JPH05145268A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH05145268A
JPH05145268A JP29031591A JP29031591A JPH05145268A JP H05145268 A JPH05145268 A JP H05145268A JP 29031591 A JP29031591 A JP 29031591A JP 29031591 A JP29031591 A JP 29031591A JP H05145268 A JPH05145268 A JP H05145268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite core
case
circuit board
connector
printed circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP29031591A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Miyagawa
晃 宮川
Noboru Yokoyama
登 横山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観を損ねることなく発生する電磁波を減衰
できる。 【構成】 筐体121,122の保持部(凹部121
a,122a)がプリント基板13の端部に設けられる
挿通部(切欠き13a)に挿通された中空の減衰部材を
挟持し、減衰部材がプリント基板13の特定信号ライン
を挿通する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周辺機器を接続してシ
ステムが構成される電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル機器が世の中に氾濫するにつ
れて、電磁波障害(EMI;Electro Magnetic Interferenc
e) は、世界中で社会全体の問題として大きく取り上げ
られている。それは、ディジタル機器がEMIノイズを
受けて、誤動作しやすいからである。さらに、ディジタ
ル機器自身は、多くの高調波成分を含む方形波のディジ
タルで動作しているため、この高調波によりディジタル
機器から電磁波を発生し、他の機器に影響を及ぼす危険
がある。このため、機器から放射されるEMIノイズに
対し規制が設けられ、その規制値も日増しに厳しくなる
方向にある。
【0003】このような放射ノイズの発生しやすい部分
の一つにケーブルがある。ケーブルの中を流れる電流は
その周りに磁界を発生させ、電流の持つエネルギーの一
部は、その磁界から電磁波として外部に放出される。
【0004】図9は従来の電子機器の周辺機器との接続
機構を示す斜視図であり、機器間をコネクタにより接続
する部分の電磁波対策の例で、ここでは、キーボードと
ポインティングデバイスを接続するものを示してある。
【0005】同図で、キーボード310とポインティン
グデバイス330をキーボードコネクタ311とポイン
ティングデバイスコネクタ331で接続した場合、キー
ボード310で発生する高調波成分を含む信号は、ポイ
ンティングデバイス330のケーブル332を流れ電磁
波を発生する。このため、ポインティングデバイスコネ
クタ331に近い部分のケーブル332にフェライトコ
ア320を入れている。ケーブル332をフェライトコ
ア320の中を通すことにより、今まで空間にできてい
た磁界がフェライトの磁束を集める効果によりフェライ
ト内に集められ、損失の原理によって不要な高調波エネ
ルギーだけが磁気エネルギーを経て熱エネルギーへと変
換される。従って、フェライトコア320を通過した後
では、放射性のEMIノイズが減衰し除去されるととも
に、流れる信号の高周波成分を減衰させるため、ケーブ
ル332からの放射ノイズが減衰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーブ
ル332にフェライトコア320をとりつけた場合、通
常外観を損ね、製品的価値を落す。さらに、フェライト
コア320はノイズの発生源の近くに固定させなければ
電磁対策の効果がないので、例えばチューブの使用等の
ケーブルに固定する手段を講じなければならず、コスト
アップになるという問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本体コネクタから発生する電磁波を減
衰する減衰部材をプリント基板上を挿通するように筐体
内部に収容保持することにより、外観を損ねることなく
発生する電磁波を減衰できる電子機器を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、電気機器から発生する電磁波を減衰する中空の減衰
部材と、プリント基板の特定信号ラインを中空の減衰部
材の開口部に挿通させるための挿通部をプリント基板の
端部に設け、挿通された中空の減衰部材を挟持しながら
保持する保持部を筐体内面上に形成したものである。
【0009】
【作用】本発明においては、筐体の保持部がプリント基
板の端部に設けられる挿通部に挿通された中空の減衰部
材を挟持して、減衰部材がプリント基板の特定信号ライ
ンに発生する電磁波を減衰させることを可能とする。
【0010】
【実施例】〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を
示す電子機器の構成を説明する斜視図で、例えばキーボ
ードとこのキーボードにコネクタを介してポインティン
グデバイス等が接続可能な場合を示す。
【0011】図において、10はキーボードで、コネク
タ11を介して図示しないポインティングデバイスのコ
ネクタが接続される。121,122は前記キーボード
10の筐体で、これらの筐体121,122が図示しな
い係合部材を介して固着される。20は本実施例におけ
る中空の減衰部材となるフェライトコアで、フェライト
コア20がプリント基板13の端部で、かつコネクタ1
1の近傍の挿通部(詳細は後述する)に挿通された状態
