JPH0514032A - 広角指向性平面アンテナ - Google Patents
広角指向性平面アンテナInfo
- Publication number
- JPH0514032A JPH0514032A JP3208698A JP20869891A JPH0514032A JP H0514032 A JPH0514032 A JP H0514032A JP 3208698 A JP3208698 A JP 3208698A JP 20869891 A JP20869891 A JP 20869891A JP H0514032 A JPH0514032 A JP H0514032A
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- Japan
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- conductor layer
- antenna
- gain
- plane antenna
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水平方向近くにおける利得が優れ、且つ小型
の平面アンテナを提供すること。 【構成】 第１の導体層１と、第２の導体層３との間
に、誘電体層２を形成してなる平面アンテナ４におい
て、前記第２の導体層３の周縁を、前記第１の導体層１
から離れる方向に湾曲させた。
の平面アンテナを提供すること。 【構成】 第１の導体層１と、第２の導体層３との間
に、誘電体層２を形成してなる平面アンテナ４におい
て、前記第２の導体層３の周縁を、前記第１の導体層１
から離れる方向に湾曲させた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】複数の人工衛星からの電波を受信
して位置を算出するＧＰＳ（グローバルポジショニング
システム）等に用いる平面アンテナに関するものであ
る。
して位置を算出するＧＰＳ（グローバルポジショニング
システム）等に用いる平面アンテナに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】第１の導体層と、第２の導体層との間
に、誘電体層を形成してなる平面アンテナにおいては、
例えば第２の導体層をグランド側の地板とした場合、地
板の長さは、波長の６倍以上あれば、その放射特性など
は理論値に近似したものが得られるので、波長の６倍以
上にされていた。
に、誘電体層を形成してなる平面アンテナにおいては、
例えば第２の導体層をグランド側の地板とした場合、地
板の長さは、波長の６倍以上あれば、その放射特性など
は理論値に近似したものが得られるので、波長の６倍以
上にされていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のＧＰＳ
装置は、船舶や車両等の種々の移動体に備えるという要
求が多くなり、装置全体の小型化と利得の広角化，いわ
ば広角指向性が求められるようになっている。このよう
に、電子回路の方の小型化とともに、アンテナ自体の小
型化並びに利得の広角化も要求されているが、前記地板
の長さを電気的に短くすると、水平方向近くにおける放
射特性などが理論値から外れるので、利得が低下すると
いう問題があった。
装置は、船舶や車両等の種々の移動体に備えるという要
求が多くなり、装置全体の小型化と利得の広角化，いわ
ば広角指向性が求められるようになっている。このよう
に、電子回路の方の小型化とともに、アンテナ自体の小
型化並びに利得の広角化も要求されているが、前記地板
の長さを電気的に短くすると、水平方向近くにおける放
射特性などが理論値から外れるので、利得が低下すると
いう問題があった。
【０００４】例として、従来の平板状のプリントアンテ
ナのアンテナパターンを図５に示す。図５に示したよう
に、平板状のプリントアンテナの水平方向の利得は、真
上の利得に比較して１３ｄＢも低下している。
ナのアンテナパターンを図５に示す。図５に示したよう
に、平板状のプリントアンテナの水平方向の利得は、真
上の利得に比較して１３ｄＢも低下している。
【０００５】そこで、図５に示したプリントアンテナの
アンテナパターンを改善するために、第２の導体部の周
縁部を円筒状に形成した平面アンテナが提案されてい
る。この平面アンテナの水平方向の利得は、アンテナパ
ターンを図４に示したように、平板状のプリントアンテ
ナより改善され、真上の利得に比較して１０ｄＢの低下
に抑えられている。しかし、近年においては平面アンテ
ナの水平方向の利得を更に向上させることが要求されて
いるので、本発明においては、水平方向近くにおける利
得の低下を更に抑えた小型の平面アンテナを提供するこ
とを目的としている。
アンテナパターンを改善するために、第２の導体部の周
縁部を円筒状に形成した平面アンテナが提案されてい
る。この平面アンテナの水平方向の利得は、アンテナパ
ターンを図４に示したように、平板状のプリントアンテ
ナより改善され、真上の利得に比較して１０ｄＢの低下
に抑えられている。しかし、近年においては平面アンテ
ナの水平方向の利得を更に向上させることが要求されて
いるので、本発明においては、水平方向近くにおける利
得の低下を更に抑えた小型の平面アンテナを提供するこ
とを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明においては、第１
の導体層と、第２の導体層との間に、誘電体層を形成し
てなる平面アンテナにおいて、前記第２の導体層の周縁
を前記第１の導体層から離れる方向に湾曲させるという
手段を講じた。また、湾曲させた前記第２の導体層の内
側に、電子回路を配設しても良い。
の導体層と、第２の導体層との間に、誘電体層を形成し
てなる平面アンテナにおいて、前記第２の導体層の周縁
を前記第１の導体層から離れる方向に湾曲させるという
手段を講じた。また、湾曲させた前記第２の導体層の内
側に、電子回路を配設しても良い。
【０００７】
【作用】上記構成の広角指向性平面アンテナにおいて
は、第１の導体層と、第２の導体層との間に、誘電体層
