JPH0514206Y2 - - Google Patents
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- JPH0514206Y2 JPH0514206Y2 JP1987129966U JP12996687U JPH0514206Y2 JP H0514206 Y2 JPH0514206 Y2 JP H0514206Y2 JP 1987129966 U JP1987129966 U JP 1987129966U JP 12996687 U JP12996687 U JP 12996687U JP H0514206 Y2 JPH0514206 Y2 JP H0514206Y2
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
{産業上の利用分野}
本考案は、水に含まれた有機炭素の全量を測定
する装置に関するものである。
する装置に関するものである。
{従来の技術}
水に含まれた有機炭素の全量を測定する装置と
して、例えば第7図に示した特開昭60−159642号
公報に開示されたものが知られている。
して、例えば第7図に示した特開昭60−159642号
公報に開示されたものが知られている。
この有機炭素測定装置は、試料セル21内を窓
22で試料室23と光源室24とに区画し、試料
室23内に誘電率検出用の電極25を配置すると
ともに、試料室23に試料水の流入口26と流出
口27が設けられ、かつ前記光源室24に紫外線
ランプ28が配置され、、流入口26と流出口2
7のそれぞれに試料水の配管が接続されるもので
ある。
22で試料室23と光源室24とに区画し、試料
室23内に誘電率検出用の電極25を配置すると
ともに、試料室23に試料水の流入口26と流出
口27が設けられ、かつ前記光源室24に紫外線
ランプ28が配置され、、流入口26と流出口2
7のそれぞれに試料水の配管が接続されるもので
ある。
この測定装置による水中の全有機炭素の測定
は、前記試料室23に試料水を供給してその導電
率を電極25を介して検出する。次に、前記紫外
線ランプ28で試料水に紫外線を照射して、試料
水に含まれている有機炭素化合物を酸化分解し、
このときに発生する二酸化炭素によつて生成され
る炭素イオンによる、試料水の導電率の変化を電
極25で検出する。
は、前記試料室23に試料水を供給してその導電
率を電極25を介して検出する。次に、前記紫外
線ランプ28で試料水に紫外線を照射して、試料
水に含まれている有機炭素化合物を酸化分解し、
このときに発生する二酸化炭素によつて生成され
る炭素イオンによる、試料水の導電率の変化を電
極25で検出する。
このようにして検出した、紫外線の照射前後の
試料水の導電率の変化に基づいて、試料水中の有
機炭素の総量を測定するものである。
試料水の導電率の変化に基づいて、試料水中の有
機炭素の総量を測定するものである。
また、第8図に示した有機炭素測定装置も知ら
れている。
れている。
この有機炭素測定装置は、試料水が供給される
パイプ状の反応槽3内に紫外線ランプ32が挿入
され、かつこの反応槽31の底部側に、試料水の
供給パイプ33と空気または酸素ガスを供給する
配管34が、上部に、取出しパイプ35がそれぞ
れ接続されている。そして、前記取出しパイプ3
5に試料水の導電率検出槽36が接続されたもの
である。37は石英ガラスなどで形成された区画
パイプで、この中に前記紫外線ランプ32が挿入
されている。
パイプ状の反応槽3内に紫外線ランプ32が挿入
され、かつこの反応槽31の底部側に、試料水の
供給パイプ33と空気または酸素ガスを供給する
配管34が、上部に、取出しパイプ35がそれぞ
れ接続されている。そして、前記取出しパイプ3
5に試料水の導電率検出槽36が接続されたもの
である。37は石英ガラスなどで形成された区画
パイプで、この中に前記紫外線ランプ32が挿入
されている。
この測定装置は、前記反応槽31に試料水を供
給する。この試料水は、取出しパイプ35から導
電率検出部36にも供給されるから、この導電率
検出槽36で導電率を検出する。次に、配管34
