JPH05138407A - 回転軸の支持装置 - Google Patents

回転軸の支持装置

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Publication number
JPH05138407A
JPH05138407A JP30516691A JP30516691A JPH05138407A JP H05138407 A JPH05138407 A JP H05138407A JP 30516691 A JP30516691 A JP 30516691A JP 30516691 A JP30516691 A JP 30516691A JP H05138407 A JPH05138407 A JP H05138407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary shaft
collar
bearing
slider
shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30516691A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Watanabe
文雄 渡辺
Takuji Tajima
琢二 田島
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiko Ltd filed Critical Hitachi Seiko Ltd
Priority to JP30516691A priority Critical patent/JPH05138407A/ja
Publication of JPH05138407A publication Critical patent/JPH05138407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低速回転時には、回転軸を転がり軸受で支持
し、高速回転時には、回転軸を流体軸受で支持すること
により、回転軸の幅広い回転領域に対応できるようにす
る。 【構成】中央部に鍔2が形成され、両端部に端面に向け
て縮小するテーパ3が形成された回転軸1と、前記鍔2
と対向するスラスト軸受と軸部と対向するラジアル軸受
が形成された流体軸受4と、前記テーパ3に接離可能に
嵌合する環状のカラー5と、このカラー5の外周に内輪
が固定された転がり軸受6と、この転がり軸受6の外輪
を固定するスライダ9と、前記流体軸受4を固定し、前
記スライダ9を移動可能に支持するハウジング11と、
前記スライダ9を回転軸1の軸方向に移動させ、回転軸
1のテーパ3とカラー5を接離させる駆動手段とにより
回転軸1の支持装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸の支持装置に係
り、特に、回転軸の高速回転と低速回転を切替られるよ
うにした回転軸の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム製品の増加、生産性の向上
等により、マシニングセンタなどの工作機械の主軸を、
重切削用の低速回転から軽切削用の高速回転までの領域
で回転させることが検討されている。
【0003】このような低速回転から高速回転までに対
応する技術として、たとえば実開昭62−126616
号公報に開示された軸受予圧調整装置がある。この装置
は、油圧により、低速回転時には、軸受の予圧を高く設
定し、高速回転時には、軸受の予圧を小さくするもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、転がり軸受の
特性は、軸受の予圧や、潤滑方法だけでなく、Dmn値
(軸受の許容回転数)がある。すなわち、転がり軸受を
構成する転動体の中心が通る回転半径に回転軸の回転数
を乗じた値である。このDmn値を一定に保ち、回転軸
の回転数を上げるには、回転軸を細くすれば良いことに
なる。しかし、回転軸を細くするにも限界がある。
【0005】本発明の目的は、上記の事情に鑑み、低速
回転時には、回転軸を転がり軸受で支持し、高速回転時
には、回転軸を流体軸受で支持することにより、回転軸
の幅広い回転領域に対応できるようにした回転軸の支持
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、中央部に鍔が形成され、両端部
に端面に向けて縮小するテーパが形成された回転軸と、
前記鍔と対向するスラスト軸受と軸部と対向するラジア
ル軸受が形成された流体軸受と、前記テーパに接離可能
に嵌合する環状のカラーと、このカラーの外周に内輪が
固定された転がり軸受と、この転がり軸受の外輪を固定
するスライダと、前記流体軸受を固定し、前記スライダ
を移動可能に支持するハウジングと、前記スライダを回
転軸の軸方向に移動させ、回転軸のテーパとカラーを接
離させる駆動手段とを設けた。
【0007】また、前記駆動手段が、前記カラーを回転
軸に接合させる方向に付勢する手段が皿ばねで構成さ
れ、離間させる方向に付勢する手段が、前記ハウジング
と流体軸受の間に前記カラーをピストンとして形成され
て油圧シリンダで構成した。
【0008】さらに、前記カラーの内周面に流体軸受を
形成した。
【0009】
【作用】そして、回転軸を転がり軸受のDmn値以下の
低速で回転させる場合には、カラーを回転軸のテーパに
接合させて、カラーを介して転がり軸受で回転軸を支持
し、回転軸を転がり軸受のDmn値以上の高速で回転さ
せる場合には、カラーを回転軸から離間させて、流体軸
受で回転軸を支持することにより、回転軸の低速回転と
高速回転を行わせる。
