JPH0514054Y2 - - Google Patents

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JPH0514054Y2
JPH0514054Y2 JP6756887U JP6756887U JPH0514054Y2 JP H0514054 Y2 JPH0514054 Y2 JP H0514054Y2 JP 6756887 U JP6756887 U JP 6756887U JP 6756887 U JP6756887 U JP 6756887U JP H0514054 Y2 JPH0514054 Y2 JP H0514054Y2
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valve
valve port
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pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、逆止弁によつて封止された二次側の
水が加熱により膨張するに伴いその内圧が異常に
上昇し破壊を招くのを防ぎ得る逆止弁の構造に関
するものである。
[従来の技術] 一般に湯水混合栓は給水管の途中に逆止弁が設
けられていて、水が給水管中を逆流しないように
している。この湯水混合栓では例えば給水弁を閉
じ給湯弁を開けて湯のみをしばらく吐出させてい
るとその熱が隔壁を通して湯水混合栓内の水に伝
達し、水温を上昇させ熱膨張を起こさせる。しか
るにこの場合湯水混合栓内の水は全閉状態にある
給水弁と前記逆止弁との間に閉じ込められ出口が
ないためその水圧が異常に上昇し管壁或いはシー
ル部、逆止弁等を破壊してその機能を損ねたり漏
水を起こさせ故障をもたらすおそれがあつた。
このような問題点を解消するものとして実公昭
56−37178号公報に開示された考案がある。これ
は逆止弁をなす弁体の内部に二次側の上昇圧力を
一次側へ逃がすための通路を形成し、通常はその
通路内に設けられたバネの付勢によりボール状弁
が該通路の弁孔を閉塞するようになしたものであ
るが、細い弁軸に更に細い通路および弁孔を開け
その内部にボール状弁、バネを内装しなければな
らず、非常に小さな間隙を実際の圧力逃し通路と
するため、ほんの小さな異物が入つても正常に作
動しなくなつたり、また非常に小さな寸法のため
製造上ほんのわずかな寸法誤差があつても通路と
弁孔の芯ずれによるシール不良やバネ強度のばら
つきが発生し易く品質が安定しないという問題点
がある。
また、特公昭56−24825号公報に開示された湯
水混合栓では、上記と同様に逆止弁の二次側の異
常な圧力上昇を防ぐために該混合栓の水室に圧力
上昇によつて外部へ開く弁部を設けたものである
が、この場合においてもその弁孔は非常に小さな
細孔をもつてするものであるので小さな異物や水
あか等によつて塞がれ易く正常に作動しなくなる
おそれがあつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決せんとするもので、
弁口の二次側に形成された弁箱内に逆止用バネま
たは自重により該弁口を閉塞し得る方向に弁体を
付勢して設けてなる逆止弁であつて、該弁体は開
口側が弁口と相対する有底筒内に水密状に摺動自
在なるピストンを逃し用バネによつて弁口方向に
付勢して配設すると共に、該ピストンに該有底筒
の開口面積より小さくとも弁口を閉塞し得る外径
寸法を有した弁パツキンを設け、該弁パツキンに
は有底筒内の通水室と弁口とを連通する通孔を形
成し、該有底筒に弁口側への摺動を制限するスト
ツパを設け、弁箱内の圧力上昇により該ストツパ
が該有底筒の摺動を制止し、さらなる圧力上昇に
より前記逃し用バネの弾性に抗してピストンが通
水室内に沈んで弁パツキンが弁口より離間し得る
深さに通水室を構成したことを特徴とするもので
ある。
[作用] 平常通水時は、一次側の水圧により弁口から弁
パツキンが離れ二次側に通水する。このとき弁パ
ツキンは大きく開くので異物が付着していても洗
い流される。
平常逆止時は、二次側の水圧(または一次側の
負圧吸引)により弁パツキンが弁口を閉塞する。
弁パツキンが弁口を閉塞した状態で二次側の水
圧が異常に上昇すると、ストツパが有底筒の摺動
を制限していることから弁パツキンの弁口への異
