JP2648646B2 - ソータ - Google Patents

ソータ

Info

Publication number
JP2648646B2
JP2648646B2 JP3311055A JP31105591A JP2648646B2 JP 2648646 B2 JP2648646 B2 JP 2648646B2 JP 3311055 A JP3311055 A JP 3311055A JP 31105591 A JP31105591 A JP 31105591A JP 2648646 B2 JP2648646 B2 JP 2648646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bin
paper
stopper
sheet
moved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3311055A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05139071A (ja
Inventor
弘行 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP3311055A priority Critical patent/JP2648646B2/ja
Priority to US07/912,460 priority patent/US5305994A/en
Priority to EP92112184A priority patent/EP0523707B1/en
Priority to DE69217135T priority patent/DE69217135T2/de
Publication of JPH05139071A publication Critical patent/JPH05139071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2648646B2 publication Critical patent/JP2648646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並設された立直円柱に
形成されたスパイラル状の溝にソータのビンの端部に固
設されたピンを嵌入させ、上記円柱を回転駆動すること
により上記ビンを昇降駆動するソータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立直した円柱に形成されたスパイ
ラル状の溝にソーティング用の複数段のソートビン(以
下、単にビンという)の端部に固設された各ピンを嵌入
し、上記円柱を回転駆動することによって上記ビンを昇
降駆動するソータが知られている。
【0003】また、このソータには、ソーティングされ
た用紙の後処理を行うためのステイプラやパンチ等の用
紙処理装置を備えたものがある。この用紙処理装置を備
えたソータでは、ビンの一部又は複数個所に切欠部が形
成され、該切欠部に上記用紙処理装置を移動させて用紙
の後処理が行われるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ソータでは、ビンの端部に固設されたピンを円柱に形成
されたスパイラル状の溝に離脱不能に係合させ、該円柱
の回転により前記ピンを溝に沿って相対的に摺動させて
昇降させるようにしているので、ソーティング時にピン
と溝との摩擦音が発生し、騒音の原因となっている。
【0005】特に、ビンの上昇時やビンへの記録紙の積
載量が多いときには、前記ピント溝との摩擦抵抗が大き
くなり、前記摩擦音が大きくなるとともに、ピン及び円
柱の溝の摩耗が大きくなる。また、円柱を回転駆動させ
るモータの負荷が大きくなり、昇降動作の制御不良等の
不具合が発生することとなる。
【0006】更に、上記従来の用紙処理装置を備えたソ
ータでは、ビンに設けられた切欠部の位置でしか後処理
が行えない不都合があり、この問題を解決するため、後
処理を行うべき転写紙が載置されたビンの後端側を開放
状態にするとともに、該ビンの後端を用紙処理装置側に
移動させ、該用紙処理装置を任意の位置に移動させて用
紙の後処理を行うことが考えられるが、この場合、上記
従来のソータでは、ピンと円柱の溝との摩擦力が大き
く、該ピンと円柱の溝との係合及びその解除を容易に行
うことができないという別の問題も生じる。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、騒音を発生されることなく、スムーズにビンを
昇降させるとともに、用紙処理装置側にスライド移動さ
せることのできるできるソータを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、周面にスパイラル状の溝が形成され、軸
中心に回転可能に立設された円柱と、上記円柱の所定の
高さ位置の溝に臨ましめて配設されたガイドレールと、
上記ガイドレールの先端に臨ましめて配設され、用紙に
所定の用紙処理を施す用紙処理装置と、上記用紙処理装
置側に傾斜され、昇降可能かつ上記所定の高さ位置で用
紙処理側に後退移動可能に多段配置された複数のビンと
を備えたソータであって、上記ビンの両側部に回転可能
にコロが設けられ、このコロを上記円柱の回転により上
記溝上に相対移動させて上記ビンの昇降が行なわれると
ともに、上記コロを上記ガイドレール上に回転移動させ
て上記ビンの後退移動が行なわれるものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、円柱を回転駆動すると、この
円柱に形成されたスパイラル状の溝に嵌入されたコロが
溝上を相対的に回転移動し、これにより各ビンが摩擦音
を発生することなくスムーズに昇降する。また、所定の
高さ位置にある溝にはこの溝に臨ましめてガイドレール
が設けられており、この高さ位置の溝にコロが嵌入して
いるビンを溝の傾斜方向にスライドさせると、コロが溝
上を下降するとともに、この溝に連続するガイドレール
上を回転移動してビンが用紙処理装置側に円滑に後退移
動される。
【0010】
【実施例】本発明に係るソータを備えた画像形成装置の
一実施例を図面を用いて説明する。図22は、画像形成
装置1の全体を示す外観図である。画像形成装置1は、
転写紙に画像形成を行う画像形成手段が設けられた第1
のハウジング2と画像形成された転写紙のソーティング
を行うソータやパンチ、ステイプル等の処理を行う用紙
処理ユニットが設けられた第2のハウジング14とを有
している。
【0011】前記第1のハウジング2の上面中央部に
は、原稿を載置するためのコンタクトガラス(図示せ
ず)が設けられている。また、第1のハウジング2の内
部には、原稿を光学的に走査して原稿像の露光を行う走
査光学系、感光体ドラムとその周囲に配設される像形成
のための各部材からなる像形成手段及び転写紙の搬送系
等の各構成要素が配設されている。
【0012】また、前記第1のハウジング2の上部に
は、自動的に原稿を搬送する自動原稿搬送手段3が設け
られている。自動原稿搬送手段3は、原稿載置部4、原
