JPH051354B2 - - Google Patents

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JPH051354B2
JPH051354B2 JP5283085A JP5283085A JPH051354B2 JP H051354 B2 JPH051354 B2 JP H051354B2 JP 5283085 A JP5283085 A JP 5283085A JP 5283085 A JP5283085 A JP 5283085A JP H051354 B2 JPH051354 B2 JP H051354B2
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locking body
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Hideo Hatao
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HATAO KK
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、建物開口部の引違い戸に取付けられ
て、引違い戸を施錠すると共に引違い戸によつて
建物開口部を密閉状に閉じることができる簡易錠
に関する。
〈従来の技術〉 一般に、建物開口部にスライド自在に取付けら
れると共に開口部を閉じた状態において前後に重
合状となる建具枠を有する一対の引違い戸が用い
られている。
従来、引違い戸を施錠するものとしては、前方
建具枠に回転可能に支持された雄ネジ体またはフ
ツク体を、後方建具枠に固定された雌ネジ体また
は被係止体に螺合または係合させるようなものが
ある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 引違い戸を施錠した場合には、風雨の侵入防止
及び防犯のために引違い戸と建物開口部との間に
隙間ができるのは好ましくない。
引違い戸を施錠した場合には、風雨の侵入が防
止されることが望まれる。そのためには前方建具
枠の後端面と後方建具枠の前端面とが密着され、
しかも各引違い戸が閉じ方向に押圧されて開口部
を密閉状に閉じる必要がある。しかし、従来のネ
ジやフツクを利用して施錠するものにおいては、
前方建具枠の後端面と後方建具枠の前端面とを密
着することはできるが、各引違い戸を閉じ方向に
押圧することはできない。
本発明は上記に鑑み、引違い戸を施錠すると共
に建物開口部を密閉状に閉じることができる簡易
錠を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明が、従来技術の問題点を解決すべく講じ
る技術的手段の特徴とするところは、建物開口部
10にスライド自在に取付けられると共に開口部
10を閉じた状態において前後に重合状となる建
具枠11,12を有する前後一対の引違い戸1
3,13の簡易錠9であつて、前方建具枠11に
前後方向移動自在かつその軸まわりに回転自在に
保持される係止体14と、後方建具枠12に固定
されると共にその建具枠12前端面12′に沿つ
た開口33を有する被係止体15とを備え、前記
係止体14に引分け部21と引寄せ部22とが、
係止体14の前後移動によつて前方建具枠11後
端面11′から所定寸法出没自在かつ前記開口3
3に挿脱自在に設けられ、引分け部21は係止体
14の回転中心から偏心した押圧面23を有し、
該引分け部21の開口33内での回転によつて一
対の引違い戸13,13を閉じ方向に押圧すべ
く、押圧面23がその回転によつて押圧接当する
被押圧面36が開口33周縁に沿つて設けられ、
引寄せ部22が開口33内で回転することによつ
て被係止体15を引き寄せて前方建具枠11後端
面11′と後方建具枠12前端面12′とを密着す
べく、引寄せ部22と被係止体15後端面15′
との間に介在するカム面40が形成され、さら
に、その作動によつて係止体14を前後移動させ
る第一作動体1と、その作動によつて係止体14
を回転させる第二作動体2と、その作動によつて
両作動体1,2を作動させる作動操作自在な操作
体3とを備え、第二作動体2による係止体14の
回転は、引分け部21と引寄せ部22とが前方建
具枠11後端面11′から所定寸法突出するまで