【0010】また、前記カラーを皿ばねと油圧によりい
どうさせる。さらに、カラーの内面を流体軸受として、
高速回転時における回転軸の軸端の曲げ剛性を向上させ
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面にしたがって
説明する。図1および図2は、本発明の一実施例を示す
もので、同図において、1は回転軸で、中央部に鍔2が
形成され、両端部に端面に向けて縮小するテーパ3が形
成されている。4は空気軸受で、前記鍔2と対向するス
ラスト軸受と、軸部に対抗するラジアル軸受が形成さ
れ、回転軸1に所定の間隙をもって装着されている。5
はカラーで、内周に前記テーパ3と嵌合するテーパが形
成され、それぞれ回転軸1のテーパ3に接離可能に嵌合
している。6は転がり軸受で、ぞれぞれカラー5の外周
に装着され、その内輪がリング7及びナット8によりカ
ラー5に固定されている。9はスライダで、前記転がり
軸受6の外輪に装着され、リング10により外輪に固定
されている。11はハウジングで、前記空気軸受4を固
定し、スライダ9を摺動可能に支持している。そして、
空気軸受4とハウジング11の間に環状の空間を構成
し、この空間にスライダ9の一端を嵌合させて、シリン
ダを構成している。このハウジング11には、前記空気
軸受4に連通する圧縮空気の供給路12と、前記シリン
ダに連通する給油路13が形成されている。14はカバ
ーで、それぞれハウジング11の端面に固定されてい
る。15は皿ばねで、それぞれリング10とかバー14
の間に位置するように配置され、スライダ9を前記鍔2
の方向に付勢している。この皿ばね15は、前記鍔2が
空気軸受4の中央に位置するように、そのばね力が調整
されている。16はOリングで、前記シリンダを構成す
る空気軸受4とスライダ9に配置されている。
【0012】このような構成で、回転軸1を低速で回転
させる場合には、空気軸受4に対する圧縮空気の供給
と、シリンダに対する油圧の供給を停止する。すると、
皿ばね15の作用により、スライダ9が鍔2の方向に移
動する。この時、転がり軸受6を介してカラー5も鍔2
の方向に移動して、回転軸1のテーパ3に接合される。
したがって、回転軸1は、カラー5、転がり軸受6、ス
ライダ9を介してハウジング11に支持されることにな
り、高剛性を得ることができる。
【0013】一方、回転軸を高速で回転させる場合に
は、供給路12から空気軸受4に圧縮空気を供給すると
共に、給油路13からシリンダへ油圧を供給する。する
と、スライダ9が皿ばね15を圧縮しながらカバー14
側へ、リング10がカバー14に当接するまで距離lだ
け移動して、テーパ13から離れる。このため、回転軸
1は、空気軸受4にのみよって支持されることになる。
したがって、回転軸1は、転がり軸受6から切り離され
るため、転がり軸受6の許容回転数に関係なく高速で回
転させることができる。
【0014】図3は、本発明の第2の実施例を示すもの
で、同図において、図1及び図2に示すものと同じもの
は、同じ符号を付けて示してある。20は圧電アクチュ
エータで、ハウジング11にスライダ9と接するように
取付けられている。
【0015】このような構成で、回転軸1を低速で回転
させる場合には、圧電アクチュエータ20への給電と、
シリンダに対する油圧の供給を停止する。すると、皿ば
ね15の作用により、スライダ9が鍔2の方向に移動す
る。この時、転がり軸受6を介してカラー5も鍔2の方
向に移動して、回転軸1のテーパ3に接合される。した
がって、回転軸1は、カラー5、転がり軸受6、スライ
ダ9を介してハウジング11に支持されることになり、
高剛性を得ることができる。
【0016】一方、回転軸を高速で回転させる場合に
は、供給路12から空気軸受4に圧縮空気を供給すると
共に、圧電アクチュエータ20へ給電する。すると、圧
電アクチュエータ20が伸長し、スライダ9が皿ばね1
5を圧縮しながらカバー14側へ、リング10がカバー
14に当接するまで距離lだけへ移動して、テーパ13
から離れる。このため、回転軸1は、空気軸受4にのみ
よって支持されることになる。したがって、回転軸1
は、転がり軸受6から切り離されるため、転がり軸受6
の許容回転数に関係なく高速で回転させることができ
る。
【0017】図4および図5は本発明の第3の実施例を
示すもので、同図において、図1と同じものは同じ符号
を付けて示してある。カラー5は、その内周面に空気軸
受51が形成され、この空気軸受51に圧縮空気を供給
するための供給路52が形成されている。また、カバー
14には、供給路52に連通して、圧縮空気を供給する
ための供給路53が形成され、その一端にはOリング5
4が装着されている。
【0018】このような構成で、回転軸1を低速で回転
させる場合には、空気軸受4と空気軸受52に対する圧
縮空気の供給と、シリンダに対する油圧の供給を停止す
る。すると、皿ばね15の作用により、スライダ9が鍔
2の方向に移動する。この時、転がり軸受6を介してカ
ラー5も鍔2の方向に移動して、回転軸1のテーパ3に
接合される。したがって、回転軸1は、カラー5、転が
り軸受6、スライダ9を介してハウジング11に支持さ
れることになり、高剛性を得ることができる。
【0019】一方、回転軸を高速で回転させる場合に
は、供給路12から空気軸受4に、供給路53から空気
軸受51に圧縮空気を供給すると共に、給油路13から
シリンダへ油圧を供給する。すると、スライダ9が皿ば
ね15を圧縮しながらカバー14側へ、リング10がカ
バー14に当接するまで距離lだけ移動して、テーパ1
3から離れる。この時、カラー5がカバー14に当接し
て、供給路53と供給路52が連通して、空気軸受51