稿搬入部5、原稿搬送部6及び原稿搬出部7を備え、原
稿載置部4に置かれた原稿を自動的に1枚ずつ原稿搬入
部5から原稿搬送部6により前記コンタクトガラス上の
所定位置に搬送し、複写終了後に原稿搬出部7に搬出す
る。
【0013】また、前記第1のハウジング2の上部手前
側には、コピースイッチ、コピー枚数の指示スイッチ等
の各種スイッチと表示部とを備えた操作パネル12が設
けられ、該操作パネル12の左側には、前記ソータ14
の処理を選択するための選択キー13が設けられてい
る。この選択キー13では、ソーティング及びステイプ
ルやパンチ等の後処理の要否を選択することができるよ
うになっている。
【0014】また、前記第1のハウジング2の右側に
は、転写紙を収納するキャビネット9,10,11が設
けられ、サイズの異なる転写紙がそれぞれセットされる
ようになっている。
【0015】複写される原稿は、前記コンタクトガラス
上の所定の位置に載置され、前記走査光学系により光学
的に走査されて原稿像の露光が行われる。この露光動作
により感光体ドラム表面に形成された潜像は、前記像形
成手段によりトナー像に現像され、この顕像化された原
稿像を前記キャビネット9〜11から搬送された転写紙
に転写して像形成が行われる。そして、転写された転写
紙は、定着した後、前記ソータ14に排出される。
【0016】また、前記第2のハウジング14の上部に
は、用紙排出部17が形成され、その内部に、画像形成
された転写紙のソーティングを行うソータ15と転写紙
にパンチやステイプルを施すための用紙処理ユニットと
が配設されている。前記ソータ15は、前記用紙排出部
17の下部に設けられ、段状に配置された複数個のビン
16を有している。そして、画像形成された転写紙は、
ソーティングする場合は前記ビン16に順次排出され、
ソーティングしない場合は前記用紙排出部17に排出さ
れる。また、用紙処理ユニットは、後述するように開閉
パネル14aを開くことにより、ハウジング外に引出せ
るようになっている。
【0017】次に、第2のハウジング14の内部構成に
ついて説明する。図1は、第2のハウジング14の内部
構成を示す側面図である。第2のハウジング14の一方
側部の適所には、前記第1のハウジング2側から排出さ
れる転写紙を第2のハウジング14内に導く搬入口14
bが設けられ、該搬入口14bの下流側には転写紙を前
記原稿排出部17又はソータ15に搬送する搬送路14
c,14dが設けられている。
【0018】また、前記搬送路14dの下流端側に前記
ソータ15が配設され、前記搬送路14c,14dの下
方に前記用紙処理ユニット30が配設されている。
【0019】ソータ15には、前記ビン16の昇降部材
として、外周部に所定のピッチでスパイラル状に溝24
が穿設された一対の円柱23が立直させて設けられてい
る。
【0020】この円柱23の基端部23aは、タイミン
グベルト231、傘歯車232,233及びタイミング
ベルト234を介して前記用紙処理ユニット30の下部
に設けられた駆動用のモータ230に連結され、該モー
タ230により円柱23が回転駆動されるようになって
いる。
【0021】また、前記円柱23の基端部23aには、
パルス板235及び検知センサ256とからなる回転角
度の検出装置が設けられ、これにより円柱23の回転量
が検出されるようになっている。
【0022】前記ビン16は、転写紙を載置する平板部
26と該転写紙の落下を規制し、一方端側を揃えるL字
形のストッパ25とから構成され、該ストッパ25は、
後述するように載置された転写紙の一方端部に所定の用
紙処理を成し得るように接続部27を介して平板部26
に開放可能に接続されている。
【0023】図2は、前記ビン16の接続部27の構造
を示す要部平面図、図3は、該接続部27の構造を示す
要部斜視図である。
【0024】ビン16の平板部26の後端の両側部に
は、係合部261が設けられ、該係合部261の先端部
には第4のピン262が外向きに突設されている。
【0025】一方、ストッパ25の水平板部251の先
端両端部には側面に沿って突片252が突設されるとと
もに、該突片252の内側適所には水平板部251に平
行して前記平板部26の係合部261に係合する係合爪
253が突設されている。また、前記突片252の先端
には、外側に向けて第5のピン254が突設されるとと
もに、該突片252の基部には先後方向への長穴255
が穿設されている。なお、同図に示すようにストッパ2
5の後端一方側には、後述する理由によりその一部が切
り欠かれた切欠部251aが形成されている。
【0026】前記ストッパ25は、前記第4のピン26
2を長穴255に嵌入させるとともに、係合爪253を
前記係合部261に係合させて平板部26の後端部に取
り付けられている。また、前記第4のピン262と前記
第5のピン254間にはバネ271が設けられ、このバ
ネ271によりストッパ25が平板部26から離隔する
ように付勢され、これにより前記係合爪253と係合部
261との係合が保持されるようなっている。
【0027】なお、前記ストッパ25は、不図示のコイ
ルバネ等の付勢手段により前記第4のピン262を支点
として反時計回り(図中、D方向)に回転する方向に付
勢され、これにより前記係合爪253と係合部261と
の係合が解除された場合にも、ストッパ25が自重で時
計回りに回動してビン16の後端部が自然に開放しない
ようになされている。
【0028】従って、ストッパ25は、平板部26側に
所定距離だけ移動させて前記係合爪253と係合部26
1との係合を解除した後、第4のピン262を支点とし
て回動することにより開閉が行われる。
【0029】上記構成により、ビン16が通常のソーテ
ィング位置にあるときは、該ビン16のストッパ25は
閉塞され、しかも、前記係合爪253が前記係合部26
1に係合しているので、例えば多数枚の転写紙の重みで
ストッパ25が回転してビン16の後端部が開放され、
転写紙が第2のハウジング14内に落下するようなこと
がない。
【0030】また、マニュアル操作で用紙の処理を行う
ために転写紙をビン16に挿入したとき、ストッパ25
が中途半端な回転を行い、処理をすべき転写紙の紙揃え
が乱されるようなこともなくなる。更には、操作者が誤
ってビン16の先端側から手を入れた場合にも、ビン1
6の後端部が開放することがないので、転写紙の紙揃え
状態を保持することができる。
【0031】なお、上記係合爪253及び係合部261
は、ストッパ25の閉塞時におけるロック機構であるか
ら、上述の構成に限られるものではない。
【0032】例えば前記突片261の下面適所に内側に
係合片を突設するとともに、該平板部26の側部適所に
切欠を形成し、前記係合片を平板部26の底面に係合さ
せてストッパ25をロックさせる一方、該ストッパ25
を平板部26に対して平行に移動させることにより前記
係合片の係合位置を前記切欠に移動させて、ロックを解
除させるようにしてもよい。
【0033】また、上記実施例は、ストッパ25を平板
部26から隔離する方向に移動させると、係合爪253
が係合部261に係合して該ストッパがロックされるよ
うになされ、用紙処理を行うためにビン16を用紙処理
装置28側に移動させる際、この移動に伴い前記ストッ
