すブ
ロック図である。実施例3は上述した皮膚レプレカ1の
代わりに、皮膚表面形態を転写した光透過性レプリカ1
aを用いている。
皮膚表面形態の評価方法を実施するための装置を示すブ
ロック図である。実施例3は上述した皮膚レプレカ1の
代わりに、皮膚表面形態を転写した光透過性レプリカ1
aを用いている。
【0052】図10を用いてこれを説明する。光透過性
レプリカ1aに照明装置21から光を照射すると、光は
光透過性質レプリカ1aを透過し、透過光は拡大光学系
22により任意の倍率で拡大される。後の処理は前記実
施例2と同様であり、この実施例3にあっても、実施例
2と同様な効果が得られる。
レプリカ1aに照明装置21から光を照射すると、光は
光透過性質レプリカ1aを透過し、透過光は拡大光学系
22により任意の倍率で拡大される。後の処理は前記実
施例2と同様であり、この実施例3にあっても、実施例
2と同様な効果が得られる。
【0053】<実施例4>図12は、本発明の実施例4
の皮膚表面形態の評価方法を実施するための装置を示す
ブロック図である。本実施例は、FMボードとして、基
準音階設定装置31、音程変換装置32、音の長さ生成
装置34、テンポ生成装置35、音色生成装置33、周
波数変調装置13を備える。
の皮膚表面形態の評価方法を実施するための装置を示す
ブロック図である。本実施例は、FMボードとして、基
準音階設定装置31、音程変換装置32、音の長さ生成
装置34、テンポ生成装置35、音色生成装置33、周
波数変調装置13を備える。
【0054】基準音階設定装置31は、A/D変換装置
4から出力される多段階の階層を有する信号に基づき、
ディジタル化された基準音階信号を発生するものであ
る。例えば多段階の階層を有する信号の階層のレベル
が”0”のときをハ音(ドの音)とする。基準音階設定
装置31は、この基準音階信号と多段階の階層を有する
信号とを音階変換装置32に出力する。
4から出力される多段階の階層を有する信号に基づき、
ディジタル化された基準音階信号を発生するものであ
る。例えば多段階の階層を有する信号の階層のレベル
が”0”のときをハ音(ドの音)とする。基準音階設定
装置31は、この基準音階信号と多段階の階層を有する
信号とを音階変換装置32に出力する。
【0055】音程変換装置32は、基準音階設定装置3
1から出力される基準音階信号を基準音階として多段階
の階層を有する信号を、所望とする音階の音階数とオク
ターブ数から決定されるFMボード音程信号に変換す
る。例えば256段階の階層を有する信号を、12音階
(全音及び半音からなる。)8オクターブに変換してF
Mボード音程信号を得る。この場合には、256段階の
階層を有する信号を、32づつ8つの区間に分け、それ
ぞれの32段階の階層を有する信号を各オクターブに振
り分ける。
1から出力される基準音階信号を基準音階として多段階
の階層を有する信号を、所望とする音階の音階数とオク
ターブ数から決定されるFMボード音程信号に変換す
る。例えば256段階の階層を有する信号を、12音階
(全音及び半音からなる。)8オクターブに変換してF
Mボード音程信号を得る。この場合には、256段階の
階層を有する信号を、32づつ8つの区間に分け、それ
ぞれの32段階の階層を有する信号を各オクターブに振
り分ける。
【0056】さらに32段階の階層を有する信号を12
で割り、四捨五入して12段階の信号に変換する。そし
て12段階の信号値の小さい順に、前述したハ音(ドの
音)から順次図13に示すように割り当てる。図13に
おいて、シャープ#は、所定の全音に対して半音高い音
を示す。
で割り、四捨五入して12段階の信号に変換する。そし
て12段階の信号値の小さい順に、前述したハ音(ドの
音)から順次図13に示すように割り当てる。図13に
おいて、シャープ#は、所定の全音に対して半音高い音
を示す。
【0057】このようして、音程変換装置32により変
換された12音階8オクターブのFMボード音程信号
は、周波数変調装置13に入力する。一方、音の長さ生
成装置34は、所望とする音の長さ(音符)を周波数変
調装置13に出力する。テンポ生成装置35は、所望と
するテンポ信号を、周波数変調装置13に出力する。
換された12音階8オクターブのFMボード音程信号
は、周波数変調装置13に入力する。一方、音の長さ生
成装置34は、所望とする音の長さ(音符)を周波数変
調装置13に出力する。テンポ生成装置35は、所望と
するテンポ信号を、周波数変調装置13に出力する。
【0058】音色生成装置33は、所望とする音色と同
じかあるいはこれに近い倍音を生成するものであり、生
成された音色信号を周波数変調装置13に出力する。さ
らに、FMボード音程信号、音の長さ信号、音色信号
は、周波数変調装置13により周波数変調され、信号増
幅装置15により信号増幅され、スピーカ16に音とし
て出力される。
じかあるいはこれに近い倍音を生成するものであり、生
成された音色信号を周波数変調装置13に出力する。さ
らに、FMボード音程信号、音の長さ信号、音色信号
は、周波数変調装置13により周波数変調され、信号増
幅装置15により信号増幅され、スピーカ16に音とし
て出力される。
【0059】すなわち、スピーカ16には、任意の音階
を用いた音程を出力でき、また任意の音の長さとテンポ
とで音を出力でき、さらには音色を指定して、その音色
を出力できる。
を用いた音程を出力でき、また任意の音の長さとテンポ
とで音を出力でき、さらには音色を指定して、その音色
を出力できる。
【0060】その結果、ピアノ的な音、フルート的な音
など好みの音色で聞くことができる。また、既存の音
楽、様々なリズムパターンや異なる人の皮表レプリカな
どから得られる信号に基づいて合奏できるなど、より楽
しいく幅広く演出性のある皮膚表面形態の評価ができる
ようになった。さらには好みの音の長さやテンポで聞い