は規制されている点にある。
〈作用〉 引違い戸13,13で建物開口部10を閉じた
ときに、操作体3を作動させる。すると、まず第
一作動体1の作動により前方建具枠11後端面1
1′から引分け部21と引寄せ部22とが所定寸
法突出し、被係止体15の開口33に挿入され、
しかる後に第二作動体2の作動により開口33内
で引分け部21と引寄せ部22とが回転させられ
る。
そうすると、引分け部21の押圧面23は係止
体14の回転中心から偏心しているために、開口
33周縁に沿つて設けられた被押圧面36を一対
の引違い戸13,13の閉じ方向にその偏心寸法
に対応して押圧することができる。また、引寄せ
部22の前方建具枠11後端面11′からの突出
寸法は所定寸法に制限されているために、引寄せ
部22と被係止体15後端面15′との間に介在
するカム面40によつて引寄せ部22が開口33
内で回転すると、被係止体15は係止体14側に
相対的に移動することになる。これにより引寄せ
部22が突出している前方建具枠11の後端面1
1′と被係止体15が固定されている後方建具枠
12の前端面12とを密着させることができる。
また、引寄せ部22と被係止体15とのカム面4
0を介しての係合により、引分け部21の押圧面
23と開口33の被押圧面36との係合が保持さ
れ、引違い戸13,13のスライドが規制され
る。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図において、13,13は前後一対の引違
い戸であり、建物玄関の開口部10にスライド自
在に取付けられており、その開口部10を閉じた
状態で前後に重合状となる建具枠11,12を有
する。本実施例では前方とは室内側をいうものと
する。
そして引違い戸13,13を閉じた状態におい
て前後重合状となる建具枠11,12には、簡易
錠9が取付けられている。第2図はその簡易錠9
の取付状態を示す図であり、前方建具枠11には
係止体14と室内側錠操作具4とが取付けられ、
後方建具枠12には被係止体15と室外側錠操作
具5とが取付けられている。また、係止体14の
前方建具枠11への取付けば、保持具6を介して
行なわれている。
第5図乃至第10図は保持具6と係止体14と
の取付構造を示し、第15図乃至第27図は保持
具6の各部を、第28図及び第29図は係止体1
4をそれぞれ示し、まずこれらから説明する。
係止体14は、第28図及び第29図にも示す
ように後端部が円柱形の支軸部7、中途部が外周
に歯部8を有する歯車部16、前端部が係止体1
4軸心と平行に偏心した引分け部21及び該引分
け部21先端から直交して連設された引寄せ部2
2とで形成されている。また、支軸部7と歯車部
16との間は径小段部17とされ、歯車部16の
外周には歯車8がない偏平部18が形成されてい
る。そして、引分け部21の径方向外端部は係止
体14軸心から偏心した押圧面23とされてい
る。
保持具6において、19は第15図乃至第18
図にも示す取付基体で、基板20と、該基板20
前面に固着された断面コ字形状の支持体24とを
有する。基板20は後面が前方建具枠11後端面
11′に面一なように取着され、前方建具枠11
への取付ネジ25,25の挿通孔26,26が貫
設されている。また、基板20と支持体24底部
とには、係止体14の通孔27と室外側錠操作具
5の通孔28とが貫設されている。支持体24の
両側部には、後述の第一作動体1の支軸29の通
孔30が貫設され、また支持体24の前端下部に
は後述の回転規制片31の取付用段部32が形成
されている。
39は後述の操作体3の送り用歯車で、取付基
体19の前記室外側錠操作具5の通孔28に回転
自在に支持されると共に押さえ具41によつて脱
落が防止されている。該操作体送り用歯車39の
軸心には、室外側錠操作具5との連結用角孔42
が貫設されている。
3は操作体で、第19図乃至第22図示のよう
に、対向状の側板43,43とその連結板45と
で断面コ字形状を呈する。連結板45には、室内
側操作具4との連結用通孔46が設けられてい
る。両側板43,44には第一作動体作動用案内
通孔47が貫設されている。
該案内通孔47は、上下方向に沿う第一部分4
7aと第一部分47a下端から斜め後方下向に沿
う第二部分47bとからなり、また、第一部分4
7aの上端には僅かに後方に凹む凹部48が連設