常圧着を制止する。またそれと同時に有底筒の開
口面積よりも弁口に対する弁パツキンの閉塞面積
のほうが小さいために二次側圧力が異常上昇する
とその面積差により生ずる押圧力が、逃し用バネ
の弾性より勝りピストンを有底筒内に押し込み弁
パツキンを弁口から離間させ異常圧力を一次側に
逃す。
[実施例] 次に第1図〜第4図に従い本考案の実施例を説
明する。この実施例は図示しない湯水混合栓へ連
なる直管状の給水管の途中に設けた逆止弁に係る
ものである。図において、1は湯水混合栓に継が
る給水管、2は給水源に継がる短管、3は給水管
1端と短管2端とを螺合によつて連結しているニ
ツプルである。ニツプル3の内周面には段部4が
形成されその両面にパツキン5,6を介在させて
給水管1端および短管2端を夫々螺合により水密
状に圧着している。短管2中には隔壁7が形成さ
れ該隔壁7の中心に弁口8が開設されている。該
弁口8の二次側の弁箱9内には第2図に示した弁
体22が摺動自在に配設される。該弁体22は有
底筒10の外周面に4枚のガイド片11を放射状
に一体に形成してなり、該各ガイド片11の外端
面を弁箱9の内周面に摺動させることで該有底筒
10の姿勢を常に真直とし該有底筒10の開口側
が弁口8に相対するように正している。なお該各
ガイド片11の上端および下端は弁箱9の両内端
面に当接することで該有底筒10の摺動範囲を制
限するストツパ24,25が形成される。12は
有底筒10の背面と段部4間に圧縮状態にて配設
されたコイル状の逆止用バネで、該逆止用バネの
弾性により該弁体22を弁口8方向に付勢してい
る。しかして、有底筒10内にはピストン14を
その外周にOリング13を巻着して水密状に摺動
自在なるように配設する。このピストン14には
有底筒10外へ突出する若干小径なる部分19に
一体に螺子軸15が形成され該螺子軸15にゴム
製円盤状の弁パツキン16を嵌挿すると共にナツ
ト17を締着することで弁口8を閉塞し得る弁パ
ツキン16をこれへ固着してなる。そして有底筒
10内底と該ピストン14との間に形成される通
水室23に前記バネ12よりも高張力のコイル状
の逃し用バネ18を圧縮状態で介在させ該逃し用
バネ18の弾性により該ピストン14を弁口8方
向へ付勢すると共に、有底筒10の開口縁にCリ
ング20を掛止し該Cリング20によりピストン
14の抜脱を防ぐ。弁パツキン16の中心に貫挿
している螺子軸15の中心には有底筒10内の通
水室23と連通する通孔21が形成されている。
なお、前記ガイド片11の下方延長端のストツパ
24はその高さが前記弁パツキン16の下面外周
縁の高さよりわずかながら高い位置にて終つてい
て該弁パツキン16が弁口8を水密に閉塞し得る
ようになつている。
しかしてこのような構成では、湯水混合栓の給
水口が開かれると弁口8の二次側の水圧が一次側
の水圧より低くなつてその差圧により弁パツキン
16が逆止用バネ12の弾性に抗して動いて第1
図に示したように弁口8を開かしめ通水状態とな
る。また湯水混合栓の給水口が閉じられると差圧
はなくなり第3図に示したように弁パツキン16
は逆止用バネ12の弾性により押圧されて弁口8
を閉じる。そのときストツパ25は弁口8外周の
隔壁7上面より少し離間しているので弁パツキン
16は弁口8を通常の逆止弁と同様に水密に閉塞
し逆流を防ぎ得る。そこで湯水混合栓の閉じられ
た給水口と弁口8との間に閉じ込められた水が湯
からの伝熱により温度上昇して熱膨張しその水圧
が異常に上昇し、(例えば数拾Kg/cm2以上にもな
つたとき)弁口8の二次側の圧力が一次側の圧力
よりも極めて大きくなると、その差圧がピストン
14に作用して該ピストン14を逃し用バネ18
の弾性に抗して通水室10内に押し沈める。即ち
二次側弁箱9内の水圧が高くなるに従い有底筒1
0が弁口8方向へ押圧されてストツパ25が弁口
8周囲の隔壁7に当接することで該有底筒10の
弁口8方向への移動は制止されると共に、さらに
水圧が上昇すると弁パツキン16による弁口8の
閉塞面積は有底筒10の開口面積より小さいので
その差面積に水圧がかかりピストン14を第4図
に示したように浮上させる。そのとき通孔21は
通水室23を弁口8の一次側の水圧と同じくして
いる。このため弁パツキン16は弁口8より離れ
た二次側弁箱9内の水が一次側に流れて圧力を逃
すことができる。
第5図に示した本考案の他の実施例は、主とし