パを平板部26に接近させるように相対移動させてスト
ッパ25のロック状態を解除可能にするようにしていた
が、ストッパ25が平板部26に接近する方向に移動す
ると、係合爪253が係合部261に係合するようにし
てもよい。
【0034】また、ビン16が用紙処理位置に移動した
後、前記係合爪253の係合を解除するとともに、スト
ッパ25を回動させてビン16の後端を開放するように
してもよい。
【0035】図1に戻り、前記平板部26の先端部の両
側には、第1のピン20が突設され、後端側の両側適所
には第2のピン21と第3のピン22とが所定の間隔を
設けて突設されている(図2参照)。また、前記第2の
ピン21の先端部には、コロ21aが回動自在に設けら
れている。なお、好ましくはコロ21aにベアリングを
設けるとよい。そして、各ビン16は、第2のピン21
のコロ21aを前記円柱23の溝24に嵌入させてソー
タ15に段状に設けられている。
【0036】上記のように第2のピン21の先端部にコ
ロ21aを設け、該第2のピン21と溝24との摩擦力
を小さくするようにしているので、円柱23を回転させ
てビン16を昇降させる場合、特に上昇させたり、多数
の転写紙が載置されて負荷が大きいときにも第2のピン
21が溝24をスムーズに相対移動し、ビン16を容易
に昇降させることができる。
【0037】また、後述するようにビン16は、転写紙
の用紙処理を行う際に前記円柱23の溝24から離脱し
て前記用紙処理ユニット30側にスライド(後退)し得
るようになっている。この場合にも、前記第2のピン2
1は、先端部のコロ21aを介してスムーズに不図示の
ガイドレールを移動し、ビン16のスライドを容易に行
うことができるようになっている。
【0038】前記第1のピン20は、ソータ15の両側
板に傾斜させて設けられたガイド溝に係合されており、
ビン16を所定の角度で傾斜させるとともに、前記ビン
16のスライドを補助するものである。このビン16の
傾斜により排出された転写紙は、後端側に滑り落ちてス
トッパ15に当接して、転写紙の一方端が揃えられるよ
うになっている。
【0039】また、前記第3のピン22は、後述する作
用板58の規制部581(図7参照)を係合させてビン
16を円柱23から離脱させるための係合ピンである。
なお、ソータ15は、ビン16の昇降動作に連動して昇
降するようになされている。
【0040】次に、上記円柱23の構造について説明す
る。図4は、前記円柱23の構造を示す側面図である。
上記円柱23の溝24は、傾斜角度αの領域241と傾
斜角度β(>α)の領域242とがあり、該領域241
では、各ビン16は上述した所定間隔で1段ずつ昇降移
動されるようになっている。また、前記領域242は、
上記搬送路14dの先端に臨む位置(転写紙が排出され
る位置)に設けられ、ビン16の間隔が前記領域241
における間隔より広くしている分、ビン16への用紙の
排出を容易にしている。
【0041】また、ビン16の第2のピン21の後退開
始位置(特定位置)Bとなる溝24の下側エッジ面に
は、後退方向(図中、C方向)に向けて、例えばビン1
6の傾斜角度と等しい角度γで傾斜する切欠部243
(図5参照)が形成されている。すなわち、用紙処理を
行なう場合、第2のピン21は後退開始位置Bから後述
するガイドレール60に移動し、該ガイドレールに60
に沿って用紙処理位置まで後退されるようになってい
る。このとき、第2のピン21は、切欠部243の傾斜
に沿って後退し、溝24からスムーズに離脱される。
【0042】一方、上記切欠部243に対向する溝24
の上側エッジ面には切欠部244が形成され、前記用紙
処理位置から円柱23の前記後退開始位置Bへの復帰の
際の第2のピン21のガイドレール60から溝24への
移動がスムーズに行えるようになっている。
【0043】また、ビン16の第2のピン21の先端部
に設けられたコロ21aは、円柱23に平行して並列に
立直されたレール210a,210b間に嵌入され、回
転時に溝24から離脱しないように規制されている。ま
た、前記レール210a,210bは、後退開始位置B
の部分が切り欠かれており(図4では不図示)、図6に
示すようにビン16の後退側のレール210bの切欠部
分には、後述する作用板58の規制部581が移動可能
に配設されている。なお、規制部581の構造は後述す
る。
【0044】上記構成において、円柱23は、モータ2
30により転写紙の排出タイミングに同期して1回転さ
れ、これによりビン16が溝24のピッチで1段ずつ上
方又は下方に移動され、転写紙のソーティングが行われ
る。また、コピー及びソーティングが終了し、各転写紙
に対して所定の用紙処理が行われるときは、処理を施す
べき転写紙が載置されたビン16が、円柱23の特定位
置(後退開始位置)Bに昇降されるとともに、その傾斜
に沿って所定距離だけ後退(図1、右下方向)され、用
紙処理位置に移動されるようになっている。
【0045】図1に戻り、用紙処理ユニット30は、ビ
ン16にソートされた転写紙に所定の処理を施す用紙処
理装置28と該用紙処理装置28を載置する支持枠体2
9とを備え、該支持枠体29は、基台上に用紙の幅方向
(図面の奥行き方向)に往復移動可能に取り付けられて
いる。また、前記支持枠体29は、前記ビン16の傾斜
方向に往復移動可能な取付台44を有し、該取付台44
上に前記用紙処理装置28が着脱可能に取り付けられて
いる。そして、支持枠体29の図面の奥行き方向への往
復移動と取付台44の傾斜方向の往復移動とを組み合わ
せることによりビン16に載置された転写紙の一方側部
の任意の位置に所定の処理が施されるようになってい
る。
【0046】また、86は、ビン16のストッパ25が
開放される際に、ビン16に載置された転写紙を該ビン
16の平板部26に押圧固定し、転写紙の落下を防止す
るための紙押えである。
【0047】なお、用紙処理ユニット30及び紙押え8
6の詳細な構成及び動作については後述する。
【0048】図7は、ビン16の移動機構を示す図であ
る。同図において、51はビン16を前後方向へ移動さ
せるモータ、52はウォームホィール、53,54,5
5,56はギアで、これらのギア53,54,55,5
6にはチェーンホィール57が掛けられている。モータ
51の回転力はウォームホィール52を通してギア53
に伝達され、更にチェーンホィール57を介して各ギア
に伝達される。
【0049】58は、チェーンホィール57と接続部5
9で連結された作用板である。この作用板58の前端部
には、ビン16側に屈曲してなる規制部581が形成さ
れ、上述したようにビン16が円柱23の後退開始位置
Bに移動したとき、該規制部材581が第2のピン21
と第3のピン22間に介在するようになっている(図6
参照)。
【0050】この作用板58は、ソーティング処理のと
きは、前記後退開始位置Bに移動したビン16の第2の
ピン21を前記作用板58の規制部581に当接させて
溝24から脱離しないように規制する。また、転写紙に
所定の処理を施すときは、前記規制部581により前記
第2のピン21又は第3のピン22を押動することによ
りビン16を後退開始位置Bと用紙処理位置間で移動さ
