JPH0514477B2 - - Google Patents
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- JPH0514477B2 JPH0514477B2 JP22046587A JP22046587A JPH0514477B2 JP H0514477 B2 JPH0514477 B2 JP H0514477B2 JP 22046587 A JP22046587 A JP 22046587A JP 22046587 A JP22046587 A JP 22046587A JP H0514477 B2 JPH0514477 B2 JP H0514477B2
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Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Television Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明回路はテレビジヨン信号のエンフアシ
ス・デイエンフアシス回路に係り、特に時間方向
のフイルタと動き適応型レベル調整器で構成され
る時間軸エンフアシス・デイエンフアシス回路に
関するものである。
ス・デイエンフアシス回路に係り、特に時間方向
のフイルタと動き適応型レベル調整器で構成され
る時間軸エンフアシス・デイエンフアシス回路に
関するものである。
（発明の概要）
この発明は、テレビジヨン信号伝送における
Ｓ／Ｎ改善のため、フレームメモリまたはその整
数倍の遅延回路を用い、時間方向高域強調フイル
タおよび抑圧フイルタをそれぞれ変調器側および
復調器側に設けて、直線または非直線動作をさせ
ることによりトランケーシヨンノイズを削減して
静止画領域の画質劣化を削減し、さらに変復調側
に動き適応型レベル調整器をも設けて、動き領域
の画質劣化をも削減して大きなＳ／Ｎ改善を可能
としたエンフアシス・デイエンフアシス回路を提
供するものである。
Ｓ／Ｎ改善のため、フレームメモリまたはその整
数倍の遅延回路を用い、時間方向高域強調フイル
タおよび抑圧フイルタをそれぞれ変調器側および
復調器側に設けて、直線または非直線動作をさせ
ることによりトランケーシヨンノイズを削減して
静止画領域の画質劣化を削減し、さらに変復調側
に動き適応型レベル調整器をも設けて、動き領域
の画質劣化をも削減して大きなＳ／Ｎ改善を可能
としたエンフアシス・デイエンフアシス回路を提
供するものである。
（従来の技術）
従来、受信Ｓ／Ｎを改善するために、特にFM
伝送では映像信号の水平周波数特性の高域成分の
強調（変調器側）と抑圧（復調器側）を行うエン
フアシス・デイエンフアシス回路が用いられてき
た。また、FM変調では伝送路ノイズが復調器出
力で三角ノイズといわれる高域成分の大きいノイ
ズとなるため、デイエンフアシス回路によるノイ
ズ抑圧は大きなものとなり、これによりＳ／Ｎ改
善が行われてきた。
伝送では映像信号の水平周波数特性の高域成分の
強調（変調器側）と抑圧（復調器側）を行うエン
フアシス・デイエンフアシス回路が用いられてき
た。また、FM変調では伝送路ノイズが復調器出
力で三角ノイズといわれる高域成分の大きいノイ
ズとなるため、デイエンフアシス回路によるノイ
ズ抑圧は大きなものとなり、これによりＳ／Ｎ改
善が行われてきた。
（発明が解決しようとする問題点）
従来のエンフアシス・デイエンフアシス回路は
Ｓ／Ｎの改善に効果があつたが、これは映像信号
の高域成分が低域成分に比べて非常に小さいもの
として、エンフアシスが行えることを前提として
いる。第５図に従来の回路によるエンフアシス・
デイエンフアシス特性を示す。Ｓ／Ｎの改善度は
図のβ1およびβ2の値で決まるが、エンフアシス特
性でβ2を大きくした場合Ｓ／Ｎ改善度は大きくな
るが、FM伝送ではトランケーシヨンノイズとい
われる信号消滅のノイズが生じる。第６図は矩形
の映像信号をFM伝送する場合の例である。エン
フアシス回路によりエツジ部分が強調されβ2が大
きいと図の点線で示すような伝送帯域の帯域外に
