JPH05134208A - 像観察装置 - Google Patents

像観察装置

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JPH05134208A
JPH05134208A JP29587491A JP29587491A JPH05134208A JP H05134208 A JPH05134208 A JP H05134208A JP 29587491 A JP29587491 A JP 29587491A JP 29587491 A JP29587491 A JP 29587491A JP H05134208 A JPH05134208 A JP H05134208A
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JP
Japan
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image
optical system
dimensional display
display element
eyeball
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JP29587491A
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Inventor
Yoichi Iba
陽一 井場
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で観察倍率も大きくとれる像観察装置を
提供する。 【構成】 観察像を表示する2次元表示素子2と、この
2次元表示素子の実像を空中に投影するリレー光学系3
と、その実像を空中に拡大投影するとともに、2次元表
示素子2の表示中心を射出する光線を屈曲させる接眼光
学系4(凹面鏡)と、この接眼光学系4を使用者の眼球
直前に位置するように支持する支持手段7とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポータブル型像観察装
置に関し、特に観察者の頭部または顔面に保持すること
を可能とする像観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、周知のものとして特開昭62─2
14782号がある。図9、図10により説明する。2
次元表示素子21を接眼レンズ22を用い拡大観察出来
るようにしたユニットを図示しない支持手段により眼球
11の前面に支持出来るようにしたものである。図10
は接眼レンズ22と2次元表示素子21との間に平面鏡
24を挿入し光軸を屈曲させたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した例では2
次元表示素子21と接眼レンズ22が直線状に配列して
いるために、表示装置を頭部に装着した時、装置が顔面
から突出する量が大きくなり、装着感が悪い。装置全体
の重量は顔面または頭部の支持点で支えることになる
が、装置の顔面からの突出量が大きいと、支持点から重
心までの水平方向の距離が大となり、大きなモーメント
が生じ、更に支持点には装置全体の重量も加わり装着安
定性を損ね、歩行や首振り等に際して物に衝突する危惧
がある。
【0004】図10に示した例では、光軸が屈曲するよ
うな工夫があるが、接眼レンズの厚みに加え斜めに配置
された平面鏡が突出するので、全体の突出はやはり大き
い。然も、この構成では、接眼レンズ22で拡大観察す
るために2次元表示素子21に表示された像の虚像を作
る場合、接眼レンズ22の前側焦点位置より2次元表示
素子21を接眼レンズ22側に近付けて配置しなければ
ならず、接眼レンズ22と2次元表示素子21との間に
平面鏡24を挿入すると、接眼レンズと2次元表示素子
との光学的距離が開き、接眼レンズの焦点距離を長くせ
ざるを得ない。更に、接眼レンズの倍率はその焦点距離
に反比例しているので、この場合は大きな倍率を得るこ
とが出来ないので、使用者は実質的に小さな画面を観察
することになる。以上の様に、従来は2次元表示素子そ
のものを接眼レンズで直接観察していたため、平面鏡と
の機械的干渉を避けてこれを配置する必要があり、結果
的に接眼レンズの倍率を大きくとり得ないと云う欠点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の如き従来
