JPH0513864Y2 - - Google Patents

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JPH0513864Y2
JPH0513864Y2 JP1988121261U JP12126188U JPH0513864Y2 JP H0513864 Y2 JPH0513864 Y2 JP H0513864Y2 JP 1988121261 U JP1988121261 U JP 1988121261U JP 12126188 U JP12126188 U JP 12126188U JP H0513864 Y2 JPH0513864 Y2 JP H0513864Y2
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pool
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wave
waves
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サーフイン用プール、レジヤー用プ
ールなどの造波プールに関するものである。
[従来の技術] 従来の造波プールを第5図及び第6図により説
明すると、プール1の長手方向底部に、水平部2
と該水平部2から上方に傾斜する傾斜部3とを設
け、前記水平部2の側端部に、波7を起すための
造波装置4を設置し、傾斜部3の水面5から露出
する部分に対岸傾斜部(ビーチ部)6を形成す
る。該対岸傾斜部6は、通常、コンクリート製若
しくはコンクリートの上にタイル等の床材を貼つ
たもの、またプールが鋼板製、アルミニウム板製
の場合は、その上に滑り防止のために加工処理し
たもの若しくは床材を貼つたもの等によつて不透
水性に施工されている。
造波装置4により起された波7は、対岸傾斜部
6に向かつて矢印aのように進行し、対岸傾斜部
6にはい上がつて砕波8となるようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述のように、対岸傾斜部6が
不透水性に施工されていると、対岸傾斜部6に打
ち上げられた波7は、傾斜面をかけ上がつた後
に、そのすべての水が戻り波9となつてプール1
内に流れ込み、従つて連続的に波を起すことによ
り戻り波9も連続的に発生してプール1内に第6
図に示すような局部的戻り流10を発生させ、該
戻り流10により次に進行して来る波を変形さ
せ,その結果、サーフイン波等の波高が減少した
り、砕波位置が一定しない等の遊技上の興味を損
う現象が生じると共に、大波高の造波プールの場
合には対岸傾斜部6からの戻り波が大きくなり安
全性にも問題があつた。
本考案は、前記実情に鑑み、戻り波を最小限に
抑制し得るようにした造波プールを提供すること
を目的としてなしたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、一端に波を起すための造波装置を設
置したプールの他端に、ビーチ部となる対岸傾斜
部を透水性構造体により構成し、該透水性構造体
の下部にタンクを配設すると共に、前記プールの
長手方向中央部底部に前記プール幅方向に亘つて
等間隔おいてピツトを配設し、前記タンクと前記
ピツトとの間に所要の高低差を有してパイプを配
設して、前記透水性構造体から前記タンク内に流
下した水を前記パイプ及び前記ピツトを介して前
記プール内に還流し得るよう構成したことを特徴
とするものである。
[作用] 造波装置によつて起こされ対岸傾斜部において
砕波した水は、透水性構造体からなる対岸傾斜部
からタンク内に流下しパイプを介してプール底部
長手方向中央部のピツトからプールの幅方向に亘
つて均等にプール内に還流されるために、対岸傾
斜部からの戻り波は最小限に抑制される。
[実施例] 以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、プ
ール1及び造波装置4を第5図に示した従来の造
波プールと同様に構成し、対岸傾斜部(ビーチ
部)6を透水性構造体11により形成する。該透
水性構造体11は、例えば孔の明いた板、コンク
リート若しくは鋼材によるすのこ状の構造物、又
は小砂利をプラスチツク等で固めて成形した透水
性の板等が好ましいが、対岸傾斜部6を形成する
場合に十分な強度及び透水性があればよく他の構
造のものを用いても良い。前記透水性構造体11
の下部に、該構造体11から流下した水を受ける
複数(第2図では4個)のタンク12を配設する
と共に、前記プール1底部の長手方向中央部にプ
ール1の幅方向に亘つて等間隔に複数(第2図で
は4個)のピツト13を配設し、前記タンク12
とピツト13とが所要の高低差を有して接続する
よう前記タンク12とピツト13との間にパイプ
14を配設して、前記透水性構造体11から前記
タンク12内に流下した水がプール1内に還流し
得るよう構成する。尚、前記ピツト13のプール
1内に面する部分には透水可能な蓋15が配設さ
れている。
前述の構成において、造波装置4により起され
た波7は、対岸傾斜部6に打ち上げられ砕波8と
なつた後に透水性構造体11を通りタンク12内
に流下し、更にタンク12とピツト13の部分の
落差により水はパイプ14、ピツト13、蓋15
を通りプール1内に還流する。従つて、対岸傾斜
