JPH05139958A - 易嚥下性医薬品 - Google Patents
易嚥下性医薬品Info
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- JPH05139958A JPH05139958A JP31032291A JP31032291A JPH05139958A JP H05139958 A JPH05139958 A JP H05139958A JP 31032291 A JP31032291 A JP 31032291A JP 31032291 A JP31032291 A JP 31032291A JP H05139958 A JPH05139958 A JP H05139958A
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- JP
- Japan
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- gel
- viscosity liquid
- seamless capsule
- drug
- food
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 幼児、虚弱者、病弱者、老人などでも容易に
嚥下することのできる医薬品を提供する。 【構成】 薬効成分を封入したシームレスカプセルと、
ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とで構成された
易嚥下性医薬品である。本発明の易嚥下性医薬品は、シ
ームレスカプセルがゲルまたは高粘度液体に包み込まれ
て口中で分離せず、またゲルや高粘度液体は流動性が水
よりも小さくてむせることもなく、その平滑性によって
固形製剤を咀嚼することなく容易に嚥下することができ
る。
嚥下することのできる医薬品を提供する。 【構成】 薬効成分を封入したシームレスカプセルと、
ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とで構成された
易嚥下性医薬品である。本発明の易嚥下性医薬品は、シ
ームレスカプセルがゲルまたは高粘度液体に包み込まれ
て口中で分離せず、またゲルや高粘度液体は流動性が水
よりも小さくてむせることもなく、その平滑性によって
固形製剤を咀嚼することなく容易に嚥下することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経口医薬品に関し、詳
しくは新規な経口投与形態を有する易嚥下性医薬に関す
るものである。
しくは新規な経口投与形態を有する易嚥下性医薬に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】医薬品にはその用途に応じて種々の剤型
があり、経口投与のための薬剤についても、日本薬局方
に液剤9種類、固形製剤7種類、計16種類の剤型が記
載されている。
があり、経口投与のための薬剤についても、日本薬局方
に液剤9種類、固形製剤7種類、計16種類の剤型が記
載されている。
【0003】これらのうち、液剤は容易に服用できる利
点があるものの、水分や空気中の湿気によって分解され
易い医薬品には適用できないこと、腸溶性製剤や徐放性
製剤などドラッグ・デリバリー・システム(DDS)を
志向した製剤を作ることができないこと、異味や異臭を
マスクすることが困難なことなどの理由から、その用途
は極めて制約される。
点があるものの、水分や空気中の湿気によって分解され
易い医薬品には適用できないこと、腸溶性製剤や徐放性
製剤などドラッグ・デリバリー・システム(DDS)を
志向した製剤を作ることができないこと、異味や異臭を
マスクすることが困難なことなどの理由から、その用途
は極めて制約される。
【0004】また、7種類挙げられている固形製剤のう
ち、固体状で嚥下する剤型は基本的に散剤、顆粒剤、丸
剤、錠剤およびカプセル剤の5種類であり、特に顆粒
剤、錠剤およびカプセル剤は、これらに様々な製剤設計
を施すことによって、液剤の場合列挙したような欠点を
回避した製剤を得ることができるため、現在広く利用さ
れている。
ち、固体状で嚥下する剤型は基本的に散剤、顆粒剤、丸
剤、錠剤およびカプセル剤の5種類であり、特に顆粒
剤、錠剤およびカプセル剤は、これらに様々な製剤設計
を施すことによって、液剤の場合列挙したような欠点を
回避した製剤を得ることができるため、現在広く利用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した各種固形製剤
は、通常水や湯などを用いて嚥下するのであるが、この
嚥下は健常人にとっても常に容易、円滑なものとは限ら
ない。例えば散剤や顆粒剤は、往々咽喉に付着したり、
苦味などの異味を感じたり、むせたりすることがある。
また、丸剤、錠剤、カプセル剤などは、その大きさ、表