の欠点を一掃するものであって、小型で観察倍率も大き
くとれる像観察装置を提供することを目的とするもので
あって、本発明に係る像観察装置は、観察像を表示する
2次元表示素子と、この2次元表示素子の実像を空中に
投影するリレー光学系と、その実像を空中に拡大投影す
ると共にこの2次元表示素子の表示中心を射出する光線
(以下、これを光軸と呼ぶ)を屈曲させる接眼光学系
と、この接眼光学系を使用者の眼球直前に位置するよう
に支持する支持手段とを備えたものである。
【0006】本発明では、接眼光学系を使用者の眼球に
凹面を向けた非球面反射鏡として構成することができ
る。この場合、非球面を近似回転楕円面とし、この楕円
面の2つの焦点の内の一方が使用者の眼球の瞳孔近傍ま
たは眼球回旋点若しくはこれらの間に位置するように前
記手段を構成することが好ましい。
【0007】また、光路中に2次元表示素子から射出す
る光束径を制限する開口絞りを設けると共に、支持手段
をこの開口絞りと使用者の眼球との間の光学系が作る実
像が眼球の瞳孔近傍または眼球回旋点若しくはこれらの
間に位置させるように構成することができる。
【0008】更に、リレー光学系に光軸を屈曲させる作
用を持たせることもできる。
【0009】
【作用】上記の構成においては、観察像は表示する2次
元表示素子を直接、接眼光学系で観察するのではなく、
一旦2次元表示素子に表示された像の空中像を形成し、
それを観察するようになっている。このため、空中像と
接眼光学系とが機械的に干渉することはなく、両者を任
意に近付けることができる。従って、所望の観察倍率を
得るのに相応しい位置に空中像を形成すれば迫力のある
大画像を観察することができる。しかも、接眼光学系に
おいて光軸を屈曲させるようにしているので、観察装置
の突出は小さくすることができる。
【0010】また、接眼光学系を観察者の眼球に向いた
凹面鏡で構成すれば、拡大像を形成する作用と、光軸を
屈曲させる作用とを1つの反射面で行うことができるの
で、観察装置の突出をより小さくするこができる。この
場合反射鏡を非球面とすれば1枚の反射鏡で画角の大き
い大画面の像の収差を良好に補正することができるが、
リレー光学系が形成する実像の開口数(以下、NAと略
記する)が大きい場合は収差が補正しきれず像が不鮮明
となることがある。
【0011】本発明において、光路中に設けた開口絞り
は、このような不具合を解決するもので、光束のNAを
適度な大きさに制限して球面収差等の発生を抑え、画質
の劣化を防止する。この開口絞りとしては、例えばレン
ズを保持している鏡枠の内縁を利用することができる。
また、光源の発光点において光束のNAを制限すること
も、結果として開口絞りを設けたのと同じことになる。
【0012】開口絞りを設けた場合、使用者側から見れ
ば、これが観察装置全体の射出瞳として作用することに
なる。従って、像の蹴られを防ぐためには、使用者の眼
球の瞳孔と射出瞳とが一致するように、各構成要素の配
置を決定する必要がある。
【0013】なお、射出瞳が十分大きい場合には、射出
瞳と眼球との位置関係を以下のように定めると良い。図
6、図7は使用者の眼球に光束が入射する様子を示す図
である。図中、11は眼球の断面、Iは瞳孔(虹彩)、
Pは眼球回旋点、L1 、L2 は観察装置から射出する軸
上、軸外光束の主光線を示している。これらの図では射
出瞳が眼球11の回旋点Pと一致しているので、各光束
1 、L2 は眼球回旋点Pを目指して眼球11に入射す
る。これにより視線を振っても眼球11は回旋点Pを中
心に回転するので、視線を向けている方向から入射する
光束の主光線は瞳孔Iの中心を通過する。換言すれば瞳
孔Iを通過する光束は主光線L1 、L2 を中心とするそ
の近傍の光束である。一般に、球面収差やコマ収差は主
光線近傍の光束ではその発生量が小さく、周縁部では大
きくなるが、この様に射出瞳を回旋点と一致させること
で、常に視線を向けている方向に対しては収差の小さい
主光線回りの光束で画像観察が可能となる。射出瞳の径
を大きくし、光束全体に対しての収差補正が不十分であ
っても、光束中央部での収差を十分に補正しておけば鮮
明な画像が観察出来る。光束径を十分取れない場合に
も、射出瞳を回旋点Pと瞳孔Iの間に置くことで、ここ
に示した効果は或る程度得られる。
【0014】特に像観察装置が大画面の映像を提供する
