JPH0514360A - バス伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】電子交換機のバックボード１２上にパターン形
成で形成したバス１には複数の装置（＃１）２〜装置
（＃ｎ）５が接続されている。接続点Ｐと電子交換機間
を含み、各接続点Ｑ間に複数のバッファ（＃１）６〜
（＃ｎ）１０を配設し、バス１上の反射波の影響をこれ
らバッファ間のみに限定する。 【効果】反射ノイズによる伝送波形歪の著しい抑圧が確
保できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はバス伝送方式に関し特に
電子交換機のバス伝送方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のバスは、バックボードに
配設したパターンとして形成されている。

【０００３】図２は従来のバス伝送方式の構成図であ
る、バックボード１０７に片方向のバス１０１がパター
ン形成され、終端に終端回路１０６を設けて終端インピ
ーダンスの整合をとり信号伝送における反射ノイズを抑
圧し、バス１０１に接続した複数の装置１０２，１０
３，１０４…１０５に対する反射ノイズを影響を回避す
るものとなっていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のバス伝
送方式では、バックボードの配線長が一般に１ｍ前後と
長いため反射波の影響によって伝送波形が歪みやすく、
また接続される装置数が増えるとそれだけバスの負荷接
続数が増すため、バスドライバやレシーバー、装置コネ
クタなどの寄生インピーダンスにより、バスドライバの
駆動インピダンスとバックボードの配線パターンの特性
インピーダンスと終端インピーダンスそれぞれのインピ
ーダンス整合がくずれて反射ノイズが増加し、波形歪み
が助長されてデータ伝送誤りを起こしやすいという欠点
がある。

【０００５】本発明の目的は上述した欠点を除去し、反
射ノイズによる波形歪を著るしく抑圧しうるバス伝送方
式を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の方式は バック
ボードに配設したパターンによるバスに接続した複数の
装置を有し、前記バスを介してデータ伝送を行なう電子
交換機のバス伝送方式であって前記バス上における前記
複数の装置のそれぞれとの接続点間および接続始点と電
子交換機間に前記バス上の信号反射による反射ノイズを
吸収するバッファを配置し、反射波の影響を前記バッフ
ァ間のみに限定した構成を有する。

【０００７】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００８】図１は本発明の一実施例の構成図である。

【０００９】図１に示す実施例はバックボード１２上に
形成した片方向のバス１と、バス１に接続した複数の装
置（＃１）２，（＃２）３，…（＃ｉ）４…，（＃ｎ）
５とこれら複数の装置とバス１との接続点Ｑ間および接
続始点Ｐと電子交換機間に介在させて配置したバッファ
（＃１）６，（＃２）７，…（＃ｉ）８，（＃ｉ＋１）
９，…（＃ｎ）１０とを備えて成る。

【００１０】次に、本実施例の動作について説明する。

【００１１】バス１上に各装置との接続点ごとに配置し
た複数のバッファのそれぞれは、反射波の影響を各バッ
ファ間のみに限定している。たとえば、バッファ（＃
ｉ）８に対する負荷は装置（＃ｉ）４と次段のバッファ
（＃ｉ＋１）９のみに限定され、このため反射による波
形歪みは著しく抑圧でき、接続者の増大による不整合の
助長も回避できる。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、バスの上
の各装置との接続部分にそれぞれバッファを設けること
により、反射ノイズによる伝送波形歪の影響を著しく低
減することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【図２】従来のバス伝送方式の構成図である。

【符号の説明】

１，１０１ バス ２〜５ 装置（＃１）〜（＃ｎ） ６〜１０ バッファ（＃１）〜（＃ｎ） １２，１０７ バックボード １０６ 終端回路 １０２〜１０５ 装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 バックボードに配設した配線パターンに
   よるバスに接続した複数の装置を有し、前記バスを介し
   てデータ伝送を行なう電子交換機のバス伝送方式であっ
   て、前記バス上における前記複数の装置のそれぞれとの
   接続点間および接続始点と電子交換機間に前記バス上の
   信号反射による反射ノイズを吸収するバッファを配置
   し、反射波の影響を前記バッファ間のみに限定したこと
   を特徴とするバス伝送方式。