面の平滑性あるいは水分の吸収性などの如何によって
は、嚥下に困難を感じることは日常経験するところであ
る。
は、通常水や湯などを用いて嚥下するのであるが、この
嚥下は健常人にとっても常に容易、円滑なものとは限ら
ない。例えば散剤や顆粒剤は、往々咽喉に付着したり、
苦味などの異味を感じたり、むせたりすることがある。
また、丸剤、錠剤、カプセル剤などは、その大きさ、表
面の平滑性あるいは水分の吸収性などの如何によって
は、嚥下に困難を感じることは日常経験するところであ
る。
【0006】この固形製剤の嚥下は、幼児、虚弱者、病
弱者、老人などにとっては健常人よりも遙に困難な作業
であって、水を使用して服用しようとしても、水のよう
な流動性の高いものではむせて円滑に嚥下できなかった
り、あるいは水だけが嚥下され、固形製剤が口中に残っ
たりすることが多い。
弱者、老人などにとっては健常人よりも遙に困難な作業
であって、水を使用して服用しようとしても、水のよう
な流動性の高いものではむせて円滑に嚥下できなかった
り、あるいは水だけが嚥下され、固形製剤が口中に残っ
たりすることが多い。
【0007】服用者が普通の方法で嚥下できないときは
砕いて服用するより仕方がないが、錠剤などを粉砕する
と隠蔽してある異味・異臭が開放され、また、腸溶剤や
徐放剤などについては、砕いてしまっては本来の機能が
達成できないばかりか、副作用の虞れも生じるため、好
ましい方法とは言えない。
砕いて服用するより仕方がないが、錠剤などを粉砕する
と隠蔽してある異味・異臭が開放され、また、腸溶剤や
徐放剤などについては、砕いてしまっては本来の機能が
達成できないばかりか、副作用の虞れも生じるため、好
ましい方法とは言えない。
【0008】医薬品は、健常人よりも上記嚥下に困難を
伴うような人達が服用する場合が多く、しかも今後高齢
者の増加が著しくなると、固形製剤の服用の困難性に対
してこれを単に特殊な場合として無視することは許され
ず、普遍的な問題として対応することが必要になってく
る。すなわち、今後は従来のように医薬品の効果に関す
る機能だけでなく、服用の容易性をも追求した固形製剤
を開発することが社会的な要請となる情勢にある。
伴うような人達が服用する場合が多く、しかも今後高齢
者の増加が著しくなると、固形製剤の服用の困難性に対
してこれを単に特殊な場合として無視することは許され
ず、普遍的な問題として対応することが必要になってく
る。すなわち、今後は従来のように医薬品の効果に関す
る機能だけでなく、服用の容易性をも追求した固形製剤
を開発することが社会的な要請となる情勢にある。
【0009】そこで、本発明の目的は、幼児、虚弱者、
病弱者、老人などでも容易に嚥下することのできる経口
投与形態を備えた医薬品を提供することにある。
病弱者、老人などでも容易に嚥下することのできる経口
投与形態を備えた医薬品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、薬効成分を封
入したシームレスカプセルと、ゲルまたは高粘度液体の
少なくとも一方とからなる易嚥下性医薬である。
入したシームレスカプセルと、ゲルまたは高粘度液体の
少なくとも一方とからなる易嚥下性医薬である。
【0011】本発明におけるシームレスカプセルの粒径
は0.5〜4mm、特に1〜3mmのものが好適である。粒径
が0.5mm未満のものは本発明のような構成とする利点に
乏しく、4mmを超えるものは嚥下し難くなる。
は0.5〜4mm、特に1〜3mmのものが好適である。粒径
が0.5mm未満のものは本発明のような構成とする利点に
乏しく、4mmを超えるものは嚥下し難くなる。
【0012】本発明医薬に用いるシームレスカプセル
は、例えば多重ノズルから、封入すべき薬効成分と皮膜
剤あるいはこれに加えて中間層材料などの溶液を硬化液
中に噴出して球状に硬化せしめて製するもので、外層は
ゼラチンや寒天などによって形成されており、直径0.5
〜4mm、特に1〜3mmのものを容易に製造することがで
きる。
は、例えば多重ノズルから、封入すべき薬効成分と皮膜
剤あるいはこれに加えて中間層材料などの溶液を硬化液
中に噴出して球状に硬化せしめて製するもので、外層は
ゼラチンや寒天などによって形成されており、直径0.5
〜4mm、特に1〜3mmのものを容易に製造することがで
きる。
【0013】このような粒径のシームレスカプセルは、
その外層材質のためにゲルや高粘度液体との親和性がよ
く、しかも水で表面が膨潤気味となるために平滑性が増
す結果、ゲルや高粘度液体と共に違和感なく、かつ咀嚼
を必要とすることなく嚥下し得るという長所がある。
その外層材質のためにゲルや高粘度液体との親和性がよ
く、しかも水で表面が膨潤気味となるために平滑性が増
す結果、ゲルや高粘度液体と共に違和感なく、かつ咀嚼
を必要とすることなく嚥下し得るという長所がある。
【0014】本発明医薬に用いるゲルは、広義のゲルの
範疇に入るもの、すなわちコロイド粒子または高分子溶