で反応槽31に空気または酸素ガスを供給すると
ともに、紫外線ランプ32で試料水に紫外線を照
射して、試料水に含まれている有機炭素化合物を
酸化分解する。この試料水は導電率検出槽36に
も供給されて、前記酸化分解で発生する二酸化炭
素によつて生成される炭素イオンによる、試料水
の導電率の変化を検出し、その変化量より有機炭
素の量を測定するものである。
給する。この試料水は、取出しパイプ35から導
電率検出部36にも供給されるから、この導電率
検出槽36で導電率を検出する。次に、配管34
で反応槽31に空気または酸素ガスを供給すると
ともに、紫外線ランプ32で試料水に紫外線を照
射して、試料水に含まれている有機炭素化合物を
酸化分解する。この試料水は導電率検出槽36に
も供給されて、前記酸化分解で発生する二酸化炭
素によつて生成される炭素イオンによる、試料水
の導電率の変化を検出し、その変化量より有機炭
素の量を測定するものである。
{考案が解決しようとする問題点}
前記従来の有機炭素測定装置において、特開昭
60−159642号公報に開示されたものは、窓22で
区画された試料室23内の試料水に対して、その
一側からのみ紫外線を照射するから、紫外線の照
射効率が低くなるとともに、試料セル21に配管
をしてサンプリングをすることが必要であり、測
定装置の接地スペースが必要である問題がある。
60−159642号公報に開示されたものは、窓22で
区画された試料室23内の試料水に対して、その
一側からのみ紫外線を照射するから、紫外線の照
射効率が低くなるとともに、試料セル21に配管
をしてサンプリングをすることが必要であり、測
定装置の接地スペースが必要である問題がある。
また、第8図に示した有機炭素測定装置は、紫
外線ランプ32の全周に試料水が供給されるか
ら、試料水に対する紫外線の照射効率は高くな
る。
外線ランプ32の全周に試料水が供給されるか
ら、試料水に対する紫外線の照射効率は高くな
る。
しかし、空気または酸素ガスの供給が必要であ
り、かつ反応槽31と別に導電率検出槽36を設
けているから、装置のかさが大きくなる問題があ
る。そして、反応槽31と別に設けられた導電率
検出槽36内には、紫外線が照射されないから有
機物で汚染されるおそれがある。
り、かつ反応槽31と別に導電率検出槽36を設
けているから、装置のかさが大きくなる問題があ
る。そして、反応槽31と別に設けられた導電率
検出槽36内には、紫外線が照射されないから有
機物で汚染されるおそれがある。
また、この測定装置も配管をしてサンプリング
をすることが必要であつて、例えば超純水の供給
配管に挿入して使用するようなことは不可能であ
る問題がある。
をすることが必要であつて、例えば超純水の供給
配管に挿入して使用するようなことは不可能であ
る問題がある。
本考案は上記のような問題を解決するものであ
つて、紫外線の照射効率が高くかつコンパクトに
するとともに、試料水をサンプリングすることな
く試料水の配管に挿入して使用することも可能な
水中の全有機炭素測定装置をうることを目的とす
る。
つて、紫外線の照射効率が高くかつコンパクトに
するとともに、試料水をサンプリングすることな
く試料水の配管に挿入して使用することも可能な
水中の全有機炭素測定装置をうることを目的とす
る。
{問題点を解決するための手段}
本考案の水中の全有機炭素測定装置は、内面が
酸化チタンよりなるパイプ状の試料槽内に、その
内面との間に試料水を入れるための間隔を有して
紫外線ランプが挿入され、かつその試料槽の一端
に試料水の供給口が、他端に排出口がそれぞれ設
けられ、前記紫外線ランプの外側部に検出電極が
配置され、この検出電極の対極となる電極が、前
記試料槽またはその試料槽の内側に配置された金
属板により形成されていることを特徴とするもの
である。
酸化チタンよりなるパイプ状の試料槽内に、その
内面との間に試料水を入れるための間隔を有して
紫外線ランプが挿入され、かつその試料槽の一端
に試料水の供給口が、他端に排出口がそれぞれ設
けられ、前記紫外線ランプの外側部に検出電極が
配置され、この検出電極の対極となる電極が、前
記試料槽またはその試料槽の内側に配置された金