て流し台、或いは浴室等で使用されている壁面取
付型の湯水混合栓の給水管の直交折曲部に本考案
の装置が構成された例を示す。即ち、この実施例
は、給水管101の直交折曲部にボンネツト10
2を螺合し、該ボンネツト102の内方部に4本
足状なるガイド片103を一体に形成し、該ガイ
ド片103間に弁体をなす有底筒104を摺動自
在に配設している。そして有底筒104の開口縁
にストツパ105を形成してなる。106はボン
ネツト102の中心に螺合した流量調節螺子で、
該螺子の外端面にはスリワリ107が刻設されて
いる。108はボンネツト102の螺合部の水密
を保つOリング、109は流量調節螺子106の
螺合部の水密を保つOリングを示す。流量調節螺
子106の内端は有底筒104の背面に相対して
おり、この螺合量を調節することにより有底筒1
04の可動後退範囲が調節され平常時の通水量が
調節されるようにしている。第5図中のその他の
符号で第1図と同一符号は同一部分または相当部
分を示すが、この実施例の場合においても、常態
では弁パツキン16は逆流止作用をなすが、その
二次側の水圧が異常に上昇したときは有底筒10
4がストツパ105によつて弁口8方向への移動
が制止されてた状況にて高水圧によつてピストン
14が有底筒104内に引つ込み弁パツキン16
が弁口8から離れることによりその異常高圧を自
ら解消できるようにしているところ前記実施例と
同様である。
なお以上の実施例はいずれも逆止用バネによつ
て弁体を弁口閉塞方向に付勢した例を示したが、
これは従来からの逆止弁においてすでに採られる
ようにバネを用いず弁体の自重によつて弁パツキ
ンが弁口を塞ぎ逆流止作用をなすようにしてもよ
いこと勿論である。
[考案の効果] 以上実施例について説明したように本考案の逆
止弁では、二次側の圧力異常上昇時に直接弁パツ
キン自体が押し戻されて平常時の通水路である弁
口を開きその圧力を一次側へ逃すものであるか
ら、平常時の通水により常に弁口および弁パツキ
ンが洗浄される自掃作用があり異物が付着し難
く、従来のように細い通路に異物が付着して作動
不良を起こすようなことはなく信頼性の高い製品
が得られる。しかも、二次側の圧力が異常に上昇
した際、弁パツキンは弁口から離れるように作動
するため、弁パツキンが弁口周囲に異常な高圧力
で圧着するおそれはなく、このため弁パツキンの
変形劣化も少なくなり、長期にわたり逆流を防ぐ
機能を確実に維持できる。さらには逃し用バネの
強度を変えることで異常と認められる二次側圧力
を用途に応じ自由に設定できるなど有益な効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は縦断面図、第2図は弁体の斜視図、第3図お
よび第4図は第1図の作動状態を示した縦断側面
図、第5図は他の実施例を示した縦断面図であ
る。 8……弁口、9……弁箱、10……有底筒、1
1……ガイド片、12……逆止用バネ、14……
ピストン、16……弁パツキン、18……逃し用
バネ、21……通孔、22……弁体、23……通
水室、24……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁口8の二次側に形成された弁箱9内に逆止用
    バネ12または自重により該弁口8を閉塞し得る
    方向に弁体22を付勢して設けてなる逆止弁であ
    つて、該弁体22は開口側が弁口8と相対する有
    底筒10内に水密状に摺動自在なるピストン14
    を逃し用バネ18によつて弁口8方向に付勢して
    配設すると共に、該ピストン14に該有底筒10
    の開口面積より小さくとも弁口8を閉塞し得る外
    径寸法を有した弁パツキン16を設け、該弁パツ
    キン16には有底筒10内の通水室23と弁口8
    とを連通する通孔21を形成し、該有底筒10に
    弁口8側への摺動を制限するストツパ24を設
    け、弁箱9内の圧力上昇により該ストツパ24が
    該有底筒10の摺動を制止し、さらなる圧力上昇
    により前記逃し用バネ18の弾性に抗してピスト
    ン14が通水室23内に沈んで弁パツキン16が
    弁口8より離間し得る深さに通水室23を構成し
    たことを特徴とする逆止弁。
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