JPH05145753A - デジタル複写機におけるマーク領域検出装置 - Google Patents

デジタル複写機におけるマーク領域検出装置

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JPH05145753A
JPH05145753A JP3303172A JP30317291A JPH05145753A JP H05145753 A JPH05145753 A JP H05145753A JP 3303172 A JP3303172 A JP 3303172A JP 30317291 A JP30317291 A JP 30317291A JP H05145753 A JPH05145753 A JP H05145753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
limit value
mark area
mark
density
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP3303172A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanao Koike
孝尚 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3303172A priority Critical patent/JPH05145753A/ja
Publication of JPH05145753A publication Critical patent/JPH05145753A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿やマーカの種類などによって、マーク領
域の濃度が異なるような状況でも、マーク領域の検出を
正確に行なえるようにすること。 【構成】 最初は予め設定された上限値、下限値を用い
て中間調領域認識と同一視してマーク領域の認識を行な
うが、一旦マーク領域と認識された場合、濃度サンプリ
ング手段13によりこのマーク領域の濃度をサンプリン
グし、サンプリングされた濃度データに基づき閾値再設
定手段13によって上限値と下限値とを設定し直し、こ
のように変更された閾値を用いてマーク領域の検出を行
なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機におけ
るマーク領域検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機としては、様々な画像加工
ができるメリットを持つデジタル複写機の普及が盛んで
ある。各種の画像加工を行なう範囲を特定するため、一
般には、対象となる原稿上にマーカで領域指定するよう
にしている。よって、この種のデジタル複写機では、マ
ーカにより指定されたマーク領域を検出する機能が設け
られている。
【0003】従来のマーク領域検出方式としては、原稿
画像中から一定範囲の中間調領域を抽出し、このような
中間調領域に様々な補正処理を施すことにより、マーク
領域と認識するようにしている。
【0004】その一例として、図4に示すような機能ブ
ロックで示される構成としたマーク領域検出装置1があ
る。これは、前処理部2とマーク検出部3と後処理部4
とエリア検出部5とで表される。
【0005】ここに、前処理部2では、判定対象が一定
濃度範囲か否かの検出、異常画像(マーク中の単発的な
黒又は白画像)の除去、及び、図5に示すように2×2
(=4)画素を1マークブロック6として取扱う変換処
理を行なう。
【0006】また、マーク検出部3では、次のa,bの
何れかの場合にマークと判定する処理を行なう。 a.間近にマークがない場合。 図5に示すような6×6の全マークブロック6がマーク
濃度であれば、この6×6ブロックはマークであるとす
る。 b.間近にマークがある場合。 判定対象の間近に既に検出されたマークがある場合、6
×6のマークブロック6の内、4列以上の列において、
その列の4以上のマークブロック6がマーク濃度であれ
ば、この6×6ブロックもマークであるとする。
【0007】さらに、後処理部4では白途切れの補償と
黒途切れの補償とを行なう。まず、図6に示すようなマ
ーク7において、途中で途切れた白途切れDwが発生し
ている場合、Dw ≦(3マークブロック)であれば、こ
の部分はマーク7が連続しているとみなし、白途切れ補
償を行なう。また、マーク7が黒線8により横断され、
黒途切れDb が発生している場合、Db ≦(21マーク
ブロック)(≒1.4mm)であれば、この部分はマーク
7が連続しているとみなし、黒途切れ補償を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際のマー
クを考えた場合、原稿の種類や使うマーカの種類、状態
などによって、マーク領域の濃度が異なり、上述したよ
うなマーク検知に関する補正シーケンスが有効に作動し
ないことが多い。この結果、現実には、マーク領域の認
定を誤ってしまうことが多い。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、画像加工などの画像処理の範囲を特定するために、
マーカにより記入された原稿上のマーク領域を中間調領
域検出に基づき認識するようにしたデジタル複写機にお
