JPH05146386A

JPH05146386A - 電気掃除機

Info

Publication number: JPH05146386A
Application number: JP31666591A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Otsu; 育弘大津; Ritsuo Takemoto; 律雄竹本; Shuhei Omoto; 周平大本
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1991-11-29
Filing date: 1991-11-29
Publication date: 1993-06-15

Abstract

(57)【要約】【目的】簡単な構成で、吸込口体が床面から浮いた状
態や、放置した場合に電動機を停止させる電気掃除機を
提供する。【構成】進行方向検出手段７が吸込口本体１の前進を
検出すると電動機11を正転させ、電動機11を逆転させ
る。進行方向検出手段７の信号が変化するごとにリトリ
ガブル単安定バイブレータ22は所定時間閉成し、電動機
11を駆動可能にする。進行方向検出手段７の信号が変化
しない場合には、開成し電動機11の駆動を停止させる。
吸込口本体１が浮いた状態のまま放置したりすると、電
動機11は停止する。吸込口本体１が浮いた状態のまま電
動機11が回転しブレード３および走行輪４が回転し続け
危険な状態になったり、放置した状態で回転し続け、床
面を損傷することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、たとえば吸込口本体を
床面から浮かせたままの状態で放置した場合に電動機の
駆動を停止させる電気掃除機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の電気掃除機としては、た
とえば特開平２−２４３１２５号公報記載の構成が知ら
れている。この特開平２−２４３１２５号公報記載の電
気掃除機は吸込口本体に設けられた車輪に回転センサを
設け、この回転センサにより車輪の回転を検出し、回転
センサで車輪が回転していないことが検出された場合に
は、所定時間経過後に回転ブラシを回転させる電動機を
停止させて回転ブラシを停止させ、床面の損傷防止と、
非清掃時の不要な騒音および電力の労費を防止するもの
である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成の場合、車輪にこの車輪の回転を検出させる回
転センサを別個に設けなくてはならないため、構造が複
雑になる問題を有している。

【０００４】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、簡単な構成で、たとえば吸込口体が床面から浮いた
ままの状態で放置した場合に電動機を停止させる電気掃
除機を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、床面に対向す
る部分に取り付けられ周囲の状況を状況検出手段で検出
し、吸込口本体に設けられた回転体を駆動する電動機を
この状況検出手段で検出された周囲の状況に従って制御
する制御手段を備えた電気掃除機において、前記制御手
段は、前記状況検出手段からの出力が所定時間以上変化
しない場合に前記電動機を停止させる停止手段を有する
ものである。

【０００６】

【作用】本発明は、床面に対向する部分に取り付けられ
た状況検出手段で周囲の状況を検出し、この状況検出手
段で検出された周囲の状況に従って制御手段は吸込口本
体に設けられた回転体を駆動する電動機を制御し、制御
手段は状況検出手段からの出力が所定時間以上変化しな
い場合に電動機を停止させることにより、床面から浮い
たままの状態に放置した状態を検出する別個の検出手段
を設けることなく、吸込口体が床面から浮かした状態で
放置した場合に電動機を停止させることができる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の電気掃除機の一実施例を図面
を参照して説明する。

【０００８】まず、図２および図３を参照して吸込口本
体１について説明する。

【０００９】図２において、１は吸込口本体で、この吸
込口本体１は前方に略左右方向に吸込室２が区画形成さ
れ、この吸込室２内には、回転体であるブレード３が回
転自在に支持されている。

【００１０】また、吸込室２の後方に位置して、左右方
向を回転軸とした回転体としての走行輪４，４が配設さ
れ、この走行輪４，４は走行方向に合わせて回転され、
これら走行輪４，４の回転方向に対しては、ブレード３
の方向は逆転される。