せるようにしている。
【0051】60は、作用板58及び第2のピン21の
移動方向を案内するガイドレールである。なお、ガイド
レール60は、上記ビン16の傾斜角度に等しい傾斜角
度γで傾斜し、溝24からガイドレール60への第2の
ピン21の移動がスムーズに行えるようになっている。
61,62は、作用板58の有無を検出し、その移動範
囲を規制する、フォトインタラプタ等で構成された第1
のセンサ及び第2のセンサである。
【0052】71は、外周部適所に当接部71aが形成
された偏心カムである。偏心カム71は、前記ビン16
が用紙処理位置に後退したとき、ストッパ25の係合爪
253を平板部26の係合部261から解除するととも
に、ストッパ25を時計回りに回転させてビン16の後
端部を開放させるものである。
【0053】また、73は、前記偏心カム71の回転軸
72に回転自在に設けられた円柱状のステーであって、
ビン16が用紙処理位置に後退したときに、ビン16の
下面がステー73の外周面に接触するように構成されて
いる。ステー73は、ビン16に載置された転写紙が紙
押え86により押圧される際のビン16の撓みを防止
し、該紙押え86による転写紙の固定を補助するもので
ある。
【0054】また、74は、前記偏心カム71を回転駆
動するモータであり、75,76,77は、それぞれ該
モータ74の駆動力を前記偏心カム71の回転軸72に
伝達するウォームホィール、ギア及びチェーンホィール
である。また、78は、ギア76と一体回転するパルス
板で、79はパルス板78によりギア76の回転量を検
出する、フォトインタラプタ等で構成された第3のセン
サである。この第3のセンサ79によりストッパ25の
解除量が所定量に設定されている。
【0055】上記構成において、用紙処理装置28によ
り所定の処理を行なう場合、モータ51を回転駆動させ
ると、ウォームホィール52を通してギア53が回転さ
れ、ギア53,54,55,56に掛けられたチェーン
ホィール57が反時計回り(図中、E方向)に回転す
る。このチェーンホィール57の回転により、接続部5
9で連結された作用板58が、ガイドレール60に沿っ
て後退(図7中、右下方向)し始める。
【0056】このとき、作用板58の規制部581は、
ビン16の第3のピン22を押し、該ビン16の第2の
ピン21を円柱23の溝24から離脱させる。ビン16
は、円柱23から離脱した後は、作用板58の移動に伴
いガイドレール60に沿って移動する。
【0057】作用板58が所定距離だけ後退すると、第
2のセンサ62により作用板58が検出され、この検出
結果に基づきモータ51が停止される。これによりビン
16も所定距離だけ後退移動し、用紙処理位置(図8の
状態)に停止される。
【0058】一方、用紙処理装置28による所定の処理
が終了し、ビン16を元の状態に戻す場合は、モータ5
1を逆方向に回転駆動させてチェーンホィール57を逆
方向に回転させる。このチェーンホィール57の逆回転
により、作用板58はガイドレール60に沿って前進
(図8、左上方向)し始める。
【0059】この作用板58の前進移動に伴い、ビン1
6の第2のピン21が規制部材581に押され、ビン1
6は前進移動する。そして、作用板58が所定距離だけ
前進すると、第1のセンサ61により作用板58が検出
され、この検出結果に基づきモータ51が停止される。
これによりビン16も所定距離だけ前進移動し、後退開
始位置B(図7の状態)に停止される。
【0060】図9は、紙押え機構の一例を示す概略構成
図である。同図において、81は紙押え駆動用のモー
タ、82,83,84,85はギアで、モータ81の回
転力はギア82,83を通してギア84,85に伝達さ
れるようになっている。86は転写紙を押圧固定する紙
押えで、88はギア85と紙押え86とを連結するリン
ク棒である。リンク棒88の上端側はギア85の側面の
偏心位置に回動自在に取り付けられている。89は、リ
ンク棒88と紙押え86との接続点92の移動方向を案
内するガイドレール、87は、前記接続点と紙押え86
との間に付設されたバネで、ソートされた転写紙の枚数
に応じて好適な押圧力を与えるようにしているものであ
る。
【0061】90は、ギア84と一体回転するパルス板
で、91はパルス板90によりギア84の回転量を検出
する、フォトインタラプタ等で構成された第4のセンサ
である。
【0062】上記構成において、モータ81を所定の方
向に回転させると、ギア82,83,84を通してギア
85が時計回り(図中、G方向)に回転し、これにより
リンク棒88で連結された紙押え86が、ガイドレール
89に沿って下降する。一方、前記ギア84の回転に伴
いパルス板90も一体的に回転し、該パルス板90が所
定量だけ回転すると、第4のセンサ91により検出さ
れ、この検出結果に基づき前記モータ81の駆動が停止
される。この結果、前記紙押え86は、所定量だけ下降
される。
【0063】紙押え86は、不図示のビン16に載置さ
れた転写紙まで下降すると、該転写紙に当接して下降動
作が規制される一方、バネ87の力で下方に付勢され、
これにより転写紙をビン16側に押圧固定する。
【0064】一方、モータ81を更に回転させると、リ
ンク棒88で連結された紙押え86は、ガイドレール8
9に沿って上昇し、転写紙の押圧動作は解除される。前
記ギア85がちょうど一回転すると、この回転位置が前
記パルス板90及び第4のセンサ91により検出され、
この検出結果に基づき前記モータ81の駆動は停止され
る。
【0065】次に、押圧固定された転写紙に対して所定
の処理を行なえるようにストッパ25を解除する動作に
ついて、図10(a)〜(c)を用いて説明する。
【0066】図10(a)は、ビン16が後退移動して
いる途中の状態を示す図である。また、同図(b)は、
ビン16が用紙処理位置に後退した状態を示す図であ
り、同図(c)は、用紙処理位置においてビン16のス
トッパ25が開放されている途中の状態を示す図であ
る。
【0067】上述したようにビン16が後退開始位置B
にあるときは、ビン16のストッパ25は閉塞され、し
かも、係合爪253が平板部26の係合部261に係合
して平板部26にロックされている。
【0068】ビン16は、図10(a)に示すようにス
トッパ25が平板部26にロックされた状態で後退開始
位置Bから後退され、該用紙処理位置に移動してくる
と、同図(b)に示すようにビン16の第2のピン21
が偏心カム71の当接部71aに当接し、ストッパ25
が平板部26に対して相対的にG方向に前進移動して前
記係合爪253が平板部26の係合部261から解除さ
れる。
【0069】そして、ビン16が用紙処理位置に停止さ
れた後、所定のタイミングで前記紙押え86が下降さ
れ、上述したように該ビン16に載置された転写紙が押
圧固定される。このとき、転写紙及びビン16の平板部
26は下方に押圧されるが、紙押え86に対向するビン
16の下面側にはステー73が当接しているので、該ス
テー73により平板部26の撓みが防止され、転写紙は
撓みや位置ずれをすることなく押圧固定される。
【0070】紙押えが完了すると、上述したように偏心
カム71が所定のタイミングで時計回りに(図中、H方