出たところは伝送不能となるため、目だか状のト
ランケーシヨンノイズが生じる。これは映像信号
の静止画領域、動画領域をとわず生ずるものであ
るが、特に、静止画部分はカメラの蓄積効果によ
るボケが生じないためエツジ成分が大きく、この
トランケーシヨンノイズも大きなものとなる。従
つて、Ｓ／Ｎ改善のための水平高域成分の強調、
抑圧には限度があつた。
Ｓ／Ｎの改善に効果があつたが、これは映像信号
の高域成分が低域成分に比べて非常に小さいもの
として、エンフアシスが行えることを前提として
いる。第５図に従来の回路によるエンフアシス・
デイエンフアシス特性を示す。Ｓ／Ｎの改善度は
図のβ1およびβ2の値で決まるが、エンフアシス特
性でβ2を大きくした場合Ｓ／Ｎ改善度は大きくな
るが、FM伝送ではトランケーシヨンノイズとい
われる信号消滅のノイズが生じる。第６図は矩形
の映像信号をFM伝送する場合の例である。エン
フアシス回路によりエツジ部分が強調されβ2が大
きいと図の点線で示すような伝送帯域の帯域外に
出たところは伝送不能となるため、目だか状のト
ランケーシヨンノイズが生じる。これは映像信号
の静止画領域、動画領域をとわず生ずるものであ
るが、特に、静止画部分はカメラの蓄積効果によ
るボケが生じないためエツジ成分が大きく、この
トランケーシヨンノイズも大きなものとなる。従
つて、Ｓ／Ｎ改善のための水平高域成分の強調、
抑圧には限度があつた。
従つて本発明の目的は、上述の欠点を排除し、
比較的簡易な構成で、テレビジヨン信号伝送にお
いて静止画領域に影響をおよぼすことなく、上述
のトランケーシヨンノイズを抑圧して大きなＳ／
Ｎの改善の可能なエンフアシス・デイエンフアシ
ス回路を提供せんとするものである。
比較的簡易な構成で、テレビジヨン信号伝送にお
いて静止画領域に影響をおよぼすことなく、上述
のトランケーシヨンノイズを抑圧して大きなＳ／
Ｎの改善の可能なエンフアシス・デイエンフアシ
ス回路を提供せんとするものである。
（問題点を解決するための手段）
この目的を達成するため、本発明エンフアシ
ス・デイエンフアシス回路は、すなわちテレビジ
ヨン信号伝送におけるノイズ削減のためのエンフ
アシス・デイエンフアシス回路において、エンフ
アシス回路側にあつては、エンフアシス回路側入
力映像信号を２分し、その一方を水平方向低減フ
イルタの入力に接続し、他方を順次に直列接続し
た水平方向高域フイルタおよび時間方向高域強調
フイルタの水平方向高域フイルタの入力に接続
し、前記水平方向低域フイルタの出力と前記時間
方向高域強調フイルタの出力とを加算器を介して
加算するとともに、前記時間方向高域強調フイル
タの出力を用い動き検出部において前記エンフア
シス回路側入力映像信号高域成分の動きレベルを
検出し、この検出された動きレベルを用い動き適
応型レベル調整器において前記加算器の出力を動
き適応的にレベル調整し、この調整された信号を
エンフアシス回路側出力映像信号とし、前記動き
検出部の出力をエンフアシス回路側制御データ出
力とするよう構成し、デイエンフアシス回路側に
あつては、前記エンフアシス回路側出力映像信号
および前記エンフアシス回路側制御データ出力を
それぞれデイエンフアシス回路側入力映像信号お
よびデイエンフアシス回路側制御データ入力とし
て受信し、受信された前記デイエンフアシス回路
側制御データ入力の動きレベルを用い、別の動き
適応型レベル調整器において、前記デイエンフア
シス回路側入力映像信号を、前記動き適応型レベ
ル調整器が有する調整特性とは相補の調整特性で
動き適応的にレベル調整するとともに、その出力
を２分し、その一方を前記水平方向低域フイルタ
とほぼ同一のフイルタ特性を有する別の水平方向
低域フイルタの入力に接続し、他方を順次に直列
に接続した、前記前記水平方向高域フイルタとほ
ぼ同一のフイルタ特性を有する別の水平方向高域
フイルタおよび前記時間方向高域強調フイルタと
は逆のフイルタ特性を有する時間方向高域抑圧フ
イルタの別の水平方向高域フイルタの入力に接続
し、前記別の水平方向低域フイルタの出力と前記
時間方向高域抑圧フイルタの出力とを別の加算器
を介して加算し、この別の加算器の出力をデイエ