に圧縮空気が供給される。このため、回転軸1は、空気
軸受4および空気軸受51によって支持されることにな
る。したがって、回転軸1は、転がり軸受6から切り離
されるため、転がり軸受6の許容回転数に関係なく高速
で回転させることができる。同時に、空気軸受51によ
って、回転軸1の軸端部の振れを押さえることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、中央
部に鍔が形成され、両端部に端面に向けて縮小するテー
パが形成された回転軸と、前記鍔と対向するスラスト軸
受と軸部と対向するラジアル軸受が形成された流体軸受
と、前記テーパに接離可能に嵌合する環状のカラーと、
このカラーの外周に内輪が固定された転がり軸受と、こ
の転がり軸受の外輪を固定するスライダと、前記流体軸
受を固定し、前記スライダを移動可能に支持するハウジ
ングと、前記スライダを回転軸の軸方向に移動させ、回
転軸のテーパとカラーを接離させる駆動手段とを設けた
ので、低速回転時には、回転軸を転がり軸受で支持し、
高速回転時には、回転軸を流体軸受で支持することによ
り、回転軸の幅広い回転領域に対応できる。また、前記
カラーの内周面に流体軸受を形成することにより回転軸
の軸端部の振れを押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転軸の支持装置の一例を示す側
面部分断面図。
【図2】図1の要部の拡大図。
【図3】本発明の第2の実施例における回転軸の支持装
置の要部を示す拡大図。
【図4】本発明の第3の実施例における回転軸の支持装
置の要部を示す拡大図。
【図5】図4の要部の拡大図。
【符号の説明】
1 回転軸、 2 鍔、 3 テー
パ、4 空気軸受、 5 カラー、 6 転
がり軸受、9 スライダ、 11 ハウジング、
12 供給路、13 給油路、 20 圧電アクチ
ュエータ、51 空気軸受、 53 供給路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に鍔が形成され、両端部に端面に向
    けて縮小するテーパが形成された回転軸と、前記鍔と対
    向するスラスト軸受と軸部と対向するラジアル軸受が形
    成された流体軸受と、前記テーパに接離可能に嵌合する
    環状のカラーと、このカラーの外周に内輪が固定された
    転がり軸受と、この転がり軸受の外輪を固定するスライ
    ダと、前記流体軸受を固定し、前記スライダを移動可能
    に支持するハウジングと、前記スライダを回転軸の軸方
    向に移動させ、回転軸のテーパとカラーを接離させる駆
    動手段とを設けたことを特徴とする回転軸の支持装置。
  2. 【請求項2】前記駆動手段が、前記カラーを回転軸に接
    合させる方向に付勢する手段が皿ばねで構成され、離間
    させる方向に付勢する手段が、前記ハウジングと流体軸
    受の間に前記カラーをピストンとして形成されて油圧シ
    リンダで構成したことを特徴とする請求項1に記載の回
    転軸の支持装置。
  3. 【請求項3】前記カラーの内周面に流体軸受を形成した
    ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2のいずれか
    に記載の回転軸の支持装置。
JP30516691A 1991-11-21 1991-11-21 回転軸の支持装置 Withdrawn JPH05138407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30516691A JPH05138407A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 回転軸の支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30516691A JPH05138407A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 回転軸の支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05138407A true JPH05138407A (ja) 1993-06-01

Family

ID=17941863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30516691A Withdrawn JPH05138407A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 回転軸の支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05138407A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8256963B2 (en) * 2007-02-02 2012-09-04 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Roll machining apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8256963B2 (en) * 2007-02-02 2012-09-04 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Roll machining apparatus

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204