されている。一方の側板43には、前記操作体送
り用歯車39の歯部39a…が挿入される係合窓
49…が貫設され、他方の側板にはその歯部39
a…との干渉防止用切欠50が設けられている。
なお、最下端の係合窓49は後端部が開放されて
切欠状とされている。
2は第二作動体で、操作体3の一方の側板43
の下端に一体的に連設されたものである。該第二
作動体2には、係止体14の外周歯部8…係合用
の係合窓51…が貫設されている。
31は係止体14の回転規制片で、第23図及
び第24図示のように矩形の固定板52と、該固
定板52の下部中央を後方に切起こして形成され
た回転規制舌片53とを備えている。該舌片53
寸法は、支持体24に取付けたときに、支持体2
4底部とに間隔があく寸法とされている。また、
固定板52には係止体14の枢支孔54が貫設さ
れ、四隅には前記支持体24の取付用段部32へ
の係合用切欠55が形成されている。
1は第一作動体で、第25図乃至第27図示の
ように、底板56と両側板57,57とによつて
断面コ字形状に形成されている。底板56下端に
は係止体14の径小段部17を挿入するための凹
部58が形成されている。両側板57,57は下
端部が切欠かれて段部59とされており、また上
端部には後述の案内軸60の挿通孔61が、中途
部には後述の支軸29の挿通孔62が形成されて
いる。
そして、第5図乃至第10図示のように、係止
体14は取付基体19の通孔27に挿入状とされ
ると共に、回転規制片31の枢支孔54に軸心中
心に回転自在に支持され、前後方向移動自在かつ
その前後移動軸まわりに回転自在に保持されてい
る。
また、操作体3は支持体24の両側部間に嵌合
状とされて上下移動自在とされている。 そして
第一作動体1が、操作体3の両側板43,44間
に位置されると共に、前記支持体24の両側部間
に支軸29によつて揺動自在に支持されている。
また、第一作動体1の上端の挿通孔61と操作体
3の案内通孔47とに案内軸60が渡架状に挿通
されている。ここで63は支軸29に巻装されて
第一作動体1と回転規制片31とに掛合するスプ
リングである。これは、第一作動体1の上端が支
軸29中心に後方へ揺動する方向に付勢するもの
で、操作体3の自然下降を防ぐ。
上記の保持具6への係止体14の取付状態で
は、係止体14はその径小段部17が第一作動体
1の凹部58に挿入されることにより、第一作動
体1によつて最も前方に移動した状態とされてい
る。このとき、引分け部21と引分け部22とは
取付基体19内に没入状とされ、引寄せ部22の
自由端は下向きとされている。また、係止体14
の偏平部18が回転規制舌片53に係合して係止
体14の回転は規制される。これにより、引寄せ
部22の自由端は没入状態では下向きとなるよう
保持されている。そして、第二作動体2の下端は
係止体14の歯部8の上方に位置している。ま
た、第一作動体1の案内軸60は、案内通孔47
の第二部分47bの最下端に位置している。
第11図及び第12図は、上記の状態から操作
体3を下方に移動させた状態を示す。操作体3を
下方に移動させると、案内軸60が案内通孔47
の第二部分47b内を相対的に上方移動して第一
部分47aの下端に達する。すると、第二部分4
7bは斜め後方下向に傾斜しているため、案内軸
60は挿通されている第一作動体1は、支軸中心
にその下端が後方移動するように揺動する。そう
すると、第一作動体1下端の凹部58間には係止
体14の径小段部17が挿入されているため、係
止体14は第一作動体1の揺動によつて後方移動
する。この後方移動距離は、案内通孔47の第一
部分47aと第二部分42b下端との前後間隔に
よつて定められる所定寸法である。この所定寸法
の後方移動によつて、係止体14の引分け部21
と引寄せ部22とは基板20後端面、すなわち前
方建具枠11後端面11′から所定寸法突出した
状態となる。この状態では、係止体14の偏平部
18も後方移動し、回転規制舌片53との係合は
解除されている。ここで、第二作動体2の下端は
係止体14の歯部8に接当状態となるが、係止体
14を回転させることはない。
第13図及び第14図は、第11図及び第12
図の状態から操作体3をさらに下方移動させた状
態を示す。この操作体3の下方移動により、案内
軸60は案内通孔47の第一部分47aを相対的
に上方移動し、上端の凹部48に達する。この場