ンフアシス回路側出力映像信号とするよう構成し
たことを特徴とするものである。
ス・デイエンフアシス回路は、すなわちテレビジ
ヨン信号伝送におけるノイズ削減のためのエンフ
アシス・デイエンフアシス回路において、エンフ
アシス回路側にあつては、エンフアシス回路側入
力映像信号を２分し、その一方を水平方向低減フ
イルタの入力に接続し、他方を順次に直列接続し
た水平方向高域フイルタおよび時間方向高域強調
フイルタの水平方向高域フイルタの入力に接続
し、前記水平方向低域フイルタの出力と前記時間
方向高域強調フイルタの出力とを加算器を介して
加算するとともに、前記時間方向高域強調フイル
タの出力を用い動き検出部において前記エンフア
シス回路側入力映像信号高域成分の動きレベルを
検出し、この検出された動きレベルを用い動き適
応型レベル調整器において前記加算器の出力を動
き適応的にレベル調整し、この調整された信号を
エンフアシス回路側出力映像信号とし、前記動き
検出部の出力をエンフアシス回路側制御データ出
力とするよう構成し、デイエンフアシス回路側に
あつては、前記エンフアシス回路側出力映像信号
および前記エンフアシス回路側制御データ出力を
それぞれデイエンフアシス回路側入力映像信号お
よびデイエンフアシス回路側制御データ入力とし
て受信し、受信された前記デイエンフアシス回路
側制御データ入力の動きレベルを用い、別の動き
適応型レベル調整器において、前記デイエンフア
シス回路側入力映像信号を、前記動き適応型レベ
ル調整器が有する調整特性とは相補の調整特性で
動き適応的にレベル調整するとともに、その出力
を２分し、その一方を前記水平方向低域フイルタ
とほぼ同一のフイルタ特性を有する別の水平方向
低域フイルタの入力に接続し、他方を順次に直列
に接続した、前記前記水平方向高域フイルタとほ
ぼ同一のフイルタ特性を有する別の水平方向高域
フイルタおよび前記時間方向高域強調フイルタと
は逆のフイルタ特性を有する時間方向高域抑圧フ
イルタの別の水平方向高域フイルタの入力に接続
し、前記別の水平方向低域フイルタの出力と前記
時間方向高域抑圧フイルタの出力とを別の加算器
を介して加算し、この別の加算器の出力をデイエ
ンフアシス回路側出力映像信号とするよう構成し
たことを特徴とするものである。
（実施例）
以下添付図面を参照し、本発明の基本的構成お
よび実施例により本発明を詳細に説明する。
よび実施例により本発明を詳細に説明する。
本発明回路の基本的な構成ブロツク線図を第１
図に示す。エンフアシス回路は水平方向低域フイ
ルタ（低域通過フイルタ）１、水平方向高域フイ
ルタ（高域通過フイルタ）２、時間方向高域強調
フイルタ３および動き適応型レベル調整器６によ
り構成され、デイエンフアシス回路は別の水平方
向低域フイルタ１′（前記水平方向低域フイルタ
１とほぼ同一のフイルタ特性を有する）、別の水
平方向高域フイルタ２′（前記水平方向高域フイ
ルタ２とほぼ同一のフイルタ特性を有する）、時
間方向高域抑圧フイルタ４および別の動き適応型
レベル調整器７により構成される。
図に示す。エンフアシス回路は水平方向低域フイ
ルタ（低域通過フイルタ）１、水平方向高域フイ
ルタ（高域通過フイルタ）２、時間方向高域強調
フイルタ３および動き適応型レベル調整器６によ
り構成され、デイエンフアシス回路は別の水平方
向低域フイルタ１′（前記水平方向低域フイルタ
１とほぼ同一のフイルタ特性を有する）、別の水
平方向高域フイルタ２′（前記水平方向高域フイ
ルタ２とほぼ同一のフイルタ特性を有する）、時
間方向高域抑圧フイルタ４および別の動き適応型
レベル調整器７により構成される。
本発明のエンフアシス・デイエンフアシス処理
の特徴は時間領域の高域成分について行うもので
あるが、その効果は水平方向の高域成分のみとす
る。エンフアシス回路では水平方向低域フイルタ
１により映像信号の低域成分は加算器５に入力さ
れる。一方、水平方向高域フイルタ２により分離
された水平高域成分は時間方向高域強調フイルタ
３により時間方向のエンフアシスが行われる。動
き検出部８では高域強調フイルタ３の出力から動
きレベルを検出する。すなわち高域強調フイルタ
