JPH05139070A - ソータの用紙処理装置 - Google Patents

ソータの用紙処理装置

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Publication number
JPH05139070A
JPH05139070A JP3304920A JP30492091A JPH05139070A JP H05139070 A JPH05139070 A JP H05139070A JP 3304920 A JP3304920 A JP 3304920A JP 30492091 A JP30492091 A JP 30492091A JP H05139070 A JPH05139070 A JP H05139070A
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JP
Japan
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processing
bin
paper
sheet
punch
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Pending
Application number
JP3304920A
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English (en)
Inventor
Nobukazu Otsuka
信和 大塚
Hiroyuki Nagai
弘行 長井
Yoshio Sugishima
芳雄 杉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP92112189A priority patent/EP0523710B1/en
Priority to DE69210895T priority patent/DE69210895T2/de
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙処理の時間を短縮することができるソー
タの用紙処理装置を提供する。 【構成】 ビン16の幅方向にパンチ40、ステイプラ
41等の用紙処理手段を移動させるモータ32,43等
からなる移動手段を備え、各ビン16に排出された用紙
に対し、各ビン16毎にパンチ、ステイプル等の用紙処
理を施すソータ15の用紙処理装置28であって、各ビ
ン16の用紙に対する最終の処理位置が該ビン16の幅
方向の両端側に設けられた初期位置(ア)、待機位置
(カ)等の第1の待機位置と第2の待機位置とのいずれ
側に近いかを判別する距離判別手段162と、最終の処
理位置が第1の待機位置に近いときは用紙処理手段を第
1の待機位置に戻した後、次段のビン16に対して第1
の待機位置に近い処理位置から順次用紙処理を施すべく
移動させ、最終の処理位置が第2の待機位置に近いとき
は用紙処理手段を上記第2の待機位置に戻した後、次段
のビン16に対して該第2の待機位置に近い処理位置か
ら順次用紙処理を施すべく移動させる移動制御手段16
3とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置に係り、特に用紙に対してステイプル、パ
ンチその他の所定の用紙処理を施すソータの用紙処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やプリンタ等の画像形成装
置において、同一原稿を複数の転写紙に転写し、これら
の転写紙を各ビンにソーティングするソータを有するも
のが普及している。特に、最近ではソーティングされた
ビン上の用紙に対し、更にステイプル等の用紙処理装置
により所定の用紙処理を施す機能を有するソータが使用
されている。
【0003】かかる従来のソータでは、用紙処理装置は
ビンへの接離方向にのみ往復移動して処理等が行なわれ
るので、固定された用紙の一隅に対してのみ用紙処理が
施されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、用紙の幅方向の
任意の位置に処理を行うソータとして、用紙の処理を行
うべきビンを他のビンから後退させた後、当該ビンに載
置された用紙を用紙押え機構により押えるとともに当該
ビンの後端側を開放状態にし、上記用紙処理装置を所要
の位置に移動させて用紙処理を施すものが考えられる。
【0005】この種のソータにおける用紙処理装置の移
動制御としては、各ビン上の用紙の所定位置に対して用
紙処理を終える毎に、用紙処理装置をビンの幅方向の一
端側に予め設定した初期位置(ホームポジション)に移
動して待機させる移動制御が制御的に容易であると考え
られる。
【0006】ところが、上記初期位置と各ビンの用紙に
対する最終の処理位置とが大きく離れている場合であっ
ても、一律に上記初期位置に戻すようにすると、その移
動に比較的長時間を要することになる。このため、特
に、多数のビンに対して用紙処理を繰り返し施す場合、
処理時間が長くなって処理効率が低下する。
【0007】本発明は、上記問題を解決するもので、用
紙処理の時間を短縮することができるソータの用紙処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ビンの幅方向に用紙処理手段を移動させ
る移動手段を備え、各ビン上の用紙に対し、各ビン毎に
用紙処理を施すソータの用紙処理装置であって、各ビン
の用紙に対する最終の処理位置が該ビンの幅方向の両端
側に設けられた第1の待機位置と第2の待機位置とのい
ずれ側に近いかを判別する距離判別手段と、上記最終の
処理位置が上記第1の待機位置に近いときは上記用紙処
理手段を上記第1の待機位置に戻した後、次段のビンに