合、第一部分47aは上下方向に沿つているので
第一作動体1が揺動することはない。また、スプ
リング63の弾性力により案内軸60は凹部48
に係合するので、引違い戸13を振動させた程度
では操作体3は移動しない。そして、操作体3が
下方移動すると第二作動体2の下端及び係合窓5
1…が、係止体14の歯部8に係合して係止体1
4を略90度回転させる。この係止体14の回転に
より、引寄せ部22の自由端は横向きとされる。
そして、操作体3を上方に移動させると、上記
とは逆の動きによつて再び引分け部21と引寄せ
部22とは前方建具枠11後端面11′より没入
状となる。
次に、第30図乃至第32図に示す室内側錠操
作具4について説明する。該室内側錠操作具4に
おいて、64は矩形取付板で前方建具枠11前端
面に取付ネジ65,65により取付けられ、取付
ネジ65,65の通孔66,66と摘み用案内孔
67とが貫設されている。
68は板状の操作体で、前面に操作摘み69が
後面に連動用突片70が一体的に形成されてい
る。
71は押え板で連結用突片70の案内孔72が
貫設されている。そして、操作体68を取付板6
4との間で挟着するようにネジ73,73で取付
板64に固定されると共に、摘み69と連結用突
片70とを各案内孔67,72から突出させる。
そして、連結用突片70は前記操作体3の連結
用通孔46に挿入状とされている。これにより、
操作摘み69の上下動によつて操作体3を上下移
動操作できる。
次に、第33図乃至第35図に示す被係止体1
5について説明する。該被係止体15は、矩形板
状でその中央には矩形の開口33が開設されてい
る。また、74は室外側錠操作具の通孔である。
そして、前記係止体14の前後移動軸に対応した
位置に開口33が位置するように、被係止体15
は後方建具枠12前端面12′に沿つてビス34,
34を介して固定されている。ここで、後方建具
枠12の開口33後方部分は繰抜かれて凹部35
とされている。これにより、引分け部21と引寄
せ部22とは前方建具枠11後端面11′からの
出没により、開口33に挿脱自在とされている。
そして、引分け部21の開口33内での回転に
よつて前記押圧面23が押圧接当する被押圧面3
6が、開口33の縦方向周縁一側に沿つて設けら
れている。
本実施例では、周縁一側から突出壁37を後方
に突設し、その内壁面を被押圧面36としてい
る。このような突出壁37を設けずに、開口33
の内周壁面を被押圧面36としてもよい。但し、
本実施例のように突出壁37を設けることによ
り、押圧面23との接触面積が大きくなつて安定
して大きな押圧力が生じる。
この押圧面23による被押圧面36の押圧は、
第39図及び第41図に示すように係止体14の
回転中心38から押圧面23までの偏心寸法X
が、その回転中心38から被押圧面36までの寸
法Yよりも大きくされている。これにより引分け
部21の回転により、その寸法差(X−Y)だけ
被係止体15を係止体14に対して相対的に左右
方向へ移動させることになり、これにより一対の
引違い戸13,13を閉じ方向に押圧するもので
ある。
また、第40図及び第42図にも示すように、
被係止体15後端面15′には被押圧面36の対
向側の開口33周縁に沿つてカム面40が形成さ
れている。該カム面40は被係止体15後端面1
5′から山形に膨出状とされて中央部が平面とさ
れている。これにより、引寄せ部22は開口33
内で回転するとカム面40中央上に案内される。
そうすると引寄せ部22の前方建具枠11後端面
11′からの突出寸法は所定寸法に規制されてい
るために、被係止体15は係止体14側に相対的
に引寄せられることになる。よつて引寄せ部22
の前方建具枠11後端面11′からの突出寸法を、
カム面40中央の被係止体15後端面15′から
の膨出寸法に対応させた所定寸法とすることによ
り、前方建具枠11後端面11′と後方建具枠1
2前端面12′とを密着させることができる。な
お、カム面40は引寄せ部22に形成してもよ
く、要は引寄せ部22と被係止体15後端面1
5′との間に介在すればよい。
次に第36図乃至第38図に示す室外側錠操作
具5について説明する。該操作具5は後方建具枠
12にビス76,76によつて埋設状に取付けら
れるもので、77は取付フランジでビス挿通孔7
8,78を有し、79は筒状部で内部に周知のシ