けるマーカ領域検出装置において、予め設定された中間
調領域検出のための上限値と下限値とに基づき認識され
たマーク領域の濃度をサンプリングする濃度サンプリン
グ手段と、サンプリングされた濃度データに基づき前記
上限値と下限値とを設定し直す閾値再設定手段とを設け
た。
【0010】この際、請求項2記載の発明では、閾値再
設定手段が、一旦認識されたマーク領域の過去の履歴に
基づき上限値と下限値とを逐次設定し直す経時的処理手
段を有するものとした。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、最初は中間調領
域認識と同一視してマーク領域の認識を行なうが、その
領域の濃度をサンプリングし、その濃度データに基づき
上限値と下限値とを設定し直して、このような閾値を用
いて再度マーク領域の検出を行なうので、原稿やマーカ
の種類などが変動した場合であっても、マーク領域を的
確に認識し得るものとなり、所望通りの画像加工を行な
わせることができる。
【0012】ここに、請求項2記載の発明によれば、同
じ原稿上でマーク領域の濃度が徐々に変動するような場
合であっても、マーク領域検出のための上限値と下限値
との設定し直しが経時的処理により逐次行なわれるの
で、濃度変化等に追従した形で正確にマーク領域を認識
し得るものとなる。
【0013】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1に基づ
いて説明する。図4で示した部分と同一部分は同一符号
を用いて示す。まず、原稿から読取られた画像データが
入力される2つのコンパレータ11,12が設けられて
いる。コンパレータ11は上限用で、閾値発生回路13
から発生された中間調領域検出のための初期の上限値が
設定されており、画像データが上限値以下であれば出力
を生ずる。コンパレータ12は下限用で、閾値発生回路
13から発生された中間調領域検出のための初期の下限
値が設定されており、画像データが下限値以上であれば
出力を生ずる。これらのコンパレータ11,12の出力
は、ANDゲート14に入力されている。よって、画像
データが下限値以上で上限値以下の中間調領域となった
場合に、マーク領域と認識され、ANDゲート14から
はマーク領域信号が出力されることになる。
【0014】このANDゲート14からのマーク領域信
号が、前述したように、前処理部2、マーク検知部3及
び後処理部4による各種補正処理を経て、最終的にマー
ク領域信号として出力される。
【0015】しかして、本実施例では、このような処理
に先立ち、前述したマーク領域検出処理を仮のものと
し、コンパレータ11,12の上限値、下限値をマーク
領域の濃度に応じて設定し直す補正処理を行なうように
したものである。このため、前述したANDゲート14
からのマーク領域信号は、前記閾値発生回路13に入力
される。この閾値発生回路13は濃度サンプリング手段
(図示せず)を有し、ある領域が一旦中間調領域=マー
ク領域として認識された時、その領域内の画像データを
サンプリングする。また、この閾値発生回路13は閾値
再設定手段としての機能も有し、サンプリングされた濃
度データに基づき、その濃度に適した上限値と下限値と
を算出し、コンパレータ11,12に対してこれらの値
を再設定する。再設定後、このような新規な上限値、下
限値を用いて画像データを比較し直し、マーク領域の検
出を行なう。
【0016】このような様子について、縦軸に画像濃
度、横軸を副走査方向(時間軸)として模式的に示す図
1(b)により説明する。図中、Aが上限値、Bが下限値
を表す。これらのA〜B間の濃度となる画像データ部分
がマーク領域として認識される。いま、初期の上限値、
下限値に基づきCの位置からマーク領域とみなされたと
すると、閾値発生回路13ではこのCの位置から所定量
の画像データの濃度をサンプリングし、Dの位置でサン
プリングされた濃度データに基づき上限値及び下限値を
演算し直し、新たな上限値、下限値をコンパレータ1
1,12に各々設定し直す。図中の上限値A,下限値B
のレベルが変化している点がこれを示す。この後、この
ような新たな上限値、下限値を用いて画像データが比較
され、マーク領域であるか否かが判断される。つまり、
一旦マーク領域と認識された部分の実際の画像濃度に応
じて上限値、下限値が適正に変更されるので、原稿の種
類やマーカの種類、濃度変化などの影響を受けないマー
ク領域の検出が可能となる。
【0017】なお、閾値発生回路13に与えるマーク領
域信号はANDゲート14によるものに限らず、各種の
処理を経た後の、後処理部4からのものであってもよ
い。
【0018】つづいて、請求項2記載の発明の一実施例
を図2及び図3により説明する。マーカにより領域指定
する場合、そのマーク濃度が徐々に変化することはよく
みられる現象であり、特に、最後の個所ではマーカの動
きが止まることからマーク濃度が濃くなる傾向にあるの
で、本実施例では、このような状況に対処するため、閾
値再設定手段を経時的処理手段15を有するものとして
構成したものである。
【0019】即ち、マーク領域の濃度変化の形態として
は、図2に示すように場所によって大きく変動すること
が多々あるが、このような場合であっても、前述したよ
うな上限値、下限値の設定変更を、経時的処理手段15
により画像濃度変化に追従させて逐次的に行なうように
すれば、より的確なマーク領域の検出が可能となること
が判る。
