JPH05141996A - 磁気センサ用ケース - Google Patents

磁気センサ用ケース

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Publication number
JPH05141996A
JPH05141996A JP3304942A JP30494291A JPH05141996A JP H05141996 A JPH05141996 A JP H05141996A JP 3304942 A JP3304942 A JP 3304942A JP 30494291 A JP30494291 A JP 30494291A JP H05141996 A JPH05141996 A JP H05141996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
magnetic sensor
hollow cylindrical
cylindrical member
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3304942A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorihisa Nakamura
順寿 中村
Kichiji Shigeno
▲吉▼治 重野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3304942A priority Critical patent/JPH05141996A/ja
Publication of JPH05141996A publication Critical patent/JPH05141996A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップと中空円筒状部材の接合部の密閉性
を向上させ、平面度を向上させ、センサの出力信号を増
大させる。 【構成】 中空円筒状部材28及びキャップ30を共に
ステンレスから形成する。キャップ30は非磁性であ
り、その厚みは0.05mmとする。中空円筒状部材2
8とキャップ30とはレーザ熔接により固着させる。こ
れにより密閉性が向上し、キャップ30の平面度が向上
し、検知対象物とのギャップを小さくしてセンサの出力
信号を増大させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気センサ用ケースの
構造的改良に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気センサは、例えばギヤの回転数を検
出するなどの用途に用いられており、そのケースの構造
や製造方法も各種検討されている。図5及び図6には、
それぞれ一従来例に係る磁気センサ用ケースの構成が示
されている。
【0003】図5に示される構成は1個の金属から削り
出しにより一体形成したものであり、図6に示される第
2従来例の構成は、金属円筒と円盤状のキャップとを別
に製造しその後に接着する構成である。
【0004】図5に示される構成では、中空円筒状部材
10と円盤状のキャップ12とが一体に形成される。こ
の構成を採用する場合、材料としてはは切削性の良い真
鍮などを用いる必要があり、キャップ12の厚みを0.
1mmとする場合にはキャップ12の直径(厳密には検
知面の直径)を10mm以上とすることが極めて困難で
ある。
【0005】図6に示される構成では、中空円筒状部材
14とキャップ16とが別個に形成され、両者が円内に
示される如く接着剤18により接着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一体削り出しにより磁
気センサ用ケースを製造しようとする場合、キャップの
肉厚を薄くすると当該ギャップに歪が残り平面度が良く
ない。また、直径10mm以上の場合には一体削り出し
が不可能で図6に示されるような構成をとる必要がある
が、例えば非磁性の銅合金(りん青銅、ベリリウム銅
等)で形成されたキャップと中空円筒状部材との接着性
が良くないため、気密性が悪くケース内部に水分が浸透
しセンサの耐湿性向上の点で問題となる。さらには、検
知面に薄く柔らかい金属を用いるため、撓み、歪み、傷
等ができ易く、また、厚みが0.1mmが限度であっ
た。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、キャップと中空円
筒状部材の接合部の密閉性を向上させ、かつ平面度を向
上させ、さらにはセンサの出力信号を向上させることが
可能な磁気センサ用ケースを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の磁気センサ用ケースは、ステンレス
鋼から形成され磁気センサ本体を収納可能な中空筒状部
材と、非磁性のステンレス鋼から形成され中空筒状部材
の一端を密封する薄質の板状キャップとを備え、前記中
空筒状部材と前記板状キャップの間を熔接して構成した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の磁気センサ用ケースにおいては、ステ
ンレス鋼から形成される中空筒状部材にステンレス鋼か
ら形成される板状のキャップが熔接されるため密閉性が
向上し、センサの耐湿性上の問題が生じない。また、キ
ャップを形成するステンレス鋼が非磁性であるため検知
にも支障がない。さらに、キャップを形成するステンレ
ス鋼は硬いため、撓み、歪み、傷が防止され、また厚み
を薄くすることが可能となる。この結果、磁気センサを
検知対象たるギヤ等の部材に近接して配置することが可
能となり、センサの出力信号を大きくすることが可能と
なる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0011】図1には、本発明の第1実施例に係る磁気
センサ用ケースの構成が示されている。この図に示され
るケースは、肉厚1〜1.3mmの中空円筒状部材20
及びその一端にレーザ熔接されるキャップ22から構成
されている。中空円筒状部材20及びキャップ22は共
にステンス製であり、特にキャップ22は非磁性のステ
ンレス鋼(例えばスエーデン、サンドビック社“13X
R”(商品名))から形成されている。部材20は非磁
性でなくてもよい。レーザ熔接の箇所は、中空円筒状部
材20とキャップ22とが当接係合するよう、中空円筒
状部材20側に溝23を設けるようにしている。この実
施例では、キャップ22の厚みは0.1mmであるが、
ステンレス性であるため薄くても撓み、歪み、傷ができ
にくい。従って、10mm以上の直径の検知面を確保し