対して該第1の待機位置に近い処理位置から順次用紙処
理を施すべく移動させ、上記最終の処理位置が上記第2
の待機位置に近いときは上記用紙処理手段を上記第2の
待機位置に戻した後、次段のビンに対して該第2の待機
位置に近い処理位置から順次用紙処理を施すべく移動さ
せる移動制御手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】上記構成のソータの用紙処理装置によれば、ビ
ンの用紙に対する最終の処理位置が第1の待機位置に近
い場合には、用紙処理手段が第1の待機位置に戻された
後、次段のビンに対して第1の待機位置に近い処理位置
から順次用紙処理が施されるべく移動される。一方、ビ
ンの用紙に対する最終の処理位置が第2の待機位置に近
い場合には、用紙処理手段が第2の待機位置に戻された
後、次段のビンに対して第2の待機位置に近い処理位置
から順次用紙処理が施されるべく移動される。
【0010】
【実施例】本発明に係るソータの用紙処理装置の一実施
例を、図面を用いて説明する。図20は、本発明が適用
される画像形成装置1の全体を示す外観図である。画像
形成装置1は、第1のハウジング2を有しており、この
第1のハウジング2の上面中央部には、コンタクトガラ
ス(図示せず)が設けられている。
【0011】上記第1のハウジング2の内部には、原稿
を光学的に走査する光学系、感光体ドラム及びその周囲
に配設される像形成のための各部材を有する像形成手
段、及び転写紙の搬送系等各構成要素が配設されてい
る。複写される原稿は、その複写面を下に向けてコンタ
クトガラス上に載置され、上記光学系により原稿面が光
学的に走査される。そして原稿面からの反射光に基づき
上記像形成手段により感光体ドラム上に静電潜像が形成
され、さらにトナー像に現像される。現像されたトナー
像は転写紙上に転写され、定着部で転写紙上に定着され
る。
【0012】また、3は自動的に原稿を搬送する自動原
稿搬送手段で、原稿載置部4,原稿搬入部5,原稿搬送
部6,原稿搬出部7を備えている。原稿載置部4に置か
れた原稿は自動的に1枚ずつ原稿搬入部5から原稿搬送
部6によってコンタクトガラス上の所定位置まで移動さ
れて、一旦停止され、複写終了後、原稿搬出部7に搬出
される。
【0013】9,10,11は転写紙を収納するキャビ
ネットで、サイズの異なる用紙がそれぞれセットできる
ようになっている。12は操作パネルで、コピースイッ
チ、コピー枚数の指示スイッチ等が備えられている。1
3は、ソータのモード切換キー及びステイプルやパンチ
等の用紙処理選択キーである。
【0014】また、14は第2のハウジングで、その内
部構成については後述する。また、第2のハウジング1
4は、開閉パネル14aを有し、該開閉パネル14aを
開くことにより、後述する用紙処理ユニット30を引出
せるようになっている。15はソータで、複数個のビン
16が段状に備えられており、17は用紙排出部であ
る。転写紙は、ソーティングする場合はビン16に順次
排出され、ソーティングしない場合は用紙排出部17に
排出される。
【0015】次に、図1を用いて第2のハウジング14
の内部構成について説明する。図1は、第2のハウジン
グ14の内部構成を示す側面図である。20,21,2
2は用紙の幅方向となるビン16の左右両側に、その一
部が突出したようにして配設された第1のピン,第2の
ピン及び第3のピンで、それぞれ対構造を有している。
各ビン16は、第1のピン20が左右の側板内側に図中
右方向に多少の傾斜を有して設けられた溝に、第2のピ
ン21が左右両側に直立して設けられた一対の円柱23
に切られたスパイラル状の溝24に、嵌入されることに
より昇降可能に支持されている。第3のピン22は、図
中第2のピン21の右側に所定の微小間隔を有して設け
られている。
【0016】また、ビン16は用紙後端を規制し揃える
ストッパ25、平板部26、及びストッパ25と平板部
26とを連結するとともに、その連結軸にバネ等を係合
させてストッパ25を反時計回り方向に付勢する接続部
27から構成されている。
【0017】上記円柱23の下端部は、タイミングベル
ト231、傘歯車232,233及びタイミングベルト
234を介して駆動モータ230に連結されている。そ
して、駆動モータ230が回転駆動されることにより、
該駆動力がタイミングベルト234、傘歯車233,2
32及びタイミングベルト231を介して円柱23に伝
達されて円柱23が回転駆動される。また、上記円柱2
3の下部の適所には、円柱23の回転角度を検出するパ
ルス板235及び回転センサ236が配設されている。
【0018】各ビン16は、上記駆動モータ230によ
り上記円柱23を360°ずつ回転させることにより、
転写紙の排出タイミングに同期して1段ずつ上方に、あ
るいは下方に連動して移動されるようになっている。ま
た、コピー及びソーティングが終了し、各転写紙に対し
てステイプルやパンチ等の所定の用紙処理を行なうとき
には、駆動モータ230により上記円柱23が回転され
て所定の停止角度で停止されることにより、用紙処理の
施される各ビンがそのための特定位置に1段ずつ昇降さ
れる。この状態で、後述するガイドレール60の開口面
と円柱23の溝24とが互いに対向し、上記特定位置の
ビン16がガイドレール60の傾斜に沿って所定距離だ
け、後退(図中、右方向)する。
【0019】28はビン16にソートされた転写紙にス
テイプルやパンチ等の所定の処理を施す用紙処理装置
で、29は用紙処理装置28を載置する支持枠体であ
る。30は用紙処理ユニット、31は用紙処理ユニット
30上に設けられたベルト、32はベルト31を駆動す
るモータである。支持枠体29はベルト31上に載置さ
れ、モータ32からギアを通してベルト31を回転させ
ることによりビンの幅方向、すなわち用紙の幅方向に往
復移動可能にされているとともに、後述するモータ43
