JPH05138713A - デツケル付自動tダイの口金隙間調整方法 - Google Patents

デツケル付自動tダイの口金隙間調整方法

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JPH05138713A
JPH05138713A JP3303258A JP30325891A JPH05138713A JP H05138713 A JPH05138713 A JP H05138713A JP 3303258 A JP3303258 A JP 3303258A JP 30325891 A JP30325891 A JP 30325891A JP H05138713 A JPH05138713 A JP H05138713A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口金隙間調整を自動的にしかもシート幅およ
び厚さ精度を損なうことなく達成する。 【構成】 第1工程において、有効幅部18における目
標隙間変化量ΔCn(n=m+1,m+2,…n)を目
標シート厚さと実際シート厚さとの偏差値から定めると
共に、デッケル部16における目標隙間変化量ΔCm
(m=1,2,…m)を有効幅部の最外値の前記変化量
ΔCm+1から0に漸減するよう設定する。次いで、第
2工程において、前記変化量からダイボルト荷重の口金
隙間変化に対する相互比例定数を介して各ダイボルトの
荷重変化量ΔPn,ΔPmを求め、最後に前記荷重変化
量からダイボルトばね定数を介してダイボルト操作量を
決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックシート等
を成形する自動Tダイの口金押出し有効部の少くとも一
側端部に幅調整用の閉塞部を備えたデッケル(幅調整機
構)付自動Tダイのダイボルト操作量を設定するように
した口金隙間調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、多品種少量生産の傾向化から図1
に示すように、口金10の押出し隙間12の側端部をデ
ッケル14で閉塞してデッケル部16を形成し、口金押
出し有効幅部18を可変としたデッケル付自動Tダイが
利用されるに至っている。なお、口金10にはその可動
口金22に複数のダイボルト24が設けられていて、こ
のダイボルトを押し引き操作して可動口金22のネック
部22a(図2参照)の撓みを調節することにより、口
金隙間12を調整できるように構成されている。また、
参照符号20は固定口金、26は口金マニホルド、28
は隔壁をそれぞれ示す。
【0003】ところで、この種の自動Tダイにおいて
は、通常の(デッケルを備えない)自動Tダイにおいて
も同様であるが、成形シートの設定厚さ並びに幅方向の
厚さ精度を達成するために、口金隙間を所定値に調整す
ることが不可欠である。しかるに、この調整はダイボル
トが相互干渉するため、すなわち特定のダイボルトを操
作するとその作用は操作されたダイボルトに対応する位
置のみならず、操作されない別のダイボルトに対応する
位置にまで波及するため、極めて困難かつ微妙であり、
従来は人手による経験と勘に依存していた。しかしなが
ら、この人手作業は、作業に多大の時間を要しかつ危険
を伴なうと共に、さらに充分な調整精度を達成すること
ができなかった。
【0004】そこで、本出願人は先に前記調整を自動的
に行うことができる技術を開発し、特許第132362
7号として特許を得、その実用化に成功した。以下、こ
の特許発明を簡単に説明すると、図5において口金押出
し部(この場合有効部18)のダイボルト24n(n=
m+1,m+2,…n)〔図1参照〕の操作に際し、先
ず各ダイボルトに対応して予め設定した目標シート厚さ
パターンと成形中の実際のシート厚さとの偏差値から各
ダイボルトに対応する口金隙間の変化させるべき目標隙
間変化量ΔCiを定める(第1工程)。次いで、この目
標隙間変化量ΔCiと予め理論的もしくは実験的に設定
したダイボルト荷重の口金隙間変化に対する相互比例定
数fijからダイボルトの変化させるべき荷重変化量Δ
Pjを求める。すなわち、次式(4)
【0005】
【数2】
【0006】を演算する。さらに、この荷重変化量ΔP
jとダイボルトばね定数kおよび前記目標隙間変化量Δ
Ciとからボルト操作量ΔWiを求める。すなわち、次
式(5 ) ΔWi=ΔCi+(ΔPi/k) (5) を演算する(第2工程)。最後に、このボルト操作量Δ
Wiに従って熱膨脹やサーボモータ等により各ダイボル
ト24nを操作する。換言すれば、各ダイボルト24n
を可動口金22の目標変化量ΔCiと荷重変化によるボ
ルト自身の弾性変化量Pj/kの和を介して操作する。
このようにして、前記特許発明によれば、口金隙間調整
を自動的かつ精度良く達成することができる。