向)に所定量だけ回転駆動される。この偏心カム71の
回転によりストッパ25の第5のピン254は、同図
(c)に示すように偏心カム71の外周面を摺動しつ
つ、該外周面の回転軸72から距離が長くなるのに応じ
て上方に移動され、これによりストッパ25は、ピン2
6bを支点として図中、時計回りに回転してビン16の
後端部が開放される。
【0071】一方、用紙処理が終了し、ビン16の後端
部を閉塞するときは、前記偏心カム71は逆方向に所定
量だけ回転駆動される。ストッパ25は、上述したよう
に不図示の付勢手段によりピン262を支点として図
中、反時計回りに回転力が与えられているので、偏心カ
ム71の外周面を摺動しつつ、上述と逆方向に回転し、
偏心カム71の当接部71aに当接する位置で停止され
る(図(b)の状態)。
【0072】なお、上記実施例では、偏心カム71の回
転軸72に所定径のステー73を設け、該偏心カム71
の回転動作に拘らずビン16の底面をステー73に接触
させて紙押え86による転写紙の押圧固定におけるビン
16の撓みを防止するようにしていたが、偏心カム71
の回転動作に連動してステー73′をビン16の底面に
接触させ、ストッパ25の開放時にビン16の底面を補
強して撓みを防止するようにしてもよい。
【0073】図11は、上記ビン16の撓みを防止する
第2の実施例を示す側面図である。同図に示すビン16
の撓み防止機構は、同図(a)に示すように偏心カム7
1の所定の偏心位置に回転軸72に平行してステー7
3′を設け、該偏心カム71の回転に連動してステー7
3′を回転軸72の回りに回転させるようにしたもので
ある。
【0074】この機構により、同図(b)に示すように
該偏心カム71の回転によりストッパ25の回転に連動
してステー73′がビン16の底面側に回転移動され、
該ストッパ25が開放された状態のとき、該ステー7
3′がビン16の底面に当接し、紙押え86による転写
紙の押圧によるビン16の撓みが防止されるようになっ
ている。
【0075】なお、前記ステー73′の断面形状は、円
形に限られず、楕円等任意の形状でよく、適宜の大きさ
のものを用いることができる。特に、略C字状にしたも
のでは、ストッパ25の開放開始から開放終了の間、ス
テー73′の外周面をビン16底面に当接させることが
でき、上記棒状のステー73′よりも撓み防止効果をよ
り向上させることができる。
【0076】また、回転軸72に取付部材を設け、該取
付部材を介して前記ステー73′を該回転軸72と所定
の間隔を設けて平行に設けるようにしてもよい。
【0077】次に、用紙処理ユニット30側の構成につ
いて説明する。用紙処理装置28は支持枠体29に対し
て着脱可能になっている。その構成について図12、図
13を用いて、説明する。
【0078】図12は、用紙処理装置28を取外した状
態での支持枠体29の概略構成を示す外観図である。図
13は、主に支持枠体29の構造を示す側面から見た一
部断面図である。
【0079】支持枠体29は、摺動台42と取付台44
とから成っている。31は、用紙処理ユニット30の上
部に左右側にわたって水平配置されたベルトで、モータ
32(図13、参照)により往復動可能になされてい
る。そして、前記摺動台42は、上記ベルト31の回転
により支持枠体29を左右方向に往復移動させるように
なっている。なお、100,101は、摺動台42が、
静止側に相当する用紙処理ユニット30に対して滑らか
に移動するように設けられたコロである。
【0080】また、取付台44は、モータ43の回転に
より用紙処理装置28を傾斜に沿って前進、後退移動さ
せるようになっている。なお、102,103,10
4,105は、前記取付台44が、該取付台44の移動
時に静止側に相当する摺動台42に対して滑らかに移動
するように設けられたコロである。
【0081】ここで、取付台44の駆動機構については
説明すると、図13において、140,141,142
及び143はギアで、141と142とは同軸上に設け
られ、モータ43の発生トルクを大きくして伝達するも
のである。また、144は、ギア143と一体回転する
パルス板、145は円筒状の筒体、146は前記パルス
板144の上面の偏心位置と前記筒体145の下部にそ
れぞれ回動自在に取り付けられ、該パルス板144と筒
体145とを連結する連結棒である。また、147は摺
動台42側に取り付けられた円柱状のガイド棒で、前記
ビン16の後退移動をガイドするガイドレール60と同
一の傾斜を有している。
【0082】そして、前記筒体145はガイド棒147
に貫通されており(図12参照)、パルス板144の回
転により該ガイド棒147に沿って往復摺動するように
なっている。149は取付台44に設けられた切欠部
で、前記筒体145は該切欠部149のエッジに当接し
て取付台44の前後方向への移動を行なわせている。
【0083】148はパルス板144の回転量を検出す
る、フォトインタラプタ等で構成された第5のセンサで
ある。
【0084】上記構成において、モータ43が回転し
て、ギア140,141,142及び143を通してパ
ルス板144が回転を開始すると、連結棒146を介し
て筒体145が前進移動され、これと一体的に、取付台
44が傾斜に沿って用紙側へ向けて前進移動される。
【0085】そして、パルス板144の回転量を第5の
センサ148で検出し、所定の位置でモータ43を停止
する。これにより、用紙がパンチ40の台151及び補
助台152、またはステイプラ41の台154にセット
される。
【0086】取付台44を初期位置に戻すときは、モー
タ43をさらに同方向に回転させ、第5のセンサ148
により取付台44が初期位置に戻ったことを検出する
と、モータ43を停止することにより行なわれる。
【0087】図12に戻り、106は2点をネジ止めさ
れたT字金具で、パンチ40の下部に設けられたスリッ
ト107に通してパンチ40の固定を補助するものであ
る。108は、パンチ40側に設けられたコネクタ10
9(図14、参照)と接続されるコネクタで、パンチ4
0に動作制御のための信号線等を接続するものである。
このコネクタ108には、固定を補助するためのピン
(図示せず)が差し込まれる2個の穴110が設けられ
ている。
【0088】パンチ40は、前記T字金具106をスリ
ット107に通すとものに、コネクタ108とコネクタ
109とを接続し、孔111,112を通して一箇所で
ネジ止めすることにより取付台42に取り付けられる。
なお、孔112は、用紙との接離方向で調整することが
できるようになされている。
【0089】一方、113は2点をネジ止めされたU字
金具で、その弾性力によりステイプラ41を両側から挾
み込んで、ステイプラ41の固定を補助するものであ
る。また、114は、ステイプラ41側に設けられたコ
ネクタ115(図15、参照)と接続されるコネクタ
で、ステイプラ41の動作制御のための信号線等を接続
するものである。このコネクタ114には、固定を補助
するためのピン(図示せず)を差し込むために2個の穴
116が設けられている。
【0090】ステイプラ41は、U字金具113の弾性
力により両側から挾み込むとともにコネクタ114とコ