【0020】図3は経時的処理手段15の構成例を示
す。まず、ANDゲート14によりマーク領域と判定さ
れた時だけ画像データを入力とする加算器16の出力を
セレクトするマルチプレクサ17が設けられており、こ
のマルチプレクサ17の出力をラッチするラッチ回路1
8が設けられている。このラッチ回路18の出力は前記
加算器16及びマルチプレクサ17の他入力としてフィ
ードバックされる一方、上限値、下限値を演算設定する
コントローラ19にも入力されている。
【0021】このような構成において、ANDゲート1
4により一旦マーク領域と判定されると、マルチプレク
サ17によりそれ以降の画像データが加算器16を介し
て取込まれ、ラッチ回路18に順次ラッチされる。マー
ク領域と判定された後、所定回数分(所定ライン分)の
画像データを加算器16により加算すると、加算された
データはラッチ回路18からコントローラ19により読
込まれ、画像データの濃度の平均値が計算される。計算
された平均値に所定の余裕度を持たせるための加減算処
理を行ない、新たな上限値、下限値を計算し、コンパレ
ータ11,12に設定し直す。このような処理を一定時
間毎に行なうことにより、一旦認識されたマーク領域の
過去の履歴に基づく上限値と下限値との逐次的な設定と
なり、図2中に示す上限値、下限値の変化のように、濃
度変動に追従させることができ、より的確なマーク領域
の認識が可能となる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、最初は予め設定され
た上限値、下限値を用いて中間調領域認識と同一視して
マーク領域の認識を行なうが、一旦マーク領域と認識さ
れた場合、濃度サンプリング手段によりこのマーク領域
の濃度をサンプリングし、サンプリングされた濃度デー
タに基づき閾値再設定手段により上限値と下限値とを設
定し直し、このように変更された閾値を用いてマーク領
域の検出を行なうようにしたので、原稿やマーカの種類
などが変動した場合であっても、マーク領域を的確に認
識できるものとなり、所望通りの画像加工を行なわせる
ことができる。
【0023】ここに、請求項2記載の発明によれば、同
じ原稿上でマーク領域の濃度が徐々に変動するような場
合であっても、マーク領域検出のための上限値と下限値
との設定し直しを経時的処理手段による経時的処理によ
り逐次行なうようにしたので、濃度変化等に追従した形
で正確にマーク領域を認識できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示し、(a)は
ブロック図、(b)は画像濃度の変化の様子を示す特性図
である。
【図2】請求項2記載の発明の一実施例を示すための画
像濃度の変化の様子を表した特性図である。
【図3】経時的処理手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】従来のマーク領域検出装置の内容を示す機能ブ
ロック図である。
【図5】マークブロックを示す説明図である。
【図6】マークの途切れを示す説明図である。
【符号の説明】
13 濃度サンプリング手段&閾値再設定手段 15 経時的処理手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像加工などの画像処理の範囲を特定す
    るために、マーカにより記入された原稿上のマーク領域
    を中間調領域検出に基づき認識するようにしたデジタル
    複写機におけるマーカ領域検出装置において、予め設定
    された中間調領域検出のための上限値と下限値とに基づ
    き認識されたマーク領域の濃度をサンプリングする濃度
    サンプリング手段と、サンプリングされた濃度データに
    基づき前記上限値と下限値とを設定し直す閾値再設定手
    段とを設けたことを特徴とするデジタル複写機における
    マーク領域検出装置。
  2. 【請求項2】 閾値再設定手段が、一旦認識されたマー
    ク領域の過去の履歴に基づき上限値と下限値とを逐次設
    定し直す経時的処理手段を有することを特徴とする請求
    項1記載のデジタル複写機におけるマーク領域検出装
    置。
JP3303172A 1991-11-19 1991-11-19 デジタル複写機におけるマーク領域検出装置 Pending JPH05145753A (ja)

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JP (1) JPH05145753A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6256474B1 (en) 1997-11-10 2001-07-03 Oce Printing Systems Gmbh Method and device for conveying a pre-printed striplike recording medium in a printing device
US6684035B2 (en) * 2002-06-19 2004-01-27 Nexpress Solutions Llc Adjustable automatic process control density patch location detection

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