JPH05138447A - スローアウエイチツプの製造方法 - Google Patents
スローアウエイチツプの製造方法Info
- Publication number
- JPH05138447A JPH05138447A JP32801791A JP32801791A JPH05138447A JP H05138447 A JPH05138447 A JP H05138447A JP 32801791 A JP32801791 A JP 32801791A JP 32801791 A JP32801791 A JP 32801791A JP H05138447 A JPH05138447 A JP H05138447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- throw
- cutting edge
- away tip
- slow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑形状を有するスローアウェイチップの量
産技術に関し、射出成形によるニァーネットシェィプに
より加工コストの低減を計る。 【構成】 有機バインダーとの混連、脱脂工程、射出成
形の適用により、チップの寸法精度を向上させ、加工を
できるだけ省略し、切り刃部分のみの加工で使用できる
程度まで向上させる。
産技術に関し、射出成形によるニァーネットシェィプに
より加工コストの低減を計る。 【構成】 有機バインダーとの混連、脱脂工程、射出成
形の適用により、チップの寸法精度を向上させ、加工を
できるだけ省略し、切り刃部分のみの加工で使用できる
程度まで向上させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、切削工具等に使用され
るスローアウェイチップ、特に複雑形状を有するチップ
の製造方法に関するものである。
るスローアウェイチップ、特に複雑形状を有するチップ
の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スローアウェイチップのような切削工具
は工具材料そのものからなる切れ刃を有するのが通例
で、そのため工具材料からコールドプレス法、冷間静水
圧プレス（以下ＣＩＰと略す）等により成型したものを
焼結し、工具本体に着脱自在に固定して使用されてい
る。この方法は、大量生産性にすぐれる反面、複雑形状
に対応できない欠点がある。ブレーカ等のようにすくい
面上に凹凸を設ける場合にはプレスにおいてもある程度
の対応はとれるが、特に内接円１０ｍｍ前後のスローア
ウェイチップの表面・内部に様々な機能を有するように
製作する場合には、概略の形状より焼結後、放電加工等
により加工するため、工数がかかり量産性・寸法等の精
度に問題を生じていた。
は工具材料そのものからなる切れ刃を有するのが通例
で、そのため工具材料からコールドプレス法、冷間静水
圧プレス（以下ＣＩＰと略す）等により成型したものを
焼結し、工具本体に着脱自在に固定して使用されてい
る。この方法は、大量生産性にすぐれる反面、複雑形状
に対応できない欠点がある。ブレーカ等のようにすくい
面上に凹凸を設ける場合にはプレスにおいてもある程度
の対応はとれるが、特に内接円１０ｍｍ前後のスローア
ウェイチップの表面・内部に様々な機能を有するように
製作する場合には、概略の形状より焼結後、放電加工等
により加工するため、工数がかかり量産性・寸法等の精
度に問題を生じていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】本願発明は、小さな
スローアウェイチップのすくい面・下面に様々な機能を
有するように溝や、曲線状切り刃を製作する場合のスロ
ーアウェイチップの製造方法を提供するものである。特
に、エァーホール、オイルホール等の切り屑処理性の機
能を付加する場合、チップの固定する強度・精度を高め
る場合、及び曲線状切り刃・ねじれ状切り刃等に優れた
量産性を有するものである。
スローアウェイチップのすくい面・下面に様々な機能を
有するように溝や、曲線状切り刃を製作する場合のスロ
ーアウェイチップの製造方法を提供するものである。特
に、エァーホール、オイルホール等の切り屑処理性の機
能を付加する場合、チップの固定する強度・精度を高め
る場合、及び曲線状切り刃・ねじれ状切り刃等に優れた
量産性を有するものである。
【０００４】
【問題を解決するための手段】上記チップを成型するた
め、本願発明ではプラスチックの成型に広く使用されて
いる射出成型を用いるもので、チップの曲線状切り刃や
溝を成型するのに高い精度で簡単に行えるものである。
超硬合金やサーメットは通常のコールドプレスに使用し
ている粉末を使用し、有機系のバインダーとしてパラフ
ィン系の熱可塑性有機材料を添加し、有機バインダーの
可塑化温度以上で加熱・混練して流動性を付与した後、
所定形状に射出成型する。成型後は、脱脂工程を経て、
焼結し、また必要に応じてＨＩＰ（熱間静水圧プレス）
を行う。この方法では、コールドプレスのような充填密
度のよるプレス時の密度差が減少するため、ＣＩＰのよ
うな均一性が得られ、またＣＩＰの欠点である形状の不
均一性・量産性をカバーするものである。以下、実施例
において詳述する。
め、本願発明ではプラスチックの成型に広く使用されて
いる射出成型を用いるもので、チップの曲線状切り刃や
溝を成型するのに高い精度で簡単に行えるものである。
超硬合金やサーメットは通常のコールドプレスに使用し
ている粉末を使用し、有機系のバインダーとしてパラフ
ィン系の熱可塑性有機材料を添加し、有機バインダーの
可塑化温度以上で加熱・混練して流動性を付与した後、
所定形状に射出成型する。成型後は、脱脂工程を経て、
焼結し、また必要に応じてＨＩＰ（熱間静水圧プレス）
を行う。この方法では、コールドプレスのような充填密
度のよるプレス時の密度差が減少するため、ＣＩＰのよ
うな均一性が得られ、またＣＩＰの欠点である形状の不
均一性・量産性をカバーするものである。以下、実施例
において詳述する。
【０００５】
【実施例】市販のＷＣ粉末（平均粒度３μｍ）ＴｉＣ粉
末（平均粒度１μｍ）、ＴａＣ粉末（同１．２μｍ）Ｃ
ｏ粉末（同１μｍ）を用意し、これらをＪＩＳ Ｐ３０
相当の超硬合金の組成に配合し、湿式粉砕、混合を行な
い、乾燥処理した。次に有機バインダーを混合し、可塑
化温度で混練した。この粉末を射出成形しボールエンド
ミルの先端切り刃（曲率半径１５ｍｍ、チップ長さ＝２