属板により形成されていることを特徴とするもの
である。
{作用}
まず、試料槽内に供給された試料水の導電率
を、紫外線ランプの外側部に設けた検出電極と試
料槽またはその内側に配置した金属板で構成され
た電極で検出し、次いで、紫外線ランプにより、
その周囲の試料水に紫外線を効率よく照射して試
料水中の有機炭素化合物を酸化分解し、その酸化
分解による試料水の導電率の変化を試料槽内で検
出し、酸化の前後における導電率を比較し、その
変化に基づいて試料水中の有機炭素の総量を測定
することができる。
を、紫外線ランプの外側部に設けた検出電極と試
料槽またはその内側に配置した金属板で構成され
た電極で検出し、次いで、紫外線ランプにより、
その周囲の試料水に紫外線を効率よく照射して試
料水中の有機炭素化合物を酸化分解し、その酸化
分解による試料水の導電率の変化を試料槽内で検
出し、酸化の前後における導電率を比較し、その
変化に基づいて試料水中の有機炭素の総量を測定
することができる。
上述の酸化反応においては、試料水が酸化チタ
ンの触媒作用によつて反応が促進され、充分な酸
化をおこなうことができ、信頼性の高い測定値を
得ることができる。
ンの触媒作用によつて反応が促進され、充分な酸
化をおこなうことができ、信頼性の高い測定値を
得ることができる。
{実施例}
本考案の水中の全有機炭素測定装置の実施例
を、第1図について説明する。
を、第1図について説明する。
第1図において、1はパイプ状に形成された試
料槽で、これはチタンで形成されて一方の電極を
兼ね、かつ内面が酸化チタンで被覆されて、試料
水中の有機炭素化合物の酸化分解の触媒をするよ
うに構成されている。試料槽1は、その一端が閉
鎖され、この閉鎖された端部に供給口としての逆
止弁2が設けられて、試料水が試料槽1外に逆流
することを防ぐように構成されている。
料槽で、これはチタンで形成されて一方の電極を
兼ね、かつ内面が酸化チタンで被覆されて、試料
水中の有機炭素化合物の酸化分解の触媒をするよ
うに構成されている。試料槽1は、その一端が閉
鎖され、この閉鎖された端部に供給口としての逆
止弁2が設けられて、試料水が試料槽1外に逆流
することを防ぐように構成されている。
この逆止弁2は、通孔3にセラミツク製などの
ボール弁4が挿入され、かつこのボール弁4の逸
脱を防ぐために、通孔3の両口縁部に支持壁5
a,5bが突設され、支持壁5bに通液凹部6が
設けられたものである。そして、試料水が試料槽
1内に流入するときは、ボール弁4は支持壁5b
に接するから、通液凹部6で試料水は試料槽1内
に流入する。しかし、試料槽1内から試料水が流
入しようとすると、ボール弁4が支持壁5aに接
して、通孔3を閉鎖し、試料水の逆流を阻止する
ものである。
ボール弁4が挿入され、かつこのボール弁4の逸
脱を防ぐために、通孔3の両口縁部に支持壁5
a,5bが突設され、支持壁5bに通液凹部6が
設けられたものである。そして、試料水が試料槽
1内に流入するときは、ボール弁4は支持壁5b
に接するから、通液凹部6で試料水は試料槽1内
に流入する。しかし、試料槽1内から試料水が流
入しようとすると、ボール弁4が支持壁5aに接
して、通孔3を閉鎖し、試料水の逆流を阻止する
ものである。
7は試料槽1の他端に設けられた試料水の排出
口である。
口である。
8は試料槽1のほぼ中心部に挿入され、かつ一
端が閉鎖された区画パイプで、石英ガラスなどで
形成されている。9は区画パイプ8内に挿入され
た紫外線ランプ、10は区画パイプ8に取り付け
られたパイプ状のホルダで、このホルダ10を介
して区画パイプ8が試料槽1に取り付けられ、そ
の区画パイプ8と試料槽1との間に試料水を入れ
るための間隔が設けられている。
端が閉鎖された区画パイプで、石英ガラスなどで
形成されている。9は区画パイプ8内に挿入され
た紫外線ランプ、10は区画パイプ8に取り付け
られたパイプ状のホルダで、このホルダ10を介
して区画パイプ8が試料槽1に取り付けられ、そ
の区画パイプ8と試料槽1との間に試料水を入れ
るための間隔が設けられている。
11は区画パイプ8の外周に配置された検出電
極、12は試料水の温度を検出する熱電対、13