質が相互作用のために独立した運動性を失って集合した
構造を有し、固化した状態のもの(共立出版、「化学大
辞典」)であればよい。
範疇に入るもの、すなわちコロイド粒子または高分子溶
質が相互作用のために独立した運動性を失って集合した
構造を有し、固化した状態のもの(共立出版、「化学大
辞典」)であればよい。
【0015】具体的には、寒天、水ようかんなどの寒天
ゲル、ジャム、マーマレードなどのペクチンゲル、こん
にゃく、しらたきなどのマンナンゲル、ゼリー、煮こご
りなどのゼチラン、カスタードプリン、茶碗蒸し、卵豆
腐、豆腐、ヨーグルトなどの蛋白質ゲル、葛(くず)な
どの澱粉ゲル、その他カラギーナン、キサンタンガム、
グアーガム、タマリンド、ファーセレラン、マルメロ抽
出物、カードランなどのゲルなど、可食性の各種ゲルが
例示される。
ゲル、ジャム、マーマレードなどのペクチンゲル、こん
にゃく、しらたきなどのマンナンゲル、ゼリー、煮こご
りなどのゼチラン、カスタードプリン、茶碗蒸し、卵豆
腐、豆腐、ヨーグルトなどの蛋白質ゲル、葛(くず)な
どの澱粉ゲル、その他カラギーナン、キサンタンガム、
グアーガム、タマリンド、ファーセレラン、マルメロ抽
出物、カードランなどのゲルなど、可食性の各種ゲルが
例示される。
【0016】また、高粘度液体としては、葛湯、水飴、
蜂蜜などのような溶液、カスタードクリーム、ショート
ニング、チョコレートペースト、ピューレ、ケチャッ
プ、マヨネーズなどのようなペースト状のエマルジョン
ないし懸濁液が例示される。
蜂蜜などのような溶液、カスタードクリーム、ショート
ニング、チョコレートペースト、ピューレ、ケチャッ
プ、マヨネーズなどのようなペースト状のエマルジョン
ないし懸濁液が例示される。
【0017】本発明医薬に用いるゲルや高粘度液体は、
少なくとも可食性であることが必要であるが、さらには
食感、味、匂いなどが喫食に適し、かつ咀嚼を殆ど必要
とせずに容易に嚥下できる食品または食品状であること
が望ましい。
少なくとも可食性であることが必要であるが、さらには
食感、味、匂いなどが喫食に適し、かつ咀嚼を殆ど必要
とせずに容易に嚥下できる食品または食品状であること
が望ましい。
【0018】また、本発明医薬に用いるゲルや高粘度液
体は、それぞれ単独で用いてもよく、あるいは二種また
はそれ以上を適宜混合して用いてもよい。さらに、消化
器の保護剤、栄養補給剤、消化酵素などのような補助的
薬効成分を含有せしめてもよい。
体は、それぞれ単独で用いてもよく、あるいは二種また
はそれ以上を適宜混合して用いてもよい。さらに、消化
器の保護剤、栄養補給剤、消化酵素などのような補助的
薬効成分を含有せしめてもよい。
【0019】本発明医薬を調製するには、シームレスカ
プセルと、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とを
あらかじめ混合しておくか、あるいは服用時にこれらを
混合する。服用時に混合する方法の一つとして、粉粒
体、成形物などに水や牛乳などの液体を加えて所望のゲ
ルや高粘度液体を調製する方法がある。この方法は、貯
蔵・携帯に便利である。
プセルと、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とを
あらかじめ混合しておくか、あるいは服用時にこれらを
混合する。服用時に混合する方法の一つとして、粉粒
体、成形物などに水や牛乳などの液体を加えて所望のゲ
ルや高粘度液体を調製する方法がある。この方法は、貯
蔵・携帯に便利である。
【0020】本発明医薬によれば、薬効成分を含有する
シームレスカプセルがゲルまたは高粘度液体に包み込ま
れて口中で分離せず、またゲルや高粘度液体は流動性が
水よりも小さくてむせることもなく、その平滑性によっ
て固形製剤を咀嚼することなく容易に嚥下することがで
きる。
シームレスカプセルがゲルまたは高粘度液体に包み込ま
れて口中で分離せず、またゲルや高粘度液体は流動性が
水よりも小さくてむせることもなく、その平滑性によっ
て固形製剤を咀嚼することなく容易に嚥下することがで
きる。
【0021】特に、ゲルや高粘度液体が食品または食品
状であるときは医薬の服用感がなく、デザートや副食品
として喫食できるので、幼児、虚弱者、病弱者、老人な
どにとって医薬の服用が極めて容易になる。
状であるときは医薬の服用感がなく、デザートや副食品
として喫食できるので、幼児、虚弱者、病弱者、老人な
どにとって医薬の服用が極めて容易になる。
【0022】
【実施例】シームレスカプセルとゲルまたは高粘度液体
とを混合して下記の表1に示す5種の薬剤(実施例1〜
5)を調製し、錠剤などの嚥下に困難を訴える老人6名
にこれらを投与して服用の難易を判定した。また、比較
例として同表に示す6種の薬剤(比較例1〜6)を調製
し、上記と同様の方法で服用の難易を判定した。
とを混合して下記の表1に示す5種の薬剤(実施例1〜