リンダ錠が内装されている。そして、後端面の鍵
孔80から合鍵が挿入回転されることにより回転
する連結用角棒81が前端から突出している。該
連結用角棒81は、前記操作体3の送り用歯車3
9に貫設されている連結用角孔42に相対回転不
能に嵌合されている。これにより、室外から合鍵
により角棒81を回転させると送り用歯車39が
回転する。そうすると、送り用歯車39の歯部3
9aが前記操作体3の係合窓49…に係合して操
作体3を上下移動操作できる。
上記構成の簡易錠9により施錠を行なうには、
室外側錠操作具5又は室内側錠操作具4を介して
操作体3を下方移動させる。すると、第一作動体
1によつて引分け部21と引寄せ部22とがまず
第3図、第39図及び第40図に示すように前方
建具枠11後端面11′から突出し、開口33内
に挿入される。さらに操作体3が下降すると、第
二作動体2によつて開口33内で引分け部21と
引寄せ部22とが回転することにより、上述のよ
うに一対の引違い戸13,13は閉じ方向に押圧
されると共に前方建具枠11後端面11′と後方
建具枠12前端面12′とが密着し、第4図、第
41図及び第42図の状態となる。さらにこの状
態では、引寄せ部22と被係止体15とのカム面
40を介しての係合により、係止体14の前方移
動が規制されて引分け部21の押圧面23と開口
33の被押圧面36との係合が保持され、引違い
戸13,13の左右方向スライドが規制されるこ
とになり施錠がなされる。これにより引違い戸1
3,13を施錠すると共に、引違い戸13,13
によつて建物開口部10を密閉状に閉じることが
できる。
次に解錠を行なうには、やはり室外側錠操作具
5又は室内側錠操作具4を介して操作体3を上方
移動させれば、上記と逆動作により解錠がなされ
る。
なお、第43図のように引寄せ部22の後端面
に先細状突出部82を形成しておくと、立て付け
が悪いために引違い戸13,13の前後建具枠1
1,12の重合に多少のずれを生じても、引分け
部21と引寄せ部22との開口33への挿入を案
内することができる。
上記実施例では、簡易錠9は玄関の引違い戸に
取付けたものを示したが、室内の引違い戸に取付
けてもよく、また引違い戸も左右にスライドする
ものに限らず、上下にスライドするものでもよ
い。その場合、室外側錠操作具はシリンダ錠を内
装した合鍵が必要なものは不要である。
また、操作体3を上下動させるのに上記実施例
では室内側からは上下動操作、室外側からは回転
操作によるものを示したが、その操作は逆でもよ
く、また双方とも回転操作または上下動操作によ
つて操作体3を上下動させてもよい。
それに、操作体3自体も上下作動によつて両作
動体1,2を作動させるものに限らず、回転作動
によつて両作動体1,2を作動させてもよい。そ
の場合、操作体3の回転作動を係止体14に伝達
する歯車を設け、その歯車を第二作動体2とし、
その第二作動体2を係止体14外周の歯部に咬合
わせるようにしてもよい。また、第一作動体1
も、周知のクランク機構のように操作体3の回転
動作を往復動作に変換できるような機構としたも
のを利用して係止体14を前後移動させてもよ
い。
また、第二作動体2を上述のように歯車とする
場合には、全周に歯を設けずに一部平滑周面とし
これにより、第一作動体1によつて引分け部21
と引寄せ部22とが後方建具枠11後端面11′
から所定寸法突出するまでは、その平滑周面を係
止体14の歯部と対向するようにして係止体14
の回転を規制してもよい。
〈発明の効果〉 本発明による簡易錠によれば、操作体を作動さ
せるだけで、係止体の引分け部と引寄せ部とを開
口内に挿脱させると共に開口内で回転させること
ができる。これにより、引分け部の押圧面によつ
て被係止体の被押圧面を、押圧面の係止体回転中
心からの偏心寸法に対応して引違い戸の閉じ方向
に押圧でき、閉じ方向の密閉を行なうことができ
る。また、引寄せ部の突出寸法は前方建具枠後端
面から所定寸法に制限されているため、引寄せ部
と被係止体後端面との間のカム面により、前方建
具枠後端面と後方建具枠後端面との密接ができ
る。そして、引寄せ部と被係止体とのカム面を介
する係合により、押圧面と被押圧面との係合が保
持され、引違い戸のスライドは規制され施錠状態
となる。すなわち、引違い戸を施錠することがで
きると共に、引違い戸によつて建物開口部を密閉
