JPH0513386Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0513386Y2
JPH0513386Y2 JP1990031079U JP3107990U JPH0513386Y2 JP H0513386 Y2 JPH0513386 Y2 JP H0513386Y2 JP 1990031079 U JP1990031079 U JP 1990031079U JP 3107990 U JP3107990 U JP 3107990U JP H0513386 Y2 JPH0513386 Y2 JP H0513386Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorizing
conduit
deterioration
ventilation
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990031079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03123517U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1990031079U priority Critical patent/JPH0513386Y2/ja
Publication of JPH03123517U publication Critical patent/JPH03123517U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0513386Y2 publication Critical patent/JPH0513386Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建築現場や塗装現場、あるいは各種
作業現場等での有機溶剤臭や悪臭あるいはホコリ
等(以下臭気類という)を除去するための簡易な
脱臭装置に関するものである。
[従来の技術] 各種の作業現場、特に塗装現場においては、作
業の性質上シンナー等の有機溶剤臭や塗料臭の発
生が避けられないものであつた。建築現場等にお
いては、接着剤や建材等からの悪臭のほかに、コ
ンクリート等の粉塵が大気中に漂つているもので
あつた。そのために、作業者は著しく悪化した作
業環境下で作業従事しなければならず、中毒性物
質や粉塵等も存在することから健康管理上からも
改善が望まれていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、建築現場等においては、建築中
であるが故に換気や排気の設備も十分に対応でき
ないものであつた。この場合に、窓やドアを開放
する自然換気では、臭気類を単に隣室に移動させ
ているということも多く、別作業を同時進行させ
る場合には悪影響を及ぼし合うものであつた。
送風装置を使用して強制換気する場合には、上
記と同様な欠点があるほか、排気個所によつては
ホコリを大量に舞い上げ、作業に支障をきたすこ
ともあつた。
叙述の実情に鑑みて研究した脱臭装置を用いた
が、さらに以下の問題が生じてきた。即ち、斯る
脱臭装置では、脱臭剤の脱臭能力が低下している
にも拘らず、これを知らずに継続使用することが
多いものであつた。そのために実際には臭気類が
除去されていない現場で作業することとなり、か
えつて危険な状態となるものであつた。
ここで、特開昭62−149322号は、脱臭フイルタ
ーに悪臭と反応する物質を存在させ、その減少量
により反応させる呈色表示方法に過ぎないもので
ある。同様に、特開昭62−144732号は、脱臭フイ
ルターの前後にガスセンサーを設けてその出力を
比較して表示するものであつて、いずれも化学的
検出手段を必要とし、作業現場等におけるほこり
などには実用化できないものであつた。
しかして、本考案は上記知見に基づいてさらに
開発されたものであつて、脱臭カートリツジを装
着して使用しているだけで正確に劣化を表示でき
るようにした脱臭装置の提供を、その目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案に係る脱臭装
置は、ハウジングの吸込口から臭気類を吸込する
通風装置の排気側が脱臭カートリツジで閉塞され
ているとともに、上記排気側には脱臭カートリツ
ジへの通風による脱臭劣化を表示する劣化表示部
が設けられている構成にある。
その特徴は、上記劣化表示部が、前記排気側の
ハウジングにおける脱臭カートリツジの手前に設
けられる導管と、常時は導管の管路をふさぎ脱臭
カートリツジの目づまりによる通風により管路を
摺動する摺動弁と、摺動弁の上部に設けられる目
印部材と、導管の中間周囲壁に設けられる笛部と
から構成されていることにある。
[作用] 臭気類は、通風装置によつて吸込口から吸込さ
れ、排気口側の脱臭カートリツジを通過させられ
る。これによつて脱臭されて排気されるに至る。
脱臭カートリツジの脱臭能力が低下した場合に
は、脱臭カートリツジが目詰りを起こすために臭
気類が通過できなくなる。従つて、臭気類は、通
風装置に排気側において劣化表示部へと流れて劣
化が笛部と目印部材とで音声表示と視覚表示され
ることとなる。
[実施例] 図面は本考案に係る脱臭装置の一実施例を示
し、第1図は同斜視図、第2図は同断面図、第3
図は要部分解斜視図、第4図は使用状態を示す断
面図、第5図は劣化表示部を示す拡大断面図であ
る。
脱臭装置は、ハウジング1と、このハウジング
1の内部に設けられる通風装置2と、この通風装
置2をハウジング内へ固定する固定金具3と、ハ
ウジング1の排気口側に着脱自在に設けられる脱
臭カートリツジ4と、脱臭カートリツジ4への通
風による劣化を表示する劣化表示部5とから概略
構成される。
上記ハウジング1は、全体として略円錐台形状
の胴部10が備えられ、胴部上部に吸込口11を
開口させるとともに胴部下部に排出口12を開口