5)を調製し、錠剤などの嚥下に困難を訴える老人6名
にこれらを投与して服用の難易を判定した。また、比較
例として同表に示す6種の薬剤(比較例1〜6)を調製
し、上記と同様の方法で服用の難易を判定した。
【0023】表中、シームレスカプセルAの外層は、ゼ
ラチンを主成分とする処方であり、シームレスカプセル
Bの外層は、寒天を主成分とする処方である。また、実
施例のゲルまたは高粘度液体は、各々50gとした。
ラチンを主成分とする処方であり、シームレスカプセル
Bの外層は、寒天を主成分とする処方である。また、実
施例のゲルまたは高粘度液体は、各々50gとした。
【0024】投与量は、有効成分として20mgを含む剤
型を想定し、苦味物質のモデルとしてイチョウ葉エキス
粉末を用いた。シームレスカプセルは、薬効成分を10
%含む溶液を封入すると仮定してA、B共、3mm−10
粒、2mm−33粒、1.5mm−約80粒、1.2mm−約15
0粒とした。また、比較例に示したものは適宜倍散して
通常投与する量とし、硬カプセル−1粒、顆粒−300
mg、錠剤6mm−1錠、散剤−300mgとした。なお、比
較例の薬剤服用に際しては、水を所望に応じて制限なく
与えた。
型を想定し、苦味物質のモデルとしてイチョウ葉エキス
粉末を用いた。シームレスカプセルは、薬効成分を10
%含む溶液を封入すると仮定してA、B共、3mm−10
粒、2mm−33粒、1.5mm−約80粒、1.2mm−約15
0粒とした。また、比較例に示したものは適宜倍散して
通常投与する量とし、硬カプセル−1粒、顆粒−300
mg、錠剤6mm−1錠、散剤−300mgとした。なお、比
較例の薬剤服用に際しては、水を所望に応じて制限なく
与えた。
【0025】実施例3で用いた桃のピューレには、補助
医薬品としてビタミンC50mgを添加してある。実施例
4で用いた葛湯は、葛粉3g、砂糖3gの混合粉末とし
て保存し、服用時に熱湯を加えて攪拌して製し、冷却し
てからシームレスカプセルと混合した。なお、この葛粉
には、補助医薬品としてα−アミラーゼを添加してあ
る。実施例5で用いたチョコレートペーストには、補助
医薬品としてビタミンE30mgを添加してある。
医薬品としてビタミンC50mgを添加してある。実施例
4で用いた葛湯は、葛粉3g、砂糖3gの混合粉末とし
て保存し、服用時に熱湯を加えて攪拌して製し、冷却し
てからシームレスカプセルと混合した。なお、この葛粉
には、補助医薬品としてα−アミラーゼを添加してあ
る。実施例5で用いたチョコレートペーストには、補助
医薬品としてビタミンE30mgを添加してある。
【0026】結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】薬効成分を封入したシームレスカプセル
と、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とからなる
本発明の易嚥下性医薬によれば、固形製剤を咀嚼するこ
となく容易に嚥下することができるので、健常人にとっ
てはもちろんのこと、幼児、虚弱者、病弱者、老人など
にとっても医薬の服用が極めて容易になるという優れた
効果が得られる。
と、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とからなる
本発明の易嚥下性医薬によれば、固形製剤を咀嚼するこ
となく容易に嚥下することができるので、健常人にとっ
てはもちろんのこと、幼児、虚弱者、病弱者、老人など
にとっても医薬の服用が極めて容易になるという優れた
効果が得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月4日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 易嚥下性医薬品
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経口医薬品に関し、詳
しくは新規な経口投与形態を有する易嚥下性医薬品に関
するものである。
しくは新規な経口投与形態を有する易嚥下性医薬品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】医薬品にはその用途に応じて種々の剤形
があり、経口投与のための薬剤についても、日本薬局方
に液剤9種類、固形製剤7種類、計16種類の剤形が記
載されている。
があり、経口投与のための薬剤についても、日本薬局方
に液剤9種類、固形製剤7種類、計16種類の剤形が記
載されている。
【0003】これらのうち、液剤は容易に服用できる利
点があるものの、水分や空気中の湿気によって分解され
易い医薬品には適用できないこと、腸溶性製剤や徐放性
製剤などドラッグ・デリバリー・システム(DDS)を
志向した製剤を作ることができないこと、異味や異臭を
マスクすることが困難なことなどの理由から、その用途
は極めて制約される。