を形成してなる平面アンテナの、前記第２の導体層の周
縁を前記第１の導体層から離れる方向に湾曲させて、角
状の部分は形成されないようにしたので、一般的に「フ
リンジング効果」と言われる現象、つまり電界の分布が
アンテナの周縁部に集中するという現象は生じにくくな
る。よって、アンテナの周縁部における電界の乱れが少
ないので、水平方向近くの利得の低下が改善されるので
ある。
は、第１の導体層と、第２の導体層との間に、誘電体層
を形成してなる平面アンテナの、前記第２の導体層の周
縁を前記第１の導体層から離れる方向に湾曲させて、角
状の部分は形成されないようにしたので、一般的に「フ
リンジング効果」と言われる現象、つまり電界の分布が
アンテナの周縁部に集中するという現象は生じにくくな
る。よって、アンテナの周縁部における電界の乱れが少
ないので、水平方向近くの利得の低下が改善されるので
ある。
【０００８】また、湾曲させた前記第２の導体層の内側
に電子回路を配設すると、この電子回路は、第２の導体
層によって囲まれるので、シールド効果が得られる。
に電子回路を配設すると、この電子回路は、第２の導体
層によって囲まれるので、シールド効果が得られる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の広角指向性平面アンテナの実
施例のＧＰＳ受信用平面アンテナを図面に基づいて詳細
に説明する。図１は前記実施例のＧＰＳ受信用平面アン
テナの斜視図、図２はその断面図である。
施例のＧＰＳ受信用平面アンテナを図面に基づいて詳細
に説明する。図１は前記実施例のＧＰＳ受信用平面アン
テナの斜視図、図２はその断面図である。
【００１０】各図において、
【００１１】１は第１の導体層としてのプリントアンテ
ナ部、２は誘電体層としての基板、３は地板となる第２
の導体層としての金属製のスカート部であり、周縁を前
記プリントアンテナ部１から離れるように湾曲に形成さ
れている。なお、前記プリントアンテナ部１は前記基板
２上に形成されたプリント導体箔である。４は上記構成
のＧＰＳ受信用平面アンテナであり、例えば船舶や車両
等の移動体に設置されている。
ナ部、２は誘電体層としての基板、３は地板となる第２
の導体層としての金属製のスカート部であり、周縁を前
記プリントアンテナ部１から離れるように湾曲に形成さ
れている。なお、前記プリントアンテナ部１は前記基板
２上に形成されたプリント導体箔である。４は上記構成
のＧＰＳ受信用平面アンテナであり、例えば船舶や車両
等の移動体に設置されている。
【００１２】５は、前記ＧＰＳ受信用平面アンテナ４の
前記スカート部３の内部空間に配設された電子回路とし
てのプリアンプ部である。
前記スカート部３の内部空間に配設された電子回路とし
てのプリアンプ部である。
【００１３】以上のような、ＧＰＳ受信用平面アンテナ
４によれば、地板となる第２の導体層は湾曲したスカー
ト部となっているので、「フリンジング効果」を引き起
こす角部が存在しなくなる。よって、前記基板２の延長
方向の指向性、即ち水平方向の利得も優れたものが得ら
れるのである。このＧＰＳ受信用平面アンテナ４のアン
テナパターンを図３に示す。図３に示すように、水平方
向の利得は、真上の利得に比較して７ｄＢの低下に抑え
られている。即ち、図５に示した平板状のプリントアン
テナの水平方向の利得に対して６ｄＢ向上しているので
ある。
４によれば、地板となる第２の導体層は湾曲したスカー
ト部となっているので、「フリンジング効果」を引き起
こす角部が存在しなくなる。よって、前記基板２の延長
方向の指向性、即ち水平方向の利得も優れたものが得ら
れるのである。このＧＰＳ受信用平面アンテナ４のアン
テナパターンを図３に示す。図３に示すように、水平方
向の利得は、真上の利得に比較して７ｄＢの低下に抑え
られている。即ち、図５に示した平板状のプリントアン
テナの水平方向の利得に対して６ｄＢ向上しているので
ある。
【００１４】このように、このＧＰＳ受信用平面アンテ
ナ４からＧＰＳ人工衛星に対する仰角が小さい場合であ
っても、水平方向にも水平面以下の方向においても、従
来以上の利得が得られるのである。また、前記ＧＰＳ受
信用平面アンテナ４の前記スカート部３の内部空間にプ
リアンプ部５を収めることによって、アンテナと最短距
離で接続することができ、前記スカート部３によるシー
ルド効果とともに外部雑音の影響を防ぐ効果が得られ
る。
ナ４からＧＰＳ人工衛星に対する仰角が小さい場合であ
っても、水平方向にも水平面以下の方向においても、従
来以上の利得が得られるのである。また、前記ＧＰＳ受
信用平面アンテナ４の前記スカート部３の内部空間にプ
リアンプ部５を収めることによって、アンテナと最短距
離で接続することができ、前記スカート部３によるシー
ルド効果とともに外部雑音の影響を防ぐ効果が得られ
る。
【００１５】このようにして、大きさは小さくても優れ
た性能のＧＰＳの装置を実現することが可能となるので
ある。
た性能のＧＰＳの装置を実現することが可能となるので
ある。
【００１６】なお、前記第２の導体部を湾曲させること
は、一定の曲率で湾曲させることに限定されるものでは
なく、角状の部分を無くせばよいのである。また、この
アンテナの用途は、ＧＰＳ受信用平面アンテナに限定さ
れるものではなく、広角度に利得が要求される平面アン
テナに全般的に適用できるものである。
は、一定の曲率で湾曲させることに限定されるものでは
なく、角状の部分を無くせばよいのである。また、この
アンテナの用途は、ＧＰＳ受信用平面アンテナに限定さ
れるものではなく、広角度に利得が要求される平面アン
テナに全般的に適用できるものである。
【００１７】
【発明の効果】以上のべたように、本発明の広角指向性
平面アンテナによれば、大きさが小さく、且つ、水平方
向近くにおいても大きな利得が得られ広角度に利得が得
られる優れた平面アンテナを提供できるのである。ま
た、湾曲させた第２の導体層の内部空間に電子回路を配
設することによって、外部雑音の影響を受けにくくする
ことが可能となるのである。
平面アンテナによれば、大きさが小さく、且つ、水平方
向近くにおいても大きな利得が得られ広角度に利得が得