【００１１】さらに、吸込口本体１の前後端側の４隅に
は、前側従動輪５，５または後側従動輪６，６がそれぞ
れ回転自在に取り付けられている。

【００１２】またさらに、吸込口本体１の下面には、回
動自在の円筒体に突部が形成された進行方向を検出する
状況検出手段としての進行方向検出手段７、および、こ
の進行方向検出手段７と同様の構成で床面の状態を検出
する床面識別手段８が形成されている。なお、進行方向
検出手段７では、じゅうたん、板の間にかかわらず突部
の先端が常に床面に接触している必要があるので、突部
は前側従動輪５，５および後側従動輪６，６より下方に
突出している。これに対し、床面識別手段８では、じゅ
うたん、たたみでは接触させ、板の間では接触させない
ため、突部の突出量を進行方向検出手段７より短くし、
先端が吸込口本体１の下面と前側従動輪５，５および後
側従動輪６，６との間に位置するようになっており、さ
らに、中立状態を保持するように付勢されている。そし
て、進行方向検出手段７では、進行方向検出手段７の回
動方向で吸込口本体１の進行方向を検出し、床面識別手
段８では、じゅうたん、たたみなどの凹凸面では回動す
るようにし、板の間などでは回動しないようにしてい
る。

【００１３】次に、図４に示すブロック図を参照して説
明する。

【００１４】進行方向検出手段７および床面識別手段８
は、制御手段としての電動機反転駆動手段10に接続さ
れ、この電動機反転駆動手段10には電動機11が接続さ
れ、この１つの電動機11にて図２に示すブレード３およ
び走行輪４，４を反対方向に回転するように駆動してい
る。

【００１５】そして、進行方向検出手段７で検出された
進行方向に対応して電動機11を回転駆動するとともに、
床面識別手段８で識別された床面がじゅうたん、たたみ
の場合は電動機11を回転駆動し、板の間の場合は電動機
11を停止させ、さらに、所定時間以上、進行方向検出手
段７の信号が変化しない場合にも電動機11を停止させ
る。

【００１６】また、この図４に示すブロック図の具体的
回路を図１を参照して説明する。

【００１７】図１において、Ｅは商用交流電源で、この
商用交流電源Ｅは、全波整流回路21を介して、抵抗R1、
平滑用のコンデンサC1および低電圧用のツェナダイオー
ドZD1 が接続され、このツェナダイオードZD1 のカソー
ド側は、直流電源Ｖccになっている。

【００１８】また、全波整流回路21の出力端子間に、ト
ランジスタQ1，Q2および電界効果トランジスタFET1，FE
T2がブリッジ状に接続され、電動機11が接続され、抵抗
R2を介して接地されている。

【００１９】一方、床面識別手段８のスイッチは一端が
接地され、他端はプルアップ用の抵抗R3に接続されると
ともにリトリガブル単安定バイブレータ22を介して進行
方向検出手段７に接続され、進行方向検出手段７の切換
スイッチの前進方向の端子はプルアップ用の抵抗R4に接
続されるとともに、インバータ回路inv1を介して、アン
ド回路AND1の一入力端子に接続され、このアンド回路AN
D1の出力端子は電界効果トランジスタFET1のゲートに接
続されている。また、進行方向検出手段７の後退方向の
端子はプルアップの抵抗R3に接続されるとともに、イン
バータ回路inv2を介して、アンド回路AND2の一入力端子
に接続され、このアンド回路AND2の出力端子は電界効果
トランジスタFET2のゲートに接続されている。さらに、
インバータ回路inv1およびインバータ回路inv2の出力端
子は、それぞれオア回路OR1 の入力端子に接続されてい
る。また、このオア回路OR1 の出力端子は、アンド回路
AND1およびアンド回路AND2のそれぞれ他方の入力端子に
接続されている。さらに、オア回路OR1 の出力端子は、
停止手段23を構成するダイオードD1およびサイリスタTh
を介して接地され、ダイオードD1およびサイリスタTh1
の接続点には、プルアップ用の抵抗R8が接続されてい
る。

【００２０】また、抵抗R2はオペアンプOP1 の反転入力
端子に接続され、非反転出力端子は直流電源Ｖccおよび
接地間に接続された抵抗R9および抵抗R10 の接続点に接
続されている。このオペアンプOP1 の出力端子は、プル
アップ用の抵抗R11 、ダイオードD2、抵抗R12 、コンデ
ンサC2および抵抗R13 を介してオペアンプOP2 の非反転
入力端子に接続されている。また、このオペアンプOP2
の反転入力端子は、直流電源Ｖccおよび接地間に接続さ
れた抵抗R14 および抵抗R15 の接続点に接続されてい
る。さらに、オペアンプOP2 の出力端子は、プルアップ
用の抵抗R16 およびサイリスタTh1 のゲートに接続され
ている。

