JPH0513991U - 液体輸送用貯蔵袋 - Google Patents

液体輸送用貯蔵袋

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JPH0513991U
JPH0513991U JP6086491U JP6086491U JPH0513991U JP H0513991 U JPH0513991 U JP H0513991U JP 6086491 U JP6086491 U JP 6086491U JP 6086491 U JP6086491 U JP 6086491U JP H0513991 U JPH0513991 U JP H0513991U
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JP
Japan
Prior art keywords
bag
transportation
liquid
reinforcing layer
contents
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Pending
Application number
JP6086491U
Other languages
English (en)
Inventor
芳満 浅野
桂造 岡崎
修二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0513991U publication Critical patent/JPH0513991U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】袋体の内面から内容物を汚染するような配合剤
が抽出しないようにして、食品衛生法の基準に定められ
た条件や、内容物の色付き具合等が要求条件を満足する
ようにし、更に輸送後に折畳みを可能として輸送車の帰
り便の荷室を有効に利用出来るようにした液体輸送用貯
蔵袋を提供することを目的とするものである。 【構成】液体の注,排出口4を備えた有底円筒状の袋体
1であって、前記袋体1の少なくとも筒状胴部2の側面
を、破断時の伸びが10%以内の芯体補強層6と、この
芯体補強層6を被覆する配合剤の抽出のない高弾性体7
とで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、液体輸送用貯蔵袋に係わり、更に詳しくは飲料水や牛乳等の液体 を食品衛生法の基準に定められた条件を満足し、かつ輸送後に折畳みを可能とし て輸送車の帰り便の荷室を有効に利用出来るようにした液体輸送用貯蔵袋に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品類は、その生産地と消費地とが遠く離れている場合が多く、これの 輸送には、新鮮さを保存するために冷蔵して輸送することが多い。例えば、牛乳 や醤油のような液状食品は、専用のタンクローリ車が使用され、それによって大 量の輸送が行われている。然し、前記のタンクローリ車の場合には、片道だけの 輸送となり、復路となる片道は空のままとなるために無駄が多いと言う問題から 、タンクローリ車に代えて通常のトラック等の輸送車を使用し、ゴムまたは樹脂 製の有底円筒状の袋体に牛乳等の液体を封入して輸送し、帰りの便では袋体を折 り畳んで輸送車の荷室を有効に利用出来るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、従来の液体輸送袋には、JIS 6353 ,厚生省令 56 号に規定する食品 衛生法に関する要求はなく、従って、飲料水や牛乳等を輸送する場合には非衛生 的であり、また非汚染性等の問題もあり、更に油,絵の具顔料等を輸送する場合 には、内容物の色付き具合等が要求条件となるにもかかわらず、何等要求条件を 満たすような液体輸送袋はなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、袋体の内面から 内容物を汚染するような配合剤が抽出しないようにして、食品衛生法の基準に定 められた条件や、内容物の色付き具合等が要求条件を満足するようにし、更に輸 送後に折畳みを可能として輸送車の帰り便の荷室を有効に利用出来るようにした 液体輸送用貯蔵袋を提供することを目的とするものである。
【0005】 この考案は上記目的を達成するため、液体の注,排出口を備えた有底円筒状の 袋体であって、前記袋体の少なくとも筒状胴部側面を、破断時の伸びが10%以 内の芯体補強層と、この芯体補強層を被覆する配合剤の抽出のない高弾性体とで 構成したことを要旨とするものである。
【0006】
【考案の作用】
この考案は上記のように構成され、円筒状の袋体の少なくとも筒状胴部側面を 、破断時の伸びが10%以内の芯体補強層と、この芯体補強層を被覆する配合剤 の抽出のない高弾性体とで構成し、内容物の液体が配合剤の抽出で汚染されない ようにすることで、特に飲料水や牛乳等を輸送する場合にも、JIS 6353 ,厚生省 令 56 号に規定する食品衛生法の条件を満足し、また折畳み可能にすることで、 輸送車の帰り便の荷室を有効に利用出来るようにしたものである。
【0007】
【考案の実施例】
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明する。 図1は、この考案を実施した折畳み可能な袋体1の正面図を示し、この袋体1は 有底円筒状に形成された筒状胴部2と、その上部開口部に被嵌される蓋部材3と で構成され、前記筒状胴部2の下部側面には、液体の注入及び排出を行う注,排 出口4が設けられ、また蓋部材3の上面には、エアー抜き兼サンプリング孔5が 設けられている。
