JPH0514056Y2 - - Google Patents

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JPH0514056Y2
JPH0514056Y2 JP1987189808U JP18980887U JPH0514056Y2 JP H0514056 Y2 JPH0514056 Y2 JP H0514056Y2 JP 1987189808 U JP1987189808 U JP 1987189808U JP 18980887 U JP18980887 U JP 18980887U JP H0514056 Y2 JPH0514056 Y2 JP H0514056Y2
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JP
Japan
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retainer
valve
housing
valve body
passage
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JP1987189808U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ボール状の弁体を備えたチエツクバ
ルブの改良に関する。
(従来の技術) ポンプの吐出量の余剰分をポンプの吸込側へ還
流するフローコントロールバルブには、還流路の
逆流を防止するために例えば第5図に示すような
チエツクバルブが介装される(実開昭61−87269
号)。
この図において、流体通路2がハウジングであ
るコネクタ1の内側を縦貫して形成され、コネク
タ1の内側には円形断面の通路2の径を縮小して
弁座3が設けられている。コネクタ1の内部には
この弁座3に着座するボール状の弁体4が収装さ
れ、開弁時に弁体4がコネクタ1から離脱するの
を阻止するリテーナ17が弁体4の背後に設けら
れている。このリテーナ17は第6図に示すよう
にコネクタ1に横断方向に貫通させたピンで構成
される。
なお、リテーナ17が中心線Oから若干偏心し
た位置で通路2を横断しているのは、開弁時にボ
ール状の弁体4が流体の圧力によりコネクタ1の
内部で振動しないよう、リテーナ17の片側に安
定的に保持するためである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このリテーナ17はコネクタ1に形
成したピン孔15に外側から圧入することでコネ
クタ1に装着されるが、円形の内空断面を持つた
コネクタ1の偏心位置にピン孔15を形成する作
業は、第7図に示すように工具16の先端がコネ
クタ1の内周面に沿つて中心線O方向へ滑りやす
く、ピン孔15の位置、形状及び寸法を正確に管
理することは容易でなかつた。これに対して例え
ば、コネクタ1に小径の下孔を穿ち、これをリー
マなどを用いて所定の大きさに拡大するという方
法も考えられるが、作業に手間がかかり、コスト
上昇を招く要因となつていた。
本考案は、上記問題点を解決すべくなされたも
ので、コネクタへの取り付けが容易なリテーナを
備えたチエツクバルブを提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ハウジングを貫通して形成した流体
通路の途中に弁座を形成し、この弁座に着座して
通路を遮断するボール状の弁体をハウジング内に
収装し、弁体後方の通路の内側に臨んで弁体がハ
ウジングから離脱するのを阻止するリテーナをハ
ウジングに設けたチエツクバルブにおいて、ハウ
ジングの開口部近傍の通路の内側に溝を形成し、
前記リテーナを弁体に対向して内方に突出する形
状の板状部材で構成し、その両端を前記溝に弾性
的に係合させた。
(作用) バルブの組み立て時に、ばね部材で構成された
リテーナを弾性変形させてハウジングの開口部か
ら通路内に挿入し、変形したリテーナを原形復帰
させつつ環状溝に係合させることにより、リテー
ナのハウジングへの取り付けが容易に行える。ま
た、リテーナは弁体に対向して内方に突出した形
状を有しているので、開弁時に弁体及び流体から
の力が作用するとリテーナは外側へと広がる態様
で変形しようとする。このためリテーナは強い流
体力が作用しても確実に溝間に保持され、脱落す
るおそれがない。
(実施例) 第1図〜第4図に本考案の実施例を示す。
第1図において、1はハウジングとしてのコネ
クタであり、内側を流体通路2が縦貫し、その途
中に断面を縮小した弁座3が形成される。また、
この弁座3に着座して通路2を遮断するボール状
の弁体4がコネクタ1の内側に収装される。
弁体4の後方に位置するコネクタ1の端部、す
なわち第1図の下側の開口部1Aに近い通路2の
内側には環状溝6が形成される。また、開口部1
Aに内側へ傾斜するテーパ部10が形成される。
環状溝6には弁体4の後退を規制するリテーナ
7が係合する。リテーナ7は第3図に示すように
帯状の板ばねを曲げ加工して両側へ水平に延びる
端部7Aの間に上方へV形に屈曲した突出部7B
を形成したものである。突出部7Bは中心線Oか
ら一方へ偏つた位置に形成され、突出部7Bの両
側の斜面のうち、長い方の斜面8が弁体4に当接
する座面として機能する。なお、これらの斜面に
は穴9がそれぞれ形成される。
次に作用を説明する。
チエツクバルブの組み立て時において、リテー
ナ7は第4図に示すようにコネクタ1の下端の開
口部1Aから突出部7Bを上向きにして通路2に
挿入される。リテーナ7を図の位置から矢印の方
向に押圧すると、板ばねで構成されたリテーナ7