は前記検出電極11の外周と試料槽1の間に介在
させたスパイラル状のガードで、これで区画パイ
プ8を保持している。14は試料槽1のキヤツプ
である。
極、12は試料水の温度を検出する熱電対、13
は前記検出電極11の外周と試料槽1の間に介在
させたスパイラル状のガードで、これで区画パイ
プ8を保持している。14は試料槽1のキヤツプ
である。
この測定装置による、水に含まれた全有機炭素
の測定は、逆止弁2から試料槽1内に試料水を流
入させて、そのときの試料水の導電率を、検出電
極11と電極を兼ねた試料槽1とで検出するとと
もに、熱電対12で温度を検出して、温度補償さ
れた導電率をうる。
の測定は、逆止弁2から試料槽1内に試料水を流
入させて、そのときの試料水の導電率を、検出電
極11と電極を兼ねた試料槽1とで検出するとと
もに、熱電対12で温度を検出して、温度補償さ
れた導電率をうる。
次に、紫外線ランプ9を点灯し、前記試料水に
紫外線を照射して、試料水の有機炭素化合物を酸
化分解する。この酸化分解で発生するCO2ガスが
重炭酸、炭酸イオンになり試料水の導電率を変化
させるから、試料水の導電率及び温度を測定し
て、温度補償された導電率を求める。
紫外線を照射して、試料水の有機炭素化合物を酸
化分解する。この酸化分解で発生するCO2ガスが
重炭酸、炭酸イオンになり試料水の導電率を変化
させるから、試料水の導電率及び温度を測定し
て、温度補償された導電率を求める。
この試料水の酸化分解の前後の導電率から、そ
の試料水の全有機炭素を測定する。測定が終了す
ると、試料槽1内を試料水で洗浄し、さらには紫
外線ランプ9を点灯して、有機物による汚染を防
ぐものである。
の試料水の全有機炭素を測定する。測定が終了す
ると、試料槽1内を試料水で洗浄し、さらには紫
外線ランプ9を点灯して、有機物による汚染を防
ぐものである。
この炭素測定装置は、試料槽1がパイプ状にコ
ンパクトに構成され、かつこの試料槽1内に紫外
線ランプ9及び検出電極11などを設けて、試料
槽1で試料水の酸化分解とその導電率の検出を行
うことを可能にした。
ンパクトに構成され、かつこの試料槽1内に紫外
線ランプ9及び検出電極11などを設けて、試料
槽1で試料水の酸化分解とその導電率の検出を行
うことを可能にした。
したがつて、例えば第2図に示したように超純
水その他の供給配管16内に、試料槽1を挿入し
て使用することが可能であり、測定装置の設置ス
ペースが不必要であるとともに、配管が不用であ
るから、設置も簡単である。
水その他の供給配管16内に、試料槽1を挿入し
て使用することが可能であり、測定装置の設置ス
ペースが不必要であるとともに、配管が不用であ
るから、設置も簡単である。
しかも、第3図に示したように、逆止弁2と排
出口7(図示省略)のそれぞれに分岐配管17
a,17bを接続して使用すること、または第4
図に示したように、サンプリング容器18に試料
槽1を挿入するなどして使用することが可能であ
る。
出口7(図示省略)のそれぞれに分岐配管17
a,17bを接続して使用すること、または第4
図に示したように、サンプリング容器18に試料
槽1を挿入するなどして使用することが可能であ
る。
この実施例の測定装置は、試料槽1をチタンで
形成し、これに一方の電極を兼ねさせているか
ら、構造をより簡単にすることができる。そし
て、この試料槽1の内面を酸化チタンで被覆し
て、この酸化チタンを、試料水を酸化分解する場
合の触媒としているから、試料水の酸化分解を促
進することができ、有機炭素の測定精度を向上さ
せることが可能である。
形成し、これに一方の電極を兼ねさせているか
ら、構造をより簡単にすることができる。そし
て、この試料槽1の内面を酸化チタンで被覆し
て、この酸化チタンを、試料水を酸化分解する場
合の触媒としているから、試料水の酸化分解を促
進することができ、有機炭素の測定精度を向上さ
せることが可能である。
しかし、試料槽1を構成する金属としては、ス
テンレススチールその他任意のものを使用するこ
とが可能である。
テンレススチールその他任意のものを使用するこ
とが可能である。
そして、試料槽1は、第5図に例示したよう
