JPH05137682A

JPH05137682A - 電気掃除機

Info

Publication number: JPH05137682A
Application number: JP30153491A
Authority: JP
Inventors: Shigehiko Suzuki; 成彦鈴木; Akira Iwao; 昭岩尾
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1991-11-18
Filing date: 1991-11-18
Publication date: 1993-06-01
Anticipated expiration: 2017-01-07
Also published as: JP3243809B2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】組立てしやすく、かつ組立て後は容易にはずれ
ないスイッチペダルを構成し、安全で安価な電気掃除機
を提供すること。【構成】上ケース４にスイッチペダル２０を取付け、ス
イッチペダルに設けた係止体２０ｄがウエケースからは
ずれないための変形防止体４０ｂを電動送風機カバー４
０に筒状に設け、上ケースの係止部の開口部をふさぐ様
に筒状リブの上端を上ケース下面に当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の電気掃除機に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の電気掃除機では、例えば、図６に
示すように、スイッチペダルは上ケースに対して上方か
らはめ込まれ、ペダルの上下動作の規制はスイッチペダ
ル両側の爪部が、上ケースに係止する様に構成されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来例の構成で
は、スイッチペダルを無理にはずそうとした場合、スイ
ッチペダルの両側に設けた係止体が、内側へ変形し、ス
イッチペダルがはずれ、内部の電源スイッチが、露出す
るという問題があり、また、スイッチペダルが容易には
ずれない様にスイッチペダルの係止体を変形しにくくし
なければならず、組み立て時においてもはめ込みにくい
ものであった。また、スイッチペダルの係止体が係止す
る上ケースの係止部には、構成上開口部を設けざるをえ
ないため、前記開口部から電動送風機の排気が出るのを
防ぐためのパッキン等の新たな部品が必要であるという
問題があった。

【０００４】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであって、その目的とするところは、組み立てしやす
く、かつ組み立て後は、容易にはずれないスイッチペダ
ルを構成し、排気流出防止のための部品を必要としない
安価で安全な電気掃除機を供給することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上ケースにスイッチペダルを開閉動作可能に取付
け、更に、スイッチペダルに一体に設けた係止体が上ケ
ースに係止する様に構成し、前記防止体がはずれる方向
に変形すること防ぐ変形防止体を電動送付器カバーと一
体に筒状に設け、かつ、上ケースの係止部の開口部をふ
さぐ様に筒状の変形防止体を上ケース下面に当接させた
ものである。

【０００６】

【作用】スイッチペダルの係止体は、組み立て状態にお
いて変形防止体によって周囲を覆われつつ上ケースの係
止部に係止しているので、スイッチペダルを無理にはず
そうとしても係止体が変形してはずれることはなく、ま
た、上ケースにスイッチペダルを取り付ける時は、下ケ
ース等と分離した状態のため、変形防止体によって規制
されていないスイッチペダルの係止体は容易に変形し、
スイッチペダルは上ケースへ簡単に取付き、作業性も良
い。

【０００７】また、上ケースの係止部の開口部は筒状の
変形防止体によってふさがれるので、電気送風機の排気
が、もれることはない。

【０００８】

【実施例】図１から図３において、掃除機本体１は、そ
の下方に位置する合成樹脂製の下ケース２と、上方に位
置する合成樹脂製の集塵蓋３と、合成樹脂製の上ケース
４と、外周に設けられた衝撃緩衝用のバンパー５とによ
り外部を構成し、内部には、電動送風機６，コード巻取
装置７，集塵袋８等を内蔵している。下ケース２には、
その前方にキャスター９を、かつ、後方に車輪１０を備
えている。下ケース２の前方には、ハンドル１１と延長
管（図示せず）を保持するための受け部１２が一体に設
けられている。上ケース４には、その前方に掃除用付属
品収納体１３が設けられ、しかも、後方に開閉自在の排
気蓋１４と取出自在の排気フィルタ１５が設けられてい
る。掃除用付属品としては、先細の隙間用吸口１６，先
端にはけ１７が取付けられている棚用吸口１８がある。
掃除用付属品収納体１３内に、隙間用吸口１６及び棚用
吸口１８が収納されている。上ケース４の上面には、電
源スイッチ１９を開閉するスイッチペダル２０と、コー
ド巻取装置７の停動を操作するリールペダル２２とが設
けられている。