【0008】 前記、袋体1の筒状胴部2は、注,排出口4から液体を注入した際に袋体1を 自立させ、かつ運搬中に保護のために伸びを極力小さくした芯体補強層6を備え ており、この芯体補強層6の表面には、シリコンゴム等の高弾性体7が被覆して ある。前記、芯体補強層6としては、変形を防ぐために破断時の伸びで、10% 以内の材料を選定し、材質的には軽量で伸びが少ないアラミド繊維,ワイヤー, ガラスクロス,ポリエステル,ナイロン等を用いて、平織,朱子織,綾織,バケ ット織等で構成するものである。また、高弾性体7としては、内容物である液体 の汚染を防止すべく、配合剤の抽出等がなく、しかも洗浄(スチーム)に耐えう る材質により構成するものである。
【0009】 また、袋体1の筒状胴部2の外周面中央胴部と、その下部には、車輛固定用補 強バンド8と、筒状胴部2が液体の重量(ヘッド圧)により外方向に膨出するの を防止する膨出防止バンド9が巻付けてある。 更に、筒状胴部2の底面側に設けられた注,排出口4は、図2に示すように液 体を外部から注入する際にその接続部となることから、筒状胴部2の構成よりも 剛性を高くして補強してあり、この実施例では、芯体補強層6とシリコンゴム等 の高弾性体7とを2層にして、その外周面を締付けリング10が装着してある。
【0010】 次に、上記のように構成される袋体1の使用状態を図3を参照しながら説明す ると、まず冷凍車輛等の荷室の床面11にガイドレール12を介して設置された パレット13上に、上端にリング15を備えた複数本の支持棒14を介して上記 のような袋体1を設置し、そしてこの袋体1内に、注,排出口4から牛乳や飲料 水等の液体を所定量供給する。
【0011】 そして、袋体1の上部開口部に蓋部材3を被せ、袋体1の開口部の周縁部と蓋 部材3の周囲とを締付けバンド16を介して締付け固定する。このような状態で 冷凍車輛等の荷室の床面11に複数の円筒状(ドラム罐状)の袋体1を複数本設 置して所定の場所まで輸送し、配送場所にて複数の袋体1から液体を排出させた 後は、袋体1を折畳んで荷室の角のほうへ積み重ねることにより、帰り便では荷 室へ他のものを積み込んで帰ることが出来、これにより帰り便の荷室を有効に利 用出来るものである。
【0012】 この考案は、上記のように構成してあるので、内容物の液体が高弾性体7の配 合剤による抽出で汚染されることがなく、従って特に飲料水や牛乳等を輸送する 場合にも、JIS 6353 ,厚生省令 56 号に規定する食品衛生法の条件を満足し、ま た内容物の色付き具合等の要求条件も満足出来、更に折畳み可能であることから 輸送車の帰り便の荷室を有効に利用出来るものである。
【0013】
【考案の効果】
この考案は、上記のように液体の注,排出口を備えた有底円筒状の袋体であっ て、前記袋体の少なくとも筒状胴部側面を、破断時の伸びが10%以内の芯体補 強層と、この芯体補強層を被覆する配合剤の抽出のない高弾性体とで構成したの で、以下のような優れた効果を奏するものである。 (a) .筒状胴部を構成する高弾性体から内容物を汚染するような配合剤が抽出し ないので、JIS 6353 ,厚生省令 56 号に規定する食品衛生法の条件を満足するこ とが出来る。 (b) .また内容物の色付き具合等の要求条件を満足することが出来る。 (c) .輸送後に折畳みを可能として輸送車の帰り便の荷室を有効に利用出来、輸 送コストの低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施した折畳み可能な袋体の正面図
である。
【図2】筒状胴部の底面側に設けられた注,排出口の拡
大断面図である。
【図3】袋体の使用状態を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 袋体 2 筒状胴部 4
注,排出口 6 芯体補強層 7 高弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の注,排出口を備えた有底円筒状の
    袋体であって、前記袋体の少なくとも筒状胴部側面を、
    破断時の伸びが10%以内の芯体補強層と、この芯体補
    強層を被覆する配合剤の抽出のない高弾性体とで構成し
    たことを特徴とする液体輸送用貯蔵袋。
JP6086491U 1991-08-01 1991-08-01 液体輸送用貯蔵袋 Pending JPH0513991U (ja)

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JP6086491U JPH0513991U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 液体輸送用貯蔵袋

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JP6086491U JPH0513991U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 液体輸送用貯蔵袋

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ID=13154685

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4886623U (ja) * 1972-01-21 1973-10-20
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JPS5460079A (en) * 1977-10-19 1979-05-15 Kyowa Kk Rubberrlike elastic bag
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