３は時間軸方向で高域フイルタ特性となるので動
いている画像、情景変化などで大きな振幅を出力
し、この出力レベルを動き情報として用いる。
の特徴は時間領域の高域成分について行うもので
あるが、その効果は水平方向の高域成分のみとす
る。エンフアシス回路では水平方向低域フイルタ
１により映像信号の低域成分は加算器５に入力さ
れる。一方、水平方向高域フイルタ２により分離
された水平高域成分は時間方向高域強調フイルタ
３により時間方向のエンフアシスが行われる。動
き検出部８では高域強調フイルタ３の出力から動
きレベルを検出する。すなわち高域強調フイルタ
３は時間軸方向で高域フイルタ特性となるので動
いている画像、情景変化などで大きな振幅を出力
し、この出力レベルを動き情報として用いる。
動き検出部８により動き適応型レベル調整器６
を制御する。動き検出部８の出力が大きいときは
レベル調整器６の利得を小さく（≦１）し、小さ
いときは逆に利得を大きくする。例えば情景変化
などでは高域強調フイルタ３の出力は大きくな
り、トランケーシヨンノイズの発生する可能性が
大きくなるので、レベル調整器６の利得はトラン
ケーシヨンノイズが発生しない程度に小さくし、
それ以外では１としておく。
を制御する。動き検出部８の出力が大きいときは
レベル調整器６の利得を小さく（≦１）し、小さ
いときは逆に利得を大きくする。例えば情景変化
などでは高域強調フイルタ３の出力は大きくな
り、トランケーシヨンノイズの発生する可能性が
大きくなるので、レベル調整器６の利得はトラン
ケーシヨンノイズが発生しない程度に小さくし、
それ以外では１としておく。
一方、動き検出部８の出力は制御データ信号と
してデイエンフアシス側に伝送される。ここで、
動き検出部８の出力信号の周期は画素単位、ブロ
ツク単位、フレーム単位、２フレーム単位など
種々のものが考えられるが、情景変化などの全画
面にわたるトランケーシヨンノイズの発生防止の
みを考えたときはハードウエアが簡略化されるフ
レーム単位とするのが良い。
してデイエンフアシス側に伝送される。ここで、
動き検出部８の出力信号の周期は画素単位、ブロ
ツク単位、フレーム単位、２フレーム単位など
種々のものが考えられるが、情景変化などの全画
面にわたるトランケーシヨンノイズの発生防止の
みを考えたときはハードウエアが簡略化されるフ
レーム単位とするのが良い。
デイエンフアシス回路では、まず入力信号が別
の動き適応型レベル調整器７で利得調整が行われ
る。このレベル調整器７の利得は、映像信号が歪
みを受けないようにエンフアシス側のレベル調整
器６と相補の関係となり、レベル調整器６の利得
に対してレベル調整器７では１／となる。レ
ベル調整器７を介した信号のうち、水平方向の低
域成分はそのまま出力され、水平方向の高域成分
は時間方向高域強調フイルタ３の逆フイルタであ
る時間方向高域抑圧フイルタ４によりデイエンフ
アシスされる。ここで映像信号は復元され、伝送
路ノイズは抑圧される。なお、レベル調整器７の
利得は、エンフアシス側から伝送される制御デー
タにより制御される。
の動き適応型レベル調整器７で利得調整が行われ
る。このレベル調整器７の利得は、映像信号が歪
みを受けないようにエンフアシス側のレベル調整
器６と相補の関係となり、レベル調整器６の利得
に対してレベル調整器７では１／となる。レ
ベル調整器７を介した信号のうち、水平方向の低
域成分はそのまま出力され、水平方向の高域成分
は時間方向高域強調フイルタ３の逆フイルタであ
る時間方向高域抑圧フイルタ４によりデイエンフ
アシスされる。ここで映像信号は復元され、伝送
路ノイズは抑圧される。なお、レベル調整器７の
利得は、エンフアシス側から伝送される制御デー
タにより制御される。
第２図は周波数cをカツトオフ周波数とする水
平方向低域および高域フイルタの特性である。第
３図は時間方向高域強調および抑圧フイルタの特
性である。周波数pはフレーム周波数、ｎは整数
である。時間方向のエンフアシスを水平方向の高
域成分に制限するのは、情景変化などでは空間解
像度の低い画像でも大きな時間方向の信号変化が
発生しトランケーシヨンノイズが生じる可能性が