【0007】そこで、デッケル付自動Tダイの口金隙間
調整方法に関しても、前記特許発明を適用することが提
案される。すなわち、図5および図6は、前記特許発明
を図1に示すデッケル付自動Tダイに適用した場合のそ
れぞれ目標隙間変化量ΔCn、荷重変化量ΔPn、なら
びに溶融プラスチックの流線30を示したものである。
なお、ここで、図6における寸法lは成形シート幅を示
し、このシート幅lは有効部18の幅LよりΔL(口金
の片側に関して)だけ縮小するが、これは溶融プラスチ
ックの粘弾性によって発生するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように前記特許発
明によれば、デッケル付自動Tダイに対する口金隙間調
整を自動的に達成することができる。しかしながら、前
述の技術においては、以下に述べるような難点が存在す
ることが判明した。
【0009】すなわち、前述の技術は、有効幅部18の
ダイボルト24n(n=m+1,m+2,…n)に関し
て、前記特許発明を適用し、デッケル部16のダイボル
ト24m(m=1,2,…m)(図1参照)は、非操作
で放置するものであるが、このためデッケル14の背後
のマニホルド26を通る溶融プラスチックの流動(流線
30a)がシート厚さに強い影響を及ぼし、シート幅l
ならびに幅方向の厚さ精度、殊に幅方向端縁部の厚さ精
度を低下させる結果を招いていたことが判明した。な
お、このことは、前記特許発明が本来デッケルを備えな
い、すなわち隔壁28´を口金端部に備えた(図6参
照)Tダイに適用されるものであることから、容易に推
論されることでもあった。
【0010】そこで、本発明の目的は、シート幅および
幅方向の厚さ精度を低下させることなく、その調整すべ
きダイボルトの操作量を演算操作により容易に算出する
ことができるデッケル付自動ダイの口金隙間調整方法を
達成することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係るデッケル付自動Tダイの口金隙間調整
方法は、プラスチックシート等を成形する口金隙間調整
用の複数のダイボルトを備えた自動Tダイの口金押出し
有効幅部の少くとも一側端部にデッケルで閉塞したデッ
ケル部を備えるデッケル付自動Tダイの口金隙間調整方
法において、各ダイボルトに対応する口金隙間のそれぞ
れ変化させるべき目標隙間変化量を、有効幅部に関して
は予め設定した目標シート厚さパターンと成形中の実際
のシート厚さとの偏差値からそれぞれ定め、一方デッケ
ル部に関してはその最内側ダイボルトは有効幅部の最外
側ダイボルトの変化量にほぼ等しく定め、残余のダイボ
ルトはその最外側ダイボルトがほぼ0の変化量になるよ
う漸減して設定する第1の工程と、前記目標隙間変化量
に対応する各ダイボルトの操作量を前記目標隙間変化量
と予め設定したダイボルト荷重の口金隙間変化に対する
相互比例定数とからダイボルトのそれぞれ変化させるべ
き荷重変化量を計算し、さらにこの荷重変化量とダイボ
ルトばね定数および前記目標隙間変化量とから算定して
設定する第2の工程とからなることを特徴とする。
【0012】前記の口金隙間調整方法において、第1の
工程を、デッケル付の自動Tダイの口金隙間をシート等
を吐出する有効幅部と、デッケルで閉塞したデッケル部
とに分割し、Tダイの全ダイボルト数をn本、デッケル
部のダイボルト数をm本(n>m)とし、有効幅部より
成形されるシート等の厚さを測定し、予め目標として定
めた幅方向のシート等の厚さと比較して、その偏差から
修正すべき有効部の各ダイボルト位置の口金隙間の目標
隙間変化量をΔCi(i=m+1,m+2,…n)と
し、一方、デッケル部の各ダイボルト位置の口金隙間の
目標隙間変化量をΔCi(i=1,2,3,…m)を次
式(6)から算定し、 ΔCi=i/m×ΔCm+1 (6) 次に、第2の工程を、目標隙間変化量ΔCiを得るため
の各ボルトの荷重変化量をΔPj(j=1,2,3,…
n)とし、理論的もしくは実験的に設定したダイボルト
荷重の口金隙間変化に対する相互比例定数をfi.j
し、これらの変数の間に成立する次式(7)
【0013】
【数3】
【0014】から荷重変化量ΔPjを算定し、そして、
前記算出された荷重変化量とダイボルト単体のバネ定数
kと口金隙間の目標隙間変化量ΔCiとから、ダイボル
ト操作量ΔWiを次式(8)から算定する ΔWi=ΔCi+(ΔPi/k) (8) ように設定することができる。
【0015】
【作用】本発明は、従来の特許発明を応用するに際し、
目標隙間変化量を定める第1工程において、有効幅部の
ダイボルト(24n)に関しては特許発明をそのまま適
用し、一方デッケル部のダイボルト(24m)に関して
はその最内側ダイボルトは有効幅部の最外側ダイボルト
の変化量にほぼ等しく定め、残余のダイボルトはその最
外側ダイボルトがほぼ0の変化量になるよう漸減して設
定し、そしてその上でダイボルトの操作量を決定する第