て評価できるようになり、より幅のある音表現が可能と
なる。
など好みの音色で聞くことができる。また、既存の音
楽、様々なリズムパターンや異なる人の皮表レプリカな
どから得られる信号に基づいて合奏できるなど、より楽
しいく幅広く演出性のある皮膚表面形態の評価ができる
ようになった。さらには好みの音の長さやテンポで聞い
て評価できるようになり、より幅のある音表現が可能と
なる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、皮膚表面の凹凸のデー
タを多段階の階層を有する信号に変換し、この変換され
た信号に対して波形処理し、さらに波形処理された信号
に対して周波数変調を施して音として出力するので、こ
の音の周波数の高低を聞くことによって、皮膚表面形態
に関する専門的な知識を有しない一般ユーザであって
も、皮膚表面形態の特徴を直感的に容易に評価すること
が可能となる。
タを多段階の階層を有する信号に変換し、この変換され
た信号に対して波形処理し、さらに波形処理された信号
に対して周波数変調を施して音として出力するので、こ
の音の周波数の高低を聞くことによって、皮膚表面形態
に関する専門的な知識を有しない一般ユーザであって
も、皮膚表面形態の特徴を直感的に容易に評価すること
が可能となる。
【0062】また、皮膚表面の凹凸のデータを多段階の
階層を有する信号に変換し、この変換された信号を、所
望とする音階の音階数とオクターブ数とから決定される
音程信号に変換し、さらに該音程信号に対して周波数変
調を施して音として任意の音階を用いた音程を出力でき
るから、好みの音程で聞いて皮膚表面形態を評価でき
る。
階層を有する信号に変換し、この変換された信号を、所
望とする音階の音階数とオクターブ数とから決定される
音程信号に変換し、さらに該音程信号に対して周波数変
調を施して音として任意の音階を用いた音程を出力でき
るから、好みの音程で聞いて皮膚表面形態を評価でき
る。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】実施例1の皮膚表面形態の評価方法を実施する
ための装置を示すブロック図である。
ための装置を示すブロック図である。
【図3】肌状態の良い人の肌表面の凹凸形態を示す皮膚
レプリカ{皮膚の表面状態(生物の形態)}を表す顕微
鏡写真図である。
レプリカ{皮膚の表面状態(生物の形態)}を表す顕微
鏡写真図である。
【図4】実施例1の表面粗さ計により図3に示す肌表面
の一定軸を走査して得られた皮膚表面の凹凸データを示
す図である。
の一定軸を走査して得られた皮膚表面の凹凸データを示
す図である。
【図5】周波数変調装置を説明するための図である。
【図6】肌状態の悪い人の肌表面の凹凸形態を示す皮膚
レプリカ{皮膚の表面状態(生物の形態)}を表す顕微
鏡写真図である図である。
レプリカ{皮膚の表面状態(生物の形態)}を表す顕微
鏡写真図である図である。
【図7】実施例1の表面粗さ計により図6に示す肌表面
の一定軸を走査して得られた皮膚表面の凹凸データを示
す図である。
の一定軸を走査して得られた皮膚表面の凹凸データを示
す図である。
【図8】実施例2の皮膚表面形態の評価方法を実施する
ための装置を示すブロック図である。
ための装置を示すブロック図である。
【図9】実施例2の照明装置により図6に示す肌表面を
照射して得られた皮膚表面の凹凸データを示す図であ
る。
照射して得られた皮膚表面の凹凸データを示す図であ
る。
【図10】実施例3の皮膚表面形態の評価方法を実施す
るための装置を示すブロック図である。
るための装置を示すブロック図である。
【図11】第3の発明の原理図である。
【図12】実施例4の皮膚表面形態の評価方法を実施す
るための装置を示すブロック図である。
るための装置を示すブロック図である。
【図13】実施例4における音程変換装置により変換さ
れたFMボード音程信号を説明するための図である。
れたFMボード音程信号を説明するための図である。
1 皮膚レプリカ 2 表面粗さ計 3 信号増幅装置 4 A/D変換装置 5 情報処理装置 6 波形記憶装置 7 VDT(モニタ) 8 インターフェイス 9 情報処理装置 10 波形記憶装置 11 VDT(モニタ) 12 D/A変換装置 13 周波数変調装置 14 周波数正弦波発振装置 15 信号増幅装置 16 スピーカ 21 照明装置 22 拡大光学系 23 光学系電気系変換装置 24 画像記憶装置 31 基準音階設定装置 32 音程変換装置 33 音色生成装置 34 音の長さ生成装置 35 テンポ生成装置
Claims (4)
- 【請求項1】 皮膚表面または皮膚レプリカから皮膚表
面の凹凸データを得て、得られた凹凸データを多段階の
階層を有する信号に変換し、変換された信号に対して波
形処理を施し、波形処理された信号を周波数変調し、変
調された信号を音として出力することを特徴とする皮膚
表面形態の評価方法。 - 【請求項2】 皮膚表面または皮膚レプリカ(1)から
皮膚表面の凹凸データを得る読取手段(2)と、この読
取手段(2)により得られた凹凸データを多段階の階層
を有する信号に変換する変換手段(4)と、この変換手
段(4)により変換された信号に対して波形処理を施す
処理手段(9)と、この処理手段(9)により波形処理
された信号を周波数変調する変調手段(13)と、この
変調手段(13)により変調された信号を音として出力
する出力手段(16)とを備えたことを特徴とする皮膚
表面形態の評価装置。 - 【請求項3】 皮膚表面または皮膚レプリカ(1)から
皮膚表面の凹凸データを得る読取手段(2)と、この読
取手段(2)により得られた凹凸データを多段階の階層
を有する信号に変換する変換手段(4)と、この変換手
段(4)により変換された信号を、所望とする音階の音
階数とオクターブ数とから決定される音程信号に変換す
る音程変換手段(32)と、この音程変換手段(32)