に、試料槽1をプラスチツクなどの金属以外の材
料で構成し、その内面の一部に金属板製の電極板
19をインサートなどで取付けることもできる。
前記電極板19は試料槽1のほぼ全周に設けるこ
とも可能である。
に、試料槽1をプラスチツクなどの金属以外の材
料で構成し、その内面の一部に金属板製の電極板
19をインサートなどで取付けることもできる。
前記電極板19は試料槽1のほぼ全周に設けるこ
とも可能である。
区画パイプ8を保持するガード13を、前記実
施例のように、スパイラル状にしておけば、区画
パイプ8を全周から保持できるから、区画パイプ
8の安定保持に対して適し、かつ試料水の流動状
態と圧力をコントロールすることに対して適す
る。
施例のように、スパイラル状にしておけば、区画
パイプ8を全周から保持できるから、区画パイプ
8の安定保持に対して適し、かつ試料水の流動状
態と圧力をコントロールすることに対して適す
る。
しかし、第6図に示したように、区画パイプ8
の軸線方向に平行に設けた複数の板ガード13a
を構成することも可能である。
の軸線方向に平行に設けた複数の板ガード13a
を構成することも可能である。
なお、逆止弁2は任意の構成のものが使用でき
るとともに、電磁弁などの任意に開閉できる開閉
弁を使用することも可能である。
るとともに、電磁弁などの任意に開閉できる開閉
弁を使用することも可能である。
{考案の効果}
本考案の水中の全有機炭素測定装置は、上記の
ように、パイプ状の試料槽内に、紫外線ランプ及
び検出電極などのすべてを設けたから、その全体
がコンパクトになり、試料水の配管内に挿入して
使用することが可能であるとともに、分岐配管ま
たはバツチによるサンプリング測定もでき、測定
場所やその目的などの条件に応じた状態で使用す
ることができる。
ように、パイプ状の試料槽内に、紫外線ランプ及
び検出電極などのすべてを設けたから、その全体
がコンパクトになり、試料水の配管内に挿入して
使用することが可能であるとともに、分岐配管ま
たはバツチによるサンプリング測定もでき、測定
場所やその目的などの条件に応じた状態で使用す
ることができる。
そして、パイプ状の試料槽内に紫外線ランプを
挿入しているから、試料水を紫外線ランプのほぼ
全周に注入することが可能であつて、試料水に対
する紫外線の照射効率をよくして、試料水の酸化
分解を促進することが可能である。また、試料槽
に任意に紫外線を照射することが可能であるか
ら、試料槽内が有機物で汚染させることを防ぐこ
とも可能であり、有機物の汚染に起因する問題も
解決できる。
挿入しているから、試料水を紫外線ランプのほぼ
全周に注入することが可能であつて、試料水に対
する紫外線の照射効率をよくして、試料水の酸化
分解を促進することが可能である。また、試料槽
に任意に紫外線を照射することが可能であるか
ら、試料槽内が有機物で汚染させることを防ぐこ
とも可能であり、有機物の汚染に起因する問題も
解決できる。
しかも、試料槽の内面を酸化チタンで形成して
いるので、上述の試料水の酸化反応が促進され、
充分な酸化が可能となり、測定精度をより一層安
定に向上させることができる。
いるので、上述の試料水の酸化反応が促進され、
充分な酸化が可能となり、測定精度をより一層安
定に向上させることができる。
第1〜6図は本考案の実施例を示し、第1図は
断正面図、第2図、第3図、第4図はそれぞれ異
なつた使用状態の正面図、第5図と第6図はそれ
ぞれ異なつた実施例の断平面図、第7図と第8図
はそれぞれ異なつた従来例の断面図である。 1……試料槽、2……逆止弁、7……排出口、
9……紫外線ランプ、11……検出電極、19…
…電極板。
断正面図、第2図、第3図、第4図はそれぞれ異
なつた使用状態の正面図、第5図と第6図はそれ
ぞれ異なつた実施例の断平面図、第7図と第8図
はそれぞれ異なつた従来例の断面図である。 1……試料槽、2……逆止弁、7……排出口、
9……紫外線ランプ、11……検出電極、19…
…電極板。
Claims (1)
- 内面が酸化チタンよりなるパイプ状の試料槽内
に、その内面との間に試料水を入れるための間隔
を有して紫外線ランプが挿入され、かつその試料