により上記ビン16の傾斜方向に所定距離だけ前進(図
中、左方向)して転写紙側に接近し、該転写紙の任意の
位置に対して処理が施せるようになっている。
【0020】次に、図2〜図5を用いて、用紙処理を行
なうときの転写紙側すなわちビン16の移動について説
明する。図2は、用紙の移動機構を示す図で、図2
(a)は平面図、図2(b)は側面図である。51はビ
ン16を前後方向へ移動させるモータ、52はウォーム
ホィール、53,54,55,56はギアで、これらの
ギア53,54,55,56にはチェーンホィール57
が掛けられている。モータ51の回転力はウォームホィ
ール52を通してギア53に伝達され、更にチェーンホ
ィール57を介して各ギアに伝達される。
【0021】58は、チェーンホィール57と接続部5
9で連結された作用板である。この作用板58は、後述
するように用紙に所定の処理を施すときは、ビン16の
前後方向への移動を行なわせるとともに、ソーティング
処理のときは、第2のピン21がスパイラル状の溝24
から脱離しないように規制する働きを兼ねているもので
ある。
【0022】60は、作用板58の移動方向を案内すべ
く第2のピン21を案内するガイドレールである。6
1,62は、作用板58の有無を検出し、その移動範囲
を規制する、フォトインタラプタ等で構成された第1の
センサ及び第2のセンサである。かかる構成により、モ
ータ51の回転に応じて、作用板58が所定距離範囲を
往復移動する。
【0023】71はビン16から一部突出した第4のピ
ンで、後述する偏心カム75に押されて、ストッパ25
を解除する。72はストッパ25を時計方向に回転させ
て、その解除を行なうモータで、73はウォームホィー
ル、74はギア、75は偏心カム、76はギア74と偏
心カム75のギア軸間に掛けられたチェーンホィールで
ある。このようにして、モータ72の回転力が、チェー
ンホィール76を介して偏心カム75に伝達されるよう
になっている。
【0024】77は、ギア74と一体回転するパルス板
で、78はパルス板77によりギア74の回転量を検出
する、フォトインタラプタ等で構成された第3のセンサ
である。この第3のセンサ78によりストッパ25の解
除量が所定量に設定されている。
【0025】なお、同図(a)に示すようにストッパ2
5の先端一方側には、後述する理由によりその一部が切
り欠かれた切欠き部251が形成されている。
【0026】図3は、用紙を押える機構を示す図であ
る。用紙押え機構は、図7に示すような配置関係にあ
り、ストッパ25の解除直前にビン16にソートされた
転写紙をビン16の平板部26に押圧固定するためのも
のである。
【0027】図3において、81は紙押え駆動用のモー
タ、82,83,84,85はギアで、モータ81の回
転力はギア82,83を通してギア84,85に伝達さ
れるようになっている。86は転写紙を押圧固定する紙
押えで、88はギア85と紙押え86とをつなぐリンク
棒である。リンク棒88の上端側はギア85の側面の偏
心位置に回動自在に取り付けられている。89は、リン
ク棒88と紙押え86との接続点92の動く方向を案内
するガイドレール、87は、上記接続点と紙押え86と
の間に付設されたバネで、ソートされた転写紙の枚数に
応じて好適な押圧力を与えるようにしているものであ
る。
【0028】90は、ギア84と一体回転するパルス板
で、91はパルス板90によりギア84の回転量を検出
する、フォトインタラプタ等で構成された第4のセンサ
である。
【0029】次に、用紙の移動機構及び押え機構の動作
について説明する。まず、転写紙の移動機構について図
2(b)及び図4を用いて説明する。図2(b)は前進
(元の)位置、図4は後退位置にある状態を示してい
る。
【0030】モータ51が回転してウォームホィール5
2を通してギア53が回転を開始すると、ギア53,5
4,55,56に掛けられたチェーンホィール57が反
時計回り方向に回転する。このチェーンホィール57の
回転により、接続部59で連結された作用板58が、ガ
イドレール60に沿って後退(図中、右方向)し始め
る。
【0031】このとき、作用板58は、第3のピン22
を押し、この作用板58の移動により、該第3のピンが
設けられているビン16が後退方向に移動する。そして
作用板58が第2のセンサ62の位置まで来ると、それ
を検出してモータ51が停止する。このようにして、ビ
ン16の後退移動により転写紙が所定距離だけ移動され
る。
【0032】図4は、用紙の移動後を示す図で、作用板
58が第2のセンサ62で検出された位置で停止してい
る。
【0033】次いで、逆に元へ戻るための前進動作につ
いて説明する。
【0034】このときはモータ51を逆向きに回転さ
せ、チェーンホィール57を逆方向に回転させる。この
チェーンホィール57の回転により、作用板58はガイ
ドレール60に沿って前進(図中、左方向)し始める。
【0035】この作用板58の移動により、第2のピン
21が図の左方向に押されて、ビン16が前進方向に移
動する。そして作用板58が第1のセンサ61の位置ま
で来ると、それを検出してモータ51が停止する。
【0036】次に、用紙押え機構の動作について図3を
用いて説明する。モータ81が回転し、ギア82,83
を通してギア84,85が回転を開始すると、ギア85
の回転により、リンク棒88で連結された紙押え86
が、ガイドレール89に沿って下降し、バネ87の力で
用紙を平板部26との間に押圧する。そして、ギア84
と一体回転するパルス板90の回転量を第4のセンサ9
1で検出し、所定の位置でモータ81を停止することに
より、用紙が押圧固定される。
【0037】一方、用紙押えを解除するときには、モー
タ81をさらに回転させて、ギア85をちょうど一回転
させると、リンク棒88で連結された紙押え86が、ガ