は弾性変形しつつ両端部7Aをテーパ部10に沿
つて滑らせながらスムーズにコネクタ1の内側へ
と侵入し、両端部7Aが環状溝6に至るとリテー
ナ7は原形に復帰しながら両端部7Aを環状溝6
に係合し、以後この位置に保持される。この作業
は特殊な工具等を必要とせずにワンタツチで行う
ことができる。
このようにして組み立てられたチエツクバルブ
は、第1図の矢印方向の流体の流れに対しては弁
体4が抵抗なく弁座3から離間し、弁座3を通過
した流体は第2図に示すリテーナ7と流路2の内
周面との隙間11及びリテーナ7に形成した通孔
9を通つて流下する。弁座3から離間した弁体4
は流下する流体の圧力によりリテーナ7の斜面8
と通路2の内周部との間に安定的に保持される。
このため、弁体4が流体圧力によりコネクタ1内
で振動する恐れはなく、したがつて振動により耳
障りな異音を発生することもない。また、リテー
ナ7に作用する流体圧力により両端部7Aは外側
へ向かつて付勢され、環状溝6に一層深く係合す
るため、リテーナ7が流体圧力で抜け落ちる心配
もない。
一方、逆方向の流れに対しては流体圧力を受け
た弁体4が弁座3に着座して流路2を遮断するた
め、流路2の流体の流れの方向は常に第1図に示
す方向に限定される。したがつて、リテーナ7に
対して図の下側、すなわち両端部7Aを内側に付
勢する向きに流体圧力が作用することはなく、リ
テーナ7は常に環状溝6に安定的に係止される。
なお、コネクタ1を分解する際には、リテーナ
7の2箇所の穴9を工具でつまむようにして両端
部7Aを縮ませれば、リテーナ7をコネクタ1か
ら簡単に取り外すことができる。
(考案の効果) 以上のように、本考案のチエツクバルブはハウ
ジングの開口部近傍の通路の内側に溝を形成し、
ばね部材で構成したリテーナをこの溝に弾性的に
係合させることで弁体のハウジングからの離脱を
阻止する構造としたため、リテーナのハウジング
への取り付けを容易に行うことができ、またハウ
ジングに穴加工を施す必要もない。
このため、本考案によりチエツクバルブの製作
コストと加工手間を確実に低減することができ
る。また、本考案によればリテーナを弁体に対向
して突出する形状に板状部材で形成し、開弁時に
弁体及び流体から受ける圧力に基づいて溝との係
合保持力を増すようにしたので、強い流体圧が作
用する条件下でもリテーナの脱落を起こす恐れが
ないという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すチエツクバルブ
の断面図、第2図は第1図中のA−A矢視図、第
3図はリテーナの拡大側面図、第4図はリテーナ
の装着方法を説明するチエツクバルブの要部断面
図である。第5図は従来例を示すチエツクバルブ
の断面図、第6図は第5図のC−C矢示図、第7
図はピン孔の加工作業を説明する断面図である。 1……コネクタ、2……流体通路、3……弁
座、4……弁体、6……環状溝、7……リテー
ナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングを貫通して形成した流体通路の途中
    に弁座を形成し、この弁座に着座して通路を遮断
    するボール状の弁体をハウジング内に収装し、弁
    体後方の通路の内側に臨んで弁体がハウジングか
    ら離脱するのを阻止するリテーナをハウジングに
    設けたチエツクバルブにおいて、ハウジングの開
    口部近傍の通路の内側に溝を形成し、前記リテー
    ナを弁体に対向して内方に突出する形状の板状部
    材で構成し、その両端を前記溝に弾性的に係合さ
    せたことを特徴とするチエツクバルブ。
JP1987189808U 1987-12-14 1987-12-14 Expired - Lifetime JPH0514056Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987189808U JPH0514056Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987189808U JPH0514056Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0192569U JPH0192569U (ja) 1989-06-16
JPH0514056Y2 true JPH0514056Y2 (ja) 1993-04-14

Family

ID=31480819

Family Applications (1)

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JP1987189808U Expired - Lifetime JPH0514056Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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Country Link
JP (1) JPH0514056Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839518U (ja) * 1971-09-11 1973-05-17
JPH02533Y2 (ja) * 1984-11-13 1990-01-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0192569U (ja) 1989-06-16

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