JPH0513530Y2 - - Google Patents

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JPH0513530Y2
JPH0513530Y2 JP1987070773U JP7077387U JPH0513530Y2 JP H0513530 Y2 JPH0513530 Y2 JP H0513530Y2 JP 1987070773 U JP1987070773 U JP 1987070773U JP 7077387 U JP7077387 U JP 7077387U JP H0513530 Y2 JPH0513530 Y2 JP H0513530Y2
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JP
Japan
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molding
mold
insulating material
heat insulating
annular
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JP1987070773U
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JPS63180209U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主としてゴムの加硫成形を行う成形用
金型に関するものである。
(従来の技術) ゴム成形品の多くはトランスフアー成形であつ
てもインジエクシヨン成形であつても或いはブロ
ー成形であつても割金型を用いて成形されている
が、成形材料を成形用金型に供給して加硫温度ま
で加熱すると流動化した成形材料が型合せ面より
浸出してバリとなるので、この対策として割金型
の寸法精度を高くしたり、金型のコアとキヤビテ
イの突合せ部に縦食切り面を設けたりしてバリを
減少させるような工夫がなされているが、前記し
たような手段ではいずれもバリの減少はみられて
も若干は形成されるのでバリ取り作業を省略する
ことはできなかつた。また、実開昭50−115968号
公報には、成形用割金型の型合せ面のうち一方の
型面に設けたガス抜き溝の部分を除いて耐熱性弾
性材層を全面的に層着一体化しておくことにより
バリを防止する技術が提案されているが、成形用
割金型の型合せ面に耐熱性弾性材層を均一に層着
一体化するのに熟練を要するうえに反復使用によ
り耐熱性弾性材層を交換する必要が生じたときに
型面に一旦層着一体化された耐熱性弾性材層をき
れいに剥除するための手数が極めて面倒でとても
実用化できるものではなかつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは、前記のよ
うな問題点を解決して成形後のバリ取り作業を全
く必要としないうえに、点検・補修などの手数が
極めて簡単でコストのかからない安価な成形用金
型を提供しようとすることにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決した本考案に係る成形
用金型は、成形用割金型の型合せ面のうちキヤビ
テイ部を囲む部分のみに内周面を該キヤビテイ部
の開口端に端縁が達するテーパ面とする断熱材埋
込用の環状埋込溝を設けてこれに環状断熱材を埋
め込みねじ止めしたことを特徴とするものであ
る。
(作用) このような成形用金型は、在来のこの種成形用
金型と同様に使用した場合、成形用割金型の型合
せ面のうちキヤビテイ部に臨む部分が断熱材によ
り形成されることとなるので、加硫温度まで加熱
されて流動化した成形材料は加硫温度に達するこ
とのない環状断熱材のために型合せ面間に浸出す
ることがなくなり、バリの発生をなくすことがで
きる。また、反復使用により環状断熱材を交換す
るときにはねじを緩めて環状埋込溝から古い環状
断熱材を外し、新しい環状断熱材を環状埋込溝に
埋め込んでねじ止めすればよい。
(実施例) 次に、本考案を金属製ブツシユの頭部にゴム輪
を成形一体化する場合を実施例として詳細に説明
する。
1はキヤビテイ部2を有する下型3とキヤビテ
イ部4を有する上型5とよりなる成形用割金型で
あつて、該下型3と上型5の対向面にはキヤビテ
イ部2,4を囲む部分のみに内周面を該キヤビテ
イ部の開口端に端縁が達するテーパ面とする断熱
材埋込用の環状埋込溝を設けてあり、この環状埋
込溝にはテーパ内面6aの上縁とテーパ内面6b
の下縁がキヤビテイ部2,4の開口端に達するよ
うにポリイミド樹脂とガラス繊維とのポリイミド
積層材例えばミオレツクス(商品名、東レ株式会
社製)などの環状断熱材6,7を埋め込み、これ
をねじ8,9により固定することにより成形用割
型1の型合せ面のうちキヤビテイ部2,4に臨む
部分を断熱材により形成してある。なお、図中1
0は型合せ用のガイドピンである。
このように構成されたものは、金属製ブツシユ
11をその頭部12にゴム輪が成形一体化される
ように合成ゴムなどの成形材料13とともにキヤ
ビテイ部2,4に注型したうえ型締めしてこれを
加熱炉により所要時間加熱し、金型温度を例えば
150°程度まで上昇させて常法により加硫成形を行
うのであるが、成形用割金型1により加熱されて
成形材料13が流動化されても型合せ面に相当す
る下型3の上面と上型5の下面には環状断熱材
6,7がそのキヤビテイ部2,4に内側縁の一部
を臨ませて設けているので、成形材料が加硫成形
温度まで達することのない環状断熱材の合せ面に
は浸入することはなくてバリの発生なく加硫成形
が行われ、特に、環状断熱材がポリイミド積層材
であると、断熱効果に優れているうえ漏れ性の関
係で合せ面への浸入防止性能が特によいばかりか
強度的にも優れているので長期耐用できる。
しかも、成形用割型1の型合せ面のうちキヤビ
テイ部2,4に臨む部分にある断熱材は成形用割
型1の型合せ面に対して層着一体化したものでは
なく、キヤビテイ部2,4を囲む部分のみに内周
面を該キヤビテイ部の開口端に端縁が達するテー
パ面とする断熱材埋込用の環状埋込溝を設けてこ
れに予め成形されている環状断熱材6,7を埋め
込んだうえねじ8,9により固定したもので、ね
じ8,9の緊締だけで容易に装脱ができるから、
反復使用により環状断熱材6,7が痛んだときに
簡単に交換でき、点検・補修などの手数が極めて
簡単である。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、成形時
にバリの発生がないからバリ取り作業を省略でき
るばかりか、型合せ面のうちキヤビテイ部に臨む
部分に設ける断熱材が型合せ面への接着方式では
なく、成形用割金型の型合せ面のうちキヤビテイ
部を囲む部分のみに内周面を該キヤビテイ部の開
口端に端縁が達するテーパ面とする断熱材埋込用
の環状埋込溝を設けておき、この環状埋込溝に環
状断熱材を埋め込んでねじ止めするようにしたの
で、交換が容易で点検・補修などに殆ど手数を要
することがなく、常時きれいな型合せ面が保持で
きるので良質の製品を安価に量産できる利点があ
る。
従つて本考案は従来のこの種成形用金型の問題
点を解決したもので、構造が簡単なため安価に提
供できる利点と相俟ち大幅なコスト低下が可能な
成形用金型として実用的価値極めて大なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す縦断正面図であ
る。 1……成形用割金型、2,4……キヤビテイ
部、6,7……環状断熱材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 成形用割金型の型合せ面のうちキヤビテイ部
    を囲む部分のみに内周面を該キヤビテイ部の開
    口端に端縁が達するテーパ面とする断熱材埋込
    用の環状埋込溝を設けてこれに環状断熱材を埋
    め込みねじ止めしたことを特徴とする成形用金
    型。 2 断熱材がポリイミド積層材である実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の成形用金型。
JP1987070773U 1987-05-12 1987-05-12 Expired - Lifetime JPH0513530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987070773U JPH0513530Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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JP1987070773U JPH0513530Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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Publication Number Publication Date
JPS63180209U JPS63180209U (ja) 1988-11-21
JPH0513530Y2 true JPH0513530Y2 (ja) 1993-04-09

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ID=30912712

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JP1987070773U Expired - Lifetime JPH0513530Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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JP (1) JPH0513530Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115968U (ja) * 1974-03-06 1975-09-22

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JPS63180209U (ja) 1988-11-21

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