JPH0513994U - 液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置 - Google Patents

液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置

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JPH0513994U
JPH0513994U JP6086691U JP6086691U JPH0513994U JP H0513994 U JPH0513994 U JP H0513994U JP 6086691 U JP6086691 U JP 6086691U JP 6086691 U JP6086691 U JP 6086691U JP H0513994 U JPH0513994 U JP H0513994U
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid
bag
discharging
pouring
bag body
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Pending
Application number
JP6086691U
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English (en)
Inventor
芳満 浅野
桂造 岡崎
修二 高橋
三郎 ▲はい▼島
聖和 牧瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0513994U publication Critical patent/JPH0513994U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】袋体内から液体を排出する際、多くの手間と時
間を要することなく残液が残らないように排出させるこ
とが出来る液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置を提供す
ることを目的とするものである。 【構成】筒状胴部2の下部側面に、液体の注,排出口4
を設けた有底円筒状の可撓性を有する袋体1を形成し、
この袋体1を底部1aに支持プレート11を介在させて
皿状のパレット10上に載置し、前記支持プレート11
とパレット10との間に、袋体1の注,排出口4と反対
側となる底部を液体の注,排出口4に向かって下向きに
傾斜させ、袋体1内の液体を排出させる底上げ部材12
を介設する。前記底上げ部材12として、エアーバッグ
または弾性力の異なる複数本のスプリングを使用し、袋
体1内の液体が減少するに従って袋体1の底部を液体の
注,排出口4に向かって下向きに傾斜させるようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置に係わり、更に詳しくは袋体 の内部から全ての液体を効率良く排出させることが出来る液体輸送用貯蔵袋の残 量液排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品類は、その生産地と消費地とが遠く離れている場合が多く、これの 輸送には、新鮮さを保存するために冷蔵して輸送することが多い。例えば、牛乳 や醤油のような液状食品は、専用のタンクローリ車が使用され、それによって大 量の輸送が行われている。然し、前記のタンクローリ車の場合には、片道だけの 輸送となり、復路となる片道は空のままとなるために無駄が多いと言う問題から 、タンクローリ車に代えて通常のトラック等の輸送車を使用し、ゴムまたは樹脂 製の有底円筒状の袋体に牛乳等の液体を封入して輸送し、帰りの便では袋体を折 り畳んで輸送車の荷室を有効に利用出来るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、従来の有底円筒状の袋体は、折畳み自在で、かつ可撓性を有するた めに、袋体内の液体を排出する際、残液がないように袋体の底部から実施してい る。しかし、この底部には外部との配管との接続のためのデッドスペースが必要 であり、万一底部が損傷した場合には、袋体の底部では取外しても補修が必要で あり、また完全に残液を排出させるのは難しく、液体が袋体内に残ってしまうと 言う問題があり、また完全に排出させるには、多くの手間と時間を要すると言う 問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、袋体内から液体 を排出する際、多くの手間と時間を要することなく残液が残らないように排出さ せることが出来る液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置を提供することを目的とす るものである。
【0005】 この考案は上記目的を達成するため、筒状胴部の下部側面に液体の注,排出口 を設けた有底円筒状の可撓性を有する袋体を形成し、この袋体を底部に支持プレ ートを介在させて皿状のパレット上に載置し、前記支持プレートとパレットとの 間に、袋体の注,排出口と反対側となる底部を液体の注,排出口に向かって下向 きに傾斜させ、袋体内の液体を排出させる底上げ部材を介設したことを要旨とす るものである。前記底上げ部材として、エアーバッグまたは弾性力の異なる複数 本のスプリングを使用し、袋体内の液体が減少するに従って袋体の底部を液体の 注,排出口に向かって下向きに傾斜させるようにしたことを特徴としている。
【0006】
【考案の作用】
この考案は上記のように構成され、支持プレートとパレットとの間に、袋体の 注,排出口と反対側となる底部を液体の注,排出口に向かって下向きに傾斜させ 、袋体内の液体を排出させる底上げ部材を介設することで、袋体内の残液が減少 してくると、底上げ部材によって注,排出口と反対側となる底部を液体の注,排 出口に向かって下向きに自動的に傾斜させ、袋体内の液体を略完全に排出させる ようにしたものである。
【0007】
【考案の実施例】
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明する。 図1は、この考案を実施した折畳み可能な袋体1の正面図を示し、この袋体1は 有底円筒状に形成された筒状胴部2と、その上部開口部に被嵌する蓋部材3とで 構成され、前記筒状胴部2の下部側面には、液体の注入及び排出を行う注,排出 口4が設けられ、また蓋部材3の上面には、エアー抜き兼サンプリング孔5が設 けられている。
【0008】 前記、袋体1の筒状胴部2は、注,排出口4から液体を注入した際に袋体1を 自立させ、かつ運搬中に保護のために伸びを極力小さくした芯体補強層6を備え ており、この芯体補強層6の表面には、シリコンゴム等の高弾性体7が被覆して ある。前記、芯体補強層6としては、変形を防ぐために破断時の伸びで、10% 以内の材料を選定し、材質的には軽量で伸びが少ないアラミド繊維,ワイヤー, ガラスクロス,ポリエステル,ナイロン等を用いて、平織,朱子織,綾織,バケ ット織等で構成するものである。また、高弾性体7としては、内容物である液体 の汚染を防止すべく、配合剤の抽出等がなく、しかも洗浄(スチーム)に耐えう る材質により構成するものである。
【0009】 前記、袋体1の筒状胴部2の外周面中央胴部には、車輛固定用補強バンド8が 取付けられ、またその下部、即ち筒状胴部2の高さの1/2以下の部位、好まし くは底部から1/3の部位に、筒状胴部2が液体の重量(ヘッド圧)により外方 向に膨出するのを防止する防止手段9(ベルト9)が設けてある。 このように構成される袋体1を使用する際には、図1及び図2に示すように、 冷凍車輛等の荷室の床面に設置された皿状のパレット10上に、袋体1の底部1 aに支持プレート11を介在させ、更に支持プレート11とパレット10との間 に、袋体1の注,排出口4と反対側となる底部を液体の注,排出口4に向かって 下向きに傾斜させる底上げ部材12を介設する。
【0010】 この底上げ部材12としては、図1及び図2に示す実施例としてはエアーバッ グを使用し、また図3に示す他の実施例としては、弾性力の異なる複数本のスプ リングを使用しているが、特にこのような実施例に限定されるものではない。 上記底上げ部材12のエアーバッグまたはスプリングは、常に一定の押圧力によ り袋体1の底部1aを上方に押し上げているが、この押圧力は、袋体1内に所定 量(規定量)の液体が供給された状態では、その液体の重量よりは小さく設定さ れ、また袋体1内の液体が順次排出され、例えば袋体1全体の1/4以下になっ た時の液体の重量よりは大きく設定してあり、更にこの場合に、底上げ部材12 の押圧力は、注,排出口4と反対側となる部分の押圧力は、注,排出口4よりも 大きくなるように設定することで、注,排出口4と反対側となる底部を液体の注 ,排出口に向かって下向きに自動的に傾斜させ、袋体1内の液体を略完全に排出 させるようにするものである。
【0011】 また図2及び図3において、13は冷凍車輛等の荷室の床面、14はガイドレ ール、15は上端にリング16を備えた複数本の支持棒、17は袋体1の上部開 口部に蓋部材3を被せ、袋体1の開口部の周縁部と蓋部材3の周囲とを締付け固 定する締付けバンドを示している。 以上のように構成することで、袋体1内の残液が減少してくると、底上げ部材 12によって注,排出口4と反対側となる底部を液体の注,排出口に向かって下 向きに自動的に傾斜させ、袋体1内の液体を略完全に排出させることが出来るも のである。
【0012】 また袋体1は折畳み可能であることから荷室の床面13に複数の円筒状(ドラ ム罐状)の袋体1を複数本設置して所定の場所まで輸送し、配送場所にて複数の 袋体1から液体を排出させた後は、袋体1を折畳んで荷室の角のほうへ積み重ね ることにより、帰り便では荷室へ他のものを積み込んで帰ることが出来、これに より帰り便の荷室を有効に利用出来るものである。
【0013】
【考案の効果】
この考案は、上記のように筒状胴部の下部側面に液体の注,排出口を設けた有 底円筒状の可撓性を有する袋体を形成し、この袋体を底部に支持プレートを介在 させて皿状のパレット上に載置し、前記支持プレートとパレットとの間に、袋体 の注,排出口と反対側となる底部を液体の注,排出口に向かって下向きに傾斜さ せ、袋体内の液体を排出させる底上げ部材を介設したので、袋体内から液体を排 出する際、多くの手間と時間を要することなく残液が残らないように確実に排出 させることが出来、また補修作業の必要もなく液体の排出を行うことが出来る効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す折畳み可能な袋体
の正面図である。
【図2】この考案の使用状態を示す半断面図である。
【図3】この考案の第2実施例を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 袋体 1a 袋体の底部
2 筒状胴部 4 注,排出口 6 芯体補強層
7 高弾性体 9 防止手段 10 パレット 1
1 支持プレート 12 底上げ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ▲はい▼島 三郎 神奈川県平塚市平塚2−36−18 (72)考案者 牧瀬 聖和 神奈川県平塚市南原4−3−31