高画角の場合には、射出瞳のNAは大きくなり、球面収
差が発生し易くなる。この場合には、楕円鏡は楕円焦点
が2点存在し互いに共役で無収差である(球面収差の発
生は無い)と云う性質を利用して凹面鏡を近似的に楕円
鏡(回転楕円体凹面鏡)にすると良い。装置内の実質的
開口絞りとして機能する部分を楕円焦点の近傍に配置す
れば、他方の焦点には略無収差で射出瞳が形成されるよ
うになる。
【0015】装置全体の顔面からの突出量を減らすに
は、光軸を顔面に沿って屈曲させると良い。但し、ここ
で云う光軸とは、開口絞りの中心または眼球の瞳孔の中
心を通過する光線で、表示素子の表示中心を射出する所
謂、軸上主光線を云う。顔面は緩い凸面とみなすことが
出来るので、光軸を顔面に沿って屈曲させる働きをリレ
ー光学系に持たせることで装置の突出量を減じることが
可能となる。この屈曲作用を持たせる方法としては、例
えば楔型プリズムを用いて光軸を屈曲させてもよく、ま
たレンズ作用のあるリレー光学系を光軸に対し偏心させ
ることでも屈曲作用を容易に持たすことが可能である。
この場合、光軸の平行移動距離と傾きの大きさを適度に
制限することで、屈曲作用と同時に収差補正効果もも得
られると云う利点がある。即ち、正の屈折力をもつ凹面
鏡を光軸に対し傾けて使用するために発生する収差があ
るが、この種の収差は共軸系の光学系では補正出来ない
が、リレー光学系を適当に偏心させることで、この収差
を減じることができる。
【0016】以上要約すれば、2次元表示素子の表示す
る画像は、リレー光学系で空中に実像として投影され
る。その像を更に凹面鏡で観察者が観察し易い適当な距
離に空中虚像として拡大投影する。これらの部材は支持
手段により連結され使用者の頭部または顔面を支持点と
して支持されるので、使用者は自らの手でこの装置を保
持することなく、また首等の動きに邪魔されることなく
2次元表示素子の画面を拡大観察することが可能とな
る。
【0017】
【実施例】図1〜4に基づき第1の実施例につき説明す
る。図1および図2は、光学系の構成を示す図、図3は
像観察装置の外観およびこれと組み合わせて使用される
AV機器を示す図、図4は像観察装置に内蔵された信号
処理系を示す図である。本実施例の像観察装置は図3に
示すように2次元表示素子2、リレー光学系3等の光学
系を内蔵したゴーグル部31と、受光部6、スピーカ3
2および信号処理回路5を内蔵した耳当部33と、これ
ら装置を使用者の頭に装着するためのヘアバンド7aと
からなる支持手段7から成っている。8はVCR(ビデ
オ・カセット・レコーダ)、9はビデオ信号を光変調信
号として発信する光伝送装置である。ゴーグル部31に
内蔵された光学系は、図1、2に示すように発光素子1
aとコリメータレンズ1bとからなるバックライト光源
1と、液晶(LCD)型の2次元表示素子2と、フィー
ルドレンズ3aと結像レンズ3bとからなるリレー光学
系3と、非球面凹面鏡(接眼光学系)4とを備えてい
る。10は使用者の頭部、11は使用者の眼球である。
なお、図2では光路を延ばして表現するために非球面反
射鏡4を非球面レンズ4’に置き換えて描いてある。
【0018】次に、上記のような構成の像観察装置の作
用を説明する。VCR8で再生されたビデオ信号は光伝
送装置9から光変調信号として発信され、これが像観察
装置の受光部6で受光され、信号処理回路5にビデオ信
号が供給される。信号処理回路5ではビデオ信号を映像
信号と音声信号に分け、それぞれを2次元表示素子2お
よびスピーカ32に供給する。2次元表示素子2は背面
からバクライト光源1により略平行光束で照射され、2
次元画像を形成する。そしてリレー光学系3はこの2次
元画像の実像を非球面型凹面鏡4の手前に空中像として
投影する。この実像を更に凹面鏡4で眼球11の前方の
空中に虚像として拡大投影する。この虚像の投影位置を
眼球の11の視度に合わせ、適宜調整出来るようにし
て、2次元表示素子2に表示された2次元画像の拡大像
を観察する。
【0019】結像レンズ3bの主な役目は、2次元表示
素子2の発光素子1aの実像を非球面型凹面鏡4の手前
に投影することである。これにより結像レンズ3bでの
光束が絞られ、結像レンズ3bのレンズを小型化できる
ばかりでなく結像レンズ3bの収差発生を抑制し易くな
る。LCDタイプの2次元表示素子2から良好な画像を
得るためにバックライト光源1はこれを背後から略平行
光束で照射している。即ち、コリメータレンズ1bは発