状に閉じることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第42図は本発明の実施例に係り、
第1図は簡易錠を取付けた引違い戸の正面図、第
2図は同解除状態での断面図、第3図は同施錠途
中の状態での断面図、第4図は同施錠状態での断
面図、第5図は係止体を取付けた保持具の背面
図、第6図は同側面図、第7図は同一部破断正面
図、第8図は同平面図、第9図は同底面図、第1
0図は同側断面図、第11図は同施錠途中の状態
での平面図、第12図は同側断面図、第13図は
同施錠状態での平面図、第14図は同側断面図、
第15図は取付基体の背面図、第16図は同一部
破断側面図、第17図は同正面図、第18図は同
底面図、第19図は操作体と第二作動体の右側面
図、第20図は同正面図、第21図は同左側面
図、第22図は同底面図、第23図は回転規制片
の側面図、第24図は同平面図、第25図は第一
作動体の正面図、第26図は同側面図、第27図
は同底面図、第28図は係止体の背面図、第29
図は同側面図、第30図は室内側操作具の背面
図、第31図は同側断面図、第32図は同正面
図、第33図は被係止体の背面図、第34図は第
33図のA−A線断面図、第35図は第33図の
B−B線断面図、第36図は室外側錠操作具の背
面図、第37図は同側面図、第38図は同正面
図、第39図は開口内に挿入された引分け部と引
寄せ部との回転前の状態説明背面図、第40図は
第39図のC−C線断面図、第41図は開口内に
挿入されて施錠状態にある引分け部と引寄せ部と
の状態説明背面図、第42図は第41図のD−D
線断面図、第43図は異なつた実施例に係る係止
体の側面図である。 1……第一作動体、2……第二作動体、3……
操作体、9……簡易錠、10……建物開口部、1
1……前方建具枠{11′……後端面}、12……
後方建具枠{12′……前端面}、13……引違い
戸、14……係止体、15……被係止体、21…
…引分け部、22……引寄せ部、23……押圧
面、33……開口、36……被押圧面、40……
カム面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建物開口部10にスライド自在に取付けられ
    ると共に開口部10を閉じた状態において前後に
    重合状となる建具枠11,12を有する前後一対
    の引違い戸13,13の簡易錠9であつて、前後
    建具枠11に前後方向移動自在かつその軸まわり
    に回転自在に保持される係止体14と、後方建具
    枠12に固定されると共にその建具枠12前端面
    12′に沿つた開口33を有する被係止体15と
    を備え、前記係止体14に引分け部21と引寄せ
    部22とが、係止体14の前後移動によつて前方
    建具枠11後端面11′から所定寸法出没自在か
    つ前記開口33に挿脱自在に設けられ、引分け部
    21は係止体14の回転中心から偏心した押圧面
    23を有し、該引分け部21の開口33内での回
    転によつて一対の引違い戸13,13を閉じ方向
    に押圧すべく、押圧面23がその回転によつて押
    圧接当する被押圧面36が開口33周縁に沿つて
    設けられ、引寄せ部22が開口33内で回転する
    ことによつて被係止体15を引き寄せて前方建具
    枠11後端面11′と後方建具枠12前端面1
    2′とを密着すべく、引寄せ部22と被係止体1
    5後端面15′との間に介在するカム面40が形
    成され、さらに、その作動によつて係止体14を
    前後移動させる第一作動体1と、その作動によつ
    て係止体14を回転させる第二作動体2と、その
    作動によつて両作動体1,2を作動させる作動操
    作自在な操作体3とを備え、第二作動体2による
    係止体14の回転は、引分け部21と引寄せ部2
    2とが前方建具枠11後端面11′から所定寸法
    突出するまでは規制されていることを特徴とする
    引違い戸の簡易錠。
JP5283085A 1985-03-15 1985-03-15 引違い戸の簡易錠 Granted JPS61211469A (ja)

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