ネクタ115とを接続し、孔117,118を通して一
箇所ネジ止めすることにより取付台42に取り付けられ
る。
【0091】次に、用紙処理装置28の一例としてパン
チ40とステイプラ41の構造についてに簡単に説明す
る。
【0092】図14は、パンチ40の概略構成を示す外
観図、図15は、ステイプラ41の概略構成を示す外観
図である。なお、図14と図15において、それぞれ駆
動機構等は省略している。
【0093】図14において、150は用紙に孔を開け
る穿孔刃で、151は穿孔するときに用紙がセットされ
る台である。台151の両側には、用紙の垂れ下がりを
防止する補助台152が配設されている。台151、補
助台152の各先端部には、用紙のセットを滑らかにす
る傾斜部151a,152aがそれぞれ設けられてい
る。すなわち、傾斜部151a,152aは、処理され
る用紙の先端部がストッパ25の解除により垂れ下がる
場合に、これを掬い上げてセット位置に好適にセットさ
せるためのものである。
【0094】また、図15において、153はステイプ
ル針で用紙を綴じるステイプル綴じ部で、154はステ
イプルするときに用紙がセットされる台である。
【0095】ステイプル処理において、ストッパ25の
切欠部251aの位置にステイプルするときは、ストッ
パ25は解除されないので、前記補助台152は特に必
要なく、また、ストッパ25が解除される位置にステイ
プルするときは、パンチ40の台151及び補助台15
2がステイプラ41の補助台の役割を果たし、しかも、
垂れ下がり用紙の掬い上げも行なうので、ステイプラ4
1には、前記補助台152や傾斜部151a,152a
は特に設けられていない。
【0096】なお、上記補助台152や傾斜部151
a,152aは、パンチ40、ステイプラ41の少なく
とも一方に設けてあれば足りる。
【0097】次に、用紙処理ユニット30は、第2のハ
ウジング14に対して着脱可能になっているが、その構
成について図16及び図17を用いて説明する。図16
は、用紙処理装置28が取り外された支持枠体29が用
紙処理ユニット30に載置されている状態を示す、図1
の矢印A方向から見た概略構成図である。また、図17
は、用紙処理ユニット30を取り外した第2のハウジン
グ14内部の概略構成を示す外観図である。
【0098】130はコロで、第2のハウジング14の
対応する箇所には矩形の切り溝131が設けられてい
る。132,133,134,135及び136はギア
で、前記ベルト31は、ギア134,135及び136
に掛けられている。
【0099】137は、摺動台42の初期位置を検出す
る、フォトインタラプタ等で構成された第6のセンサで
ある。なお、初期位置は、第2のハウジング14の手前
側に設定されており、摺動台42が初期位置に位置して
いるときには、転写紙のストッパ25の切欠部251に
臨んだ位置にステイプルすることができるようになって
いる。
【0100】上記構成において、モータ32が回転し
て、ギア132,133を通してギア134が回転を開
始すると、ベルト31が回転し、摺動台42が左右方
向、すなわち押圧固定されている用紙の幅方向と並行な
方向に移動する。なお、摺動台42の移動距離の制御
は、前記初期位置等を基準にして、モータ32の動作時
間またはモータ駆動パルス数に基づいて行なわれる。
【0101】摺動台42を初期位置に戻すときは、モー
タ32を逆向きに回転させ、第6のセンサ137が摺動
台42を検出すると、モータ32を停止することにより
行なわれる。
【0102】用紙処理ユニット30は、その手前側がビ
ン16の幅より、例えばパンチ40の寸法長程度長く構
成され、第2のハウジング14のパネルを開くだけで外
側の用紙処理装置28、すなわち、パンチ40に対して
保守点検作業等を行なうことができるようになってい
る。
【0103】また、用紙処理ユニット30を手前側に引
出すと、コロ130が矩形の切り溝131の手前側のエ
ッジ131aに当接して、一旦停止する。この一旦停止
位置は、支持枠体29が略第2のハウジング14より手
前に引出された状態になるように、コロ130と切り溝
131が設定されている。従って、この状態で内側の用
紙処理装置28、すなわちステイプラ41に対して保守
点検作業等を行なうことができる。
【0104】用紙処理ユニット30をさらに引出すとき
には、わずかに下方に押し下げて、コロ130とエッジ
131aとの係合を解除することにより可能となり、し
かもコロ130により容易に引出すことができる。
【0105】次に、実際に用紙処理を行なうときの動作
手順について、図18〜図21を用いて説明する。図1
8は、用紙処理を行なうときの動作手順を示すフローチ
ャートである。選択キー13にて用紙処理を行なう位
置、種類を選択すると、用紙処理の動作がスタートす
る。
【0106】まず、用紙処理を行なう位置について判別
する(ステップS1)。用紙処理装置28の初期位置側
の一隅のみに処理を行なうときは(ステップS1でYE
S)、該処理(以下、特定モードという)を行なうべく
ステップS2に進み、用紙処理を行なう位置が用紙処理
装置28の初期位置側の一隅のみでないときや他の1ま
たは2以上の位置に処理を行なうときは(ステップS1
でNO)、該処理(以下、通常モードという)を行なう
べく、ステップS3に進む。
【0107】最初に、特定モードの処理手順について説
明する。図19は、特定モード、すなわち用紙の一隅に
1ヵ所だけステイプル処理を施すときの動作手順を示す
フローチャートである。
【0108】まず、作用板58が駆動されて、ステイプ
ル処理が施される用紙が載置されているビン16をステ
イプラ41に向けて、所定の位置(用紙処理位置)まで
後退させる(ステップS11)。後退移動が終了する
と、紙押え86により用紙を押圧固定する(ステップS
12)。
【0109】次に、取付台44を初期位置で、そのまま
前進させることにより、ステイプラ41の台154に用
紙をセットする(ステップS13)。この一隅はストッ
パ25に切欠き部251aが形成されているので、該ス
トッパ25を解除する動作は不要となる。そして、ステ
イプラ41を作動させてステイプル動作により用紙を綴
じる(ステップS14)。
【0110】ステイプル動作が終了すると、取付台44
を後退させることにより、ステイプラ41を用紙から退
避させ、元の位置に戻す(ステップS15)。次いで紙
押え86を解除し(ステップS16)、さらにステイプ
ル処理の終了したビン16を前進させて元の位置(後退
開始位置)に戻す(ステップS17)。
【0111】次に、ステイプル処理が、用紙を載置して
いるビン16の全段に対して行なわれたかどうかを判別
し、終了していなければ(ステップS18でNO)、円
柱23を駆動してビン16を1段だけ移動させる(ステ
ップS19)。このとき、ステイプル処理がビン16の
下段側から開始されておれば、1段ずつ上昇させ、逆の
場合は1段ずつ下降する。そして、新たに移動されたビ
ン16に対してステップS11〜S18の処理を繰り返
す。一方、ステイプル処理が所要のビン全段に対して終
了すれば(ステップS18でYES)、本処理を終了す
る。
【0112】次に、通常モードの処理手順について説明