イドレール89に沿って上昇し元の位置に戻る。
【0038】次に、押圧固定された用紙に対して所定の
処理を行なえるようにストッパ25を解除する動作につ
いて、図4および図5を用いて説明する。図4は解除前
の状態を示し、図5は解除後の状態を示している。
【0039】ビン16が図5に示す後退位置にある状態
において、モータ72が回転してウォームホィール73
を通してギア74が時計回り方向に回転すると、チェー
ンホィール76が時計回り方向に回転して、偏心カム7
5を時計回り方向に回転させる。この偏心カム75の回
転により、該偏心カム75の周面が第4のピン71に当
接し、該第4のピン71に時計回り方向の回転力を生じ
させる。さらに偏心カム75が回転すると、接続部27
内のバネの付勢力に抗して第4のピン71を時計回り方
向に回転させ、接続部27を支点としてストッパ25が
時計回り方向に回動し、該ストッパ25の解除が行なわ
れる。この解除により、用紙に対して所定の処理が行な
えるようになる。
【0040】なお、ギア74と一体回転するパルス板7
7の回転量は第3のセンサ78で検出され、所定の位置
でモータ72が停止される。
【0041】また、ストッパ25を元の位置へ戻すとき
は、モータ72をさらに回転させ、ウォームホィール7
3,ギア74およびチェーンホィール76を通して、偏
心カム75を時計回り方向に回転させ、この偏心カム7
5の時計回り方向への回転により、接続部27内のバネ
の付勢力によりストッパ25が元の位置に戻る。
【0042】なお、用紙に対する処理を行なう位置が、
用紙の一隅1ヵ所の場合、すなわち上記切欠き部251
の範囲内のときは、上述したストッパ25の解除は行な
われない。
【0043】次に、用紙処理ユニット30側の構成につ
いて説明する。用紙処理装置28は支持枠体29に対し
て着脱可能になっている。その構成について図6〜図9
を用いて、説明する。
【0044】図6は、用紙処理装置28を取外した状態
での支持枠体29の概略構成を示す外観図である。図7
は、主に支持枠体29の構造を示す側面から見た一部断
面図である。また、図8は、用紙処理装置28の1例と
してのパンチ40の概略構成を示す外観図である。さら
に図9は、用紙処理装置28の他の例としてのステイプ
ラ41の概略構成を示す外観図である。なお、図8と図
9においてそれぞれ駆動機構等は省略している。
【0045】31は、用紙処理ユニット30の上部に左
右側に亘って水平配置されたベルトで、モータ32によ
り往復動可能になされている。支持枠体29は、摺動台
42と取付台44とからなっている。
【0046】摺動台42は、上記ベルト31の回転によ
り支持枠体29を左右方向に往復移動させるようになっ
ている。取付台44はモータ43の回転によりギア等を
介して用紙処理装置28を傾斜に沿って前進、後退移動
させるようになっている。
【0047】140,141,142および143はギ
アで、141と142とは同軸上に設けられ、モータ4
3の発生トルクを大きくして伝達するものである。14
4は、ギア143と一体回転するパルス板で、145は
円筒状の筒体である。146はパルス板144の上面の
偏心位置と筒体145の下部にそれぞれ回動自在に取り
付けられ、該パルス板144と筒体145とを連結する
連結棒である。147は摺動台42側に取り付けられた
円柱状のガイド棒で、上記ビン16の後退移動をガイド
するガイドレール60と同一の傾斜を有している。
【0048】筒体145はガイド棒147に貫通されて
おり、パルス板144の回転により該ガイド棒147に
沿って往復摺動するようになっている。149は取付台
44に設けられた切欠部で、上記筒体145は該切欠部
149のエッジに当接して取付台44の前後方向への移
動を行なわせている。
【0049】148はパルス板144の回転量を検出す
る、フォトインタラプタ等で構成された第5のセンサで
ある。
【0050】100,101は、摺動台42が、静止側
に相当する用紙処理ユニット30に対して滑らかに移動
するように設けられたコロである。また、102,10
3,104,105は、取付台44が、該取付台44の
移動時に静止側に相当する摺動台42に対して滑らかに
移動するように設けられたコロである。
【0051】まず、パンチ40の取付け構造について図
6,図8により説明する。106は2点をネジ止めされ
たT字金具で、パンチ40の下部に設けられたスリット
107に通してパンチ40の固定を補助するようになっ
ている。108,109は、パンチ40の動作制御のた
めの信号線等を接続するコネクタで、固定を補助するた
めのピン(図示せず)を差し込むために2個の穴110
が設けてある。
【0052】150は用紙に孔を開ける穿孔刃で、15
1は穿孔するときに用紙がセットされる台である。台1
51の両側には、用紙の垂れ下がりを防止する補助台1
52が配設されている。台151,補助台152の各先
端部には、用紙のセットを滑らかにする傾斜部151
a,152aがそれぞれ設けられている。すなわち、傾
斜部151a,152aは処理される用紙の先端部がス
トッパ25の解除により垂れ下がる場合に、これを汲い
上げてセット位置に好適にセットさせるためのものであ
る。
【0053】パンチ40は、T字金具106をスリット
107に通し、コネクタ108,109を接続し、孔1
11,112を通して一箇所ネジ止めする。なお、孔1
12は、用紙との接離方向で調整することが可能になっ
ている。
【0054】次に、ステイプラ41の取付け構造につい
て図6,図9により説明する。113は2点をネジ止め
されたU字金具で、その弾性力によりステイプラ41を
両側から挾み込んで、ステイプラ41の固定を補助する
するようになっている。114,115は、ステイプラ
41の動作制御のための信号線等を接続するコネクタ
