JPH05143835A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH05143835A
JPH05143835A JP3300531A JP30053191A JPH05143835A JP H05143835 A JPH05143835 A JP H05143835A JP 3300531 A JP3300531 A JP 3300531A JP 30053191 A JP30053191 A JP 30053191A JP H05143835 A JPH05143835 A JP H05143835A
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Sadao Matsumoto
定男 松本
Hiroaki Mannen
浩昭 萬年
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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D3/00Sorting a mixed bulk of coins into denominations

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機構的複雑化及び大型化を来すことなく偽貨
投入による自動販売機所有者の被る損害を最小限にする
ことができる自動販売機を提供する。 【構成】 貨幣識別装置3は投入貨幣を識別して金種に
応じた貨幣識別信号を第1の制御装置1に出力する。第
2の制御装置2は商品選択スイッチ5からの商品選択信
号に応じて当該選択商品の販売動作を実行する。第1の
制御装置1及び第2の制御装置2は、500円貨幣を受
け入れた場合に、その後少なくとも1回商品を販売しな
い間はつり銭の返却を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機に関し、特
に特定金種の偽貨を受け入れた場合の損害を最小限とす
る制御装置を具備した自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種自動販売機においては、複数
金種の貨幣を受け入れて識別すると共に、当該投入貨幣
はそれぞれ各金種別のつり銭収納筒に収容する。そし
て、自動販売機利用者が貨幣投入後、商品選択スイッチ
を押す前に返却レバーを操作するエスクロ操作、或いは
商品を販売後につり銭を払い出すつり銭返却操作により
前記収納筒より貨幣を払い出す。
【0003】ここで、投入貨幣はつり銭収納筒内に上か
ら蓄積されて行くため、前記エスクロ操作においては投
入貨幣が払い出されるのではなく、つり銭収納筒下端に
ある貨幣が払い出される。即ち、500円貨幣が投入さ
れた場合は、当該投入貨幣を払い出すのではなく、50
0円貨幣のつり銭収納筒の下端にある500円貨幣を払
い出す。
【0004】また、自動販売機によっては上位金種の貨
幣が投入された場合の前記エスクロ操作において、下位
金種に置き換えて払出しが行われるものもある。即ち、
500円貨幣が投入された後、商品選択スイッチが操作
される前に返却レバーが操作されると、当該500円貨
幣を払い出すのではなく、5枚の100円貨幣によって
払出しを行う。これは、投入500円貨幣をつり銭とし
て使用せず、つり銭収納筒ではなく金庫に直接収納して
しまうためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の自動
販売機では、エスクロ操作の場合に投入された貨幣では
なく、つり銭収納筒内にある貨幣が払い出されるため、
偽貨を受け入れた場合にはつり銭収納筒内の正貨を払い
出してしまい、自動販売機所有者に大いなる損害を与え
てしまう。
【0006】そこで、従来例えば特公昭55−4243
9号公報(G07F9/04)に示されるように投入さ
れた100円貨幣をつり銭収納筒に収容せずに一時保留
し、エスクロ操作がされた場合は、当該投入貨幣そのも
のを返却する方式が採られており、これによれば偽貨を
受け入れてもエスクロ操作では偽貨そのものを返却する
ため自動販売機所有者の損害は生じない。
【0007】しかしながら、係る一時保留方式を実現す
るためには貨幣収納及び払出し機構が複雑となると共
に、装置全体が大型化する。特に、近年では受入れ金種
として500円硬貨も加わったため尚更この問題が深刻
となり、実際には実用化されていないのが現実である。
【0008】そこで本発明は、係る機構的複雑化及び大
型化を来すことなく、偽貨投入による自動販売機所有者
の被る損害を最小限にすることができる自動販売機を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動販売機は、