光素子1aの像を無限遠方に投影している。フィールド
レンズ3aは、この無限遠方に生じた発光素子1aの像
を結像レンズ3b近傍に実像としてリレーする。今、発
光素子1aと2次元表示素子2のそれぞれの中心を通る
光線を光軸R0 と称することにする。この光軸R0 に対
し結像レンズ3bは光軸R0 に垂直な方向に配置され、
かつ顔面側に偏心している。光軸R0 はこれにより結像
レンズ3bの作用を受けて図1に示すように顔面に沿っ
て屈曲する。
【0020】また、この第1の実施例ではリレー光学系
3のNAを制限する機械的絞りは無く、このNAは発光
素子1aの発光部の大きさで決まる。このことを図2に
基づき説明する。図2は図1に示される光学系を近軸的
に等価な働きを持つ無偏心屈折光学系に書換えたもの
で、対応する光学素子には同番号を付してある。図にお
いて、R1、R2は主光線を示し、R3は軸上マージナル光線
を示す。マージナル光線R3の2次元表示素子2を射出す
る時の角度θがリレー光学系3の入射NAになるが、こ
の大きさは発光素子1aの発光径で決まることが図から
判明する。したがって、この実施例では開口絞りは無
く、発光素子1a自体がその役割を果たすものである。
【0021】上述したように発光素子1aの実像は結像
レンズ3b近傍に一旦結像するが、この像は更に非球面
凹面鏡4により眼球11の内部に投影される。この投影
像が射出瞳である。従って、この投影像は図6、図7を
用いて前述したように、眼球11の瞳孔Iまたは回旋点
P、あるいはその間に投影するのが好ましい。なお、実
質開口絞りとして機能しているバックライト光源1の像
をコリメータレンズ1bは無限遠方に投影しているの
で、リレー光学系3は物体側テレセントリック光学系と
なる。本実施例は眼球11の視度に合わせ非球面凹面鏡
4の作る虚像の位置を適当な位置にできるよう、2次元
表示素子2の位置を光軸方向に移動調整出来る機能を有
している。この時、リレー光学系3がテレセントリック
光学系になっているため、調整による倍率変動が無い。
尚、左右眼で観察する像の大きさが異なると大変見辛く
なるが、本実施例では、例えば使用者の左右の眼球視度
が異なる時でも、同一の大きさの像が観察できるように
なっている。
【0022】尚、このように結像レンズ3b近傍に作ら
れた発光素子1aの像、即ち、瞳像を非球面凹面鏡4で
眼球内部に再投影するためには、凹面鏡4の焦点距離は
100mm以下であることが必要である。これを越える
と、結像レンズ3bと非球面凹面鏡4の距離および非球
面凹面鏡4と眼球11の距離が開き過ぎ、光学系が大型
になってしまう。しかし、逆に10mm以下になると、
非球面凹面鏡4の収差が大きくなりやはり問題である。
凹面鏡4の焦点距離は、結像レンズ3bの光学特性、瞳
位置、画角等を考慮し決定することになるが、15〜4
0mmが適当でである。
【0023】図5により第2の実施例につき説明する。
この実施例は基本的には第1の実施例と同じであるの
で、以下異なる部分についてのみ説明する。2次元表示
素子2として第1の実施例ではLCDタイプのものを用
いたが、ここでは自家発光型のもの、例えば、微細な発
光ダイオードをマトリックス上に配列した2次元表示素
子2を使用しているので、照明光学系は不要となる。ま
た第1の実施例のリレー光学系3のフィールドレンズ3
aを省略して結像レンズ3bだけとしてあり、更に光軸
を屈曲せしめるために楔型プリズム12を使用している
ので、結像レンズ3bは偏心していない。
【0024】第2の実施例では上述のように自家発光型
2次元表示素子2を使用しているので、この表示素子か
ら発せられる光束のNAは極めて大きい。故に、この光
束を適度に制限する開口絞り13が必要である。この開
口絞り13を結像レンズ3bの後側焦点位置に設けてあ
るこの構成により、2次元表示素子2を射出する各主光
線は、互いに平行となる。即ち、物界側がテレセントリ
ックな光学系となる。従って、被検眼の視度に合わせ2
次元表示素子2の位置を調整する際の倍率変動が生じな
いことは第1の実施例と同様である。
【0025】第3の実施例を図8に基づき説明する。こ
の実施例は基本的には第2の実施例と同じであるので、
以下異なる部分についてのみ説明する。図において、S
1,S2,S3,----S7 はリレー光学系3のレンズ面、Aは光
軸が2次元表示素子2と交差する点、Bはリレー光学系
3の第1面S1の面頂点、Cは眼軸、Tは楕円鏡4の面頂