で、固定を補助するためのピン(図示せず)を差し込む
ために2個の穴116が設けてある。
【0055】153はステイプル針で用紙を綴じるステ
イプル綴じ部で、154はステイプルするときに用紙が
セットされる台である。
【0056】なお、ステイプラ41は、切欠き部251
の位置にステイプルするときはストッパ25は解除され
ないので補助台は不要であり、またストッパ25が解除
される位置にステイプルするときはパンチ40の台15
1及び補助台152がステイプラ41の補助台の役割を
果たし、しかも垂れ下がり用紙の汲い上げも行なうの
で、補助台や傾斜部は特に設ける必要はない。なお、上
記の構成はパンチ40、ステイプラ41の少なくとも一
方に設けてあれば足りる。
【0057】ステイプラ41は、U字金具113の弾性
力により両側から挾み込んで、コネクタ114,115
を接続し、孔117,118を通して一箇所ネジ止めす
る。
【0058】また、用紙処理ユニット30は第2のハウ
ジング14に対して着脱可能になっているが、その構成
について図10及び図11を用いて説明する。図10
は、用紙処理装置28が取り外された支持枠体29が用
紙処理ユニット30に載置されている状態を示す、図1
の矢印A方向から見た概略構成図である。また、図11
は、用紙処理ユニット30を取り外した第2のハウジン
グ14内部の概略構成を示す外観図である。
【0059】130はコロで、第2のハウジング14の
対応する箇所には矩形の切り溝131が設けられてい
る。132,133,134,135及び136はギア
で、前記ベルト31は、ギア134,135及び136
に掛けられている。
【0060】137は、摺動台42の初期位置(ホーム
ポジション)を検出する、フォトインタラプタ等で構成
された第6のセンサである。なお、該初期位置は、例え
ば第2のハウジング14の手前側に設定されており、用
紙の内切欠き部251に臨んだ位置にステイプルすると
きは、摺動台42は移動しない。
【0061】用紙処理ユニット30はその手前側がビン
16の幅より例えばパンチ40の寸法長程度長く構成し
てある。このため、外側の用紙処理装置28、すなわち
パンチ40に対して保守点検作業等を行なうときは、第
2のハウジング14のパネルを開くだけで良い。
【0062】また、用紙処理ユニット30を手前側に引
出すとき、コロ130が矩形の切り溝131の手前側の
エッジ131aに当接して、一旦停止する。この一旦停
止位置は、支持枠体29が略第2のハウジング14より
手前に引出された状態になるように、コロ130と切り
溝131が設定されている。従って、この状態で内側の
用紙処理装置28、すなわちステイプラ41に対して保
守点検作業等を行なうことができる。
【0063】用紙処理ユニット30をさらに引出すとき
には、わずかに下方に押し下げて、コロ130とエッジ
131aとの係合を解くことにより可能となり、しかも
コロ130により容易に引出すことができる。
【0064】以上のような構成において摺動台42及び
取付台44の移動動作について、図6,図7及び図10
を用いて説明する。
【0065】まず、摺動台42の移動動作について説明
する。モータ32が回転して、ギア132,133を通
してギア134が回転を開始すると、ベルト31が回転
し、摺動台42が左右方向、すなわち押圧固定されてい
る用紙の幅方向と並行な方向に移動する。なお、摺動台
42の移動距離の制御は、前記初期位置等を基準にし
て、モータ32の動作時間またはモータ駆動パルス数に
基づいて行なわれる。
【0066】摺動台42を初期位置に戻すときは、モー
タ32を逆向きに回転させ、第6のセンサ137が摺動
台42を検出すると、モータ32を停止することにより
行なわれる。
【0067】次に、取付台44の移動動作について説明
する。モータ43が回転して、ギア140,141,1
42および143を通してパルス板144が回転を開始
すると、連結棒146を介して筒体145が前進移動さ
れ、これと一体的に、取付台44が傾斜に沿って用紙側
へ向けて前進移動される。
【0068】そして、パルス板144の回転量を第5の
センサ148で検出し、所定の位置でモータ43を停止
する。これにより、用紙がパンチ40の台151及び補
助台152、またはステイプラ41の台154にセット
される。
【0069】取付台44を初期位置に戻すときは、モー
タ43をさらに同方向に回転させ、第5のセンサ148
により取付台44が初期位置に戻ったことを検出する
と、モータ43を停止することにより行なわれる。
【0070】続いて、上記用紙処理装置28の処理を制
御する制御系の構成について図12を用いて説明する。
この制御系は、メモリ160及び制御部161からな
る。メモリ160は、ROM、RAM等からなり、上記
初期位置からビン16の幅方向、且つ、上記初期位置の
反対側に配設された待機位置までの距離、複数種類に標
準化されたステイプル、パンチ等の各処理位置と上記初
期位置間とまでの距離、制御プログラムその他を記憶す
るものである。
【0071】制御部161は、距離判別手段162及び
移動制御手段163を有している。距離判別手段162
は、用紙処理選択キー13の操作等により設定された用
紙上の各処理位置の内、各ビン16毎に最終の用紙処理
が施された位置から初期位置までの距離と、待機位置ま
での距離との大小を比較して、いずれ側が近いかを判別
し、該判別結果を移動制御手段163に出力するもので
ある。移動制御手段163は、上記設定された各処理位
置へ用紙処理装置28を移動すべく、モータ32,43
の駆動を制御するものである。また、移動制御手段16
3は、用紙処理装置28が初期位置で待機している場合
には該初期位置に最も近い処理位置から、一方、用紙処
理装置28が待機位置で待機している場合には該待機位
置に最も近い処理位置から順次処理が施されるようにモ