により変換された音程信号を周波数変調する変調手段
(13)と、この変調手段(13)により変調された信
号を音として出力する出力手段(16)とを備えたこと
を特徴とする皮膚表面形態の評価装置。 - 【請求項4】 前記音程変換手段(32)で変換された
音程信号に対して、音の長さ信号とテンポ信号とを前記
変調手段(13)に出力する音の長さ生成手段(34)
とテンポ生成手段(35)とを備えたことを特徴とする
請求項3記載の皮膚表面形態の評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185527A JP2904616B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-06-28 | 皮膚表面形態の評価方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-36813 | 1991-02-06 | ||
JP3681391 | 1991-02-06 | ||
JP3185527A JP2904616B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-06-28 | 皮膚表面形態の評価方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146412A true JPH05146412A (ja) | 1993-06-15 |
JP2904616B2 JP2904616B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=26375910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3185527A Expired - Fee Related JP2904616B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-06-28 | 皮膚表面形態の評価方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2904616B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000102522A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Pola Chem Ind Inc | 肌の透明感の測定方法 |
JP2013541354A (ja) * | 2010-08-13 | 2013-11-14 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 皮膚、頭皮、および毛髪の状態を評価する装置およびシステム |
US9326685B2 (en) | 2012-09-14 | 2016-05-03 | Conopco, Inc. | Device for evaluating condition of skin or hair |
JP2018068601A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | ロレアル | ヒトケラチン物質の状態について使用者に知らせるための方法 |
WO2020162151A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-13 | 株式会社 資生堂 | 情報処理装置及びプログラム |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3185527A patent/JP2904616B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000102522A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Pola Chem Ind Inc | 肌の透明感の測定方法 |
JP2013541354A (ja) * | 2010-08-13 | 2013-11-14 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 皮膚、頭皮、および毛髪の状態を評価する装置およびシステム |
US9326685B2 (en) | 2012-09-14 | 2016-05-03 | Conopco, Inc. | Device for evaluating condition of skin or hair |
JP2018068601A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | ロレアル | ヒトケラチン物質の状態について使用者に知らせるための方法 |
CN109963500A (zh) * | 2016-10-28 | 2019-07-02 | 欧莱雅 | 用于向用户告知人角质状况的方法 |
JP2020516325A (ja) * | 2016-10-28 | 2020-06-11 | ロレアル | ヒトケラチン物質の状態について使用者に知らせるための方法 |
WO2020162151A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-13 | 株式会社 資生堂 | 情報処理装置及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2904616B2 (ja) | 1999-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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