で筐体121,122により挟持されて保持される構成
となっている。
【0012】図2は、図1に示した要部の構成を説明す
る拡大斜視図であり、図1と同一のものには同じ符号を
付してある。
【0013】図において、13aは本実施例の挿通部を
構成する切欠きで、この切欠き13aに沿ってフェライ
トコア20がプリント基板13の他方端に当接するまで
挿通される。
【0014】図3は、図2に示した電子機器の要部断面
図であり、(a)は図2に示したフェライトコア20を
含むa−a断面を示し、(b)は図2に示したフェライ
トコア20を含むb−b断面を示す。
【0015】この図に示されるように、フェライトコア
20はプリント基板13上の切欠き13aに挿通された
状態で、筐体121および筐体122の凹部121aお
よび凹部122aが組み上げられることにより、その位
置で保持固定されているものとする。この時、プリント
基板13上では必要な信号のパターンがフェライトコア
20の中を通過するように配置される。
【0016】このようにフェライトコア20はコネクタ
11に近い部分に組み込まれているので、キーボード1
0で発生する高調波成分のノイズ信号は減衰し、外部に
発生することはない。また、フェライトコア20は筐体
121と筐体122の組み上げにより形成される筐体内
部に収容されているので、外観を損ねることはない。
【0017】以上のように、減衰部材(フェライトコア
20)がプリント基板13の端部に設けられる挿通部
(本実施例では切欠き13a)に挿通された状態で筐体
121,122の保持部(凹部121aおよび凹部12
2a)が挿通された中空の減衰部材を挟持し、減衰部材
がプリント基板13の特定信号ラインを挿通し、特定信
号ラインに発生する電磁波を減衰することを可能とす
る。なお、フェライトコア20に対する配線処理は不要
であり、従来工程では必須となるフェライトコア20へ
のリード線の巻き線処理とプリント基板13へのリード
線の結線が不要となり、工程処理が軽減されると共に、
実装スペースを容易に確保できる。 〔第2実施例〕図4は本発明の第2実施例を示す電子機
器の構成を説明する斜視図で、例えばキーボードとこの
キーボードにコネクタを介してポインティングデバイス
等が接続可能な場合を示し、図1と同一のものには同じ
符号を付してある。
【0018】図において、10はキーボードで、コネク
タ11を介して図示しないポインティングデバイスのコ
ネクタが接続される。121,122は前記キーボード
10の筐体で、これらの筐体121,122が図示しな
い係合部材を介して固着される。21,22は本実施例
における中空の減衰部材を構成するフェライトコア部
で、フェライトコア部21,22がプリント基板13の
端部で、かつコネクタ11の近傍の挿通部(詳細は後述
する)に挿通された状態で筐体121,122により挟
持されて保持される構成となっている。
【0019】図5は、図4に示した要部の構成を説明す
る拡大斜視図であり、図4と同一のものには同じ符号を
付してある。
【0020】図において、13bは本実施例の挿通部を
構成する穴、この穴13bに沿ってフェライトコア部2
1,22がプリント基板13の上下方向から互いに当接
するまで挿通される。
【0021】図6は、図5に示した電子機器の要部断面
図であり、(a)は図5に示したフェライトコア部2
1,22を含むa−a断面を示し、(b)は図5に示し
たフェライトコア部21,22を含むb−b断面を示
す。
【0022】この図に示されるように、2分割されたフ
ェライトコア部21,22は筐体121および筐体12
2の爪部121bおよび凹部122bに仮止めされた状
態で組み上げられることにより、その位置でプリント基
板13上の穴13bを挿通して接触して固定されている
ものとする。この時、プリント基板13上では必要な信
号のパターンがフェライトコア20の中を通過するよう
に配置される。
【0023】このようにフェライトコア部21,22は
コネクタ11に近い部分に組み込まれているので、キー
ボード10で発生する高調波成分のノイズ信号は減衰
し、外部に発生することはない。また、フェライトコア
部21,22は筐体121と筐体122の組み上げによ
り形成される筐体内部に収容されているので、外観を損
ねることはない。また、フェライトコア部21,22の
位置は自由度があるので、対策位置として最適な位置に
配設することができる。また、上記実施例ではフェライ
トコア部21,22の間を特定のラインが1回挿通する
構成としているが、同一ラインが複数回フェライトコア
部21,22の間を挿通するようにプリント基板13の
配線パターンを構成すれば、減衰力を高めることができ
る。
【0024】なお、上記実施例では、例えばポインティ
ングデバイス等のケーブルに付加されるフェライトコア
をプリント基板13の特定ライン上に挿通する場合につ
いて説明したが、後述する実施例のようにケーブルを介
さずにコネクタを接続するシステムにも本発明を適用で
きる。 〔第3実施例〕図7は本発明の第3実施例を示す電子機
器の構成を説明する斜視図で、テンキーパッドをキーボ
ード10にコネクタ接続する場合に相当する。
【0025】この図に示されるように、キーボード10
には電子部品により動作し、テンキー40にはスイッチ
のみで電子部品は含まれない。テンキー40のキーの状
態は、コネクタ41とコネクタ11を介してキーボード
10の電子回路で検出する構成となっている。この場合
においても、上述したフェライトコア20を内通してコ
ネクタ41がコネクタ11に接続されるため、キーボー
ド10のノイズがテンキー40に回り込んで放射される
ことを防止できる。 〔第4実施例〕図8は本発明の第4実施例を示す電子機
器のプリン基板の配線パターンの構成を説明する平面図
であり、(a)は第1の配線パターン状態を示し、
(b)は第2の配線パターン状態を示す。
【0026】この図において、J10,J11,J2
0,J21はジャンパを示し、黒線と白線とはプリント
基板13中の互いに異なる面の配線ラインを示し、斜線
部はフェライトコア用の挿通部を示す。
【0027】先ず、同図(a)に示すように、ジャンパ
J11,J21を接続すると、それぞれ信号a,bがフ