する。図20は、通常モード、例えば用紙の幅方向に対
称な2ヵ所にパンチするときの動作手順を示すフローチ
ャートである。図21は、パンチ40の移動と後退位置
にある用紙のパンチ位置を示す図である。
【0113】まず、パンチ40を初期位置(ア)から用
紙の幅方向に往動させて、第1のパンチ位置(ウ)に対
面する位置(イ)に停止させる(ステップS21)。次
に、パンチ処理が施される用紙が載置されているビン1
6を所定の位置(用紙処理位置)まで後退させる(ステ
ップS22)。続いて紙押え86により用紙を押圧固定
する(ステップS23)。用紙の押圧固定が終了する
と、ビン16のストッパ25を解除する(ステップS2
4)。なお、既にステップS23で用紙が固定されてい
るので、ストッパ25を解除しても、用紙がずり落ちる
ことはない。
【0114】次に、取付台44を前進させることによ
り、パンチ40の台151及び補助台152に、用紙を
セットする(ステップS25)。そして、パンチ40を
作動させて、用紙に孔を開ける(ステップS26)。第
1のパンチ位置(ウ)への孔開けが終了すると、パンチ
40を往動方向に引き続いて移動させて、第2のパンチ
位置(エ)に停止させる(ステップS27)。そして、
パンチ40を作動させて、用紙に孔を開ける(ステップ
S28)。そして、孔開けが終了すると、取付台44を
後退させることにより、パンチ40を位置(オ)まで後
退させて用紙から退避する(ステップS29)。
【0115】次いで、ビン16のストッパ25を解除状
態からセット状態に戻し(ステップS30)、さらに、
紙押え86を解除する(ステップS31)。そして、パ
ンチ処理が施されたビン16を前進させて元の位置(後
退開始位置)に戻す(ステップS32)。
【0116】次に、パンチ処理が用紙を載置しているビ
ン16の全段に対して行なわれたかどうかを判別し、終
了していなければ(ステップS33でNO)、ビン16
を1段だけ移動させる(ステップS35)。このとき、
パンチ処理がビン16の下段側から開始されておれば、
1段ずつ上昇させ、逆の場合は1段ずつ下降する。
【0117】さらに、パンチ40を位置(オ)から用紙
の幅方向に復動させて、第1のパンチ位置(ウ)に対面
する位置(イ)に停止させる(ステップS36)。そし
て、新たに移動されたビン16に対してステップS22
〜S33の処理を繰り返す。
【0118】一方、パンチ処理が所要のビン全段に対し
て終了すれば(ステップS33でYES)、ステップS
34へ進み、パンチ40を初期位置(ア)に戻して、本
処理を終了する。
【0119】なお、パンチ40の移動のさせ方は上記の
方法に限定されるものではない。例えば、ステップS3
6で位置(オ)から位置(イ)へ戻らずに、位置(オ)
で停止しておく。そして、次の用紙に対しては、第2の
位置(エ)から先に孔を開ける。次いで、第1の位置
(ウ)に孔を開け、位置(イ)へ退避する。このよう
に、第1の位置(ウ)と第2の位置(エ)とに孔を開け
る順序を用紙が入れ替わる毎に交互に変えることもでき
る。
【0120】また、ここではパンチ処理について説明し
たが、ステイプル処理でも同様に制御することにより行
なうことができる。この場合、ステイプラ41はパンチ
40に隣接して載置されているので、初期位置が異なる
ため、その距離分だけ取付台42の往復移動方向に対す
る位置制御が必要となる。
【0121】さらに、ここでは、処理位置が2ヵ所の場
合の制御について説明したが、それ以上の処理位置を有
する場合も同様に制御することができるとともに、任意
の所望する設定位置に対して処理を施すことができる。
また、初期位置を画像形成装置1の後面(奥行)側とす
ることも可能であり、この場合、第2のハウジング14
の後面に保守点検用等のための開閉パネルが設けられて
いる。
【0122】なお、本実施例では、用紙処理装置28の
例としてパンチ40とステイプラ41について説明した
が、これらに限らず、印字装置その他用紙に対して処理
を施す装置であれば、何でも良い。
【0123】上記実施例においては、用紙に対して用紙
処理装置28を処理位置に位置付け制御するときに、モ
ータ43の回転量を制御することにより行なっていた
が、これに限らず、用紙処理装置28の処理部付近に用
紙有りを検出してオンする用紙有無検出スイッチを設け
て、このスイッチのオン、オフによりモータ43をオ
ン、オフして位置付け制御するように構成してもよい。
【0124】このように、用紙有無検出スイッチを設け
ることにより、例えば、ソート処理後で用紙処理動作前
に、ビン16から用紙を抜き取ってしまった場合にはこ
のスイッチはオフしたままとなるので、用紙処理装置2
8の空動作が防止できる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビンの両側部にコロを設け、このコロを円柱に形成され
たスパイラル状の溝上を相対的に回転移動させるととも
に、所定の高さ位置の溝に臨ましめて配設したガイドレ
ール上を回転移動させるようにしたので、摩擦音を発生
させることなくスムーズにビンの昇降及び用紙処理装置
側への後退移動を行なうことができる。
【0126】また、ビンを昇降駆動するモータへの負荷
が軽減され、これにより駆動用のモータの小型化可能に
なる。更に前記コロと円柱に形成された溝及びガイドレ
ールとの摩擦が低減され、溝及びガイドレールの摩耗に
よる劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2のハウジングの内部構成を示す側面図であ
る。
【図2】ビンの構造を示す要部平面図である。
【図3】ビンの接続部の構造を示す要部斜視図である。
【図4】円柱の構造を示す側面図である。
【図5】図4のII−II断面図である。
【図6】円柱の構造を示す側面図である。
【図7】ビンの移動機構を示す側面図である。
【図8】ビンが用紙処理位置に移動した状態を示す側面
図である。
【図9】用紙押え機構を示す図である。
【図10】ビンの後退に伴うストッパの開放動作を説明
するための図である。(a)は、ビンが後退途中の状態
を示す要部側面図、(b)は、ビンが用紙処理位置に後
退した状態を示す要部側面図、(c)は、ビンのストッ
パが開放されている途中の状態を示す要部側面図であ
る。
【図11】転写紙の撓み防止用のステーの第2の実施例
を示す側面図である。(a)は、ビンが用紙処理位置に
後退した状態を示す要部側面図、(b)は、ビンのスト
ッパが開放されている途中の状態を示す要部側面図であ
る。
【図12】用紙処理装置を取外した状態での支持枠体の
概略構成を示す外観図である。
【図13】主に支持枠体の構造を示す側面から見た一部
断面図である。
【図14】パンチの概略構成を示す外観図である。
【図15】ステイプラの概略構成を示す外観図である。
【図16】支持枠体が用紙処理ユニットに載置されてい
る状態を示す概略構成図である。
【図17】第2のハウジング内部の概略構成を示す外観
図である。
【図18】用紙処理を行なうときの動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】特定モードの動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】通常モードの動作を示すフローチャートであ