つつ平面度が良い磁気センサ用ケースが得られる。
【0012】また、部材20、キャップ22が共にステ
ンレス鋼であるため、真鍮+ベリリウム銅の組合せと異
なりレーザ熔接でき、接着の場合より密閉性の高いキャ
ップ22の固着を行いケース内部への水分の侵入を防止
できる。
【0013】図2には、本発明の第2実施例に係る磁気
センサ用ケースの構成が示されている。この図に示され
るケースは、中空円筒状部材24及びキャップ26から
形成されている。この実施例が第1実施例と異なる点
は、レーザ熔接の箇所がキャップ26の外側(検知面
側)ではなく、中空円筒状部材24の内側からの熔接と
なっている点である。また、この熔接のため、部材24
及びキャップ26双方の端部を屈曲させ(25,2
7)、係合可能としている。このような構成であって
も、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0014】図3には、本発明の第3実施例に係る磁気
センサ用ケースの構成が示されている。この図に示され
るケースは、中空円筒状部材28及びキャップ30から
形成されている。この実施例は、第1実施例とほぼ同様
の構成を有しているが、キャップ30の厚みが0.05
mmとより薄い点が異なる。すなわち、本発明によれ
ば、第3実施例に示される如く0.1mmよりも薄いキ
ャップを得ることができる。
【0015】図4には、この発明において得られる効果
のうちセンサ出力向上の効果が示されている。まず、図
4(b)に示されるように、磁性体から形成された歯車
に本発明に係るケースに収納された磁気センサを近接配
置してその回転数や回転角を検出する場合、その出力電
圧のピークトウピーク値Vp-p は、当該磁性体歯車との
ギャップが小さくなるにつれ大きくなる。すなわち、図
4(a)に示されるように、ギャップが0.2mmのと
きより0.1mmの時の方がより大きなVp-p が得られ
る。
【0016】従って、より精度の良い検出を行うために
は、磁気センサを検知対象物により近接して配置する必
要があるが、従来の構成では、キャップに傷が付き易い
等の理由で、またキャップの厚みにより、近接配置に限
度があった。しかし、本発明の磁気センサ用ケースを用
いた場合には、キャップ表面に傷がつきにくく、また、
キャップ自体を薄くすることが可能であるため、従来に
比べ磁気センサを検知対象物(磁性体歯車等)に近接配
置することが可能となる。例えば、第3実施例のように
キャップ30の厚みを0.05mmとした場合(0.1
mmから0.05mmに薄くした場合)、センサの出力
電圧は約40%程度大きくなり、これにより精度の高い
検出を行うことが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
共にステンレス鋼から形成される中空筒状部材とキャッ
プを熔接により固着するようにしたため、接合部の気密
性が高まり、センサの耐湿性、耐水性が向上する。さら
にキャップがステンレス製であるため撓み、歪み、傷が
できにくく、平面度が向上し、さらにその厚みを薄くす
ることが可能となる。さらにこれによって、出力信号の
大きさを向上させることができ、より精度の良い検出が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る磁気センサ用ケース
の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る磁気センサ用ケース
の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る磁気センサ用ケース
の構成を示す図である。
【図4】本発明の効果のうちの一である磁気センサの出
力電圧の向上の効果を示す図である。
【図5】第1従来例に係る磁気センサ用ケースの構成を
示す図である。
【図6】第2従来例に係る磁気センサ用ケースの構成を
示す図である。
【符号の説明】
20,24,28 中空円筒状部材 22,26,30 キャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼から形成され磁気センサ本
    体を収納可能な中空筒状部材と、 非磁性のステンレス鋼から形成され中空筒状部材の一端
    を密封する薄質の板状キャップとを備え、 前記中空筒状部材と前記板状キャップの間を熔接して構
    成したことを特徴とする磁気センサ用ケース。
JP3304942A 1991-11-20 1991-11-20 磁気センサ用ケース Pending JPH05141996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3304942A JPH05141996A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 磁気センサ用ケース

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JPH05141996A true JPH05141996A (ja) 1993-06-08

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ID=17939174

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JP3304942A Pending JPH05141996A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 磁気センサ用ケース

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JP (1) JPH05141996A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0375537A (ja) * 1989-06-15 1991-03-29 Texas Instr Inc <Ti> 感圧要素
JP3083883B2 (ja) * 1991-09-10 2000-09-04 旭化成工業株式会社 難燃性ポリオレフィン樹脂成形体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0375537A (ja) * 1989-06-15 1991-03-29 Texas Instr Inc <Ti> 感圧要素
JP3083883B2 (ja) * 1991-09-10 2000-09-04 旭化成工業株式会社 難燃性ポリオレフィン樹脂成形体

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