点があるものの、水分や空気中の湿気によって分解され
易い医薬品には適用できないこと、腸溶性製剤や徐放性
製剤などドラッグ・デリバリー・システム(DDS)を
志向した製剤を作ることができないこと、異味や異臭を
マスクすることが困難なことなどの理由から、その用途
は極めて制約される。
【0004】また、7種類挙げられている固形製剤のう
ち、固体状で嚥下する剤形は基本的に散剤、顆粒剤、丸
剤、錠剤およびカプセル剤の5種類であり、特に顆粒
剤、錠剤およびカプセル剤は、これらに様々な製剤設計
を施すことによって、液剤の場合列挙したような欠点を
回避した製剤を得ることができるため、現在広く利用さ
れている。
ち、固体状で嚥下する剤形は基本的に散剤、顆粒剤、丸
剤、錠剤およびカプセル剤の5種類であり、特に顆粒
剤、錠剤およびカプセル剤は、これらに様々な製剤設計
を施すことによって、液剤の場合列挙したような欠点を
回避した製剤を得ることができるため、現在広く利用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した各種固形製剤
は、通常水や湯などを用いて嚥下するのであるが、この
嚥下は健常人にとっても常に容易、円滑なものとは限ら
ない。例えば散剤や顆粒剤は、往々咽喉に付着したり、
苦味などの異味を感じたり、むせたりすることがある。
また、丸剤、錠剤、カプセル剤などは、その大きさ、表
面の平滑性あるいは水分の吸収性などの如何によって
は、嚥下に困難を感じることは日常経験するところであ
る。
は、通常水や湯などを用いて嚥下するのであるが、この
嚥下は健常人にとっても常に容易、円滑なものとは限ら
ない。例えば散剤や顆粒剤は、往々咽喉に付着したり、
苦味などの異味を感じたり、むせたりすることがある。
また、丸剤、錠剤、カプセル剤などは、その大きさ、表
面の平滑性あるいは水分の吸収性などの如何によって
は、嚥下に困難を感じることは日常経験するところであ
る。
【0006】この固形製剤の嚥下は、幼児、虚弱者、病
弱者、老人などにとっては健常人よりも遙に困難な作業
であって、水を使用して服用しようとしても、水のよう
な流動性の高いものではむせて円滑に嚥下できなかった
り、あるいは水だけが嚥下され、固形製剤が口中に残っ
たりすることが多い。
弱者、老人などにとっては健常人よりも遙に困難な作業
であって、水を使用して服用しようとしても、水のよう
な流動性の高いものではむせて円滑に嚥下できなかった
り、あるいは水だけが嚥下され、固形製剤が口中に残っ
たりすることが多い。
【0007】服用者が普通の方法で嚥下できないときは
砕いて服用するより仕方がないが、錠剤などを粉砕する
と隠蔽してある異味・異臭が開放され、また、腸溶剤や
徐放剤などについては、砕いてしまっては本来の機能が
達成できないばかりか、副作用の虞れも生じるため、好
ましい方法とは言えない。
砕いて服用するより仕方がないが、錠剤などを粉砕する
と隠蔽してある異味・異臭が開放され、また、腸溶剤や
徐放剤などについては、砕いてしまっては本来の機能が
達成できないばかりか、副作用の虞れも生じるため、好
ましい方法とは言えない。
【0008】医薬品は、健常人よりも上記嚥下に困難を
伴うような人達が服用する場合が多く、しかも今後高齢
者の増加が著しくなると、固形製剤の服用の困難性に対
してこれを単に特殊な場合として無視することは許され
ず、普遍的な問題として対応することが必要になってく
る。すなわち、今後は従来のように医薬品の効果に関す
る機能だけでなく、服用の容易性をも追求した固形製剤
を開発することが社会的な要請となる情勢にある。
伴うような人達が服用する場合が多く、しかも今後高齢
者の増加が著しくなると、固形製剤の服用の困難性に対
してこれを単に特殊な場合として無視することは許され
ず、普遍的な問題として対応することが必要になってく
る。すなわち、今後は従来のように医薬品の効果に関す
る機能だけでなく、服用の容易性をも追求した固形製剤
を開発することが社会的な要請となる情勢にある。
【0009】そこで、本発明の目的は、幼児、虚弱者、
病弱者、老人などでも容易に嚥下することのできる経口
投与形態を備えた医薬品を提供することにある。
病弱者、老人などでも容易に嚥下することのできる経口
投与形態を備えた医薬品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、薬効成分を封
入したシームレスカプセルと、ゲルまたは高粘度液体の
少なくとも一方とからなる易嚥下性医薬品である。
入したシームレスカプセルと、ゲルまたは高粘度液体の
少なくとも一方とからなる易嚥下性医薬品である。
【0011】本発明におけるシームレスカプセルの粒径
は0.5〜4mm、特に1〜3mmのものが好適である。粒径
が0.5mm未満のものは本発明のような構成とする利点に
乏しく、4mmを超えるものは嚥下し難くなる。
は0.5〜4mm、特に1〜3mmのものが好適である。粒径