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状胴部の下部側面に液体の注,排出口
    を設けた有底円筒状の可撓性を有する袋体を形成し、こ
    の袋体を底部に支持プレートを介在させて皿状のパレッ
    ト上に載置し、前記支持プレートとパレットとの間に、
    袋体の注,排出口と反対側となる底部を液体の注,排出
    口に向かって下向きに傾斜させ、袋体内の液体を排出さ
    せる底上げ部材を介設したことを特徴とする液体輸送用
    貯蔵袋の残量液排出装置。
  2. 【請求項2】 前記底上げ部材として、エアーバッグを
    使用し、袋体内の液体が減少するに従って袋体の底部を
    液体の注,排出口に向かって下向きに傾斜させるように
    した請求項1に記載の液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記底上げ部材として、弾性力の異なる
    複数本のスプリングを使用し、袋体内の液体が減少する
    に従って袋体の底部を液体の注,排出口に向かって下向
    きに傾斜させるようにした請求項1に記載の液体輸送用
    貯蔵袋の残量液排出装置。
JP6086691U 1991-08-01 1991-08-01 液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置 Pending JPH0513994U (ja)

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JP6086691U JPH0513994U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置

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JP6086691U JPH0513994U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置

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JPH0513994U true JPH0513994U (ja) 1993-02-23

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JP6086691U Pending JPH0513994U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 液体輸送用貯蔵袋の残量液排出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018131237A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 昭 宮田 給液装置及び浄化システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333723U (ja) * 1976-08-31 1978-03-24

Patent Citations (1)

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