あるためである。
平方向低域および高域フイルタの特性である。第
３図は時間方向高域強調および抑圧フイルタの特
性である。周波数pはフレーム周波数、ｎは整数
である。時間方向のエンフアシスを水平方向の高
域成分に制限するのは、情景変化などでは空間解
像度の低い画像でも大きな時間方向の信号変化が
発生しトランケーシヨンノイズが生じる可能性が
あるためである。
第３図からわかるようにフレーム周波数pの整
数倍の周波数では相対振幅が0dBとなり、静止画
領域のスペクトルがフレーム周波数pの整数倍の
点にあらわれる線スペクトルとなることから、時
間方向のエンフアシスは静止画領域の映像信号に
は何ら影響を及ぼすことはない。従つて、大きな
高域強調を行つても（第３図のαを大きくとる）
トランケーシヨンノイズの発生はなく、有効にエ
ンフアシス・デイエンフアシス効果が得られる。
動画領域については、カメラの蓄積効果、残像特
性により高域成分が減少するので時間方向の高域
強調を行つてもその影響は小さいものとなるの
で、トランケーシヨンノイズの発生確率は非常に
小さいものとなる。
数倍の周波数では相対振幅が0dBとなり、静止画
領域のスペクトルがフレーム周波数pの整数倍の
点にあらわれる線スペクトルとなることから、時
間方向のエンフアシスは静止画領域の映像信号に
は何ら影響を及ぼすことはない。従つて、大きな
高域強調を行つても（第３図のαを大きくとる）
トランケーシヨンノイズの発生はなく、有効にエ
ンフアシス・デイエンフアシス効果が得られる。
動画領域については、カメラの蓄積効果、残像特
性により高域成分が減少するので時間方向の高域
強調を行つてもその影響は小さいものとなるの
で、トランケーシヨンノイズの発生確率は非常に
小さいものとなる。
第４図は時間方向高域強調フイルタａおよび抑
圧フイルタｂの実施例である。遅延回路としてフ
レームメモリを用いるので、第３図では ｎ＝１ (1) となる。また、それぞれのフイルタの伝達関数を
Ｈ（ｚ）、H-1（ｚ）とすると、 Ｈ（ｚ）＝１／１−ｋ（１−kz-1） (2) H-1（ｚ）＝１／Ｈ（ｚ）＝１−ｋ／１−kz-1 (3) ｋ；利得係数値、一般的には ０＜ｋ＜１ z-1；フレーム遅延を表わす演算子 となる。
圧フイルタｂの実施例である。遅延回路としてフ
レームメモリを用いるので、第３図では ｎ＝１ (1) となる。また、それぞれのフイルタの伝達関数を
Ｈ（ｚ）、H-1（ｚ）とすると、 Ｈ（ｚ）＝１／１−ｋ（１−kz-1） (2) H-1（ｚ）＝１／Ｈ（ｚ）＝１−ｋ／１−kz-1 (3) ｋ；利得係数値、一般的には ０＜ｋ＜１ z-1；フレーム遅延を表わす演算子 となる。
なおここで示した伝送関数はこの発明を実現す
るための一例であり、これに固定されるものでは
ない。また、時間方向のフイルタは線形特性のも
のを例としてあげたが、非線形特性をもつもので
も良い。その場合時間方向高域および抑圧フイル
タの構成は、本発明と同日出願の本願人になる特
許願(1)「エンフアシス・デイエンフアシス回路」
添付図面第５図ａ，ｂのごとくすればよい。
るための一例であり、これに固定されるものでは
ない。また、時間方向のフイルタは線形特性のも
のを例としてあげたが、非線形特性をもつもので
も良い。その場合時間方向高域および抑圧フイル
タの構成は、本発明と同日出願の本願人になる特
許願(1)「エンフアシス・デイエンフアシス回路」
添付図面第５図ａ，ｂのごとくすればよい。
詳細については省略する。
（発明の効果）
従来、映像信号のエンフアシス・デイエンフア
シス回路は水平方向の処理に限定されていたた
め、高解像度の画像ではFM伝送時のトランケー
シヨンノイズなど、伝送時に波形歪みをうける可
能性があり、大きなエンフアシス特性をもたせる
ことが出来ず、受信Ｓ／Ｎの改善に限度があつ
た。
シス回路は水平方向の処理に限定されていたた
め、高解像度の画像ではFM伝送時のトランケー
シヨンノイズなど、伝送時に波形歪みをうける可
能性があり、大きなエンフアシス特性をもたせる
ことが出来ず、受信Ｓ／Ｎの改善に限度があつ
た。
本発明回路は、高解像度が要求される静止画領