られる優れた平面アンテナを提供できるのである。ま
た、湾曲させた第２の導体層の内部空間に電子回路を配
設することによって、外部雑音の影響を受けにくくする
ことが可能となるのである。
【図１】本発明の広角指向性平面アンテナの実施例のＧ
ＰＳ受信用平面アンテナの斜視図である。
ＰＳ受信用平面アンテナの斜視図である。
【図２】同ＧＰＳ受信用平面アンテナの断面図である。
【図３】同ＧＰＳ受信用平面アンテナのアンテナパター
ンである。
ンである。
【図４】地板を円筒状に形成した従来例の平面アンテナ
のアンテナパターンである。
のアンテナパターンである。
【図５】従来の一般的な平板状のプリントアンテナのア
ンテナパターンである。
ンテナパターンである。
１ 第１の導体層（プリントアンテナ部）
２ 誘電体層（基板）
３ 第２の導体層（スカート部、地板）
４ 広角指向性平面アンテナ（ＧＰＳ受信用平面アンテ
ナ） ５ 電子回路（プリアンプ部）
ナ） ５ 電子回路（プリアンプ部）
Claims (2)
- 【請求項１】第１の導体層と、第２の導体層との間に、
誘電体層を形成してなる平面アンテナにおいて、 前記第２の導体層の周縁を、前記第１の導体層から離れ
る方向に湾曲させたことを特徴とする広角指向性平面ア
ンテナ。 - 【請求項２】湾曲させた前記第２の導体層の内側に、電
子回路を配設したことを特徴とする請求項１に記載の広
角指向性平面アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3208698A JPH0514032A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 広角指向性平面アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3208698A JPH0514032A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 広角指向性平面アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514032A true JPH0514032A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16560596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3208698A Pending JPH0514032A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 広角指向性平面アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514032A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005519508A (ja) * | 2002-03-07 | 2005-06-30 | カトライン−ベルケ・カーゲー | 地上波信号及び衛星信号受信用組み合わせアンテナ |
| US9318800B2 (en) | 2005-04-27 | 2016-04-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless chip |
| US9350079B2 (en) | 2005-03-31 | 2016-05-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless chip and electronic device having wireless chip |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3208698A patent/JPH0514032A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005519508A (ja) * | 2002-03-07 | 2005-06-30 | カトライン−ベルケ・カーゲー | 地上波信号及び衛星信号受信用組み合わせアンテナ |
| US9350079B2 (en) | 2005-03-31 | 2016-05-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless chip and electronic device having wireless chip |
| US9564688B2 (en) | 2005-03-31 | 2017-02-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless chip and electronic device having wireless chip |
| US9318800B2 (en) | 2005-04-27 | 2016-04-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless chip |
| US9767406B2 (en) | 2005-04-27 | 2017-09-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless chip |
| US10396447B2 (en) | 2005-04-27 | 2019-08-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless chip |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041209 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070215 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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