が0.5mm未満のものは本発明のような構成とする利点に
乏しく、4mmを超えるものは嚥下し難くなる。
【0012】本発明医薬品に用いるシームレスカプセル
は、例えば多重ノズルから、封入すべき薬効成分と皮膜
剤あるいはこれに加えて中間層材料などの溶液を硬化液
中に噴出して球状に硬化せしめて製するもので、外層は
ゼラチンや寒天などによって形成されており、直径0.5
〜4mm、特に1〜3mmのものを容易に製造することがで
きる。
は、例えば多重ノズルから、封入すべき薬効成分と皮膜
剤あるいはこれに加えて中間層材料などの溶液を硬化液
中に噴出して球状に硬化せしめて製するもので、外層は
ゼラチンや寒天などによって形成されており、直径0.5
〜4mm、特に1〜3mmのものを容易に製造することがで
きる。
【0013】このような粒径のシームレスカプセルは、
その外層材質のためにゲルや高粘度液体との親和性がよ
く、しかも水で表面が膨潤気味となるために平滑性が増
す結果、ゲルや高粘度液体と共に違和感なく、かつ咀嚼
を必要とすることなく嚥下し得るという長所がある。
その外層材質のためにゲルや高粘度液体との親和性がよ
く、しかも水で表面が膨潤気味となるために平滑性が増
す結果、ゲルや高粘度液体と共に違和感なく、かつ咀嚼
を必要とすることなく嚥下し得るという長所がある。
【0014】本発明医薬品に用いるゲルは、広義のゲル
の範疇に入るもの、すなわちコロイド粒子または高分子
溶質が相互作用のために独立した運動性を失って集合し
た構造を有し、固化した状態のもの(共立出版、「化学
大辞典」)であればよい。
の範疇に入るもの、すなわちコロイド粒子または高分子
溶質が相互作用のために独立した運動性を失って集合し
た構造を有し、固化した状態のもの(共立出版、「化学
大辞典」)であればよい。
【0015】具体的には、寒天、水ようかんなどの寒天
ゲル、ジャム、マーマレードなどのペクチンゲル、こん
にゃく、しらたきなどのマンナンゲル、ゼリー、煮こご
りなどのゼチラン、カスタードプリン、茶碗蒸し、卵豆
腐、豆腐、ヨーグルトなどの蛋白質ゲル、葛(くず)な
どの澱粉ゲル、その他カラギーナン、キサンタンガム、
グアーガム、タマリンド、ファーセレラン、マルメロ抽
出物、カードランなどのゲルなど、可食性の各種ゲルが
例示される。
ゲル、ジャム、マーマレードなどのペクチンゲル、こん
にゃく、しらたきなどのマンナンゲル、ゼリー、煮こご
りなどのゼチラン、カスタードプリン、茶碗蒸し、卵豆
腐、豆腐、ヨーグルトなどの蛋白質ゲル、葛(くず)な
どの澱粉ゲル、その他カラギーナン、キサンタンガム、
グアーガム、タマリンド、ファーセレラン、マルメロ抽
出物、カードランなどのゲルなど、可食性の各種ゲルが
例示される。
【0016】また、高粘度液体としては、葛湯、水飴、
蜂蜜などのような溶液、カスタードクリーム、ショート
ニング、チョコレートペースト、ピューレ、ケチャッ
プ、マヨネーズなどのようなペースト状のエマルジョン
ないし懸濁液が例示される。
蜂蜜などのような溶液、カスタードクリーム、ショート
ニング、チョコレートペースト、ピューレ、ケチャッ
プ、マヨネーズなどのようなペースト状のエマルジョン
ないし懸濁液が例示される。
【0017】本発明医薬品に用いるゲルや高粘度液体
は、少なくとも可食性であることが必要であるが、さら
には食感、味、匂いなどが喫食に適し、かつ咀嚼を殆ど
必要とせずに容易に嚥下できる食品または食品状である
ことが望ましい。
は、少なくとも可食性であることが必要であるが、さら
には食感、味、匂いなどが喫食に適し、かつ咀嚼を殆ど
必要とせずに容易に嚥下できる食品または食品状である
ことが望ましい。
【0018】また、本発明医薬品に用いるゲルや高粘度
液体は、それぞれ単独で用いてもよく、あるいは二種ま
たはそれ以上を適宜混合して用いてもよい。さらに、消
化器の保護剤、栄養補給剤、消化酵素などのような補助
的薬効成分を含有せしめてもよい。
液体は、それぞれ単独で用いてもよく、あるいは二種ま
たはそれ以上を適宜混合して用いてもよい。さらに、消
化器の保護剤、栄養補給剤、消化酵素などのような補助
的薬効成分を含有せしめてもよい。
【0019】本発明医薬品を調製するには、シームレス
カプセルと、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方と
をあらかじめ混合しておくか、あるいは服用時にこれら
を混合する。服用時に混合する方法の一つとして、粉粒
体、成形物などに水や牛乳などの液体を加えて所望のゲ
ルや高粘度液体を調製する方法がある。この方法は、貯
蔵・携帯に便利である。
カプセルと、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方と
をあらかじめ混合しておくか、あるいは服用時にこれら
を混合する。服用時に混合する方法の一つとして、粉粒
体、成形物などに水や牛乳などの液体を加えて所望のゲ