させる構造にできる。胴部下部からは脚部13が
延長され、脚部13の内側には脱臭カートリツジ
の収納空間が形成されると同時に周囲を切欠くこ
とによつて排出通路14が形成されている。ま
た、吸込口11にはハウジング周囲壁15が上方
へと延長され、延長壁部分を切欠くことによつて
把手部16が形成されている。同様に吸込口11
の周囲端には折返しによる押え片17,18が成
形されている。図中、19は胴部前面側の操作盤
用開口である。このようなハウジング1は例えば
FRPの如き合成樹脂を素材として成形できる。
通風装置2は、一方から他方へと送風できる羽
根20とモーター21から構成でき、これがケー
シング22に収納されて成るものである。ケーシ
ング22の外側には操作盤23が設けられてい
る。この通風装置2は、吸引側と排気側とが同軸
状に配置されている。
次に、固定金具3は、固定板30と保持板31
とから分割構成できる。固定板30と保持板31
とは、中央を開口部32とした基板33の端部に
は固定座34が折曲されて成る。さらに、保持板
31には下方へ保持片35,35が垂設されて成
る。保持片35,35は脱臭カートリツジ4を厚
み方向から保持できる長さを有し、対向する先端
には爪36,36が備えられている。
前記脱臭カートリツジ4は全体として矩形平板
状のケース40から形成できる。このケース40
は適度の剛性を有するダンボール紙や厚紙などを
素材として容器状に組付けることが好ましい。こ
の場合には、現場での火気から保護するために少
なくとも表面側には不燃性膜42が設けられてい
る。不燃性膜42としてはアルミ箔膜、金属蒸着
膜や不燃性塗料膜等で形成できる。上記ケース4
0は、両表面上下中央に開口部43が設けられ、
開口部43のメツシユ網44を介して内部に脱臭
剤41が充填されている。上記脱臭剤41として
はポーラスで小さな粒状体が望ましく、ゼオライ
ド等のセラミツク焼結体や必要に応じて活性炭を
用いることができる。これら脱臭剤41には臭気
類を除去する吸着液を塗布しておくことができ
る。例えば、シンナーに対してはゼオライト粒状
体に過マンガン酸カリウム液を触媒として安定化
二酸化塩素液を反応させれば、トルエンが無臭と
なる。
さらに、ハウジング1には脱臭剤の劣化を示す
劣化表示部5を付加される。劣化表示部5は脱臭
カートリツジ4と排気口12との間のハウジング
1から導管50を突出させて形成できる。例え
ば、ハウジング1の切欠穴51を設けて鍔52を
抜け止めとして導管50を差込みすれば漏れなく
組付けできる。導管50には管路をふさぐ摺動弁
53とその上面には目印部材54が突出されてい
る。また、導管50の中間周囲壁には笛部55が
切欠されており、これらをハウジング1の前面側
に配置できる。
上記構成に基づく組立を説明する。
ハウジング1の排出口12から通風装置2を
挿入すると、押え片17,18で通風装置2の
吸込側24が抜け止め状態で保持される。この
場合に、操作盤23が操作盤用開口19に嵌め
込みされる。
次に、排出側25に固定板30の開口部を位
置決めして固定座34をハウジング1に固定す
れば、通風装置2が固定されることとなる。
さらに、上記固定板30の基板33に保持板
31の固定座34を固定すれば、保持片35,
35が下方へ垂設される状態となり、組立作業
が完了する。
脱臭カートリツジ4の装着は、保持片間に押
込みすれば足り、脱臭カートリツジ4は爪3
6,36で保持され、水平状態となる。この状
態で脱臭カートリツジ4の開口部43,43は
排出口12と略同軸状に位置され、閉塞状態と
なる。
使用に際しては、把手部16を把持して任意な
現場に持ち運び移動でき、必要個所に置いて図示
しない電源に接続すれば良い。劣化表示部5は摺
動弁53が下つており、閉回路を構成してる。
ところで臭気類は、吸込口11から通風装置2
で吸込され、排出口12から脱臭カートリツジ4
に当てられる。即ち、臭気類は、脱臭カートリツ
ジ4の開口部43からメツシユ網44を通して脱
臭剤41に当てられ、脱臭剤41によつて有機溶
剤臭や他の臭気が脱臭される。ホコリ等があつて
も、脱臭剤隙間等で吸着される。従つて、排出通
路14からはクリーンで無臭のエアーが排気され
ることとなる。
ここで、脱臭カートリツジ4の脱臭能力が低下
すると、内部の脱臭剤41が目づまりを起こし通
風率が低下する結果となる。通風ができなくなつ
た状態において、排気口12からの臭気類は、摺
動弁53を押し上げて導管50の上方から目印部
材54を突出させ、視覚的に劣化を表示する。こ
れと同時に、臭気類が笛部55から抜け出そうと
するので、その際の笛部55が鳴り出して劣化を
音声表示する。
表示に応じて保持片35を開いて脱臭カートリ
ツジ4を取り出し、新しいものを装着することが
できる。これに伴なつて劣化表示部4の摺動弁5
3は自重で低下するので、脱臭カートリツジ装着
によつて劣化表示回路が復活する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る脱臭装置によ
れば、脱臭カートリツジの脱臭能力低下に伴う目
づまりによつて通風を導管へ迂回させたので、導
管内の摺動弁を摺動させることができ、笛部を鳴
りださせて音声表示することができると同時に、
目印部材が突出して視覚表示することができた。
その結果、簡単な構造によつて、作業現場等の環
境においてもほこりを含む臭気類に対する脱臭能
力劣化を正確に表示させることができ、これに応
じて脱臭カートリツジを簡単に交換することがで
きた。
【図面の簡単な説明】
図面第1図ないし第5図は本考案に係る脱臭装
置の一実施例を示し、第1図は同斜視図、第2図
は同断面図、第3図は要部分解斜視図、第4図は
使用状態を示す断面図、第5図は劣化表示部を示
す拡大断面図である。 1……ハウジング、2……通風装置、3……固
定金具、4……脱臭カートリツジ、5……劣化表
示部、11……吸込口、12……排出口、35…
…保持片、36……爪、40……ケース、41…
…脱臭剤、50……導管、52……鍔、53……