2工程において、全てのダイボルト(24n,24m)
に対して前記特許発明の方法を適用している。
【0016】このように、口金隙間調整に際して、有効
幅部およびデッケル部のダイボルトを同時にしかも所定
に操作することにより、前述した従来技術におけるデッ
ケル部の背後の溶融プラスチックの流動(流線)に伴な
うシート端部厚さの乱れが実質的に解消され、この結果
シート幅および厚さの調整が精度良くかつ自動的に達成
される。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係るデッケル付自動Tダイの
口金隙間調整方法の一実施例を添付図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0018】先ず初めに、デッケル付自動Tダイの構成
は、既に図1および図2において説明した通りであるの
で省略する。
【0019】本発明に係る口金隙間調整方法において
は、図1,2および3において、先ず全ダイボルト24
n(n=1,2,…n)に対応する口金隙間のそれぞれ
変化させるべき目標隙間変化量ΔCi(n=1,2,…
n)を定める第1工程においては、有効幅部18に関し
ては前記特許発明がそのまま適用される。すなわち、有
効幅部の内の各ダイボルト24n(n=m+1,m+
2,…n)に対しては、これらにそれぞれ対応して成形
されるシート厚さを測定し、このシート厚さを予め目標
として定めた幅方向のシート厚さパターンと比較して、
その偏差から修正すべき有効幅部の各ダイボルト位置に
対応する口金隙間の目標隙間変化量ΔCi(i=m+
1,m+2,…n)を定める。しかるに、デッケル部1
6の各ダイボルト24m(m=1,2,…m)位置に対
応する口金隙間の目標変化量ΔCi(i=1,2,…
m)は、次式(9) ΔCi=i/m×ΔCm+1 (1) から算定する。すなわち、デッケル部ダイボルト24m
位置に対応する目標変化量ΔCiは、デッケル部に最隣
接する有効幅部ダイボルト24m+1位置に対応する目
標変化量ΔCm+1から順次0に向けて漸減するよう設
定する。
【0020】次に全ダイボルト24n(n=1,2,…
n)の操作量ΔWi(i=1,2,…n)を定める第2
工程においては、前記特許発明をそのまま適用する。す
なわち、先ず次式(10)
【0021】
【数4】
【0022】から、前記目標隙間変化量ΔCiを得るた
めの各ダイボルトの荷重変化量ΔPj(j=1,2,…
n)を算定する。なお、ここで、fijは理論的もしく
は実験的に設定したダイボルト荷重の口金隙間変化に対
する相互比例定数である。次に、次式(11) ΔWi=ΔCi+(ΔPi/k) (11) から、前記荷重変化量ΔPiに対応するダイボルト操作
量Δ(i=1,2,…n)を算定する。なお、ここで、
kはダイボルト単体のばね定数である。
【0023】最後に、このダイボルト操作量ΔWiに従
って熱膨張やサーボモータ等により各ダイボルト24n
(n=1,2,…n)を操作する。
【0024】しかるに、このような本発明の調整方法に
よれば、有効幅部のダイボルト24n(n=m+1,m
+2,…n)と共にデッケル部のダイボルト24m(m
=1,2,…m)も同時に操作することから、図4に示
されるように、デッケル部の背後の溶融プラスチック流
動(流線30a)が補償され、これによるシート端部厚
さの乱れが実質的に解消される。この結果、シートの幅
lおよび厚さの調整が精度良く達成される。なお、この
調整動作は、自動的に達成されることは明らかである。
【0025】以上、本発明を好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデッ
ケル付自動Tダイの口金隙間調整方法は、プラスチック
シート等を成形する口金隙間調整用の複数のダイボルト
を備えた自動Tダイの口金押出し有効幅部の少くとも一
側端部にデッケル部を備えるデッケル付自動Tダイの口
金隙間調整方法において、各ダイボルトに対応する口金
隙間のそれぞれ変化させるべき目標隙間変化量を、有効
幅部に関しては予め設定した目標シート厚さパターンと
成形中の実際のシート厚さとの偏差値からそれぞれ定
め、一方、デッケル部に関してはその最内側ダイボルト
は有効幅部の最外側ダイボルトの変化量にほぼ等しく定
め、残余のダイボルトはその最外側ダイボルトがほぼ0
の変化量になるよう漸減して設定する第1の工程と、前
記目標隙間変化量に対応する各ダイボルトの操作量を前
記目的隙間変化量と予め設定したダイボルト荷重の口金
隙間変化に対する相互比例定数とからダイボルトのそれ
ぞれ変化させるべき荷重変化量を計算し、さらにこの荷
重変化量とダイボルトばね定数および前記目標隙間変化
量とから算定して設定する第2の工程とから構成するこ
とにより、口金隙間の調整が自動的に達成されると同時
に、しかもこの調整において、従来の方法とは異なりデ