ルや高粘度液体を調製する方法がある。この方法は、貯
蔵・携帯に便利である。
【0020】本発明医薬品によれば、薬効成分を含有す
るシームレスカプセルがゲルまたは高粘度液体に包み込
まれて口中で分離せず、またゲルや高粘度液体は流動性
が水よりも小さくてむせることもなく、その平滑性によ
って固形製剤を咀嚼することなく容易に嚥下することが
できる。
るシームレスカプセルがゲルまたは高粘度液体に包み込
まれて口中で分離せず、またゲルや高粘度液体は流動性
が水よりも小さくてむせることもなく、その平滑性によ
って固形製剤を咀嚼することなく容易に嚥下することが
できる。
【0021】特に、ゲルや高粘度液体が食品または食品
状であるときは医薬品の服用感がなく、デザートや副食
品として喫食できるので、幼児、虚弱者、病弱者、老人
などにとって医薬品の服用が極めて容易になる。
状であるときは医薬品の服用感がなく、デザートや副食
品として喫食できるので、幼児、虚弱者、病弱者、老人
などにとって医薬品の服用が極めて容易になる。
【0022】
【実施例】シームレスカプセルとゲルまたは高粘度液体
とを混合して下記の表1に示す5種の薬剤(実施例1〜
5)を調製し、錠剤などの嚥下に困難を訴える老人6名
にこれらを投与して服用の難易を判定した。また、比較
例として同表に示す6種の薬剤(比較例1〜6)を調製
し、上記と同様の方法で服用の難易を判定した。
とを混合して下記の表1に示す5種の薬剤(実施例1〜
5)を調製し、錠剤などの嚥下に困難を訴える老人6名
にこれらを投与して服用の難易を判定した。また、比較
例として同表に示す6種の薬剤(比較例1〜6)を調製
し、上記と同様の方法で服用の難易を判定した。
【0023】表中、シームレスカプセルAの外層は、ゼ
ラチンを主成分とする処方であり、シームレスカプセル
Bの外層は、寒天を主成分とする処方である。また、実
施例のゲルまたは高粘度液体は、各々50gとした。
ラチンを主成分とする処方であり、シームレスカプセル
Bの外層は、寒天を主成分とする処方である。また、実
施例のゲルまたは高粘度液体は、各々50gとした。
【0024】投与量は、有効成分として20mgを含む剤
形を想定し、苦味物質のモデルとしてイチョウ葉エキス
粉末を用いた。シームレスカプセルは、薬効成分を10
%含む溶液を封入すると仮定してA、B共、3mm−10
粒、2mm−33粒、1.5mm−約80粒、1.2mm−約15
0粒とした。また、比較例に示したものは適宜倍散して
通常投与する量とし、硬カプセル−1粒、顆粒−300
mg、錠剤6mm−1錠、散剤−300mgとした。なお、比
較例の薬剤服用に際しては、水を所望に応じて制限なく
与えた。
形を想定し、苦味物質のモデルとしてイチョウ葉エキス
粉末を用いた。シームレスカプセルは、薬効成分を10
%含む溶液を封入すると仮定してA、B共、3mm−10
粒、2mm−33粒、1.5mm−約80粒、1.2mm−約15
0粒とした。また、比較例に示したものは適宜倍散して
通常投与する量とし、硬カプセル−1粒、顆粒−300
mg、錠剤6mm−1錠、散剤−300mgとした。なお、比
較例の薬剤服用に際しては、水を所望に応じて制限なく
与えた。
【0025】実施例3で用いた桃のピューレには、補助
医薬品としてビタミンC50mgを添加してある。実施例
4で用いた葛湯は、葛粉3g、砂糖3gの混合粉末とし
て保存し、服用時に熱湯を加えて攪拌して製し、冷却し
てからシームレスカプセルと混合した。なお、この葛粉
には、補助医薬品としてα−アミラーゼを添加してあ
る。実施例5で用いたチョコレートペーストには、補助
医薬品としてビタミンE30mgを添加してある。
医薬品としてビタミンC50mgを添加してある。実施例
4で用いた葛湯は、葛粉3g、砂糖3gの混合粉末とし
て保存し、服用時に熱湯を加えて攪拌して製し、冷却し
てからシームレスカプセルと混合した。なお、この葛粉
には、補助医薬品としてα−アミラーゼを添加してあ
る。実施例5で用いたチョコレートペーストには、補助
医薬品としてビタミンE30mgを添加してある。
【0026】結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】薬効成分を封入したシームレスカプセル
と、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とからなる
本発明の易嚥下性医薬品によれば、固形製剤を咀嚼する
ことなく容易に嚥下することができるので、健常人にと
ってはもちろんのこと、幼児、虚弱者、病弱者、老人な
どにとっても医薬品の服用が極めて容易になるという優
れた効果が得られる。
と、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とからなる
本発明の易嚥下性医薬品によれば、固形製剤を咀嚼する
ことなく容易に嚥下することができるので、健常人にと
ってはもちろんのこと、幼児、虚弱者、病弱者、老人な