槽の一端に試料水の供給口が、他端に排出口がそ
れぞれ設けられ、前記紫外線ランプの外側部に検
出電極が配置され、この検出電極の対極となる電
極が、前記試料槽またはその試料槽の内側に配置
された金属板により形成されていることを特徴と
する水中の全有機炭素測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987129966U JPH0514206Y2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987129966U JPH0514206Y2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6434555U JPS6434555U (ja) | 1989-03-02 |
JPH0514206Y2 true JPH0514206Y2 (ja) | 1993-04-15 |
Family
ID=31384715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987129966U Expired - Lifetime JPH0514206Y2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514206Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005507499A (ja) * | 2001-10-26 | 2005-03-17 | ミリポア・コーポレイション | 液体の酸化可能な炭素を測定する装置およびその使用方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5677190A (en) * | 1994-12-14 | 1997-10-14 | Anatel Corporation | Cell and circuit for monitoring photochemical reactions |
JP3320050B2 (ja) * | 1999-11-26 | 2002-09-03 | 東亜ディーケーケー株式会社 | 有機炭素含量の測定方法及び測定装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60159642A (ja) * | 1984-01-10 | 1985-08-21 | アナテル・インスツルメント・コーポレーシヨン | 超純水中の有機炭素含量を測定するための方法及びこの方法の実施に直接使用する装置 |
JPS61172058A (ja) * | 1984-10-03 | 1986-08-02 | エマーソン エレクトリック コムパニー | 水流中の有機化合物の連続的監視方法および装置 |
-
1987
- 1987-08-25 JP JP1987129966U patent/JPH0514206Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60159642A (ja) * | 1984-01-10 | 1985-08-21 | アナテル・インスツルメント・コーポレーシヨン | 超純水中の有機炭素含量を測定するための方法及びこの方法の実施に直接使用する装置 |
JPS61172058A (ja) * | 1984-10-03 | 1986-08-02 | エマーソン エレクトリック コムパニー | 水流中の有機化合物の連続的監視方法および装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005507499A (ja) * | 2001-10-26 | 2005-03-17 | ミリポア・コーポレイション | 液体の酸化可能な炭素を測定する装置およびその使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6434555U (ja) | 1989-03-02 |
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