ェライトコアの中を通り、ジャンパJ10,J20を接
続すると、フェライトコアを通らないように、プリント
基板13のパターンを配置することもできる。通常は、
すべての信号をフェライトコアを通したほうが減衰効果
が高いが、フレームグランドに接続されるもののような
特別な信号だけは通さない方が良い場合もある。そこ
で、各ジャンパJ10,J11,J20,J21の選択
により、フェライトコアを挿通するかどうかをいろいろ
と設定することができる。
【0028】一方、同図(b)において、ジャンパJ1
1,J21を接続すると、信号aと信号bはフェライト
コアの中を同方向で通り、ジャンパJ10,J20を接
続すると、逆方向になるように、プリント基板13のパ
ターンを配置したものである。なお、上記(a),
(b)のいずれの場合も対策が決定された場合には、ジ
ャンパJ10,J11,J20,J21の配置ではな
く、すべてのラインをパターンは位置してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、筐体の
保持部がプリント基板の端部に設けられる挿通部に挿通
された中空の減衰部材を挟持する構成としたので、減衰
部材に対して何らリード線等の配線処理および特定の固
定部材を要することなく、電磁波対策を施すことができ
る。また、減衰部材の配置位置を自由に選択できるとと
もに、筐体内部に減衰部材を配置できるので、外観を損
ねずに済み美観を向上できる。
【0030】このように、従来の電磁波対策部材を本体
に容易に組み入れることができ、接続される周辺機器コ
ネクタの構成が簡素化され、周辺機器コネクタのコスト
を下げることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電子機器の構成を説
明する斜視図である。
【図2】図1に示した要部の構成を説明する拡大斜視図
である。
【図3】図2に示した電子機器の要部断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す電子機器の構成を説
明する斜視図である。
【図5】図4に示した要部拡大斜視図である。
【図6】図5に示した電子機器の要部断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す電子機器の構成を説
明する斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す電子機器のプリン基
板の配線パターンの構成を説明する平面図である。
【図9】従来の電子機器の周辺機器との接続機構を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 キーボード 11 コネクタ 13a 切欠き 20 フェライトコア 121 筐体 121a 凹部 122 筐体 122a 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号ラインがあらかじめパターン
    配置されたプリント基板が筐体に収容される電子機器に
    おいて、前記電子機器から発生する電磁波を減衰する中
    空の減衰部材と、前記プリント基板の特定信号ラインを
    前記中空の減衰部材の開口部に挿通させるための挿通部
    を前記プリント基板の端部に設け、挿通された前記中空
    の減衰部材を挟持しながら保持する保持部を前記筐体内
    面上に形成したことを特徴とする電子機器。
JP29031591A 1991-10-11 1991-10-11 電子機器 Pending JPH05145268A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29031591A JPH05145268A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 電子機器

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JP29031591A JPH05145268A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 電子機器

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JPH05145268A true JPH05145268A (ja) 1993-06-11

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ID=17754509

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JP29031591A Pending JPH05145268A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 電子機器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19615994A1 (de) * 1996-04-09 1997-10-16 Bintec Computersysteme Gmbh Elektronisches Gerät zur Verarbeitung und/oder Übertragung von elektrischen Signalen
JP2007252931A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Precor Inc フィットネストレーナ用のフレキシブルディスプレイアセンブリ
WO2014013798A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 富士電機株式会社 インバータ装置
JP2021526730A (ja) * 2018-05-31 2021-10-07 パワー・インテグレーションズ・インコーポレーテッド フェライトビーズおよび他のパススルー電気的フィルタコンポーネントのためのハウジング

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