摺動弁、54……目印部材、55……笛部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジングの吸込口から臭気類を吸込する通風
    装置の排気側が脱臭カートリツジで閉塞されてい
    るとともに、上記排気側には脱臭カートリツジへ
    の通風による脱臭劣化を表示する劣化表示部が設
    けられて成り、 上記劣化表示部は、前記排気口側のハウジング
    における脱臭カートリツジの手前に設けられる導
    管と、常時は導管の管路をふさぎ脱臭カートリツ
    ジの目づまりによる通風により管路を摺動する摺
    動弁と、摺動弁の上部に設けられる目印部材と、
    導管の中間周囲壁に設けられる笛部とから構成さ
    れている脱臭装置。
JP1990031079U 1990-03-28 1990-03-28 Expired - Lifetime JPH0513386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990031079U JPH0513386Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990031079U JPH0513386Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03123517U JPH03123517U (ja) 1991-12-16
JPH0513386Y2 true JPH0513386Y2 (ja) 1993-04-08

Family

ID=31533809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990031079U Expired - Lifetime JPH0513386Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0513386Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204915A (ja) * 2001-01-09 2002-07-23 Ricoh Elemex Corp 空気清浄機の集塵ユニット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144732A (ja) * 1985-12-19 1987-06-27 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄器
JPS62149322A (ja) * 1985-12-23 1987-07-03 Matsushita Electric Works Ltd 消臭フイルタ−の消臭能力判定方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144732A (ja) * 1985-12-19 1987-06-27 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄器
JPS62149322A (ja) * 1985-12-23 1987-07-03 Matsushita Electric Works Ltd 消臭フイルタ−の消臭能力判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03123517U (ja) 1991-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100245954B1 (ko) 활성탄 벌집 및 그것의 사용 방법
US6953491B2 (en) Exhaust fan for removing airborne materials
KR100474807B1 (ko) 진공청소기
US20060248866A1 (en) Air decontamination system
WO2014014435A1 (en) Segmented stackable filter assembly for filtering a gas and method of manufacturing same
JP6397232B2 (ja) 有害物質含有塗装材除去システム
DE60307253D1 (de) Beutel für das gebläsesystem eines angetriebenen luftreinigungsbeatmungssystems
CA2457431A1 (en) Assay device for evaluating entrainable substances
JPH0513386Y2 (ja)
US8157896B2 (en) Air filtration system and method
WO2016080022A1 (ja) 扇風機用脱臭具
EP0584160B1 (en) Filter
KR100776563B1 (ko) 완전 밀폐식 자체 순환형 유해물질 안전보관 장치
US20050013711A1 (en) Exhaust fan
JP2006207522A (ja) 扇風機
JP2006297359A (ja) フィルタユニット
JP3071974U (ja) 可搬式有機溶剤等ガス除去装置
GB2588228A (en) A portable extraction system and method
JP2001178802A (ja) 汚染ガス浄化機構付き作業台
JP2001259344A (ja) 可搬式有機溶剤等ガス除去装置
JP2006159086A (ja) 空気質改善方法
JP2003240685A (ja) 化学物質の捕集装置及び化学物質の捕集方法
JPH10263058A (ja) 室内脱臭装置
JP3228409U (ja) 気体脱臭浄化装置
JP3036534B1 (ja) 室内型化学物質除去用空気清浄機