JPH05136A - X線撮影装置 - Google Patents
X線撮影装置Info
- Publication number
- JPH05136A JPH05136A JP3148321A JP14832191A JPH05136A JP H05136 A JPH05136 A JP H05136A JP 3148321 A JP3148321 A JP 3148321A JP 14832191 A JP14832191 A JP 14832191A JP H05136 A JPH05136 A JP H05136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray tube
- ray
- intake port
- imaging apparatus
- tube device
- Prior art date
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- Pending
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 14
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004846 x-ray emission Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、管容器および絶縁油の局部的な温
度上昇を防止することが可能となり、長寿命を図ったX
線撮影装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のX線撮影装置は、管容器6内にX線
管7が収容されたX線管装置3がCTスキャナ1に回転
可能に取付けられ、管容器の外周に空気取入れ口10と
空気排出口11を有するダクト12が設けられ、空気取
入れ口がX線管装置の回転方向を向いており、上記の目
的を達成することが出来る。
度上昇を防止することが可能となり、長寿命を図ったX
線撮影装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のX線撮影装置は、管容器6内にX線
管7が収容されたX線管装置3がCTスキャナ1に回転
可能に取付けられ、管容器の外周に空気取入れ口10と
空気排出口11を有するダクト12が設けられ、空気取
入れ口がX線管装置の回転方向を向いており、上記の目
的を達成することが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線撮影装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】近年、X線撮影装置は、より高速スキャ
ン化が進められており、それに搭載される回転陽極型X
線管も大容量化・高冷却能率化の要求が強まりつつあ
る。この種の高速スキャン型X線撮影装置は、従来、図
4に示すように構成され、CTスキャナ1上にガントリ
−2が連続回転可能に設けられている。このガントリ−
2の外面には、X線管装置3と熱交換器4が取付けら
れ、対向する内面には検出器5が取付けられている。
尚、X線管装置3は図5に示すように構成され、管容器
6内に回転陽極型X線管7が収容され、絶縁油8が充填
されている。動作時には、X線管装置3に発生した熱は
熱交換器4を介して大部分が放熱されるが、一部は管容
器6から直接大気中に輻射・対流により放熱される。
ン化が進められており、それに搭載される回転陽極型X
線管も大容量化・高冷却能率化の要求が強まりつつあ
る。この種の高速スキャン型X線撮影装置は、従来、図
4に示すように構成され、CTスキャナ1上にガントリ
−2が連続回転可能に設けられている。このガントリ−
2の外面には、X線管装置3と熱交換器4が取付けら
れ、対向する内面には検出器5が取付けられている。
尚、X線管装置3は図5に示すように構成され、管容器
6内に回転陽極型X線管7が収容され、絶縁油8が充填
されている。動作時には、X線管装置3に発生した熱は
熱交換器4を介して大部分が放熱されるが、一部は管容
器6から直接大気中に輻射・対流により放熱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のX
線撮影装置では、X線管7内の陽極タ−ゲット9が10
00℃以上の高温となるため、その近傍の絶縁油8およ
び管容器6がA部分に相当する位置で局部的に温度が上
がり、絶縁油8等の変質が生じ、X線撮影装置の耐電圧
性能を劣化させるといった問題がある。この発明は、以
上のような不都合を解決するものであり、管容器および
絶縁油の局部的な温度上昇を防止したX線撮影装置を提
供することを目的とする。
線撮影装置では、X線管7内の陽極タ−ゲット9が10
00℃以上の高温となるため、その近傍の絶縁油8およ
び管容器6がA部分に相当する位置で局部的に温度が上
がり、絶縁油8等の変質が生じ、X線撮影装置の耐電圧
性能を劣化させるといった問題がある。この発明は、以
上のような不都合を解決するものであり、管容器および
絶縁油の局部的な温度上昇を防止したX線撮影装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、管容器内に
X線管が収容されたX線管装置がCTスキャナに回転可
能に取付けられ、管容器の外周に空気取入れ口と空気排
出口を有するダクトが設けられ、空気取入れ口がX線管
装置の回転方向に向けて取付けられているX線撮影装置
である。
X線管が収容されたX線管装置がCTスキャナに回転可
能に取付けられ、管容器の外周に空気取入れ口と空気排
出口を有するダクトが設けられ、空気取入れ口がX線管
装置の回転方向に向けて取付けられているX線撮影装置
である。
【0005】
【作用】この発明によれば、管容器および絶縁油の局部
的な温度上昇を防止することが可能となり、耐電圧性能
も向上し長寿命を図ることが出来る。
的な温度上昇を防止することが可能となり、耐電圧性能
も向上し長寿命を図ることが出来る。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0007】この発明によるX線撮影装置は図1〜図3
に示すように構成され、図1は全体を示す側面図、図2
はX線撮影装置を構成するX線管装置付近を示す平面
図、図3は同じく側面図である。
に示すように構成され、図1は全体を示す側面図、図2
はX線撮影装置を構成するX線管装置付近を示す平面
図、図3は同じく側面図である。
【0008】従来例(図4)と同一箇所は同一符号を付
すことにすると、CTスキャナ1上に筒状のガントリ−
2がCTスキャナ1の中心軸の周りを一方向に連続回転
可能に設けられている。このガントリ−2の外面には、
X線管装置3と熱交換器4が取付けられて両者が接続さ
れ、それと対向する位置の内面には検出器5が取付けら
れている。更に、図2および図3からも明らかなよう
に、X線管装置3の管容器6外周には、空気取入れ口1
0と空気排出口11とを有するダクト12が設けられて
いる。この場合、空気取入れ口10がガントリ−2の回
転方向、つまりX線管装置3の回転移動方向を向くよう
に、ダクト12は取付けられている。尚、図中の符号1
3はX線管装置3のX線放射窓である。
すことにすると、CTスキャナ1上に筒状のガントリ−
2がCTスキャナ1の中心軸の周りを一方向に連続回転
可能に設けられている。このガントリ−2の外面には、
X線管装置3と熱交換器4が取付けられて両者が接続さ
れ、それと対向する位置の内面には検出器5が取付けら
れている。更に、図2および図3からも明らかなよう
に、X線管装置3の管容器6外周には、空気取入れ口1
0と空気排出口11とを有するダクト12が設けられて
いる。この場合、空気取入れ口10がガントリ−2の回
転方向、つまりX線管装置3の回転移動方向を向くよう