ータ32,43の駆動を制御するとともに、パンチ4
0、ステイプラ41等の用紙処理装置28を制御するよ
うにしている。
【0072】ここで、実際に用紙処理を行なうときの動
作手順について説明する。図13は、用紙処理を行なう
ときの動作手順を示すフローチャートである。選択キー
13にて用紙処理を行なう位置、種類を選択すると、用
紙処理の動作がスタートする。
【0073】まず、用紙処理を行なう位置について判別
する(ステップS1)。用紙処理装置28の初期位置側
の一隅のみに処理を行なうときは(ステップS1でYE
S)、該処理(以下、特定モードという)を行なうべく
ステップS2に進み、用紙処理を行なう位置が用紙処理
装置28の初期位置側の一隅のみでないときや他の1ま
たは2以上の位置に処理を行なうときは(ステップS1
でNO)、該処理(以下、通常モードという)を行なう
べく、ステップS3に進む。
【0074】最初に、特定モードの処理手順について説
明する。図14は、特定モード、すなわち用紙の一隅に
1ヵ所だけステイプル処理を施すときの動作手順を示す
フローチャートである。
【0075】まず、ステイプル処理が施される用紙が載
置されているビン16をステイプラ41に向けて、所定
の位置まで後退させる(ステップS11)。後退移動が
終了すると、紙押え86により用紙を押圧固定する(ス
テップS12)。
【0076】次に、取付台44を初期位置で、そのまま
前進させることにより、ステイプラ41の台154に用
紙をセットする(ステップS13)。この一隅はストッ
パ25に切欠き部251が形成されているので、該スト
ッパ25を解除する動作は不要となる。そして、ステイ
プラ41を作動させてステイプル動作により用紙を綴じ
る(ステップS14)。
【0077】ステイプル動作が終了すると、取付台44
を後退させることにより、ステイプラ41を用紙から退
避させ、元の位置に戻す(ステップS15)。次いで紙
押え86を解除し(ステップS16)、さらにステイプ
ル処理の終了したビン16を前進させて元の位置に戻す
(ステップS17)。
【0078】次に、ステイプル処理が、用紙を載置して
いるビン16の全段に対して行なわれたかどうかを判別
し、終了していなければ(ステップS18でNO)、ビ
ン16を1段だけ移動させる(ステップS19)。この
とき、ステイプル処理がビン16の下段側から開始され
ておれば、1段ずつ上昇させ、逆の場合は1段ずつ下降
する。そして、新たに移動されたビン16に対してステ
ップS11〜S18の処理を繰り返す。一方、ステイプ
ル処理が所要のビン全段に対して終了すれば(ステップ
S18でYES)、本処理を終了する。
【0079】次に、通常モードの処理手順について図1
5,図16のフローチャート及び図17〜図19の動作
説明図を用いて説明する。図15,図16は通常モー
ド、例えば用紙の幅方向に第1のパンチ位置(ウ)と第
2のパンチ位置(エ)との2ヵ所にパンチするように設
定されたときの動作手順を示すフローチャートで、図1
7〜図19はパンチ40の移動とパンチ位置とを示す図
である。図17は、初期位置(ア)と第2のパンチ位置
(エ)間の距離L1が待機位置(カ)と第2のパンチ位
置(エ)間の距離L2よりも短いとともに、初期位置
(ア)と第1のパンチ位置(ウ)間の距離L1´が待機
位置(カ)と第1のパンチ位置(ウ)間の距離L2´よ
りも短い場合の動作を示している。図18は、上記距離
L1が上記距離L2よりも長いとともに、上記距離L1
´が上記距離L2´よりも短い場合の動作を示してい
る。図19は、上記距離L1が上記距離L2よりも長い
とともに、上記距離L1´が上記距離L2´よりも長い
場合の動作を示している。なお、1段目(最初)のビン
16に対するパンチ処理が開始される前には、パンチ4
0は初期位置(ア)で待機している。
【0080】まず、1段目のビン16に載置されている
用紙Pにパンチ処理を施すべく、図17に示すように、
パンチ40が初期位置(ア)から用紙Pの幅方向に往動
され、第1のパンチ位置(ウ)に対面する位置(イ)に
停止される(ステップS21)。次に、1段目のビン1
6が所定の位置まで後退され(ステップS22)、紙押
え86により用紙Pが押圧固定され(ステップS2
3)、ビン16のストッパ25が解除される(ステップ
S24)。なお、上記ステップS23で用紙Pが固定さ
れているので、ストッパ25を解除しても、用紙Pがず
り落ちることはない。
【0081】次に、取付台44が第1のパンチ位置
(ウ)へ前進され、パンチ40の台151および補助台
152に用紙Pがセットされる(ステップS25)。そ
して、パンチ40が作動され、用紙Pに孔が開けられる
(ステップS26)。この後、パンチ40が往動方向に
引き続いて移動され、1段目のビン16に対する第2の
パンチ位置(エ)で停止された後(ステップS27)、
パンチ40が作動され、第2のパンチ位置(エ)に孔が
開けられる(ステップS28)。続いて、取付台44が
後退され、パンチ40が第2のパンチ位置(エ)に対面
する位置(オ)まで後退される(ステップS29)。
【0082】次いで、ビン16のストッパ25が解除状
態からセット状態に戻され(ステップS30)、紙押え
86が解除された後(ステップS31)、パンチ処理が
施されたビン16が前進されて元の位置に戻される(ス
テップS32)。
【0083】続いて、パンチ処理が用紙Pを載置してい
るビン16の全段に対して施されたかどうかが判別され
(ステップS33)、パンチ処理が所要のビン全段に対
して終了すれば(ステップS33でYES)、パンチ4
0が初期位置(ア)に戻された状態で(ステップS3
4)、本フローチャートの処理を終了する。
【0084】一方、ステップS33でパンチ処理が所要
のビン全段に対して終了していなければ(ステップS3