点である。B点と楕円鏡4の焦点Q2を結ぶ直線はリレー
光学系3の回転中心軸となる。ここで、焦点Q1、Q2の中
心を原点Oとし、焦点Q1、Q2を結ぶ線をY軸、原点Oを
通りY軸に直交する軸をX軸とする。凹面鏡4には回転
楕円体凹面鏡(以下楕円鏡と云う)4を用いている。楕
円鏡4は図示されていない支持手段により眼球11の直
前に支持される。
【0026】この支持される位置について詳しく説明す
る。楕円鏡4の持つ楕円焦点の一方Q1は、被検眼11の
瞳孔におかれ、さらにこの楕円鏡4の2つの楕円焦点Q
1、Q2を連結する直線は、眼球11が正面を虎視した際
の眼軸Cに略直交するよう、支持手段は楕円鏡4を支持
する。このように支持された楕円鏡4は、顔面からの突
出も少なく、また光軸を顔面に沿って適宜に屈曲させる
ことが出来る。なお、この時、楕円鏡4の焦点Q1、Q2は
楕円の長軸上にありその距離は、35〜150mmが適
当である。35mm以下であると楕円鏡4の屈曲力が大
きくなり過ぎ、2次元表示素子2の像に強いコマ収差が
生じてしまう。また150mmより長くなると、光軸を
顔面に沿わすことが難しくなる。後述するレンズデータ
にも示されているように、本実施例では約60mmの間
隔とした。尚、楕円鏡4の楕円率(長軸の長さ/短軸の
長さ)については、この値が小さ過ぎると、焦点Q1、Q2
の距離35〜150mmを確保するためには楕円鏡4の
焦点距離が長くなり、結果的には顔面からの突出量が大
きくなる。また、この値が大き過ぎると、凹面鏡4を作
る2次元表示素子2の像に大きな収差が発生する。この
ことを考慮すると、楕円率は、1.1 〜2.0 が良く、特に
1.2 〜1.5 が適当であり、本実施例での楕円率は約1.22
である。
【0027】焦点Q1、Q2の距離35〜150mmと、楕
円率1.1 〜2.0 の条件で取り得る楕円鏡4の近軸焦点距
離を計算すると、約17.5〜100mmとなる。特に楕
円率が1.1 〜1.5 の時には、約17.5〜81.4mmであ
る。
【0028】この第3の実施例では、楕円鏡4で反射し
形成される開口絞り像、即ち、射出瞳が、眼軸Cに対し
てほぼ垂直になるよう、楕円鏡4が光軸に対し傾いてい
るために生じる収差を考慮し、開口絞り13を大きく傾
けている。このため、開口絞り13の開口形状は円形よ
り楕円径が好ましい。また開口絞り13の中心は、楕円
焦点Q2に一致している。2つの焦点Q1、Q2間は互いに共
約で、収差が無いので、このように配置するこで大きな
画角に対しても射出瞳に球面収差は生じることがなく、
くっきりとした射出瞳が眼球11の瞳孔に投影される。
【0029】結像レンズ3bはその前側焦点が開口絞り
13の中心に一致するよう支持されているので、結像レ
ンズ3bの像側はテレセントリックとなり、2次元表示
素子2を被検眼11の視度に合わせ光軸方向に調整して
も倍率の変動が生じない。また、このレンズは光軸に対
して大きく偏心しているが、このことにより図示しない
使用者の顔面に沿って光軸を屈曲させる作用があるばか
りか、さらに収差補正の作用も付加される。即ち光軸に
対し大きく偏心した楕円鏡4は光軸に対する像面の倒れ
等、通常利用される共軸光学系とは異なる性質をもつ収
差が発生する。この収差を打ち消すには、シリンドリカ
ルレンズや楔プリズム等の特殊な光学素子を用いて補正
する方法もあるが、この実施例では結像レンズ3bを単
に光軸に対し横方向に大きく偏心させることで補正でき
る。開口絞り13と楕円鏡4との間に、2次元表示素子
2の中心と周辺2点の計3点から発した3つの光束が集
光している部分があるが、これが2次元表示素子2上の
3点の像である。この3点の像を見ても、ここに作られ
た空中像が光軸に対し傾いていることが分かる。この傾
きが楕円鏡4の持つ像面の傾きの収差を打ち消し、楕円
鏡4で反射し、いずれも無限遠方に虚像として明瞭な再
結像をする。
【0030】各点のX−Y座標は次の如し。
【0031】以下、第3の実施例のリレー光学系のレン
ズデータを示す。この表においてriは各面の曲率半径、
diは面間隔、niは屈折率である。
【0032】楕円鏡4の非球面方程式は次の通り。 但し、C=0.03061862、K=-0.333333 で、Cは楕円鏡
4の基準面の曲率、RはY軸から非球面(楕円面)まで
の距離、非球面はY軸を回転軸とする回転楕円体であ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明による像観察装置は、小型で観察