部6をかけ上がつた水のほとんどがパイプ14を
通り、前記ピツトからプール1に還流されるため
に、対岸傾斜部6に沿つてプール1内に戻る戻り
波9及び戻り流10(第6図)が最小限に抑制さ
れ、波の形が変形してサーフイン波等の波高が減
少したり、砕波位置が不安定になつたりして遊技
上に悪影響を及ぼすという問題は解消される。ま
た、非常に波高の高い波を起した場合でも対岸傾
斜部6からプール1外にオーバーフロー(越波)
することもなく例えばサーフインプールを室内に
設置することも可能となる。更に、戻り波がほと
んど無いために安全性も確保される。
更に又、水はプール1底部の長手方向中央部か
らプール1の幅方向に亘つて均等にプール1内へ
還流するので、パイプ14を通つてピツト13か
らプール1へ戻る水が造波装置4によつて起こさ
れる波7に何等影響を与えることが無く、きれい
な波7を維持することができる。
第4図は、本考案の他の実施例を示し、透水性
構造体11の下部に設けた水を受けるためのタン
ク16を一体に形成し、該タンク16と、プール
1底に設けたピツト13との間を、プール両サイ
ドの各1本のパイプ17により水が還流し得るよ
うに接続したものである。該実施例においても前
述の実施例と同様に、対岸傾斜部6から透水性構
造体11、パイプ17を通じプール1内に水を有
効に還流させることができる。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 本考案の造波プールによれば、下記のような
種々の優れた効果を奏し得る。
() 造波プールにおける対岸傾斜部(ビーチ
部)からの戻り波がほとんど無くなり、波形の
変形、砕波位置の不安定等戻り流による遊技上
の悪影響が除去される。特に大波高の波(サー
フイン波等)を起した場合でもプール内に不規
則な流れが発生することが無く、きれいな波形
が得られる。
() パイプからの水をプール内へ戻すピツト
がプール底部の長手方向中央部にプールの幅方
向に亘つて等間隔に複数配設されているのでプ
ールへ戻る水が造波装置によつて起こされる波
に何等影響を与えることが無く、きれいな波を
維持することができる。
() 対岸傾斜部(ビーチ部)からオーバーフ
ロー(越波)することが無く、プールサイドに
浸水の心配が無くなるため、大波高のプールで
あつても室内に設置可能となる。
() 戻り流又は引き波による危険性が無くな
り、プールの安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は同前平面図、第3図は第1図における対岸傾斜
部(ビーチ部)の拡大縦断面図、第4図は本考案
の他の実施例の平面図、第5図は従来装置の縦断
面図、第6図は同前平面図である。 図中1はプール、4は造波装置、6は対岸傾斜
部、7は波、8は砕波、11は透水性構造体、1
2,16はタンク、13はピツト、14,17は
パイプを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に波を起こすための造波装置を設置したプ
    ールの他端に、ビーチ部となる対岸傾斜部を透水
    性構造体により構成し、該透水性構造体の下部に
    タンクを配設すると共に、前記プールの長手方向
    中央部底部に前記プール幅方向に亘つて等間隔お
    いてピツトを配設し、前記タンクと前記ピツトと
    の間に所要の高低差を有してパイプを配設して、
    前記透水性構造体から前記タンク内に流下した水
    を前記パイプ及び前記ピツトを介して前記プール
    内に環流し得るよう構成したことを特徴とする造
    波プール。
JP1988121261U 1988-09-16 1988-09-16 Expired - Lifetime JPH0513864Y2 (ja)

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JPH0243359U JPH0243359U (ja) 1990-03-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3039421B1 (fr) * 2015-07-28 2017-09-01 Laurent Hequily Installation a vagues artificielles dynamiques pour la pratique du surf

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328933A (en) * 1976-08-30 1978-03-17 Kurita Water Ind Ltd Mechanism of producing wave for swiming pool
JPS61141381A (ja) * 1984-12-13 1986-06-28 石井 宏治 サ−フイントレ−ニング設備

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JPS61141381A (ja) * 1984-12-13 1986-06-28 石井 宏治 サ−フイントレ−ニング設備

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