3でNO)、距離判別手段162により初期位置(ア)
と第2のパンチ位置(エ)間の距離L1が、待機位置
(カ)と上記第2のパンチ位置(エ)間の距離L2より
も短いかどうかが判別される(ステップS35)。
【0085】そして、図17に示すように、上記距離L
1が上記距離L2よりも短い場合(ステップS33でY
ES)には、パンチ40が復動方向に移動され、初期位
置(ア)に戻されて待機させられる(ステップS3
6)。次いで、次段のビン16に載置されている用紙P
にパンチ処理を施すべく、ビン16が1段だけ移動され
る(ステップS37)。このとき、パンチ処理がビン1
6の下段側から開始されている場合には、ビン16は、
1段ずつ上昇され、逆の場合には1段ずつ下降される。
この後、ステップS21に戻り、新たに移動されたビン
16に対してステップS21〜S35の処理が繰り返さ
れ、パンチ処理が用紙Pを載置しているビン16の全段
に対して施されるまで、各ビン16毎に初期位置(ア)
で待機される。
【0086】一方、ステップS35で、図18に示すよ
うに、上記距離L2が上記距離L1よりも短い場合(ス
テップS35でNO)には、パンチ40が上記位置
(オ)から往動方向に移動され、待機位置(カ)に移動
されて待機される(ステップS38)。次いで、次段の
ビン16に載置されている用紙Pにパンチ処理を施すべ
く、ビン16が1段だけ移動される(ステップS3
9)。続いて、当該ビン16が所定の位置まで後退さ
れ、紙押え86により用紙Pが押圧固定され、ビン16
のストッパ25が解除される(ステップS40〜ステッ
プS42)。
【0087】次に、パンチ40が待機位置(カ)に最も
近い処理位置である第2のパンチ位置(エ)に対面する
位置(オ)へ移動された後(ステップS43)、該第2
のパンチ位置(エ)へ前進され、パンチ40に用紙Pが
セットされる(ステップS44)。そして、パンチ40
により用紙Pに孔が開けられた後、パンチ40が復動方
向に移動され、次段のビン16に対する最終の処理位置
である第1のパンチ位置(ウ)で停止されて孔が開けら
れる(ステップS45〜ステップS47)。続いて、パ
ンチ40が位置(イ)まで後退され、ビン16のストッ
パ25が解除状態からセット状態に戻され、紙押え86
が解除された後、パンチ処理が施されたビン16が前進
されて元の位置に戻される(ステップS48〜ステップ
S51)。この後、ステップS33に戻り、パンチ処理
が所要のビン全段に対して終了していなければ(ステッ
プS33でNO)、初期位置(ア)と当該最終の処理位
置である第1のパンチ位置(ウ)間の距離L1´が、待
機位置(カ)と上記最終の処理位置である第1のパンチ
位置(ウ)間の距離L2´よりも短いかどうかが判別さ
れる(ステップS35)。
【0088】図18の場合、上記距離L1´が上記距離
L2´よりも短いので(ステップS35でYES)、パ
ンチ40が復動方向に移動され、初期位置(ア)に戻さ
れて待機される(ステップS36)。以後、パンチ処理
が用紙Pを載置しているビン16の全段に対して施され
るまで、各ビン16毎に待機する位置が待機位置(カ)
と初期位置(ア)とで交互に変更設定される。
【0089】一方、図19の場合には、ステップS21
〜ステップS51までの処理は、上述した図18と同様
の処理が行なわれる。そして、ステップS51の処理後
のステップS33では、上記距離L1´が上記距離L2
´よりも長いので(ステップS35でNO)、パンチ4
0が往動方向に移動され、待機位置(カ)に再び移動さ
れて待機される(ステップS38)。以後、パンチ処理
が用紙Pを載置しているビン16の全段に対して施され
るまで、各ビン16毎に待機位置(カ)で待機される。
【0090】このように、各ビン16毎における最終の
処理位置が第1の待機位置である初期位置(ア)に近い
か、第2の待機位置である待機位置(カ)に近いかを判
別し、近い方に用紙処理装置28を移動させて次段のビ
ン16のストッパ25が解除されるまで待機させるの
で、処理時間を短縮することができる。また、待機位置
(カ)に移動して待機した場合には、該待機位置(カ)
に近い処理位置から処理を行なうので、より処理時間を
短縮することができる。
【0091】なお、ここではパンチ処理について説明し
たが、ステイプル処理でも同様に制御して行なうことが
できる。また、パンチ処理及びステイプル処理等の複数
種類の処理を1のビン16に載置された用紙Pに対して
施す場合でも同様に制御して行なうことができる。
【0092】また、上記説明では、各ビン16毎におけ
る最終の処理位置が初期位置(ア)に近いか、待機位置
(カ)に近いかを各ビン16の最終の処理の終了後(ス
テップS33)に判別するようにしたが、通常、パンチ
等の処理位置は標準的に定められているので、各ビン1
6の最終の処理位置が初期位置(ア)に近いか、待機位
置(カ)に近いかを予め求めることができる。従って、
メモリ160に最終の処理位置から初期位置(ア)ある
いは待機位置(カ)のいずれに移動するかを記憶し、該
記憶内容に基づいて用紙処理装置28の移動を制御する
ようにしてもよい。例えば、図19の場合には、各ビン
16毎に待機する位置が待機位置(カ)と初期位置
(ア)とで交互に変更設定されるように記憶している。
【0093】さらに、ここでは、処理位置が2ヵ所の場
合の制御について説明したが、それ以上の処理位置を有
する場合も同様に制御することができるとともに、任意
の所望する設定位置に対して処理を施すことができる。
また、初期位置を画像形成装置1の後面側とし、待機位
置を画像形成装置1の前面側とすることも可能であり、
この場合、第2のハウジング14の後面に保守点検等の
ための開閉パネル14aが設けられる。
【0094】なお、本実施例では、用紙処理装置28の
例としてパンチ40とステイプラ41について説明した