倍率が大きいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による像観察装置の概略を示す平面図で
ある。
【図2】図1の要部の説明用側面図である。
【図3】像観察装置の外観およびAV機器の斜視図であ
る。
【図4】像観察装置に内蔵される信号処理系の概略斜視
図である。
【図5】第2の実施例を示す概略平面図である。
【図6】同じく説明用の要部側面図である。
【図7】同じく説明用の要部側面図である。
【図8】第3の実施例を示す要部平面図である。
【図9】従来の頭部装着式像観察装置の要部平面図であ
る。
【図10】他の従来技術を示す視覚装置の要部平面図で
ある。
【符号の説明】
1 バックライト光源 1a 発光素子 1b コリメータレンズ 2 2次元表示素子 3 リレー光学系 3a フィールドレンズ 3b 結像レンズ 4 非球面凹面鏡(接眼光学系) 4’ 非球面レンズ 5 信号処理回路 6 受光部 7 支持手段 7a ヘアバンド 8 VCR 9 光伝送装置 10 使用者の頭部 11 眼球 12 楔型プリズム 13 開口絞り 31 ゴーグル部 32 スピーカ 33 耳当部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】図10に示した例では、光軸が屈曲するよ
うな工夫があるが、接眼レンズの厚みに加え斜めに配置
された平面鏡が突出するので、全体の突出はやはり大き
い。然も、この構成では、接眼レンズ22で拡大観察す
るために2次元表示素子21に表示された像の虚像を作
る場合、接眼レンズ22の前側焦点位置より2次元表示
素子21を接眼レンズ22側に近付けて配置しなければ
ならず、接眼レンズ22と2次元表示素子21との間に
平面鏡24を挿入すると、接眼レンズと2次元表示素子
との光学的距離が開き、接眼レンズの焦点距離を長くせ
ざるを得ない。更に、接眼レンズの倍率はその焦点距離
に反比例しているので、この場合は大きな倍率を得るこ
とが出来ないので、使用者は実質的に小さな画面を観察
することになる。以上の様に、従来は2次元表示素子そ
のものを接眼レンズで直接観察していたため、平面鏡と
の機械的干渉を避けてこれを配置する必要があり、結果
的に接眼レンズの倍率を大きくとり得ないと云う欠点が
あった。本発明は以上の欠点を解消するもので、小型で
観察倍率を大きく取れる像観察装置を提供することを目
的とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る像観察装置
は、観察像を表示する2次元表示素子と、この2次元表
示素子の実像を空中に投影するリレー光学系と、この実
像を空中に拡大投影すると共に光軸を屈曲させる接眼光
学系と、この接眼光学系を使用者の眼球直前に位置する
ように支持する支持手段とを備えたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】更に、リレー光学系に光軸を屈曲させる作
用を持たせることもできる。なお、本発明において、光
軸とは、表示素子の表示中心を射出して使用者の眼球の
瞳孔の中心または開口絞りの中心を通過する光線、即ち
軸上主光線と一致する軸のこととする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】装置全体の顔面からの突出量を減らすに
は、光軸を顔面に沿って屈曲させると良い。顔面は緩い
凸面とみなすことが出来るので、光軸を顔面に沿って屈
曲させる働きをリレー光学系に持たせることで装置の突
出量を減じることが可能となる。この屈曲作用を持たせ
る方法としては、例えば楔型プリズムを用いて光軸を屈
曲させてもよく、またレンズ作用のあるリレー光学系を
光軸に対し偏心させることでも屈曲作用を容易に持たす
ことが可能である。この場合、光軸の平行移動距離と傾
きの大きさを適度に制限することで、屈曲作用と同時に
収差補正効果をも得られると云う利点がある。即ち、正
の屈折力をもつ凹面鏡を光軸に対し傾けて使用するため
に発生する収差があるが、この種の収差は共軸系の光学
系では補正出来ないが、リレー光学系を適当に偏心させ
ることで、この収差を減じることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に、上記のような構成の像観察装置の作