ッケル部のダイボルトも有効幅部のダイボルトと同時に
操作し得ることから、従来発生していた口金におけるシ
ート端部の厚さの乱れが解消され、したがって成形シー
トの幅および厚さの精度も同時に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】デッケル付自動Tダイの口金の構成を説明する
概略斜視図である。
【図2】図1のII−II線要部断面図である。
【図3】本発明によって設定される口金隙間調整に際し
ての目標隙間変化量ならびにデッケル部および有効幅部
の各ダイボルトに対する荷重変化量を示す説明図であ
る。
【図4】図3に示す本発明の調整方法における口金内部
の溶融プラスチックの流動状態を示す説明図である。
【図5】従来の口金隙間調整に際しての目標隙間変化量
ならびに有効幅部のダイボルトに対する荷重変化量を示
す説明図である。
【図6】図5に示す従来の調整方法における口金内部の
溶融プラスチックの流動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 口金 12 口金隙間 14 デッケル 16 デッケル部 18 有効幅部 20 固定口金 22 可動口金 22a ネック部 24m,24n ダイボルト 26 マニホルド 28 隔壁 30 流線 ΔCm,ΔCn 目標隙間変化量 ΔPm,ΔPn
荷重変化量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックシート等を成形する口金隙
    間調整用の複数のダイボルトを備えた自動Tダイの口金
    押出し有効幅部の少くとも一側端部にデッケルで閉塞し
    たデッケル部を備えるデッケル付自動Tダイの口金隙間
    調整方法において、 各ダイボルトに対応する口金隙間のそれぞれ変化させる
    べき目標隙間変化量を、有効幅部に関しては予め設定し
    た目標シート厚さパターンと成形中の実際のシート厚さ
    との偏差値からそれぞれ定め、一方デッケル部に関して
    はその最内側ダイボルトは有効幅部の最外側ダイボルト
    の変化量にほぼ等しく定め、残余のダイボルトはその最
    外側ダイボルトがほぼ0の変化量になるよう漸減して設
    定する第1の工程と、前記目標隙間変化量に対応する各
    ダイボルトの操作量を前記目標隙間変化量と予め設定し
    たダイボルト荷重の口金隙間変化に対する相互比例定数
    とからダイボルトのそれぞれ変化させるべき荷重変化量
    を計算し、さらにこの荷重変化量とダイボルトのばね定
    数および前記目標隙間変化量とから算定して設定する第
    2の工程とからなることを特徴とするデッケル付自動T
    ダイの口金隙間調整方法。
  2. 【請求項2】 第1の工程を、 デッケル付の自動Tダイの口金隙間をシート等を吐出す
    る有効幅部と、デッケルで閉塞したデッケル部とに分割
    し、Tダイの全ダイボルト数をn本、デッケル部のダイ
    ボルト数をm本(n>m)とし、有効幅部より成形され
    るシート等の厚さを測定し、予め目標として定めた幅方
    向のシート等の厚さと比較して、その偏差から修正すべ
    き有効部の各ダイボルト位置の口金隙間の目標隙間変化
    量をΔCi(i=m+1,m+2,…n)とし、一方、
    デッケル部の各ダイボルト位置の口金隙間の目標隙間変
    化量をΔCi(i=1,2,3,…m)を次式(1)か
    ら算定し、 ΔCi=i/m×ΔCm+1 (1) 次に、第2の工程を、 目標隙間変化量ΔCiを得るための各ボルトの荷重変化
    量をΔPj(j=1,2,3,…n)とし、理論的もし
    くは実験的に設定したダイボルト荷重の口金隙間変化に
    対する相互比例定数をfi.j とし、これらの変数の間に
    成立する次式(2) 【数1】 から荷重変化量ΔPjを算定し、そして、前記算出され
    た荷重変化量とダイボルト単体のバネ定数kと口金隙間
    の目標隙間変化量ΔCiとから、ダイボルト操作量ΔW
    iを次式(3)から算定する ΔWi=ΔCi+(ΔPi/k) (3) ことからなることを特徴とする請求項1記載のデッケル
    付自動Tダイの口金隙間調整方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106739045A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 江苏通用科技股份有限公司 全钢子午线轮胎胎面肩翼胶厚度的调整方法及口型板
CN113492087A (zh) * 2020-03-19 2021-10-12 日东电工株式会社 挤出方法

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