【００２１】次に、この図１に示す実施例の動作につい
て説明する。

【００２２】まず、床面識別手段８で突部が回動せず板
の間と判断すると、スイッチを開成し、電動機11を駆動
させず、反対に、じゅうたん、たたみの場合は負圧によ
り浮上り、突部が接触して回動し、じゅうたん、たたみ
と判断すると電動機11を駆動させるように制御する。そ
して、リトリガブル単安定バイブレータ22は、進行方向
検出手段７の信号が変化するごとに所定時間閉成する。
なお、進行方向検出手段７は図５（ａ）に示すように、
前進および後退のときにそれぞれ対応する側がＨレベル
出力を行ない、床面識別手段８は図５（ｂ）に示すよう
に、じゅうたん、たたみのときにＨレベル出力を行な
い、板の間のときにＬレベル出力を行なう。

【００２３】また、進行方向検出手段７が吸込口本体１
の前進を検出すると、アンド回路AND1から電界効果トラ
ンジスタFET1のゲートに電圧を印加し、電界効果トラン
ジスタFET1をオンさせ、商用交流電源Ｅからの電流は、
整流、平滑されてトランジスタQ2および電界効果トラン
ジスタFET1を介して流れ、電動機11を正転させる。

【００２４】反対に、進行方向検出手段７が吸込口本体
１の後退を検出すると、アンド回路AND2から電界効果ト
ランジスタFET2のゲートに電圧を印加し、電界効果トラ
ンジスタFET2をオンさせ、商用交流電源Ｅからの電流
は、整流、平滑されてトランジスタQ1および電界効果ト
ランジスタFET2を介して流れ、電動機11を逆転させる。

【００２５】そして、進行方向検出手段７の信号が変化
するごとにリトリガブル単安定バイブレータ22は所定時
間閉成し、電動機11を駆動可能にし、進行方向検出手段
７または床面識別手段８の信号が変化しない場合には開
成し、電動機11の駆動を停止させる。すなわち、吸込口
本体１が浮いた状態のまま放置されたりすると、電動機
11は停止する。したがって、吸込口本体１が浮いた状態
のまま電動機11が回転しブレード３および走行輪４が回
転し続け危険な状態になったり、放置した状態で回転し
続け、床面を損傷することを防止できる。

【００２６】また、電動機11が反転するなどにより、抵
抗R2の電圧が低下すると、オペアンプOP1 は非反転出力
し、オペアンプOP2 も非反転出力し、サイリスタTh1 を
オンして、電界効果トランジスタFET1，FET2のゲート電
圧の印加を停止し、電動機11に大電流が流れることを防
止する。

【００２７】上記実施例によれば、従来の進行方向検出
手段７を用いて、電動機11を停止させる構成としたの
で、従来の機構に大幅な改良を加えることなく構成する
ことができる。

【００２８】

【発明の効果】本発明の電気掃除機によれば、床面に対
向する部分に取り付けられた状況検出手段で周囲の状況
を検出し、この状況検出手段で検出された周囲の状況に
従って制御手段は吸込口本体に設けられた回転体を駆動
する電動機を制御し、制御手段は状況検出手段からの出
力が所定時間以上変化しない場合に電動機を停止させる
ことにより、特別に別個の床面から浮いた状態や、放置
した状態を検出手段を設けることなく、たとえば吸込口
体が床面から浮いたままの状態で放置した場合に電動機
を停止させることができるので、危険な状態が生じた
り、床面を傷付けたり、さらには、不要な騒音および電
力を労費することを防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電気掃除機の一実施例の電動機を駆動
する回路の回路図である。

【図２】同上電気掃除機の吸込口本体の底面図である。

【図３】同上一部を切欠いた側面図である。

【図４】同上図１に示す回路のブロック図である。

【図５】（ａ）進行方向検出手段の出力を示す波形図である。（ｂ）床面識別検出手段の出力を示す波形図である。

【符号の説明】

１吸込口本体３回転体としてのブレード６回転体としての走行輪 10 制御手段７状況検出手段としての進行方向検出手段 11 電動機 23 停止手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】床面に対向する部分に取り付けられ周囲
の状況を状況検出手段で検出し、吸込口本体に設けられ
た回転体を駆動する電動機をこの状況検出手段で検出さ
れた周囲の状況に従って制御する制御手段を備えた電気
掃除機において、前記制御手段は、前記状況検出手段からの出力が所定時
間以上変化しない場合に前記電動機を停止させる停止手
段を有することを特徴とする電気掃除機。