用を説明する。VCR8で再生されたビデオ信号は光伝
送装置9から光変調信号として発信され、これが像観察
装置の受光部6で受光され、信号処理回路5にビデオ信
号が供給される。信号処理回路5ではビデオ信号を映像
信号と音声信号に分け、それぞれを2次元表示素子2お
よびスピーカ32に供給する。2次元表示素子2は背面
からバツクライト光源1により略平行光束で照射され、
2次元画像を形成する。そしてリレー光学系3はこの2
次元画像の実像を非球面型凹面鏡4の手前に空中像とし
て投影する。この実像を更に凹面鏡4で眼球11の前方
の空中に虚像として拡大投影する。この虚像の投影位置
を眼球の11の視度に合わせ、適宜調整出来るようにし
て、2次元表示素子2に表示された2次元画像の拡大像
を観察する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】結像レンズ3bの主な役目は、2次元表示
素子2の実像を非球面型凹面鏡4の手前に投影すること
である。LCDタイプの2次元表示素子から良好な画像
を得るために、バックライト光源1はこれを背後から略
平行光束で照射している。即ち、コリメータレンズ1b
は発光素子1aの像を無限遠方に投影している。フィー
ルドレンズ3aは、この無限遠方に生じた発光素子1a
の像を結像レンズ3bの近傍に実像としてリレーする。
これにより結像レンズ3bでの光束が絞られ、結像レン
ズ3bのレンズを小型化できるばかりでなく結像レンズ
3bの収差発生を抑制し易くなる。今、発光素子1aと
2次元表示素子2のそれぞれの中心を通る光線を光軸R
0 と称することにする。この光軸R0に対し結像レンズ
3bは光軸R0 に垂直な方向で顔面側に偏心している。
光軸R0 はこれにより結像レンズ3bの作用を受けて図
1に示すように顔面に沿って屈曲する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、この第1の実施例ではリレー光学系
3のNAを制限する機械的絞りは無く、このNAは発光
素子1aの発光部の大きさで決まる。このことを図2に
基づき説明する。図2は図1に示される光学系を近軸的
に等価な働きを持つ無偏心屈折光学系に書換えたもの
で、対応する光学素子には同番号を付してある。但し、
非球面型凹面鏡 4は表現の都合上、非球面レンズ4'とし
て示してある。図において、R1、R2は主光線を示し、R3
は軸上マージナル光線を示す。マージナル光線R3の2次
元表示素子2を射出する時の角度θがリレー光学系3の
入射NAになるが、この大きさは発光素子1aの発光径
で決まることが図から判明する。したがって、この実施
例では開口絞りは無く、発光素子1a自体がその役割を
果たすものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】第3の実施例を図8に基づき説明する。こ
の実施例は基本的には第2の実施例と同じであるので、
以下異なる部分についてのみ説明する。図において、S
1,S2,S3,----S7 はリレー光学系3のレンズ面、Aは光
軸が2次元表示素子2と交差する点、Bはリレー光学系
3の第1面S1の面頂点、Cは眼軸、Tは楕円鏡4の面頂
点である。B点と楕円鏡4の焦点Q2を結ぶ直線はリレー
光学系3の回転中心軸となる。ここで、焦点Q1、Q2の中
心を原点Oとし、焦点Q1、Q2を結ぶ線をY軸、原点Oを
通りY軸に直交する軸をX軸とする。凹面鏡4には回転
楕円面凹面鏡(以下楕円鏡と云う)4を用いている。楕
円鏡4は図示されていない支持手段により眼球11の直
前に支持される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この支持される位置について詳しく説明す
る。楕円鏡4の持つ楕円焦点の一方Q1は、被検眼11の
瞳孔におかれ、さらにこの楕円鏡4の2つの楕円焦点Q
1、Q2を連結する直線は、眼球11が正面を固視した際
の眼軸Cに略直交するよう、支持手段は楕円鏡4を支持
する。このように支持された楕円鏡4は、顔面からの突
出も少なく、また光軸を顔面に沿って適宜に屈曲させる
ことが出来る。なお、この時、楕円鏡4の焦点Q1、Q2は
楕円の長軸上にありその距離は、35〜150mmが適
当である。35mm以下であると楕円鏡4の屈曲力が大
きくなり過ぎ、2次元表示素子2の像に強いコマ収差が
生じてしまう。また150mmより長くなると、光軸を