どにとっても医薬品の服用が極めて容易になるという優
れた効果が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 薬効成分を封入したシームレスカプセル
と、ゲルまたは高粘度液体の少なくとも一方とからなる
易嚥下性医薬。 - 【請求項2】 前記シームレスカプセルの粒径は、0.5
〜4mmであることを特徴とする請求項1記載の易嚥下性
医薬。 - 【請求項3】 前記ゲルまたは高粘度液体は、食品また
は食品状であることを特徴とする請求項1または2記載
の易嚥下性医薬。 - 【請求項4】 前記ゲルまたは高粘度液体に補助薬効成
分を含有せしめたことを特徴とする請求項1、2または
3記載の易嚥下性医薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31032291A JPH05139958A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 易嚥下性医薬品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31032291A JPH05139958A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 易嚥下性医薬品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05139958A true JPH05139958A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18003843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31032291A Pending JPH05139958A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 易嚥下性医薬品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05139958A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996003118A1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Freund Industrial Co., Ltd. | Medicament analogue a un aliment |
JPH1118723A (ja) * | 1997-07-08 | 1999-01-26 | Meiji Milk Prod Co Ltd | 高エネルギーゲル状栄養組成物 |
JP2003530359A (ja) * | 2000-04-05 | 2003-10-14 | リチャード フイズ | 固体薬剤又は栄養補助食品のための経口送達方法及び配合物 |
JP2012039926A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Atation:Kk | 飲食品材料及びその製造方法 |
JPWO2016056229A1 (ja) * | 2014-10-06 | 2017-06-01 | 富士カプセル株式会社 | 腸溶性シームレスソフトカプセルの製造方法 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP31032291A patent/JPH05139958A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996003118A1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Freund Industrial Co., Ltd. | Medicament analogue a un aliment |
JPH1118723A (ja) * | 1997-07-08 | 1999-01-26 | Meiji Milk Prod Co Ltd | 高エネルギーゲル状栄養組成物 |
JP2003530359A (ja) * | 2000-04-05 | 2003-10-14 | リチャード フイズ | 固体薬剤又は栄養補助食品のための経口送達方法及び配合物 |
JP2012039926A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Atation:Kk | 飲食品材料及びその製造方法 |
JPWO2016056229A1 (ja) * | 2014-10-06 | 2017-06-01 | 富士カプセル株式会社 | 腸溶性シームレスソフトカプセルの製造方法 |
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