【０００９】集塵蓋３の前方には、本体ケース２の係止
穴５０に差し込み係合するため係止突起２３が一体に形
成され、かつ、後方には開閉するためのクランプ２４が
取付けられている。集塵蓋３の上面には、ホース（図示
せず）の差込口２５が設けられており、ホース差込口２
５の内周溝２６にホース継手のクランプ（図示せず）が
回動自在に係止される。差し込まれたホースと継手（図
示せず）と集塵部との間を気密に保持する蓋パッキン２
７が集塵内側蓋２８で集塵蓋３に取付けられている。蓋
パッキン２７は、集塵蓋３と集塵袋８の口板８ａとの間
の気密保持の役目も兼ねている。集塵袋８は、本体ケー
ス２に設けた保持リブ２９とフィルタ台３０とにより保
持されている。集塵蓋３には、ゴミ捨て時期を知らせる
ダストインジケータ３１が前記集塵内側蓋２８により保
持されている。

【００１０】下ケースには、上面開口の集塵室３２と、
上面開口の電動送風機収納室４８とが並設されている。
集塵室３２と電動送風機収納室４８との間には、集塵室
３２と電動送風機収納室４８とを連通する通用ダクト３
３が設けられる。通風ダクト３３は、下ケース２の成形
時に一体に成形される。

【００１１】通風ダクト３３の集塵室３２側には、保護
用リブ３４と二次フィルタ３５が配設されている。

【００１２】電動送風機６は、前後を防振ゴム３６，３
７と電動送風機カバー４０を用いて保持され、電動送風
機収納室４８に収納されている。防振ゴム３６は、電動
送風機収納室前壁３８に密着させている。通風ダクト３
３は集塵室３２側の入口断面積を電動送風機室前壁３８
の出口断面積より小さい断面積で構成し、電動送風機６
の発生騒音が通風ダクト３３を通って、集塵室３２へ伝
わるのを低減させている。コード巻取装置７は、電動送
風機収納室４８に隣接して設けたコード収納室３９に収
納されている。

【００１３】電動送風機カバー４０上には、電源スイッ
チ１９や、スライドボリュームを組み込んだ電子制御基
板４２が設置されている。上ケース４には、電子制御基
板４２のスライドボリュームを操作するボリュームつま
み４３がスライド可能に取り付けられている。

【００１４】半導体スイッチング素子４４は、通風ダク
ト３３の上面に一体に形成された上面開口の素子収納室
２１内に収納される。素子収納室２１の上面開口には、
フィンカバー４６がねじ４７によって気密的に取り付け
られる。素子収納室２１の底部には、通風ダクト３３内
と素子収納室２１内とを連通する穴４８が設けられてい
る。バンパー５は、下ケース２の集塵室３２を囲む形状
になっており、しかも、下ケース２側に取付けられてい
る。

【００１５】集塵室３２と電動送風機収納室４８との間
には、通風ダクト３３と一緒に掃除用付属品を収納する
空間５１が形成されている。空間５１には、上ケース４
の掃除用付属品収納体１３が垂下するように配設されて
いる。上ケース４の掃除用付属品収納体１３の上方は、
集塵室３２の上面開口を集塵蓋８で閉じると、その集塵
蓋８によりおおわれる。

【００１６】集塵室３２側と掃除用付属品収納体１３側
との気密は、集塵室３２の上面開口を集塵蓋８で閉じた
状態のとき、集塵蓋３に設けた仕切壁３ａと集塵室３２
の上面開口周縁に設けたパッキング４９とによって保持
される。パッキング４９は、バンパー５ｃと一体に形成
されている。

【００１７】電動送風機カバー４０の一部分には、排気
窓４０ａが形成されている。

【００１８】以上の構成において、電源スイッチ１９を
オンした場合の風の流れは、集塵室３２から通風ダクト
３３を通り電動送風機６内を経て、電動送風機収納室４
８に放出される。電動送風機６からの排気流は、排気フ
ィルター１５および排気蓋１４を通り掃除機本体１外へ
放出される。その際、通風ダクト３３により、集塵室３
２と電動送風機収納室４８との間の気密が確実に行われ
ている。

【００１９】スイッチペダル２０と電源スイッチ１９
は、図４及び図５に示すように、配設されており、スイ
ッチペダル２０は２０ａを中心に回動自在に上ケース４
に取付けられている。又、スイッチペダル２０はコイル
バネ６０によって上方へ弾性支持されている。スイッチ
ペダル２０には、係止体２０ｄが一体に設けてあり、ウ
エケース４に係止することで、上方への移動を規制され
ている。電動送風機カバー４０には筒状突起４０ｂを上
端がウエケース４の下面に当接する様に設けてあり、係
止体２０ｄと電源スイッチ１９の開閉のための突起２０
ｂが動作するための開口部をふさいでいる。筒状突起４
０ｂはリブによって２つの部屋に別れており、１つは電
源スイッチ１９の収納部、もう１つは係止体２０ｄの入
り込む部分となっている。また、係止体２０ｄの係止爪
部２０ｅの反対側にはりブ体２０ｆを設けてあり、筒状
突起の内壁とリブ体２０ｆの間隔は、係止爪部２０ｅが
ウエケース４と係止している幅よりも狭く構成されてお
り、組立て状態では、スイッチペダル２０は容易にはず
れないようになっている。

【００２０】

【発明の効果】本発明によれば、スイッチペダルの係止
体は、組み立て状態において変形防止体によって周囲を
覆われつつ上ケースの係止部に係止しているので、スイ
ッチペダルを無理にはずそうとしても係止体が変形して
はずれることはなく、また、上ケースにスイッチペダル
を取り付ける時は、下ケース等と分離した状態のため、
変形防止体によって規制されていないスイッチペダルの
係止体は容易に変形し、スイッチペダルは上ケースへ簡
単に取付き、作業性も良い。

【００２１】また、上ケースの係止部の開口部は筒状の
変形防止体によってふさがれるので、電気送風機の排気
が、もれることはない。

【００２２】これにより、組立性を向上し、かつ安全で
安価な電気掃除機がえられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す要部縦断面図である。

【図２】本発明の一実施例を示し集塵蓋を取り除いた状
態の要部縦断面図である。

【図３】本発明の一実施例を示す要部縦断面図である。

【図４】図２のＡ−Ａ断面図である。

【図５】図２のＢ−Ｂ断面図である。

【図６】従来例を示す要部分解斜視図である。

【符号の説明】

１…掃除機本体、２…下ケース、３…集塵蓋、４…上ケ
ース、５…バンパー、６…電動送風機、１３…掃除用付
属品収納体、１３…係止突起、２４…クランプ、３２…
集塵室、３３…通風ダクト、４４…半導体スイッチング
素子、４８…電動送風機収納室、４９…パッキング、５
０…係止穴、５１…空間（掃除用付属品収納空間）。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電動送風機を内装する本体ケースを上ケー
スと下ケースに分け、前記上ケースに、電源スイッチを
開閉するためのスイッチペダルを取付け、前記スイッチ
ペダルの動作を規制する係止体をスイッチペダルに一体
に設け、前記係止体が前記上ケースに係止する様に構成
したものにおいて、前記係止体が前記上ケースの係止部
からはずれる方向に変形することを防ぐ変形防止体を上
ケース以外の部品と一体に設けたことを特徴とする電気
掃除機。
【請求項２】請求項１において、前記変形防止体を前記
上ケースの係止部の開口部をふさぐ様な筒状に形成した
ことを特徴とする電気掃除機。
【請求項３】請求項２において、筒状に形成した前記変
形防止体と近接して筒状突起を設け、電源スイッチを収
納配設し、前記上ケースの電源スイッチ開閉のための開
口部を前記筒状突起がふさぐ様に構成したことを特徴と
する電気掃除機。
【請求項４】請求項２又は３において、前記変形防止体
を下ケース又は、前記電動送風機を抑えている電動送風
機カバーと一体にて形成したことを特徴とする電気掃除
機。