８ｍｍ、チップ幅＝１５．１ｍｍ、チップ厚＝７．６１
ｍｍ、凸状切り刃、逃げ角７度）に使用するチップを成
形した。次に、脱脂を緩やかに昇温させつつ行い、その
後真空中１４５０℃で焼結した。
末（平均粒度１μｍ）、ＴａＣ粉末（同１．２μｍ）Ｃ
ｏ粉末（同１μｍ）を用意し、これらをＪＩＳ Ｐ３０
相当の超硬合金の組成に配合し、湿式粉砕、混合を行な
い、乾燥処理した。次に有機バインダーを混合し、可塑
化温度で混練した。この粉末を射出成形しボールエンド
ミルの先端切り刃（曲率半径１５ｍｍ、チップ長さ＝２
８ｍｍ、チップ幅＝１５．１ｍｍ、チップ厚＝７．６１
ｍｍ、凸状切り刃、逃げ角７度）に使用するチップを成
形した。次に、脱脂を緩やかに昇温させつつ行い、その
後真空中１４５０℃で焼結した。
【０００６】その成形体の寸法を計測した結果、曲率半
径、チップ長さ、チップ幅、チップ厚さにおいてはコー
ルドプレス品と精度上も大差なく、良好なものであっ
た。しかし、コールドプレス品では凸状切り刃部分の加
工をするため、Ｒ切り刃部の上面、逃げ面、凸上切り刃
を研削加工により行うのに対し、本願発明では、凸状切
り刃部分は射出成形時に製作しているため、焼結肌でも
充分に使用できる程度までニァーネットシェィプが計
れ、研削加工は切り刃形状をととのえる程度まで簡略化
できた。
径、チップ長さ、チップ幅、チップ厚さにおいてはコー
ルドプレス品と精度上も大差なく、良好なものであっ
た。しかし、コールドプレス品では凸状切り刃部分の加
工をするため、Ｒ切り刃部の上面、逃げ面、凸上切り刃
を研削加工により行うのに対し、本願発明では、凸状切
り刃部分は射出成形時に製作しているため、焼結肌でも
充分に使用できる程度までニァーネットシェィプが計
れ、研削加工は切り刃形状をととのえる程度まで簡略化
できた。
【０００６】
【発明の効果】本願発明は、小さなスローアウェイチッ
プのすくい面・下面に様々な機能を有するように溝や曲
線状切り刃を製作する場合、プラスチックの成型に広く
使用されている射出成型を用い、チップの曲線状切り刃
や溝を高精度に成型し、加工コストを大幅に低減する製
造方法であり、複雑形状チップのニァーネッシェイプを
計り、量産性にも優れたものである
プのすくい面・下面に様々な機能を有するように溝や曲
線状切り刃を製作する場合、プラスチックの成型に広く
使用されている射出成型を用い、チップの曲線状切り刃
や溝を高精度に成型し、加工コストを大幅に低減する製
造方法であり、複雑形状チップのニァーネッシェイプを
計り、量産性にも優れたものである
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 31:28 4Ｆ
Claims (2)
- 【請求項１】 超硬質合金または粉末ハイス等の粉末よ
り成形して成るスローアウェイチップにおいて、切り刃
稜線の一部が、チップすくい面より下方に至る曲線状ま
たはヘリカル状の曲線より成っている事を特徴とするス
ローアウェイチップの製造方法。 - 【請求項２】 請求項１記載のスローアウェイチップの
製造方法において、焼結後の加工が切り刃稜線部分のみ
にて行えるニァーネットシェープであることを特徴とす
るスローアウェイチップの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32801791A JPH05138447A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | スローアウエイチツプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32801791A JPH05138447A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | スローアウエイチツプの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138447A true JPH05138447A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18205589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32801791A Pending JPH05138447A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | スローアウエイチツプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05138447A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017047600A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 京セラ株式会社 | 切削工具用チップの製造方法 |
| JP2017047601A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 京セラ株式会社 | 切削工具用チップの製造方法 |
| WO2017038928A1 (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 京セラ株式会社 | 切削工具用チップの製造方法 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP32801791A patent/JPH05138447A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017047600A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 京セラ株式会社 | 切削工具用チップの製造方法 |
| JP2017047601A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 京セラ株式会社 | 切削工具用チップの製造方法 |
| WO2017038928A1 (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 京セラ株式会社 | 切削工具用チップの製造方法 |
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