に、ダクト12は取付けられている。尚、図中の符号1
3はX線管装置3のX線放射窓である。
【0009】さて標準的なX線管の場合、管容器6が制
限温度80℃まで上昇した際、輻射による単位面積当り
の放熱が390W/m2 、自然対流による単位面積当り
の放熱が310W/m2 であり、自然対流に代えてガン
トリ−2の回転時に管容器6の外周を流れる空気による
強制対流(風速約4.4m/S)を考えると、510W
/m2 まで放熱効果が高まる。この強制空冷効果は、風
速の0.6〜0.8乗に比例して大きくなるため、この
発明のようにダクト12を設けること実質的に風速を高
めることが出来る。それにより、局部的な放熱効果をよ
り高めることが可能となる。
限温度80℃まで上昇した際、輻射による単位面積当り
の放熱が390W/m2 、自然対流による単位面積当り
の放熱が310W/m2 であり、自然対流に代えてガン
トリ−2の回転時に管容器6の外周を流れる空気による
強制対流(風速約4.4m/S)を考えると、510W
/m2 まで放熱効果が高まる。この強制空冷効果は、風
速の0.6〜0.8乗に比例して大きくなるため、この
発明のようにダクト12を設けること実質的に風速を高
めることが出来る。それにより、局部的な放熱効果をよ
り高めることが可能となる。
【0010】即ち、図3のB部での気流の風速は空気取
入れ口10での風速に比べ大巾に増加するため、ダクト
設置部での強制空冷効果を大巾に高めることが出来る。
例えば、B部の断面積を空気取入れ口10の断面積の1
/3にすることにより、局部的な放熱効果を1.9〜
2.4倍にまで増すことが出来る。
入れ口10での風速に比べ大巾に増加するため、ダクト
設置部での強制空冷効果を大巾に高めることが出来る。
例えば、B部の断面積を空気取入れ口10の断面積の1
/3にすることにより、局部的な放熱効果を1.9〜
2.4倍にまで増すことが出来る。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、管容器の外周に空気
取入れ口と空気排出口を有するダクトが設けられ、空気
取入れ口がX線管装置の回転方向を向いているので、管
容器および絶縁油の局部的な温度上昇を防止することが
可能となり、耐電圧性能も劣化することなく長寿命を図
ることが出来る。
取入れ口と空気排出口を有するダクトが設けられ、空気
取入れ口がX線管装置の回転方向を向いているので、管
容器および絶縁油の局部的な温度上昇を防止することが
可能となり、耐電圧性能も劣化することなく長寿命を図
ることが出来る。
【図1】この発明の一実施例に係るX線撮影装置を示す
側面図。
側面図。
【図2】この発明のX線撮影装置を構成するX線管装置
付近を示す平面図。
付近を示す平面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】従来のX線撮影装置を示す側面図。
【図5】従来のX線撮影装置を構成するX線管装置を示
す斜視図。
す斜視図。
【符号の説明】 1…CTスキャナ、3…X線管装置、6…管容器、7…
X線管、10…空気取入れ口、11…空気排出口、12
…ダクト。
X線管、10…空気取入れ口、11…空気排出口、12
…ダクト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 管容器内にX線管が収容されたX線管装
置がCTスキャナに回転可能に取付けられてなるX線撮
影装置において、上記管容器の外周に空気取入れ口と空
気排出口を有するダクトが設けられ、上記空気取入れ口
が上記X線管装置の回転方向に向けて取付けられている
ことを特徴とするX線撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148321A JPH05136A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | X線撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148321A JPH05136A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | X線撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05136A true JPH05136A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15450174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3148321A Pending JPH05136A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | X線撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05136A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345804A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-12-03 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | X線管ユニット及び装置並びにその冷却方法及びプログラム |
JP2004344667A (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 最適化させたx線管冷却デバイス |
EP3793330A1 (de) * | 2019-09-12 | 2021-03-17 | Siemens Healthcare GmbH | Röntgenstrahler |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP3148321A patent/JPH05136A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345804A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-12-03 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | X線管ユニット及び装置並びにその冷却方法及びプログラム |
JP2004344667A (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 最適化させたx線管冷却デバイス |
JP4549734B2 (ja) * | 2003-05-22 | 2010-09-22 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 最適化させたx線管冷却デバイス |
EP3793330A1 (de) * | 2019-09-12 | 2021-03-17 | Siemens Healthcare GmbH | Röntgenstrahler |
CN112584594A (zh) * | 2019-09-12 | 2021-03-30 | 西门子医疗有限公司 | X射线辐射器和计算机断层扫描仪 |
US11557452B2 (en) | 2019-09-12 | 2023-01-17 | Siemens Healthcare Gmbh | X-ray emitter |
CN112584594B (zh) * | 2019-09-12 | 2024-09-24 | 西门子医疗股份公司 | X射线辐射器和计算机断层扫描仪 |
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