る。
【図21】パンチの移動を示す図である。
【図22】画像形成装置の全体を示す外観図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 第1のハウジング 3 自動原稿搬送手段 4 原稿載置部 5 原稿搬入部 6 原稿搬送部 7 原稿搬出部 9,10,11 キャビネット 12 操作パネル 13 選択キー 14 第2のハウジング 14a 開閉パネル 14b 搬入口 14c,14d 搬送路 15 ソータ 16 ビン 17 用紙排出部 20,21,22,254,262 ピン 21a コロ 23 円柱 24 溝 25 ストッパ 26 平板部 27,59 接続部 28 用紙処理装置 29 支持枠体 30 用紙処理ユニット 31 ベルト 32,43,51,74,81,230 モータ 40 パンチ 41 ステイプラ 42 摺動台 44 取付台 52,75 ウォームホィール 53,54,55,56,76,82,83,84,8
5 ギア 57,77 チェーンホィール 58 作用板 60,89 ガイドレール 61,62,79,91 センサ 71 偏心カム 71a 当接部 73,73′ ステー 78,90,144,235 パルス板 86 紙押え 87,271 バネ 88 リンク棒 244 切欠部 210a,210b レール 231,234 タイミングベルト 232,233 傘歯車 236 検知センサ 261 係合部 251 水平板部 252 突片 253 係合爪 581 規制部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面にスパイラル状の溝が形成され、軸
    中心に回転可能に立設された円柱と、上記円柱の所定の
    高さ位置の溝に臨ましめて配設されたガイドレールと、
    上記ガイドレールの先端に臨ましめて配設され、用紙に
    所定の用紙処理を施す用紙処理装置と、上記用紙処理装
    置側に傾斜され、昇降可能かつ上記所定の高さ位置で用
    紙処理側に後退移動可能に多段配置された複数のビンと
    を備えたソータであって、上記ビンの両側部に回転可能
    にコロが設けられ、このコロを上記円柱の回転により上
    記溝上に相対移動させて上記ビンの昇降が行なわれると
    ともに、上記コロを上記ガイドレール上に回転移動させ
    て上記ビンの後退移動が行なわれることを特徴とするソ
    ータ。
JP3311055A 1991-07-16 1991-11-26 ソータ Expired - Fee Related JP2648646B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3311055A JP2648646B2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 ソータ
US07/912,460 US5305994A (en) 1991-07-16 1992-07-13 Sorter with rotary spirals and guide rails
EP92112184A EP0523707B1 (en) 1991-07-16 1992-07-16 A sorter
DE69217135T DE69217135T2 (de) 1991-07-16 1992-07-16 Sortierer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3311055A JP2648646B2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 ソータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05139071A JPH05139071A (ja) 1993-06-08
JP2648646B2 true JP2648646B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=18012571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3311055A Expired - Fee Related JP2648646B2 (ja) 1991-07-16 1991-11-26 ソータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2648646B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2603281B2 (ja) * 1988-02-03 1997-04-23 キヤノン株式会社 シート分類装置の制御方法
JP2785226B2 (ja) * 1988-08-19 1998-08-13 キヤノン株式会社 シート綴じ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05139071A (ja) 1993-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0523707B1 (en) A sorter
JP3711234B2 (ja) シ−ト後処理装置及びシ−ト後処理装置を備えた画像形成システム
JP3679702B2 (ja) シ−ト後処理装置及びシ−ト後処理装置を備えた画像形成装置
JP2648646B2 (ja) ソータ
JP2608356B2 (ja) 用紙処理機能付ソータ
JP3111098B2 (ja) 用紙処理機能付ソータ
US5657977A (en) Sheet post-processing apparatus
JP2834343B2 (ja) ソータの用紙処理装置
JPH05138599A (ja) パンチの構造
JP2562528B2 (ja) ソータ
JP2781677B2 (ja) ソータの用紙処理装置
JPH07232852A (ja) ソーター
US5279494A (en) Sheet finisher with standard type stapler
JP2608353B2 (ja) ソータの用紙処理装置
JP2781676B2 (ja) ソータの用紙処理装置
JP3005326B2 (ja) ソータの用紙処理装置の制御方法
JP2771351B2 (ja) ソータの用紙処理装置
EP0589493B1 (en) A sheet finisher
JP2608354B2 (ja) 用紙処理装置
JP2771370B2 (ja) ソータの用紙処理装置
JPH1045316A (ja) ソータ
JP2615302B2 (ja) 用紙処理機能付きソータ
JP2633123B2 (ja) ソータのビン昇降制御装置
JP2633132B2 (ja) 用紙処理機能付きソータ
JPH0516563A (ja) ソータの用紙処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees