JPH0513894Y2 - - Google Patents

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JPH0513894Y2
JPH0513894Y2 JP1988052852U JP5285288U JPH0513894Y2 JP H0513894 Y2 JPH0513894 Y2 JP H0513894Y2 JP 1988052852 U JP1988052852 U JP 1988052852U JP 5285288 U JP5285288 U JP 5285288U JP H0513894 Y2 JPH0513894 Y2 JP H0513894Y2
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door
rail
groove
sliding
rail body
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スライド式ドアの下部側レール機構
に関するものである。
[従来の技術] スライド式ドアは回動式のドアと異なり、ドア
自身が直接これを取り付ける壁等に固定されるこ
とがないので、一般にレールや溝若しくはこれら
に代わるものの上又は下を滑動させている。
通常は、ドアは下側レール(又は溝)の上を滑
動し、その上側端部は、溝に一部嵌り込んで自身
の転倒を防いでいる。
しかし、こうしたドアの中には上側に何ら転倒
を防止するための手段を付与し得ないものが存在
する。
例えば、自動車専用道路や高速自動車道の料金
所の中に、係員通用のための出入り口と、料金受
け渡し窓口を兼用させたタイプのものがある。こ
れは、係員出入り口全てを閉ざすためのドアと、
閉じて上側が窓になるように下側だけを閉じるド
ア(ダツチ式ドアとも呼ばれている)から成る2
重ドアである。このとき下側だけを閉じるドアは
閉じた状態では上側が非常に不安定になり易い。
従つて、完全に閉じた状態で上側のフツクがブー
ス側にロツクされるようにし、且つ下側レールに
も工夫を施して容易には転倒しないようになされ
ている。
第3図は、そうした工夫が施されたレール付近
の従来例を示すものである。
直角な2面から成るレール30のそれぞれの面
に設けられた溝31を滑動面とする2個1組のベ
アリング32がドアの下端面に取設されて、ドア
の滑動を容易にすると共にその転倒を防止せんと
している。更に、ベアリング32をドア下端面に
設けているためドアと床面の間に隙間ができるの
で、これをゴムプレート33で覆い、排気ガスの
室内流入を遮断せんとしている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、完全に閉じた状態でドアの上側のフツ
クがブース側にロツクされるようになつていると
はいえ、ドアを完全に閉じた後に係員が該フツク
をロツクするという構造の場合には、失念によつ
てロツクされないこともあり得るし、自動的にロ
ツクされない構造の場合であつても、それはドア
が完全に閉じられた時に限るため不完全な閉じか
たによつてやはりロツクされない危険性がある。
従つて、いきおいドア下端側の機構にそうした
性質が求められることになるが、図示した従来例
のものの場合でも、ベアリング32の回転軸が水
平面から45°ずれているためドアの荷重を受けて、
両ベアリング32を離反させる力が生じることと
なる。これはベアリング32自身の劣化を早める
原因となるばかりでなく、一旦両ベアリング32
が離反してしまうと、ベアリング32は溝31か
ら容易に外れることとなり、転倒を抑止すること
ができなくなる。
更に、ゴムプレート33によつて遮蔽性を高め
るという方法は、対症療法的な方法であつて、ゴ
ムの弾性や対摩耗性には限界があつて、実際には
硬くなつてしまつて空隙ができてしまつたもの、
擦り切れてしまつたもの、等が見られる。又美的
な観点からしてもゴムプレートでドア下端を覆う
という方法は好適とは言えないものであつた。
[課題を解決するための手段〕 そこで本考案者は、上記諸点に鑑み鋭意研究の
結果遂に本考案のレール機構を考案したものであ
りその特徴とするところは、長手方向に沿つて刻
された溝を有するレール体と、スライド式ドア下
端に取り付けられる、該溝に一部入り込み且つド
ア下端全長程度の長さを有するカバー部、該カバ
ー部に軸が水平方向に固定され該レール体上の滑
動するベアリング部とにより構成されている点に
ある。
ここで「レール体」とは、スライド式ドアの溝
動部分を構成するものであつて、出入り口等の開
口部の下部に固定されるものである。通常は、鉄
やアルミニウム等の金属が使用されるが本考案は
それに限定されるものではなく、プラスチツク等
も使用可能である。また、レール体はその長手方
向に沿つて溝が設けられている。この溝は、ドア
の下端側にあるカバー部の一部が入り込んで抜け
止めの働きをする。
「スライド式ドア」は、レール上を滑動して開
閉を行なうタイプのドアのことであるが、ここで
は更に出入り口のドアに限らず、窓に相当するも
のを開閉するものをも総称(この総称したもの
は、通常ウイングと呼ばれる)して、「スライド
式ドア」と言うものとする。しかし、前述したよ
うな料金所のダツチ式ドアの如きもの、即ちドア
の転倒を防止する手段をその上端側には有し得な
いものの場合に効果が大きいし、加えてドアの閉
止時に下端側の密閉性が求められる場合には、非
常に好適なものとなる。
「カバー部」は、スライド式ドア下端に取設さ
れるものであつて、壁や床等の固定部側の構造に
もよるが、その長さは該ドア下端の全長程度、即
ちドア閉止時に該ドア下端側が密閉されるだけの
長さを有している。且つカバー部は、既述したレ
ール体の溝に一部入り込むよう構成され、自身が
レール体からは容易に外れず、従つて転倒はしな
いようになつている。またカバー部内にはベアリ
ング部があり、この軸がカバー部に固定されてい
る。なおこの軸は「水平方向」に固定されるが、
これはレール体が水平面にあることを前提に使用
しているものであつて、要するにドアの滑動方向
及びドア自身の重心方向それぞれに垂直な方向と
いう意味である。
ベアリング部の基数は、ドアの長さによるもの
であるが、前述した料金所のダツチ式ドア程度の
ものであれば、1枚のドアについて両端に1基ず
つ合計2基あれば充分である。
[実施例] 以下図面に示す実施例に基づいて本考案を更に
詳細に説明する。
第1図a,bは、本考案に係るレール機構1の
実施例の一つとして、料金所のダツチ式ドア2に
取り付けた例を示すものであり、同図aはドア2
をほとんど閉止し終えた状態(従つて、ドア2が
その上部に関してはその片側だけから支持される
こととなり、不安定な状態となつていること)を
示すもの、同図bはレール機構1部分の概略図で
ある。ドア2はその上部に上部滑車を有してお
り、これを内包する上部ガイドレール21がブー
スの外壁7に固定されている。また、ドア2の上
部他端側には、該ドア2を完全に閉止した状態で
ブース側に設けられた機構と共働してドア2をロ
ツクするロツク機構22が取り付けられている。
更にドア2の下端にはカバー部3が取設されてお
り、このカバー部3に取り付けられたベアリング
部4がレール体5に載置されている。また、カバ
ー部3の鍔部8は、レール体5の側面に刻された
溝6に入り込んでいる。但し、カバー部3は常時
は溝6に接している必要はなく、ドア2に無理な
力がかかり転倒を開始し始めた場合や、ドアを引
つ張り上げようとした場合に抜け止めするための
ものとして存在している。レール体5の上面に刻
されたレール溝9は、ベアリングの前後方向の動
きを規制し、カバー部3のレール体5への接触を
回避するためのものである。
ベアリング部4の軸は、カバー部3の両側面か
ら固定されており、且つ軸の方向は水平であるの
で、ドア滑動によつて、ベアリングに加えられる
荷重に無理がなく、従つて、故障が少ない。
カバー部3の長さは、ドア2の長さに殆ど等し
く、よつてドア閉止時にはドアと床面の間に自動
車排気ガスが流入してくるといつた心配がないの
で第3図に示したゴムプレート33の如き特別な
部材が必要ない。
なお、図では溝6をレール体5の前面側に設け
たが、後面側、若しくは両面に設けるようにして
も良い。(図示せず) 第2図は、本考案の他の実施例を示すものであ
り、溝6がレール体5の上面にあつてその内部で
断面L字形となつた例を示している。この場合に
も第1図のものと同様の効果を示す。但し、第1
図に示したものと比較して、製作がしにくく、設
置作業が面倒である等の欠点はある。
なおここまで、料金所に使用する場合を例に採
つて説明してきたが、これ以外にも、ドアの転倒
が危険を伴う状況下にある場合、又はベアリング
等の滑動部分が劣化し易い場合、或いは密閉性が
要求される場合、等々であれば好適に利用し得る
ものである。例えば倉庫の大型ドア、門扉等がそ
れに該当する。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、本考案に係るレー
ル機構は、長手方向に沿つて刻された溝を有する
レール体と、スライド式ドア下端に取り付けられ
る、該溝に一部入り込み且つ下端全長程度の長さ
を有するカバー部、該カバー部に軸が固定され該
レール体上を滑動するベアリング部とにより構成
されていることを特徴とするものであり、以下述
べる如き種々の利点を有する実用上非常に有用な
考案である。
レールからドアが外れにくいので、例え種々
のロツク機構が作用していない場合であつても
安全性が大きい。
ベアリングの軸が水平方向に取り付けられて
いるので、ベアリングの寿命が短くなつたり、
ドア荷重によつてドア自身が外れ易くなつたり
することがない。
カバー部がドア下部を覆うものであるので、
ドア閉止時密閉性がある。従つて、密閉性を付
与するためのゴムプレートその他の部材が不要
である。
ベアリングその他の部材が外観上見えないの
で、見た目がすつきりしていて美麗である。
従来、直角に2基ずつベアリングを配してい
た場合に比して、ベアリングの必要個数が半分
で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案に係るレール機構の実施
例の一つを示すものであり、同図aはその使用状
態を示す概略斜視図、同図bは一部を断面した概
略斜視図、第2図は他の実施例を示す概略断面
図、そして第3図は従来のレール機構の一例を示
す概略断面図である。 1……レール機構、2……ドア、3……カバー
部、4……ベアリング部、5……レール体、6…
…溝、7……ブースの外壁、8……鍔部、9……
レール溝、21……上部ガイドレール、22……
ロツク機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に沿つて水平方向に刻された溝を少な
    くとも一方の側面に有するレール体と、スライド
    式ドア下端に取り付けられる、該溝に一部入り込
    む水平折曲部分である鍔部を有し且つドア下端全
    長程度の長さを有するカバー部、該カバー部に軸
    が水平方向に固定され該レール体上を滑動するベ
    アリング部とにより構成されていることを特徴と
    するレール機構。
JP1988052852U 1988-04-20 1988-04-20 Expired - Lifetime JPH0513894Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988052852U JPH0513894Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988052852U JPH0513894Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01157867U JPH01157867U (ja) 1989-10-31
JPH0513894Y2 true JPH0513894Y2 (ja) 1993-04-13

Family

ID=31278848

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JP1988052852U Expired - Lifetime JPH0513894Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0167277U (ja) * 1987-10-23 1989-04-28

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JPH01157867U (ja) 1989-10-31

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