投入貨幣を識別して金種に応じた貨幣識別信号を出力す
ると共に、返却操作部の操作により返却信号を出力する
貨幣識別装置と、販売商品を選択する商品選択スイッチ
と、貨幣識別信号及び商品選択スイッチからの商品選択
信号に基づいて販売制御を実行し、返却信号に基づいて
つり銭返却制御を実行する制御装置とを具備しており、
この制御装置は特定金種の貨幣識別信号を入力した場合
に少なくとも1回の販売制御が終了するまでつり銭返却
制御を禁止する返却受付判別手段を有しているものであ
る。
【0010】
【作用】自動販売機利用者により貨幣が投入されると、
貨幣識別装置が当該投入貨幣を識別して金種に応じた貨
幣識別信号を制御装置に出力する。制御装置は投入され
た貨幣に関する貨幣識別信号と商品選択スイッチからの
商品選択信号に応じて当該選択商品の販売を行う。
【0011】また、制御装置の返却受付判別手段は、特
定金種(例えば500円)を受け入れた場合に、その後
少なくとも1回商品を販売しない間はつり銭の返却を禁
止する。従って、特定金種(500円)の場合はエスク
ロが禁止される。
【0012】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の自動販売機の電気回路のブロック
図、図2は第1の制御装置1の構成を示す機能ブロック
図、図3及び図4は第1の制御装置1のプログラムを示
すフローチャート、図5は第2の制御装置2のプログラ
ムを示すフローチャートである。
【0013】図1において、本発明の自動販売機を制御
する制御装置は、いずれも汎用のマイクロコンピュータ
にて構成され、相互に接続された第1の制御装置1と第
2の制御装置2とから構成される。第1の制御装置1に
は貨幣識別装置3と、貨幣収納及び払出し機構4とが接
続されると共に、第2の制御装置2には商品選択スイッ
チ5と商品販売機構6が接続されている。
【0014】貨幣識別装置3は投入された貨幣を識別
し、10円、50円及び100円は貨幣収納及び払出し
機構4の図示しないつり銭収納筒へ、500円は図示し
ない金庫通路へそれぞれ導き、投入貨幣の金種に応じた
貨幣識別信号を第1の制御装置1の各貨幣の識別信号ポ
ートに出力する。また、貨幣識別装置3は図示しない返
却操作部としての返却レバーの操作に応じて投入金額の
返却を指示する返却信号(所謂エスクロ信号)を第1の
制御装置1に出力する。更に、貨幣識別装置3は第1の
制御装置1の識別信号ポートが低電位(以下「L」と称
する。)となると、当該識別信号ポートに対応した金種
の貨幣を受け入れずに返却(リジェクト)するように導
く。
【0015】貨幣収納及び払出し機構4は、つり銭硬貨
を前記つり銭収納筒内に金種別に収納し、各つり銭収納
筒内における保留貨幣の有無をそれぞれ検出する図示し
ないつり銭検出装置を具備してそれぞれの金種において
所定枚数、例えば10枚以上のつり銭が収納されている
ことを金種別つり銭検出信号として第1の制御装置1に
出力する。また、貨幣収納及び払出し機構4は、第1の
制御装置1から払出し信号を受けてつり銭を払出し動作
を実行する。
【0016】第1の制御装置1は図2に示すように、中
央処理装置(CPU)8と、第1の制御装置1の制御動
作をプログラムされたROM9と、少なくとも4個の記
憶部10、11、12及び14を含むRAMと、I/O
インターフェース13とから構成される。記憶部10
は、貨幣識別装置3から入力された金種別の識別信号に
基づき、投入された貨幣の枚数を1販売サイクル単位で
金種別の投入枚数データとして記憶する金種別投入枚数
カウンタである。記憶部11は、1販売サイクルにおい
て投入貨幣の受入れが発生してから販売終了時点までの
期間を表すCNEX−フラグ(以下、フラグを単にFと
称する)を記憶する。記憶部12は、金種別の払出し可
能枚数データを記憶するためのものであり、待機状態に
おいて貨幣収納及び払出し機構4から入力された金種別
つり銭検出信号に基づき、つり銭の有無に応じた所定の
数値、例えばつり銭無しの場合は0、つり銭有りの場合
は10をセットすると共に、前記1販売サイクルの投入
枚数を加算したデータを記憶する。記憶部14は、エス
クロFの送出を禁止する期間を表すエスクロ禁止Fを記
憶する。そして第1の制御装置1は、貨幣収納及び払出
し機構4によるつり銭の払出し終了を示す払出し終了F
と、記憶部10に記憶された投入金種枚数データと、記
憶部12に記憶された払出し可能枚数データと、貨幣識
別装置3から入力されたエスクロ信号に基づくエスクロ
Fを第2の制御装置2に直列伝送方式の信号として出力
する。
【0017】また、商品選択スイッチ5は自動販売機利
用者による商品の選択を検知するものであり、その商品
選択信号は第2の制御装置2に出力される。また、第2
の制御装置2は自動販売機全体の販売一連の動作の制御
を司るものであり、前記第1の制御装置1に対して投入
貨幣の返却を命令するためのCREM命令Fと、待機状
態に戻すためのクリア命令F及び貨幣収納及び払出し機
構4が払い出すべき金額を示す払出し金額データを直列
伝送方式の信号として出力すると共に、商品販売機構6
を制御して商品の送出を実行する。
【0018】次に、図3から図5のフローチャートを参
照して第1及び第2の制御装置1、2の動作を説明す
る。図3は第1の制御装置1の主(メイン)の処理のフ
ローチャートを示し、図4は第1の制御装置1の割り込
み処理のフローチャートを示す。図4の割り込み処理は
予め設定された周期で定期的に起動している。また、図
5は第2の制御装置2による処理のフローチャートを示
す。
【0019】最初に、自動販売機は販売中ではなく待機
中であってCNEX−Fは「0」であり、且つ、つり銭
収納筒内には10円貨幣と100円貨幣が所定枚数(例
えば10枚)保留されていて10円貨幣と100円貨幣
のつり銭はあるものとする。この状態ではステップS1
からステップS2の処理となる。ステップS2ではつり
銭検出信号により各金種別につり銭切れであるか判断
し、つり銭の有無に応じてステップS13で記憶部12
内の10円と100円の払出し可能枚数データは「1
0」にセットし、ステップS3によって記憶部12内の
50円の払出し可能枚数データを「0」にセットする。
第1の制御装置1はメインのフローチャートの処理を繰
り返すが、ステップS2に到達する度に異なる金種のつ
り銭切れを検知し、その結果に応じてステップS13ま
たはステップS4の処理を行う。次に、ステップS4か
らステップS5に進んで記憶部12内の10円の払出し
可能枚数データが「0」であるか判断し、ここでは「1
0」であって「0」でないからステップS6に進んで記
憶部12内の50円の払出し可能枚数データが「0」で
あるか判断し、「0」であるからステップS15に進ん
で今度は記憶部12内の100円の払出し可能枚数デー
タが「10」であるか判断し、「10」であるからステ
ップS7に進んで第1の制御装置1の500円の識別信
号ポートを入力状態にセットして500円貨幣を受入れ
可能状態とする。これは500円貨幣が投入されてもつ
り銭を払い出せるからである。
【0020】この状態で、自動販売機利用者により例え
ば100円貨幣が投入されると貨幣識別装置3から10
0円の貨幣識別信号が第1の制御装置1に入力されるの
で、図4の割り込みフローチャートにおいてはステップ
S20からステップS27に進み、記憶部10の100
円の投入枚数カウンタを「0」から「1」に加算し、次
にステップS28で投入貨幣が500円か判断し、50
0円ではないからステップS30で記憶部12の100
円の払出し可能枚数カウンタを現在の「10」から「1
1」に加算する。次に、ステップS30からはステップ
S31に進んでCNEX−Fを「1」にセットして自動
販売機を販売状態とし、次にステップS21でエスクロ
信号が貨幣識別装置3から入力されたか判断し、返却レ
バーが操作されていなければ入力されないからステップ
S22に進んでエスクロFを「0」として第2の制御装
置2に送出する。一方、CNEX−Fが「1」になると
図3のステップS4からはステップS14に進んで記憶
部10の500円の投入枚数カウンタが0より大きいか
判断し、ここでは500円貨幣は投入されていないから
0であり、ステップS8に進んで第2の制御装置2から
払出し金額データが入力されているか判断し、現時点で
は入力されていないのでステップS12に進んで他の制
御を実行する。以上の制御は10円或いは50円が投入
された場合にも同様に行われる。
【0021】図4の前記ステップS27及びステップS
30における加算によって記憶部10及び記憶部12内
の100円の投入枚数カウンタ及び払出し可能枚数デー
タが変化するので、以後のステップS25からステップ
S37及びステップS26からステップS38によって
第1の制御装置1より第2の制御装置2に変化後の10
0円の投入枚数データ及び払出し可能枚数データが送出
されることになる。
【0022】この第2の制御装置2においては図5のス
テップS40及びステップS41で第1の制御装置1よ
り各金種の投入枚数データ及び各金種の払出し可能枚数
データを通信データ入力制御により入力して販売可否判
定を行う。次に、ステップS42で商品選択スイッチ5
から選択信号が出力されたか判断し、自動販売機利用者
により商品選択スイッチ5が操作されていなければステ
ップS43で前記第1の制御装置1からのエスクロFが
「0」か否か判断し、前述の如くここでは「0」である
のでステップS40に戻り、以後これを繰り返してい
る。
【0023】この状態で商品選択スイッチ5が操作され
ずに返却レバーが操作されると、貨幣識別装置3からエ
スクロ信号が出力される。第1の制御装置1はこのエス
クロ信号を入力すると図4の割り込みフローチャートの
ステップS21からステップS32に進んでエスクロ禁
止Fが「1」か判断し、ここではリセットされていて
「0」であるものとすると、ステップS33に進んでエ
スクロFを「1」として第2の制御装置2に送出する。
エスクロF「1」が第2の制御装置2に入力されると、
第2の制御装置2は図5のステップS43からステップ
S44に進んでCREM命令Fを「0」として第1の制
御装置1に送出し、更にステップS45で払出し金額デ
ータ(ここでは販売を行っていないから100円)を第
1の制御装置1に送出する。前記CREM命令Fが
「0」になると第1の制御装置1は図4のステップS2
3からステップS34に進んでエスクロ禁止Fを「0」
にすると共に、図3のステップS8にて前記払出し記金
額データ(100円)を受けてステップS9に進み、ス
テップS9とステップS10を繰り返して貨幣収納及び
払出し機構4のつり銭払出し制御を実行する。貨幣収納
及び払出し機構4のつり銭の払出し動作が終了するとス
テップS10からステップS11に進んで払出し終了F
を「1」として第2の制御装置2に送出し、ステップS
12で他の制御に移る。第2の制御装置2はこの払出し
終了F「1」を受けると図5のステップS46からステ
ップS47及びステップS48に進んでクリア命令F及
びCREM命令Fを「1」として第1の制御装置1に送
出する。第1の制御装置1はクリア命令F「1」を受け
るとステップS24からステップS35に進んでCNE
X−Fを「0」として販売状態を解除し、ステップS3
6で記憶部10の投入枚数カウンタを「0」として待機
状態に復帰する。
【0024】次に、自動販売機利用者により特定貨幣と
しての500円貨幣が投入された場合につき説明する。
前述の500円貨幣を受け入れ可能な待機状態において
500円貨幣が投入されると、貨幣識別装置3から50
0円の貨幣識別信号が第1の制御装置1に入力されるの
で、図4の割り込みフローチャートにおいてはステップ
S20からステップS27に進み、記憶部10の500
円の投入枚数カウンタを「0」から「1」に加算し、次
にステップS28で投入貨幣が500円か判断し、50
0円であるからステップS29で記憶部14のエスクロ
禁止Fを「1」にセットしステップS31に進む。即
ち、実施例では500円貨幣は直投式のため、500円
貨幣の場合にはステップS30を通らない。次に、ステ
ップS31では同様にCNEX−Fを「1」にセットし
て自動販売機を販売状態とし、次にステップS21でエ
スクロ信号が貨幣識別装置3から入力されたか判断し、
返却レバーが操作されていなければ入力されないからス
テップS22に進んでエスクロFを「0」として第2の
制御装置2に送出する。一方、CNEX−Fが「1」に
なると図3のステップS1からはステップS4に進み、
ステップS4からはステップS14に進んで記憶部10
の500円の投入枚数カウンタが0より大きいか判断
し、ステップS27で「1」に加算されているからステ
ップS16に進んで500円の識別信号ポートを「L」
とする。第1の制御装置1の500円の識別信号ポート
が「L」となると前述の如く貨幣識別装置3は、その後
続けて500円貨幣が投入されても受け入れずに返却す
るように導く。
【0025】この時点で自動販売機利用者が商品選択ス
イッチ5を操作せずに、返却レバーを操作したとする
と、貨幣識別装置3からエスクロ信号が出力される。第
1の制御装置1はこのエスクロ信号を入力すると、図4
の割り込みフローチャートのステップS21からステッ
プS32に進んでエスクロ禁止Fが「1」か判断し、ス
テップS29で「1」にセットされているからステップ
S33ではなくステップS23に進む。従って、第2の
制御装置2に対してエスクロF「1」は送出されないの
で、第2の制御装置2はステップS45に進めず、従っ
て第1の制御装置1に払出し金額データを送出すること
もなく、よって第1の制御装置1がステップS9でつり
銭の払出しを行うこともない。即ち、500円貨幣の場
合には少なくとも1回の商品販売が行われる前の自動販
売機利用者によるつり銭返却操作であるエスクロ操作は
不可能となり、自動販売機利用者は商品を購入する行動
以外は取り得なくなる。これによって、投入500円貨
幣が偽貨であった場合にも貨幣収納及び払出し機構4内
の正貨をその金額のまま返却することはなくなり、自動
販売機所有者の損害を最小限に抑えることが出来る。
【0026】そして、自動販売機利用者が商品選択スイ
ッチ5を操作すると、第2の制御装置2に選択信号が出
力され、それによって第2の制御装置2は図5のステッ
プS42からステップS49に進んでCREM命令Fを
「0」として第1の制御装置1に送出し、ステップS5
0で商品販売機構6を制御して商品販売制御を実行し、
選択された商品を送出する。次に、ステップS51で残
金があるか否か判断し、残金がある場合にはステップS
45に進んでつり銭の払出し金額データを第1の制御装
置1に送出し、残金がなければステップS52及びステ
ップS53でクリア命令F「1」及びCREM命令F
「1」を第1の制御装置1に送出する。
【0027】ステップS49で前記CREM命令Fが
「0」になると第1の制御装置1は図4のステップS2
3からステップS34に進んでエスクロ禁止Fを「0」
にリセットすると共に、図3のステップS8にて前記払
出し金額データを受けた場合にはステップS9に進み、
ステップS9とステップS10を繰り返して貨幣収納及
び払出し機構4を制御し、つり銭払出し制御を実行す
る。貨幣収納及び払出し機構4によるつり銭の払出し操
作が終了するとステップS10からステップS11に進
んで払出し終了Fを「1」として第2の制御装置2に送
出し、ステップS12で他の制御に移る。第2の制御装
置2はこの払出し終了F「1」を受けると図5のステッ
プS46からステップS47及びステップS48に進ん
でクリア命令F及びCREM命令Fを「1」として第1
の制御装置1に送出する。第1の制御装置1はクリア命
令F「1」を受けるとステップS24からステップS3
5にCNEX−Fを「0」として販売状態を解除し、ス
テップS36で記憶部10の500円の投入枚数カウン
タを「0」とし、ステップS7で500円の識別信号ポ
ートを入力状態として待機状態に復帰する。この商品販
売動作は他の貨幣を投入された場合にも同様に行われ
る。
【0028】ここで、貨幣収納及び払出し機構4のつり
銭収納筒内に所定枚数の10円貨幣が保留されていない
場合、或いは所定枚数の100円貨幣が保留されていな
い場合は、ステップS5からステップS16に、或いは
ステップS15からステップS16に進んで第1の制御
装置1の500円の識別信号ポートを「L」として50
0円貨幣が投入されても返却するように動作する。即
ち、500円貨幣が投入されてもつり銭を払い出すこと
が不可能な場合は500円貨幣は受け付けないように制
御される。
【0029】尚、貨幣の金種に関しては実施例に限定さ
れるものではなく、特定金種についても実施例の500
円貨幣に限定されず、取り扱う貨幣の内の上位金種であ
れば、本発明の目的は充分達成される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、特定金種の貨幣を受け
入れた場合には少なくとも1回の商品販売が行われる前
の自動販売機利用者によるエスクロは不可能となるの
で、投入貨幣が偽貨であった場合でも保留している正貨
をその金額のまま返却することはなくなり、自動販売機
所有者の損害を最小限に抑えることが出来る。
【0031】特に、機構的には何ら変更の必要はなく、
制御面での対応によって達成されるので、装置の複雑化
及び大型化も引き起こさないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機の電気回路のブロック図で
ある。
【図2】第1の制御装置の構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図3】第1の制御装置のプログラムを示すメインの処
理のフローチャートである。
【図4】第1の制御装置のプログラムを示す割り込み処
理のフローチャートである。
【図5】第2の制御装置のプログラムを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 第1の制御装置 2 第2の制御装置 3 貨幣識別装置 4 貨幣収納及び払出し機構 5 商品選択スイッチ 6 商品販売機構 14 記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入貨幣を識別して金種に応じた貨幣識
    別信号を出力すると共に、返却操作部の操作により返却
    信号を出力する貨幣識別装置と、販売商品を選択する商
    品選択スイッチと、前記貨幣識別信号及び前記商品選択
    スイッチからの商品選択信号に基づいて販売制御を実行
    し、前記返却信号に基づいてつり銭返却制御を実行する
    制御装置とを具備した自動販売機において、前記制御装
    置は特定金種の貨幣識別信号を入力した場合に少なくと
    も1回の前記販売制御が終了するまで前記つり銭返却制
    御を禁止する返却受付判別手段を有することを特徴とす
    る自動販売機。
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