域で、映像信号に影響を与えることがないため、
トランケーシヨンノイズを低減し、高いＳ／Ｎの
改善が可能となる利点があるとともに、さらに水
平方向のエンフアシス・デイエンフアシス回路を
併用することで、一層大きなＳ／Ｎの改善が期待
できる。
域で、映像信号に影響を与えることがないため、
トランケーシヨンノイズを低減し、高いＳ／Ｎの
改善が可能となる利点があるとともに、さらに水
平方向のエンフアシス・デイエンフアシス回路を
併用することで、一層大きなＳ／Ｎの改善が期待
できる。
第１図ａ，ｂは本発明に関わるエンフアシス・
デイエンフアシス回路の基本的構成ブロツク線を
示し、第２図は第１図で使用されている水平方向
低域および高域フイルタの特性例を示し、第３図
は第１図で使用されている時間方向高域強調およ
び抑圧フイルタの特性例を示し、第４図ａ，ｂは
本発明に関わる時間方向高域強調および抑圧フイ
ルタ構成の実施例を示し、第５図は従来のエンフ
アシス・デイエンフアシス回路の特性例を示し、
第６図は従来のFM伝送における不都合な変調レ
ベルの一例を示す。 １……水平方向低域フイルタ、１′……別の水
平方向低域フイルタ、２……水平方向高域フイル
タ、２′……別の水平方向高域フイルタ、３……
時間方向高域強調フイルタ、４……時間方向高域
抑圧フイルタ、５……加算器、５′……別の加算
器、６……動き適応型レベル調整器、７……別の
動き適応型レベル調整器、８……動き検出部、９
……フレームメモリ、１０，１２，１３……各係
数器、１１……減算器。
デイエンフアシス回路の基本的構成ブロツク線を
示し、第２図は第１図で使用されている水平方向
低域および高域フイルタの特性例を示し、第３図
は第１図で使用されている時間方向高域強調およ
び抑圧フイルタの特性例を示し、第４図ａ，ｂは
本発明に関わる時間方向高域強調および抑圧フイ
ルタ構成の実施例を示し、第５図は従来のエンフ
アシス・デイエンフアシス回路の特性例を示し、
第６図は従来のFM伝送における不都合な変調レ
ベルの一例を示す。 １……水平方向低域フイルタ、１′……別の水
平方向低域フイルタ、２……水平方向高域フイル
タ、２′……別の水平方向高域フイルタ、３……
時間方向高域強調フイルタ、４……時間方向高域
抑圧フイルタ、５……加算器、５′……別の加算
器、６……動き適応型レベル調整器、７……別の
動き適応型レベル調整器、８……動き検出部、９
……フレームメモリ、１０，１２，１３……各係
数器、１１……減算器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ テレビジヨン信号伝送におけるノイズ削減の
ためのエンフアシス・デイエンフアシス回路にお
いて、 エンフアシス回路側にあつては、エンフアシス
回路側入力映像信号を２分し、その一方を水平方
向低減フイルタ１の入力に接続し、他方を順次に
直列接続した水平方向高域フイルタ２および時間
方向高域強調フイルタ３の水平方向高域フイルタ
２の入力に接続し、前記水平方向低域フイルタ１
の出力と前記時間方向高域強調フイルタ３の出力
とを加算器５を介して加算するとともに、前記時
間方向高域強調フイルタ３の出力を用い動き検出
部８において前記エンフアシス回路側入力映像信
号高域成分の動きレベルを検出し、この検出され
た動きレベルを用い動き適応型レベル調整器６に
おいて前記加算器５の出力を動き適応的にレベル
調整し、この調整された信号をエンフアシス回路
側出力映像信号とし、前記動き検出部８の出力を
エンフアシス回路側制御データ出力とするよう構
成し、 デイエンフアシス回路側にあつては、前記エン
フアシス回路側出力映像信号および前記エンフア
シス回路側制御データ出力をそれぞれデイエンフ
アシス回路側入力映像信号およびデイエンフアシ
ス回路側制御データ入力として受信し、受信され
た前記デイエンフアシス回路側制御データ入力の
動きレベルを用い、別の動き適応型レベル調整器
７において、前記デイエンフアシス回路側入力映
像信号を、前記動き適応型レベル調整器６が有す
る調整特性とは相補の調整特性で動き適応的にレ
ベル調整するとともに、その出力を２分し、その