が、これらに限らず、印字装置その他用紙に対して処理
を施す装置であれば、何でも良い。なお、該装置の取付
部分は、他の装置と同一構成とすることにより、容易に
交換可能とすることができる。
【0095】上記実施例においては、用紙に対して用紙
処理装置28を処理位置に位置付け制御するときに、モ
ータ43の回転量を制御することにより行なっていた
が、これに限らず、用紙処理装置28の処理部付近に用
紙有りを検出してオンする用紙有無検出スイッチを設け
て、このスイッチのオン、オフによりモータ43をオ
ン、オフして位置付け制御するように構成してもよい。
この場合、例えば、ソート処理後で用紙処理動作前に、
ビン16から用紙を抜き取ってしまった場合にはこのス
イッチはオフしたままとなるので、用紙処理装置28の
空動作が防止できる。
【0096】
【発明の効果】本発明は、各ビン毎における最終の処理
位置が第1の待機位置に近いか、第2の待機位置に近い
かを判別し、近い側の待機位置に用紙処理装置を移動さ
せて待機させるので、用紙の処理時間を短縮することが
できる。従って、用紙の処理効率が向上し、高速処理を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2のハウジングの内部構成を示す側面図であ
る。
【図2】用紙の移動機構を示す図で、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
【図3】用紙押え機構を示す図である。
【図4】用紙が後退位置にある状態を示す図である。
【図5】ビンのストッパの解除後の状態を示す図であ
る。
【図6】用紙処理装置を取外した状態での支持枠体の概
略構成を示す外観図である。
【図7】主に支持枠体の構造を示す側面から見た一部断
面図である。
【図8】パンチの概略構成を示す外観図である。
【図9】ステイプラの概略構成を示す外観図である。
【図10】支持枠体が用紙処理ユニットに載置されてい
る状態を示す概略構成図である。
【図11】第2のハウジング内部の概略構成を示す外観
図である。
【図12】用紙処理を制御する制御系のブロック図であ
る。
【図13】用紙処理を行なうときの動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】特定モードの動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】通常モードの動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】通常モードの動作を示すフローチャートであ
る。
【図17】パンチの移動例を示す動作図である。
【図18】パンチの移動例を示す動作図である。
【図19】パンチの移動例を示す動作図である。
【図20】画像形成装置の全体を示す外観図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 14 第2のハウジング 15 ソータ 16 ビン 12 操作パネル 13 用紙処理選択キー 28 用紙処理装置 32,43 モータ 40 パンチ 41 ステイプラ 137 第6のセンサ 160 メモリ 161 制御部 162 距離判別手段 163 移動制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 39/11 K 9037−3F G03G 15/00 114 7369−2H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビンの幅方向に用紙処理手段を移動させ
    る移動手段を備え、各ビン上の用紙に対し、各ビン毎に
    用紙処理を施すソータの用紙処理装置であって、各ビン
    の用紙に対する最終の処理位置が該ビンの幅方向の両端
    側に設けられた第1の待機位置と第2の待機位置とのい
    ずれ側に近いかを判別する距離判別手段と、上記最終の
    処理位置が上記第1の待機位置に近いときは上記用紙処
    理手段を上記第1の待機位置に戻した後、次段のビンに
    対して該第1の待機位置に近い処理位置から順次用紙処
    理を施すべく移動させ、上記最終の処理位置が上記第2
    の待機位置に近いときは上記用紙処理手段を上記第2の
    待機位置に戻した後、次段のビンに対して該第2の待機
    位置に近い処理位置から順次用紙処理を施すべく移動さ
    せる移動制御手段とを備えたことを特徴とするソータの
    用紙処理装置。
JP3304920A 1991-07-16 1991-11-20 ソータの用紙処理装置 Pending JPH05139070A (ja)

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JP3304920A JPH05139070A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 ソータの用紙処理装置
US07/912,452 US5290020A (en) 1991-07-16 1992-07-13 Sheet finishing device with calculating means for efficient operation
EP92112189A EP0523710B1 (en) 1991-07-16 1992-07-16 An automatic sheet processing device
DE69210895T DE69210895T2 (de) 1991-07-16 1992-07-16 Selbsttätige Papierverarbeitungseinrichtung

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