顔面に沿わすことが難しくなる。後述するレンズデータ
にも示されているように、本実施例では約60mmの間
隔とした。尚、楕円鏡4の楕円率(長軸の長さ/短軸の
長さ)については、この値が小さ過ぎると、焦点Q1、Q2
の距離35〜150mmを確保するためには楕円鏡4の
焦点距離が長くなり、結果的には顔面からの突出量が大
きくなる。また、この値が大き過ぎると、凹面鏡4を作
る2次元表示素子2の像に大きな収差が発生する。この
ことを考慮すると、楕円率は、1.1 〜2.0 が良く、特に
1.2 〜1.5 が適当であり、本実施例での楕円率は約1.22
である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】この第3の実施例では、楕円鏡4で反射し
形成される開口絞り像、即ち、射出瞳が、眼軸Cに対し
てほぼ垂直になるよう、楕円鏡4が光軸に対し傾いてい
るために生じる収差を考慮し、開口絞り13を大きく傾
けている。このため、開口絞り13の開口形状は円形よ
り楕円径が好ましい。また開口絞り13の中心は、楕円
焦点Q2に一致している。2つの焦点Q1、Q2間は互いに共
役で、球面収差が無いので、このように配置するこで、
大きな画角に対しても射出瞳に球面収差は生じることが
なく、くっきりとした射出瞳が眼球11の瞳孔に投影さ
れる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】以下、第3の実施例のリレー光学系のレン
ズデータを示す。この表においてriは各面の曲率半径、
diは面間隔、niは屈折率である。
【表1】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】楕円鏡4の非球面方程式は次の通り。
【数1】 但し、C=0.03061862、K=-0.333333 で、Cは楕円鏡
4の基準面の曲率、RはY軸から非球面(楕円面)まで
の距離、非球面はY軸を回転軸とする回転楕円面であ
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による像観察装置の概略を示す平面図で
ある。
【図2】図1の要部の説明用側面図である。
【図3】像観察装置の外観およびAV機器の斜視図であ
る。
【図4】像観察装置に内蔵される信号処理系の概略構成
図である。
【図5】第2の実施例を示す概略平面図である。
【図6】同じく説明用の要部側面図である。
【図7】同じく説明用の要部側面図である。
【図8】第3の実施例を示す要部平面図である。
【図9】従来の頭部装着式像観察装置の要部平面図であ
る。
【図10】他の従来技術を示す視覚装置の要部平面図で
ある。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察像を表示する2次元表示素子と、該
    2次元表示素子の実像を空中に投影するリレー光学系
    と、その実像を空中に拡大投影すると共に前記2次元表
    示素子の表示中心を射出する光線を屈曲させる接眼光学
    系と、該接眼光学系を使用者の眼球直前に位置するよう
    に支持する支持手段とを備えた像観察装置。
  2. 【請求項2】 前記接眼光学系が使用者の眼球に凹面を
    向けた非球面反射鏡である請求項1に記載の像観察装
    置。
  3. 【請求項3】 前記2次元表示素子から射出する光束径
    を制限する開口絞りを備え、該開口絞りと使用者の眼球
    との間の光学系が作る実像が前記眼球の瞳孔近傍または
    眼球回旋点若しくはこれらの間に位置するように前記支
    持手段を構成した請求項2に記載の像観察装置。
  4. 【請求項4】 前記非球面反射鏡が近似回転楕円鏡であ
    って、前記反射鏡の2つの焦点の内の一方が使用者の眼
    球の瞳孔近傍または眼球回旋点若しくはこれらの間に位
    置するように前記支持手段を構成した請求項2記載の像
    観察装置。
  5. 【請求項5】 前記リレー光学系が前記2次元表示素子
    の表示中心を射出する光線を屈曲させる作用を有する請
    求項2に記載の像観察装置。
  6. 【請求項6】 前記リレー光学系がその光軸に対して偏
    心しているレンズを含んでいる請求項2に記載の像観察
    装置。
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