一方を前記水平方向低域フイルタ１とほぼ同一の
フイルタ特性を有する別の水平方向低域フイルタ
１′の入力に接続し、他方を順次に直列に接続し
た、前記水平方向高域フイルタとほぼ同一のフイ
ルタ特性を有する別の水平方向高域フイルタ２′
および前記時間方向高域強調フイルタとは逆のフ
イルタ特性を有する時間方向高域抑圧フイルタ４
の別の水平方向高域フイルタ２′の入力に接続し、
前記別の水平方向低域フイルタ１′の出力と前記
時間方向高域抑圧フイルタ４の出力とを別の加算
器５′を介して加算し、この別の加算器５′の出力
をデイエンフアシス回路側出力映像信号とするよ
う構成したことを特徴とするエンフアシス・デイ
エンフアシス回路。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の回路におい
て、前記時間方向高域強調フイルタおよび前記時
間方向高域抑圧フイルタがそれぞれ非直線回路を
備えたことを特徴とするエンフアシス・デイエン
フアシス回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22046587A JPS6464481A (en) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | Emphasis/deemphasis circuit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22046587A JPS6464481A (en) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | Emphasis/deemphasis circuit |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6464481A JPS6464481A (en) | 1989-03-10 |
| JPH0514477B2 true JPH0514477B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=16751543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22046587A Granted JPS6464481A (en) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | Emphasis/deemphasis circuit |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6464481A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0350948B1 (en) * | 1988-07-14 | 1998-03-18 | Toyohakka Kogyo Kabushiki Kaisha | Porphyrin derivatives |
| US5005082A (en) * | 1989-10-03 | 1991-04-02 | General Electric Company | Video signal compander adaptively responsive to predictions of the video signal processed |
| JP2017030979A (ja) | 2013-12-25 | 2017-02-09 | 株式会社ニコン | フッ化カルシウム部材、その製造方法、及びフッ化カルシウム結晶の圧着方法 |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP22046587A patent/JPS6464481A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6464481A (en) | 1989-03-10 |
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